JP4179978B2 - 光ディスク装置 - Google Patents
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Description
ュプル信号MPPとの差分信号である差動プッシュプル信号DPPが生成される。すなわちこの回路では、以下の(1)式に示す演算式の態様で差動プッシュプル信号DPPが生成される。ここで、上記可変利得増幅器108の利得kは、メインビームとサブビームとの光量比などによって決定される定数である。
DPP=MPP−k・SPP
=MPP−k・(SPP1+SPP2)…(1)
ところで、上述したトラッキングエラー信号生成回路の場合、上記分割した3ビームの照射するトラックの反射率がほぼ等しいときには、確かにその差動プッシュプル信号DPPを通じて、光軸ずれやチルトによって発生する直流オフセット成分を除去することはできる。しかし、上記メインビームと各々のサブビームの照射するトラックの反射率が異なるような場合には、こうした直流オフセット成分の除去効果も十分に得ることができなくなる。このことを、図4〜図8を参照して更に詳述する。
る。
(イ)CD−RやDVD−Rなどの追記型光ディスクにデータを記録する場合、データの記録中はメインビームと光ディスク外周側のサブビーム(先行サブビーム)とのみを使用してトラッキングエラー信号を生成する方法。
あるいは特許文献2にみられるように、
(ロ)メインビームと一対のサブビームとの各ビームが照射する領域の反射率差に応じて算出した利得に基づいて2つのサブビームプッシュプル信号のゲイン調整を行う方法。
などが提案されるに至っている。
基づく制御、並びに物理アドレス信号やディスクの諸情報を表すアドレス信号の生成が行われることで、当該光ディスク装置としてのより精度の高い記録・再生の制御が可能ともなる。
ー信号生成回路は、前記一対のサブビームの反射光を受光する各受光素子の各々分割された受光出力を各別に和算する回路と、これら和算された信号の差分及び比率のいずれかに基づいて前記減算器及び加算器のいずれかによるその都度の補正値を可変設定する補正値設定手段とを備えることをその要旨とする。
正値に基づいて上記減算器及び加算器のいずれかによるその都度の補正値が可変設定されるようになる。このため、光ディスク毎に微妙に異なる記録エリアと非記録エリアでの光ビームの反射率、もしくはそれら反射率の差分及び比率のいずれかについても、それら使用する光ディスク毎に好適に補償することが可能となる。
ームS2の和信号SSUM2とが入力され、ゲイン制御部12では、これら和信号SSUM1とSSUM2とのその都度の差分に基づいて増幅器13及び14の利得を可変設定する。具体的には、メインビームの内周側の受光信号M1は増幅器13を通じてk1倍に可変利得増幅され、メインビームの外周側の受光信号M2は増幅器14を通じてk2倍に可変利得増幅される。そして、これら増幅器13、14による可変利得増幅を通じて、各々分割された受光出力に対する各別のゲイン補正が施されることによって、メインビームMの内周側と外周側との光量バランスが補償される。このため、メインビームMのこれら内周側と外周側との差分演算によって生成される上記メインビームプッシュプル信号MPP自体、その信頼性が高く維持されるようになる。ちなみにこの実施の形態において、このメインビームプッシュプル信号MPPは、次のような演算式のかたちで求められることとなる。
MPP=k1×M1−k2×M2…(2)
ここで、上記利得k1、k2の求め方についての具体例を示す。上記増幅器13、14に各々可変設定するこれら利得k1、k2は上述のように、一対のサブビームの和信号SSUM1及びSSUM2のその都度の差分より算出される。すなわち、光ディスクの外周側のサブビームS1の和信号SSUM1と光ディスクの内周側のサブビームS2の和信号SSUM2との差分「SD=SSUM1−SSUM2」から、メインビームMの隣接トラックの反射率の違いを表すことができる。例えば、隣接トラックが両方とも未記録エリアあるいは記録エリアである場合は「SD=0」となり、光量バランスが適正に維持された状態にある。