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JP4189103B2 - 穴かがり縫いミシン - Google Patents

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JP4189103B2
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淳 蒲野
正昭 中村
吉史 西沢
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボタン穴を形成する穴かがり縫いミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、穴かがり縫いミシンには、加工布に穴かがり縫目の形成後(又は形成前)、加工布の穴かがり縫目(又は縫目形成予定部)の内側にボタン穴を開ける布切断装置が装備されたものが多く、この種の布切断装置として、ミシン機枠に固定されたメス、ミシン機枠に回動可能に枢支された腕部材に固定されたハンマ、ハンマを駆動する為のアクチュエータ、アクチュエータの駆動力を腕部材に伝達する伝達機構を備えたものが実用に供されている。
【0003】
本願出願人が実用化している図11、図12に示す布切断装置100では、腕部材103がミシン機枠に支軸104を介して回動可能に枢支され、リンク部材113,114を有する伝達機構110が設けられている。リンク部材113の基端部が支軸112に回動可能に枢支され、その先端部がエアシリンダ111のピストンロッド111aに回動可能に連結され、リンク部材114の一端部がリンク部材113の支軸112の近くに回動可能に連結され、他端部が腕部材103に作動的に連結されている。
【0004】
図11に示すように、エアシリンダ111のピストンロッド111aが最大限伸長した状態で、ハンマー102がメス101から最大限離隔した待機位置に保持され、この状態から、エアシリンダ111が作動しピストンロッド111aが退入駆動されると、その駆動力が伝達機構110のリンク部材113,114を介して腕部材103に伝達されて腕部材103が回動し、ハンマー102により加工布119がメス101に押圧され、図12に示すように、ハンマー102がメス101に接近する接近限界位置に達すると、加工布119にボタン穴が開けられる。
【0005】
尚、エアシリンダ111を駆動制御する為に、リンク部材113の先端部側に、外周部付近に複数のスリットが形成された遮蔽板120が固着され、ミシン機枠に、遮蔽板120のスリットを挟んでフォトインタラプタ121が取付けられ、これにより、リンク部材113の回動角度を検出可能に構成してある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の穴かがりミシンの布切断装置においては、それぞれ1つづつのメス及びハンマが取り付けられているだけであり、従って、ボタン穴の形状を変更したいときには、その変更したい形状のメスやハンマに交換しなくてはならないという問題点がある。
【0007】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、複数のハンマを切り換えることにより、ボタン穴の形状の変更に対して簡単に対応できるようにした穴かがり縫いミシンを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1記載の穴かがり縫いミシンは、加工布を切断するためのメスとそれに対向配置された第1ハンマとの何れか一方を上下動して、前記第1ハンマの押圧面を前記メスに押圧することで加工布にボタン穴を形成する穴かがり縫いミシンにおいて、前記第1ハンマとは形状の異なる第2ハンマと、前記第1ハンマと前記第2ハンマとを切り換える切り換え手段とを備え、前記切り換え手段は前記第2ハンマを前記メスと前記第1ハンマとの間に進入または退避させることを特徴とするものである。従って、この穴かがり縫いミシンでは、切り換え手段が第1ハンマと第2ハンマとを切り換えることにより、異なる形状のボタン穴を形成する。また、第2ハンマが第1ハンマとメスとの間に進入した時は、第2ハンマとメスとによりボタン穴を形成し、第2ハンマが第1ハンマとメスとの間から退避した時は、第1ハンマとメスとによりボタン穴を形成する。
