JP4208319B2

JP4208319B2 - Container with molded frame

Info

Publication number: JP4208319B2
Application number: JP01986799A
Authority: JP
Inventors: 康豊小宮; 和夫牧野; 正男平山; 智洋小坂
Original assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Current assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date: 1999-01-28
Filing date: 1999-01-28
Publication date: 2009-01-14
Anticipated expiration: 2019-01-28
Also published as: JP2000219233A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、飲料、粉粒類、菓子類、長期保存食品等に用いられる成形縁枠付容器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
一般に紙コップ等の紙製容器は、筒状に成形した際にできる接合部によって、容器本体の上縁部に段差ができ、例えば薄い積層シート状の蓋材をその上縁部にシールして容器を密封しようとする場合、その段差を蓋材で埋めて密封性を得ることは困難であった。
そこで、従来から、このような紙製容器で高密封性を得るために、容器本体の少なくとも内面を熱可塑性樹脂層で構成し、容器本体の上縁部に同様な熱可塑性樹脂で成形された縁枠を超音波溶着してなる容器が、例えば特公平１−１７９２９号公報等に開示されている。
【０００３】
この特公平１−１７９２９号公報等に示されている従来の容器によれば、容器本体の上縁部を縁枠で覆うため、段差はなくなり、縁枠の鍔部の上面は平坦なので、その鍔部上面に蓋材をシールすれば、容易に容器を密封することができる。
なお、縁枠は鍔部とこれの内側に略９０度曲折して連続する嵌入部とで構成され、鍔部の下面又は嵌入部の外面のどちらか一方のみを容器本体の上縁部に超音波溶着している。縁枠は鍔部の下面も嵌入部の外面も共に容器本体の上縁部に全面的に溶着して取り付けることが望ましいが、現実には超音波発信器の出力不足で不可能であり、このようにどちらか一方のみを溶着するのが一般的である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、鍔部の下面又は嵌入部の外面のどちらか一方のみを超音波溶着された縁枠に、積層シート状の蓋材をシールして容器を密封し、開封時にはその蓋材を縁枠から引き剥がして開封するものでは、蓋材を引き剥がすときに、その縁枠までも容器本体から取れてしまうような不具合が発生するおそれがあった。
また、更に、縁枠に嵌装させるキャップが設けられている場合でも、何度もキャップを開閉させることにより、同様に縁枠が容器本体から取れてしまうような不具合が発生するおそれがあった。
そこで、本発明は、積層シート状の蓋材を縁枠から剥がして開封したり、縁枠に嵌装させるキャップを何度も開閉させるような場合に、縁枠が容器本体から取れるようなことが一切ないようにした成形縁枠付容器を得ることを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
以上のような目的を達成するために、本発明は、次のような成形縁枠付容器を提供するものである。
