JP4194222B2 - 缶蓋の成形方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、補強用の環状溝であるカウンターシンク部を備えた缶蓋を成形するための方法に関し、特に、金属板をブランクに裁断してフラットシェルに成形してから、その中央のパネル部を缶蓋上面側に押圧することでカウンターシンク部を成形するように、複数の金型部品を備えた一つの成形装置によって連続的に缶蓋を成形するための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
炭酸飲料やビールを内容物とする缶詰や、内容物の充填時に液体窒素を滴下した飲料缶詰など、缶の内圧が高い正内圧缶(陽圧缶)では、アルミニウム材料による缶蓋(上蓋や底蓋として缶胴の端部に巻締固着される缶の端板部)の耐圧強度を向上させるために、平坦なパネル部の外周にチャックウォール部とフランジカール部が形成されている所謂フラットシェルの缶蓋に対して、そのパネル部とチャックウォール部の間に、補強のための環状溝となるカウンターシンク部を形成するということが従来から一般的に行われている。
【0003】
そのようなカウンターシンク部を備えた缶蓋を、複数の金型部品を備えた一つの成形装置によって連続的に成形するための方法として、金属板をブランクに裁断して、その周辺部分をチャックウォール部とフランジカール部に成形してから、フランジカール部を固定した状態で中央のパネル部を缶蓋上面側に押圧したり、或いは、中央のパネル部を固定した状態でフランジカール部を缶蓋下面側に押圧したりすることで、パネル部とチャックウォール部の間にカウンターシンク部を成形するということが従来から公知となっている(例えば、特開昭60−193834号公報,特開平3−66434号公報,特開平3−66435号公報等参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような従来公知の缶蓋の成形方法では、何れの方法においても、チャックウォール部とフランジカール部を成形し、パネル部とチャックウォール部の間にカウンターシンク部を成形した後で、成形済みの缶蓋をその成形位置(缶蓋の成形が完了した時点での金型内の位置)から排出位置(成形済みの缶蓋を金型の外側に排出する時点での金型内の位置)にまで搬出する際には、成形時に金属材料を押圧している駆動側の金型部品が成形位置から離れるのに連れて、該駆動側の金型部品と対向して設けられた従動側の金型部品が元の位置まで移動することで、この従動側の金型部品によって缶蓋を排出位置まで搬出することとなる。
【0005】
この従動側の金型部品は、駆動側の金型部品からの押圧力により移動可能で、しかも、その押圧力と対抗して金属材料を成形できるように、エアー圧や油圧によって常に押圧力とは反対方向に所定の圧力で付勢されており、そのため、成形位置で駆動側の金型部品からの押圧力が解除されると、この付勢圧力によって元の位置に復帰するまで移動することとなる。そのように付勢圧力により移動する金型部品によって缶蓋が搬出される際に、その付勢圧力が成形に適したレベルであれば、缶蓋の移動が他の金型部品により抑えられた状態となった時に缶蓋を変形させることとなり、一方、そのような缶蓋の変形が起きないように金型部品の付勢圧力を弱いレベルにすれば、成形時に圧力が不足して缶蓋を所定の形状に成形できないこととなる。
【0006】
そこで、従動側の金型部品を付勢している圧力のレベルを、缶蓋成形時と缶蓋搬出時でそれぞれに適正なレベルに切り替えるということが考えられるが、従動側の金型部品を付勢する圧力は、通常はエアー圧や油圧によるものであって、そのようなエアー圧や油圧のレベルを切り替えようとする場合、切り替え動作が開始されてから圧力が所定のレベルに切り替わるまでタイムラグがあることから、缶蓋の成形と搬出が連続的に行われている状態では、それに合わせて圧力のレベルが適正に切り替わるように制御するということは実際上は困難である。
【0007】