他方、メインビームMの外周側の隣接トラックが未記録エリアでメインビームの内周側の隣接トラックが記録エリアである場合には、「SD>0」となり、「メインビームMの外周側の受光出力M1>メインビームMの内周側の受光出力M2」という関係になる。そこで、例えば「SD>0」の場合は、ゲイン制御部12を通じて、上記利得k1及びk2をそれぞれ「k1=1」、「k2=1+α・SD」と設定することにより、メインビームMの外周側の受光出力M1及び同ビームMの内周側の受光出力M2の各隣接トラックの状態による光量バランスの崩れを補正することができるようになる。すなわち、「SD>0」の場合には、「k1<k2」となり、メインビームMの内周側の受光信号を増大させることができ、光量バランスを適正にすることができる。ここで、上記「α」の値は光ディスクの反射率やビームのスポットサイズ、トラックピッチなどの条件により決定される。なお、k1及びk2の比率は、ビームスポットの大きさやビームスポットのガウス分布(ビームの光強度とビームの広がりとの関係)等を考慮して設定される。
SPP=(S11−S12)+(S21−S22)
=SPP1+SPP2
k×SPP=k×(SPP1+SPP2)…(3)
そして、減算器11は、上記メインビームプッシュプル信号MPPと上記増幅器10から出力されるk倍のサブビームプッシュプル信号SPPとの差分信号を演算する回路である。そして、この減算器11の出力が前述した差動プッシュプル信号DPPとなる。ちなみに本実施の形態にあって、この差動プッシュプル信号DPPは、次のような演算式のかたちで表わされるようになる。
DPP=MPP−k×SPP
=k1×M1−k2×M2−k×(S11−S12)
−k×(S21−S22)…(4)
なお、上記利得kは通常、「メインビーム/サブビーム」の照射光量比等によって決まる値であり、メインビーム及びサブビームの照射光量が等しければ、上記k倍したサブビームプッシュプル信号「k×SPP」はメインビームプッシュプル信号MPPと基本的に同一振幅となり、光軸ずれによる直流オフセット成分も等しくなる。そして、この利得kによって、トラッキングエラー信号として利用される上記差動プッシュプル信号DPPとしての精度も高く維持されるようになる。
とで、容易に、しかも高い精度でメインビームMの反射光の各受光出力M1、M2に対する出力バランスの補正を行うことができるようになる。
(a)上記受光出力M1、M2の双方に対応して減算器を設ける構成。
(b)上記受光出力M1、M2のうちのいずれか一方にのみ対応して加算器を設ける構成。
(c)上記受光出力M1、M2の双方に対応して加算器を設ける構成。
等々も適宜に採用可能である。
ームの反射率、もしくは反射率の差分や比率を示す情報を予め求めておき、この求めた情報を同試し書きエリアに記録するようにしてもよい。そしてこの場合には、当該光ディスクが装着されたタイミング等をもって上記情報を読み込み、この読み込んだ情報をもとに、上述した増幅器13、14の利得(増幅率)や、減算器16(あるいは加算器)等に与える補正値を設定するとする。これにより、光ディスク毎に微妙に異なる記録エリアと非記録エリアでの光ビームの反射率もしくはそれら反射率の比率についても、それら使用する光ディスク毎に好適に補償することが可能となる。さらには、試し書きの際に一度だけ上記情報を記録しておけば、単に情報を読み込むことで上記増幅率や補正値が設定されて前述した補償が実現されることとなり、トラッキングエラー信号生成回路としても、その構成の簡素化が可能となる。
Claims (6)
- メインビームと一対のサブビームとを略「N+(1/2)トラックピッチ(Nは整数)」となる間隔にて光ディスクのトラック上に照射するとともに、それら各ビームの反射光を各々少なくとも二分割された各別の受光素子にて受光し、それら各受光素子による受光出力をもとにした差動プッシュプル法を用いてトラッキングエラー信号の生成を行う光ディスク装置において、
前記メインビームの反射光を受光する受光素子の各々分割された受光出力に対し各別にレベル補正を施してその差動信号であるメインビームプッシュプル信号を生成し、該生成したメインビームプッシュプル信号と前記一対のサブビームの反射光を受光する各受光素子の各々分割された受光出力に基づき生成されるサブビームプッシュプル信号との差動信号として前記トラッキングエラー信号の生成を行うトラッキングエラー信号生成回路を備え、
