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JP4220356B2 - スライドドア - Google Patents

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Description

本発明は、ウインドガラスを昇降させるウインドレギュレータと、開放途中のスライドドアの開方向への移動を一定範囲内に規制可能な中間ストッパ機構と、前記ウインドガラスが所定の位置まで下降すると、前記中間ストッパ機構にスライドドアの開方向への移動を一定範囲内に規制させる中間ストッパコントロール機構とを備えたスライドドアに関する。
図5に示すように、車両等のスライドドア3には、ウインドガラス1が昇降可能に設けられている。このため、ウインドガラス1を降ろしたままスライドドア3を開けた時、このスライドドア3の窓に物が差し込まれていると、この物は、スライドドア3の窓枠7とピラー9とで挟まれ、損傷を受ける恐れがある。
そこで、この事態を回避するために中間ストッパ機構を設け、ウインドガラス1を所定の位置より下方に降ろした時には、開方向へ移動中のスライドドアを、開放途中で停止させることが提案されている。
中間ストッパ機構を作動させる中間ストッパコントロール機構としては、例えば、図6、図7に示すような構成が提案されている。
図において、ウインドガラス1を昇降させるウインドレギュレータ16は、長手方向がウインドガラス1の昇降方向と合致するように配置されたガイド11と、回転駆動されるドラム13と、ガイド11に昇降可能に取り付けられたスライダベース15と、ドラム13に巻回されると共にガイド11に沿って張られ、ウインドガラス1の昇降方向に移動する部分がスライダベース15に係止されたワイヤ17とからなっている。
ウインドガラス1が所定の位置まで下降すると、中間ストッパ機構にスライドドアの開方向への移動を一定範囲内に規制させる中間ストッパコントロール機構19は、ガイド11と一体的に配置されたブラケット21と、ブラケット21に回動可能に枢着されたコントロールレバー23と、コントロールレバー23を中立位置を境に逆方向に回動付勢するテンションスプリング25と、スライダベース15と一体となって昇降し、ウインドガラス1が所定の位置まで下降すると、コントロールレバー23を中立位置を越えて下方に押動し、コントロールレバー23を下限位置に追いやり、逆に、ウインドガラス1が所定の位置まで上昇すると、コントロールレバー23を中立位置を越えて上方に押動し、コントロールレバー23を上限位置に追いやる押圧部材31と、インナワイヤ27aの一端がコントロールレバー23に係止され、コントロールレバー23の動きを中間ストッパ機構側に伝達するケーブル27とからなっている。
即ち、ウインドガラス1が所定の位置まで下降すると、上限位置にあるコントロールレバー23が下限位置に追いやれ(実線位置にあるコントロールレバー23が一点鎖線位置になる)、ケーブル27のインナワイヤが27aが引かれ、中間ストッパ機構が作動可能となる。
逆に、ウインドガラス1が所定の位置まで上昇すると、下限位置にあるコントロールレバー23が上限位置に追いやれ(一点鎖線位置にあるコントロールレバー23が実線位置になる)、ケーブル27のインナワイヤが27aが戻され、中間ストッパ機構の作動可能な状態が解除される(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−288960号公報(第4頁〜第5頁、図1〜図3)
しかし、図6、図7に示す構成の中間ストッパコントロール機構19では、テンションスプリング25は、コントロールレバー23を中立位置を境に逆方向に回動付勢するいわゆるスナップアクションスプリングである。
このテンションスプリング25の付勢力でコントロールレバー23は上限位置、又は下限位置に保持されている。 従って、スライドドアを強く開け閉めした場合や、悪路を走行した場合等に、コントロールレバー23を回転させるような力が中間ストッパコントロール機構19に作用すると、コントロールレバー23は上限位置→下限位置、又は下限位置→上下位置へ容易に移動する場合がある。