すなわち、内面が熱可塑性樹脂層で構成された紙製の容器本体の上縁部に、熱可塑性樹脂で成形された縁枠を超音波溶着してなる容器において、前記縁枠は嵌入部と鍔部とで構成され、該鍔部の下面内側には全周にわたって突条が形成されるとともに、前記嵌入部の外面上側に縦長状の突条であって、下方側が最小角となる側面視略三角形状であり、上方側は嵌入部と鍔部の折り曲げ部分から鍔部の下面内側にかけて、所定間隔毎に複数形成されているので、容器本体の上縁部の内面側と容器本体と上縁部との折り曲げ部分の直下が確実に超音波溶着するときの超音波振動を伝わらせやすくなって溶着性を向上させることができることを特徴とする成形縁枠付容器である。又、嵌入部の外面上側に縦長状の突条は、嵌入部の外面を等間隔に複数の箇所設けると良い。なお、前記縁枠の嵌入部の外面上側に形成される縦長状の突条は、８個以上であることが好ましい。又、前記縁枠の鍔部の下面外側には全周にわたって突条が形成されていることを特徴とするものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に示す実施例を基に説明するが、本発明は図示されたものに限定されるものではなく、本発明の精神の範囲内において、適宜設計変更可能なものである。
図１は本発明にかかる容器全体を示す概略斜視図であり、図２は縁枠の一部破断正面図、図３は縁枠の底面図、図４は縁枠の要部を示す拡大断面図である。そして、図５は容器本体に縁枠を超音波溶着する様子を示す説明図であり、図６は蓋材で密封された容器本体にキャップを取り付けた様子を示す説明図である。
なお、本発明の容器は、酒類、ジュース類などの飲料、保香性の必要なコーヒーやクリーミングパウダーなどの粉粒、ポテトチップやチョコレートなどの固形菓子等に幅広く使用できる。
【０００７】
まず、最初に、縁枠を取り付ける容器本体（１）について説明をすると、容器本体（１）の積層材料は、紙層を基材として、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、エチレンビニルアルコール共重合体などの熱可塑性樹脂層や、必要に応じて、アルミニウム箔などの金属箔層や、ポリエチレンテレフタレートフィルムなどの基材フィルムにアルミニウム、酸化珪素、酸化アルミニウムなどを蒸着した金属蒸着フィルム層や無機酸化物蒸着フィルム層などであり、バリアー性を有するものである。そして、少なくとも容器本体（１）の最内面層が、後述する縁枠（１０）と熱溶着が可能な熱可塑性樹脂層で構成されるものである。
【０００８】
このような層構成のブランク板の一側端部にスカイブ・ヘミング加工を施して、例えば上広下狭なテーパー状となる円筒のコップ状に成形してその側端部を接合するとともに、底部材を接合して、図１で示すような容器本体（１）が構成される。そして、この容器本体（１）の上縁部（２）は外方側に拡開するように折り曲げられ、縁枠（１０）がその上縁部（２）にセットされて超音波溶着されるようになっている。なお、容器本体（１）の形状は図示のものに限定されるものではなく、例えば角柱状に成形してもよい。また、容器本体（１）の上縁部（２）は外方側又は内方側にカール加工してもよい。
【０００９】
次に、その縁枠（１０）について説明をすると、この縁枠（１０）は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートなどの熱可塑性樹脂で射出成形されるものであり、図２乃至図４で示すように、鍔部（１１）とこれの内側に略９０度曲折して一体的に連続する嵌入部（１２）とで構成されている。この嵌入部（１２）は容器本体（１）の上縁部（２）内面に密接させることができるような形状に形成されるものであり、この場合は、上広下狭なテーパー状に形成されている容器本体（１）の上縁部（２）とほぼ同様に、側面視で下方側が窄まるようなテーパー状に形成されている。
【００１０】
そして、鍔部（１１）の下面内側には、容器本体（１）の上縁部（２）内面に超音波溶着させるための突条（１３）が全周にわたって形成されており、嵌入部（１２）の外面上側にもその上縁部（２）内面に超音波溶着させるための突条（１４）が所定間隔を隔てて複数形成されている。
この鍔部（１１）の突条（１３）は、図４で示すように、断面視略正三角形状に形成されており、嵌入部（１２）の突条（１４）は縦長状で、かつ下方側が最小角になるような側面視略三角形状に形成されている。
【００１１】
このように、嵌入部（１２）の突条（１４）が下方側が最小角になるような縦長の略三角形状に形成されていると、テーパー状に拡開している容器本体（１）の上縁部（２）の内面側、即ち折り曲げ部分の直下が確実にその突条（１４）に密接し、超音波溶着するときの超音波振動を伝わらせやすくなって溶着性を向上させることができる。