【0009】
また、請求項2記載の穴かがり縫いミシンは、請求項1に記載の発明において、前記第2ハンマの押圧面は前記第1ハンマの押圧面よりも小さいことを特徴とするものである。従って、第2ハンマに切り換えられた場合は、第1ハンマに切り換えられた場合に比べて小さいボタン穴を形成する。
【0010】
そして、請求項3記載の穴かがり縫いミシンは、請求項1または2に記載の発明において、前記メスは直線部と円形部とから構成され、前記第1ハンマの押圧面は前記メスの直線部と円形部との両方を押圧し、前記第2ハンマの押圧面は前記メスの直線部を押圧することを特徴とするものである。従って、第1ハンマに切り換えられた場合は、直線と円形との両方を含むボタン穴を形成し、第2ハンマに切り換えられた場合は、直線のみのボタン穴を形成する。
【0011】
【0012】
そして、請求項記載の穴かがり縫いミシンは、請求項に記載の発明において、前記メスはミシン機枠に固定され、前記第1ハンマはミシン機枠に回動可能に設けられた腕部材に固定され、前記第2ハンマは前記第1ハンマの下側へ進入する進入位置と前記第1ハンマの側方に退避する退避位置との間で回動するように前記腕部材に設けられていることを特徴とするものである。従って、腕部材上において第2ハンマが回動することにより第1ハンマ若しくは第2ハンマに切り換えられる。
【0013】
また、請求項記載の穴かがり縫いミシンは、請求項1乃至の何れかに記載の発明において、前記切り換え手段は、前記第1ハンマと前記第2ハンマとを切り換えるためのアクチュエータを有していることを特徴とするものである。従って、アクチュエータを駆動させることにより第1ハンマと第2ハンマとが切り換えられる。
【0014】
そして、請求項記載の穴かがり縫いミシンは、請求項に記載の発明において、前記切り換え手段は、穴かがり縫いの種類に従って所定のハンマに切り換えることを特徴とするものである。従って、穴かがり縫いの種類を選択すると、自動的に所定のハンマに切り換えられる。
【0015】
また、請求項記載の穴かがり縫いミシンは、請求項に記載の発明において、穴かがり縫いの種類は、所定のサイクルに従って自動的に切り換えられることを特徴とするものである。従って、穴かがり縫いの種類が所定のサイクルに従って自動的に選択される。
【0016】
また、請求項記載の穴かがり縫いミシンは、請求項に記載の発明において、前記加工布の位置を検出する位置検出手段を備え、前記切り換え手段は、その検出結果に従って所定のハンマに切り換えることを特徴とするものである。従って、加工布の位置を変えることにより、自動的に所定のハンマに切り換えられる。
【0017】
そして、請求項の穴かがり縫いミシンは、請求項乃至の何れかに記載の発明において、前記ハンマの切り換え状態を検出する切り換え検出手段と、検出されたハンマの種類と形成すべきボタン穴の形状とが一致しないときに警告する警告手段とを備えたことを特徴とするものである。従って、形成すべきボタン穴の形状にあった種類のハンマによってボタン穴を形成する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0019】
尚、本実施の形態において、従来技術と同一の部材には同一の符号を付し、その説明を省略する。また、ミシン全体の構成についても、例えば特開平10−66794号公報に記載の構成と同一のためその説明を省略する。
【0020】
本実施の形態の布切断装置は、ミシン機枠に固定され、直線部101aと円形部101bとを有するメス101を備えている。そして、支軸104に回動可能に設けられた腕部材103の一端に取り付けられ、メス101の直線部101aと円形部101bとの両方に加工布119を押圧する第1ハンマ12を備えている。
【0021】
また、腕部材103は、支軸104部分から第1ハンマ12に向かって逆U字状に形成されることにより、空間部分14を有している。腕部材103の側面には空間部分14に向かって延びる上面視L字形状の取り付け板16がネジによって固定されている。取り付け板16には、アクチュエータとしてのロータリエアシリンダ18が取り付けられており、ロータリエアシリンダ18は空間部分14内に収まるようになっている。
