JP4214456B2 - 空調用室内側熱交換器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として家庭用に使用されるコンパクトな空調用熱交換器であって、その室内側に配置されるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
室内の取付けスペースを小さくするため2つのコアを、その端部間で連結し、全体の横断面がくの字状に形成された空調用室内側熱交換器が知られている。このような熱交換器は第1コアと第2コアとを有し、そのコアどうしが端部でボルト等の締結具により締結固定されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
2つのコアをその端部どうしで連結して全体として曲げコアを形成するためには、複数の締結部品を用いてボルトの締め付け作業を必要としていた。そのため、その組み付けが面倒で生産性が悪くなる欠点があった。
そこで本発明は、殆どワンタッチで締結部品なしで2つのコア間を連結することができるものを提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、夫々多数のフィン(1) およびチューブ(2) が並列されると共に、側端に第1サポート板(3) および第2サポート板(4) が配置されて、互いに独立した一対の第1コア(5) および第2コア(6) と、
前記第1コア(5) の第1サポート板(3) の隅部に係止板(7) を有し、その係止板(7) に開口された方形口(8) と、
前記第2コア(6) の第2サポート板(4) の隅部に外面側に切り起こし形成された係止爪(9) およびその係止爪(9) の近傍に互いに離間して外面側に突設形成された第1凸部(10)と第2凸部(11)とを具備し、
第2サポート板(4) の前記係止爪(9) が前記第1サポート板(3) の前記方形口(8) の上縁に嵌着すると共に、その嵌着状態で係止板(7) の側縁が前記第1凸部(10)に止着され且つ、前記方形口(8) の下縁が前記第2凸部(11)に止着された空調用室内側熱交換器である。
【0005】
請求項2に記載の本発明は、請求項1において、
前記第1コア(5) の第1サポート板(3) と、第2コア(6) の第2サポート板(4) とが平面くの字状に接続された空調用室内側熱交換器である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2において、
さらに第3コア(6a)が、第2コア(6) の隅部に平面くの字状に接続され、その接続部が第1コア(5) と第2コア(6) 同様に形成された空調用室内側熱交換器である。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、図面に基づいて本発明の実施の形態につき説明する。
図1は本発明の空調用室内側熱交換器の分解説明図であり、図2は図1のII部拡大図、図3は図1の III部拡大図である。
この熱交換器は、一対の第1コア5,第2コア6を有する。夫々のコアは、図5の如く、多数のプレート型のフィン1が小隙を有して並列され、夫々のフィン1にチューブ2が挿通され、その挿通部が接触固定されている。そして各チューブ2の端部間は互いに連結され、全体として蛇行状の冷媒流路を形成する。
【0007】
図1〜図3に示す如く、第1コア5の両側には一対の第1サポート板3が配置され、第2コア6の両側には一対の第2サポート板4が配置されている。この例では、第1サポート板3,第2サポート板4の幅は、夫々のプレートフィンの幅より大きく形成され、その幅方向に突出した部分で二つのコア5,6が互いに接続される。 第1サポート板3の下端隅部には、係止板7が突設固定されている。この係止板7は、第1サポート板3の一部をその外面側に板厚程度膨出させることにより形成できる。或いは、その部分に別の板材を重ねて固定することもできる。係止板7は、第1サポート板3の中心線に対してこの例では45°の傾きに形成されているが、その角度は適宜設計条件に合わせて決めることができる。そしてその係止板7には方形口8が穿設されている。
【0008】
次に、第2サポート板4はその上隅に係止爪9が切り起こし形成されている。即ち、図3に示す如く、係止爪9が第2サポート板4の板厚の2倍分程外方に折り曲げられ、その平面は第2サポート板4と平行に形成されている。さらに係止爪9の一側外面には第1凸部10が、係止爪9の下方には第2凸部11が夫々突設されている。
【0009】
このようにしてなる第1サポート板3,第2サポート板4は、図4〜図6の如く組立てられる。
即ち、第2サポート板4の係止爪9を係止板7の方形口8に45°傾いた方向から嵌着し且つ、係止板7の側縁を第1凸部10に止着すると共に、方形口8の下端縁を第2凸部11に止着すればよい。
このようにすることにより、第1サポート板3と第2サポート板4とはその平面方向に位置決めされ且つ、その平面の垂直方向にも位置決めされる。
【0010】
次に、図8は本発明の他の実施の形態を示す側面図である。この例は、図4に加えて、さらに第3コア6aが、第2コア6の隅部に平面くの字状に接続され、その接続部が第1コア5と第2コア6同様に形成されたものである。そのために、第2コア6の第2サポート板4の隅部に、第1サポート板3と同様の係止板7が突設され、第3コア6aの第3サポート板4aに第2サポート板4と同様の係止爪9、第1凸部10、第2凸部11が形成されたものである。
【0011】
【変形例】
なお、第1サポート板および第2サポート板は、夫々第1コアおよび第2コアの一方の側端のみに存在し、他方の側端には存在しない場合もある。この場合には、サポート板の存在する側を図4、図7の如く接続し、サポート板の存在しない側は、その側端に整合する図示しないプラスチック形成体で連結することができる。
【0012】
【発明の作用・効果】
本発明の熱交換器は、第1コア5と第2コア6とを夫々の第1サポート板3,第2サポート板4においてボルト等の締結部品なしに結合することができる。即ち、第2サポート板4の係止爪9を第1サポート板3の方形口8に嵌着した状態で、係止板7の縁部が第1凸部10に止着されると共に、方形口8の下縁が第2凸部11に止着されるので、ボルト等の締結具なしで両者間を位置決め係止することができる。そのため生産性の高い熱交換器となり得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空調用室内側熱交換器の分解説明図。
【図2】図1のII部拡大図。
【図3】図1の III部拡大図。
【図4】同熱交換器の組立て状態を示す側面図。
【図5】同正面図。
【図6】図5のVI部拡大図
【図7】図4の要部拡大斜視図。
【図8】本発明の他の熱交換器の組立て状態を示す側面図。
【符号の説明】
1 フィン
2 チューブ
3 第1サポート板
4 第2サポート板
4a 第3サポート板
5 第1コア
6 第2コア
6a 第3コア
7 係止板
8 方形口
9 係止爪
10 第1凸部
11 第2凸部
12 ファン
13 冷媒
Claims (3)
- 夫々多数のフィン(1) およびチューブ(2) が並列されると共に、側端に第1サポート板(3) および第2サポート板(4) が配置されて、互いに独立した一対の第1コア(5) および第2コア(6) と、
前記第1コア(5) の第1サポート板(3) の隅部に係止板(7) を有し、その係止板(7) に開口された方形口(8) と、
前記第2コア(6) の第2サポート板(4) の隅部に外面側に切り起こし形成された係止爪(9) およびその係止爪(9) の近傍に互いに離間して外面側に突設形成された第1凸部(10)と第2凸部(11)とを具備し、
第2サポート板(4) の前記係止爪(9) が前記第1サポート板(3) の前記方形口(8) の上縁に嵌着すると共に、その嵌着状態で係止板(7) の側縁が前記第1凸部(10)に止着され且つ、前記方形口(8) の下縁が前記第2凸部(11)に止着された空調用室内側熱交換器。 - 請求項1において、
前記第1コア(5) の第1サポート板(3) と、第2コア(6) の第2サポート板(4) とが平面くの字状に接続された空調用室内側熱交換器。 - 請求項1または請求項2において、
さらに第3コア(6a)が、第2コア(6) の隅部に平面くの字状に接続され、その接続部が第1コア(5) と第2コア(6) 同様に形成された空調用室内側熱交換器。
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