なお、容器本体（１）に対する縁枠（１０）の溶着を強固にするには、実験の結果から容器本体（１）の上縁部（２）に対して、嵌入部（１２）の外面を等間隔に複数の箇所で溶着することが必要であり、したがって、本発明にあっては、嵌入部（１２）に形成する突条（１４）を好ましくは８個以上とするものである。
【００１２】
また、鍔部（１１）の下面最外側には全周にわたって幅広な突条（１５）が形成されており、全体としてその部分が肉厚に形成されている。この突条（１５）は、縁枠（１０）を容器本体（１）に超音波溶着したときに、鍔部（１１）の下面内側に形成した突条（１３）や嵌入部（１２）の外面上側に形成した突条（１４）が溶けて、容器本体（１）の上縁部（２）と縁枠（１０）の鍔部（１１）との間からはみ出てくるのを防止する、いわゆる樹脂漏れの返しになっている。
その他、嵌入部（１２）の内面下側には全周にわたって断面視略半円弧状の突条（１６）が形成されており、容器本体（１）が積み重ねられてストックされているときに、ブロッキングしないで１個ずつ容易に抜き出せるようになっている。
【００１３】
以上のような縁枠（１０）を容器本体（１）の上縁部（２）に超音波溶着するが、このとき、図５で示すように、縁枠（１０）の形状に沿った超音波ホーン（３）を使用する。すなわち、少なくとも鍔部（１１）の上面内側と嵌入部（１２）の内面上側に同時に当接させることができる形状のホーン（３）を使用し、容器本体（１）の上縁部（２）に外側から当接させるリテーナー（４）とそのホーン（３）とで、縁枠（１０）を容器本体（１）に超音波溶着する。
具体的にはホーン（３）によって超音波発信器からの超音波振動を伝え、縁枠（１０）の鍔部（１１）と嵌入部（１２）にそれぞれ形成した突条（１３）（１４）を容器本体（１）の上縁部（２）内面に摺動接触させ、その摩擦熱によって各突条（１３）（１４）を潰すように溶かして熱溶着する。
【００１４】
こうして、容器本体（１）の上縁部（２）に縁枠（１０）を取り付け、縁枠（１０）の鍔部（１１）の上面に、バリアー性を有する薄い積層シート状の蓋材（５）をヒートシールすることによって、上記したような内容物を密封することができる容器が得られる。
また、更に、蓋材（５）を剥がした後も再度容器を密封できるように、縁枠（１０）に嵌装可能なキャップ（６）を設ける場合がある。
このキャップ（６）は、例えば可撓性を有するように、低密度ポリエチレン等の樹脂で射出成形され、図６で示すように、キャップ（６）の下縁部（７）の内面全周にわたって形成された溝部（８）に、縁枠（１０）の鍔部（１１）の最外周縁部を係止嵌合させることによって、容器が密封できるようになっている。
【００１５】
本発明は、少なくとも内面が熱可塑性樹脂層で構成された紙コップ等の紙製の容器本体（１）の上縁部（２）に、同様な熱可塑性樹脂で成形された縁枠（１０）を超音波溶着する際、縁枠（１０）の鍔部（１１）の下面内側を全面溶着するだけではなく、嵌入部（１２）の外面上側に所定間隔毎に縦長の特殊形状をした突条（１４）を形成して、その嵌入部（１２）を容器本体（１）の上縁部（２）に点状に部分的に溶着できるようにしたものであるため、縁枠（１０）を容器本体（１）に強固に溶着することができ、縁枠（１０）から蓋材（５）を引き剥がすときや、縁枠（１０）に係止嵌合させるキャップ（６）を何度となく繰り返し開閉させても、縁枠（１０）の容器本体（１）に対する接着強度は充分に確保されているので、縁枠（１０）が容器本体（１）から取れてしまうような不具合は一切生じない。
【００１６】
本来、嵌入部（１２）の外面上側も全面的に溶着することが望ましいが、超音波発信器の出力不足により、それは不可能であり、また、嵌入部（１２）の外面上側のみを全面溶着するのでは、超音波溶着のバランスが難しく現実的でない。
しかし、嵌入部（１２）の溶着が全面ではなく部分溶着であると、超音波発信器が出力不足になることはなく、かつ、縁枠（１０）の容器本体（１）に対する接着強度を向上させることができるので、本発明は上記したような場合等において非常に有効である。また、容器は紙製なので、廃棄に優れる利点もある。
【００１７】
【実施例】
次に、具体的な実施例を説明する。
