JP4221853B2 - 記憶装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、記憶装置、特に、大容量、かつ、高集積度、少配線を実現する記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、社会インフラ、家電製品の情報化が進み、記憶装置の重要性は、いまさら言うまでもない。特に最近は、情報量が増大し、記憶装置の高集積度化、少配線化が、望まれている。
【0003】
これまでは、記憶装置は、2次元的構造であった。すなわち、第1の配線と第2の配線が、2次元平面で互いに直交する2直線上に形成され、各配線の交点に、記憶素子が形成されていた。このような構造により、例えば、4096ビットの記憶装置を形成する、ひとつの例として、2次元両方向に同一個の記憶素子を配置するならば、ひとつの記憶素子の4096倍の面積と、64本の第1の配線と、64本の第2の配線が、必要とされる。
【0004】
このような記憶装置の高集積度化、少配線化を目的として、記憶装置の3次元構造化が考えられている。初期に考えられた3次元構造は、単に2次元構造を積層したのみである。このような構造により、例えば、4096ビットの記憶装置を形成する、ひとつの例として、3次元全方向に同一個の記憶素子を配置するならば、ひとつの記憶素子の256倍の面積と、256本の第1の配線と、256本の第2の配線が、必要とされる。集積度に関して、2次元的構造の記憶装置よりも、大幅に改善されている。
【0005】
特開昭58-37948では、3次元構造化された記憶装置に対して、配線数を低減する技術が、記載がされている。このような構造により、例えば、4096ビットの記憶装置を形成する、ひとつの例として、3次元全方向に同一個の記憶素子を配置するならば、ひとつの記憶素子の256倍の面積と、16本の第1の配線と、256本の第2の配線が、必要とされる。集積度と配線数に関して、2次元的構造の記憶装置よりも、大幅に改善されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
記憶装置の高集積度化、少配線化を目的として、記憶装置の3次元構造化が考えられた。このような構造により、集積度と配線数に関して、2次元的構造の記憶装置に比較して、大幅な改善が見られた。しかしながら、さらなる少配線化が望まれると、現状の3次元構造の記憶装置では、不十分である。そこで、本発明の目的は、大容量であるにもかかわらず、高集積度、少配線である記憶装置を、実現することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、3次元空間で互いに直交する第1の平面、第2の平面及び第3の平面のうち、各々が前記第1の平面状に形成された複数の第1の配線と、各々が前記第2の平面状に形成された複数の第2の配線と、各々が前記第3の平面状に形成された複数の第3の配線と、前記複数の第1の配線と、前記複数の第2の配線と、前記複数の第3の配線とが互いに交差する交点のそれぞれに形成された複数の記憶素子と、を有し、前記複数の第1の配線は互いに電気的に分離され、前記複数の第2の配線は互いに電気的に分離され、前記複数の第3の配線は互いに電気的に分離され、前記複数の第1の配線と前記複数の第2の配線とは互いに電気的に分離され、前記複数の第2の配線と前記複数の第3の配線とは互いに電気的に分離され、前記複数の第3の配線と前記複数の第1の配線とは互いに電気的に分離されていることを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の発明であって、前記複数の記憶素子の各々が、トランジスタと静電容量で構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の発明であって、前記トランジスタが、第1の電界効果トランジスタと第2の電界効果トランジスタで構成され、前記第1の電界効果トランジスタのゲート端子は、前記複数の第1の配線のうち1つの第1の配線に接続され、前記第2の電界効果トランジスタのゲート端子は、前記複数の第2の配線のうち1つの第2の配線に接続され、前記第1の電界効果トランジスタのソース端子は、前記複数の第3の配線のうち1つの第3の配線に接続され、前記第1の電界効果トランジスタのドレイン端子は、前記第2の電界効果トランジスタのソース端子に接続され、前記第2の電界効果トランジスタのドレイン端子は