JP4221764B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ダイナミックランダムアクセスメモリ(以下、DRAMと称する。)に関し、特に、読取り、書き込みのような動作のための制御信号がクロックパルスに同期するシンクロナスDRAMに関する。
【0002】
【従来の技術】
高速動作が可能なDRAMにシンクロナスDRAM(以下、SDRAMと称する。)がある。このようなSDRAMの1つとして、1994年、IEEEから発行された「1994 Symposium on VLSI Circuits Digest of Techinical Papers」、第81〜82頁に開示されたアドレス・インクリメント・パイプライン・スキーム方式のSDRAMがある。
【0003】
この従来のパイプライン・スキーム方式のSDRAMでは、第1ステージで、コラムアドレス信号がラッチされ、第2ステージで、コラムアドレス信号を受けるメモリアレイからの読取りデータがラッチされ、引き続く第3ステージで、読み取りデータが、外部クロックをトリガとして動作する出力バッファを経て、出力される。
【0004】
このようなパイプライン処理では、各ステージを均等なクロックパルス数に振り分ける必要があり、高速動作の達成のためにはクロック周波数を引き上げることが考えられる。ところが、最も長い処理時間を必要とする第1ステージの動作がクロック周波数の引き上げの妨げとなる。そのため、前記したスキーム方式では、高速動作の達成のために、メモリアレイを2つのアレイに分割し、この分割された2つの分割アレイのために第1ステージを2つのブロックに分割する。第1ステージの分割された各ブロックでは、高速動作のために、それぞれのブロックに対応する分割アレイからデータ読取りが並列的に処理される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記した従来のSDRAMでは、基本的には、コラムアドレス信号のラッチ、すなわちメモリアレイへのアドレス信号の入力から、これに引き続く、最も長い処理時間を必要とするメモリアレイからのデータの読取りまでの時間管理が、クロックに同期して行われている。
そのため、メモリアレイへのアドレス信号の入力から、メモリアレイからのデータの読取りまでの処理時間の長短に柔軟性を与えることができない。
【0006】
このことから、従来の前記SDRAMでは、例えばマスタクロックの周波数が125MHz(クロックサイクルが8ns)に設定されていると、第1ステージでの処理が、たとえそのクロックサイクル以下で処理されていても、125MHz以上の高速動作を得ることはできない。
また、125MHz以上の高速動作を図るべくマスタクロックの周波数を高めると、メモリアレイでの作業内容によっては、第1ステージでの正常な動作が不可能になるおそれがある。
【0007】
そこで、本発明の目的は、動作不能に陥ることなく正常な高速動作処理が可能なSDRAMを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、メモリアレイのためのアドレス信号の入力からメモリアレイからのデータの読取りまでの処理時間がクロックに拘束されることのない、柔軟性に優れたSDRAMを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以上の点を解決するために、次の構成を採用する。
〈構成〉
本発明に係る半導体記憶装置は、クロックパルスに同期するアドレス制御信号に応じて起生される列アドレス選択信号を受け、該列アドレス選択信号に対応するアドレスのメモリセルに格納されたデータを出力するメモリアレイと、該メモリアレイから出力されたデータ信号を読み取るためのデータ読取り回路と、前記列アドレス選択信号に基づいて起生される遅延信号を受け、前記メモリアレイからの前記データ信号を前記データ読取り回路が読み取るべく該データ読取り回路を活性化させるための活性化信号を起生する活性化信号発生回路と、前記データ読取り回路からのデータ信号を前記クロックパルスに同期する出力イネーブル信号の入力に応じて出力するデータ出力回路とを含む半導体記憶装置であって、前記活性化信号発生回路は、データ書き込み制御信号を受信すると前記活性化信号の出力を停止し、前記活性化信号発生回路および前記データ出力回路に関連して、前記データ出力回路からのデータ出力に前記アドレス制御信号から所定のクロックパルス数の遅れを与えるためのレイテンシー信号を起生するレイテンシー設定回路が設けられ、前記レイテンシー設定回路には、レイテンシー1、レイテンシイー2およびレイテンシー3の3種類のレイテンシイーが選択的に設定可能であり、前記レイテンシー設定回路は、レイテンシー1およびレイテンシー2では、零クロックパルスおよび1クロックパルスの遅れを与えるためのレイテンシー信号を前記データ出力回路に前記イネーブル信号としてそれぞれ送出し、レイテンシー3では、2クロックパルスの遅れを与えるためのレイテンシー信号を、前記イネーブル信号として前記データ出力回路に送出し、前記データ出力回路はイネーブル信号を受けるごとに初期設定値としてその入力端子に所定の電圧値を出力し、前記活性化信号発生回路は前記レイテンシー設定回路からレイテンシー3のレイテンシー信号を受けない限り前記データ読取り回路からのデータ出力を時間遅れを生じることなく前記データ出力回路にスルーさせるようにデータ伝送制御回路を動作させることを特徴とする。
