JP4187320B2 - 内視鏡挿入装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、挿入部に進退及び回動動作を加え、体腔内や管孔等に挿入することができる内視鏡挿入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、体腔内に細長の挿入部を挿入することによりこの体腔内を観察すると共に、必要に応じて処置具を使用して治療処置を行ったり、あるいは前記挿入部をボイラなどの管孔内に挿入して該管孔内の観察を行うことが可能な内視鏡装置が広く用いられている。
【0003】
前記挿入部は観察されるべき被検体の管路の長さを有して形成されている。そのため、該管路が深く被観察部位がその深部に存在する場合、この挿入部の挿入および抜去が煩雑になるだけでなく、時間がかかっていた。
【0004】
これに対処するには、例えば特開平1−148232号公報には、進退動作を加える進退駆動手段を前記管路外に配置し、この駆動手段にて挿入部の挿入および抜去を行うことを可能にした技術が開示されている。
【0005】
ところで、前記挿入部を大腸内に挿入する揚合、S字結腸部分ではそのまま押し引きするだけでは挿入することが困難であるため、従来から例えばαループ法と呼ばれる手技が用いられている。このαループ法は挿入部にねじりを加えつつ進行させると共に湾曲部を湾曲させてα状のループを形成し、その後αループを解除することによりS字結腸部分を滑らかな曲線、あるいは略ストレート状にすることにより、さらに大腸の深部挿入を容易とするものである。
【0006】
また、内視鏡の挿入部の挿入性を向上するための機械的に挿入部を進退・ねじり(回動)動作する挿入装置が考えられているが、単純に進退やねじり操作のためのスイッチのオンオフによって制御するものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した手技は、挿入部に進退動作およびねじり動作を加える必要がある。また、このねじり動作は前記挿入部を管孔内に挿入・抜去する場合でも、この挿入・抜去を容易ならしめる効果があることが知られている。
【0008】
これら進退動作は前記先行技術を用いて加えることが可能であるが、ねじり動作は術者の手によって加えられる必要があり、操作の煩雑さを低減することが困難である。
【0009】
また、進退動作およびねじり動作のうち、特にねじり動作は術者の経験や感覚によるところが大きいことが経験的に知られており、前記先行技術を用いても操作の煩雑さは低減されない。
【0010】
一方、術者は湾曲操作、観察窓の送気・送水ボタン、内視鏡所見、学術研究目的のため写真撮影、VTRなどの制御ボタンなど各種さまざまな操作を余儀なく強いられており、さらに挿入を煩雑にしていた。
【0011】
さらに、前述した機械的に挿入部を進退及び回動させる挿入装置は、これまで術者は、挿入部を直接手にとって、術者の経験や感覚に頼り、挿入部を進退・ねじり操作をしていたので、挿入部を単なるスイッチ操作で進退・ねじり動作させる挿入装置を使うのは違和感があり、容易に挿入させることは困難であった。
【0012】
この発明は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、挿入部に進退動作と回動動作とを加えることを可能とし、もって該挿入部の挿入および抜去を容易とした内視鏡挿入装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明は、前記目的を達成するために、内視鏡の挿入部外表面に形成された進退回動識別手段と、前記内視鏡の挿入部の前記進退回動識別手段上に進退回動可能に配置された操作部材と、前記操作部材に設けられ前記操作部材の前記挿入部に対する進退回動量を前記進退回動識別手段に基づいて検知する検知手段と、前記検知手段の検知信号に基づいて内視鏡の挿入部を進退回動させる駆動手段とを具備したことを特徴とする内視鏡挿入装置にある。
【0014】