、前記静電容量の一方の端子に接続されていることを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の発明であって、書込時には、前記複数の第1の配線のうちの1つの第1の配線に選択電位が印加されて、前記第1の電界効果トランジスタがオン状態となり、前記複数の第2の配線のうちの1つの第2の配線に選択電位が印加されて、前記第2の電界効果トランジスタがオン状態となり、前記複数の第3の配線のうちの1つの第3の配線にデータ信号が印加されて、前記第1の電界効果トランジスタと前記第2の電界効果トランジスタを通じて、前記データ信号が前記静電容量に保持され、読出時には、前記1つの第1の配線に選択電位が印加されて、前記第1の電界効果トランジスタがオン状態となり、前記1つの第2の配線に選択電位が印加されて、前記第2の電界効果トランジスタがオン状態となり、前記静電容量に保持された前記データ信号が、前記第1の電界効果トランジスタと前記第2の電界効果トランジスタを通じて、前記1つの第3の配線に取り出されることを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の発明であって、前記薄膜トランジスタが、摂氏600度以下の低温プロセスで形成されることを特徴とする。
(1)請求項1記載の本発明は、第1の配線と第2の配線と第3の配線が、3次元空間で互いに直交する3平面上に形成され、各配線の交点に、記憶素子が形成されていることを特徴とする、記憶装置である。
【0008】
本発明によれば、大容量、かつ、高集積度、少配線である記憶装置を、実現できる。
【0009】
(2)請求項2記載の本発明は、請求項1記載の、記憶装置において、3次元行列で表されるデータD(i,j,k)が、i番目の第1の配線と、j番目の第2の配線と、k番目の第3の配線との交点に形成されている、記憶素子に記憶されることを特徴とする、記憶装置である。
【0010】
本発明によれば、大容量、かつ、高集積度、少配線である記憶装置において、データを記憶素子へ割り当てる方法が与えられる。
【0011】
(3)請求項3記載の本発明は、請求項1記載の記憶装置において、記憶素子が、トランジスタと静電容量で構成されていることを特徴とする、記憶装置である。
【0012】
本発明によれば、大容量、かつ、高集積度、少配線である記憶装置において、データを保持することが、可能となる。
【0013】
(4)請求項4記載の本発明は、請求項2記載の記憶装置において、トランジスタが、第1の電界効果トランジスタと第2の電界効果トランジスタで構成され、第1の電界効果トランジスタのゲート端子は、第1の配線に接続され、第2の電界効果トランジスタのゲート端子は、第2の配線に接続され、第1の電界効果トランジスタのソース端子は、第3の配線に接続され、第1の電界効果トランジスタのドレイン端子は、第2の電界効果トランジスタのソース端子に接続され、第2の効果トランジスタのドレイン端子は、静電容量の一方の端子に接続されていることを特徴とする、記憶装置である。
【0014】
本発明によれば、大容量、かつ、高集積度、少配線である記憶装置において、データを選択することが、可能となる。
【0015】
(5)請求項5記載の本発明は、請求項3記載の記憶装置において、書込時には、第1の配線に選択電位が印加されて、第1の電界効果トランジスタがオン状態となり、第2の配線に選択電位が印加されて、第2の電界効果トランジスタがオン状態となり、第3の配線にデータ信号が印加されて、第1の電界効果トランジスタと第2の電界効果トランジスタを通じて、静電容量に保持され、読出時には、第1の配線に選択電位が印加されて、第1の電界効果トランジスタがオン状態となり、第2の配線に選択電位が印加されて、第2の電界効果トランジスタがオン状態となり、静電容量に保持されたデータ信号が、第1の電界効果トランジスタと第2の電界効果トランジスタを通じて、第3の配線に取り出されることを特徴とする、記憶装置である。
【0016】
本発明によれば、大容量、かつ、高集積度、少配線である記憶装置において、配線に電位を印加することにより、データ選択して、書き込み、読み出しすることが、可能となる。
【0017】
(6)請求項6記載の本発明は、請求項3記載の記憶装置において、トランジスタが、薄膜トランジスタであることを特徴とする、記憶装置である。
【0018】
本発明によれば、大容量、かつ、高集積度、少配線である記憶装置のために、3次元構造を作製することが、可能となる。