すなわち、従動側の金型部品は、缶蓋の成形が完了した時点で駆動側の金型部品の動きに連れて直ちに搬出方向に移動するのに対し、それを付勢するエアー圧や油圧の制御については、成形が完了した時点で圧力の切り替え動作を始めると、缶蓋の搬出が開始された時点では圧力が搬出時の適正レベルまで下がっておらず、また、缶蓋の搬出が開始された時点で圧力が搬出時の適正レベルとなるように、成形が完了する時点よりも前に圧力の切り替え動作を始めると、成形が完了する前に圧力が成形時の適正レベルよりも下がってしまうこととなる。
【0008】
本発明は、上記のような問題の解消を課題とするものであり、具体的には、カウンターシンク部を備えた缶蓋を一つの成形装置により連続的に成形するための方法において、缶蓋の搬出時に各金型部品の移動タイミングをできるだけ揃えるようにすると共に、缶蓋の成形時には駆動側の金型部品からの押圧力を受け、且つ、缶蓋の搬出時には成形位置から搬出位置まで缶蓋を移動させる従動側の金型部品に対して、該金型部品を付勢している圧力のレベルを、缶蓋の成形時と搬出時で適正に切り替えられるようにすることで、缶蓋成形時の成形不良や缶蓋搬出時の変形を防止できるようにすることを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記のような課題を解決するために、金属板をブランクに裁断して、その周辺部分をチャックウォール部とフランジカール部に成形してから、その中央のパネル部を缶蓋上面側に押圧することで、パネル部とチャックウォール部の間にカウンターシンク部を成形するように、複数の金型部品を備えた一つの成形装置によって連続的に缶蓋を成形するための方法において、同じサイクルでタイミングをずらせて直線往復動するアウタースライドとインナースライドに対して、チャックウォール部とフランジカール部の成形時にブランクの周辺部分を押圧する金型部品であるパンチコアリングを、常に押圧方向に付勢した状態で所定の範囲だけ可動的にアウタースライドに連結し、カウンターシンク部の成形時にパネル部を押圧する金型部品であるパンチコアを、アウタースライドから遅れたタイミングで動くインナースライドに固定的に連結して、アウタースライドとインナースライドの下死点におけるタイミング差の間は、パンチコアリングの動きをアウタースライドとの可動範囲で吸収して停止させておくと共に、パンチコアリングの動きを停止させている間に、フランジカール部を介してパンチコアリングの押圧力を受ける金型部品であるノックアウトリングについて、パンチコアリングの押圧力と対向する方向にノックアウトリングを常に付勢している圧力を、缶蓋成形に適したレベルから缶蓋搬出に適したレベルに切り替えておくことを特徴とするものである。
【0010】
上記のような缶蓋の成形方法によれば、パンチコアリングの動きを停止させておくことで、缶蓋の搬出時にパンチコアリングとパンチコアの移動タイミングをできるだけ揃えるようにすることができると共に、パンチコアリングの動きを停止させている間に、ノックアウトリングを付勢している圧力のレベルを切り替えてしまうことで、エアー圧や油圧による圧力のレベルの切り替えにタイムラグがあっても、缶蓋の成形が完了するまでは圧力を成形時の適正レベルに維持し、且つ、缶蓋の搬出が開始されるまでには圧力を搬出時の適正レベルとしておくことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の缶蓋の成形方法の実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明の成形方法を実施するための装置について、図1〜図4は、缶蓋成形の各段階での金型部分の状態をそれぞれ示し、図5は、装置の上側金型部品の駆動構造を示し、図6は、装置の下側金型部品の固定及び可動構造を示すものである。また、そのような装置により実施される本発明の成形方法の一実施形態について、図7〜図9は、缶蓋成形の各段階における缶蓋の成形部分の状態をそれぞれ拡大して示し、図10は、アウタースライドとインナースライドの動きと、下側金型の一部品(ノックアウトリング)のエアー圧を制御するための電気信号と、該電気信号に基づいて制御されるエアー圧の変化状態とを比較して示すものである。
