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JP4167369B2 - 紙葉類供給装置 - Google Patents

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JP4167369B2
JP4167369B2 JP35608299A JP35608299A JP4167369B2 JP 4167369 B2 JP4167369 B2 JP 4167369B2 JP 35608299 A JP35608299 A JP 35608299A JP 35608299 A JP35608299 A JP 35608299A JP 4167369 B2 JP4167369 B2 JP 4167369B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、海外向け有価証券処理機に備えられ、紙葉類としての有価証券を一枚ずつ取出して供給する紙葉類供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
海外向け有価証券処理機には、供給装置により一枚ずつ取出されてくる有価証券(以下、券という)を搬送して各種の検知装置にて再流通可能な券(正券)と、不可能な券(損券)と、排除券(偽券、または検知判定不可能な券)とに区分処理するものがある。
【0003】
供給装置は券を一枚ずつ吸引して取出す取出ロータを備えるとともに、券を多数枚積層載置して取出ロータに送り込むバックアッププレートを有している。
【0004】
バックアッププレートは上下動自在に設けられ、積層載置した券が取出ロータにより全て取出されると、下降して次に処理すべき券を再度積層載置してから上昇して積層券を取出ロータに供給するようになっている。
【0005】
また、この供給装置にはバックアッププレートの上昇時に積層券の後端面側をガイドするガイド部材が設けられている。
【0006】
しかしながら、従来においては、機体毎に1ユニットの供給装置しか実装していなかったため、先処理券の処理中においては、次処理の券をセットすることができず、作業に無駄が生じ、処理効率が悪いものとなっていた。
【0007】
また、シーケンス上でも先処理券と次処理券との間の処理間隔が大きく空いてしまうため、トータルの処理時間が長くなる不都合があった。
【0008】
そこで、近時においては、供給ユニットを複数備え、一方の供給ユニットの給紙最中において他方の供給ユニットに次処理用の紙葉類をセットして待機できるようにしたものが開発されている。これにより、紙葉類の次処理までの時間を短縮化するとともに、オペレーションの効率化を目指すようにしている。
【0009】
供給ユニットを複数備えるものにあっては、機体の前面側にオペレーションアクセスを確保する必要があるため、バックアッププレートの駆動部は機体内の後部側に設けられている。このため、バックアッププレートはガイド部材を通過して前後に移動させる必要があり、バックアッププレートとガイド部材とを入れ子状をなすように構成されている。
【0010】
即ち、ガイド部材は複数本のガイドバーを所定間隔を存して平行に配設して格子状に構成され、バックアッププレートは複数本の載置バーを所定間隔を存して平行に配設して構成され、ガイドバーと載置バーをとが入れ子状をなして通過できるようになっている。
【0011】
ところで、ガイド部材を複数本のガイドバーにより格子状に構成すると、バックアッププレート上の券がガイドバー間の隙間から後方へ脱落してしまうことがある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来においては、ガイド部材のガイドバーを全て固定的に配設していたため、脱落した券を回収しようとしてもガイド部材が邪魔になりフロント側から脱落券を回収することができないものとなっていた。
【0013】
このため、従来においては、オペレータが装置の後部側に回り込んで、外装カバーを取り外してから脱落券を回収しなければならず、脱落券の回収作業に手間取るとともに、回収時間も長くなるという不都合があった。
【0014】