【0019】
(7)請求項7記載の本発明は、請求項6記載の記憶装置において、薄膜トランジスタが、摂氏600度以下の低温プロセスで形成されることを特徴とする。
【0020】
本発明によれば、大容量、かつ、高集積度、少配線である記憶装置のために、3次元構造を作製する際に、下層の構造に与えるに熱的な影響を最小限にして、構造を積層してゆくことが、可能となる。
【0021】
(8)請求項8記載の本発明は、請求項3記載の記憶装置において、トランジスタが、剥離基板上に一旦形成されたトランジスタを剥離し、他の基板上に転写することにより形成されたことを特徴とする、記憶装置である。
【0022】
本発明によれば、大容量、かつ、高集積度、少配線である記憶装置のために、3次元構造を作製することが、可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を、説明する。
【0024】
図1は、本実施形態の3配線を示す図、である。11は第1の配線、12は第2の配線、13は第3の配線である。ここでは、第1の配線11はyz平面上に、第2の配線12はzx平面上に、第3の配線13はxy平面上に、形成されている。第1の配線11、第2の配線12、第3の配線13には、適当な位置に穴が空いており、互いに接続することはない。
【0025】
図2は、本実施形態の3配線と記憶素子を示す図、である。21は記憶素子である。
【0026】
請求項1に述べられているように、第1の配線11と第2の配線12と第3の配線13が、3次元空間で互いに直交する3平面上に形成され、各配線の交点に、記憶素子21が形成されている。
【0027】
図3は、本実施形態の記憶装置の全体を示す図、である。図2に示したような、3配線と記憶素子の構造が、3次元方向に繰り返されている。図が複雑になるのを防ぐために、記憶素子は、図示していない。第1の配線11は複数形成され、1番目の第1の配線111、2番目の第1の配線112、3番目の第1の配線113、・・・と並んでいる。第2の配線12、第3の配線13についても、同様である。m番目の第nの配線(m=1,2,3,・・・、および、n=1,2,3)は、それぞれ分離しており、独立な電位を持つことができる。
【0028】
請求項2に述べられているように、3次元行列で表されるデータD(i,j,k)が、i番目の第1の配線と、j番目の第2の配線と、k番目の第3の配線との交点に形成されている、記憶素子に記憶される。
【0029】
本実施形態の集積度、配線数を、従来の技術と比較すると、次のようになる。
【0030】
【表1】
【0031】
ここでは、集積度の評価として、ひとつの記憶素子の何倍の面積が必要かを、列挙している。本実施形態の構造により、例えば、4096ビットの記憶装置を形成する、ひとつの例として、3次元全方向に同一個の記憶素子を配置するならば、ひとつの記憶素子の256倍の面積と、16本の第1の配線と、16本の第2の配線と、16本の第3の配線が必要とされる。集積度と配線数に関して、2次元的構造の記憶装置や、初期の3次元構造の記憶装置や、「特開昭58-37948」に記載の記憶装置よりも、大幅に改善されている。
【0032】
本実施形態により、集積度が改善している理由は、初期の3次元構造の記憶装置や、「特開昭58-37948」に記載の記憶装置と同様に、個々の記憶素子を3次元的に配置しているからである。本実施形態により、配線数が改善している理由は、初期の3次元構造の記憶装置や、「特開昭58-37948」に記載の記憶装置とは異なり、第1の配線と第2の配線と第3の配線を、3次元空間で互いに直交する3平面状に形成しているからである。3次元行列で表されるデータD(i,j,k)を、i番目の第1の配線と、j番目の第2の配線と、k番目の第3の配線で指定するようにすることで、原理的に、配線数の最小化が実現されている。
【0033】
図4は、本実施形態の記憶素子の詳細を示す図、である。31は第1の電界効果トランジスタ、32は第2の電界効果トランジスタ、33は静電容量である。
【0034】
請求項3にあるように、記憶素子21が、トランジスタと静電容量33で構成されている。また、請求項4にあるように、トランジスタが、第1の電界効果トランジスタ31と第2の電界効果トランジスタ32で構成され、第1の電界効果トランジスタ31のゲート端子は、第1の配線11に接続され、第2の電界効果トランジスタ32のゲート端子は、第2の配線21に接続され、第1の電界効果トランジスタ31のソース端子は、第3の配線13に接続され、第1の電界効果トランジスタ31のドレイン端子は、第2の電界効果トランジスタ32のソース端子に接続され、第2の効果トランジスタ32のドレイン端子は、静電容量33の一方の端子に接続されている。
