JP4167383B2 - フィルム包装された板状食品の製造方法 - Google Patents
フィルム包装された板状食品の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4167383B2 JP4167383B2 JP2000195755A JP2000195755A JP4167383B2 JP 4167383 B2 JP4167383 B2 JP 4167383B2 JP 2000195755 A JP2000195755 A JP 2000195755A JP 2000195755 A JP2000195755 A JP 2000195755A JP 4167383 B2 JP4167383 B2 JP 4167383B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- packaging bag
- food
- constituent material
- heat seal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Confectionery (AREA)
- Cereal-Derived Products (AREA)
- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
- Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)
- Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
- Formation And Processing Of Food Products (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、加熱状態で流動性を有しこの流動性を有する状態で板状に成形されてフィルム包装され、かつ、この成形状態をフィルム包装後の冷却により保形されると共に、当該板状をできる限り崩さない状態で包装袋の開封によって食用に供することが可能な板状食品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、家庭消費用、業務消費用に提供されるチョコレート、キャラメル、キャンディー、羊羹、ゼリー、チーズ、餅、ういろう、固化した状態で提供されるカレールーやシチュールーなどの多くは、加熱状態で流動性を有するこれらの構成材料を当該加熱状態で型枠に詰め込んで成形した後、常温下で放置してなす冷却、あるいは、冷却水や冷却エアなどを用いた強制的な冷却を行って固まらせ、その上で袋詰めなどされて流通に乗せられている。
【0003】
あるいはまた、これらの食品は、加熱状態で流動性を有するこれらの構成材料をロール機により圧延して成形した後、常温下で放置してなす冷却、あるいは、冷却水や冷却エアなどを用いた強制的な冷却を行って固まらせ、その上で袋詰めなどされて流通に乗せられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、こうした食品にあっては、前記型枠などによる成形後に前記袋詰めなどの包装をなす必要があった。また、かかる成形後の包装段階において包装体内に余分なエアが入り込み易く、こうしたエアと包装体内の隙間に起因した食品の品質の低下を経時的に招き易かった。このため、この種の食品にあっては、前記成形後の包装を無菌室で行うなどの包装段階での格別の配慮が必要とされており、また、食品への保存料の添加などを余儀なくされる場合が多かった。
【0005】
また、前記型枠による成形後に別途包装を行う関係上、食品を薄く仕上げ難いものであり、また、製品の重量、形状を均一に整えるため、前記型枠への構成材料の詰め込みなどに格別の配慮を要させるものであった。
【0006】
そこでこの発明は、この種の食品を、品質の劣化を生じさせない状態で、所望の厚さの板状をなすように容易に成形・包装できるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、この発明にあっては、フィルム包装された板状食品の製造方法が、以下の(1)〜(4)の工程を備えたものとした。
(1)界面剥離、層間剥離又は凝集破壊可能に熱シールされるシーラント層を有するフィルムを搬送しながら当該フィルムの搬送方向に沿った向きに連続して施される第一の熱シールと当該搬送方向に交叉する向きに間隔を開けて施される第二の熱シールとにより順次連続して三方シール包装袋又は四方シール包装袋を形成させながら、先順位で施された第二の熱シールと次順位で施される第二の熱シールとの間に加熱状態で流動性を有し冷ますことにより固まる食品の構成材料を加熱状態で充填させる充填工程と、
(2)前記次順位で施される第二の熱シールが施されるまでの間で、充填された前記構成材料をしごき広げさせるように一対の絞り込みローラ間で前記フィルムを押圧する脱気工程と、