【0009】
〈作用〉
本発明に係る前記半導体記憶装置では、メモリアレイへの列アドレス選択信号は、クロックパルスに同期するアドレス制御信号に応じて、クロックパルスに同期的に入力される。列アドレス選択信号に対応したメモリセルの出力データを読み取るデータ読取り回路は、活性化信号発生回路からの活性化信号を受けて、活性化されることにより、メモリアレイからの出力データを読み取る。
【0010】
データ読取り回路を活性化する活性化信号は、クロックパルスに同期する制御信号および制御信号により応じて起成される列アドレス選択信号に対応して生成されることはなく、この列アドレス選択信号に対して所定の時間遅れを与えられた遅延信号に応じて生成される。
そのため、メモリアレイからのデータを読み取る読取り回路の活性化は、クロックに同期的に制御されることはなく、メモリアレイへの列アドレス選択信号の入力後、所定の時間遅れをもって、非同期的に行われる。
【0011】
従って、メモリアレイへの列アドレス選択信号の入力から、メモリアレイからのデータの読取りまでの処理時間がクロックに拘束されることはなく、この処理時間をクロック周波数から独立して設定することができ、システムの動作に柔軟性を与えることができる。
また、データ読取り回路の動作を非同期とすることにより、このデータ読取り回路のデータ読取り動作とは無関係にクロック周波数の増大を図ることができることから、高速動作を得る上で、有利となる。
【0012】
活性化信号発生回路を起成するための遅延信号は、列アドレス選択信号を遅延回路に入力することにより、得ることができる。
また、データ読取り回路に、活性化信号を受けるとメモリアレイから出力されるデータ信号を読み取り、当該データ信号を引き続く活性化信号を受けるまで、その出力を保持するラッチ機能を与えることができる。
【0013】
データ読取り回路とデータ出力回路との間に、前記データ読取り回路から出力されたデータ信号の前記データ出力回路への伝送を制御するためのデータ伝送制御回路を挿入することができる。
また、前記活性化信号発生回路および前記データ出力回路に関連して、前記データ出力回路からのデータ出力に前記アドレス制御信号から所定のクロックパルス数の遅れを与えるための従来よく知られたレイテンシー信号を起生するレイテンシー設定回路を設けることができる。
【0015】
レイテンシー設定回路は、レイテンシー1、レイテンシイー2およびレイテンシー3の3種類のレイテンシイーを選択的に設定可能とすることができる。前記レイテンシー設定回路は、レイテンシー1およびレイテンシー2では、零クロックパルスおよび1クロックパルスの遅れを与えるためのレイテンシー信号を前記データ出力回路に前記イネーブル信号としてそれぞれ送出し、レイテンシー3では、2クロックパルスの遅れを与えるためのレイテンシー信号を、前記イネーブル信号として前記データ出力回路に送出することができる。
【0016】
また、データ出力回路はイネーブル信号を受けるごとに初期設定値としてその入力端子に所定の電圧値を出力し、前記活性化信号発生回路は前記レイテンシー設定回路からレイテンシー3のレイテンシー信号を受けない限り前記データ読取り回路からのデータ出力を時間遅れを生じることなく前記データ出力回路にスルーさせるようにデータ伝送制御回路を動作させることができる。
【0017】
前記メモリアレイは、複数のビット線および複数のワード線を有するメモリアレイを用いることができる。このとき、前記アドレス制御信号として、コラムデコーダに送出されるCAS信号を使用することができ、前記コラムデコーダから前記メモリアレイに列アドレス選択信号を送出する。
【0018】
メモリアレイとして、前記選択信号を受けて該選択信号に対応するメモリセルのビット線およびこれと対をなすビット線から互いに相補的な一対のデータ信号を前記データ読取り回路に出力するメモリアレイを用いることができる。
【0019】
データ読取り回路を、差動増幅機能を有するリードアンプに、前記したラッチ機能を組み込んで構成することができる。リードアンプは、これに入力される前記一対のデータ信号をそれらの電圧差に基づいて、それぞれが所定値に増幅された一対の相補信号を出力する。
【0020】
また、前記データ伝送制御回路を、それぞれが一対の入力端子を有する一対のNOR回路を備える論理回路で構成することができる。一対のNOR回路のそれぞれの一方の入力端子にデータ読取り回路からの前記一対の相補信号が入力し、それぞれの他方の入力端子に前記活性化信号発生回路からの活性化信号がそれぞれ入力し、それぞれの出力信号が前記データ出力回路に入力する。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施の形態について詳細に説明する。
