JP4195310B2 - ゲーム機の施錠装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機のガラス枠を前面枠に対し施錠する、或いはスロットマシンの前扉を本体に対し施錠するゲーム機の施錠装置に関し、特にガラス枠或いは前扉を、解錠時に自動的に押し開くようにしたゲーム機の施錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、パチンコ機の前面枠内には、一般に金枠が取付けられ、その金枠の上部に盤面を覆うガラス枠が開閉可能に取付けられているが、この種のパチンコ機の前面枠用の施錠装置には、ガラス枠を施錠するガラス枠用施錠具は設けられてなく、単にガラス枠用施錠具を解錠するための作動片付き作動杆が、施錠装置の基枠体内に設けられ、シリンダ錠によるカム板の回動によりその作動杆を摺動させる機構が設けられるのみである。
【0003】
このため、ガラス枠用施錠具を別個に前面枠の内側に取り付ける必要があり、その際の取付作業に多くの工数がかかると共に、施錠装置側の作動片をガラス枠用施錠具側の受け具にあわせるよう、位置調整を行なう必要があり、取付時の調整作業にも多くの作業工数がかかる問題があった。
【0004】
そこで、パチンコ機の施錠装置として、1つの基枠体内に前面枠用の施錠装置とガラス枠用の施錠装置を組み込んだ施錠装置が開発され、使用されている(例えば、下記特許文献1等参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−204337号公報
【0006】
この施錠装置は、支持板の外側の上部と下部に、ガラス枠施錠用の鉤部材を傾動可能に枢支し、両鉤部材をガラス枠施錠用の連結杆により連結すると共に、シリンダ錠の錠軸に固定したカム板の係合部の一方をそのガラス枠施錠用連結杆に係合させ、カム板の他方の係合部を前面枠施錠用の連結杆に係合させる構造である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のこの種の施錠装置は、ガラス枠を解錠するためにシリンダ錠の錠軸を鍵で回動操作すると、カム板を介してガラス枠施錠用の連結杆が摺動され、ガラス枠施錠用の鉤部材が傾動して、鉤部材とガラス枠側の係止部との係合が解除され、ガラス枠が解錠するが、ガラス枠側の係止部との係止を解除しただけでは、ガラス枠は開放動作を行わない。このため、シリンダ錠の鍵を回した状態で鍵から手を離すと、ガラス枠施錠用の鉤部材が元の施錠位置に戻るため、ガラス枠が開かずに、再び施錠状態に戻ってしまう不具合があった。これは、施錠装置がガラス枠ではなく前面枠に取り付けられており、鍵を把持してガラス枠を引いて開くことができず、また、ガラス枠に把持部はないため、解錠されたガラス枠を手で持って開く操作もできないためである。
【0008】
このために、従来では、ガラス枠と前面枠との間にばねで作動する押しピンなどの開放付勢機構を設け、ガラス枠をその開放付勢機構により常時開放側に付勢するようにし、ガラス枠が解錠された際にはガラス枠を開くように付勢して自動的にガラス枠を開放するようにしているが、その開放付勢機構のために、ガラス枠を閉鎖する際には、その付勢機構の付勢力に抗して閉鎖する必要があり、またこの開放側付勢機構は構造が複雑で部品点数が多くなるなどの問題があった。
【0009】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、簡単な構造で、ゲーム機の扉の解錠時に自動的に扉を開放側に押して開放することができるゲーム機の施錠装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のゲーム施錠装置は、取付板と支持板を有する縦長の基枠体と、該基枠体の取付板に固定され、該基枠体内に位置する錠軸にカム板を取り付けてなるシリンダ錠と、本体枠側に固定された受け金具に係止されて前面枠を施錠する前面枠鉤部材を有し、該シリンダ錠による該カム板の一方向への回動に係合して該前面枠鉤部材を解錠方向に動かす前面枠施錠機構と、ガラス枠側の係止片に係止されて該ガラス枠を施錠するガラス枠鉤部材を有し、該シリンダ錠による該カム板の他方向への回動に係合して該ガラス枠鉤部材を解錠方向に動かすガラス枠施錠機構と、を備え、該前面枠の内側に縦に取り付けられ、該本体枠に対し該前面枠を施錠し、該前面枠に対し該ガラス枠を施錠するゲーム機の施錠装置において、