(3)当該構成材料が充填された包装袋を押圧して充填された当該構成材料を包装袋内に行き渡らせるように均して板状に成形する成形工程と、
(4)前記板状に成形された食品を納めた包装袋を当該食品の構成材料を固まらせるように冷まして当該食品を板状に保形させる冷却工程
【0008】
ここで、加熱状態で流動性を有し冷ますことにより固まる構成材料よりなる食品としては、チョコレート、キャラメル、キャンディー、羊羹、ゼリー、チーズ、餅、ういろう、固化した状態で提供されるカレールーやシチュールーなどが予定される。
【0009】
典型的には、チョコレートにあっては、一般に、その構成材料にカカオペースト、カカオ脂、乳製品、砂糖が含まれており、これらの作用により加熱状態では流動性を有するが冷めると固まる。
また例えば、キャラメルやキャンディーにあっては、一般に、その構成材料に砂糖および各種糖類が含まれており、これらの作用により加熱状態では流動性を有するが冷めると固まる。
また例えば、羊羹、ゼリーにあっては、一般に、その構成材料に寒天、ゼラチン、砂糖が含まれており、これらの作用により加熱状態では流動性を有するが冷めると固まる。
また例えば、チーズにあっては、その構成材料に乳脂肪、乳タンパク質が含まれており、これらの作用により加熱状態では流動性を有するが冷めると固まる。また例えば、餅やういろうにあっては、その構成材料に澱粉が含まれており、この作用により加熱状態では流動性を有するが冷めると固まる。
また例えば、カレールーやシュチュールーなどにあっては、これらの構成材料に含まれている脂質の作用により加熱状態では流動性を有するが冷めると固まり固化したルーとなる。
【0010】
しかして、先ず、前記充填工程において、前記三方包装袋または四方包装袋を、前記界面剥離、層間剥離又は凝集破壊可能に熱シールされるシーラント層を有するフィルムによって形成することとしていることから、本製造方法によって板状に成形され、かつ、冷ますことにより保形されて得られる板状食品は、かかる包装袋を構成する両面のフィルム部を引き離す向きに引っ張ることにより、当該包装袋の任意の一辺側から前記熱シールを壊しての開封により、包装袋から容易に取り出すことができる。
【0011】
また、前記脱気工程により、前記充填工程によって充填される前記構成材料中に含まれる空気を前記次順位で施される第二の熱シールが施されるまでの間で当該構成材料中からできる限り取り除いて、包装袋に封入された構成材料に余分な空気が残らないようにすることができる。また、前記次順位で施される第二の熱シールが施されるまでの間で前記第一の熱シールによって偏平の筒状にされた前記フィルム内における、前記先順位で施された第二の熱シールと当該次順位で施される第二の熱シールの形成位置までの空間に当該構成材料を密に行き渡らせて、この次順位で施される第二の熱シールが施されて形成された一つの包装袋内に充填隙間に起因した空気が残らないようにすることができる。この結果、前記包装袋に余分な空気をできる限り入り込ませないようにした状態での前記構成材料の封入をなすことができ、こうした空気に起因した当該構成材料から成形される板状食品の変質をできる限り防ぐことができ、長期間の保存にも耐えられるようにすることができる。
【0012】
また、前記成形工程により、前記包装袋に充填された前記構成材料を、当該包装袋の内部空間に倣った板状、より具体的には、かかる包装袋に施された前記第一の熱シールの内縁と第二の熱シールの内縁とにより形成された偏平で方形の内部空間に倣った板状をなす板状食品に成形することができる。また、このように成形された板状をなす板状食品は、前記脱気工程とあいまって、その外面を隙間なく前記フィルムに覆われるものとされる。かかる第一の熱シールと第二の熱シールを規則的に形成すれば、連続的に成形される各包装袋に封入された各板状食品を、いずれも略等しい重量、形状を備えた均一な板状食品とすることができ、同規格商品の安定的な供給が可能とされる。また、前記包装袋に前記構成材料を封入した状態で前記成形を行うことから、成形される板状食品を支障なく薄くさせることができ、前記冷却工程においては、当該板状食品を短時間で適切に冷まし固化させることができる。
【0013】
また、前記冷却工程により、前記成形工程により前記包装袋内にあって略方形の板状に前記構成材料を成形して形成された食品を、当該略方形の板状に保った状態で最終消費者が食に供する段階まで提供できるようにすることができる。
【0014】
かかる冷却工程における冷却方法としては、常温下における放置による冷却、冷却水を溜め込んだ水槽に前記包装袋を漬け込むなどしてなす強制冷却、前記包装袋に冷却エアを吹き付けたり、冷却雰囲気中に置いてなす強制冷却などが予定される。
【0015】
また、前記包装袋を、冷却水の流路が内設され、この流路を流れる冷却水により冷やされた一対の冷却プレート間に搬送し、この一対の冷却プレートの少なくとも一方を他方の冷却プレートに近接させる向きに移動させるようにした冷却装置を用いるようにすれば、かかる包装袋に充填された前記構成材料を当該冷却装置において板状に成形させながら同時に当該構成材料を冷却することができる。
