JP4187971B2 - 傾斜部高速エスカレーター - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、中間傾斜部における踏段の移動速度が上側乗降口部及び下側乗降口部における踏段の移動速度よりも速い傾斜部高速エスカレーターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、地下鉄の駅等には、高揚程のエスカレーターが数多く設置されている。この種のエスカレーターでは、乗客は踏段に静止した状態で長い時間立っていなければならず、不快感を感じる乗客が多い。このため、高速度で運行するエスカレーターが開発されているが、その運行速度には、乗客が安全に乗り降りするための上限値がある。
【0003】
これに対し、乗客が乗り降りする上下乗降口部では低速運行、上曲部及び下曲部では加減速運行、中間傾斜部では高速運行することにより、エスカレーターに乗っている時間を短縮することが可能な傾斜部高速エスカレーターが提案されている。このような傾斜部高速エスカレーターは、例えば特開昭51―116586号公報に示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の傾斜部高速エスカレーターにおいては、単に低速運行から高速運行へ、又は高速運行から低速運行へと加減速を行っているだけであるため、変速領域における踏段には、例えば図10に示すような大きな加速度(図では減速度)が発生し、踏段に乗っている乗客に不快感を与える恐れがあった。
【0005】
この発明は、上記のような問題点を解決することを課題としてなされたものであり、大きな加速度を与えずにスムーズな変速を行うことができる傾斜部高速エスカレーターを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る傾斜部高速エスカレーターは、主枠、主枠に設けられ、循環路を形成する駆動レール、踏板と、踏板の一端部に設けられているライザと、駆動ローラ軸と、駆動レールに案内され駆動ローラ軸を中心として転動する駆動ローラとを有し、無端状に連結され、循環路に沿って循環移動される複数の踏段、互いに隣接する踏段の駆動ローラ軸相互を連結するとともに、変態することにより駆動ローラ軸の間隔を変化させる複数のリンク機構、各リンク機構にそれぞれ設けられている回転自在の補助ローラ、及び主枠に設けられ、補助ローラの移動を案内しリンク機構を変態させ、踏段の移動速度を位置に応じて変化させる補助レールを備え、踏段の変速領域における補助レールの形状は、時間に対する駆動ローラ軸の速度を示す踏段速度プロフィールから、踏段に隣接する踏段の駆動ローラ軸の位置関係を求めることにより決定されており、ライザの形状は、踏段速度プロフィールから踏段に対する隣接する踏段の相対的な位置関係を求め、隣接する踏段の相対的な移動軌跡に一致するように決定されているものである。
【0007】
また、踏段速度プロフィールは、時間に対する駆動ローラ軸の水平方向の速度を示すものである。
さらに、変速領域における踏段速度プロフィールは、傾きが一定の直線で表されるものである。
さらにまた、変速領域における踏段速度プロフィールは、滑らかに連続する曲線で表されるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図について説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態の一例による傾斜部高速エスカレーターを示す概略の側面図である。図において、主枠1には、無端状に連結された複数の踏段2が設けられている。踏段2は、駆動ユニット(踏段駆動手段)3により駆動され、循環移動される。
【0009】
主枠1には、踏段2の循環路を形成する一対の駆動レール4、踏段2の姿勢を制御するための一対の追従レール5、及び隣接する踏段2の間隔を変化させるための一対の補助レール6が設けられている。
【0010】