前記構成によれば、挿入部上を操作部材がスライドさせるだけの軽い操作力量で、挿入部に表示された進退回動識別手段を検知し、この検知信号に基づいて駆動手段を制御して挿入部を進退及び回動することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の各実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図9は第1の実施形態を示し、図1は電子内視鏡のシステム概略図、図2は挿入装置の縦断側面図、図3は図2のA−A断面図、図4は操作部材の斜視図、図5は操作部材の断面図、図6は図5のB−B断面図、図7は図5のC−C断面図、図8は挿入部外表面の指標図、図9は制御ブロック図である。
【0016】
まず、図1を参照してシステムの概略を説明する。電子内視鏡1は、観察対象部位へ挿入する細長の挿入部2と、この挿入部2の基端部に連接された把持部を兼ね備えた太径の操作部3と、この操作部3の一端より延設された信号ケーブルやライトガイドなどを内蔵したユニバーサルコード4と、このユニバーサルコード4の端部に設けられたコネクタ部5とを有して構成されている。
【0017】
電子内視鏡1は、コネクタ部5を介して外部の光源装置6、ビデオプロセッサ7および操作部3に配設された図示しない湾曲モータを駆動する湾曲モータ駆動装置9に着脱自在に接続されて使用され、観察画像をモニタ8に表示したりできるようになっている。また、ビデオプロセッサ7には図示しないVTRデッキ、ビデオプリンタ、ビデオディスク、画像ファイル記録装置などが接続できるようになっている。
【0018】
ベット10の近傍には挿入装置12が移動自在に配置されている。挿入装置12と挿入部2の先端部との中程に位置し、挿入部2に進退・回動自在に挿通された操作部材11が設けられている。
【0019】
次に、図2及び図3を使用して進退駆動手段について説明する。挿入装置12には挿入部2が挿通される挿通孔13が略水平に貫通形成されており、挿入部2は例えば図の右方向に設定された挿通孔基端側13aから挿通され、図の左方向の挿通孔突出側13bより突出されるように設定されている。
【0020】
挿通孔基端側13aに偏位した部位には4つの凹部14が設けてあり、それぞれの凹部14に挿入部2を進退・回動するためのボール15が遊嵌されている。ボール15を挟んで挿通孔13の反対側には押圧部材16が配設されている。押圧部材16はスライドシャフト17とスライドシャフト17の一端に固定された太径のリテーナ18とで構成されている。このリテーナ18のボール15に対向する側にボール15の外周の曲率と略同一の凹面19aを有する駆動部材19が貼設されている。
【0021】
スライドシャフト17のリテーナ18と反対側は凹部14の底部14aが形成されたスライド孔14bに躍動自在に挿入されている。底部14aとリテーナ18との間にコイルスプリング20が介装されていて、ボール15はこのコイルスプリング20の付勢力により挿通孔13方向へ常時押圧されて、凹部14の挿通孔13側に設けられた係止部材21により停止されている。係止部材21にてボール15が停止している時の対向するボール15の側間の距離は、挿入部2の直径よりも少し短く設定されている。ここでボール15の摩擦係数は、ごく小さく設定されており、挿入部2が進退回動した場合に円滑に回転し、かつ挿入部2を把持するように設定されている。
【0022】
挿通孔13の上方の凹部14内に配設されているボール15の挿通孔13の軸心に対する側方には、摩擦部材22が配設され、摩擦部材22に形成されたボール15の外周と略同等の曲率の凹面22aがボール15の表面に接触されている。
【0023】
摩擦部材22の凹面22aの反対側にはシャフト25が延設されている。シャフト25には、摩擦部材22の側壁と底部14aとの間にはスラストベアリング23を介してコイルスプリング24が介装されている。スライドベアリング23は、このコイルスプリング24の付勢力によりボール15を常時付勢している。
【0024】