前記基枠体の支持板に前面枠施錠用の前面枠鉤部材が傾動可能に枢支され、該前面枠鉤部材には施錠方向に付勢するコイルばねが掛止され、該支持板にガラス枠施錠用のガラス枠鉤部材が傾動可能に枢支され、該ガラス枠鉤部材には施錠方向に付勢するコイルばねが取り付けられ、該前面枠鉤部材とガラス枠鉤部材を解錠方向にのみ動かすための前面枠兼ガラス枠解錠用作動杆が該支持板に沿って摺動可能に配設され、該前面枠兼ガラス枠解錠用作動杆の一部に前記カム板が係合可能な係合孔が設けられ、該ガラス枠の解錠時、該前面枠兼ガラス枠解錠用作動杆の移動に伴い、該ガラス枠側の係止片を押して該ガラス枠を開放させる押し開き部が該前面枠兼ガラス枠解錠用作動杆に設けられ、該押し開き部は、傾斜部を有し、該作動杆における前記鉤部材の近傍位置に、該鉤部材と同一方向に突出して設けられたことを特徴とする。
【0011】
ここで、上記施錠装置においては、請求項2のように、上記前面枠鉤部材と前記ガラス枠鉤部材が各々枢支ピンにより前記支持板の各々の箇所に枢支され、前記前面枠兼ガラス枠解錠用作動杆には枢支ピンに係合してガイドされるガイド孔が設けられ、該前面枠鉤部材と前記ガラス枠鉤部材には各々係合凸部が設けられ、該係合凸部に係合する係合部が該前面枠兼ガラス枠解錠用作動杆の各々の箇所に設けられた構成とすることができる。
【0012】
【作用】
このような構成のパチンコ機の施錠装置では、前面枠を本体枠に対し閉じると、前面枠鉤部材が本体枠側の受け金具に当り傾動(回動)して係止され、施錠状態となる。それを解錠する場合は、キーによってシリンダ錠を回し、カム板を回転させると、カム板が前面枠兼ガラス枠解錠用作動杆を前面枠の施錠方向に摺動させる。このとき、前面枠兼ガラス枠解錠用作動杆が係合部と係合凸部を介して前面枠鉤部材を解錠方向に傾動(回動)させる。これにより、本体枠の受け金具と前面枠鉤部材との係合が外れ、前面枠は解錠される。
【0013】
一方、ガラス枠を閉じると、ガラス枠内の係止片が基枠体の取付板から突出したガラス枠鉤部材に当り、ガラス枠鉤部材が傾動して、ガラス枠鉤部材に係止片が係止され、ガラス枠は施錠状態となる。ガラス枠を解錠する場合は、シリンダ錠のキーを逆方向に回して、カム板を同方向に回動させ、カム板が前面枠兼ガラス枠解錠用作動杆を前面枠の解錠時とは反対方向に摺動させる。これにより、前面枠兼ガラス枠解錠用作動杆が係合部と係合凸部を介してガラス枠鉤部材を解錠方向に傾動させる。このガラス枠鉤部材の傾動によって、ガラス枠の係止片と鉤部材の係合が外れ、ガラス枠は解錠される。
【0014】
このガラス枠の解錠時、前面枠兼ガラス枠解錠用作動杆の移動に伴い、押し開き部の傾斜部がガラス枠側の係止片を押して、ガラス枠を開放させるように動作し、ガラス枠は前面枠内から開かれる。したがって、その後、回していたシリンダ錠のキーの回動力を緩めても、ガラス枠が既に開いているから、ガラス枠鉤部材が再び施錠状態となることはなく、手で把持する部分がないガラス枠であっても、少し開いたガラス枠を手で持って容易に開くことができる。また、この前面枠兼ガラス枠解錠用作動杆に設けた押し開き部は、傾斜部を有するだけの簡単な構造で構成することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は施錠装置の正面図を、図2はその左側面図を、図3はその右側面図を、図4はその背面図を各々示し、図6はその分解図を示している。
【0016】