〈具体例〉
図1は、本発明に係る半導体記憶装置10を示すブロック図である。
半導体記憶装置10は、ダイナミック形のメモリアレイ11と、該メモリアレの一対のデータ出力線12(12aおよび12b)に接続されたデータ読取り回路13と、該データ読取り回路を活性化するための活性化信号を起生する活性化信号発生回路14と、データ読取り回路13からのデータ出力を受けて、そのデータ出力をマスタクロックパルス(CLK)に同期的に出力するデータ出力回路15とを含む。
【0022】
メモリアレイ11は、従来よく知られているように、データを電荷の有無として記憶するためのメモリキャパシタ16aおよび該キャパシタに直列的に接続されたスイッチングトランジスタ16bからなるダイナミック形の多数のメモリセル16と、該メモリセルに接続され、相互にマトリクス状に配置された多数のビット線17(17aおよび17b)およびワード線18とを備えるダイナミック形メモリアレイである。
【0023】
メモリアレイ11には、メモリセル16へのデータの書き込みまたは読み出し時に、対象となるメモリセル16を選択するために、ビット線すなわちデータ線17に関連して列(カラム)デコーダ19が設けられ、またワード線18に関連して行デコーダ20が設けられている。
【0024】
メモリセル16の選択時には、行デコーダ20がクロックパルスに同期する制御信号の1つであるアドレス制御信号のうち、RAS(Row Address Strobe)信号を例えば中央処理装置(図示せず)から受けると、行を選択するアドレス信号が行デコーダ20を経て、メモリアレイ11に入力される。この行選択アドレス信号によって、従来よく知られているように、対応するワード線18が選択される。このワード線18への行アドレス選択信号の入力経路は、アドレスマルチプレックスでは、従来におけると同様に、後述する列アドレス選択信号と一部を共用されることから、図面の簡素化および説明の簡素化のために省略されている。
【0025】
行デコーダ20により、RAS信号に応じて、行選択アドレス信号に対応するワード線18が選択されると、引き続いて、クロックパルスに同期するCAS(Column Address Strobe )信号が列デコーダ19に入力する。
【0026】
列デコーダ19には、アドレス信号入力経路として、ビット数に応じた、複数のアドレス入力パッド21、入力バッファ22および入力ラッチ回路23が設けられ、さらに、各ビット情報の集合により、所定の列アドレス選択信号(COLSEL)を形成するプレデコーダ24が設けられている。
列デコーダ19が、ストローブ信号であるCAS信号を受けると、プレデコーダ24で形成された列アドレス選択信号(COLSEL)をメモリアレイ11に送る。
【0027】
メモリアレイ11が列デコーダ19から列アドレス選択信号(COLSEL)を受けると、従来よく知られているように、対応するビット線17aおよびこれと対をなすビット線17bが、スイッチングトランジスタ25により、データ出力線12aおよび12bにそれぞれ接続される。
【0028】
データの読取りでは、一対のビット線17aおよび17bに、相補信号を得るために、該一対のビット線には、従来よく知られているように、予め駆動電圧の約1/2の読取り電圧が印加される。その後、列アドレス信号で特定される一方のビット線17aに設けられたメモリセル16aのスイッチングトランジスタ16bがオンする。
【0029】
そのため、このメモリキャパシタ16aに蓄積された電荷の有無によって、該メモリキャパシタ16aが接続された一方のビット線17aと、メモリキャパシタ16aのスイッチングトランジスタ16bがオフ状態におかれた、対をなす他方のビット線17bとの間に、電位差が生じる。
【0030】
この電位差は、データ出力線12aおよび12bを経て、ラッチ機能を有するデータ読取り回路13により読み取られるが、データ読取り回路13の読取り動作は、データ出力線12のデータの安定を待って、行われる。
【0031】
本発明に係る半導体記憶装置10では、データ読取り回路13の読取り動作は、前記したクロックパルスに同期した制御信号の制御を受けることはなく、活性化信号発生回路14に供給される遅延信号(DYSEL)により制御を受ける。
【0032】
この遅延信号(DYSEL )を起生するために、活性化信号発生回路14には、例えば従来よく知られた遅延線またはバッファ回路からなる遅延回路26が接続されている。
遅延回路26には、列デコーダ19からの列アドレス選択信号(COLSEL)が入力する。このアドレス選択信号(COLSEL)は、遅延回路26を経ることより、メモリアレイ11への列アドレス選択信号(COLSEL)の入力から、所定の時間遅れを持つ遅延信号(DYSEL )が生成される。
【0033】
遅延回路26により生成された遅延信号(DYSEL)は、活性化信号発生回路14に入力される。遅延信号(DYSEL)を受ける活性化信号発生回路14は、基本的には、遅延信号(DYSEL)を受けると、データ読取り回路13に活性化信号(RMA)を送る。データ読取り回路13は、活性化信号(RMA)を受けると、活性化され、この活性化により、データ出力線12(12aおよび12b)からのデータを読み込む。
