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JP4180307B2 - 低入力インピーダンス増幅器 - Google Patents

低入力インピーダンス増幅器 Download PDF

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、増幅器分野の一部、特に電流増幅器に関する。このような増幅器は、スイッチングマトリックスにおいて好適に使用され、これらのスイッチングマトリックスは、N個の信号入力とP個の信号入力を有する回路または回路アセンブリであり、特性として、P個の出力の各々が、コマンドでN個の入力の各々に接続可能である。
【0002】
【従来の技術】
このようなマトリックスでは、かなりの長さを有する電流路が、入力と出力を接続するために用いられ、その長さは、入力と出力の数が大きいほど、したがって、考察中のマトリックスの複雑性が増すほど、長くなる。一般に、マトリックスの入力と出力間でデータを伝達するために、電圧信号よりはむしろ電流信号を使用することが選択される。実際は、電流路の長さは、データを伝送する電圧信号の交流素子の振幅に対して無視できない電圧降下をもたらす抵抗や静電容量の損失を発生するような長さになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
スイッチングマトリックスは、現在、集積回路の形で実現され、それを通過する電流信号は、一般に比較的低振幅で、たいていの場合、マイクロアンペアのオーダである。したがって、そのような電流信号は、マトリックスの外側の素子によって使用されるように増幅される。しかし、各出力端子は、多数の電流路に接続されて、これらの電流路は、かなりの寄生抵抗および容量を有し、前記出力端子から見てかなりの負荷を形成するので、信号損失を最小にするために、増幅器が、電流信号を、それが出力端子で使用可能になる前に、増幅して、低入力インピーダンスを示すことが必要である。
【0004】
さらに、マトリックスの出力端子で使用可能な信号が、このマトリックスの上流に位置している素子によって有効に使用されるためには、増幅器ができる限り低い同相モード出力レベル(common-mode output level)を示すように、すなわち、その出力端子の残留電位の値が最低限であるように、増幅器を構成することが望ましい。これにより、マトリックスの下流に配置された素子の入力段の飽和リスクを制限することによって、出力信号の交流素子に対して最大限の変更範囲をセーブでき、これが、前記信号で伝達される情報を表わす。
【0005】
本発明は、バイアス端子と転送端子と基準端子とをそれぞれ有し、第1電源端子と第2電源端子の間で直列に接続される第1トランジスタと第2トランジスタとを備え、さらに、前記第1電源端子と前記第1トランジスタの転送端子の間に挿入される第1抵抗器を備え、前記第1トランジスタの転送端子が前記第2トランジスタのバイアス端子に接続されて、当該増幅器の入力を形成し、前記第1トランジスタのバイアス端子が基準電位端子に接続されることを特徴とする増幅器を提案することで、上記の必要条件を満たすことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以下の説明で、本発明による増幅器が、特に、第1および第2トランジスタの転送端子とバイアス端子の間でそれぞれ確立された接続のために、低入力インピーダンスを示すことが証明される。
【0007】
本発明による増幅器から出力信号を送ることに対する様々な解決策が考察可能である。
【0008】
第1の構成では、上述の増幅器は、前記第2トランジスタと共にカレントミラーとして配置される第3トランジスタをさらに備え、前記第3トランジスタの転送端子が当該増幅器の出力を形成する。
【0009】
このような構成により、第2トランジスタと第3トランジスタの寸法比を選択することによって、増幅器のゲインを調整できる。
【0010】
第2の構成では、上述の増幅器は、フォロアとして配置される第3トランジスタをさらに備え、この第3トランジスタの転送端子が当該増幅器の出力を形成し、バイアス端子が前記第2トランジスタの転送端子に接続される。
【0011】
このような構成により、第3トランジスタを組み込むフォロアのバイアスパラメータを選択することによって、増幅器のゲインの調整が可能になる。