容器本体（１）は、外面側からポリエチレン層／印刷層／紙層／アルミニウム箔層／ポリエチレンテレフタレート層／ポリエチレン系接着性樹脂層で層構成したブランク板にスカイブ・ヘミング加工を施すとともに、上縁部（２）を外方側に拡開するように折り曲げた紙コップ状に成形して作製し、縁枠（１０）は、高密度ポリエチレンに低密度ポリエチレンを特定の比率でブレンドしたものを射出成形して作製した。なお、このとき作製した縁枠（１０）の嵌入部（１２）におけるテーパーの角度は８度で、嵌入部（１２）に形成する側面視略三角形状をなす縦長状の突条（１４）の最小角は６度である。
【００１８】
そして、容器本体（１）の上縁部（２）に縁枠（１０）をセットし、所定の周波数及び振幅の超音波を超音波発信器より発信させて、ホーン（３）とリテーナー（４）とで縁枠（１０）を容器本体（１）に溶着した。
こうしてできた容器にクリーミングパウダーを充填後、縁枠（１０）の上面に蓋材（５）をヒートシールするとともに、キャップ（６）を嵌装して商品形態とした。
なお、縁枠（１０）の容器本体（１）に対する最低限の接着強度は、一般に蓋材（５）を引き剥がして開封するときの約２倍程度必要であるが、本発明によれば、蓋材（５）の引き剥がし強度が２ｋｇ／ｃｍ²に対し、容器本体（１）に対する縁枠（１０）の接着強度は４ｋｇ／ｃｍ²以上の結果が得られた。
【００１９】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、内面が熱可塑性樹脂層で構成された紙製の容器本体の上縁部に、熱可塑性樹脂で成形された縁枠を超音波溶着してなる容器において、前記縁枠は嵌入部と鍔部とで構成され、該鍔部の下面内側には全周にわたって突条が形成されるとともに、前記嵌入部の外面上側に縦長状の突条であって、下方側が最小角となる側面視略三角形状であり、上方側は嵌入部と鍔部の折り曲げ部分から鍔部の下面内側にかけて、所定間隔毎に複数形成されているので、容器本体の上縁部の内面側と容器本体と上縁部との折り曲げ部分の直下が確実に超音波溶着するときの超音波振動を伝わらせやすくなって溶着性を向上させることができることので、縁枠の容器本体に対する接着強度を向上させることができる。特に嵌入部の外面上側に縦長状の突条は、嵌入部の外面を等間隔に複数の箇所設けたので、接着強度が容器本体全体で均質である。
特に前記縁枠の嵌入部の外面上側に形成される縦長状の突条を８個以上にすると好適である。また、前記縁枠の鍔部の下面外側に全周にわたって突条が形成されているので、容器本体の上縁部と縁枠の鍔部との間からはみ出る樹脂漏れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明にかかる容器全体を示す概略斜視図
【図２】縁枠の一部破断正面図
【図３】縁枠の底面図
【図４】縁枠の要部を示す拡大断面図
【図５】容器本体に縁枠を超音波溶着する様子を示す説明図
【図６】蓋材で密封された容器本体にキャップを取り付けた様子を示す説明図
【符号の説明】
１容器本体
２上縁部
３ホーン
４リテーナー
５蓋材
６キャップ
７下縁部
８溝部
１０縁枠
１１鍔部
１２嵌入部
１３〜１６突条[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a container with a molded frame used for beverages, powders, confectionery, long-term preserved foods and the like.
[0002]
[Prior art]
In general, a paper container such as a paper cup has a step at the upper edge of the container body due to the joint formed when it is formed into a cylindrical shape. For example, a thin laminated sheet-like lid is sealed to the upper edge. When trying to seal the container, it was difficult to obtain a sealing property by filling the step with a lid.