摩擦部材22の凹面22aと反対側よりシャフト25の摩擦部材22と反対側の端部は凹部14の底部14aの形成された孔14cを介して凹部14の外方へ突出されている。この突出されたシャフト25の端部と電磁クラッチ27の出力軸27aがカップリング26により連接され、さらに電磁クラッチ27を介してモータ28の出力軸28aに連設されている。
【0025】
カップリング26は筒状に形成された筐体の内側にセレーションが形成されていると共に、この筐体内に挿入されたシャフト25の端部及びこの端部に対設されている電磁クラッチ27の出力軸27aには図示しないがギヤが形成されていて、これらギヤとセレーションが躍動可能に噛合されている。
【0026】
モータ28を回転させると共に電磁クラッチ27を接続するとモータ28の出力軸28aの回転がカップリング26を介してシャフト25へ伝達されることにより摩擦部材22が挿通孔13の長手方向に回転され挿通孔13に挿入された挿入部2が進退動されるようになっている。
【0027】
次に、回動駆動手段について説明する。図2に示すように、挿通孔13の上方の凹部14内に配設されているボール15の挿通孔13の軸心に対する側方には、他の摩擦部材29が配設され、摩擦部材29に形成されたボール15の外周と略同等の曲率の凹面29aがボール15の表面に接触されている。
【0028】
摩擦部材29の凹面29aの反対側には、シャフト30が延設されている。シャフト30の摩擦部材29と反対側の端部は凹部14の底部14aの形成された孔14cを介して凹部14の外方へ突出され、凹部14に隣接して設けられたモータ室34に所定距離躍動可能に挿入されている。摩擦部材29と底部14aとの間はスラストベアリング35を介してコイルスプリング36が介装されている。コイルスプリング36の付勢力によって摩擦部材29がボール15に押圧されている。この突出されたシャフト30の端部と電磁クラッチ32の出力軸32aがカップリング31により連接され、さらに電磁クラッチ32を介してモータ33の出力軸33aに連設されている。
【0029】
モータ33を回転させモータ室34を接続すると、ボール15が挿通孔13の軸心と直行する方向に回動されることにより、挿通孔13に挿通された挿入部2に回動動作が加えられる。
【0030】
また、挿通孔13の略中央部には拡径形成された洗滌室37が形成されている。洗滌室37には挿通孔13の軸心と平行に配設された複数の洗滌ブラシ38が周回状に設けられている。洗滌ブラシ38の外周は、挿通孔13内に露呈されると共に洗滌ブラシ38の回転軸38aの一端側はモータ室34の凹部14側に設けられたモータ室39内に回動自在に挿入され、この挿入された部位にピニオン40が形成されている。モータ室39には洗滌ブラシ38に対応する複数のモータ41が配設されている。モータ41の出力軸41aには太径のギヤ42がピニオン40と噛合されるように設けられている。
【0031】
洗滌室37の上方には複数のノズル43が開口され、ポンプ44が介装された洗滌液通路45を介して、挿入装置12の上方に設けられた洗滌液タンク46に連通されている。
【0032】
洗滌液タンク46に貯溜されている洗滌液47をポンプ44を介し、洗滌液通路45を通過しノズル43より洗滌室37に吐出させると共に、モータ41を回転させると洗滌ブラシ38が回転し、挿入部2の外周が洗滌されるようになっている。
【0033】
挿通孔13の洗滌室37と凹部14との間には、洗滌室37へ吐出された洗滌液47が操作部材11側へ移動することを防止するシール部材48が介装されている。
【0034】
洗滌室37の底部には斜面37aが形成されており、排出通路49の開口部に案内している。排出通路49は、挿入装置12の下方に設けられた図示しない廃液タンクに連通されており、挿入部2の洗滌に使用された廃液は、排出通路49を介して廃液タンク(図示しない)に貯溜されるようになっている。
【0035】
挿通孔13の挿通孔突出側13b側は、潤滑剤が吐出するようになっている。つまり、挿入装置12の上方に設けた潤滑剤タンク50と、潤滑剤タンク50に貯溜された潤滑剤51を圧送するポンプ52と、潤滑剤51が送給される潤滑剤通路53とから構成されている。潤滑剤通路53の挿通孔13開口部は、挿通孔13の軸心と同位置軸心状で、かつ挿通孔13よりもわずかに太径に形成された潤滑室54に連通されている。ポンプ52により送圧された潤滑剤51が潤滑室54に供給されることにより、挿通孔13を挿通される挿入部2の外周に潤滑剤51が付着されるようになっている。