【0035】
図5は、本実施形態の記憶装置の駆動方法を示す図、である。41は第1の配線の電位、42は第2の配線の電位、43は第3の配線の電位、44は静電容量33の電位である。本実施形態では、第1の電界効果トランジスタ31および第2の電界効果トランジスタ32として、n型の電界効果トランジスタを使用しているので、ゲート端子に高電位が印加されたときに、オン状態となる。
【0036】
請求項5にあるように、書込時には、第1の配線11に選択電位が印加されて、第1の電界効果トランジスタ31がオン状態となり、第2の配線21に選択電位が印加されて、第2の電界効果トランジスタ32がオン状態となり、第3の配線13にデータ信号が印加されて、第1の電界効果トランジスタ31と第2の電界効果トランジスタ32を通じて、静電容量33に保持される。また、読出時には、第1の配線11に選択電位が印加されて、第1の電界効果トランジスタ31がオン状態となり、第2の配線12に選択電位が印加されて、第2の電界効果トランジスタ32がオン状態となり、静電容量33に保持されたデータ信号が、第1の電界効果トランジスタ31と第2の電界効果トランジスタ32を通じて、第3の配線13に取り出される。
【0037】
図6は、本実施形態の記憶装置の平面図、である。図7は、本実施形態の記憶装置の断面図(図6のA-A'断面)、である。図4に示したような等価回路が、実現されている。静電容量33の他方の電極は、図6に図示されている第1の配線11に隣接する第1の配線に接続されている。図6や図7に示したような構造が、3次元方向に繰り返されて、記憶装置全体を構成する。
【0038】
図8は、本実施形態の記憶装置の製造方法を示す図、である。本例は、一般に、低温ポリシリコン薄膜トランジスタと呼ばれる、製造方法である。プロセス温度は、摂氏600度を超えない。なお、本実施形態では、薄膜トランジスタは、低温ポリシリコン薄膜トランジスタであるが、個アモルファスシリコン薄膜トランジスタ、高温ポリシリコン薄膜トランジスタ、化合物薄膜トランジスタなど、その他の薄膜トランジスタであっても、本発明の思想は損なわれない。
【0039】
図8(a)に示すように、LPCVD法またはPECVD法などの成膜方法により、アモルファスシリコンを成膜し、エキシマレーザーなどのレーザー照射により、ポリシリコンに結晶化する。続いて、図8(b)に示すように、CH4と酸素の混合ガスを用いた反応性イオンエッチングなどのエッチング方法により、ポリシリコンを縞状にパターニングする。続いて、テトラ・エチル・オルト・シリケート(TEOS)などを原料として、PECVD法などの成膜方法により、SiO2から成るゲート酸化膜を成膜する。続いて、ゲート電極をスパッタ法などの成膜方法により成膜する。続いて、ゲート電極をマスクとしてイオン打込を行い、自己整合的にソース領域およびドレイン領域を形成する。続いて、図8(c)に示すように、ゲート酸化膜と同様の工程により、層間絶縁膜を成膜する。続いて、ゲート酸化膜および層間絶縁膜に、コンタクトホールを開口する。続いて、ゲート電極と同様の工程により、ソース電極を成膜する。最後に、液相プロセスなどにより、SiO2から成る、平坦化膜を成膜する。この平坦化膜を形成する目的は、さらに上層に記憶素子を形成してゆく際に、表面を平坦化することである。薄膜トランジスタを作製する工程としては、これで十分であるが、第1の配線11、第2の配線12、第3の配線13が、3次元空間で互いに直交する3平面上に形成されるように、電極や絶縁膜の成膜やパターニングを、必要なだけ繰り返す。これらの電極や絶縁膜についても、必要に応じて、適当な平坦化処理を施す。
【0040】
本実施形態では、請求項6にあるように、トランジスタが、薄膜トランジスタである。また、請求項7にあるように、薄膜トランジスタが、摂氏600度以下の低温プロセスで形成される。
【0041】