前記トラッキングエラー信号生成回路は、前記メインビームの反射光を受光する受光素子の各々分割された受光出力の少なくとも一つを可変利得増幅する増幅器を備えて構成され、該増幅器による可変利得増幅を通じて、前記各々分割された受光出力に対する前記各別のレベル補正を施し、かつ、前記トラッキングエラー信号生成回路は、前記一対のサブビームの反射光を受光する各受光素子の各々分割された受光出力を各別に和算する回路と、これら和算された信号の差分及び比率のいずれかに基づいて前記増幅器によるその都度の増幅率を可変設定する利得制御手段とを備える
ことを特徴とする光ディスク装置。 - 前記光ディスクの試し書きエリアには、当該光ディスクの試し書きに際して求められた記録エリアと非記録エリアでの光ビームの反射率もしくはそれら反射率の差分及び比率のいずれかを示す情報が予め記録され、トラッキングエラー信号生成回路は、この光ディスクの試し書きエリアに予め記録されている情報に基づいて前記増幅器によるその都度の増幅率を可変設定する
請求項1に記載の光ディスク装置。 - 前記光ディスクの試し書きエリアでの試し書きに際して求められた記録エリアと非記録エ
リアでの光ディスクの反射率もしくはそれら反射率の差分及び比率のいずれかに基づいて前記増幅器によるその都度の増幅率が計算され、トラッキングエラー信号生成回路は、この計算された増幅率に基づいて前記増幅器によるその都度の増幅率を可変設定する
請求項1に記載の光ディスク装置。 - メインビームと一対のサブビームとを略「N+(1/2)トラックピッチ(Nは整数)」となる間隔にて光ディスクのトラック上に照射するとともに、それら各ビームの反射光を各々少なくとも二分割された各別の受光素子にて受光し、それら各受光素子による受光出力をもとにした差動プッシュプル法を用いてトラッキングエラー信号の生成を行う光ディスク装置において、
前記メインビームの反射光を受光する受光素子の各々分割された受光出力に対し各別にレベル補正を施してその差動信号であるメインビームプッシュプル信号を生成し、該生成したメインビームプッシュプル信号と前記一対のサブビームの反射光を受光する各受光素子の各々分割された受光出力に基づき生成されるサブビームプッシュプル信号との差動信号として前記トラッキングエラー信号の生成を行うトラッキングエラー信号生成回路を備え、
前記トラッキングエラー信号生成回路は、前記メインビームの反射光を受光する受光素子の各々分割された受光出力の少なくとも一つに対して補正値の減算及び加算のいずれかを行う減算器及び加算器のいずれかを備えて構成され、該減算器及び加算器のいずれかによる補正値の減算及び加算のいずれかを通じて、前記各々分割された受光出力に対する前記各別のレベル補正を施し、かつ、前記トラッキングエラー信号生成回路は、前記一対のサブビームの反射光を受光する各受光素子の各々分割された受光出力を各別に和算する回路と、これら和算された信号の差分及び比率のいずれかに基づいて前記減算器及び加算器のいずれかによるその都度の補正値を可変設定する補正値設定手段とを備える
ことを特徴とする光ディスク装置。 - 前記光ディスクの試し書きエリアには、当該光ディスクの試し書きに際して求められた記録エリアと非記録エリアでの光ビームの反射率もしくはそれら反射率の差分及び比率のいずれかを示す情報が予め記録され、トラッキングエラー信号生成回路は、この光ディスクの試し書きエリアに予め記録されている情報に基づいて前記減算器及び
加算器のいずれかによるその都度の補正値を可変設定する
請求項4に記載の光ディスク装置。 - 前記光ディスクの試し書きエリアでの試し書きに際して求められた記録エリアと非記録エリアでの光ビームの反射率もしくはそれら反射率の差分及び比率のいずれかに基づいて前記減算器及び加算器のいずれかによるその都度の補正値が計算され、トラッキングエラー信号生成回路は、この計算された補正値に基づいて前記減算器及び加算器のいずれかによるその都度の補正値を可変設定する
請求項4に記載の光ディスク装置。
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