【0012】
本実施形態の成形方法を実施するための装置は、金型の上下方向の動きにより一回の往復動で金属板から缶蓋を裏返し(フランジカール部がパネル部よりも下方に位置する)の状態に成形するための装置であって、装置の金型部分1は、図1に示すように、金属板からブランクを裁断するために下側で固定刃となるダイカッター11と上側で可動刃となるパンチカッター12を有すると共に、それらの内側に、上側の可動金型部品としてドローリング13とパンチコアリング14とパンチコア15を、下側の固定金型部品としてショルダーサポート16とダイコア17を、下側の可動金型部品としてノックアウトリング18とパネルフォームリング19をそれぞれ有するものである。
【0013】
上側の可動部品は、図5に示すように、パンチカッター12とドローリング13とパンチコアリング14がアウタースライド21により上下往復動され、パンチコア15がインナースライド22により上下往復動されるものであって、パンチカッター12がアウタースライド21に対して固定的に連結され、パンチコア15がインナースライド22に対して固定的に連結されているのに対して、ドローリング13とパンチコアリング14は、それぞれ個別のエアー圧により常に下方に付勢された状態で、アウタースライド21に対してそれぞれの所定範囲だけ可動的に連結されている。
【0014】
すなわち、アウタースライド21には、二つの可動シリンダブロック23,24とパンチホルダー25が一体的に連結されており、インナースライド22には、ベースプレート26とパンチプレート27とクランパー28を介してコアシャフト29が一体的に連結されていて、パンチカッター12がパンチホルダー25に固定的に連結され、パンチコア15がコアシャフト29に固定的に連結されているのに対して、ドローリング13とパンチコアリング14は、各可動シリンダブロック23,24に設けられたそれぞれのシリンダとピストンを介して、それぞれ個別のエアー圧により常に下方に付勢された状態で、各可動シリンダブロック23,24に対してそれぞれの所定範囲だけ可動的に連結されている。
【0015】
アウタースライド21とインナースライド22は、図示していないクランクの回転駆動に連動してそれぞれ上下往復動するものであって、図10に示すように、アウタースライド21とインナースライド22のそれぞれの上下往復動は、往復動のサイクルは同じ(両者の時間当たりの往復動数が同じ)ではあるが、往復動の始まるタイミングが異なり(アウタースライド21よりもインナースライド22の方が遅れたタイミングで動く)、往復動のストロークが異なる(アウタースライド21よりもインナースライド22の方が移動範囲が大きい)ようになっている。
【0016】
下側の可動部品であるノックアウトリング18とパネルフォームリング19は、図6に示すように、固定基盤31に一体的に連結された二つの固定シリンダブロック32,33のそれぞれに設けられた個別のシリンダとピストンを介して、それぞれ個別のエアー圧により常に上方に付勢された状態で、各固定シリンダブロック32,33に対してそれぞれの所定範囲だけ可動的に連結されており、対向する上側の可動部品(パンチコアリング14やパンチコア15)による上方からの押圧力によりエアー圧に抗して下降し、上方からの押圧力が解除されるとエアー圧により上限位置まで上昇するものである。
【0017】
上記のような成形装置により金属板から缶蓋が連続的に成形されるときの状態を以下に説明する。なお、図7〜図9において、白い丸は、固定部品を示し、黒い丸は、可動部品の停止状態を示し、白い矢印は、アウタースライドに対して可動的に連結された部品の移動を示し、黒い矢印は、アウタースライドに対して固定的に連結された部品の移動を示し、斜線の矢印は、下側可動部品のエアー圧に抗した移動を示し、太線の矢印は、インナースライドに対して固定的に連結された部品の移動を示すものである。
【0018】