本発明は上記実情に鑑みなされたもので、オペレータが機体の後部側に回り込んで外装カバーを取り外すといったことなく、脱落券を簡単に回収できるようにした紙葉類供給装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、請求項1記載のものは、取出位置に送り込まれた重合紙葉類から紙葉類を一枚ずつ取出す取出手段と、
第1の載置部に重合紙葉類を載置して前記取出位置に送り込み、この重合紙葉類が前記取出手段により全て取出されると、前記第1の載置部を前記取出位置から後方へ退避させる第1の送込手段と、
第2の載置部を後方から前方に移動させて前記取出位置の下方の待機位置に位置させて重合紙葉類を載置させ、前記第2の載置部を所定のタイミングで上昇させてその重合紙葉類を前記取出位置に送り込む第2の送込手段と、
前記第1及び第2の載置部によって前記取出位置に送り込まれる重合紙葉類の後端面側をガイドするガイド手段と、
を具備し、
前記ガイド手段は複数本の棒状体を所定間隔を存して平行に格子状に配設してなり、前記棒状体の少なくとも一部を着脱自在とし、
前記第1及び第2の載置部は前記ガイド手段に対し入れ子状をなして前後方向に通過する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す一実施の形態を参照して説明する。
【0017】
図1は海外向け有価証券処理機を示す外観斜視図で、図2はその内部構成図である。
【0018】
この海外向け有価証券処理機は、紙葉類としての有価証券(以下、券という)を各種の検知装置にて再流通可能な券(正券)と、不可能な券(損券)と、排除券(偽券、または検知判定不可能な券)に区分するシステムである。
【0019】
図中1は装置本体で、この装置本体1の一側部には所定枚数の流通券をセットする供給装置2が設けられている。装置本体1内には供給装置2から1枚ずつ取出される券を搬送路3aに沿って搬送する搬送機構3が設けられている。
【0020】
また、装置本体1内には搬送路3aに沿って搬送される券の内容を検出する各種の検知部4…及び、検出結果に基づいて券を100枚ずつ区分集積する正券集積部5、損券集積部6、排除券集積部7が配設されている。正券集積部5、損券集積部6の前方には集積部5,6から送られてくる100枚単位の券(1把)に帯を巻いて施封する施封装置9がそれぞれ設けられている。施封装置9には施封把を機外へ排出するためのプッシャー(図示しない)が設けられている。装置本体1の前面側にはプッシャーにより機外へ排出されてくる施封把を受ける取出ボックス10…が配設されている。
【0021】
図3は上記した供給装置2を概略的に示す正面図で、図4は供給装置2を券取出方向の後方から見た図である。
【0022】
供給装置2は券を取出す取出手段としての取出ロータ12と、この取出ロータ12に積層券Kを送る第1及び第2の送り手段としての第1及び第2のバックアップユニット13,14を備えている。積層券Kは券を1000枚積層してなる。
【0023】
第1及び第2のバックアップユニット13,14は、左右鏡面対象に構成され、一方のユニットの券の取り出し中においては、他方のユニットがオペレータにより積層された積層券Kを次処理のためにある値上昇して待機できるようになっている。
【0024】
第1及び第2のバックアップユニット13,14は第1及び第2の載置部としての第1及び第2のトレイ16,17を昇降自在に備え、第1及び第2のトレイ16,17は供給装置2の下部側の受取位置Aで積層券Kを受け取ったのち、上部側の取出位置Bに搬送するようになっている。
【0025】
取出ロータ12の下部側近傍には積層券Kの上限位置を検出するフィードコントローラ20、及び券の2枚取りを防止する2枚取り防止チャンバー21が配設されている。
【0026】
供給装置2の背面側には整位手段としての券種ガイド部23が設けられている。券種ガイド部23は積層券Kの取出方向と直交する方向の後端面、即ち、短手方向の後端面に対向している。
【0027】
券種ガイド部23は図4に示すように、15°傾いて設けられ、第1或は第2のトレイ16,17は券種ガイド部23に対し、直角に配置されている。従って、第1或は第2のトレイ16,17上に載置された積層券Kはその自重により滑って後端面を券種ガイド部23に当接させ、これにより、積層券Kの短手方向を整位して基準位置を決めることができるようになっている。
【0028】
