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JP4200947B2 - 引手付き椅子 - Google Patents

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Description

本発明は、引手付き椅子に係わり、更に詳しくは椅子を移動させることが容易な引手付き椅子に関するものである。
従来から、特許文献1の図1に記載されているように、学童用の木製椅子では背凭れ板の中央部をくり抜いて引手部を形成しているものは一般的である。しかし、キャスター付きの回転椅子では、背凭れ部には引手部を設けたものは皆無である。
通常、背凭れ部に引手部が無い場合には、該背凭れ部の上端を持って手前に引くことになるが、キャスターが床面をスムーズに転がらない場合や、床面に段差が有る等の障害物がある場合には、椅子が倒れることもある。つまり、背凭れ部の上端は、最も重心から離れた位置であり、またキャスターと床面の接触点から最も離れて回転モーメントが大きく作用する位置であり、本質的に最も倒れ易いのである。
特許第2624933号公報(図1)
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、脚部の下端にキャスター等の移動手段を取付けるとともに、該脚部で支持された座部の背後部に背凭れ部を設けた回転椅子等において、背凭れ部がクッション体やインナーシェル、アウターシェルで構成された複合構造を有するものでも該引手部を設けて移動させ易いようにした引手付き椅子を提供する点にある。
本発明は、前述の課題解決のために、脚部の下端にキャスター等の移動手段を取付けるとともに、該脚部で支持された座部の背後部に背凭れ部を設け、該背凭れ部の背面側に位置する合成樹脂製のアウターシェルに、引手部を形成した椅子であって、前記引手部として、前記アウターシェルの一部に凹陥部を形成するとともに、該凹陥部の中央部に横長の膨出部を形成し、該膨出部の上面側を指が掛からない平面部とし、該膨出部とそれより下側の凹陥部の間は開放し、前記膨出部の内面側に内接可能な形状の本体部に下方へ開放した凹部を形成した指当て部材を、前記アウターシェルの前面側から取付けることにより、該指当て部材の凹部を前記膨出部の下側の凹陥部に面してなる引手付き椅子を構成した(請求項1)。
ここで、前記指当て部材は、前記本体部の両側端に取付部を形成し、該指当て部材を前記アウターシェルの前面側から前記膨出部の内面側に内接させるとともに、両取付部をアウターシェルの前面側に形成した固定台にネジで取付けることが好ましい(請求項2)。
また、前記膨出部の上面側を指が掛からない平面部とするとともに、該平面部が前記膨出部の突出側へ向けて下方傾斜してなるとより好ましい(請求項)。
以上にしてなる請求項1に係る発明の引手付き椅子は、背凭れ部を構成する合成樹脂製のアウターシェルの成形とともに、背凭れ部の背面に引手部を設けることができ、該引手部を引くことによって容易に椅子を手前に移動させることができる。また、背凭れ部の上端よりも下方位置に引手部が設けられているので、より重心の低い位置を引くことになり、若しくは脚部の下端に対する回転モーメントが小さくなるので、不意に椅子が倒れることがなくなるのである。また、学童が使用する場合にも、引手部が低い位置にあるので、椅子を手前に引く作業がし易くなり、扱い易いものとなる。引手部は、凹陥部の中に形成された膨出部に設けたので、アウターシェルから大きく突出することがなく、通常は邪魔にならず、また意匠性にも優れたものとなる。しかも、膨出部の下面側に下方から指を掛ける凹部を形成したので、更に低い位置で椅子を引くことができるので、より安定に椅子を移動させることができる。更に、下方に向いた凹部を有する引手部は、アウターシェルに、前面側の開放部から凹部を形成した指当て部材を取付ける分割成形により形成するので、各部材は二つ割の金型で成形することが可能であり、そのため金型コストを低減することができる。
請求項2によれば、アウターシェルへ指当て部材をネジ止めにより取付けることができる。
請求項3によれば、前記膨出部の上面側を指が掛からない平面部としたことにより、間違いなく指を膨出部の下面側の凹部に掛けるように誘導することができ、予期しない使用形態を排除でき、更に前記平面部を前記膨出部の突出側へ向けて下方傾斜させることにより、強制的に膨出部の上面側に指を掛けられなくすることができる。
次に、添付図面に示した実施形態に基づき、本発明を更に詳細に説明する。図1は本発明に係る引手付き椅子の全体側面図、図2〜図6は第1実施形態の要部を示し、図中符号1は脚部、2は座部、3は背凭れ部、4は背凭れ支持杆をそれぞれ示している。
本発明に係る椅子は、前記脚部1の軸部5の上端に座部を回転可能且つ高さ調節可能に支持するとともに、該座部2の背後部に背凭れ部3を背凭れ支持杆4にて前後傾動可能に支持したものである。そして、前記脚部1の軸部5の下端から放射状に延びた支脚6,…の先端部下端にそれぞれキャスター7,…を設け、床面を転動して移動可能としたものである。ここで、本発明では、椅子の構造は前述のキャスター付きの回転椅子に限定されず、脚部1の下端にキャスター等の移動手段を取付けるとともに、該脚部1で支持された座部2の背後部に背凭れ部3を設けた椅子であれば広く適用できるものである。
本発明において、前記背凭れ部3は、図示しないインナーシェルの前面側にクッション体8を取付けるとともに、インナーシェルの背面側をアウターシェル9で外覆した構造のものである。前記インナーシェルとアウターシェル9は、合成樹脂製で成形されたものでり、ウレタン発泡体等で形成したクッション体8をインナーシェルの前面側に配して、それをクロス等の表皮シートで外覆して製造する。尚、前記背凭れ支持杆4の上端部はインナーシェルに強固に固定され、前記アウターシェル9の下部に設けた開口10から引き出されている。ここで、前記背凭れ支持杆4は、中央部に1本には限らず、左右に1本ずつ設けることもある。
そして、前記背凭れ部3の背面側に位置する合成樹脂製のアウターシェル9に、引手部11を一体成形若しくは分割成形にて形成するのである。本実施形態では、前記アウターシェル9の中央部やや上位に前記引手部11を形成している。ここで、前記引手部11を設ける位置は、前記背凭れ部3の左右中央部で、可能な限り下方にすることが安定性の観点から好ましいのである。前述の左右に1本ずつ背凭れ支持杆4,4を設ける場合は、両背凭れ支持杆4,4の間で、アウターシェル9の下部位置に前記引手部11を設けることができる。
具体的には、図3〜図6に示すように、前記引手部11として、前記アウターシェル9の一部に略半球面状の凹陥部12を形成するとともに、該凹陥部12の中央部に横長の膨出部13を該アウターシェル9の輪郭から若干突出するように形成し、該膨出部13の下面側に下方から指を掛ける凹部14を形成している。更に、前記引手部11は、前記膨出部13の上面側を指が掛からない平面部15とするとともに、該平面部15が前記膨出部13の突出側へ向けて下方傾斜していることが好ましい。
ここで、前記膨出部13の下側の凹陥部12は、指を差し入れる空間部となり、そして前記凹部14を下方から掛けることができるようになっている。また、本実施形態では、前記膨出部13の上側にも凹陥部12が存在し、指を差し入れることが可能であるが、この膨出部13の上側面を前記膨出部13の突出側へ向けて下方傾斜している平面部15としてことにより、指を掛けることができないよいうにしている。こうすることによって、より低い位置にある前記凹部14に指を掛けるように誘導するのである。尚、この目的のためには、前記膨出部13の上側に凹陥部12を形成せずに、前記アウターシェル9の輪郭を延長した形状にしても良いのである。しかし、人間工学的には、前記膨出部13の上面側の平面部15に親指を当てて、前記凹部14に掛けたその他の指とで当該膨出部13を上下から挟んで使用できる本実施形態の方が優れている。
以上説明した第1実施形態では、前記アウターシェル9の成形と同時に、前記凹部14を含めて引手部1の全体を一体成形したが、金型の抜き方向と該凹部14の向きが交差するので、通常の二つ割の金型で成形することが不可能であり、そのため凹部14を別の割金型で成形する必要があり、金型コストが上昇しコスト高となる。そこで、図7及び図8に示す第2実施形態では、前記アウターシェル9の大部分を通常の二つ割の金型で成形し、前記引手部11の凹部14に対応する部分を別部材として小型の金型で成形し、それらを組合わせて第1実施形態と同様な引手部11を形成する。
この場合、前記アウターシェル9には、引手部11として、前記同様な凹陥部12と膨出部13及び平面部15を一体成形し、該膨出部13とそれより下側の凹陥部12の間は開放されている。そして、別部材として成形する指当て部材16は、前記膨出部13の内面側に内接可能な形状の本体部17に下方へ開放した凹部14を形成するとともに、本体部17の両側端に取付部18,18を形成したものである。そして、前記指当て部材16を前記アウターシェル9の前面側から前記膨出部13の内面側に内接させるとともに、両取付部18,18を、アウターシェル9の前面側に形成した固定台19,19にネジ20,20で取付ける。この状態で、前記指当て部材16の凹部14は、前記膨出部13の下側の凹陥部12に面することになる。ここで、前記膨出部13と平面部15も前記指当て部材16の一部として成形することも可能である。
本発明に係る引手付き椅子の全体側面図である。 第1実施形態の背凭れ部の側面図である。 同じく背凭れ部の背面図である。 図3のA−A線省略断面図である。 図4のB−B線部分断面図である。 引手部の拡大縦断面図である。 第2実施形態の引手部の拡大縦断面図である。 同じく部分分解斜視図である。
符号の説明
1 脚部
2 座部
3 背凭れ部
4 背凭れ支持杆
5 軸部
6 支脚
7 キャスター
8 クッション体
9 アウターシェル
10 開口
11 引手部
12 凹陥部
13 膨出部
14 凹部
15 平面部
16 指当て部材
17 本体部
18 取付部
19 固定台
20 ネジ