Therefore, conventionally, in order to obtain high sealing performance with such a paper container, at least the inner surface of the container body is formed of a thermoplastic resin layer, and the upper edge portion of the container body is molded with the same thermoplastic resin. A container formed by ultrasonic welding of an edge frame is disclosed in, for example, Japanese Patent Publication No. 1-17929.
[0003]
According to the conventional container shown in Japanese Patent Publication No. 1-17929, etc., since the upper edge of the container body is covered with the edge frame, there is no step, and the upper surface of the collar part of the edge frame is flat. If the lid is sealed on the upper surface of the collar part, the container can be easily sealed.
The edge frame is composed of a collar part and a fitting part which is bent approximately 90 degrees inside and continuous, and only one of the lower surface of the collar part and the outer surface of the fitting part exceeds the upper edge part of the container body. Sonic welding. It is desirable that both the lower surface of the collar part and the outer surface of the fitting part are welded and attached to the upper edge part of the container body entirely, but in reality this is impossible due to insufficient output of the ultrasonic transmitter. Thus, it is common to weld only one of them.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, only one of the lower surface of the buttock or the outer surface of the fitting portion is ultrasonically welded to the edge frame to seal the laminated sheet-like lid material to seal the container, and when opening the lid material from the edge frame In the case of peeling and opening, there is a possibility that when the lid member is peeled off, there is a problem that even the edge frame may be removed from the container body.
Furthermore, even when a cap to be fitted to the edge frame is provided, there is a possibility that a problem that the edge frame is similarly removed from the container body can be caused by opening and closing the cap many times. .
Therefore, the present invention is such that the edge frame can be removed from the container body when the laminated sheet-like lid material is peeled off from the edge frame and opened or the cap fitted to the edge frame is opened and closed many times. An object of the present invention is to obtain a container with a molded edge frame in which there is no slag.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides the following container with a molded edge frame.
That is, in a container formed by ultrasonically welding an edge frame formed of a thermoplastic resin to the upper edge portion of a paper container main body whose inner surface is formed of a thermoplastic resin layer, the edge frame is connected to the fitting portion and the flange portion. is composed of a part, with the lower surface inside the the collar portion protruding over the entire circumference is formed, a vertically long ridge on the outer surface above the fitting portion, side view of the lower side is minimum angle It has a triangular shape, and the upper side is formed at predetermined intervals from the bent part of the fitting part and the collar part to the inside of the lower surface of the collar part, so the inner surface side of the upper edge part of the container body, the container body and the upper edge The container with a molded edge frame is characterized in that it can easily transmit the ultrasonic vibration when the ultrasonic welding is performed directly under the bent portion with the part, and the weldability can be improved . In addition, the vertically long protrusions on the outer surface upper side of the insertion portion may be provided at a plurality of locations at equal intervals on the outer surface of the insertion portion. In addition, it is preferable that the number of the vertically long protrusions formed on the outer surface upper side of the fitting portion of the edge frame is eight or more. Further, a protrusion is formed on the entire outer periphery of the lower surface of the flange portion of the edge frame.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described based on examples shown in the drawings. However, the present invention is not limited to the illustrated ones, and the design can be changed as appropriate within the spirit of the present invention. Is.
FIG. 1 is a schematic perspective view showing an entire container according to the present invention, FIG. 2 is a partially broken front view of an edge frame, FIG. 3 is a bottom view of the edge frame, and FIG. FIG. FIG. 5 is an explanatory view showing a state in which an edge frame is ultrasonically welded to the container body, and FIG. 6 is an explanatory view showing a state in which a cap is attached to the container body sealed with a lid material.
The container of the present invention can be widely used for beverages such as alcoholic beverages and juices, powder particles such as coffee and creaming powder that need aroma retention, solid confectionery such as potato chips and chocolate.