【0016】
すなわち、本明細書において冷却とは、前記構成材料を凍結させない温度で冷ますことを意味している。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の典型的な実施の形態について説明する。
【0018】
この実施の形態にかかる製造方法は、流動性を有する状態で略方形の板状に成形されてフィルム包装され、かつ、この成形状態を冷却により保形されると共に、包装袋Hの開封によって当該板状のまま食用に供することが可能な板状食品Mを製造するためのものである。
【0019】
すなわち、この実施の形態にかかる製造方法は、図1および図2にその概要を示す各工程10、20、30、40を含むものである。
【0020】
第一の工程は、界面剥離、層間剥離又は凝集破壊可能に熱シールされるシーラント層2を有するフィルムFを搬送しながら当該フィルムFの搬送方向xに沿った向きに連続して施される第一の熱シール8と当該搬送方向xに交叉する向きに間隔を開けて施される第二の熱シール9とにより順次連続して三方シール包装袋又は四方シール包装袋を形成させながら、先順位で施された第二の熱シール9と次順位で施される第二の熱シール9との間に板状食品Mの構成材料Maを充填させる充填工程10である。
【0021】
この充填工程10において充填される板状食品Mの構成材料Maとしては、加熱状態で流動性を有すると共に冷めると固化する食品の構成材料、典型的には、チョコレート、キャラメル、キャンディー、羊羹、ゼリー、チーズ、餅、ういろう、固化した状態で提供されるカレールーやシチュールーなどの構成材料が予定される。
【0022】
また、前記三方シール包装袋は、三方シール包装により成形される包装袋である。かかる三方シール包装は、長尺のフィルムFを二つ折りにした状態で当該フィルムFの長さ方向を搬送方向xに沿わせた状態で搬送しながら、当該フィルムFの搬送方向xに沿った向きに連続して第一の熱シール8を施すと共に、当該搬送方向xに交叉する向きに間隔を開けて第二の熱シール9を施して、折り辺y以外の少なくとも三辺にシール部3を形成させて前記構成材料Maを封入した包装袋Hを順次連続して形成させるものである。
【0023】
また、前記四方シール包装袋Hは、四方シール包装により成形される包装袋である。かかる四方シール包装は、長尺のフィルムFを二つ折りにした状態で、または、二枚の長尺フィルムF、Fを向き合わせた状態で、当該フィルムFの長さ方向を搬送方向xに沿わせた状態で搬送しながら、当該フィルムFの搬送方向xに沿った向きに連続して一対の第一の熱シール8を施すと共に、当該搬送方向xに交叉する向きに間隔を開けて第二の熱シール9を施して、少なくとも四辺にシール部3を形成させて前記構成材料Maを封入した包装袋Hを順次連続して形成させるものである。
【0024】
また、前記界面剥離可能に熱シールされるフィルムFは、例えば、プラスチックを延伸させて形成されたベースフィルム1の一面に、接着層1aを介して、内側から非延伸のプラスチック層2a、接着フィルム層2b、非延伸のプラスチック層2aの三層よりなるシーラント層2を一体に設けさせることにより形成させることができる。かかるフィルムFによれば、包装袋Hの一面側を構成するフィルム部4のシーラント層2の最上面にある当該シーラント層2を構成するプラスチック層2aと、包装袋Hの他面側を構成するフィルム部4のシーラント層2の最上面にある当該シーラント層2を構成するプラスチック層2aとを強固に融着させ合わせない温度で熱シールを施して当該包装袋Hを形成させることにより、両面のフィルム部4、4を離れ出す向きに引っ張った際にかかる両面のフィルム部4、4の接触界面2cにおいて前記シール部3を壊して当該両面のフィルム部4、4の容易な分離が可能とされる。(図6)
【0025】
また、かかる層間剥離可能に熱シールされるフィルムFは、例えば、プラスチックを延伸させて形成されたベースフィルム1の一面に、接着層1aを介して、内側から非延伸のプラスチック層2a、接着フィルム層2b、非延伸のプラスチック層2aの三層よりなるシーラント層2を一体に設けさせることにより形成させることができる。かかるフィルムFによれば、包装袋Hの一面側を構成するフィルム部4のシーラント層2の最上面にある当該シーラント層2を構成するプラスチック層2aと、包装袋Hの他面側を構成するフィルム部4のシーラント層2の最上面にある当該シーラント層2を構成するプラスチック層2aとを強固に融着させ合わせる温度で前記熱シールを施して当該包装袋Hを形成させることにより、両面のフィルム部4、4を離れ出す向きに引っ張った際にいずれか一方のフィルム部4におけるシーラント層2を構成する接着フィルム層2bと非延伸のプラスチック層2aとの層間2dにおいて前記シール部3を壊して当該両面のフィルム部4、4の容易な分離が可能とされる。(図7)
【0026】