【0012】
上述の各構成において、増幅器のアースの出力を分離する電流路はどれも2つ以上のトランジスタを含むことはなく、このことが、増幅器の出力で低同相モードレベルを保証することが、以下の説明からわかる。
【0013】
第2の構成による増幅器は前記第1トランジスタと前記第2トランジスタの間に挿入される第2抵抗器を好適に備える。
【0014】
この第2抵抗器が電圧降下を発生し、この電圧降下が、フォロアがその入力で受信するより大きな信号エクスカーションを可能にし、したがって、フォロアが送信しようとしていたものより大きな変動範囲の出力信号を可能にする。
【0015】
上述の説明で、増幅器は、非対称構造を示し、すなわち、その入力と出力は非対称信号を送受信するものである。多数の増幅器では、差動信号と対称構造を、特に、当該構造の両側でそれぞれ対称である構成素子によって生成される寄生調波補償(compensating parasitic harmonics)手段を用いて、ノイズ源とノイズベクトルを除去するという目的で、用いることが好ましい。
【0016】
本発明は、さらに、バイアス端子と転送端子と基準端子とをそれぞれ有する第1トランジスタと第2トランジスタと第3トランジスタと第4トランジスタであって、一方で前記第1トランジスタと前記第3トランジスタが、他方で前記第2トランジスタと前記第4トランジスタが第1電源端子と第2電源端子の間で直列に接続される第1トランジスタと第2トランジスタと第3トランジスタと第4トランジスタとを備え、さらに、前記第1電源端子と前記第1および第2トランジスタの転送端子の間にそれぞれ挿入される第1抵抗器と第2抵抗器とを備え、前記第1および第2トランジスタの転送端子が前記第3および第4トランジスタのバイアス端子にそれぞれ接続されて、当該増幅器の差動入力を形成し、前記第1および第2トランジスタのバイアス端子が基準電位端子に一緒に接続され、前記第3トランジスタと前記第4トランジスタが一緒に差動ペアを形成することを特徴とする増幅器を提案する。
【0017】
このような増幅器は、その対称構造のために、あまりノイズが無く、上述の非対称型増幅器と同じオーダの入力インピーダンスを示す。
【0018】
第1の構成では、前記対称増幅器は、さらに、前記第3トランジスタと前記第4トランジスタと共にカレントミラーとしてそれぞれ配置される第5トランジスタと第6トランジスタとをさらに備え、前記第5および第6トランジスタの転送端子が当該増幅器の差動出力を形成する。
【0019】
このような構成により、一方では第3トランジスタと第5トランジスタの、他方では第4トランジスタと第6トランジスタの寸法比を選択することによって、増幅器のゲインを調整できる。
【0020】
第2の構成では、前記対称増幅器は、一緒に差動出力ペアを形成する第5トランジスタと第6トランジスタとをさらに備え、この第5および第6トランジスタの転送端子が当該増幅器の差動出力を形成し、バイアス端子が前記第3および第4トランジスタの転送端子に接続される。
【0021】
このような構成により、差動出力ペアのバイアスパラメータを選択することによって、増幅器のゲインの調整が可能になる。
【0022】
上述の各構成において、差動出力を増幅器のアースから分離するどんな電流路も2つ以上のトランジスタを含むことはなく、このことが、増幅器の出力で低同相モードレベルを保証することが、以下の説明からわかる。
【0023】
第2の構成による対称増幅器は、一方で前記第1トランジスタと前記第3トランジスタの間に、他方で前記第2トランジスタと前記第4トランジスタの間にそれぞれ挿入される第3抵抗器と第4抵抗器とを好適に備える。
【0024】
これらの第3および第4抵抗器は、電圧降下を発生し、この電圧降下が、差動出力ペアがその入力で受信するより大きい差動信号のエクスカーションを可能にし、したがって、前記差動ペアが送信しようとしていたものより大きな変動範囲の出力信号を可能にする。
【0025】
さらに、前記第1および第2トランジスタの転送端子の間に追加抵抗器を挿入することが可能である。
【0026】
この追加抵抗器は、それが無い場合に第1および第2トランジスタを通過する電流の一部を偏向でき、その電流は、第3および第4トランジスタの寸法が大きい場合には、大きい。このことにより、第1および第2トランジスタに対して、強い電流でそれらが損傷を受けるというリスクを冒すことなく、より小さな寸法を選択できる。