缶蓋の成形に入る前の状態については、アウタースライド21やインナースライド22が上死点の近傍(両方が同時に上死点に位置することはない)に位置している状態で、図1に示すように、上側の各部品(パンチカッター12,ドローリング13,パンチコアリング14,パンチコア15)と、下側の各部品(ダイカッター11,ショルダーサポート16,ダイコア17,ノックアウトリング18,パネルフォームリング19)とは、上下方向で間隔を置いて離れていて、その間で下側の各部品に載せられるように材料の金属板2が送り込まれている。
【0019】
そのような状態から、アウタースライド21が下降することによって、図2に示すように、パンチカッター12とドローリング13とパンチコアリング14が揃って下降して、図7(A)に示すように、ドローリング13とダイカッター11により金属板2を挟持してから、ダイカッター11に対しオフセットされたパンチカッター12が下降して金属板2を剪断することにより、金属板2から缶蓋一個分のブランク2aが裁断される。
【0020】
そして、下側の固定部品であるダイカッター11によりドローリング13が下方への移動を停止されている状態から、更にアウタースライド21が下降を続けることで(なお、アウタースライド21に対してドローリング13が可動的に連結されているため、ドローリング13を停止してもアウタースライド21は下降できる)、図7(B)に示すように、パンチコアリング14は、裁断されたブランク2aの周辺部分をノックアウトリング18との間に挟持した状態で、ノックアウトリング18を押し下げながら下降し続ける。
【0021】
そして、アウタースライド21が下死点に至る前に、図8(C)に示すように、パンチコアリング14が下側の固定金型部品であるショルダーサポート16によって停止された(アウタースライド21は未だ下死点にまで至らず、パンチカッター12は未だ下降している)時点で、パンチコアリング14の下降に連れてブランクの周辺部分が下方に引き込まれ、ダイカッター11とパンチコアリング14とノックアウトリング18とショルダーサポート16とパネルフォームリング19とで挟み込まれることにより、ブランクは、平坦なパネル部41の外周にチャックウォール部42とフランジカール部43が形成されたフラットシェル(カウンターシンク部が成形される前の缶蓋)に成形される。
【0022】
そのように、ブランクがフラットシェルに成形されている間、インナースライド22は、アウタースライド21の下降からタイミングを遅らせた状態で下降しており、インナースライド22に対して直接連結されているパンチコア15は、フラットシェルの成形が終了した時点(アウタースライド21が下死点に至る前)では、図8(C)に示すように、フラットシェルのパネル部41の位置にまで下降している。
【0023】
そのような状態からアウタースライド21が下降して下死点に位置しても、インナースライド22は更に下降を続け、それに連れてパンチコア15が下降することで、図8(D)に示すように、パンチコア15の側に形成された環状の凸部15aとパネルフォームリング19の側に形成された環状の凹部19aとによりパネル部41を噛み込むように、パンチコア15とパネルフォームリング19の間にパネル部41を挟み込んだ状態で、パンチコア15はパネルフォームリング19を押し下げながら更に下降する。
【0024】
すなわち、図3に示すようなアウタースライドが下死点の位置にある金型では、パンチカッター12とドローリング13とパンチコアリング14がそれぞれ下限位置で停止しているのに対して、パンチコア15だけが更に下降を続けており、インナースライドが下死点に達した時点で、図4に示すように、ドローリング13とパンチコアリング14がそのままの停止状態を続けている(パンチカッター12は上昇を始めている)と共に、パンチコア15はその下限位置で停止することとなる。
【0025】
そのようなパンチコア15の下降により、図8(D)に示すように、パンチコア15とパネルフォームリング19の間に挟み込まれたパネル部41が押し下げられる(缶蓋上面側に押圧される)のに対して、パネル部41の押し下げにより缶蓋全体が下方に移動しようとするのを、ノックアウトリング18とショルダーサポート16でフランジカール部43を受け止めて阻止していることにより、パネル部41の押し下げに連れてその外周部が徐々に折り返され、図9(E)に示すように、パンチコア15の下降が停止した時点(インナースライド22が下死点に達した時点)で、パネル部41とチャックウォール部42の間にカウンターシンク部44が成形されて、カウンターシンク部44を備えた缶蓋の成形が完了することとなる。
【0026】
なお、パンチコア15の下降によるカウンターシンク部の成形時にフランジカール部43を固定的に支持しているノックアウトリング18とショルダーサポート16について、フランジカール部43の頂面部分43bを支持するノックアウトリング18は、その上端面が実質平坦面に形成されており、また、フランジカール部43のショルダー部分43aを支持するショルダーサポート16は、チャックウォール部42の一部と接触することはあっても、チャックウォール部42の大部分と接触したりカウンターシンク部44の溝内にまで入り込まないように形成されている。
【0027】
ノックアウトリング18の上端面については、フランジカール部43の頂面部分43bの略平坦な曲面と合致するものであって、フランジカール部43の外端側での変形を防止するために、フランジカール部43の外端側で僅かに突出しているが、この突出の高さは、後で述べる缶蓋の装置外への排出時に邪魔にならないように、0.5mm以上とならないように形成されていることから、完全な平坦面ではないが、実質的には殆ど平坦面と変わらないものとなっている。
【0028】
缶蓋の成形が完了した後は、アウタースライド21とインナースライド22が上昇するのに連れて、成形済みの缶蓋は金型内の成形位置から排出位置にまで搬出される。缶蓋の排出位置では、図1に示すように、上側の各部品12,13,14,15と、下側の各部品11,16,17,18,19とは、上下方向で間隔を置いて離れており、成形済みの缶蓋3は、図中に二点鎖線で示すように、裏返しでフランジカール部をノックアウトリング18に載せた状態となっていて、そのような缶蓋3の排出位置から、図示していない適宜の手段により横方向(水平方向)に缶蓋3を押し出すことで、缶蓋3は金型による抵抗無くスムーズに金型部分1から外側に排出されることとなる。
【0029】
上記のように成形済みの缶蓋を金型内の成形位置から排出位置にまで搬出するに際して、本実施形態の成形方法では、インナースライド22が下死点の位置にまで下降して、カウンターシンク部44を備えた缶蓋の成形が完了した後、インナースライド22に固定的に連結したパンチコア15は、インナースライド22が下死点から上昇するのと同時に上昇するが、アウタースライド21に対して可動的に連結したパンチコアリング14は、アウタースライド21が下死点に至る前から下死点を過ぎた後までの所定の時間だけ、ショルダーサポート16により阻止された下限位置でその動きを停止させていることから、その分だけアウタースライド21の下死点からの上昇よりも遅れて上昇することとなる。
【0030】
それによって、アウタースライド21よりもインナースライド22の方が遅れたタイミングで上下動していることにより、アウタースライド21が下死点からの上昇を開始した後で、遅れてインナースライド22が下死点からの上昇を開始するにもかかわらず、アウタースライド21に対して可動的に連結されているパンチコアリング14の上昇は、その動きがアウタースライドとの可動範囲で吸収されて停止していることで、インナースライド22に対して固定的に連結されているパンチコア15の上昇と略同時(同時又は同時よりも僅かに早く)に始まるようになっている。
【0031】
この点に関して、缶蓋の成形が完了した後、フランジカール部43を押さえているパンチコアリング14が、パネル部41を押さえているパンチコア15よりも早く上昇を始めると、パンチコアリング14の上昇に追従してノックアウトリング18が直ちに上昇することで、未だパネル部41がパンチコア15により押さえられた状態で、ノックアウトリング18によりフランジカール部43が持ち上げられることとなり、それによって、成形済みの缶蓋は、ノックアウトリング18の押圧力により、フランジカール部43がパネル部41の高さに近づくように変形して、缶蓋の高さの寸法が設定値よりも低くなってしまう。
【0032】
それとは逆に、缶蓋の成形が完了した後、パネル部41を押さえているパンチコア15が、フランジカール部43を押さえているパンチコアリング14よりも早く上昇を始めると、パンチコア15の上昇に追従してパネルフォームリング19が直ちに上昇することで、未だフランジカール部43がパンチコアリング14により押さえられた状態で、パネルフォームリング19によりパネル部41が持ち上げられることとなり、それによって、成形済みの缶蓋は、パネルフォームリング19の押圧力により、フランジカール部43がパネル部41の高さから離れるように変形して、缶蓋の高さの寸法が設定値よりも高くなってしまう。
【0033】
そのような問題に対して、上記のようにパンチコアリング14をアウタースライド21に可動的に連結して、アウタースライド21とインナースライド22の下死点におけるタイミング差の間は、パンチコアリング14の動きをアウタースライド21との可動範囲で吸収して停止させておくことで、アウタースライド21がインナースライド22より早く上昇しても、パンチコアリング14をパンチコア15と略同時に上昇させるようにして、上記のように缶蓋の高さの寸法が(低く又は高く)変形することのないようにしている。
【0034】
しかしながら、パンチコアリング14とパンチコア15の上昇開始のタイミングを揃えても、上昇開始時がインナースライド下死点の状態では、インナースライド22よりもアウタースライド21の上昇スピードが僅かに速くなっていて、パンチコア15よりもパンチコアリング14の方が僅かに速く上昇することとなり、それによってパンチコアリング14の上昇に追従するノックアウトリング18の押圧力でフランジカール部43が持ち上げられて缶蓋の高さの寸法が低くなるような変形を起す虞がある。
【0035】
そこで、パンチコアリング14とパンチコア15の上昇スピードに僅かな差があっても、ノックアウトリング18の押圧力によって缶蓋が変形を起こすことのないように、以下に詳しく述べるように、ノックアウトリング18を上方に付勢するエアー圧のレベルを、缶蓋成形時(パンチコアリング14による押圧時)よりも缶蓋搬出時(パンチコアリング14の上昇時)の方が低くなるように制御している。
【0036】
すなわち、パネルフォームリング19を上方に付勢するエアー圧が一定であるのに対して、ノックアウトリング18を上方に付勢するエアー圧は、図10に示すように、アウタースライドとインナースライドを動かすためのクランクの角度により変化する電気信号の情報に基づいて、缶蓋の成形時と搬出時で圧力のレベルが異なるように制御されていて、クランクの角度による電気信号は、クランク角度が135°〜235°の間だけ通常とは異なるように発信されている。なお、135°〜235°のクランク角度は、図8(C)に示すアウタースライドが下死点に至る前にフラットシェルの成形が完了した時から、図9(F)に示す缶蓋が排出位置にまで移動した時までに相当するものである。
【0037】
そのような電気信号のレベルが変化した時点(クランク角度が135°でフラットシェルの成形が完了した時点)で、この電気信号の変化に応じて、ノックアウトリングのエアー圧を切り替えるための制御が開始されると、それまで缶蓋の成形に適した所定のレベルであってエアー圧は、低下を開始して、クランク角度が155°となったとき(パンチコアリング14が停止している間)に、エアー圧が缶蓋の搬出に適した所定のレベルにまで到達し、このエアー圧のレベルはクランク角度が235°(缶蓋が排出位置にまで移動した時点)となるまで維持されることとなる。
【0038】
なお、このノックアウトリング18のエアー圧について、缶蓋の成形時のエアー圧は、適正範囲が1470〜3920Nであって、1470N以下では板厚が薄い場合(特に0.25mmよりも薄い場合)にフランジカール部のショルダー部分にシワが発生し、3920N以上ではエアー残圧発生によりカウンターシンク部の深さに変形の起きる虞がある。一方、缶蓋成形後の搬出時(成形位置から排出位置までの移動時)のエアー圧は、適正範囲が490〜1470Nであって、490N以下では蓋搬出が遅れてエンドジャムしやすく、1470N以上ではカウンターシンク部の深さに変形が起きる虞がある。
【0039】
上記のように缶蓋の成形時と搬出時でノックアウトリング18のエアー圧のレベルを切り替えている本実施形態の缶蓋の成形方法によれば、同じサイクルでタイミングをずらせて直線往復動するアウタースライド21とインナースライド22に対して、アウタースライド21とインナースライド22の下死点におけるタイミング差の間はパンチコアリング14の動きを停止させていることで、缶蓋の搬出時には、パンチコアリング14をパンチコア15と略同時に上昇させることができて、パンチコアリング14とパンチコア15の上昇開始のタイミングが異なることに起因する缶蓋の変形を回避することができる。
【0040】
また、パンチコアリング14の動きを停止させている間に、ノックアウトリング18の付勢圧力を成形時のレベルから搬出時のレベルに切り替えるように、ノックアウトリング18のエアー圧を制御していることで、パンチコアリング14とパンチコア15の上昇開始後において、パンチコア15よりもパンチコアリング14の方が僅かに速く上昇しても、パンチコアリング14の上昇開始までには、ノックアウトリング18のエアー圧を確実に缶蓋の搬出に適したレベルとしておくことができて、缶蓋の搬出開始時に缶蓋が変形するという事態を回避することができる。
【0041】
なお、本実施形態の成形方法を実施するための装置では、カウンターシンク部の成形時に、パンチコア15によるパネル部41の押し下げによって缶蓋全体が下方に移動しようとするのを、ノックアウトリング18とショルダーサポート16の2つの金型部品でフランジカール部43を受け止めて阻止していることにより、パンチコア15の押圧力でフランジカール部43のショルダー部分43aが変形するのを防止することができる。
【0042】
そして、缶蓋の成形が完了した後、缶蓋を成形位置から排出位置にまで持ち上げるのに、図9(F)に示すように、位置が固定されたショルダーサポート16に対してノックアウトリング18だけを上昇させて、缶蓋をノックアウトリング18だけで持ち上げていることにより、フランジカール部43を金型部品に嵌まり込ませるようなことなく缶蓋を排出位置にまで移動させることができ、その後、缶蓋を金型部分1から外側に排出する際に、図1に二点鎖線で示すように、ノックアウトリング18に裏返しで載置された状態の缶蓋3を、金型による抵抗無くスムーズに横方向(水平方向)に押し出すことができる。
【0043】
さらに、本実施形態の成形方法を実施するための装置では、、図8(D)に示すように、パンチコア15とパネルフォームリング19に対して凸部15aと凹部19aをそれぞれ形成していることによって、カウンターシンク部の成形時に、凸部15aと凹部19aによる噛み込みによって、パネル部41の材料を逃がすことなく、パネル部41の外周部(パネル部41とチャックウォール部42の間)を折り返すことができると共に、パネル部41に対して凸部15aと凹部19aの噛み込みにより環状のビード部45をカウンターシンク部44に沿って成形できることから、缶蓋を一層強化した状態に成形することができる。
【0044】
以上、本発明の缶蓋の成形方法の一実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、例えば、上記の実施形態に示したような構造の成形装置に限らず、その他の構造の成形装置を使用して実施することも可能であり、ノックアウトリングを付勢する圧力についても、エアー圧に限らず油圧にしても良い等、適宜変更可能なものであることはいうまでもない。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したような本発明の缶蓋の成形方法によれば、缶蓋の搬出時に、移動タイミングの異なるアウタースライドとインナースライドによってそれそれ駆動されているパンチコアリングとパンチコアの移動タイミングを揃えることができると共に、パンチコアリングに従動して缶蓋を成形位置から搬出位置まで移動させるノックアウトリングに対して、その付勢圧力のレベルを缶蓋の成形時と搬出時とで適正に切り替えることができるため、缶蓋の成形時に成形不良が起きたり、缶蓋の搬出時の変形が起きたりするのを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の缶蓋の成形方法を実施するための装置の一例について、缶蓋成形前の段階における金型部分の状態を示す縦断面図。
【図2】図1に示した装置の金型部分について、金属板からブランクを裁断する段階の状態を示す縦断面図。
【図3】図1に示した装置の金型部分について、ブランクがフラットシェルに成形されてからアウタースライドが下死点に位置した段階の状態を示す縦断面図。
【図4】図1に示した装置の金型部分について、インナースライドが下死点に位置してカウンターシンク部が成形された段階の状態を示す縦断面図。
【図5】図1に示した装置の金型部分の上側金型部品の駆動構造を示す縦断面図。
【図6】図1に示した装置の金型部分の下側金型部品の固定及び可動構造を示す縦断面図。
【図7】図1に示した装置の金型部分による缶蓋の成形について、(A)金属板からブランクを裁断する時の状態、および(B)ブランクの周辺部分を成形し始める時の状態をそれぞれ拡大して示す縦断面説明図。
【図8】図1に示した装置の金型部分による缶蓋の成形について、(C)ブランクからフラットシェルが成形された時の状態、および(D)フラットシェルにカウンターシンク部を成形し始める時の状態をそれぞれ拡大して示す縦断面説明図。
【図9】図1に示した装置の金型部分による缶蓋の成形について、(E)缶蓋の成形(カウンターシンク部の成形)が完了した時の状態、および(F)成形済みの缶蓋を成形位置から排出位置に移動させた時の状態をそれぞれ拡大して示す縦断面説明図。
【図10】本発明の成形方法におけるノックアウトリングのエアー圧のレベルについて、アウタースライドとインナースライドの動きと、ノックアウトリングのエアー圧を制御するための電気信号と、該電気信号に基づいて制御されるエアー圧の変化状態とを比較して示す説明図。
【符号の説明】
1 成形装置
2 金属板
2a ブランク
3 缶蓋
14 パンチコアリング
15 パンチコア
18 ノックアウトリング
21 アウタースライド
22 インナースライド
41 パネル部
42 チャックウォール部
43 フランジカール部
44 カウンターシンク部
Claims (2)
- 金属板をブランクに裁断して、その周辺部分をチャックウォール部とフランジカール部に成形してから、その中央のパネル部を缶蓋上面側に押圧することで、パネル部とチャックウォール部の間にカウンターシンク部を成形するように、複数の金型部品を備えた一つの成形装置によって連続的に缶蓋を成形するための方法において、同じサイクルでタイミングをずらせて直線往復動するアウタースライドとインナースライドに対して、チャックウォール部とフランジカール部の成形時にブランクの周辺部分を押圧する金型部品であるパンチコアリングを、常に押圧方向に付勢した状態で所定の範囲だけ可動的にアウタースライドに連結し、カウンターシンク部の成形時にパネル部を押圧する金型部品であるパンチコアを、アウタースライドから遅れたタイミングで動くインナースライドに固定的に連結して、アウタースライドとインナースライドの下死点におけるタイミング差の間は、パンチコアリングの動きをアウタースライドとの可動範囲で吸収して停止させておくと共に、パンチコアリングの動きを停止させている間に、フランジカール部を介してパンチコアリングの押圧力を受ける金型部品であるノックアウトリングについて、パンチコアリングの押圧力と対向する方向にノックアウトリングを常に付勢している圧力を、缶蓋成形に適したレベルから缶蓋搬出に適したレベルに切り替えておくことを特徴とする缶蓋の成形方法。
- アウタースライドとインナースライドを動かすためのクランクの角度により変化する電気信号の情報に基づいて、ノックアウトリングを付勢している圧力のレベルを切り替えるように制御していることを特徴とする請求項1に記載の缶蓋の成形方法。
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