【0036】
挿通孔13の突出側13bには、弾性を有し、かつ挿通孔13の軸心と同一軸心状で、挿入部2の外径と略同径の孔を有する潤滑剤ならし55が設けられている。洗滌液通路45の孔を挿入部2が通過すると、潤滑室54で付着した潤滑剤51が挿入部2の外周面に均一にならされて付着されるようになる。
【0037】
図4〜図7を使用して操作部材11について説明する。
操作部材11は、略楕円形で、流線形をなしており、把持しやすい形状になっている。上面には、図示しない観察窓に送気・送水するために送気・送水スイッチ56、図示しない吸引ポンプを制御する吸引スイッチ57、プリンター、VTRなど各種記録装置を制御するリモートスイッチ58、59、60、61、後述する挿入部2からの信号を読み込むか読み込まないかを優先する優先スイッチ62、前述した進退、回動スピードをコントロールする速度設定スイッチ63が設けられている。ここで、送気・送水スイッチ56は例えば二段スイッチになっていて、一段目は送気、二段目は送水となっている。
【0038】
また、速度設定スイッチ63は例えばA、B、Cの3パターンの速度設定をA→B→C→Aのように切り替えができる。実施形態では進退・回転の設定を速度設定スイッチ63一つのスイッチで行うようにしたが、別々に設けても良い。その他のスイッチは単純にON/OFFスイッチであり、前記ビデオプロセッサ7で集中的に制御される。前記各種スイッチからの制御信号はワイヤレスリモコンなどによりビデオプロセッサ7に設けた受信部7aで受信される。
【0039】
さらに、操作部材11の長手方向の中央部位には、挿入部2が挿入できるように挿入孔64が配設されている。挿入孔64には、凹部65が中央を境にして図面の右方向と左方向にそれぞれ設けてある。それぞれの凹部65にはボール66が遊嵌している。ボール66を挟んで挿入孔64の反対側には押圧部材67が配設されている。押圧部材67はスライドシャフト68とスライドシャフト68の一端に固定された太径のリテーナ69とで構成されている。このリテーナ69のボール66に対向する側にボール66外周の曲率と略同一の凹面69aを有する摩擦部材70が貼設されている。
【0040】
スライドシャフト68のリテーナ69と反対側には挿入孔64の底部64aに形成されたスライド孔64bが躍動自在に挿入されている。スライド孔64bとリテーナ69との間に介装されたコイルスプリング71が介装されていて、ボール66はこのコイルスプリング71の付勢力により挿入孔64方向へ常時押圧されて、挿入孔64の速度設定スイッチ63側に設けられた係止部材72により停止されている。係止部材72にてボール66が停止している時のボール66の対向する側間の距離は、挿入部2の直径よりも少し短く設定されている。ここでボール66の摩擦係数は、ごく小さく設定されており、挿入部2が進退・回動した場合に円滑に回転し、かつ挿入部2を把持するように設定されている。ここで、図の上方のボール66と下方のボール66とは少しずれた部位に位置している。これにより操作部材11を移動させた時に挿入部2がブレるのを防止すると共に、後述する信号を読みやすくしている。
【0041】
また、挿入孔64上方の中央部の挿入孔64よりには後述する挿入部2から進退信号を読み取るために、フォトインタラプタなどの光受光素子を内蔵した素子73a、73bが挿入孔64の軸心に平行に2個配設されている。
【0042】
さらに、挿入孔64下方の中央部の挿入孔64よりには後述する挿入部2から回動信号を読み取るために、フォトインタラプタなどの光受光素子を内蔵した素子74a、74bが挿入孔64の径方向に平行に2個配設されている。
【0043】