【0027】
上述のように、本発明による増幅器は、特に、スイッチングマトリックスで使用されるように適合されている。したがって、本発明は、さらに、N個の信号入力とP個の信号出力を示すスイッチングマトリックスに関し、そのマトリックスにおいて、前記信号出力の各々が、少なくとも上述の一つの増幅器を含む少なくとも一つの電流路を介して、信号入力の各々に接続可能である。
【0028】
本発明の上記および他の態様は、非限定的な例として、以下に記載される実施形態を参照して、説明される。
【0029】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明による増幅器CDを示す。この増幅器CDは、第1トランジスタT1と第2トランジスタT2を備える。これらのトランジスタは、ここでは、バイポーラ型トランジスタであり、ベースとコレクタとエミッタとを有し、それらは、それぞれバイアス端子と転送端子と基準端子とを形成する。第1トランジスタT1と第2トランジスタT2の主電流路が、それらのコレクタ・エミッタ接合部によって形成され、ここではエネルギー源VCCと増幅器CDのアースの形をとる第1電源端子と第2電源端子の間で、直列に接続される。ここで示される増幅器CDは、さらに、第1電源端子VCCと第1トランジスタT1の転送端子間に挿入される第1抵抗器R1を備え、第1トランジスタT1の転送端子は、第2トランジスタT2のバイアス端子に接続されて増幅器CDの入力を形成し、その増幅器CDの入力は、入力電圧Vinと入力電流Iinを受信するものである。第1トランジスタT1のバイアス端子は、基準電位端子、この場合は、第1電源端子VCCに接続される。
【0030】
第1トランジスタT1と第2トランジスタT2の小さな交流信号によって、二つの等価回路図を思い浮かべることで、増幅器CDが入力インピーダンスZin=Vin/Iinを示し、これはR1/(1+gm0.R1)に等しい第1近似値であり、ここで、gm0は、電流製造技術において、27°でVt/It=26mA/Vを有するIt/Vtに等しいトランジスタT1とT2のトランスコンダクタンスである、ことが容易に証明される。
【0031】
したがって、R1.gmφが1と比較して大きい場合、これは第1抵抗器R1の大きさのオーダが1オームを超える場合であるが、増幅器CDの入力インピーダンスZinの値は、1/gm0=26mΩに近い。
【0032】
図1は、本発明による増幅器CDの第1の構成を示し、それは、第2トランジスタT2と共にカレントミラーとして配置される第3トランジスタT3から出される出力電流Ioutを生成し、第3トランジスタの転送端子が増幅器CDの出力OUTを形成するものである。
【0033】
このような構成により、第2トランジスタT2と第3トランジスタT3の寸法比を選択することによって、増幅器CDのゲインを調整できる。したがって、第3トランジスタT3が第2トランジスタのk倍の大きさならば、Iout=k.Itであり、ここで、Itは第2トランジスタT2を通過するようになっている電流である。
【0034】
図2は、本発明による増幅器CDの第2構成を示し、それは、フォロアとして配置される第3トランジスタT3から出される出力電流Ioutを生成し、その第3トランジスタの転送端子が増幅器CDの出力OUTを形成し、そのバイアス端子が第2トランジスタT2の転送端子に接続されるものである。第2抵抗器R2は、第1トランジスタT1と第2トランジスタT2の間に挿入される。この第2抵抗器R2が電圧降下R2.Itを発生し、この電圧降下が、サーバがその入力で受信する信号Vs=VCC−(R1+R2)のエクスカーションの増大を可能にし、したがって、フォロアが送信しようとしていたものより大きな変動範囲の出力信号Ioutを可能にする。このような構成によって、例えば、前記フォロアにバイアスをかけようとする第3抵抗器R3の値を調節することによって、第3トランジスタTを組み込むフォロアのバイアスパラメータを選択することで、増幅器CDのゲインを調整できる。
【0035】
なお、図1と図2を参照して述べられた各構成において、出力OUTを増幅器CDのアースから分離するどんな電流路も2つ以上のトランジスタを含むことはなく、このことが、増幅器CDの出力で、低い同相モードレベルを保証する。
【0036】