【0034】
データ読取り回路13は、差動増幅機能を有するリードアンプで構成することができる。データ読取り回路13は、そのデータ読み込み動作により、両データ出力線12aおよび12bの差動電圧に基づいて、選択されたデータ出力線12aの電圧を所定の、例えばTTL電圧値に増幅し、そのデータおよびこれと相補的なデータ「L」および「H」を、その出力線13aおよび13bに出力する。また、データ読取り回路13はラッチ機能を有することから、その出力線13aおよび13bのデータは、活性化信号発生回路14から引き続く活性化信号(RMA )を受けるまで、保持される。
【0035】
データ読取り回路13の出力線13aおよび13bは、データ伝送制御回路27を経て、データ出力回路15に接続されている。
データ伝送制御回路27は、それぞれが一対の入力端子を有する一対のNOR回路28aおよび28bを備える。
各NOR回路28aおよび28bの一方の入力端には、データ読取り回路13の出力線13aおよび13bがぞれぞれ接続されている。また、NOR回路28aおよび28bのそれぞれの他方の入力端子には、後述するレイテンシーに関連してデータ伝送制御回路27を断続するための駆動イネーブル信号(DRVENB)がインバータ29を経て、入力する。
【0036】
各NOR回路28aおよび28bの出力端は、それぞれデータ出力回路15の入力端に接続されたMOSトランジスタ30aおよび30bのゲートに接続されている。駆動イネーブル信号(DRVENB)は、後述するタイミングチャートに示されるとおり、通常は「L」状態におかれ、インバータ29により、反転してNOR回路28aおよび28bに入力される。
そのため、駆動イネーブル信号(DRVENB)が「L」の状態では、データ読取り回路13の出力線13aおよび13bの値に拘わらず、両MOSトランジスタ30aおよび30bがオフ状態におかれる。従って、この状態では、出力線13aおよび13bのデータがデータ出力回路15に入力されることはない。
【0037】
他方、駆動イネーブル信号(DRVENB)が「H」の状態になると、NOR回路28aおよび28bの、インバータ29が接続された各一方の入力端電圧が「L」の状態になる。このため、データ読取り回路13の出力線13aおよび13bのうち、「L」の状態にある出力線13aまたは13bの入力を受けるいずれか一方のNOR回路28aおよび28bに接続されたMOSトランジスタ30aまたは30bが、導通状態におかれることにより、データ出力線12のデータがデータ出力回路15の入力端に伝えられる。
【0038】
データ出力回路15は、プリセット状態で、両入力端子を所定の駆動電圧値に保持するデータ出力用バッファ回路からなる。データ出力回路15は、そのトリガ端子に出力イネーブル信号(OUTEN )を受けると、入力端子(RBD)の入力を出力信号(DQ)として出力する。
【0039】
すなわち、データ読取り回路13は、活性化信号発生回路14からクロックパルスに非同期的に発せられる活性化信号(RMA )を受けて、データ出力線12aおよび12bの相補データをデータ伝送制御回路27に出力する。このデータ伝送制御回路27は、データ読取り回路13からの相補データを、駆動イネーブル信号(DRVENB)の「H」により、データ出力回路15の入力端に伝える。
【0040】
データ出力回路15の両入力端子のうち、選択されたメモリセル16に対応する例えばデータ出力線12aのデータに対応した読取りデータが、対応する入力端子(RBD)に伝えられる。このデータ出力回路15は、出力イネーブル信号(OUTEN )を受けると、その入力端子(RBD)に入力される読取りデータを出力信号(QD)として出力する。
【0041】
また、データ(QD)の出力状態では、データ出力回路15の一対の入力端子は、相補信号が入力した状態におかれ、プリセット状態が解除されている。
プリセット状態では、前記したとおり、データ出力回路15の両入力端子は、駆動電圧値すなわち「H」に保持され、プリセット状態では、NAND31およびインバータ32を経て活性化信号発生回路14に帰還するリセット信号(RDBLOW)は、「H」に保持されている。
【0042】
しかし、このプリセット状態の解除により、活性化信号発生回路14に帰還されるリセット信号(RDBLOW)は「L」となる。このため、引き続くデータ読取り回路13からのデータの出力のために、駆動イネーブル信号(DRVENB)が「L」に戻され、これによりデータ伝送制御回路27がデータ読取り回路13とデータ出力回路15とを遮断状態におく。また、データ出力回路15が再びプリセット状態におかれる。
【0043】
従って、メモリアレイからのデータを読み取る読取り回路の活性化は、クロックに同期的に制御されることはなく、メモリアレイへのアドレス信号の入力後、所定の時間遅れをもって、非同期的に行われる。