図8(a)〜(c)は挿入部2の外表面を示したもので、挿入部2の軸方向に等間隔に進退指標75が表示され、また挿入部2の周方向に等間隔に回動指標76が表示されている。従って、進退指標75と回動指標76とは直交しており、格子模様に形成されている。さらに、進退指標75の間隔は、素子73aと素子73bに反位相だけずれている。つまり素子73aに進退指標75の一本が完全にかかっている時は素子74bには進退指標75の他の1本がかからないようになっている。素子73a、73bのどちらが先に信号を読み取るかによって進行、抜去が決まるようになっている。
【0044】
素子73a、73bは進退指標75から進退信号を読み込む。例えば挿入部2に対し操作部材11を先端側に進退指標75を10本分移動させると、素子73a,73bはそれを信号として受け取り、10パルスとして認識する。進退指標75の間隔は、細かくすればするほど緻密な制御ができるようになっている。
【0045】
同様に素子74a,74bは回動指標76から回動信号を読み込む。例えば挿入部2に対し操作部材11を右方向に回動指標76を5本分回転させると、素子74a,74bはそれを信号として受け取り、5パルスとして認識する。回動指標76の間隔は、細かくすればするほど緻密な制御ができるようになっている。
【0046】
次に、図9に基づいて湾曲操作と挿入時の制御方法について説明する。
操作部3内には挿入部2の先端部に設けた湾曲部2aを湾曲させるため、アップ−ダウンアングル用のUD用モータ77、ライト−レフトアングル用のRL用モータ78が内蔵されている。また、湾曲部2aの操作用の湾曲スイッチ79が配設されている。この湾曲スイッチ79はジョイスティックタイプでも十字型のタクトスイッチタイプでもシーソータイプのスイッチでもかまわない。自由に湾曲操作ができるスイッチであればなんでも良い。
【0047】
湾曲スイッチ79を操作すると信号処理回路81に入力され中央制御回路89で演算処理される。中央制御回路89からモータドライバを内蔵した湾曲制御回路88に制御信号を出力し、UD用モータ77もしくはRL用モータ78が回転し、湾曲部2aが湾曲される。
【0048】
進退動作について説明する。操作部材11を挿入部2の先端に向かって移動させると、操作部材11に配設した素子73a,73bが、挿入部2の外表面の進退指標75が何個通り過ぎたかを読み取る。この信号を送信し、受信部7aで受信する。受信部7aで受信された信号は信号処理回路81に入力され中央制御回路89で演算処理される。中央制御回路89から進退・回動制御装置83に制御信号を出力し、モータ28が回転し挿入部2が進退する。
【0049】
ここで、操作部材11には優先スイッチ62があり、優先スイッチ62をONにした時だけ信号が受信部7aで受信されるようになっている。優先スイッチ62を押している間だけ進退が可能になる。図1では操作部材11と挿入装置12の間には何も介在していないが、ガイドチューブや、ガイド溝などを設けても良い。また、挿入装置12の後側に操作部材11を配置し、操作部材11と挿入装置12または、被検体間の挿入部2のたるみ防止を行うようにしても良い。ここで進退時の信号により挿入長を検知するタイプにしても良い。
【0050】
進退動作について説明したが、回動動作は同様なので説明を省く。
一方、速度設定スイッチ63は進退動作、回動動作の速度を設定できる。例えば進退速度をA、B、C、回動速度をX、Y、Zとすると速度設定スイッチ63を押す毎にAX→BY→CZ→AXとなるように設定されており、挿入部位によって進退速度と回動速度を任意に変えることができるようになっている。変更手段として進退・回動制御回路83によって任意に制御できるが、進退指標75、回動指標76からの信号を1つ飛ばしに入力されるようにしても良い。また、進退動作用、回動動作用と2個の速度選択スイッチを設けたものでも良い。
【0051】
また、進退・回動動作に湾曲動作を関連付けた動作スイッチを別に設け、このスイッチを押すとある一定の動作が行われるようにしても良い。例えばダウン湾曲がかかると共に挿入部2が右に120゜ねじれ、かつ150mm抜去される一連の動作がなされるようにしても良い。
【0052】