踏段2の循環路は、往路側区間、帰路側区間、上側反転部及び下側反転部を有している。循環路の往路側区間は、上側乗降口部(上側水平部)A、上曲部B、中間傾斜部(一定傾斜部)C、下曲部D、及び下側乗降口部(下側水平部)Eを有している。
【0011】
次に、図2は図1の上曲部B付近を拡大して示す側面図である。踏段2は、乗客を乗せる踏板7、踏板7の前後方向の一端に屈曲形成されたライザ8、駆動ローラ軸9、駆動ローラ軸9を中心として回転自在な一対の駆動ローラ10、追従ローラ軸11、及び追従ローラ軸11を中心として回転自在な一対の追従ローラ12を有している。駆動ローラ10は、駆動レール4に沿って転動する。追従ローラ12は、追従レール5に沿って転動する。
【0012】
隣接する踏段2の駆動ローラ軸9は、リンク機構(屈折リンク)13により互いに連結されている。各リンク機構13は、第1ないし第5のリンク14〜18を有している。
【0013】
第1のリンク14の一端部は、駆動ローラ軸9に回動自在に連結されている。第1のリンク14の他端部は、第3のリンク16の中間部に軸19を介して回動自在に連結されている。第2のリンク15の一端部は、隣接する踏段2の駆動ローラ軸9に回動自在に連結されている。第2のリンク15の他端部は、第3のリンク16の中間部に軸19を介して回動自在に連結されている。
【0014】
第1のリンク14の中間部には、第4のリンク17の一端部が回動自在に連結されている。第2のリンク15の中間部には、第5のリンク18の一端部が回動自在に連結されている。第4及び第5のリンク17,18の他端部は、摺動軸20を介して第3のリンク16の一端部に連結されている。
【0015】
第3のリンク16の一端部には、第3のリンク16の長手方向への摺動軸20の摺動を案内する案内溝16aが設けられている。第3のリンク16の他端部には、回転自在の補助ローラ21が設けられている。補助ローラ21は、補助レール6によって案内される。
【0016】
補助ローラ21が補助レール6で案内されることにより、リンク機構13が屈伸するように変態し、駆動ローラ軸9の間隔、即ち隣接する踏段2相互の間隔が変化される。逆に言えば、隣接する踏段2相互の間隔が変化するように、補助レール6の軌道が設計されている。
【0017】
次に、動作について説明する。踏段2の速度は、隣接する踏段2の駆動ローラ軸9の間隔を変化させることにより変化される。即ち、乗客が乗り降りする上側乗降口部A及び下側乗降口部Eでは、駆動ローラ軸9の間隔が最小となり、踏段2は低速で移動する。また、中間傾斜部Cでは、駆動ローラ軸9の間隔が最大となり、踏段2は高速で移動する。さらに、変速領域である上曲部B及び下曲部Dでは、駆動ローラ軸9の間隔が変化され、踏段2は加減速走行する。
【0018】
第1、第2、第4及び第5のリンク14,15,17,18は、いわゆるパンタグラフ式4連リンク機構を構成しており、第3のリンク16を対称軸として第1及び第2のリンク14,15のなす角度を大きくしたり小さくしたりすることができる。これにより、第1及び第2のリンク14,15に連結された駆動ローラ軸9の間隔を変化させることができる。
【0019】
図1の乗降口部A,Eでは、隣接する踏段2の駆動ローラ軸9の間隔が最小になっている。この状態から、駆動レール4と補助レール6との間の間隔を小さくすると、雨傘を広げるときの傘の骨組の動作と同様にリンク機構13が動作し、隣接する踏段2の駆動ローラ軸9の間隔が大きくなる。
【0020】
図1の中間傾斜部Cでは、駆動レール4と補助レール6との間の間隔が最小であり、隣接する踏段2の駆動ローラ軸9の間隔が最大となっている。従って、この領域で踏段2の速度は最大となる。また、この状態では、第1及び第2のリンク14,15がほぼ一直線上に配置される。
【0021】
次に、図3は実施の形態1によるライザ8の形状及び補助レール6の形状の決定方法を説明するための説明図である。踏段2の変速領域における補助レール6の形状は、時間に対する駆動ローラ軸9の速度を示す踏段速度プロフィールから、隣接する踏段2の駆動ローラ軸9の位置関係を求めることにより決定されている。また、ライザ8の形状は、踏段速度プロフィールから踏段2に対する隣接する踏段2の相対的な位置関係を求め、隣接する踏段2の相対的な移動軌跡に一致するように決定されている。