そのため、メモリアレイ11へのアドレス選択信号(COLSEL)の入力から、メモリアレイ11からのデータの読取りまでの処理時間が、クロックパルスに拘束されることがないことから、遅延回路26の設定により、この処理時間をクロック周波数から独立して設定することができ、システムの動作に柔軟性を与えることができる。
また、データ読取り回路の動作を非同期とすることにより、このデータ読取り回路のデータ読取り動作とは無関係にクロック周波数の増大を図ることができる。
【0044】
さらに、図1に示す例では、高速化の促進のために有利なレイテンシー設定回路33およびレイテンシー制御回路34が活性化信号発生回路14に関連して、設けられている。
【0045】
レイテンシー設定回路33は、従来よく知られているように、その設定により、アドレス制御信号であるCAS信号からクロックパルスの遅れのないCASレイテンシー1のレイテンシー信号、CAS信号から1つのクロックパルスの遅れをもつCASレイテンシー2のレイテンシー信号およびCAS信号から2つのクロックパルスの遅れをもつCASレイテンシー3のレイテンシー信号を選択可能に設定できる。
【0046】
レイテンシー設定回路33で、例えばCASレイテンシー1が設定されると、CAS信号にクロックパルスの遅れを生じないタイミングで、データ出力回路15の前記トリガ入力端子に出力イネーブル信号(OUTEN )が入力する。
また、CASレイテンシー2が設定されると、CAS信号に1クロックパルスの遅れを生じるタイミングで、データ出力回路15の前記トリガ入力端子に出力イネーブル信号(OUTEN )が入力する。
また、CASレイテンシー3が設定されると、CAS信号に2クロックパルスの遅れを生じるタイミングで、データ出力回路15の前記トリガ入力端子に出力イネーブル信号(OUTEN )が入力する。
その結果、従来のレイテンシー設定におけると同様に、データ出力回路15からの出力(QD)に適正なCASレイテンシーを設定することができ、これにより高速読み出しを可能とすることができる。
【0047】
CASレイテンシー1および2では、データ読取り回路13からの出力がデータ出力回路15に入力端子に重複することはないが、CASレイテンシー3では、データ読取り回路13からの引き続くデータがデータ出力回路15の入力端に重複するおそれが生じる。
【0048】
このデータの重複を確実に防止するために、レイテンシー設定回路33には、レイテンシー3の設定に関して、活性化信号発生回路14の動作を制御するためのレイテンシー制御回路34が設けられている。
【0049】
図2は、レイテンシー制御回路34が接続される活性化信号発生回路14の一具体例を示す回路図であり、図3はレイテンシー制御回路34の一具体例を示す回路図である。
【0050】
活性化信号発生回路14は、図2に示されているように、4つ入力端子35〜38を備える。入力端子35は、遅延回路26からの遅延信号(DYSEL )を受ける。遅延信号(DYSEL )は、インバータ39、40および41を経て、NAND42の一方の入力端子に入力され、またNAND42の他方の入力端子に入力されている。インバータ39〜41は、遅延素子として機能し、NAND42の出力は、インバータ43を経てNAND44の一方の入力端に入力される。NAND44の出力端は、2つのNAND45および46により構成されるFF(フリップフロップ)ラッチ回路47に接続されており、このラッチ回路47の出力端子48には、入力端子35への遅延信号(DYSEL )の入力によって、活性化信号(RMA )が出力される。
【0051】
また、入力端子35に入力する遅延信号(DYSEL )は、2つのNAND48および49により構成されるFFラッチ回路50の一方の入力端に入力される。このFFラッチ回路50の他方の入力端子には、入力端子36に入力する前記中央制御装置からのデータ書き込み制御信号WE(L)が、インバータ51を経て、入力する。
FFラッチ回路50の出力は、インバータ52を経て、NAND44の他方の入力端に入力されている。
【0052】
そのため、入力端子36に書き込み制御信号WE(L)を受けない限り(書き込み制御信号が「H」である限り)、入力端子35に遅延信号(DYSEL )を受けると、ラッチ回路47の出力端子48からデータ読取り回路13に活性化信号(RMA )が出力される。
他方、入力端子35にたとえ遅延信号(DYSEL )が入力しても、入力端子36に書き込み制御信号WE(L)を受けると、ラッチ回路47の出力端子48からの活性化信号(RMA )の出力が阻止され、データ読取り回路13の活性化が阻止される。これにより、書き込み動作時のデータ読取り回路13の誤動作が防止される。
【0053】
活性化信号発生回路14の入力端子37には、レイテンシー制御回路34からの通常は「L」の駆動信号(DRVENi)を受ける。この駆動信号(DRVENi)は、インバータ53を経て、ラッチ回路47を構成するNAND46の一方の入力端子信号と共に、NAND54の入力端子に入力されている。
【0054】
また、前記入力端子38には、図1に示したインバータ32を経るリセット信号(RDBLOW)が入力し、データ出力回路15のプリセット状態では「H」に保持されるリセット信号(RDBLOW)がインバータ55および56を経て、NAND54の他の入力端子に入力する。
活性化信号(RMA )、駆動信号(DRVENi)の反転信号およびリセット信号(RDBLOW)を受けるNAND54の出力は、入力端子38に入力するリセット信号(RDBLOW)と共に、2つのNAND58および59によって構成されるFFラッチ回路60に入力する。
【0055】
ラッチ回路60の出力は、出力端子61を経て、図1に示したデータ伝送制御回路27のインバータ29に駆動イネーブル信号(DRVENB)として出力される。また、ラッチ回路60の出力は、NAND62を経て、ラッチ回路47のNAND46の入力端子に入力されている。
【0056】
この出力端子61の駆動イネーブル信号(DRVENB)は、入力端子37の駆動信号(DRVENi)が「L」に保持され、しかも入力端子38のリセット信号(RDBLOW)が「H」に保持されている限り、出力端子48の活性化信号(RMA )に応じて、データ伝送制御回路27を実質的に導通させる。これにより、データ読取り回路13の出力は、時間遅れを与えられることなく、逐次データ出力回路15の入力端子に伝えられる。
【0057】
他方、出力端子48から活性化信号(RMA )が出力されていても、入力端子37の駆動信号(DRVENi)が「H」の状態になれば、またはリセット信号(RDBLOW)が「L」の状態になければ、データ伝送制御回路27がデータ読取り回路13とデータ出力回路15との導通を遮断する。従って、駆動信号(DRVENi)の「L」および「L」の状態、またはリセット信号(RDBLOW)の「H」および「L」の状態に応じて、データ伝送制御回路27を経るデータ読取り回路13からのデータ出力回路15への出力伝達を制御することができる。
駆動信号(DRVENi)およびリセット信号(RDBLOW)のうち、リセット信号(RDBLOW)が「L」となるのはデータ出力回路15の非プリセット状態であり、この非プリセット状態では、データ出力回路15が遮断される。
【0058】
次に、駆動信号(DRVENi)の「H」、「L」状態をレイテンシー制御回路34を示す図3に沿って説明するに、レイテンシー制御回路34の一方の入力端子63には、レイテンシー設定回路33でレイテンシー3が設定されたときのみ「H」に保持され、レイテンシー1または2では、「L」に保持されるレイテンシー信号(LAT3)がレイテンシー設定回路33から入力する。また、他方の入力端子64には、マスタクロックパルス(CLK)の2倍サイクルを示す補助クロックパルス(SUBCLK)が入力する。
【0059】
両入力端子63および64の入力信号は、NAND65に入力され、その出力は、インバータ66から出力端子67を経て、活性化信号発生回路14の入力端子37に駆動信号(DRVENi)として入力される。
レイテンシー設定回路33で、CASレイテンシー(CL)が1または2が設定されている限り、入力端子63の入力信号(LAT3)は「L」に保持されることから、入力端子64の入力信号(SUBCLK)に拘わらず、駆動信号(DRVENi)は、「L」に保持される。
【0060】
従って、レイテンシーが1または2(CL=1またはCL=2)では、駆動信号(DRVENi)によって活性化信号発生回路14の出力端子61から起生する駆動イネーブル信号(DRVENB)が影響を受けることがないことから、リセット信号(RDBLOW)によってデータ伝送制御回路27の動作が制御を受ける。
【0061】
他方、レイテンシー設定回路33で、CASレイテンシー3(CL=3)が設定されると、入力端子63の入力信号(LAT3)は「H」に保持される。そのため、マスタクロック(CLK)の2倍のサイクルを有する入力信号(SUBCLK)が駆動信号(DRVENi)として、活性化信号発生回路14の入力端子37に入力する。
【0062】
その結果、レイテンシー3(CL=3)の設定では、活性化信号発生回路14からデータ伝送制御回路27に出力される駆動イネーブル信号(DRVENB)は、マスタクロックの2倍のサイクルの補助クロック(SUBCLK)となることから、データ伝送制御回路27は、マスタクロック(CLK)の2倍のサイクルの補助クロックに応じて、すなわちマスタクロック(CLK)の2クロックパルス分の遅れをもって、データ読取り回路13とデータ出力回路15との断続を制御することとなる。
【0063】
従って、CASレイテンシー3(CL=3)では、データ読取り回路13とデータ出力回路15との断続が、設定されたCASレイテンシーの値に応じた適正な遅れを与えられることから、データ読取り回路13からの出力データが誤って先の出力データに重複してデータ出力回路15に送られることはなく、この出力データの重複による誤動作を確実に防止することができる。
【0064】
図4は、CASレイテンシーが1〜3(CL=1〜3)でのそれぞれの制御信号および出力データ等のタイミングチャートである。
CASレイテンシー1(CL=1)では、列アドレス選択信号(COLSEL)選択信号により得られた遅延信号(DYSEL )が、図2に示した活性化信号発生回路14のNAND42に達すると、インバータ43にショットパルス「L」が入力し、これによりNAND44の出力が「L」になることから、ラッチ回路47の出力端子48から出力される活性化信号(RMA )が「H」になる。