特に、ウインドガラス1が上がってないのに、コントロールレバー23が中間ストッパ機構が作動可能な第2位置から中間ストッパ機構の作動可能な状態が解除される第1位置へ勝手に移動してしまうことは避けなければならない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、中間ストッパコントロール機構のコントロールレバーの保持が確実なスライドドアを提供することにある。
上記課題を解決する請求項1に係る発明は、ウインドガラスを昇降させるウインドレギュレータと、開放途中のスライドドアの開方向への移動を一定範囲内に規制可能な中間ストッパ機構と、前記ウインドガラスが所定の位置まで下降すると、前記中間ストッパ機構にスライドドアの開方向への移動を一定範囲内に規制させる中間ストッパコントロール機構とを備えたスライドドアにおいて、前記ウインドレギュレータは、長手方向がガラスの昇降方向と合致するように配置されたガイドと、回転駆動されるドラムと、前記ガイドに昇降可能に取り付けられたスライダベースと、前記ドラムに巻回されると共に前記ガイドに沿って張られ、前記ウインドガラスの昇降方向に移動する部分が前記スライダベースに係止されたワイヤとからなり、前記中間ストッパコントロール機構は、前記スライダベースと一体となって昇降するストライカと、前記ガイドに配置され、ピン部,ツメ部が形成されたコントロールレバーと、インナワイヤの一端が前記コントロールレバーに係止され、前記コントロールレバーの動きを前記中間ストッパ機構側に伝達するケーブルと、前記ガイドと一体的に配置され、前記ウインドガラスの昇降方向と交差する方向に延出し、前記コントロールレバーのピン部が移動可能に係合し、前記中間ストッパ機構が作動可能な状態が解除された第1位置、前記中間ストッパ機構が作動可能な第2位置との間で前記コントロールレバーを案内する第1ガイド溝,前記コントロールレバーのツメ部が移動可能に係合し、前記コントロールレバーが前記第1位置にあるときに、前記コントロールレバーの前記ツメ部が当接して、前記コントロールレバーの前記第2位置への移動を禁止する段部を有し、前記ピン部を中心として前記コントロールレバーを回転することにより前記ツメ部と前記段部との当接を解除でき、前記コントロールレバーが前記第2位置にあるときには、前記コントロールレバーの第1位置方向への回転を禁止する壁部を有する第2ガイド溝が形成されたブラケットと、前記コントロールレバーを第2位置方向に付勢する方向に付勢するスプリングとからなると共に、前記コントロールレバーが前記第1位置にある状態で、下降してきた前記ストライカが当接し、前記コントロールレバーを前記ピン部を中心に回転させ、前記コントロールレバーの前記ツメ部と前記ブラケットの第2ガイド溝の段部との当接を解除させる第1ガイドと、該第1ガイドと並設され、前記コントロールレバーが前記第2位置ある状態で、上昇してきた前記ストライカが当接し、前記コントロールレバーを前記第1位置へ戻すと共に、前記コントロールレバーを前記ピン部を中心に回転させ、前記コントロールレバーの前記ツメ部を前記ブラケットの第2ガイド溝の段部に当接させる第2ガイドとを前記コントロールレバーに設けたことを特徴とするスライドドアである。
この発明において、ウインドガラスが所定の位置より高い場所にある場合には、コントロールレバーのツメ部はブラケットの第2ガイド溝の段部に当接し、コントロールレバーは第1位置にある。即ち、中間ストッパ機構は作動可能な状態が解除されている。
ウインドガラスが所定の位置まで下降すると、スライダベースのストライカがコントロールレバーの第1ガイドに当接し、コントロールレバーがピン部を中心に回転して、コントロールレバーのツメ部とブラケットの第2ガイド溝の段部との当接が解除される(中間状態)。そして、スプリングの付勢力によりコントロールレバーは第1位置から第2位置へ移動する。コントロールレバーの回転、及びコントロールレバーの第1位置から第2位置への移動により、ケーブルのインナワイヤが引かれ、中間ストッパ機構は作動可能な状態となる。
次に、上記状態で、ウインドガラスが上昇すると、スライダベースのストライカがコントロールレバーの第2ガイドに当接し、コントロールレバーが第2位置から第1位置へ移動する(中間状態)と共に、コントロールレバーはそのツメ部がブラケットの段部に当接する方向に回転する。コントロールレバーの第2位置から第1位置への移動及びコントロールレバーのツメ部がブラケットの段部に当接する方向の回転により、ケーブルのインナワイヤが戻され、中間ストッパ機構は作動可能な状態が解除される。