【0022】
図3は上曲部B付近における踏段2及びリンク機構13を側方から見たものである。また、単純化のため、リンク機構13は、第1及び第2のリンク14,15のみが示されている。さらに、変速は曲部のみで行われるものとし、踏段2が上曲部Bを通過する際の踏段速度プロフィールは、踏段2の水平方向の移動速度が一定加速度で変化するものとしている。さらにまた、第1のリンク14の長さと第2のリンク15の長さとは互いに等しいものとしている。
【0023】
今、任意の踏段2の駆動ローラ軸9の軸心F(xa,ya)が駆動ローラ軸9の軸心の移動軌跡の上側乗降口部Aと上曲部Bとの境界点(r,R)にあるものとする。また、この踏段2の上段側に隣接する踏段2の駆動ローラ軸9の軸心G(xb,yb)が点Fからx軸方向に−rだけ離れた点(0,R)に位置するものとし、このときを時刻の原点(t=0)とする。
【0024】
また、上側乗降口部Aでの踏段2の進行方向の速度をv0、中間傾斜部Cでの踏段2の進行方向の速度をv1(=kv0、kは変速比)、中間傾斜部Cでの傾斜角度をαmとすると、上側乗降口部Aでの踏段2の水平方向の速度u0は、u0=v0、中間傾斜部Cでの踏段2の水平方向の速度u1は、u1=v1cosαm=kv0cosαmとなる。
【0025】
また、エスカレーターがダウン運転する際に駆動ローラ軸9の軸心Gが上側乗降口部Aと上曲部Bとの境界点に到達するために要する時間t1は、
t1=r/u0 ・・・(1)
である。
【0026】
上曲部Bで踏段2の水平方向の速度が一定加速度aで変化するものとすれば、駆動ローラ軸9の軸心Fが上曲部Bと中間傾斜部Cとの境界点に到達するために要する時間t2は、
Rsinαm=u0t2+(at2 2)/2 ・・・(2)
at 2 =u1−u0 ・・・(3)
であることから、
t2=2Rsinαm/(u1+u0) ・・・(4)
である。
【0027】
また、加速度aは、式(3)より、
a=(u1−u0)/t2 ・・・(5)
となる。さらに、駆動ローラ軸9の軸心Gが上曲部Bと中間傾斜部Cとの境界点に到達するために必要な時間t3は、
t3=t1+t2 ・・・(6)
である。
【0028】
以下、t1<t2として、時刻tにおける駆動ローラ軸9の軸心F、Gの位置(xa,ya)、(xb,yb)、及び、それぞれの水平方向の速度uxa、uxbをtにより場合分けして求める。そして、それらの計算結果から、軸心F、Gの相対位置(xs,ys)及び補助レール6の形状の求め方を示す。なお、相対位置(xs,ys)をt毎に求め、つなぐことにより隣接する踏段2の相対位置の移動軌跡が求められる。
【0029】
t≦t1の場合
駆動ローラ軸9の軸心F、Gの水平方向の速度uxa、uxbは、
uxa=u0+at ・・・(7)
uxb=u0 ・・・(8)
軸心Fのx座標x a は、
xa=r+u0t+(at2)/2 ・・・(9)
軸心Fの位置でのエスカレーターの傾斜角をαaとすると、
αa=sin−1{(xa−r)/R} ・・・(10)
軸心Fのy座標y a は、
ya=Rcosαa ・・・(11)
軸心Gの座標(xb,yb)は、
xb=u0t ・・・(12)
yb=R ・・・(13)
である。
【0030】
t1<t≦t2の場合
駆動ローラ軸9の軸心F、Gの水平方向の速度uxa、uxbは、
uxa=u0+at ・・・(14)
uxb=u0+a(t−t1) ・・・(15)
軸心Fのx座標xaは、
xa=r+u0t+(at2)/2 ・・・(16)
軸心Fの位置でのエスカレーターの傾斜角αaは、
αa=sin−1{(xa−r)/R} ・・・(17)
軸心Fのy座標yaは、
ya=Rcosαa ・・・(18)
軸心Gのx座標xbは、
xb=u0t+{a(t−t1)2}/2 ・・・(19)
軸心Gの位置でのエスカレーターの傾斜角αbは、