1は取付板2と支持板3を略直角に曲折して一体成形してなる縦長の基枠体で、基枠体1の支持板3の上部と下部に、前面枠鉤部材用の枢支部3a、3bがその部分のみを内側に入れるように分離して形成される。取付板2には複数の取付孔が穿設される。また、図1に示す如く、基枠体1の角部の上部と中間部の左側に、後述のガラス枠鉤部材11、12を前方に突出させるための開口部1a,1bが形成される。
【0017】
枢支部3a,3bには、各々前面枠鉤部材4,5が基枠体1の背面側を向けて、且つ下方に傾動(回動)可能に、枢支ピン4a,5aにより枢支される。前面枠鉤部材4,5は三角形頭部を有しその中間部に係合凹部を有して、フック状に形成されている。さらに、前面枠鉤部材4,5の元部には、解錠時に後述の前面枠兼ガラス枠解錠用作動杆6の係合部64,65が係合して解錠方向に押すための係合凸部4b,5bが各々突設され、また、この係合凸部4b,5bには、コイルばね9a,9bが施錠方向に付勢するように掛止される。
【0018】
この前面枠鉤部材4,5は、前面枠21を本体枠20に対し施錠するためのものであるが、施錠する際には、各前面枠鉤部材4,5が独立してコイルばね9a,9bの付勢力に抗して傾動するのみであるから、前面枠21を閉じた際、非常に小さい力で軽く鉤部材を傾動させて施錠することができる。また、各前面枠鉤部材4,5が独立して傾動するから、針金などを前面枠21の隙間に差し込んで行なわれる不正解錠に対しては、何れか一方の鉤部材4,5を針金などで引っ掛けて、解錠方向に傾動させても、他方の鉤部材は解錠方向に動くことはないため、この種の不正解錠を防止することができる。
【0019】
図6に示すように、前面枠兼ガラス枠解錠用作動杆6の上部と下部には、ガイド孔60、61が形成される。それらのガイド孔60、61には、ガイドピン62,63が挿通され、基枠体1の支持板に固定され、前面枠兼ガラス枠解錠用作動杆6は、このガイドピン62,63とガイド孔60、61により、基枠体1の内側で支持板3に沿って摺動可能に支持される。また、この前面枠兼ガラス枠解錠用作動杆6の上部寄りには後述のシリンダ錠7のカム板8が係合するための係合孔68,69が形成される。
【0020】
さらに、この前面枠兼ガラス枠解錠用作動杆6には後述のガラス枠鉤部材11,12の係合凸部11b,12bと係合する係合部66,67がその上部と中間部に設けられ、この作動杆6によってこの係合凸部11b、12bが下方に押されることにより、このガラス枠鉤部材11,12は解錠方向(上側)に傾動(回動)する。また、ガラス枠鉤部材12の中間部と前パネル用作動杆17との間にコイルばね15bが掛止される。
【0021】
取付板2の上部寄りに、シリンダ錠7がその錠軸を孔から基枠体1の内側に挿入するように、ねじ又はかしめで固定される。シリンダ錠7の錠軸には第一係合部8aと第二係合部8bを持つカム板8が固定される。図4の反時計方向にカム板8を回動させた場合、カム板の第一係合部8aは前面枠兼ガラス枠解錠用作動杆6の係合孔68に係合し、前面枠兼ガラス枠解錠用作動杆6を上方に摺動させ、前面枠鉤部材4,5の末部の係合凸部4b、5bを上方に押して前面枠鉤部材4,5を下方に傾動させる。前面枠鉤部材5と基枠体1間に掛けられたコイルばね9bは、前面枠鉤部材5が解錠側に傾動したとき、それを復帰させる方向に付勢する。
【0022】
さらに、図1のように、基枠体1の上部と中間部の角部に設けられた開口部1a,1bから前方に突き出すように、ガラス枠を施錠するガラス枠鉤部材11,12が配置され、ガラス枠鉤部材11,12は、基枠体1内の支持板3の上部と中間部に、枢支ピン11a,12aによって枢支されて傾動可能に取り付けられる。このガラス枠鉤部材11,12は、下向きの係合凹部を持ったフック状に形成され、図6に示すように、元部に係合凸部11b、12bが設けられる。上記前面枠兼ガラス枠解錠用作動杆6の係合部66,67によってこの係合凸部11b、12bが下方に押されることにより、このガラス枠鉤部材11,12は解錠方向(上側)に傾動(回動)する。また、上部のガラス枠鉤部材11には、コイルばね15aが掛止され、このコイルばね15aにより鉤部材11は下側施錠方向に付勢される。下側のガラス枠鉤部材12には、コイルばね15bが掛止され、このコイルばね15bにより鉤部材12下側施錠方向に付勢される。