請求項1に係る発明によれば、スプリングはコントロールレバーを常に第2位置方向に付勢しているので、コントロールレバーを第1位置から第2位置、第2位置から第1位置へ移動させようとする力が中間ストッパコントロール機構に作用しても、コントロールレバーが第1位置から第2位置、第2位置から第1位置へ容易に移動しない。従って、中間ストッパコントロール機構のコントロールレバーの保持が確実である。
又、ブラケットに、前記コントロールレバーのツメ部が移動可能に係合し、前記コントロールレバーが前記第2位置にあるときには、前記コントロールレバーの第1位置方向への回転を禁止する第2ガイド溝を設けたことにより、コントロールレバーは第1位置方向への回転が禁止されている。従って、コントロールレバーが第2位置にある場合には、コントロールレバーを回転させようとする力が中間ストッパコントロール機構に作用しても、コントロールレバーは回転しない。従って、コントロールレバーが第2位置にある場合には、コントロールレバーの保持が更に確実である。
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の形態を説明する。本形態例は、開方向へ移動するスライドドアを途中で止める中間ストッパ機構だけでなく、全開位置でのスライドドアの移動を禁止する全開ストッパ機構をも備えたものである。
(中間ストッパ機構)
図4は本発明の形態例における中間ストッパ機構部分の構成(平面図)を概念的に示している。この図において、ガイドレール51は、車体側に設けられ、スライドドアの開閉方向に向けられている。ローラ53,55は、ガイドレール51に移動可能に嵌合するもので、ローラアーム50に回転可能に支持されている。
サポートプレート57は、スライドドアのドアパネルに取り付けられ、ベースプレート61は、このサポートプレート57とローラアーム50とに取り付けられている。これにより、スライドドアはガイドレール51に案内されて、全閉位置と全開位置との間を移動できる。
このベースプレート61上には、開方向へ移動するスライドドアを途中で止めることが可能な中間ストッパ機構63と、全開位置にスライドドアを保持する全開ストッパ機構65とが設けられている。ここで、サポートプレート57はアウタ側(窓側)に位置し、ガイドレール51はインナ側(車室内側)に位置する。尚、図4は、スライドドアが全閉位置にある状態を示している。
車体側には、中間ストッパ機構63に係合する中間ストライカ67が設けられている。スライドドアが全閉位置から全開位置へ向かって移動する際に、ウインドガラスが所定量以上開けられている場合は、中間ストッパ機構63のポール71と中間ストライカ67とが当接し、スライドドアはそれ以上の開方向への移動を規制される。
ここで、中間ストッパ機構63を詳細に説明する。ベースプレート61上には、中間ストライカ67に当接可能なポール71が、ピン部71cによって回転可能に支持されている。このポール71は、第1の付勢手段(図示せず)により、矢印D方向へ付勢されている。又、ポール71の中間ストライカ67との当接部には、緩衝用のプレート71bが固着されている。
更に、ベースプレート61上には、第1のフック73がピン部73cによって回転可能に設けられている。第1のフック73は、中間ストライカ67と当接しない位置(図4に示す回転位置)まで回転したポール71の突起部71aに、突起部73aでもって係合し、ポール71をその位置に拘束するものである。この第1のフック73は、第2の付勢手段(図示せず)により、突起部73aがポール71の突起部71aに係合する方向Eに付勢されている。
第1のフック73の突起部73aがポール71の突起部71aに係合すると、ポール71の矢印D方向への回転は禁止される。第1のフック73には、後述する中間ストッパコントロール機構によって駆動されるケーブル75が接続されている。