また、かかる凝集破壊可能に熱シールされるフィルムFは、例えば、プラスチックを延伸させて形成されたベースフィルム1の一面に、接着層2aを介して、アルミニウム箔層2eを設けると共に、このアルミニウム箔層2eの上面に凝集破壊を生じる熱溶着可能な接着剤層2fよりなるシーラント層2を設けさせることにより形成させることができる。かかるフィルムFによれば、包装袋Hを構成する両面のフィルム部4、4を離れ出す向きに引っ張った際に、熱シールにより溶着された双方のフィルム部4、4におけるシーラント層2を構成する接着剤層2fにおいて凝集破壊を生じさせることができ、前記シール部3を壊して当該両面のフィルム部4、4の容易な分離が可能とされる。(図8)
【0027】
前記三方包装袋Hまたは四方包装袋Hを、こうした界面剥離、層間剥離又は凝集破壊可能に熱シールされるシーラント層2を有するフィルムFによって形成することとしているのは、本製造方法によって得られる板状食品Mは、これら包装袋Hに封入された状態で板状を保つようにして提供されるものであるため、包装袋Hの一辺を切り裂いて開封しただけでは板状食品Mの表面に対する包装袋Hの内面の密着によって当該板状食品Mを包装袋H内から円滑に取り出すことが困難になるためである。
【0028】
すなわち、前記三方包装袋または四方包装袋を、こうした界面剥離、層間剥離又は凝集破壊可能に熱シールされるシーラント層2を有するフィルムFによって形成しておけば、包装袋Hの任意の一辺にあるフィルムFの縁5と、当該フィルムFの縁5側に向けられたシール部3の外縁との間に未シール部6が形成されるように当該シール部3を施しておくことにより、この未シール部6を剥ぎ取り代として包装袋Hの両面のフィルム部4、4を離れ出させる向きに引っ張り操作して当該シール部3を容易に壊すことができ、引き続きかかる引っ張り操作をなすことにより壊された前記一辺にあるシール部3に隣り合う包装袋Hの二辺のシール部3、3を連続して壊して、三辺において前記両面のフィルム部4、4を分離させて封入されている板状食品Mを容易に取り出すことが可能とされる。(図9ないし図12)
【0029】
また、前記界面剥離、層間剥離又は凝集破壊可能に熱シールされるシーラント層2を有するフィルムFにおけるベースフィルム1は、ナイロン、ポリエチレンテレフタレートまたはポリプロピレン製の延伸フィルムを用いることが好ましい。これは、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート製の延伸フィルムは、ガスバリヤ性と剛性に優れているため、封入された板状食品Mの外気との接触による変質を生じさせ難く、また、保管時、輸送時のフィルムFの破損を生じ難いからである。また、ポリプロピレン製の延伸フィルムは、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート製の延伸フィルムよりもガスバリヤ性、剛性に若干劣るが、低廉に供給可能だからである。
【0030】
かかる包装袋Hの未シール部6を剥取り代とした開封操作をより容易にする観点からは、この未シール部6において、当該包装袋Hの一面側のフィルム部4の縁5が他面側のフィルム部4の縁5よりも内側に位置されるように、この未シール部6において両フィルム部4、4の縁5が位置をズラした状態で、この未シール部6側のシール部3を形成させることが好ましい。(図10)このように両フィルム部4、4の縁5が位置をズラしていれば、前記開封のための引っ張り操作をなすに先立っての、かかる未シール部6における両フィルム部4の摘まみ持ちをなし易いからである。
【0031】
また、かかる包装袋Hの未シール部6を剥ぎ取り代とした開封操作をより容易にする観点からは、前記未シール部6側にあるシール部3の外縁が、この未シール部6側に向けて頂部3bを有するように形成された、山形状あるいは波形状の縁3aとなるように、当該シール部3を形成しておくことが好ましい。(図13)このようにかかるシール部3を形成しておけば、前記未シール部6を剥取り代として包装袋Hの両面フィルム部4、4を離れ出す向きに引っ張った際に、この引っ張り力を当該シール部3の頂部3bに集中させてこの頂部3b側から当該シール部3をより容易に破壊できるからである。
【0032】
前記板状食品Mの構成材料Maの充填は、典型的には、前記第一の熱シール8が施されて偏平の筒状とされる前記フィルムFの内側に、前記第二の熱シール9を施す熱シール手段16の直上位置に吐出口11aを位置させるように充填管11を入り込ませ、当該充填管11を通じて当該吐出口11aから連続的に、あるいは、間欠的に、加熱されて流動性をもった状態で用意された前記構成材料Maを送り込ませることによりなすことができる。
【0033】
また、かかる充填管11への前記構成材料Maの送り込みは、例えば、図3に示されるように、この構成材料Maの投入ホッパー12aと、このホッパー12aの下端開口12bに連通される押し出し管部12cと、この押し出し管部12c内に自重により入り込み、または、強制的に入り込まされた構成材料Maを当該押し出し管部12cの前端側に向けて押し出すように当該押し出し管部12cの中央部に設けられたロータリーポンプ12dとを備え、この押し出し管部12cの前端側を前記充填管11に連通させた充填装置12によってなすことができる。(なお、図中符号12eで示されるのは、前記ロータリーポンプのロータ−である。)