【0022】
ロータリエアシリンダ18の回転軸18aは、ロータリエアシリンダ18の両端から突出しており、その一端から突出した回転軸18aには側面視略逆L字形状の回転体20がネジによって固定されている。そして、回転体20は、図2に実線で示すように下方に向かって延びる進入位置と、2点鎖線で示すように側方に向かって延びる退避位置との間で回転するように構成されている。また、回転体20の底面には第2ハンマ支持板22がネジによって固定されており、回転体20が進入位置に回転した時に第1ハンマ12の押圧面の下側に延びるように構成されている。そして、第2ハンマ支持板22の先端部下面には、第2ハンマ24が固定されており、第2ハンマ支持板22と共に第1ハンマ12の押圧面の下側に進入可能となっている。
【0023】
また、第2ハンマ24は、その押圧面が第1ハンマ12の押圧面よりも小さく、メス101の直線部101aのみを押圧するように形成されている。従って、腕部材103が回動して、第1ハンマ12が加工布119をメス101に押圧して加工布119を切断する場合と比較して、第2ハンマ24が加工布119をメス101に押圧して加工布119を切断する場合の方が短い範囲で加工布119を切断することができる。
【0024】
また、ロータリエアシリンダ18の本体部分には、回転体20が進入位置に回転した時に回転体20と係合して第2ハンマ24を進入位置に位置決めするストッパ26が設けられている。従って、第2ハンマ24が進入位置に回動した時にその位置に正確に位置決めできるようになっている。
【0025】
ロータリエアシリンダ18の他端から突出した回転軸18aには1枚の仕切り板28が取り付けられており、回転軸18aの回転に従って回転体20と共に回転するようになっている。そして、ロータリエアシリンダ18の本体部分には、回転体20が進入位置に回転した時と退避位置に回転した時とのそれぞれを検出するための進入位置検出センサ30及び退避位置検出センサ32がそれぞれ設けられている。即ち、各検出センサ30,32は、その検出面上に仕切り板28が位置しているか否かを検出する磁気若しくは光学センサ等から構成され、回転体20が進入位置と退避位置とにそれぞれ回転した時の仕切り板28の回転位置に対応してそれぞれ設けられている。従って、これらの進入位置検出センサ30及び退避位置検出センサ32が、本発明の切り換え検出手段を構成している。
【0026】
次に、図4を参照して、本実施の形態の穴かがりミシンの布切断装置の電気的構成について説明する。
【0027】
CPU34には、前述したロータリエアシリンダ18、エアシリンダ111及び各位置検出センサ30,32が接続されている。また、CPU34には、ROM36及びRAM38が接続されると共に、ミシンを起動するためのスタートスイッチ40が接続されている。そして、CPU34には、ランプ、ブザーや、液晶ディスプレイ等からなる表示機構41が接続されている。更に、CPU34には、公知のミシンモータ、X−Y駆動モータ等を含む縫製機構42と、加工布検出センサ44が接続されている。
【0028】
加工布検出センサ44について説明する。図5乃至7に示すように、支持部材48は送り台46の一端部分から上方に延びると共にその上端部分において水平方向に延びるように構成されている。そして、加工布検出センサ44は、その支持部材48の先端部分に取り付けられた光学的センサであり、送り台46上の加工布119の有無を検出するように構成されている。即ち、図5に示すような状態に加工布119が位置している場合と、図6に示すような状態に加工布119が位置している場合とをそれぞれ検出できるように、加工布検出センサ44は、加工布119若しくは送り台46に向かって光を照射する発光素子と加工布119若しくは送り台46から反射される光を受光する受光素子とを含んで構成されている。従って、この加工布検出センサ44が本発明の位置検出手段を構成している。
【0029】
次に、図8に示すように、加工布119に4つの鳩目穴かがり50を形成した後、1つのねむり穴かがり52を形成する動作について、図9のフローチャートを参照して説明する。
【0030】
まず、ミシンに電源が投入されると、ステップ1(以下、S1と称す。他のステップも同じ。)において、各動作機構の初期設定が行われる。
【0031】