図3は、本発明による対称増幅器CDを示す。この増幅器CDは、第1トランジスタT1、第2トランジスタT2、第3トランジスタT3、第4トランジスタT4を備える。これらのトランジスタは、ここでは、バイポーラ型トランジスタであり、したがって、ベースとコレクタとエミッタとを有し、それらは、それぞれバイアス端子と転送端子と基準端子とを形成する。第1トランジスタT1と第3トランジスタT3の主電流路が一方で、第2トランジスタT2と第4トランジスタT4の主電流路が他方で、それらのコレクタ・エミッタ接合部によって形成され、ここではエネルギー源VCCと増幅器CDのアースの形をとる第1電源端子と第2電源端子の間で、直列に接続される。この増幅器CDは、さらに、第1電源端子VCCと第1トランジスタT1および第2トランジスタT2の転送端子の間にそれぞれ挿入される第1抵抗器R1と第2抵抗器R2を備え、第1トランジスタT1および第2トランジスタT2の転送端子は、第3トランジスタT3および第4トランジスタT4のバイアス端子にそれぞれ接続されて、対称増幅器CDの差動入力(IN+、IN−)を形成し、第1トランジスタT1および第2トランジスタT2のバイアス端子は、ここでは第1電源端子VCCの形をとる基準電位端子に、一緒に接続され、第3トランジスタT3と第4トランジスタT4は、一緒に差動ペアを形成し、ここでは第1電流源I1によってバイアスがかけられる。
【0037】
この増幅器CDは、したがって、対称構造を示し、すなわち、対称信号(Iin+、Iin−)と(Io+、Io−)をそれぞれ送受信するための差動入力(IN+、IN−)と差動出力(OUT+、OUT−)を有する。このような構造により、当業者にとって周知の手法にしたがって、当該構造の両側でそれぞれ対称である構成素子によって生成される寄生調波補償手段を用いて、特にノイズ源とノイズベクトルを除去できる。このような増幅器は、二つの入力端子IN+とIN−と、非対称構造の記載で示されたものの2倍の振幅を有する入力信号(Vin+、Vin−)と(Iin+、Iin−)の間で直列に接続されているように見える上述のような二つの非対称構造を用いるが、この増幅器の入力インピーダンスZinは、前記非対称構造と同じオーダである。
【0038】
図3は、本発明による対称増幅器CDの第1の構成を示し、第3トランジスタT3と第4トランジスタT4と共にカレントミラーとしてそれぞれ配置される第5トランジスタT5と第6トランジスタT6から出される差動出力電流(Io+、Io−)を生成し、第5および第6トランジスタの転送端子が増幅器CDの差動出力OUTを形成するものである。このような構成により、一方で第3トランジスタT3と第5トランジスタT5の、他方で第4トランジスタT4と第6トランジスタT6の寸法比を選択することによって、増幅器CDのゲインを調整できる。
【0039】
図4は、本発明による対称増幅器CDの第2の構成を示し、一緒に差動出力ペアを形成する第5トランジスタT5と第6トランジスタT6から出される差動出力電流(Io+、Io−)を生成し、第5および第6トランジスタの転送端子が増幅器CDの差動出力OUTを形成し、バイアス端子が第3トランジスタT3および第4トランジスタT4の転送端子に接続されるものである。このような構成により、例えば、前記差動ペアにバイアスをかけようとする第2電流源I2によって供給される電流を調整することによって、差動出力ペア(T5、T6)のバイアスパラメータを選択することで、増幅器CDのゲインを調整できる。
【0040】
第3抵抗器R3と第4抵抗器R4は、第1トランジスタT1と第3トランジスタT3の間と、第2トランジスタT2と第4トランジスタT4の間にそれぞれ挿入される。これらの第3抵抗器R3と第4抵抗器R4は、それぞれ電圧降下R3.It+とR4.It−を発生し、この電圧降下が、差動出力ペア(T5、T6)がその入力で受信するより大きい差動信号(Vs+、Vs−)のエクスカーションを可能にし、したがって、前記差動ペアが送信しようとしていたものより大きな変動範囲の出力信号(Io+、Io−)を可能にする。
【0041】
さらに、第1トランジスタT1と第2トランジスタT2の転送端子の間に追加抵抗器Rtを挿入する場合がある。
【0042】