ポール押し戻し部材68は、車体側に配置されている。ポール押し戻し部材68は、閉方向に移動中のスライドドア内のポール71に当接し、ポール71を、中間ストライカ67に対して当接可能な位置から当接不能な位置に回転させるものである。又、ベースプレート61に突設されたストッパ77は、第1のフック73による規制が解かれたポール71に当接し、ポール71をこの当接位置に停止させるものである。
(全開ストッパ機構)全開ストッパ機構65についても図4を用いて詳細に説明する。スライドドアが全開位置へ移動した際に、全開ストッパ機構65と係合する全開ストライカ69が、車体側に配置されている。一方、ベースプレート61には、全開ストライカ69に係脱可能な係合溝81aが形成されたラッチ81が、ピン部81cでもって回転可能に設けられている。このラッチ81は、第3の付勢手段(図示せず)により、矢印F方向に付勢されている。
ここで、図4に示すラッチ81の位置は、全開ストライカ69と係合可能な位置であり、外部から拘束されていない状態でのラッチ81は、第3の付勢手段により、図4に示す位置に戻るように付勢されている。
又、ベースプレート61上には、第2のフック83がピン部83cにより回転可能に設けられている。第2のフック83は、全開ストライカ69に係合してロック位置まで回転したラッチ81の突起部81bに突起部83aでもって係合し、ラッチ81をロック位置に拘束するものである。第2のフック83は、第4の付勢手段(図示せず)により、突起部83aがラッチ81の突起部81bと係合する方向Gに付勢されている。
第2のフック83の突起部83aがラッチ81の突起部81bと係合すると、ラッチ81の矢印F方向への回転は禁止される。第2のフック83には、自動車であれば、そのインナハンドルやアウタハンドル等によって駆動されるケーブル85が接続されている。尚、図示しないが、ラッチ81は図4に示す位置よりF方向に回転することを規制されている。
(ウインドレギュレータ)
本実施の形態例では、スライドドアは、図1に示すようなワイヤ式のパワーウインドレギュレータを備えている。このパワーウインドレギュレータ自体の構成は、一般的に知られているものと同一である。図1において、ガイド101は、長手方向がウインドガラス102の昇降方向(図1における上下方向)と合致するように配置されている。このガイド101は、略矩形の断面を有しており、その断面の一辺の中央には、長手方向にスリット101aが形成されている。このガイド101の上端側にはアッパブラケット103が設けられ、ガイド101の下端側にはロアブラケット104が設けられ、アッパブラケット103,ロアブラケット104共、ドアインナパネル(図示せず)に取り付けられている。
ガイド101には、二つのスライダ105A,105Bが昇降可能に嵌合し、このスライダ105A,105Bに、スライダベース106が連結されている。又、このスライダベース106とウインドガラス102の下部とは、ねじ(ボルト及びナット)を用いて固着されている。これにより、ウインドガラス102は、ガイド101に沿って昇降可能となっている。
ガイド101の側方には、ドラムベース108が配置されている。このドラムベース108には、円柱状空間でなるドラム保持部が形成され、ここに、螺旋状の溝が円筒面に刻設されたドラム109が回転可能に保持されている。このドラム109の円筒面の溝には、ワイヤ112の中間部が巻回されている。モータ110はこのドラム109を回転駆動する。
ワイヤ112の一方の端部側は、アッパブラケット103上に回転可能に支持されたアッパプーリ113に巻き掛けられた後、スライダベース106上に係止されている。又、ワイヤ112の他方の端部側は、ロアブラケット104上に回転可能に支持されたロアプーリ114に巻き掛けられた後、スライダベース106上に係止されている。
このウインドレギュレータにおいて、モータ110を駆動することにより、ドラム109が回転する。ドラム109の回転により、ワイヤ112の一端側はドラム109より繰出され、他端側はドラム109に巻き取られる。このワイヤ112の循環運動により、スライダベース106がガイド101に沿って移動し、ウインドガラス102の昇降が行われる。
(中間ストッパコントロール機構)
ガイド101には、図1に示すように、中間ストッパコントロール機構151が設けられている。この中間ストッパコントロール機構151の構成を図1〜図2を用いて説明する。スライダベース106には、ストライカ(ピン部)160が設けられている。