αb=sin−1{(xb−r)/R} ・・・(20)
軸心Gのy座標ybは、
yb=Rcosαb ・・・(21)
である。
【0031】
t2<t≦t3の場合
駆動ローラ軸9の軸心F、Gの水平方向の速度uxa、uxbは、
uxa=u1 ・・・(22)
uxb=u0+a(t−t1) ・・・(23)
軸心Fのx座標xaは、
xa=r+u0t2+(at2 2)/2+u1(t−t2) ・・・(24)
軸心Fの位置でのエスカレーターの傾斜角αaは、
αa=αm ・・・(25)
軸心Fのy座標yaは、
ya=Rcosαa−(xa−r−Rsinαa)tanαa・・・(26)
軸心Gのx座標xbは、
xb=u0t+{a(t−t1)2}/2 ・・・(27)
軸心Gの位置でのエスカレーターの傾斜角αbは、
αb=sin−1{(xb−r)/R} ・・・(28)
軸心Gのy座標ybは、
yb=Rcosαb ・・・(29)
である。
【0032】
t>t3の場合
駆動ローラ軸9の軸心F、Gの水平方向の速度uxa、uxbは、
uxa=uxb=u1 ・・・(30)
軸心F、Gの位置でのエスカレーターの傾斜角αa、αbは、
αa=αb=αm ・・・(31)
軸心Fの座標(xa,ya)は、
xa=r+u0t2+(at2 2)/2+u1(t−t2) ・・・(32)
ya=Rcosαa−(xa−r−Rsinαa)tanαa・・・(33)
軸心Gの座標(xb,yb)は、
xb=u0t3+at2 2/2+u1(t−t3) ・・・(34)
yb=Rcosαb−(xb−r−Rsinαb)tanαb・・・(35)
である。
【0033】
以上の方法により、上曲部Bにおける水平方向への移動速度が一定の加速度で変化する場合、隣接する2つの踏段2が上側乗降口部Aから上曲部Bを通り、中間傾斜部Cへと移動していく際の駆動ローラ軸9の軸心F、Gの位置を求めることができる。軸心F、Gの位置が求められれば、それらの相対位置を時間軸に沿って逐次計算することにより、隣接する踏段2の相対位置の移動軌跡を求めることができる。
【0034】
そして、隣接する踏段2の相対位置の移動軌跡の形状に概ね一致するようにライザ8の形状を決定することにより、変速時においても互いに隣接する踏段2間に開口部ができることのない傾斜部高速エスカレーターを得ることができる。図4はこのようにしてライザ8の形状を決定した踏段2の一例を示す側面図である。
【0035】
ここで、上曲部Bにおける踏段2の水平方向への移動速度を一定の加速度で変化させるためには、それに対応するように補助レール6の形状を決定する必要がある。そして、補助レール6の形状も上記で求めた軸心F、Gの位置から求めることができる。これを図5を用いて説明する。図5は図2のリンク機構13を拡大して示す正面図である。
【0036】
互いに隣接する2つの踏段2の駆動ローラ軸9の軸心位置がF、Gであり、第1及び第2のリンク14,15の長さがともにs/2であるとすれば、第1のリンク14と第2のリンク15とを連結する軸19の軸心(屈折点)Pの位置は、軸心Fを中心とする半径s/2の円と軸心Gを中心とする半径s/2の円との交点として求めることができる。
【0037】
また、補助ローラ21の軸心Qの位置は、第1のリンク14と第2のリンク15のなす角の2等分線を屈折点Pから下方へl1だけ延ばした位置として求めることができる。補助ローラ21の軸心Qの移動軌跡が求まれば、その軌跡に対し補助ローラ21の半径分だけ離れた平行線を引くことにより補助レール6の形状を求めることができる。図6はこのようにして求めた上曲部B付近における補助レール6の形状の一例を示す側面図である。
【0038】
このように、実施の形態1では、変速領域における踏段2の水平方向への移動速度が一定の加速度で変化するような踏段速度プロフィールから、ライザ8の形状及び補助レール6の形状を決定したので、変速中においても、踏段2に水平方向への大きな加速度が発生することがなく、かつ、踏段2間に開口部ができることのない傾斜部高速エスカレーターを得ることができる。
【0039】
実施の形態2.