この抵抗器Rtは、それが無い場合に第1トランジスタT1と第2トランジスタT2を通過する電流(It+、It−)の一部を偏向でき、その電流は、第3トランジスタT3と第4トランジスタT4の寸法が大きい場合には、重要である。このことにより、第1トランジスタT1と第2トランジスタT2に対して、強い電流でそれらが損傷を受けるというリスクを冒すことなく、より小さな寸法を選択できる。
【0043】
なお、図3と図4を参照して述べられた各構成において、出力OUTを対称増幅器CDのアースから分離する電流路のどれもが2つ以上のトランジスタを含むことはなく、このことは、増幅器CDの出力で、低い同相モードレベルを保証する。
【0044】
さらに、上述の例で使用されたトランジスタが、すべてバイポーラ型である場合は、これらの全て又は一部を、それぞれが関連トランジスタのバイアス端子と転送端子と基準端子を形成する、ゲートとドレインとソースとを有するMOS型トランジスタで代用することは、完全に実行可能である。
【0045】
図5は、N個の信号入力(IN1〜INN)とP個の信号出力(OUT1〜OUTP)を有するスイッチングマトリックスを示し、このマトリックスでは、信号出力OUTi(i=1〜P)の各々が信号入力(IN1〜INN)の各々に、少なくとも上述の一つの増幅器CDを含む少なくとも一つの電流路を介して接続され得る。実際に所定の構成でマトリックスの入力を出力に接続する電流路の選択は、制御信号CNTの値を選択することによって実現される。
【0046】
本発明による増幅器CDは、信号入力INi(i=1〜N)のどれか一つから来る電流信号を、それが出力端子OUTi(i=1〜P)で使用可能になる前に、増幅する。各出力端子OUTi(i=1〜P)は、大きな負荷をもたらす多数の電流路に接続されているので、本発明による増幅器CDの低入力インピーダンスによって、増幅器CDが接続される入力端子INiで収集された情報を良好にリカバリできる。さらに、増幅器CDの出力信号の低同相モードレベルにより、マトリックスMTXの下流に配置される素子の入力段の飽和リスクを制限しながら、出力端子OUTi(i=1〜P)に存在している信号の交流素子に対して最大限の変動範囲を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による非対称増幅器の第1の構成を示す電気図である。
【図2】本発明による非対称増幅器の第2の構成を示す電気図である。
【図3】本発明による対称増幅器の第1の構成を示す電気図である。
【図4】本発明による対称増幅器の第2の構成を示す電気図である。
【図5】本発明による増幅器を組み込むスイッチングマトリックスを示す部分機能図である。

Claims (4)

  1. バイアス端子と転送端子と基準端子とを有する複数のトランジスタを含む増幅器であって、
    第1電源端子と第2電源端子の間に直列に接続される第1入力トランジスタと第2入力トランジスタとを備える入力部であって、前記第1入力トランジスタの転送端子が当該増幅器の入力を形成し、前記第1入力トランジスタの転送端子が、前記第2入力トランジスタのバイアス端子に短絡して接続され、且つ、抵抗器を介して前記第1電源端子に接続されているとともに、前記第1入力トランジスタのバイアス端子が基準電位端子に接続されている、入力部と、
    出力電流を生成する出力トランジスタを備えており、前記出力電流は、前記第2入力トランジスタを流れる電流を増減した複製である、出力部と、
    を備えるとともに、
    差動入力信号を受信する一対の入力部を備えており、前記一対の入力部のそれぞれは、前記入力部に対応しており、
    前記出力部は、差動出力電流を生成する一対の出力トランジスタを備えており、前記差動出力電流は、前記各入力部の各第2入力トランジスタを流れる差動電流を増減した複製である、ことを特徴とする増幅器。
  2. 請求項に記載の増幅器であって、
    前記各入力部の各第1入力トランジスタの転送端子の間に挿入される抵抗器をさらに備えることを特徴とする増幅器。
  3. N個の信号入力とP個の信号出力を有するスイッチングマトリックスであって、
    前記信号出力の各々が、少なくとも請求項1に記載の一つの増幅器を含む少なくとも一つの電流路を介して、信号入力の各々に接続可能であることを特徴とするスイッチングマトリックス。
  4. 請求項に記載のスイッチングマトリックスを備えることを特徴とする集積回路。
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