[0007]
First, the container main body (1) to which the edge frame is attached will be described. The laminated material of the container main body (1) is made of polyethylene, polypropylene, polyethylene terephthalate, polyamide, and ethylene vinyl alcohol using a paper layer as a base material. Thermoplastic resin layers such as coalescence, metal foil layers such as aluminum foil, and metal vapor deposition film layers obtained by vapor-depositing aluminum, silicon oxide, aluminum oxide, etc. on base films such as polyethylene terephthalate film and inorganic oxidation as necessary It is a physical vapor deposition film layer etc., and has a barrier property. At least the innermost surface layer of the container body (1) is composed of a thermoplastic resin layer that can be thermally welded to an edge frame (10) described later.
[0008]
A blank plate having such a layer structure is subjected to skive and hemming on one side end portion, and formed into a cylindrical cup shape having a tapered shape, for example, upper and lower, and joined to the side end portion, and the bottom portion. The container body (1) as shown in FIG. 1 is constructed by joining the materials. And the upper edge part (2) of this container main body (1) is bend | folded so that it may spread outward, an edge frame (10) is set to the upper edge part (2), and ultrasonic welding is carried out. It is like that. The shape of the container body (1) is not limited to that shown in the figure, and may be formed in a prismatic shape, for example. Further, the upper edge (2) of the container body (1) may be curled outwardly or inwardly.
[0009]
Next, the edge frame (10) will be described. The edge frame (10) is injection-molded with a thermoplastic resin such as polyethylene, polypropylene, or polyethylene terephthalate, and is shown in FIGS. Thus, it is comprised by the collar part (11) and the insertion part (12) which bend | folds substantially 90 degree | times inside this, and continues integrally. The fitting portion (12) is formed in a shape that can be brought into close contact with the inner surface of the upper edge (2) of the container body (1). In a similar manner to the upper edge (2) of the container body (1), the container body (1) is formed in a tapered shape so that the lower side is narrowed in a side view.
[0010]
And the protrusion (13) for ultrasonically welding to the upper edge part (2) inner surface of a container main body (1) is formed in the lower surface inner side of the collar part (11), and the insertion part ( A plurality of protrusions (14) for ultrasonic welding to the inner surface of the upper edge (2) are also formed on the upper outer surface of 12) with a predetermined interval.
As shown in FIG. 4, the ridge (13) of the flange portion (11) is formed in a substantially equilateral triangular shape in cross section, and the ridge (14) of the fitting portion (12) is vertically long, and It is formed in a substantially triangular shape in a side view so that the lower side becomes the minimum angle.
[0011]
Thus, when the protrusion (14) of the insertion portion (12) is formed in a vertically long and substantially triangular shape having a minimum angle on the lower side, the container body (1) that expands in a tapered shape. The inner surface side of the upper edge portion (2), that is, the portion directly under the bent portion is surely in close contact with the protrusion (14), and it is easy to transmit ultrasonic vibration when ultrasonic welding is performed, thereby improving the weldability. it can.
In order to strengthen the welding of the edge frame (10) to the container body (1), the outer surface of the fitting part (12) is attached to the upper edge part (2) of the container body (1) from the result of the experiment. It is necessary to weld at a plurality of locations at equal intervals. Therefore, in the present invention, the number of protrusions (14) formed on the fitting portion (12) is preferably eight or more.
[0012]
Moreover, the wide protrusion (15) is formed in the outermost lower surface of the collar part (11) over the perimeter, and the part is formed thickly as a whole. When the edge frame (10) is ultrasonically welded to the container body (1), the protrusion (15) is formed on the protrusion (13) or the fitting portion (12) formed on the lower surface inside of the flange portion (11). Preventing the protrusion (14) formed on the outer surface upper side from melting and protruding from between the upper edge (2) of the container body (1) and the flange (11) of the edge frame (10); It is the return of so-called resin leakage.