従って、中央制御回路89内に大容量のメモリーを内蔵し、モニタ8に出力される画像と湾曲部2aおよび挿入部2の動作を記録し、術者が後で進退・回動動作に湾曲動作を吟味・検証することができ、動作スイッチに設定することができるようにしたものでも良い。また、頻繁に行われる動作を中央制御回路89が選別できるようにしたものでも良い。また、さらに暗部追尾手段を付加し、前記動作に追加動作として加えたものでも良い。
【0053】
また、ねじりすぎを防止するため検査開始時の位置を記憶しておき、例えば一回転以上すると速度が遅くなるようになっている。
送気・送水スイッチ56を操作すると信号処理回路81に入力され中央制御回路89で演算処理される。中央制御回路89から送気・送水制御回路86に制御信号を出力し、挿入部2の先端の図示しない観察窓に送気もしくは送水される。
【0054】
吸引スイッチ57を操作すると信号処理回路81に入力され中央制御回路89で演算処理される。中央制御回路89から吸引ポンプ制御回路87に制御信号を出力し、挿入部2の先端に設けてある図示しない吸引孔から吸引される。
【0055】
また、挿入部2の先端に配設された固体撮像素子を内蔵した対物光学系ユニット92で得られた画像は、映像信号処理回路82に入力され、中央制御回路89を経由しモニタ8に映像として出力される。
【0056】
一方、中央制御回路89が挿入部2を進行させる制御を認識し、進退・回動制御回路83に制御信号を出力すると、進退・回動制御回路83だけでなく潤滑剤ポンプ制御回路85にも信号を出力し、ポンプ52を作動させる。従って、挿入部2が進行する場合だけ潤滑剤51が挿入部2に付着されるようになり、きわめて良好な状態で挿入部2を挿入することができる。
【0057】
また、検査終了の信号を中央制御回路89が認識すると、洗滌剤ポンプ制御回路84に制御信号が出力され、ポンプ44と洗滌ブラシ38が作動する。この時中央制御回路89は同時に進退・回動制御回路83にも信号を出力しモータ28を抜去するように回転し、挿入部2全長にわたり、洗滌される。前記検査終了信号は、操作部材11に別にスイッチを設けても良く、患者データファイリング装置などに設けたものでも良い。また、挿入装置12のメイン電源をOFFにすると自動的に行われるようにしても良い。
【0058】
ここで、挿入装置12の洗滌方法について説明する。挿通孔13に開口される、進退駆動手段、回動駆動手段、挿入部洗滌手段、挿入部潤滑手段の各パーツを洗滌するために、例えば挿入部2の変わりに図示しないが長細の洗滌ブラシを進退・回動させることで洗浄されるようにしても良い。
【0059】
前記洗滌ブラシの毛丈は挿通孔13の内径より長く、凹部14の底部14aまで届く長さに形成されている。洗滌ブラシは、ノズル43からの洗滌液47をブラシ部に含みながら挿通孔突出側13b側に進み凹部14内の各パーツおよび底部14aを洗滌できるようになる。例えば、図示しないが洗滌液通路45と各凹部14は電磁弁などを介して連通していており、洗滌時に電磁弁が開き凹部14内に洗滌液47が流れるようになっている。
【0060】
また、図示しないが洗滌液通路45と潤滑剤通路53のポンプ52近傍部は電磁弁などを介して連通されている。洗滌時には前記電磁弁が開き潤滑剤通路53内を洗滌液47が流れるようになっており、潤滑剤通路53内も洗滌できるようになっている。これにより挿通孔13の内部が洗滌することができ、良好な状態で挿入部2を挿入することができる。前記一連の動作は、図示しないが制御装置に洗滌SWを配置させ、この洗滌SWを押すと一連の動作をするようにしても良い。
【0061】
図10は第2の実施形態を示し、第1の実施形態の操作部材11に湾曲操作手段としてのジョイステック93を付加したタイプである。これにより操作の大部分を操作部材11の操作で行うことができる。
【0062】
図11は第3の実施形態を示し、第1の実施形態の操作部材11をα部を中心に上側と下側に分かれるようにしたものである。α部の上側本体94には軸96を有した保持部材97の一片が配設され、他片は下側本体95に配設されている。これにより軸96を支点とし上側本体94、下側本体95が開閉自在となっている。上側本体94の多端側には凸部98が配設されており、下側本体95の多端側に配設した係止部材99に係合し、上側本体94と下側本体95が合わされるようになっている。