Claims (3)

  1. 脚部の下端にキャスター等の移動手段を取付けるとともに、該脚部で支持された座部の背後部に背凭れ部を設け、該背凭れ部の背面側に位置する合成樹脂製のアウターシェルに、引手部を形成した椅子であって、前記引手部として、前記アウターシェルの一部に凹陥部を形成するとともに、該凹陥部の中央部に横長の膨出部を形成し、該膨出部の上面側を指が掛からない平面部とし、該膨出部とそれより下側の凹陥部の間は開放し、前記膨出部の内面側に内接可能な形状の本体部に下方へ開放した凹部を形成した指当て部材を、前記アウターシェルの前面側から取付けることにより、該指当て部材の凹部を前記膨出部の下側の凹陥部に面してなることを特徴とする引手付き椅子。
  2. 前記指当て部材は、前記本体部の両側端に取付部を形成し、該指当て部材を前記アウターシェルの前面側から前記膨出部の内面側に内接させるとともに、両取付部をアウターシェルの前面側に形成した固定台にネジで取付ける請求項1記載の引手付き椅子。
  3. 前記膨出部の上面側を指が掛からない平面部とするとともに、該平面部が前記膨出部の突出側へ向けて下方傾斜してなる請求項1又は2記載の引手付き椅子。
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