次に、図7はこの発明の実施の形態2によるライザの形状及び補助レールの形状の決定方法を説明するための説明図である。ライザ及び補助レールを除く全体の構成は、図1及び図2と同様である。
【0040】
図7は上曲部B付近における踏段2及びリンク機構13を側方から見たものである。また、単純化のため、リンク機構13は、第1及び第2のリンク14,15のみが示されている。さらに、変速は曲部のみで行われるものとし、踏段2が上曲部Bを通過する際の水平方向の踏段速度プロフィールは、滑らかに連続する曲線で表される。即ち、踏段速度プロフィールは、速度変化が開始される点と終了する点とにそれぞれ頂点を持つ下に凸と上に凸の二つの放物線が頂点の中間点で滑らかに繋がるような形状を持つものとしている。さらにまた、第1のリンク14の長さと第2のリンク15の長さとは互いに等しいものとしている。
【0041】
まず、上記の放物線の式を求める。図7の踏段速度プロフィールにおいて、点(t1,u0)、(t2,u1)を頂点とする放物線は、それぞれ、
u=k1(t−t1)2+u0 ・・・(36)
u=k2(t−t2)2+u1 ・・・(37)
であり、このk1、k2が求められれば放物線の式は決定される。これらの放物線は、t=(t1+t2)/2において位置と傾きとが等しいことから、
k1[{(t1+t2)/2}−t1]2+u0=k2[{(t1+t2)/2}−t2]2+u1
k1{(t2−t1)/2}2+u0=k2{(t1−t2)/2}2+u1 ・・・(38)
2k1[{(t1+t2)/2}−t1]=2k2[{(t1+t2)/2}−t2]
k2=−k1 ・・・(39)
となる。
【0042】
また、上曲部Bにおける駆動ローラ軸9の軸心の移動軌跡の曲率半径をR、中間傾斜部の傾斜角度をαmとすると、上曲部(変速領域)で踏段が水平方向に進む距離Lは、
L=Rsinαm ・・・(40)
であり、これが踏段速度プロフィールt1≦t≦t2の範囲で積分した値に等しくなるから、
【数1】
である。
【0043】
これより、
t2={2L/(u0+u1)}+t1 ・・・(41)
となる。よって、式(38)、(39)、(41)より、
k1={(u1+u0)2(u1−u0)}/2L2 ・・・(42)
である。
【0044】
以下、上曲部Bでの速度変化が式(36)、(37)で与えられるときの時刻tに対する駆動ローラ軸心F、Gの位置を時刻tで場合分けして求める。但し、図7に示す位置を軸心F、Gの初期位置(t=0における位置)としている。また、t3=(t2−t1)/2、t4=t2−t1、t5=(t1+t2)/2であり、t3<t1<t4<t5<t2としている。
【0045】
t<t3の場合
軸心F、Gの水平方向の速度uxa、uxbは、
uxa=k1t2+u0 ・・・(43)
uxb=u0 ・・・(44)
軸心Fのx座標xaは、
xa=r+(k1t3)/3+u0t ・・・(45)
軸心Fの位置でのエスカレーターの傾斜角αaは、
αa=sin−1{(xa−r)/R} ・・・(46)
軸心Fのy座標yaは、
ya=Rcosαa ・・・(47)
軸心Gの座標(xb,yb)は、
xb=u0t ・・・(48)
yb=R ・・・(49)
軸心Gの位置での傾斜角αbは、
αb=0 ・・・(50)
である。
【0046】
t3≦t<t1の場合
軸心F、Gの水平方向の速度uxa、uxbは、
uxa=−k1(t−t2+t1)2+u1 ・・・(51)
uxb=u0 ・・・(52)
軸心Fのx座標xaは、
xa=r+(k1t3 3)/3+u0t3−k1(t−t2+t1)3/3
+k1(t3−t2+t1)3/3+u1(t−t3) ・・・(53)
軸心Fの位置での傾斜角αaは、
αa=sin−1{(xa−r)/R} ・・・(54)
軸心Fのy座標yaは、
ya=Rcosαa ・・・(55)
軸心Gの座標(xb,yb)は、
xb=u0t ・・・(56)
yb=R ・・・(57)
軸心Gの位置でのαbは、
αb=0・・・(58)
である。
【0047】
t1≦t<t4の場合
軸心F、Gの水平方向の速度uxa、uxbは、
uxa=−k1(t−t2+t1)2+u1 ・・・(59)
uxb=k1(t−t1)2+u0 ・・・(60)
軸心Fのx座標xaは、
xa=r+(k1t3 3)/3+u0t3−k1(t−t2+t1)3/3
+k1(t3−t2+t1)3/3+u1(t−t3) ・・・(61)
軸心Fの位置での傾斜角αaは、
αa=sin−1{(xa−r)/R} ・・・(62)
軸心Fのy座標yaは、
ya=Rcosαa ・・・(63)
軸心Gのx座標xbは、
xb=r+k1(t−t1) 3 /3+u0(t−t1) ・・・(64)