【0023】
上下のガラス枠鉤部材11,12は、独立して傾動可能であり、ガラス枠が閉じられてそこに設けた係止片26,27が当たったとき、前面枠兼ガラス枠解錠用作動杆6の移動を伴わずに、図7のように、下方に傾動して係止片26,27に係止される。
【0024】
このガラス枠鉤部材11,12においても、上記と同様に、各鉤部材11,12が独立してコイルばね15a,15bの付勢力に抗して傾動するのみであるから、ガラス枠を閉じた際、非常に小さい力で鉤部材11,12を傾動させて施錠することができる。また、各ガラス枠鉤部材11,12が独立して傾動するから、針金などをガラス枠の隙間に差し込んで行なわれる不正解錠に対しては、何れか一方の鉤部材を針金などで引っ掛けて、解錠方向に傾動させても、他方の鉤部材は解錠方向に動くことはないため、不正解錠を防止することができる。
【0025】
さらに、図3、図6、図7に示すように、上記前面枠兼ガラス枠解錠用作動杆6の係合部66,67の近傍に、つまりガラス枠鉤部材11,12の近傍に位置するように、各々押し開き部666,667がガラス枠鉤部材11,12が突出する方向と同じ方向に突設される。この押し開き部666,667は、各々傾斜部668,669を有し、前面枠兼ガラス枠解錠用作動杆6が下方(ガラス枠の解錠方向)に摺動したとき、後述のガラス枠側の係止片に傾斜部668,669を当て、ガラス枠22を押し開くように動作する。
【0026】
さらに、基枠体1の下部には、図6に示すように、後述の前パネル28を施錠するための前パネル施錠機構が設けられる。前パネル施錠機構は、前パネル用作動杆17とその上下動をガイドするガイドピン17d,17eから構成され、基枠体1の支持板3の外側にガイドピン17d,17eによって上下摺動可能に配設される。
【0027】
図6に示すように、前パネル用作動杆17にはその上部と下部に、前パネル用鉤部18,19が前方に突き出すように一体形成され、その前パネル用鉤部18,19は、先端部がフック状に形成され、基枠体1の取付板2から前方に突出して配設される。前パネル用作動杆17には、2個のガイド孔17b,17cが形成され、このガイド孔17b,17cに、基枠体1の支持板2に取り付けたガイドピン17d,17eが挿通され、ガイドピン17d,17eとガイド孔17b、17cを介して、支持板2の外側を所定の範囲で上下摺動可能に支持される。
【0028】
前パネル用作動杆17には、正面側の上部に操作部17aが設けられ、ガラス枠を開いた際、この操作部17aが正面側に現れるようにしている。また、作動杆17の中間部には、検出部17fが突設され、図示しない検出器(近接スイッチなど)を対向して配設することにより、前パネルの開放動作を電気的に検出する。さらに、この前パネル用作動杆17には上記コイルばね15bがガラス枠鉤部材12との間に掛止され、施錠側に付勢される。例えば、操作部17aを押し下げて、その付勢力に抗して前パネル用作動杆17を下方に摺動させると、前パネル用鉤部18,19が下側の解錠方向に摺動する。
【0029】
このように構成されたパチンコ機の施錠装置は、図7、図8に示す如く、パチンコ機の本体枠20に開閉可能に装着された前面枠21の内側における矩形開口部の縁部に、シリンダ錠7の先端を前面に露出させ、前面枠鉤部材4,5を本体枠側に向けた姿勢で、取付板2を用いて縦に取付けられる。
【0030】