【0034】
また、前記第一の熱シール8は、例えば、図2に示されるように、回転軸線を前記フィルムFの搬送方向xに直交する向きに配した一対の縦熱ロール15a、15aから構成される熱シール手段15により施すことができる。
【0035】
図2に示される例では、図中符号13で示される原反フィルムから引き出されるフィルムFを、符号14で示される二つ折り手段によって二つ折りにして、このように二つ折りにされたフィルムFの折り辺y側および折り辺y側と反対の側zに沿って一対の前記第一の熱シール8を施す構成が採られている。すなわち、図2に示される例では、前記一対の縦熱ロール15a、15aはそれぞれ、その両端部に、二つ折りにされたフィルムFにおける折り辺y側および当該折り辺y側と反対の側zの縁部に、当該フィルムFを引き込み、かつ、送り出しながら当該フィルムFの搬送方向xに沿って連続的に前記第一の熱シール8を施す外鍔状をなす環状の隆起部15bを備えている。
【0036】
そして、かかる一対の縦熱ロール15a、15aは、前記隆起部15bを互いに他の縦熱ロール15aに向き合った側で当該他の縦熱ロール15aの隆起部15bに突き当てるように近接させながら、当該近接される隆起部15bの間に二つ折りにされたフィルムFを前記二つ折り手段14の側から引き込み、かつ、引き込まれた当該フィルムFを前記第二の熱シール9を施す熱シール手段16の側に送り出すように、他方の縦熱ロール15aに対して逆向きに回転される構成としてある。
【0037】
また、前記第二の熱シール9は、例えば、図2に示されるように、回転軸線を前記フィルムFの搬送方向xに直交する向きに配した一対の横熱ロール16a、16aから構成される熱シール手段16により施すことができる。
【0038】
図2に示される例では、かかる一対の横熱ロール16a、16aは、前記一対の縦熱ロール15a、15aにより前記第一の熱シール8の施されたフィルムFに対し、当該フィルムFを引き込み、かつ、送り出しながら所定間隔を開けて順次に前記第二の熱シール9を施す突条部16cを当該横熱ロール16aの回転軸線方向に沿って突き出し状に備えている。
【0039】
この実施の形態にあっては、当該横熱ロール16aは、その両端側にそれぞれ外鍔状部16dを有すると共に、この外鍔状部16d間に亙って前記突条部16cを有している。この突条部16cは、この実施の形態にあっては、かかる横熱ロール16aの回転方向に亙って間隔を開けて複数か所形成されている。そして、一対の横熱ロール16a、16aの突条部16cがそれぞれ、当該横熱ロール16aの回転に伴って他方の横熱ロール16aに向き合う側において、順次に他方の横熱ロール16aの突条部16cに突き当てられるように近接され、かかる一対の横熱ロール16a、16a間に引き込まれる長尺フィルムFに対し断続的に当該突条部16cによって前記第二の熱シール9を施す構成としてある。
【0040】
次いで、第二の工程は、前記次順位で施される第二の熱シール9が施されるまでの間で、充填された前記構成材料Maを押し広げるように前記フィルムFを押圧する脱気工程20である。
【0041】
この脱気工程20は、第一に、前記充填工程10により充填される前記構成材料Ma中に含まれる空気を前記次順位で施される第二の熱シール9が施されるまでの間で当該構成材料Ma中からできる限り取り除いて、包装袋Hに封入された構成材料Maに余分な空気が残らないようにするためになされる。また、第二に、前記次順位で施される第二の熱シール9が施されるまでの間で前記第一の熱シール8によって偏平の筒状にされた前記フィルムF内における、前記先順位で施された第二の熱シール9と当該次順位で施される第二の熱シール9の形成位置までの空間に当該構成材料Maを密に行き渡らせて、この次順位で施される第二の熱シール9が施されて形成された一つの包装袋H内に充填隙間に起因した空気が残らないようにするためになされる。
【0042】
この脱気工程20により、前記包装袋Hに余分な空気をできる限り入り込ませないようにした状態での前記構成材料Maの封入をなすことができ、こうした空気に起因した当該構成材料Maから成形される板状食品Mの変質をできる限り防ぐことができる。
【0043】
図1および図2に示される例にあっては、前記充填管11の吐出口11aと一対の横熱ロール16a、16aとの間に、前記フィルムFの搬送方向xに直交する向きに回転軸線を向けた一対の絞り込みローラ21、21を上下に二組設け、この一対の絞り込みローラ21、21間を前記構成材料Maを充填されたフィルムFが通り抜けるようにして、かかる脱気工程20をなすようにしてある。すなわち、この例にあっては、前記一対の絞り込みローラ21、21によって、構成材料Maを充填されたフィルムFは当該構成材料MaをフィルムF内にあってしごき広げさせるように押圧されるものとされ、これにより、前記充填管11から供給された前記構成材料Maに含まれる空気などを前記一対の横熱ロール16a、16aによる前記次順位で施される第二の熱シール9の形成前に上方に抜け出させるものとしてある。