軸心Gの位置での傾斜角αbは、
αb=sin−1{(xb−r)/R} ・・・(65)
軸心Gのy座標ybは、
yb=Rcosαb ・・・(66)
である。
【0048】
t4≦t<t5の場合
軸心F、Gの水平方向の速度uxa、uxbは、
uxa=u1 ・・・(67)
uxb=k1(t−t1)2+u0 ・・・(68)
軸心Fの位置での傾斜角αaは、
αa=αm・・・ (69)
軸心Fの座標(xa,ya)は、
xa=r+(k1t3 3)/3+u0t3−k1(t4−t2+t1)3/3
+k1(t3−t2+t1)3/3+u1(t−t3) ・・・(70)
ya=Rcosαa−(xa−r−Rsinαa)tanαa ・・・(71)
軸心Gのx座標xbは、
xb=r+k1(t−t1)3/3+u0(t−t1) ・・・(72)
軸心Gの位置での傾斜角αbは、
αb=sin−1{(xb−r)/R} ・・・(73)
軸心Gのy座標ybは、
yb=Rcosαb ・・・(74)
である。
【0049】
t5≦t<t2の場合
軸心F、Gの水平方向の速度uxa、uxbは、
uxa=u1 ・・・(75)
uxb=−k1(t−t2)2+u1 ・・・(76)
軸心Fの位置での傾斜角αaは、
αa=αm ・・・(77)
軸心Fの座標(xa,ya)は、
xa=r+(k1t3 3)/3+u0t3−k1(t4−t2+t1)3/3
+k1(t3−t2+t1)3/3+u1(t−t3) ・・・(78)
ya=Rcosαa−(xa−r−Rsinαa)tanαa ・・・(79)
軸心Gのx座標xbは、
xb=r+k1{(t5−t1)3−(t−t2)3+(t5−t2)3}/3
+u0(t5−t1)+u1(t−t5) ・・・(80)
軸心Gの位置での傾斜角αbは、
αb=sin−1{(xb−r)/R} ・・・(81)
軸心Gのy座標ybは、
yb=Rcosαb ・・・(82)
である。
【0050】
t≧t2の場合
軸心F、Gの水平方向の速度uxa、uxbは、
uxa=u1 ・・・(83)
uxb=u1 ・・・(84)
軸心F、Gの位置での傾斜角αa、αbは、
αa=αm ・・・(85)
αb=αm ・・・(86)
軸心Fの座標(xa,ya)は、
xa=r+(k1t3 3)/3+u0t3−k1(t4−t2+t1)3/3
+k1(t3−t2+t1)3/3+u1(t−t3)・・・(87)
ya=Rcosαa−(xa−r−Rsinαa)tanαa ・・・(88)
軸心Gの座標(xb,yb)は、
xb=r+k1{(t5−t1)3+(t5−t2)3}/3+u0(t5−t1)
+u1(t−t5)・・・(89)
yb=Rcosαb−(xb−r−Rsinαb)tanαb ・・・(90)
である。
【0051】
以上の方法により、上曲部Bにおける水平方向への移動速度が滑らかに繋がる2つの放物線の組み合わせで表されるように変化する場合、隣接する2つの踏段2が上側乗降口部Aから上曲部Bを通り、中間傾斜部Cへと移動していく際の駆動ローラ軸9の軸心F、Gの位置を求めることができる。軸心F、Gの位置が求められれば、実施の形態1と同様の方法により、隣接する踏段2の相対位置の移動軌跡を求めることができ、これよりライザ8の形状を決定することができる。また、補助レール6の形状を決定することもできる。
【0052】
図8はこのようにしてライザ8の形状を決定した踏段2の一例を示す側面図である。また、図9はこのようにして求めた上曲部B付近における補助レール6の形状の一例を示す側面図である。
【0053】
このように、実施の形態2では、変速領域における踏段2の水平方向への移動速度が滑らかに繋がる2つの放物線の組み合わせで表されるような踏段速度プロフィールから、ライザ8の形状及び補助レール6の形状を決定したので、変速中においても、踏段2に水平方向への大きな加速度が発生せず、また、加速度の変化も滑らかであり、さらに、踏段2間に開口部ができることのない傾斜部高速エスカレーターを得ることができる。
【0054】
なお、上記実施の形態1、2では、変速領域として上曲部Bについて説明したが、下曲部Dについても同様にライザ8の形状及び補助レール6の形状を決定することができる。
【0055】
また、上記実施の形態1、2では、変速領域における踏段2の水平方向への移動速度が一定の加速度で変化する場合、及び、滑らかに繋がる2つの放物線の組み合わせで表される場合について述べたが、踏段速度プロフィールは、数式で表現できるものならどのような直線又は曲線であってもよい。
【0056】
さらに、上記実施の形態1、2では、踏段速度プロフィールから求められた形状をそのままライザ8の形状や補助レール6の形状としたが、これらの形状を円弧と直線や他の多項式で近似した上でライザ8の形状や補助レール6の形状としてもよい。