ガイド101には、ブラケット152が固着されている。このブラケット152は図2に示すように、ガイド101に取り付けられる第1ブラケット153と、第1ブラケット153を覆うように設けられる第2ブラケット155とからなっている。第1ブラケット153と第2ブラケット155とに一方の端部側が挟まれるようにコントロールレバー157が設けられる。
第2ブラケット155には、ケーブル75を保持するケーブル保持部155aが形成され、ケーブル75のインナワイヤ75aの一端は、コントロールレバー157に係止され、コントロールレバー157の動きを中間ストッパ機構側に伝達するようになっている。
コントロールレバー157の一方の端部側の一方の面には、第一ブラケット153方向に突出するピン部159が、他方の面には第2ブラケット155方向に突出するピン部161が形成されている。
一方、第1ブラケット153には、ウインドガラス102の昇降方向と交差する方向に延出し、コントロールレバー157のピン部161が移動可能に係合し、中間ストッパ機構が作動可能な状態が解除された第1位置、中間ストッパ機構が作動可能な第2位置との間でコントロールレバー157を案内する第1ガイド溝163が形成されている。同様に、第2ブラケット155には、ウインドガラス102の昇降方向と交差する方向に延出し、コントロールレバー157のピン部161が移動可能に係合し、中間ストッパ機構が作動可能な状態が解除された第1位置、中間ストッパ機構が作動可能な第2位置との間でコントロールレバー157を案内する第1ガイド溝165が形成されている。
コントロールレバー157の一方の端部側の他方の面には、ツメ部167が形成されている。第2ブラケット155には、コントロールレバー157のツメ部167が移動可能に係合し、コントロールレバー157が第1位置にあるときに、コントロールレバー157のツメ部167が当接して、コントロールレバー157の第2位置への移動を禁止する段部169を有し、ピン部159、ピン部161を中心としてコントロールレバー157を回転することによりツメ部167と段部169との当接を解除でき、コントロールレバー157が第2位置にあるときには、コントロールレバー157の第1位置方向への回転を禁止する壁部171を有する第2ガイド溝173が形成されている。
そして、図1、図2に示すように、一端部が第2ブラケット155のスプリング係止部155bに、他端部がコントロールレバー157のスプリング係止部157aに係止されたスプリング175により、コントロールレバー157は第2位置方向に付勢されている。
更に、外部に露出したコントロールレバー157の他方の端部側には、コントロールレバー157が第1位置にある状態で、下降してきたストライカ160が当接し、コントロールレバー157をピン部159、ピン部161を中心に回転させ、コントロールレバー157のツメ部167と第2ブラケット155の第2ガイド溝173の段部169との当接を解除させる第1ガイド181と、第1ガイド181と並設され、コントロールレバー157が第2位置にある状態で、上昇してきたストライカ160が当接し、コントロールレバー157を第1位置へ戻すと共に、コントロールレバー157をピン部159、ピン部161を中心に回転させ、コントロールレバー157のツメ部167が第2ブラケット155の第2ガイド溝173の段部169に当接させる第2ガイド183とが設けられている。
(形態例の作動)
中間ストッパ機構63において、スライドドアが全閉位置にあり、ウインドガラス102が全閉状態にある時は、図4に示すように、中間ストライカ67と当接できない位置まで回転したポール71に、第1のフック73が第2の付勢手段の付勢力によって係合している。