【0063】
また、例えば歯ブラシのような洗滌ブラシや、洗滌ブラシ38で示した洗滌ブラシなどにより、操作部材11の外表面や内部を洗浄することができ、常に良好な状態で操作可能となる。
【0064】
前記各実施形態では湾曲部2aの操作をモータで行うもので説明したが、例えば操作部3に設けた湾曲ノブをマニュアル操作することで湾曲部2aを湾曲させるタイプのものでも良い。
【0065】
前記実施形態によれば、次のような構成が得られる。
(付記1)内視鏡の挿入部外表面に形成された進退回動識別手段と、前記内視鏡の挿入部の前記進退回動識別手段上に進退回動可能に配置された操作部材と、前記操作部材に設けられ前記操作部材の前記挿入部に対する進退回動量を前記進退回動識別手段に基づいて検知する検知手段と、前記検知手段の検知信号に基づいて内視鏡の挿入部を進退回動させる駆動手段とを具備したことを特徴とする内視鏡挿入装置。
【0066】
(付記2)前記進退回動識別手段は、挿入部外表面に表示された進退指標と回動指標であることを特徴とする付記1記載の内視鏡挿入装置。
(付記3)前記操作部材は、内視鏡の挿入部を挿通する挿入孔を有し、この挿入孔の内部に挿入部の軸心方向に弾性的に押圧する複数個のボールが配置されていることを特徴とする付記1記載の内視鏡挿入装置。
【0067】
(付記4)前記駆動手段は、内視鏡の挿入部を挿通する挿通孔を有した挿入装置と、前記挿通孔の内部に挿入部の軸新方向に弾性的に押圧する複数個のボールと、このボールを回転させることにより挿入部を進退及び回動させるモータとからなることを特徴とする付記1記載の内視鏡挿入装置。
【0068】
(付記5)前記検知手段は、挿入部の進退指標及び回動指標を光学的に読取る光受光素子であることを特徴とする付記1記載の内視鏡挿入装置。
(付記6)内視鏡の挿入部を進退回動可能に案内する案内路と、前記案内路内面に前記内視鏡の挿入部に対する進退回動量を検知しこの検知信号に基づいて内視鏡の挿入部を進退回動させる駆動装置に送信する検知手段を備えたことを特徴とする内視鏡挿入装置の操作具。
【0069】
(付記7)付記6において、さらに内視鏡湾曲部の湾曲操作部材を備えたことを特徴とする内視鏡挿入装置の操作具。
(付記8)付記6において、さらに内視鏡の流体制御操作部材を備えたことを特徴とする内視鏡挿入装置の操作具。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、挿入部上を操作部材がスライドさせるだけの軽い操作力量で今までの経験と感覚を考えることなく挿入操作することができるため、術者が楽に検査することができる。従って、術者の負担が大きく数例しか検査できなかったが、この発明を実施することにより術者の負担が軽減され数倍の検査を行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示す電子内視鏡のシステム概略図。
【図2】同実施形態の挿入装置の縦断側面図。
【図3】図2のA−A断面図。
【図4】同実施形態の操作部材の斜視図。
【図5】同実施形態の操作部材の断面図。
【図6】図5のB−B断面図。
【図7】図5のC−C断面図。
【図8】同実施形態の挿入部外表面の指標図。
【図9】同実施形態の制御ブロック図。
【図10】この発明の第2の実施形態を示す操作部材の斜視図。
【図11】この発明の第3の実施形態を示す操作部材の断面図。
【符号の説明】
2…挿入部
11…操作部材
12…挿入装置
73a,73b,74a,74b…素子
75…進退指標
76…回動指標
Claims (1)
- 内視鏡の挿入部外表面に形成された進退回動識別手段と、前記内視鏡の挿入部の前記進退回動識別手段上に進退回動可能に配置された操作部材と、前記操作部材に設けられ前記操作部材の前記挿入部に対する進退回動量を前記進退回動識別手段に基づいて検知する検知手段と、前記検知手段の検知信号に基づいて内視鏡の挿入部を進退回動させる駆動手段とを具備したことを特徴とする内視鏡挿入装置。
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