なお、本実施形態の記憶装置の製造方法の他の例として、「特開平10-125929」や「特開平10-125930」に述べられているような剥離方法を、用いることも可能である。すなわち、請求項8にあるように、トランジスタが、剥離基板上に一旦形成されたトランジスタを剥離し、他の基板上に転写することにより形成される。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数の配線を互いに直交する3平面上に形成し、各配線の交点に記憶素子を設けるようにしたので、容量を大きくし、集積度を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の3配線を示す図、である。
【図2】本実施形態の3配線と記憶素子を示す図、である。
【図3】本実施形態の記憶装置の全体を示す図、である。
【図4】本実施形態の記憶素子の詳細を示す図、である。
【図5】本実施形態の記憶装置の駆動方法を示す図、である。
【図6】本実施形態の記憶装置の平面図、である。
【図7】本実施形態の記憶装置の断面図、である。
【図8】本実施形態の記憶装置の製造方法を示す図、である。
【符号の説明】
11 第1の配線
111 1番目の第1の配線
112 2番目の第1の配線
113 3番目の第1の配線
12 第2の配線
121 1番目の第2の配線
122 2番目の第2の配線
123 3番目の第2の配線
13 第3の配線
131 1番目の第3の配線
132 2番目の第3の配線
133 3番目の第3の配線
21 記憶素子
31 第1の電界効果トランジスタ
32 第2の電界効果トランジスタ
33 静電容量
41 第1の配線の電位
42 第2の配線の電位
43 第3の配線の電位
44 静電容量の電位
Claims (6)
- 3次元空間で互いに直交する第1の平面、第2の平面及び第3の平面のうち、
各々が前記第1の平面状に形成された複数の第1の配線と、
各々が前記第2の平面状に形成された複数の第2の配線と、
各々が前記第3の平面状に形成された複数の第3の配線と、
前記複数の第1の配線と、前記複数の第2の配線と、前記複数の第3の配線とが互いに交差する交点のそれぞれに形成された複数の記憶素子と、を有し、
前記複数の第1の配線は互いに電気的に分離され、前記複数の第2の配線は互いに電気的に分離され、前記複数の第3の配線は互いに電気的に分離され、前記複数の第1の配線と前記複数の第2の配線とは互いに電気的に分離され、前記複数の第2の配線と前記複数の第3の配線とは互いに電気的に分離され、前記複数の第3の配線と前記複数の第1の配線とは互いに電気的に分離されていることを特徴とする記憶装置。 - 前記複数の記憶素子の各々が、トランジスタと静電容量で構成されていることを特徴とする、請求項1記載の記憶装置。
- 前記トランジスタが、第1の電界効果トランジスタと第2の電界効果トランジスタで構成され、前記第1の電界効果トランジスタのゲート端子は、前記複数の第1の配線のうち1つの第1の配線に接続され、前記第2の電界効果トランジスタのゲート端子は、前記複数の第2の配線のうち1つの第2の配線に接続され、
前記第1の電界効果トランジスタのソース端子は、前記複数の第3の配線のうち1つの第3の配線に接続され、前記第1の電界効果トランジスタのドレイン端子は、前記第2の電界効果トランジスタのソース端子に接続され、前記第2の電界効果トランジスタのドレイン端子は、前記静電容量の一方の端子に接続されていることを特徴とする、請求項2記載の記憶装置。 - 書込時には、前記複数の第1の配線のうちの1つの第1の配線に選択電位が印加されて、前記第1の電界効果トランジスタがオン状態となり、前記複数の第2の配線のうちの1つの第2の配線に選択電位が印加されて、前記第2の電界効果トランジスタがオン状態となり、前記複数の第3の配線のうちの1つの第3の配線にデータ信号が印加されて、前記第1の電界効果トランジスタと前記第2の電界効果トランジスタを通じて、前記データ信号が前記静電容量に保持され、
読出時には、前記1つの第1の配線に選択電位が印加されて、前記第1の電界効果トランジスタがオン状態となり、前記1つの第2の配線に選択電位が印加されて、前記第2の電界効果トランジスタがオン状態となり、前記静電容量に保持された前記データ信号が、前記第1の電界効果トランジスタと前記第2の電界効果トランジスタを通じて、前記1つの第3の配線に取り出されることを特徴とする、請求項3記載の記憶装置。 - 前記トランジスタが、薄膜トランジスタであることを特徴とする、請求項2乃至4のうちいずれか一項に記載の記憶装置。
- 前記薄膜トランジスタが、摂氏600度以下の低温プロセスで形成されることを特徴とする、請求項5記載の記憶装置。
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