一方、本体枠20の内側の前面枠鉤部材4,5に対応した上下位置には、受け金具24、25が固定される。さらに、ガラス枠22が、前面枠21の開口部に内に取付けられた金枠内にヒンジを開閉可能に取付けられ、そのガラス枠22の自由端部内側に、ガラス枠鉤部材11,12が係止可能な係止片26、27が設けられる。また、上皿などを設けた前パネル28は、前面枠21内の金枠の下部にヒンジを介して開閉可能取り付けられ、前パネル28の自由端部内側に、前パネル用鉤部材18,19が係止可能な係止片29,30が設けられる。
【0031】
パチンコ機における前面枠21を本体枠20に対し閉じると、図7に示すように、施錠装置の上下の前面枠鉤部材4,5が本体枠20側の受け金具24、25に当って下方に傾動し、コイルばね9a,9bの付勢力により戻って係止され、施錠状態となる。このとき、前面枠鉤部材4,5は、各々が独立して傾動可能に枢支され、コイルばね9a,9bの付勢力に抗して傾動するのみであるから、前面枠21を閉じた際、非常に小さい力で軽く前面枠鉤部材4,5を傾動させて施錠することができる。一方、施錠した状態では、各前面枠鉤部材4,5は独立して傾動するから、針金などを前面枠21の隙間に差し込んで行なわれる不正解錠に対しては、何れか一方の鉤部材を針金などで引っ掛けて、解錠方向に傾動させても、他方の鉤部材は解錠方向に動くことはないため、この種の不正解錠を防止することができる。
【0032】
前面枠21を解錠する場合は、キーによってシリンダ錠7を回し、カム板8を図4の反時計方向に回転させると、カム板8の第一係合部8aが前面枠兼ガラス枠解錠用作動杆6の係合孔69と係合してこれを上方へ摺動させる。このとき、図7のように、前面枠兼ガラス枠解錠用作動杆6の係合部64,65が前面枠鉤部材4,5の末端の係合凸部4b、5bに係合して、前面枠鉤部材4,5を下方に傾動させる。この前面枠鉤部材4,5の傾動によって、本体枠の受け金具24、25との係合が外れ、前面枠21は開放可能な状態となる。
【0033】
一方、ガラス枠22を前面枠21の金枠内に閉じると、ガラス枠22内の係止片26、27がガラス枠鉤部材11,12に当り、これを上方に傾動させながら閉じられ、コイルばね15a,15bの付勢力によりガラス枠鉤部材11,12が水平位置に戻る。これにより、ガラス枠鉤部材11,12に係止片26、27が係止され、ガラス枠22は施錠状態となる。この場合も、ガラス枠鉤部材11,12は、各々が独立してコイルばね15a,15bの付勢力に抗して傾動するのみであるから、ガラス枠22を閉じた際、非常に小さい力で軽くガラス枠鉤部材11,12を傾動させて施錠することができる。また、針金などによる不正解錠も防止することができる。
【0034】
ガラス枠22を解錠する場合は、図8に示すように、シリンダ錠7に差し込んだキーを左方向に回して、カム板8を図4時計方向へ回動させると、カム板8の第二係合部8bが前面枠兼ガラス枠解錠用作動杆6の係合孔68と係合してこれを下方へ摺動させ、前面枠兼ガラス枠解錠用作動杆6の係合部66,67が鉤部材11,12の係合凸部11b、12bに係合して、ガラス枠鉤部材11,12を上方へ傾動させる。この動作によって、ガラス枠22の係止片26、27とガラス枠鉤部材11,12との係合が外れ、ガラス枠22は開放される。
【0035】
このガラス枠22の解錠時、前面枠兼ガラス枠解錠用作動杆6の下移動に伴い、図9に示すように、上部と下部の押し開き部666,667の傾斜部668,669が各々ガラス枠側の上部と下部の係止片26,27を押して、ガラス枠22を開放させるように動作し、ガラス枠22は前面枠21内から開かれる。したがって、その後、回していたシリンダ錠7のキーの回動力を緩めても、ガラス枠22が既に開いているから、ガラス枠鉤部材11,12が再び施錠状態となることはなく、手で把持する部分がないガラス枠22であっても、少し開いたガラス枠22を手で持って容易に開くことができる。
【0036】
上皿等を前面に取付けた前パネル28を開く場合、ガラス枠22を開いた状態で、その開口部から内側に手を入れ、前パネル用作動杆17の操作部17aを持って押し下げる。これによって、前パネル用作動杆17が下降し、それと一体の前パネル用鉤部材18,19が下方に摺動する。これにより、前パネル用鉤部材18,19と前パネル側の係止片29、30との係合が外れ、前パネル28が解錠され、開かれる。