【0057】
さらにまた、曲部B,Dと中間傾斜部Cとの間で補助レール6の形状が不連続に繋がっている場合には、小さなRで補間するように補助レール6の形状を決めてもよい。
【0058】
また、リンク機構13の具体的な構成は、実施の形態1、2に限定されるものではない。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の傾斜部高速エスカレーターは、踏段の変速領域における補助レールの形状を、時間に対する駆動ローラ軸の速度を示す踏段速度プロフィールから、隣接する踏段の駆動ローラ軸の位置関係を求めることにより決定し、また踏段速度プロフィールから踏段に対する隣接する踏段の相対的な位置関係を求め、隣接する踏段の相対的な移動軌跡に一致するようにライザの形状を決定したので、変速中に踏段に水平方向への大きな加速度が発生するのを抑えることができ、かつ変速中に踏段間に開口部ができるのを防止することができる。
【0060】
また、踏段速度プロフィールは、時間に対する駆動ローラ軸の水平方向の速度を示すものであるため、水平方向に大きな加速度を与えずにスムーズな変速を行うことができる。
さらに、変速領域における踏段速度プロフィールは、傾きが一定の直線で表されるので、大きな加速度を与えずにスムーズな変速を行うことができる。
さらにまた、変速領域における踏段速度プロフィールは、滑らかに連続する曲線で表されるので、大きな加速度を与えずにスムーズな変速を行うことができ、また加速度の変化を滑らかにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態の一例による傾斜部高速エスカレーターを示す概略の側面図である。
【図2】 図1の上曲部付近を拡大して示す側面図である。
【図3】 実施の形態1によるライザの形状及び補助レールの形状の決定方法を説明するための説明図である。
【図4】 実施の形態1によるライザ形状の一例を示す側面図である。
【図5】 図2のリンク機構を拡大して示す正面図である。
【図6】 実施の形態1による補助レールの形状の一例を示す側面図である。
【図7】 この発明の実施の形態2によるライザの形状及び補助レールの形状の決定方法を説明するための説明図である。
【図8】 実施の形態2によるライザ形状の一例を示す側面図である。
【図9】 実施の形態2による補助レールの形状の一例を示す側面図である。
【図10】 従来の傾斜部高速エスカレーターの変速領域における踏段に発生する加速度の一例を示す時間と加速度との関係図である。
【符号の説明】
1 主枠、2 踏段、4 駆動レール、6 補助レール、7 踏板、8 ライザ、9 駆動ローラ軸、10 駆動ローラ、13 リンク機構、21 補助ローラ。
Claims (4)
- 主枠、
上記主枠に設けられ、上側乗降口部、上曲部、中間傾斜部、下曲部及び下側乗降口部を有する循環路を形成する駆動レール、
踏板と、上記踏板の一端部に設けられているライザと、駆動ローラ軸と、上記駆動レールに案内され上記駆動ローラ軸を中心として転動する駆動ローラとを有し、無端状に連結され、上記循環路に沿って循環移動される複数の踏段、
互いに隣接する上記踏段の上記駆動ローラ軸相互を連結するとともに、変態することにより上記駆動ローラ軸の間隔を変化させる複数のリンク機構、
上記リンク機構にそれぞれ設けられている回転自在の補助ローラ、及び
上記主枠に設けられ、上記補助ローラの移動を案内し上記リンク機構を変態させ、上記踏段の移動速度を位置に応じて変化させる補助レール
を備え、
上記踏段の変速領域における上記駆動ローラ軸の速度プロフィールから決定される上記駆動レールと上記補助レールとの間隔が、上記中間傾斜部から上記上曲部あるいは上記下曲部へ移行する箇所で不連続になっており、上記間隔は上記中間傾斜部で最小、上記上側乗降口部及び上記下側乗降口部で最大となっていることを特徴とする傾斜部高速エスカレーター。 - 上記速度プロフィールは、上記駆動ローラ軸の水平方向の速度を示すものであることを特徴とする請求項1記載の傾斜部高速エスカレーター。
- 上記速度プロフィールは、傾きが一定の直線で表されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の傾斜部高速エスカレーター。
- 上記速度プロフィールは、滑らかに連続する曲線で表されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の傾斜部高速エスカレーター。
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