ここで、モータ110が全閉状態のウインドガラス102を下げる方向へ駆動され、図1においてスライダベース106が下降すると、ストライカ160も下降する。そして、ウインドガラス102が所定の位置まで下降すると、図3(a)に示すように、ストライカ160がコントロールレバー157の第1ガイド181に当接し、コントロールレバー157がピン部159、ピン部161を中心に回転して、コントロールレバー157のツメ部167と第2ブラケット155の第2ガイド溝173の段部169との当接が解除され、図3(b)に示す中間状態となる。そして、スプリング175の付勢力によりコントロールレバー157は第1位置から第2位置へ移動して図3(b)の状態となる。コントロールレバー157の回転(図3(a)→図3(b))、及びコントロールレバー157の第1位置から第2位置への移動(図3(a)→図3(c))により、ケーブル75のインナワイヤ75aが引かれる。これにより、第1のフック73がポール71から離脱する方向(図4の反時計方向)に駆動され、第1のフック73とポール71との係合が解除される。
このため、ポール71は、ポール押し戻し部材68の拘束がなくなれば、第1の付勢手段の付勢力により、ストッパ77に当接する位置まで回転し、中間ストライカ67に当接可能な状態(中間ストッパが作動可能な状態)となる。
ウインドガラス102が所定の位置まで下降した状態のスライドドアを開方向へ移動すると、その移動につれて、ポール71は、ポール押し戻し部材68から離れ、二点鎖線で示すように、ストッパ77に当接する位置まで回転する。更に移動すると、ポール71は中間ストライカ67に当接し、それ以上のスライドドアの移動を禁止することになる(中間ロック状態)。
中間ロック状態を解除するには、スライドドアを閉方向へ移動させ、図4の位置まで戻すと共にウインドガラス102を所定の位置より上昇させる。ウインドガラス102を上昇させると、図3(c)に示すように、スライダベース106のストライカ160がコントロールレバー157の第2ガイド183に当接し、図3(b)に示すように、コントロールレバー157が第2位置から第1位置へ移動する(中間状態)と共に、図3(a)に示すように、コントロールレバー157はそのツメ部167が第2ブラケット155の段部169に当接する方向に回転する。コントロールレバー157の第2位置から第1位置への移動(図3(c)→図3(b))及びコントロールレバー157のツメ部167が第2ブラケット155の段部169に当接する方向の回転(図3(b)→図3(a))により、ケーブル75のインナワイヤ75aが戻され、中間ストッパ機構は作動可能な状態が解除される。
この戻し動作により、車体側に設けられたポール押し戻し部材68にポール71の背面が押され、ポール71は矢印Dと逆方向に回転し、再び第1のフック73がポール71に係合し、中間ロック状態が解除される。
次に、全開ストッパ機構65の作動を説明する。スライドドアが非全開状態では、第3の付勢手段の付勢力によりラッチ81は全開ストライカ69に係合可能な位置(図4の位置)にある。
スライドドアが全開方向に移動すると、ラッチ81の係合溝81aに全開ストライカ69が係合し、更に、ラッチ81が図4における時計方向へ回転する。ラッチ81が二点鎖線で示す位置まで回転すると、第4の付勢手段の付勢力により第2のフック83がラッチ81に係合し、ラッチ81の矢印F方向への回転を禁止した全開ロック状態となる。
全開ロック状態を解除するには、インサイドハンドルやアウトサイドハンドルを操作する。すると、ケーブル85が引き込まれ、第2のフック83のラッチ81との係合が解除され、ラッチ81は、矢印F方向への回転が可能となり、全開ロック状態が解除される。このため、スライドドアを閉方向へ移動させることができる。
上記構成によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)中間ストッパコントロール機構151のスプリング175はコントロールレバー157を常に第2位置方向に付勢しているので、コントロールレバー157を第1位置から第2位置、第2位置から第1位置へ移動させようとする力が中間ストッパコントロール機構151に作用しても、コントロールレバー157が第1位置から第2位置、第2位置から第1位置へ容易に移動しない。従って、中間ストッパコントロール機構151のコントロールレバー157の保持が確実である。
(2)ブラケット152の第2ブラケット155に、コントロールレバー157のツメ部167が移動可能に係合し、コントロールレバー157が第2位置にあるときには、コントロールレバー157の第1位置方向への回転を禁止する壁部171を有する第2ガイド溝173を設けたことにより、コントロールレバー157は第1位置方向への回転が禁止されている。従って、コントロールレバー157が第2位置にある場合には、コントロールレバー157を回転させようとする力が中間ストッパコントロール機構151に作用しても、コントロールレバー157は回転しない。従って、コントロールレバー157が第2位置にある場合には、中間ストッパコントロール機構151のコントロールレバー157の保持が更に確実である