【0037】
前パネル28を閉じる場合は、前パネル28を前面枠21内に閉じるように押し込む。このとき、その係止片29、30が前パネル用鉤部材18,19の傾斜頭部に当たって、前パネル用鉤部材18,19を摺動させ、コイルばね14の付勢力により元の位置に戻り、前パネル用鉤部材18,19に係止片29、30が係止され、前パネル28は、施錠状態となる。
【0038】
なお、上記実施形態では、上下1対の前面枠鉤部材4,5とガラス枠鉤部材11,12が各々単独で傾動可能な構造であったため、前面枠兼ガラス枠解錠用作動杆6を使用したが、上下の前面枠鉤部材とガラス枠鉤部材が各々連結杆に連結されて連結杆の移動と共に傾動する構造の場合、その作動杆6に代えて前面枠用連結杆とガラス枠用連結杆を使用することができる。この場合、上下1対の前面枠鉤部材4,5を前面枠用連結杆により連結すると共に、カム板8に係合可能とし、さらに、上下のガラス枠鉤部材11,12をガラス枠用連結杆により連結すると共に、カム板8に係合可能とし、そのガラス枠用連結杆に、解錠時にガラス枠側の係止片を押して、ガラス枠を開放させる押し開き部が設けられる。
【0039】
図10〜図14は、本発明をスロットマシンなどのゲーム機の施錠装置に適用した例を示している。この施錠装置は、取付板42と支持板43を横断面L形に成形した縦長の基枠体41を有し、その支持板43の上部と下部に、フック状の鉤部材45、46がその中間部を枢支ピン47、48を介して傾動可能に枢支され、両鉤部材45、46の末端が、基枠体41内に摺動可能に配設した連結杆44により、連結ピン49,50を介して連結される。
【0040】
連結杆44には、図13に示すように、その上部と下部の上記鉤部材45,46に対応した位置に、押し開き部444,445がその鉤部材45,46と同じ方向に突出して設けられる。各押し開き部444,445は三角形の先端部を有し、そこに傾斜部446,447が形成され、解錠時に、この傾斜部446,447が後述の受け金具77の係止片78を押して、前扉76を押し開くように作用する。また、連結杆44の中間部には、後述のカム板59の第一係合部59aが係合可能な係合孔443が形成され、さらのその下側にガイド孔442が形成される。
【0041】
基枠体41の取付板42の中央下寄りに幅広部が設けられ、そこにシリンダ錠58が前面に突き出す形態で取り付けられる。シリンダ錠58は、長尺に形成されて、末端にフランジ部を有し、取付板2に穿設された孔に内側から挿入され、フランジ部を取付板2の内側にねじで固定し、取り付けられる。シリンダ錠58の錠軸の末端はフランジ部を通して内側に突出し、その先端にカム板59が固定される。カム板59には第一係合部59aと第二係合部59bが設けられ、カム板59が図11の反時計方向に回動した時、第一係合部59aは、上記連結杆34に設けた係合孔443に係合可能であり、カム板59が図11の時計方向に下移動した時、第二係合部59bは、後述のスイッチ作動杆55と係合可能である。
【0042】
スイッチ作動杆55が、基枠体41の下部のおける支持板43と連結杆44との間に摺動可能に配設される。スイッチ作動杆55には左側面に突き出した作動片56が設けられ、この作動片56が基枠体にブラケット72を介して取り付けられた非接触スイッチ70を、スイッチ作動杆55の移動に伴い動作させる。スイッチ作動杆55は、摺動方向に沿ってガイド孔を有し、そのガイド孔に、ガイドピン51を挿通させ所定の範囲で摺動可能に支持される。
【0043】
このスイッチ作動杆55と基枠体41との間にコイルばね53が掛け渡され、また、連結杆44と基枠体との間にコイルばね52が掛け渡され、連結杆44を鉤部材45、46の施錠方向に、スイッチ作動杆55を非作動方向に付勢している。また、支持板43の下端部には、閉じる際に前扉を支持するための支持ローラ71が回転自在に軸支され、閉鎖時に受け金具側のローラ受けに乗り前面枠を支持する。