【0044】
次いで、第三の工程は、前記構成材料Maが充填された包装袋Hを押圧して充填された当該構成材料Maを包装袋H内に行き渡らせるように均して板状の板状食品Mに成形する成形工程30である。
【0045】
この成形工程30は、第一に、前記包装袋Hに充填された前記構成材料Maを、当該包装袋Hの内部空間7に倣った板状、より具体的には、かかる包装袋Hに施された前記第一の熱シール8の内縁と第二の熱シール9の内縁とにより形成された偏平で方形の内部空間7に倣った板状をなす板状食品Mに成形するためになされる。かかる第一の熱シール8と第二の熱シール9とは、前記縦熱ロール15aと横熱ロール16aにより規則的に形成可能とされることから、連続的に成形される各包装袋H、H…に封入された各板状食品M、M…は、いずれも略等しい均一な板状食品Mとされ、同規格商品の安定的な供給が可能とされる。なお、三方シール包装袋および四方シール包装袋にあっては、前記フィルムFの搬送方向xに沿った第一の熱シール8が当該包装袋Hの両側間に一か所以上別途に施されて当該包装袋Hが二以上の内部空間7、7…を持つように形成される場合もあり、こうした場合には、一つの包装袋H内に方形の板状をなす二以上の板状食品Mを成形させて、封入させることができる。こうした包装袋Hの内部空間7を二以上形成させる第一の熱シール8は、前記一対の縦熱ロール15a、15aの中間部に前記のような鍔状の隆起部15bを設けておくことで形成することができる。また、各熱シール8、9の内縁がなす隅部がアール状をなすように当該各熱シール8、9を施すようにしておけば、隅部をやや丸めさせた板状をなす板状食品Mを成形することができる。
【0046】
また、この成形工程30は、第二に、前記包装袋Hに充填された前記構成材料Maを板状をなす板状食品Mとすることにより、後述の冷却工程40において、当該板状食品Mを短時間で適切に冷却・固化させることができるようにするものである。
【0047】
図1および図2に示される例では、前記一対の横熱ロール16a、16aの次順位位置に、前記フィルムFの搬送方向xに直交する向きに回転軸線を向けた一対の均しローラ31、31を設け、この一対の均しローラ31、31間を連続状態に形成され、前記構成材料Maを封入させた包装袋Hが通り抜ける構成としてあり、この均しローラ31により包装袋Hの内部空間7全体に前記構成材料Maが均一な厚さで押し広げられるようにして、かかる成形をなすようにしてある。
【0048】
また、かかる図1および図2に示される例では、前記一対の均しローラ31、31の次順位位置には、連続状態に形成された包装袋Hを搬送させる送りローラ32が設けてあると共に、この送りローラ32の次順位位置にはかかる連続状態に形成された包装袋Hに対し、前記第二の熱シール9の幅内においてカッティングを施して個別の包装袋Hに切り分ける切断手段33が設けてある。
【0049】
そして、この切断手段33により、切り分けられた包装袋Hがガイドプレート34上を滑り落ちて、後述する冷却装置41に当該包装袋Hを一つづつ送り込むベルトコンベヤ35の荷受け側の端部35a上に送り込まれる構成としてある。(図4)
【0050】
また、この図1および図2に示される例では、かかるベルトコンベヤ35上に、当該ベルトコンベヤ35により搬送される包装袋Hに上方から下面を押し当てるように配された周回ベルト36aを備えた押圧手段36が設けられており、(図1、図4)この押圧手段36と当該ベルトコンベヤ35との間においても各包装袋H、H…の内部空間7全体に前記構成材料Maを均一な厚さで押し広げるものとされ、この図1および図2に示される例にあっては、この押圧手段36も前記成形工程30を実行するものとしてある。
【0051】
次いで、第四の工程は、均されて板状とされた板状食品Mを納めた包装袋Hを加熱して当該板状食品Mを保形する冷却工程40である。
【0052】
この冷却工程40は、前記成形工程30により前記包装袋H内にあって略方形の板状に前記構成材料Maを成形して形成された板状食品Mを、当該略方形の板状に保った状態で最終消費者が食に供する段階まで提供できるようにするためになされるものである。
【0053】
かかる冷却は、例えば、冷水冷却装置41に前記包装袋Hを送り込んでなされる。
【0054】
図5は、前記ベルトコンベヤ35の荷下ろし側の端部35bから前記包装袋Hを荷受け搬送するベルトコンベヤ42を、冷水の溜め込まれた冷却槽41a内に当該包装袋Hを漬け込みながら搬送するように配した冷水冷却装置41によって、かかる加熱をなす例を示したものである。同図中、符号43で示されるのは、かかる冷水冷却装置41における冷却槽41a内において前記ベルトコンベヤ42上に下面を位置させて当該ベルトコンベヤ42と同じ向きに走行される押さえ走行ベルトであり、この押さえ走行ベルト43によって前記冷却槽41a内において前記ベルトコンアベヤ42上を搬送される前記包装袋Hの浮き上がりが阻止される。
【0055】
【発明の効果】