【0065】
CASレイテンシー1では、前記したとおり、活性化信号発生回路14の入力端子37に入力する駆動信号(DRVENi)が「L」に保持されている。また、入力端子38に入力するリセット信号(RDBLOW)は、データ出力回路15がプリセット状態におかれていることから、「H」に保持される。そのため、NAND54の出力は、活性化信号(RMA )が「H」に変化したことを受けて、「L」に変化する。
【0066】
その結果、ラッチ回路60の出力端子61すなわち駆動イネーブル信号(DRVENB)は、「H」となる。この駆動イネーブル信号(DRVENB)の変化により、データ伝送制御回路27がデータ読取り回路13とデータ出力回路15とを接続することにより、データ読取り回路13の両出力線13aおよび13bのデータは、データ出力回路15の入力端RBDおよびこれと相補的入力端子RBDrev に転送される。
【0067】
このデータ転送により、前記したとおり、リセット信号(RDBLOW)が「L」になることから、活性化信号発生回路14のラッチ回路47およびラッチ回路60がリセットされる。両ラッチ回路47および60のリセットにより、出力端子48の活性化信号(RMA )が「L」に保持され、また駆動イネーブル信号(DRVENB)が「L」に保持される。
【0068】
このCASレイテンシー1では、レイテンシー設定回路33からデータ出力回路15のトリガ入力信号となる出力イネーブル信号(QUTEN )を受ける。この出力イネーブル信号(QUTEN )は、CAS信号に同期して、マスタクロックCLKからの遅れを持つことな立ち上がっていることから、データ出力回路15は、CAS信号からの遅れを示すことなく、出力データDQを出力する。
図4に示す例では、出力データDQは、いずれも4バースト長として、示されている。
【0069】
CASレイテンシー2(CL=2)では、データ出力回路15がトリガ入力信号として、レイテンシー設定回路33から出力イネーブル信号(QUTEN )を受けるまでは、CASレイテンシー1におけると同様である。
レイテンシー1と異なる点は、レイテンシー設定回路33からの出力イネーブル信号(OUTEN )がマスタクロックパルス(CLK)の1クロックパルス分の遅れをもって入力する。
この1クロックパルス分の遅れにより、CAS信号から1クロック分の遅れで、データ出力回路15から出力データDQが出力される。
【0070】
また、CASレイテンシー3(CL=3)では、レイテンシー2について説明したと同様に、レイテンシー設定回路33からの出力イネーブル信号(OUTEN )がマスタクロックパルス(CLK)の2クロックパルス分の遅れをもって入力することから、CAS信号から2クロック分の遅れで、データ出力回路15から出力データDQが出力される。
【0071】
さらに、CASレイテンシー3では、前記したとおり、データ読取り回路13とデータ出力回路15との断続が、設定されたCASレイテンシー3に応じた適正な遅れを与えられることから、データ読取り回路13からの出力データが誤って先の出力データに重複してデータ出力回路15に送られることはなく、この出力データの重複による誤動作を確実に防止することができる。
【0072】
本発明に係る前記半導体記憶装置10では、前記したように、メモリアレイ11への列アドレス選択信号(COLSEL)の入力から、メモリアレイ11からのデータの読取りまでの処理時間、すなわちデータ読取り回路13の活性化間での処理時間がクロックに拘束されることはなく、この処理時間をクロック周波数から独立して設定することができることから、システムの動作に柔軟性を与えることができる。
【0073】
このため、半導体記憶装置10によれば、例えば、125MHz(8nsサイクル)の例では、カラムイネーブル信号からリードデータラッチに至る第1ステージから第2ステージまでを16nsサイクルで実行することが可能となる。
【0074】
前記したところでは、駆動イネーブル信号(DRVENB)および活性化信号(RMA )のリセット信号として、データ出力回路15の入力端子電圧の変化に関連して変化するリセット信号(RDBLOW)を用いたが、このリセット信号として、所定の周期を有するショットパルスを採用することができる。
また、本発明をパイプライン処理にも適宜適用することができ、これにより一層の高速処理が可能となる。
【0075】
【発明の効果】
本発明に係る半導体記憶装置では、前記したように、データ読取り回路を活性化する活性化信号は、アドレス信号に対して所定の時間遅れを与えられた遅延信号に応じて生成されることから、メモリアレイからのデータを読み取る読取り回路の活性化は、クロックに同期的に制御されることはなく、メモリアレイへのアドレス信号の入力後、所定の時間遅れをもって、非同期的に行われる。
【0076】