【0044】
上記構成の施錠装置は、図14のように、ゲーム機の本体(キャビネット)75の前面にヒンジを介して開閉自在に取り付けられた前扉76の内側に、その取付板42を介して縦に固定され、本体75の内側縁部には、施錠装置との対向位置に、受け金具77が縦に固定される。受け金具77は、縦長の帯状金属板からなる帯本体の上部と下部に、係止片78をL形に曲げて形成され、さらに、その下端部には前縁部を下方に曲げた板状のローラ受けが帯状金属の端部を略水平に曲げた形態で設けられる。閉鎖・施錠時、上下の鉤部材45、46は受け金具77の係止片78に下側から係合する形態で、施錠装置は装着される
受け金具77を取り付けた本体75に対し、施錠装置を取り付けた前扉76を閉じると、施錠装置の上下の鉤部材45、46の先端部が、受け金具77の係止片78に当接しながら下方に回動し、鉤部材45、46のフック凹部の先端が係止片78を越えたところで、コイルばね52の付勢力により水平位置に戻るように動作して、鉤部材45、46が係止片78に係止され施錠状態となる。
【0045】
一方、前扉を解錠する場合には、キーをシリンダ錠58に差し込み右に回すと、同方向にカム板59が回動し、連結杆44に係合してそれをコイルばね52の付勢力に抗して上方に摺動させ、上下の鉤部材45、46が下側に傾動し、受け金具77の上下の係止片78に対する係止が外れ、解錠される。
【0046】
この前扉76の解錠時、連結杆44の上移動に伴い、図14に示すように、上部と下部の押し開き部444,445の傾斜部446,447が各々本体75側の係止片78を押して、前扉76を開放させるように動作し、前扉76は本体75から開かれる。したがって、スロットマシンのように、その前扉78が重力により自然に閉じてしまう構造であっても、前扉76が自動的に開放されるから、鉤部材45,46が再び施錠状態となることはなく、少し開いた前扉76を手で持って容易に開くことができる。
【0047】
すなわち、スロットマシンは、通常、本体75の前面がその下部を前方に出し、その上部を背後に後退させるように傾斜して形成され、前扉76を支持するヒンジの回動軸も同様に傾斜しているから、閉じた状態の前扉76にはその重力が閉鎖方向に作用している。したがって、その施錠装置を解錠すると同時に前扉76に開放側への力を付与する必要があるが、その開放力を連結杆44に設けた押し開き部444,445により生じさせ、前扉76を解錠時に自動的に開くことができる。
【0048】
一方、この施錠装置では、キーを左に回すと、カム板59がスイッチ作動杆55に係合してそれを下方に摺動させ、非接触スイッチ70をオフさせる。
【0049】
なお、上記実施形態では、上下の鉤部材45,46を連結する連結杆44に押し開き部444,445を設けたが、連結杆44に代えて、鉤部材45,46に連結せずに係合して鉤部材45,46を解錠方向に傾動させる作動杆を使用し、その作動杆に押し開き部を設けることもできる。この場合、上下1対の鉤部材には各々コイルばねが施錠方向に付勢するように掛止され、作動杆は、カム板の回動に伴い解錠方向に移動したとき、鉤部材に係合して、上下の鉤部材を解錠方向に傾動させ、このとき、作動杆の押し開き部が本体側の係止片を押して前扉を開くように作用する。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のゲーム機の施錠装置によれば、ガラス枠または前扉の解錠時、前面枠兼ガラス枠解錠用作動杆または連結杆の移動に伴い、押し開き部の傾斜部がガラス枠または本体側の係止片を押して、ガラス枠または前扉を開放させるように動作し、ガラス枠は前面枠内から、前扉は本体側から開かれるから、その後、回していたシリンダ錠のキーの回動力を緩めても、ガラス枠または前扉は既に開いているから、鉤部材が再び施錠状態となることはなく、手で把持する部分がないガラス枠や前扉であっても、少し開いたガラス枠または前扉を手で持って容易に開くことができる。また、この前面枠兼ガラス枠解錠用作動杆または連結杆に設けた押し開き部は、傾斜部を有するだけの簡単な構造で構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す施錠装置の正面図である。