この発明にかかるフィルム包装された板状食品の製造方法によれば、加熱状態で流動性を有し冷めると固まる食品の構成材料からフィルム包装された板状食品を容易かつ安定的に、しかも、製造ラインをいたずらに複雑にすることなく、製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態にかかる製造方法の概要を示す側面構成図
【図2】実施の形態にかかる製造方法の概要を示す斜視構成図
【図3】充填装置の構成例を示す側面構成図
【図4】成形工程30の実施例を示す斜視構成図
【図5】冷却工程40の実施例を示す斜視構成図
【図6】界面剥離の原理を示す拡大断面図
【図7】層間剥離の原理を示す拡大断面図
【図8】凝集破壊の原理を示す拡大断面図
【図9】製造されたフィルムF包装された板状食品Mの斜視図
【図10】図9におけるA−A線断面図
【図11】図9の包装袋Hを開封して板状食品Mを取り出した状態を示す斜視図
【図12】図11に示されるように取り出された板状食品Mの斜視図
【図13】図9と構成の一部を異ならせている製造されたフィルムF包装された板状食品Mの斜視図
【符号の説明】
F フィルム
2 シーラント層
8 第一の熱シール
9 第二の熱シール
H 包装袋
Ma 構成材料
10 充填工程
20 脱気工程
30 成形工程
40 冷却工程
Claims (1)
- 界面剥離、層間剥離又は凝集破壊可能に熱シールされるシーラント層を有するフィルムを搬送しながら当該フィルムの搬送方向に沿った向きに連続して施される第一の熱シールと当該搬送方向に交叉する向きに間隔を開けて施される第二の熱シールとにより順次連続して三方シール包装袋又は四方シール包装袋を形成させながら、先順位で施された第二の熱シールと次順位で施される第二の熱シールとの間に加熱状態で流動性を有し冷ますことにより固まる食品の構成材料を加熱状態で充填させる充填工程と、
前記次順位で施される第二の熱シールが施されるまでの間で、充填された前記構成材料をしごき広げさせるように一対の絞り込みローラ間で前記フィルムを押圧する脱気工程と、
当該構成材料が充填された包装袋を押圧して充填された当該構成材料を包装袋内に行き渡らせるように均して板状に成形する成形工程と、
前記板状に成形された食品を納めた包装袋を当該食品の構成材料を固まらせるように冷まして当該食品を板状に保形させる冷却工程とを備えることを特徴とするフィルム包装された板状食品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000195755A JP4167383B2 (ja) | 2000-06-29 | 2000-06-29 | フィルム包装された板状食品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000195755A JP4167383B2 (ja) | 2000-06-29 | 2000-06-29 | フィルム包装された板状食品の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002010771A JP2002010771A (ja) | 2002-01-15 |
JP4167383B2 true JP4167383B2 (ja) | 2008-10-15 |
Family
ID=18694363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000195755A Expired - Lifetime JP4167383B2 (ja) | 2000-06-29 | 2000-06-29 | フィルム包装された板状食品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4167383B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005107394A (ja) | 2003-10-01 | 2005-04-21 | Fuji Xerox Co Ltd | 表示デバイス用粒子、該表示デバイス用粒子の製造方法、画像表示媒体および画像形成装置 |
FR3004070B1 (fr) | 2013-04-05 | 2015-07-31 | Bel Fromageries | Procede d'enrobage de produits fromagers |
-
2000
- 2000-06-29 JP JP2000195755A patent/JP4167383B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002010771A (ja) | 2002-01-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5701724A (en) | Method and apparatus for forming and hermetically sealing slices of food items | |