従って、本発明によれば、メモリアレイへのアドレス信号の入力から、メモリアレイからのデータの読取りまでの処理時間がクロックに拘束されることはなく、この処理時間をクロック周波数から独立して設定することができることから、システムの動作に柔軟性を与えることができる。
また、本発明は、データ読取り回路の動作を非同期とすることにより、このデータ読取り回路のデータ読取り動作とは無関係にクロック周波数の増大を図ることができることから、高速動作を得る上で、極めて有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体記憶装置を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る活性化信号発止回路の一例を示す回路図である。
【図3】本発明に係るレイテンシー設定回路の一例を示す回路図である。
【図4】本発明に係る半導体記憶装置の制御信号のタイミングチャートである。
【符号の説明】
10 半導体記憶装置
11 メモリアレイ
12 データ出力線
13 データ読取り回路
14 活性化信号発生回路
15 データ出力回路
16 メモリセル
17 ビット線
18 ワード線
19 列デコーダ
26 遅延回路
27 データ伝送制御回路
28aおよび28b NOR回路
Claims (8)
- クロックパルスに同期するアドレス制御信号に応じて起生される列アドレス選択信号を受け、該列アドレス選択信号に対応するアドレスのメモリセルに格納されたデータを出力するメモリアレイと、該メモリアレイから出力されたデータ信号を読み取るためのデータ読取り回路と、前記列アドレス選択信号に基づいて起生される遅延信号を受け、前記メモリアレイからの前記データ信号を前記データ読取り回路が読み取るべく該データ読取り回路を活性化させるための活性化信号を起生する活性化信号発生回路と、前記データ読取り回路からのデータ信号を前記クロックパルスに同期する出力イネーブル信号の入力に応じて出力するデータ出力回路とを含む半導体記憶装置であって、
前記活性化信号発生回路は、データ書き込み制御信号を受信すると前記活性化信号の出力を停止し、
前記活性化信号発生回路および前記データ出力回路に関連して、前記データ出力回路からのデータ出力に前記アドレス制御信号から所定のクロックパルス数の遅れを与えるためのレイテンシー信号を起生するレイテンシー設定回路が設けられ、
前記レイテンシー設定回路には、レイテンシー1、レイテンシイー2およびレイテンシー3の3種類のレイテンシイーが選択的に設定可能であり、前記レイテンシー設定回路は、レイテンシー1およびレイテンシー2では、零クロックパルスおよび1クロックパルスの遅れを与えるためのレイテンシー信号を前記データ出力回路に前記イネーブル信号としてそれぞれ送出し、レイテンシー3では、2クロックパルスの遅れを与えるためのレイテンシー信号を、前記イネーブル信号として前記データ出力回路に送出し、
前記データ出力回路はイネーブル信号を受けるごとに初期設定値としてその入力端子に所定の電圧値を出力し、前記活性化信号発生回路は前記レイテンシー設定回路からレイテンシー3のレイテンシー信号を受けない限り前記データ読取り回路からのデータ出力を時間遅れを生じることなく前記データ出力回路にスルーさせるようにデータ伝送制御回路を動作させる、
ことを特徴とする半導体記憶装置。 - 前記遅延信号は前記列アドレス選択信号を受ける遅延回路により生成される請求項1記載の半導体記憶装置。
- 前記データ読取り回路は、前記活性化信号を受けると前記メモリアレイから出力される前記データ信号を読み取り、当該データ信号を引き続く活性化信号を受けるまで、その出力を保持するラッチ機能を有する請求項1記載の半導体記憶装置。
- 前記データ読取り回路と前記データ出力回路との間には、前記データ読取り回路から出力されたデータ信号の前記データ出力回路への伝送を制御するためのデータ伝送制御回路が挿入されている請求項1記載の半導体記憶装置。
- 前記メモリアレイは、複数のビット線および複数のワード線を有し、前記アドレス制御信号はコラムデコーダに送出されるCAS信号であり、前記コラムデコーダから前記メモリアレイに前記列アドレス選択信号が出力される請求項1記載の半導体記憶装置。
- 前記メモリアレイは前記列アドレス選択信号を受けて該選択信号に対応するメモリセルのビット線およびこれと対をなすビット線から互いに相補的な一対のデータ信号を前記データ読取り回路に出力する請求項1記載の半導体記憶装置。
- 前記データ読取り回路は、前記一対のデータ信号をそれらの電圧差に基づいて、それぞれが所定値に増幅された一対の相補信号を出力する差動増幅機能を有する請求項6記載の半導体記憶装置。
- それぞれが一対の入力端子を有する一対のNOR回路を備えるデータ伝送制御回路を含み、当該一対のNOR回路のそれぞれの一方の入力端子に前記データ読取り回路からの一対の相補信号が入力し、それぞれの他方の入力端子に前記活性化信号発生回路からの前記活性化信号が入力し、それぞれの出力信号が前記データ出力回路に入力する請求項1記載の半導体記憶装置。
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