In addition, a substantially semicircular arc-shaped protrusion (16) in cross-sectional view is formed over the entire inner periphery of the insertion portion (12), and when the container body (1) is stacked and stocked, It can be easily pulled out one by one without blocking.
[0013]
The edge frame (10) as described above is ultrasonically welded to the upper edge (2) of the container body (1). At this time, as shown in FIG. Use a sonic horn (3). That is, at least the upper edge (2) of the container body (1) is used by using a horn (3) having a shape that can be brought into contact with at least the inner surface of the upper portion (11) and the upper surface of the fitting portion (12). The edge frame (10) is ultrasonically welded to the container body (1) by the retainer (4) and the horn (3) which are brought into contact with the container from the outside.
Specifically, ultrasonic vibration from the ultrasonic transmitter is transmitted by the horn (3), and the ridges (13) and (14) respectively formed on the flange portion (11) and the fitting portion (12) of the edge frame (10). Is brought into sliding contact with the inner surface of the upper edge (2) of the container main body (1) and melted so as to crush the ridges (13) and (14) by the frictional heat and heat-welded.
[0014]
In this way, the edge frame (10) is attached to the upper edge (2) of the container body (1), and a thin laminated sheet-like lid material having a barrier property (on the upper surface of the flange (11) of the edge frame (10) ( By heat-sealing 5), a container capable of sealing the contents as described above is obtained.
Further, a cap (6) that can be fitted to the edge frame (10) may be provided so that the container can be sealed again even after the lid (5) is peeled off.
This cap (6) is injection-molded with a resin such as low-density polyethylene so as to have flexibility, for example, and as shown in FIG. 6, over the entire inner surface of the lower edge (7) of the cap (6). The container can be sealed by engaging and fitting the outermost peripheral edge of the flange (11) of the edge frame (10) to the formed groove (8).
[0015]
The present invention provides an edge frame (10) formed of a similar thermoplastic resin on an upper edge (2) of a paper container body (1) such as a paper cup having at least an inner surface formed of a thermoplastic resin layer. , Not only the inner surface of the lower surface of the flange portion (11) of the edge frame (10) but also a vertically long special shape at predetermined intervals on the outer surface of the fitting portion (12). (14) is formed, and the fitting portion (12) can be partially welded to the upper edge portion (2) of the container body (1) in a dotted manner. The cap (6) that can be firmly welded to the container body (1) and peels off the lid (5) from the edge frame (10), or repeatedly engages the edge frame (10). Since the adhesive strength of the edge frame (10) to the container body (1) is sufficiently ensured even if it is repeatedly opened and closed, the edge frame ( 0) it does not occur at all a problem that would take from the container body (1).
[0016]
Originally, it is desirable to weld the entire upper surface of the fitting part (12), but this is not possible due to insufficient output of the ultrasonic transmitter, and only the upper part of the outer surface of the fitting part (12) is welded. Therefore, the balance of ultrasonic welding is difficult and impractical.
However, if the welded portion (12) is welded partially rather than entirely, the output of the ultrasonic transmitter will not be insufficient, and the bonding strength of the edge frame (10) to the container body (1) will be improved. Therefore, the present invention is very effective in the case as described above. In addition, since the container is made of paper, there is an advantage of excellent disposal.
[0017]
【Example】
Next, specific examples will be described.
The container body (1) is formed by applying a skive and hemming process to a blank plate composed of a polyethylene layer / printing layer / paper layer / aluminum foil layer / polyethylene terephthalate layer / polyethylene adhesive resin layer from the outer surface side and an upper edge Molded into a paper cup shape that is folded so that the part (2) expands outward, and the edge frame (10) is injection of a blend of high density polyethylene and low density polyethylene in a specific ratio Molded to produce. In addition, the taper angle in the fitting part (12) of the edge frame (10) produced at this time is 8 degrees, and the elongated elongated ridge (14) formed in a substantially triangular shape in a side view formed in the fitting part (12). The minimum angle is 6 degrees.