CA2685430C (en) | Standup bag and method of manufacturing same | |
JP4578591B2 (ja) | フィルム包装された板状冷凍生ハンバーグ状体の製造方法 | |
US3217934A (en) | Reclosable package | |
EP0887026B1 (en) | Packed in-pack filled product on stick and method for its preparation | |
RU2127667C1 (ru) | Бумажный композиционный материал для изготовления трехмерных упаковок, способ изготовления упаковок и упаковка | |
US11787613B2 (en) | Flexible tubular package for edible product | |
US20160227811A1 (en) | Mold in place system and method of making confectionery products | |
AU774640B2 (en) | Process and machine for packaging food products as well as the product obtained | |
JP2018513796A (ja) | 折り畳み可能型の柔軟なパッケージを密封する為の方法 | |
JP4167383B2 (ja) | フィルム包装された板状食品の製造方法 | |
NL1013694C2 (nl) | Werkwijze voor het verpakken van kristallijn vet bevattende producten, in het bijzonder boter, alsmede aldus verpakte producten en verpakkingsinrichting. | |
JP2753784B2 (ja) | フォイルチューブのパッキング方法及び装置 | |
JP4050850B2 (ja) | フィルム包装された板状食品の製造方法 | |
US3556022A (en) | Molding and packaging candy | |
US20050172576A1 (en) | Bag making and filling method using double film | |
JP2005162301A (ja) | 袋体容器及びその製造方法 | |
KR20050115890A (ko) | 액체-트래핑 백 및 그 제조방법 | |
CN118004492A (zh) | 一种低细菌包装纯素奶酪的方法 | |
JPH0731657U (ja) | 包装体 | |
MXPA98004681A (en) | Product in bar filling, empaquet | |
HU217454B (hu) | Eljárás és berendezés élelmiszer szeletformába történő csomagolására | |
JPH0729643B2 (ja) | 液体包装装置 | |
JPH09239869A (ja) | 包装袋 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20050826 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20050826 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070618 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080117 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080129 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080222 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080722 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080801 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4167383 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120808 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130808 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |