JP4178273B2 - 既製杭を使用した構真柱の構築方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、地下工事を逆打ち工法で施工する場合に主に使用する既製杭を使用した構真柱の構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
建設工事の工期の短縮化、工事の安全性、市街地での近接施工の要求から地下工事の逆打ち工法が用いられている。逆打ち工法の特徴は、1階スラブを早期に施工して、地上部と地下部とを同時に施工するものである。
【0003】
1階の床スラブを施工するためには、地下部の柱部材を施工する必要があり、従来、地下部の柱の施工は地上部からリバース工法、アースドリル工法等の現場造成杭に構真柱を設置していた。また、近年の既製杭の大径化にも伴い、既製杭を使用して構真柱を構築する方法も提案されている。
【0004】
例えば、特開平6−88350「構真柱建込み工法」、特許第2858998号「逆打工法用仮設対応支柱の施工方法」のように、上端に予め構真杭33を固定した既製杭32を埋設する横真柱の構築方法が考えられた(図5(a))。また、他の方法では、コンクリート系の既製杭の上端に鋼管杭を固定してなる既製杭を埋設して、構真柱を、鋼管杭を挿通してコンクリート系既製杭の上に、構築する工法も提案されている(特許第2567990号「地下構築用逆打工法」)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記既製杭を使用して構真杭を構築する工法の内、前者の構築方法においては、既製杭32と構真柱(H形鋼、鋼管等)33とを施工前に予め一体的に接続して構真柱となし、同時に埋設している。この方法であると、掘削孔34が土砂の崩壊等によって既製杭が高止まりした場合に、既製杭だけでなく既製杭に一体的に接続した構真柱までも高止まりし、所定のレベル位置Xに設置できない問題があった(図5(c)(a))。更に、既製杭1の杭芯Yの位置がズレたり、既製杭が傾斜したりと、いわゆる偏心を起こした場合にも、既製杭だけでなく構真柱までも偏心を起こしてしまう問題があった(図5(b)(a))。このような問題が生じた場合、構真柱は上層の荷重を受けるため、傾斜すると予想外の曲げモーメントが加わるので、構真柱の破壊を招き、また必要以上に構真柱を大断面としなければならなかった。
【0006】
また、後者の方法であると、コンクリート系の既製杭の上に構真柱を設置するため、構真杭の重量がコンクリート系の既製杭に伝わり、コンクリート系の既製杭を沈設するために使用する根固め液や杭周囲定液が固化するまで構真柱を構築できない問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
然るにこの発明では、既製杭の中空部に充填したセメントミルク内に、構真柱の下端部を沈設したので、前記問題点を解決した。
【0008】
即ちこの発明は、以下の工程により構真柱を建て込むことを特徴とした既製杭を使用した構真柱の構築方法である。
(1) 中空部を有する既製杭を任意の工法で埋設する。
(2) 前記既製杭の中空部内で、少なくとも上端部にセメントミルクを充填する。
(3) 前記既製杭の上方の地上で構真柱を鉛直に支持し、下降した前記構真柱の下端部を、該下端部に鉄筋かごを嵌装した状態で、該鉄筋かごと共に前記既製杭の中空部内のセメントミルク内に埋設する。
以上の工程により構真柱を建て込むことを特徴とする既製杭を使用した構真柱の構築方法。
【0009】
また、他の発明は、
(1) 中空部を有する既製杭を任意の工法で埋設する。
(2) 前記既製杭の上方の地上で構真柱を鉛直に支持し、下降した前記構真柱の下端部を、該下端部に鉄筋かごを嵌装した状態で、該鉄筋かごと共に前記既製杭の中空部内に臨ませる。
(3) 地上から注入管を前記既製杭の中空部内に挿入し、該注入管からセメントミルクを放出し、少なくとも前記構真柱の下端部をセメントミルクで満たす。
以上の工程により構真柱を建て込むことを特徴とする既製杭を使用した構真柱の構築方法である。
【0010】
また、前記において、既製杭の掘削孔の地上付近に、ケーシングを嵌挿して、該ケーシングの上端の位置決め治具に、上端に仮止め材を固定した構真柱を支持し、セメントミルクが固化した後に前記仮止め材を前記構真柱から分離する構真柱の構築方法である。また、セメントミルクの圧縮強度を50〜300kg/cm2 とした構真柱の構築方法である。
【0011】
前記における既製杭とは、予め工場で製造された杭で、コンクリート系、鋼管系あるいはこれらの組合せのいずれでも可能である。また、打ち継ぐ場合に、単位既製杭の構成を異なるものとすることもできる。
【0012】
また、前記における工法は、逆打ち工法において特に有効であるが、下階から順に構築する順打ち工法の基礎の構築にあたり、既製杭に直接に鉄骨柱(構真柱)を接合する際にも応用できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
(1) 中空部を有する既製杭1を従来任意の方法によって沈設し(図1(a))、掘削孔5の孔壁上端部6に、ケーシング7を鉛直に嵌挿する(図1(b))。
(2) スパイラルオーガー12等により既製杭1の中空部3の上端部3a、既製杭1の上方の掘削孔5内にセメントミルク(圧縮強度200kg/cm2 程度)13を注入充填する(図1(b)(c))。
(3) ケーシング7上に、構真柱の位置決め治具15を設置固定する(図1(c))。
(4) H形鋼からなる構真柱20の上端に仮止め材23を固定して、位置決め治具15の収容部18に沿わせて、構真柱20を下降する。構真柱20の下端部を既製杭1の中空部3内のセメントミルク13内に沈設して、仮止め材23を位置決め治具15に溶接などにより固着する(図1(d))。
(5) セメントミルク固化後、仮止め材23を構真柱20から分離し、ケーシング7、位置決め治具15等を掘削孔5周辺から撤去して、構真柱20の構築を完了する(図1(e))。
【0014】
【実施例1】
図1〜3に基づきこの発明の実施例を説明する。
【0015】
(1) 既製杭1をプレボーリング工法、中掘工法等の従来任意の方法によって、所定位置に沈設する。既製杭(打ち継ぐ場合には、最上に位置する既製杭)1は、上端部に上方に開放した中空部3が形成されている(図1(a))。
【0016】
(2) 既製杭1の掘削孔5の孔壁上端部6に、鋼管からなるケーシング7を鉛直に嵌挿して、地面24に載置した鋼板9と前記ケーシング7とを固定し、補強板10を固着して補強する(図1(b))。
【0017】
(3) 沈設された既製杭1の中空部3内の構真柱設置位置より下方から地上24付近までスパイラルオーガー(またはその他のセメントミルク注入装置でも可能)12を用いて、既製杭1の中空部3の上端部3a、既製杭1の上方の掘削孔5内にセメントミルク(圧縮強度200kg/cm2 程度)13を注入充填する(図1(b)(c))。
【0018】
ここで、セメントミルク13を注入する前に、既製杭1の中空部3内及び掘削孔5内に、泥土塊等の不純物がある場合には、これを除去しておく。例えば、スパイラルオーガー12を回転させることにより既製杭1の中空部3内及び掘削孔5内の泥土塊等を抜出して行う。また、既製杭1を沈設の際に使用した根固め液や杭周固定液などが、既製杭の上端部に固化して固着していた場合には、これらの固化物を、掘削ヘッドを有するスパイラルオーガー12等の掘削手投を用いて、除去しておく。
【0019】
(4) 掘削孔5に挿入されたケーシング7上に、構真柱の位置決め治具15を設置固定する(図1(c))。
【0020】
前記位置決め治具15は、ケーシング7上に架設される支持杆16、16と、該支持杆16、16上に架設される基準杆17、17とから平面井桁状に形成される(図2(b))。前記位置決め治具15は、支持杆16、16及び基準杆17、17間が収容部18を形成し、該収容部18に構真柱20を嵌挿できるようになっている。また、前記収容部18の位置は、構築すべき構真柱20の位置に合わせておく。
【0021】
(5) H形鋼からなる構真柱20の上端に、同一断面のH形鋼からなる仮止め材23を固定しておく。また、前記構真柱20は、設置した状態で、既製杭1の上端(頭部位置)2より上部(長さLの根入れ部分より上方)に剥離剤を塗布して、フーチング等構築時、構真柱20周面から固化したセメントミルクを剥がしやすいようにしておくことが望ましい。
【0022】
前記位置決め治具15の収容部18に、上方から仮止め材23を固定した構真柱20を挿入し、位置決め治具15に沿わせて、トランシット等で鉛直を確認しながら構真柱20を下降して、構真柱20の下端部を既製杭1の中空部3内のセメントミルク13内に沈設する。ここで、構真柱20の芯と既製杭1の芯がづれていたり、既製杭1が傾斜していた場合にも、あるいは既製杭1が地中障害などにより高止まりの状態にあっても、既製杭1の中空部3内に構真柱20の下端部21を収容できれば、構真柱20の構築に支障はない。
【0023】
(6) 構真柱20の仮止め材23を位置決め治具15に溶接などにより固着して、セメントミルク13が固化発現まで、構真柱20を所定位置に保持する(図1(d))。この際、構真柱20は地上24の位置決め治具15で保持されているので、既製杭1の周壁と掘削孔5との間の杭周固定液、掘削孔5底部の根固め液が固化する前であっても、構真柱20を構築することができ、構真柱20の荷重が既製杭1に影響を与えることもない。
【0024】
(7) セメントミルク固化後、仮止め材23を構真柱20から分離し、ケーシング7、鋼板9、位置決め治具15等を掘削孔5周辺から撤去する。以上で、構真柱20の構築を完了する(図1(e))。
【0025】
以降従来の逆打ち工法と同様に、構真柱20の上端部に上階の柱を接合して、基準階スラブ及び上層の躯体を構築すると共に、地盤を掘りながら構真柱20を使用して地階を構築する。
【0026】
前記実施例において、セメントミルクの圧縮強度を200kg/cm2 程度としたが、構真柱との接合強度と経済性とを考慮して、50〜300kg/cm2 程度とすることもできる。
【0027】
また、前記実施例において、構真柱の下端部外周に鉄筋かごを25を嵌装した状態で、下降して埋設することもできる(図3)。この場合、構真柱の根入れ部分を補強して、既製杭と構真柱との一体性を更に高めることができるので、根入れ長さL(上部構造物の荷重を考慮して、既製杭の中空部内に配置される部分)だけ、設けることが望ましいが、根入れ部分の一部に設けることもできる(図示していない)。
【0028】
【実施例2】
図1、2、3に基づきこの発明の他の実施例を説明する。
【0029】
(1) 実施例1と同様に、中空部3を有する既製杭1を従来任意の方法によって、所定位置に沈設する(図1(a))。続いて、既製杭1の掘削孔5の孔壁上端部6に、鋼管からなるケーシング7を鉛直に嵌装して、地面24に載置した鋼板9と前記ケーシング7とを固定し、補強板10を固着して補強する(図4(a))。また、実施例1と同様に、既製杭1の中空部3内、掘削孔5内の不純物は予め除いておく。
【0030】
(2) 掘削孔5に挿入されたケーシング7上に、実施例1と同様に、構真柱の位置決め治具15を設置固定する(図4(a))。前記位置決め治具15は、支持杆16、16と、基準杆17、17とから平面井桁状に形成され、該井桁状内を構真柱の収容部18とする(図2(b))。
【0031】
(3) 実施例1と同様に、H形鋼からなる構真柱20の上端に、同一断面のH形鋼からなる仮止め材23を固定しておく。また、前記構真杭20は、設置した状態で、既製杭1の上端(頭部位置)2より上部(長さLの根入れ部分より上方)に剥離剤を塗布して、フーチング等構築時、構真柱20周面から固化したセメントミルクを剥がしやすいようにしておくことが望ましい。
【0032】
前記位置決め治具15の収容部18に、上方から仮止め材23を固定した構真柱20を挿入し、位置決め治具15に沿わせて、トランシット等で鉛直を確認しながら構真柱20を下降して、構真柱20の下端部を既製杭1の中空部3内に沈設し、仮止め材23を位置決め治具15に溶接などにより固着して構真柱20を所定位置に保持する(図4(a))。ここで、構真柱20の芯と既製杭1の芯がづれていたり、既製杭1が傾斜していた場合にも、あるいは既製杭1が地中障害などにより高止まりの状態にあっても、既製杭1の中空部3内に構真柱20の下端部21を収容できれば、構真柱20の構築に支障はない。
【0033】
(4) 前記構真柱20の沈設後又は沈設前に、セメントミルク注入用のトレミー管14を掘削孔5内を通り、既製杭1の中空部3内に挿入する(図4(a)、図2鎖線図示14)。前記トレミー管14の先端を構真柱20の下端(予定位置)よりも下方に位置させておく。
【0034】
(5) 続いて、トレミー管14の先端からセメントミルク(圧縮強度200kg/cm2 程度)を注入し、既製杭1の中空部3の上端部3a、既製杭1の上方の掘削孔5内にセメントミルクを充填する(図4(b))。充填完了後、トレミー管14を掘削孔5外へ撤去する。
【0035】
ここで、仮止め材23を位置決め治具15に固着してあるので、セメントミルク13が固化発現まで、構真柱20を所定位置に保持され、既製杭1の周壁と掘削孔5との間の杭周固定液、掘削孔5底部の根固め液が固化する前であっても、構真柱20を構築することができ、構真柱20の荷重が既製杭1に影響を与えることもない。
【0036】
(6) セメントミルク固化後、仮止め材23を構真柱20から分離し、ケーシング7、鋼板9、位置決め治具15等を掘削孔5周辺から撤去する。以上で、構真柱20の構築を完了する(図4(c))。
【0037】
以降従来の逆打ち工法と同様に、構真柱20の上端部に上階の柱を接合して、基準階スラブ及び上層の躯体を構築すると共に、地盤を掘りながら構真柱20を使用して地階を構築する。
【0038】
前記実施例において、セメントミルクの充填にトレミー管14を使用したが、従来の他の方法によりセメントミルクを充填することもできる。
【0039】
前記実施例において、セメントミルクの圧縮強度は、前記実施例1と同様に、50〜300kg/cm2 程度とすることもできる。また、前記実施例1と同様に、構真柱の下端部外周に鉄筋かご25を嵌装することもできる(図3)。
【0040】
【発明の効果】
既製杭の中空部内に充填したセメントミルク内に構真柱を埋設するので、既製杭が高止り、偏心等を起こしても、横真柱は該既製杭の位置に左右されることなく、鉛直性を保ち所定位置に高精度に設置できる効果がある。
【0041】
また、圧縮強度50〜300kg/cm2 程度のセメントミルクを使用して構真柱と既製杭とを付着力により接合するので、摩擦力、鉛直支持力を有し、強固に固結できるため、構真柱が高耐力を得られる効果がある。更に、構真柱の下端部に鉄筋かごを配置すれば、上記の1.5〜2倍程度の耐力を得ることができる。
【0042】
また、既製杭の沈設に際し、根固め液や杭周固定液を使用した場合において、これらの固化の如何を問わず、構真柱を横築できるので、施工期間を短縮できる効果がある。
【0043】
また、掘削孔の地上付近に、ケーシングを嵌挿して、ケーシングの上端の位置決め治具に構真柱を支持させれば、掘削孔壁の崩壊を防ぎ、セメントミルクの質の劣化を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(e)は、この発明の実施例1に係る構築方法を説明する縦断面図である。
【図2】実施例で、構真柱を位置決め治具に保持した状態で、(a)は既製杭部分の横断面図、(b)は平面図、(c)は一部を省略した縦断面図である。
【図3】この発明の実施例の他の構真柱を表す縦断面図である。
【図4】(a)〜(c)は、この発明の他の構築方法で実施例2に係る構築方法を説明する縦断面図である。
【図5】従来例の概略した縦断面図で、(a)は正しく施工された状態、(b)は偏心状態、(c)は高止まり状態、を夫々表す。
【符号の説明】
1 既製杭
2 既製杭の上端
3 既製杭の中空部
5 掘削孔
6 掘削孔の上端部
7 ケーシング
8 ケーシングの上端
12 スパイラルオーガ
13 セメントミルク
14 トレミー管(注入管)
15 位置決め治具
18 位置決め具の収容部
20 構真柱
21 構真柱の下端部
23 仮止め材
24 地面
25 鉄筋かご
32 既製杭(従来例)
33 構真柱(従来例)
34 掘削孔(従来例)
Claims (4)
- (1) 中空部を有する既製杭を任意の工法で埋設する。
(2) 前記既製杭の中空部内で、少なくとも上端部にセメントミルクを充填する。
(3) 前記既製杭の上方の地上で構真柱を鉛直に支持し、下降した前記構真柱の下端部を、該下端部に鉄筋かごを嵌装した状態で、該鉄筋かごと共に前記既製杭の中空部内のセメントミルク内に埋設する。
以上の工程により構真柱を建て込むことを特徴とする既製杭を使用した構真柱の構築方法。 - (1) 中空部を有する既製杭を任意の工法で埋設する。
(2) 前記既製杭の上方の地上で構真柱を鉛直に支持し、下降した前記構真柱の下端部を、該下端部に鉄筋かごを嵌装した状態で、該鉄筋かごと共に前記既製杭の中空部内に臨ませる。
(3) 地上から注入管を前記既製杭の中空部内に挿入し、該注入管からセメントミルクを放出し、少なくとも前記構真柱の下端部をセメントミルクで満たす。
以上の工程により構真柱を建て込むことを特徴とする既製杭を使用した構真柱の構築方法。 - 既製杭の掘削孔の地上付近に、ケーシングを嵌挿して、該ケーシングの上端の位置決め治具に、上端に仮止め材を固定した構真柱を支持し、セメントミルクが固化した後に前記仮止め材を前記構真柱から分離する請求項1又は2記載の構真柱の構築方法。
- セメントミルクの圧縮強度を50〜300kg/cm2 とした請求項1又は2記載の構真柱の構築方法。
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