【図2】その左側面図である。
【図3】その右側面図である。
【図4】その背面図である。
【図5】その拡大底面図である。
【図6】同施錠装置の分解右側面図である。
【図7】使用状態を示す右側面図である。
【図8】使用状態を示す左側面図である。
【図9】ガラス枠を解錠し押し開く際の作動説明図である。
【図10】他の実施形態のゲーム機の施錠装置の右側面図である。
【図11】その背面図である。
【図12】その拡大平面図である。
【図13】その分解右側面図である。
【図14】前扉を解錠し押し開く際の作動説明図である。
【符号の説明】
1−基枠体
2−取付板
3−支持板
4、5−前面枠鉤部材
4b、5b-係合凸部
4a,5a-枢支ピン
6−前面枠兼ガラス枠解錠用作動杆
64〜67-係合部
7−シリンダ錠
8−カム板
11、12−ガラス枠鉤部材
11a,12a−枢支ピン
11b、12b-係合凸部
666、667−押し開き部
668、669−傾斜部
Claims (2)
- 取付板と支持板を有する縦長の基枠体と、該基枠体の取付板に固定され、該基枠体内に位置する錠軸にカム板を取り付けてなるシリンダ錠と、本体枠側に固定された受け金具に係止されて前面枠を施錠する前面枠鉤部材を有し、該シリンダ錠による該カム板の一方向への回動に係合して該前面枠鉤部材を解錠方向に動かす前面枠施錠機構と、ガラス枠側の係止片に係止されて該ガラス枠を施錠するガラス枠鉤部材を有し、該シリンダ錠による該カム板の他方向への回動に係合して該ガラス枠鉤部材を解錠方向に動かすガラス枠施錠機構と、を備え、該前面枠の内側に縦に取り付けられ、該本体枠に対し該前面枠を施錠し、該前面枠に対し該ガラス枠を施錠するゲーム機の施錠装置において、
前記基枠体の支持板に前面枠施錠用の前面枠鉤部材が傾動可能に枢支され、該前面枠鉤部材には施錠方向に付勢するコイルばねが掛止され、該支持板にガラス枠施錠用のガラス枠鉤部材が傾動可能に枢支され、該ガラス枠鉤部材には施錠方向に付勢するコイルばねが取り付けられ、該前面枠鉤部材とガラス枠鉤部材を解錠方向にのみ動かすための前面枠兼ガラス枠解錠用作動杆が該支持板に沿って摺動可能に配設され、該前面枠兼ガラス枠解錠用作動杆の一部に前記カム板が係合可能な係合孔が設けられ、該ガラス枠の解錠時、該前面枠兼ガラス枠解錠用作動杆の移動に伴い、該ガラス枠側の係止片を押して該ガラス枠を開放させる押し開き部が該前面枠兼ガラス枠解錠用作動杆に設けられ、該押し開き部は、傾斜部を有し、該前面枠兼ガラス枠解錠用作動杆における該ガラス枠鉤部材の近傍位置に、該ガラス枠鉤部材と同一方向に突出して設けられたことを特徴とするゲーム機の施錠装置。 - 前記前面枠鉤部材と前記ガラス枠鉤部材が各々枢支ピンにより前記支持板の各々の箇所に枢支され、前記前面枠兼ガラス枠解錠用作動杆には枢支ピンに係合してガイドされるガイド孔が設けられ、該前面枠鉤部材と前記ガラス枠鉤部材には各々係合凸部が設けられ、該係合凸部に係合する係合部が該前面枠兼ガラス枠解錠用作動杆の各々の箇所に設けられたことを特徴とする請求項1記載のゲーム機の施錠装置。
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-
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- 2003-01-30 JP JP2003022610A patent/JP4195310B2/ja not_active Expired - Lifetime
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