そして、1つめの鳩目穴かがり50(図8における一番下の鳩目穴かがり)を形成するために加工布119を送り台46上にセットする。この状態において、加工布検出センサ44は図5に示す状態と同様に加工布119があることを検出している。その後、スタートスイッチ40が操作されると、S2において、スタートスイッチ40が操作されたことを判別して、S3において、上述したように加工布119があることを判別して、S4において、鳩目穴かがりを形成するための各種設定を行う。具体的には、ROM36に記憶されている鳩目穴かがり縫い目データの読み込み、ロータリエアシリンダ18を駆動して、第2ハンマ24を退避位置に位置させる。
【0032】
次に、S5において、退避位置検出センサ32がONしているか否かを判別する。通常、第2ハンマ24が退避位置に位置していれば、退避位置検出センサ32がONしているため、S6において、鳩目穴かがり50の形成を行う。即ち、鳩目穴かがり縫い目データに従って縫製機構42を駆動して、鳩目穴かがり縫い目を形成した後、エアシリンダ111を駆動して、第1ハンマ12をメス101に押圧することにより、鳩目穴かがり50に対応したボタン穴を形成する。
【0033】
また、故障等により第2ハンマ24が退避位置に位置しなかった場合は、S5において、退避位置検出センサ32がONしていないことを判別して、S7において、表示機構41により光学的若しくは音声的なエラー表示を行う。
【0034】
この様にして、加工布119をずらしながら、4つの鳩目穴かがり50を形成する。そして、図6に示すように、ねむり穴かがり52を形成するために加工布119を更にずらすと、加工布検出センサ44は加工布119がないことを検出する。その後、スタートスイッチ40が操作されると、S2において、スタートスイッチ40が操作されたことを判別して、S3において、上述したように加工布119がないことを判別して、S8において、ねむり穴かがりを形成するための各種設定を行う。具体的には、ROM36に記憶されているねむり穴かがり縫い目データの読み込み、ロータリエアシリンダ18を駆動して、第2ハンマ24を進入位置に位置させる。従って、CPU34の特にS4及びS8の動作が本発明の切り換え手段を構成している。
【0035】
次に、S9において、進入位置検出センサ30がONしているか否かを判別する。通常、第2ハンマ24が進入位置に位置していれば、進入位置検出センサ30がONしているため、S6において、ねむり穴かがり52の形成を行う。即ち、ねむり穴かがり縫い目データに従って縫製機構42を駆動して、ねむり穴かがり縫い目を形成した後、エアシリンダ111を駆動して、第2ハンマ12をメス101に押圧することにより、ねむり穴かがり52に対応したボタン穴を形成する。
【0036】
また、故障等により第2ハンマ24が進入位置に位置しなかった場合は、S9において、進入位置検出センサ30がONしていないことを判別して、S7において、表示機構41により光学的若しくは音声的なエラー表示を行う。従って、この表示機構41が本発明の警告手段を構成している。
【0037】
以上、詳述したように、本実施の形態の穴かがりミシンにおいては、加工布119の位置に応じて自動的に鳩目穴かがり縫いとねむり穴かがり縫いとが切り換わると共にその穴かがり縫い目の形状に適したハンマが選択されるので、いちいちハンマを交換することなく作業性を向上させることができる。
【0038】
また、エアシリンダ18等の第2ハンマ24を回動するための主要部材は、腕部材103の空間部分14に収まるように構成されているため、全体としてコンパクトにすることができる。
【0039】
次に、本実施の形態の変形例について説明する。
【0040】
本実施の形態においては、第2ハンマ24をメス101と第1ハンマ12との間に進入または退避させることにより、第1ハンマ12と第2ハンマ24とを切り換えるように構成されているが、図10に示すように、二又形状に形成された回転体70を回転軸18aに回転可能に設け、その1方の足70aには、本実施の形態と同様に第2ハンマ支持板22及び第2ハンマ24を取り付けると共に、その他方の足70bには、第1ハンマ支持板72及び第1ハンマ74を取り付けるようにしてもよい。よって、この変形例の場合、第1ハンマ74は本実施の形態の第1ハンマ12の押圧面と同形状の押圧面を有することとなる。
【0041】
尚、本変形例の場合は、本実施の形態の第1ハンマ12に相当する部材(便宜上、以下、元ハンマ76と称す)は、第1ハンマ74及び第2ハンマ24を介して加工布119をメス101に押圧するのみであり、直接、加工布119をメス101に押圧することはない。
【0042】
しかしながら、必要に応じて、第1ハンマ74及び第2ハンマ24と元ハンマ76との3つのハンマをそれぞれ使い分けるようにしてもよい。この場合は、3つのハンマの押圧面がそれぞれ異なることとなる。例えば、メス101の直線部101aと円形部101bとの両方を押圧するハンマ(鳩目穴かがり用)と、直線部101aのみを押圧するハンマ(ねむり穴かがり用)と、円形部101bのみを押圧するハンマ(菊穴用)との3タイプのハンマとするようにしてもよい。
【0043】
また、本実施の形態においては、加工布検出センサ44によって加工布119が検出されたか否かによって、穴かがり縫いの種類を選択すると共に、その種類に適したハンマを選択するように構成されているが、加工布検出センサ44を有しない穴かがり縫いミシンにおいては、穴かがり縫いの種類を手動操作にて選択した時に、その種類に適したハンマを選択するように構成してもよい。
【0044】
更に、図8に示すように、4つの鳩目穴かがり縫いと1つのねむり穴かがり縫いとを交互に繰り返すことが判っている場合は、いちいち手動操作にて穴かがり縫いの種類を選択することなく、所定のサイクルに従って穴かがり縫いの種類が自動的に切り換わるようにプログラムされていてもよい。
【0045】
更に、本実施の形態においては、ロータリエアシリンダ18を駆動して、第2ハンマ24を進入位置と退避位置とに位置させるように構成されているが、手動にて第2ハンマ24を回動させるようにしてもよい。その場合は、加工布検出センサ44の検出結果や選択された穴かがり縫いの種類に応じて最適のハンマの種類を表示機構41に表示させるようにすればよい。
【0046】
また、本実施の形態においては、メス101をミシン機枠側に配置し、ハンマ12,24を上下動するように構成されているが、実開平7−27470号公報に示されているように、ハンマをミシン機枠に配置し、メスを上下動するように構成してもよい。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように、請求項1記載の穴かがり縫いミシンにおいては、第1ハンマと第2ハンマとを切り換えることにより異なる形状のボタン穴を簡単に形成することができる。また、第2ハンマをメスと第1ハンマとの間に進入または退避させるという簡単な動作だけで第1ハンマと第2ハンマとを切り換えることができる。
【0048】
また、請求項2記載の穴かがり縫いミシンにおいては、第2ハンマの押圧面が第1ハンマの押圧面よりも小さいために、第2ハンマに切り換えられた場合は、第1ハンマに切り換えられた場合に比べて小さいボタン穴を形成することができる。
【0049】
そして、請求項3記載の穴かがり縫いミシンにおいては、第1ハンマの押圧面はメスの直線部と円形部との両方を押圧し、第2ハンマの押圧面はメスの直線部を押圧するため、直線と円形との両方を含むボタン穴と直線のみのボタン穴とを簡単に切り換えて形成することができる。
【0050】
【0051】
そして、請求項記載の穴かがり縫いミシンにおいては、第1ハンマが固定された腕部材上において第2ハンマを回動するように取り付ける構成になっているため、第1ハンマしか有しない従来の穴かがり縫いミシンに対して簡単に改造を施すことができる。
【0052】
また、請求項記載の穴かがり縫いミシンにおいては、アクチュエータを駆動して第1ハンマと第2ハンマとが切り換えられるため、例えば、手動で切り換えるのに対しその操作性を向上することができる。
【0053】
そして、請求項記載の穴かがり縫いミシンにおいては、穴かがり縫いの種類に従って自動的に所定のハンマへ切り換えられるため、その操作性を向上することができる。
【0054】
また、請求項記載の穴かがり縫いミシンにおいては、穴かがり縫いの種類が所定のサイクルに従って自動的に切り換えられるため、その操作性を向上することができる。
【0055】
そして、請求項記載の穴かがり縫いミシンにおいては、加工布の位置と所定のハンマへの切り換えが連動しているため、その操作性を向上することができる。
【0056】
また、請求項の穴かがり縫いミシンにおいては、検出されたハンマの種類と形成すべきボタン穴の形状とが一致しないときに警告するため、形成すべきボタン穴の形状にあった種類のハンマによってボタン穴を確実に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係わる穴かがりミシンの布切断装置の側面図である。
【図2】 上記布切断装置の正面図である。
【図3】 上記布切断装置のロータリエアシリンダーの背面図である。
【図4】 上記穴かがりミシンの電気的構成を示すブロック図である。
【図5】 上記穴かがりミシンの送り台(加工布検出時)の部分平面図である。
【図6】 上記穴かがりミシンの送り台(加工布非検出時)の部分平面図である。
【図7】 上記穴かがりミシンの送り台の部分側面図である。
【図8】 ボタン穴が形成された加工布を説明するための説明図である。
【図9】 上記穴かがりミシンの動作を示すフローチャートである。
【図10】 本発明の変形の形態の布切断装置の正面図である。
【図11】 従来の穴かがりミシンの布切断装置(待機時)の側面図である。
【図12】 従来の穴かがりミシンの布切断装置(切断時)の側面図である。
【符号の説明】
12 第1ハンマ
18 ロータリエアシリンダ
24 第2ハンマ
28 センサ仕切り板
30 進入位置検出センサ
32 退避位置検出センサ
34 CPU
41 表示機構
44 加工布検出センサ

Claims (9)

  1. 加工布を切断するためのメスとそれに対向配置された第1ハンマとの何れか一方を上下動して、前記第1ハンマの押圧面を前記メスに押圧することで加工布にボタン穴を形成する穴かがり縫いミシンにおいて、
    前記第1ハンマとは形状の異なる第2ハンマと、
    前記第1ハンマと前記第2ハンマとを切り換える切り換え手段とを備え、
    前記切り換え手段は前記第2ハンマを前記メスと前記第1ハンマとの間に進入または退避させることを特徴とする穴かがり縫いミシン。
  2. 前記第2ハンマの押圧面は前記第1ハンマの押圧面よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の穴かがり縫いミシン。
  3. 前記メスは直線部と円形部とから構成され、前記第1ハンマの押圧面は前記メスの直線部と円形部との両方を押圧し、前記第2ハンマの押圧面は前記メスの直線部を押圧することを特徴とする請求項1または2に記載の穴かがり縫いミシン。
  4. 前記メスはミシン機枠に固定され、前記第1ハンマはミシン機枠に回動可能に設けられた腕部材に固定され、前記第2ハンマは前記第1ハンマの下側に進入する進入位置と前記第1ハンマの側方へ退避する退避位置との間で回動するように前記腕部材に設けられていることを特徴とする請求項に記載の穴かがり縫いミシン。
  5. 前記切り換え手段は、前記第1ハンマと前記第2ハンマとを切り換えるためのアクチュエータを有していることを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載の穴かがり縫いミシン。
  6. 前記切り換え手段は、穴かがり縫いの種類に従って所定のハンマに切り換えることを特徴とする請求項に記載の穴かがり縫いミシン。
  7. 前記穴かがり縫いの種類は、所定のサイクルに従って自動的に切り換えられることを特徴とする請求項に記載の穴かがり縫いミシン。
  8. 前記加工布の位置を検出する位置検出手段を備え、前記切り換え手段は、その検出結果に従って所定のハンマに切り換えることを特徴とする請求項に記載の穴かがり縫いミシン。
  9. 前記ハンマの切り換え状態を検出する切り換え検出手段と、検出されたハンマの種類と形成すべきボタン穴の形状とが一致しないときに警告する警告手段とを備えたことを特徴とする請求項乃至の何れかに記載の穴かがり縫いミシン。
JP30548399A 1999-10-27 1999-10-27 穴かがり縫いミシン Expired - Fee Related JP4189103B2 (ja)

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