尚、本発明は、上記の形態例に限定されるものではない。例えば、全開ストッパ機構は必ずしも必要ではない。
形態例のウインドレギュレータ、中間ストッパコントロール機構の全体構成を示す図である。 図1の中間ストッパコントロール機構の主要部品の分解斜視図である。 図1の中間ストッパコントロール機構の作動を説明する図である。 形態例におけるストッパ機構部分の構成を概念的に示した平面図である。 車両のスライドドアを示す図である。 中間ストッパコントロール機構が設けられたウインドレギュレータの全体構成を示す図である。 図6における中間ストッパコントロール機構を示す図である。
符号の説明
151 ブラケット
157 コントロールレバー
159,161 ピン部
163,165 第1ガイド溝
167 ツメ部
169 ツメ部
173 第2ガイド溝
175 スプリング
181 第1ガイド
183 第2ガイド

Claims (1)

  1. ウインドガラスを昇降させるウインドレギュレータと、開放途中のスライドドアの開方向への移動を一定範囲内に規制可能な中間ストッパ機構と、前記ウインドガラスが所定の位置まで下降すると、前記中間ストッパ機構にスライドドアの開方向への移動を一定範囲内に規制させる中間ストッパコントロール機構とを備えたスライドドアにおいて、
    前記ウインドレギュレータは、
    長手方向がガラスの昇降方向と合致するように配置されたガイドと、
    回転駆動されるドラムと、前記ガイドに昇降可能に取り付けられたスライダベースと、
    前記ドラムに巻回されると共に前記ガイドに沿って張られ、前記ウインドガラスの昇降方向に移動する部分が前記スライダベースに係止されたワイヤとからなり、
    前記中間ストッパコントロール機構は、
    前記スライダベースと一体となって昇降するストライカと、
    前記ガイドに配置され、ピン部,ツメ部が形成されたコントロールレバーと、
    インナワイヤの一端が前記コントロールレバーに係止され、前記コントロールレバーの動きを前記中間ストッパ機構側に伝達するケーブルと、
    前記ガイドと一体的に配置され、前記ウインドガラスの昇降方向と交差する方向に延出し、前記コントロールレバーのピン部が移動可能に係合し、前記中間ストッパ機構が作動可能な状態が解除された第1位置、前記中間ストッパ機構が作動可能な第2位置との間で前記コントロールレバーを案内する第1ガイド溝,前記コントロールレバーのツメ部が移動可能に係合し、前記コントロールレバーが前記第1位置にあるときに、前記コントロールレバーの前記ツメ部が当接して、前記コントロールレバーの前記第2位置への移動を禁止する段部を有し、前記ピン部を中心として前記コントロールレバーを回転することにより前記ツメ部と前記段部との当接を解除でき、前記コントロールレバーが前記第2位置にあるときには、前記コントロールレバーの第1位置方向への回転を禁止する壁部を有する第2ガイド溝が形成されたブラケットと、
    前記コントロールレバーを第2位置方向に付勢するスプリングと、
    からなると共に、
    前記コントロールレバーが前記第1位置にある状態で、下降してきた前記ストライカが当接し、前記コントロールレバーを前記ピン部を中心に回転させ、前記コントロールレバーの前記ツメ部と前記ブラケットの第2ガイド溝の段部との当接を解除させる第1ガイドと、
    該第1ガイドと並設され、前記コントロールレバーが前記第2位置ある状態で、上昇してきた前記ストライカが当接し、前記コントロールレバーを前記第1位置へ戻すと共に、前記コントロールレバーを前記ピン部を中心に回転させ、前記コントロールレバーの前記ツメ部を前記ブラケットの第2ガイド溝の段部に当接させる第2ガイドと、
    を前記コントロールレバーに設けたことを特徴とするスライドドア。
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