[0018]
And an edge frame (10) is set to the upper edge part (2) of a container main body (1), the ultrasonic wave of a predetermined frequency and amplitude is transmitted from an ultrasonic transmitter, and a horn (3) and a retainer (4 The edge frame (10) was welded to the container body (1).
After filling the container thus made with creaming powder, the lid material (5) was heat-sealed on the upper surface of the edge frame (10), and the cap (6) was fitted into a product form.
In addition, although the minimum adhesive strength with respect to the container main body (1) of the edge frame (10) is generally required about twice as much as when the lid material (5) is peeled off and opened, according to the present invention, The peel strength of the lid (5) was 2 kg / cm ^2, while the adhesion strength of the edge frame (10) to the container body (1) was 4 kg / cm ² or more.
[0019]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, in the container formed by ultrasonically welding the edge frame formed of the thermoplastic resin to the upper edge portion of the paper container main body whose inner surface is constituted by the thermoplastic resin layer, the edge The frame is composed of an insertion part and a flange part, and a protrusion is formed on the entire inner surface of the flange part, and a vertically elongated protrusion on the upper outer surface of the insertion part , the lower side being the smallest It has a substantially triangular shape when viewed from the side, and the upper side is formed at a predetermined interval from the bent part of the fitting part and the collar part to the inside of the lower surface of the collar part, so the inner side of the upper edge part of the container body Since the ultrasonic vibration at the time of the ultrasonic welding at the bottom of the bent portion between the container body and the upper edge can be surely transmitted and the weldability can be improved, the adhesion strength of the edge frame to the container body can be improved. Can be improved. In particular , since the vertically elongated protrusions are provided on the outer surface upper side of the insertion portion at a plurality of locations on the outer surface of the insertion portion at equal intervals, the adhesive strength is uniform throughout the container body.
In particular, it is preferable that eight or more vertically elongated protrusions are formed on the outer surface upper side of the fitting portion of the edge frame. Moreover, since the protrusion is formed over the entire outer periphery of the lower surface of the flange portion of the edge frame, it is possible to prevent the resin leakage from protruding between the upper edge portion of the container body and the flange portion of the edge frame.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic perspective view showing an entire container according to the present invention. FIG. 2 is a partially broken front view of an edge frame. FIG. 3 is a bottom view of the edge frame. FIG. 5 is an explanatory view showing a state in which an edge frame is ultrasonically welded to a container body. FIG. 6 is an explanatory view showing a state in which a cap is attached to the container body sealed with a lid.
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Container main body 2 Upper edge part 3 Horn 4 Retainer 5 Lid material 6 Cap 7 Lower edge part 8 Groove part 10 Edge frame 11 Gutter part 12 Insertion part 13-16 Projection

Claims

In a container formed by ultrasonically welding an edge frame formed of a thermoplastic resin to an upper edge portion of a paper container main body whose inner surface is formed of a thermoplastic resin layer, the edge frame includes an insertion portion and a flange portion. A ridge is formed on the entire inner surface of the lower surface of the flange portion, and is a vertically elongated ridge on the outer surface upper side of the fitting portion. And the upper side is formed at a predetermined interval from the bent part of the fitting part and the collar part to the inside of the lower surface of the collar part, so the inner surface side of the upper edge part of the container body, the container body and the upper edge part, A container with a molded edge frame, which is capable of improving the weldability because it is easy to transmit ultrasonic vibration when the ultrasonic welding is performed directly below the bent portion of the wire .

The container with a molded edge frame according to claim 1, wherein the vertically elongated protrusions are provided at a plurality of locations at equal intervals on the outer surface of the insertion portion .

The container with a molded edge frame according to claim 2 , wherein there are eight or more vertically elongated ridges formed on the outer surface upper side of the fitting portion of the edge frame.

4. A container with a molded edge frame according to claim 3 , wherein a ridge is formed on the entire outer periphery of the lower surface of the flange portion of the edge frame.