券種ガイド部23の上部側には券種ガイド23の上端部を保持する保持機構25が設けられている。この保持機構25は券種ガイド部23の撓みを防止するものである。
【0029】
供給装置2内の上部側には取出位置Bに送られてきた積層券Kの取出し方向後端、即ち、長手方向後端面に対向する規制手段としての後端押さえ機構27が設けられている。この後端押さえ機構27は券取出時における券の挙動を規制するものである。
【0030】
また、供給装置2内の上部側には取出ロータ12の下方部に位置し、取出位置Bに送られてきた積層券Kの取出し方向と直交する方向の前端面、即ち、短手方向前端面に対向する短手整位機構29が設けられている。短手整位機構29は積層券Kの短手方向を整位するとともに積層券Kにエアーを吹き付けて捌くものである。
【0031】
また、供給装置2内の下部側には受取位置Aでトレイ16(17)上に載置された積層券Kの取出し方向後端面、即ち、長手方向後端面に対向する券後端整位機構31が設けられている。この券後端整位機構31はリザーブスイッチが押される事により、自動的にトレイ16(17)上に載置された積層券Kを強制的に整位するものである。
【0032】
また、供給装置2内の下部側には受取位置Aでトレイ16(17)上に載置される積層券Kの長手方向前端面に対向する前捌き機構33が設けられている。前捌き機構33はトレイ16(17)の上昇とともに積層券Kを事前に捌くものである。
【0033】
図5は第1のバックアップユニット13の駆動系を示す正面図で、図6はその平面図、図7はその斜視図である。
【0034】
第1のバックアップユニット13は積層券Kを載置する第1のトレイ16及びこの第1のトレイ16を前後方向に移動させる移動機構45さらに、これら第1のトレイ16及び移動機構45を昇降させる昇降機構46を備える。
【0035】
昇降機構46はACサーボモータ48、タイミンブベルト49、ボールスプライン50、スライドレール51により構成される。
【0036】
タイミングベルト49はACサーボモータ48の駆動プーリ53と、上方に設けられた従動プーリ54との間に掛渡されている。タイミングベルト49には連結具56を介してトレイ16及び移動機構45が連結されている。トレイ16及び移動機構45はスライドレール51及びボールスプライン50により昇降がガイドされる。
【0037】
移動機構45は引込パルスモータ59、この引込パルスモータ59の駆動軸59aに接続される第1乃至第3のアーム60,61,62からなるリンク機構63及びこのリンク機構63を第1のトレイ16に連結する連結具64とからなる。
【0038】
ACサーボモータ48が回転すると、タイミングベルト49が走行され、トレイ16及び移動機構45がスライドレール51及びボールスプライン50に沿って上昇する。
【0039】
トレイ16の上昇により積層券Kが取出ロータ12に送られると、取出ロータ12の回転により一枚ずつ吸着されて取出される。この取出時には、積層券Kの最上位面が常時一定の圧力で取出ロータ12に圧接するようにフィードコントローラ値ヲフィードバックしてACサーボモータ48の回転が制御される。
【0040】
積層券Kの取出しが全て終了すると、引込パルスモータ59が回転され、リンク機構63を介してトレイ16が後方へ移動されて券種ガイド部23の後方に退避されるようになっている。
【0041】
図8は第2のバックアップユニット14の駆動系を示す正面図で、図9はその平面図、図10はその斜視図である。
【0042】
この駆動系も上記した第1のバックアップトレイ13の駆動系と同様に構成されている。従って、同一部分について同一番号を付してその説明を省略する。
【0043】
図11は上記した券種ガイド部23を示す正面図で、図12はその側面図である。
【0044】
券種ガイド部23は枠体112と、この枠体112に取り付けられる11本の棒状体としてのガイドバー66…からなるガイド部67とにより構成されている。11本のガイドバー66…は左右方向に所定間隔を存して平行に配設されて格子状をなし、上端側が後方へ倒れるように15°傾斜されている。ガイド部67の下端部には転造ボールネジ68及びカップリング70を介してパルスモータ69が接続されている。また、ガイド部67の上端部にはエア捌き部72が設けられ、積層券Kの短手方向の後端面を捌くことができるようになっている。
【0045】
パルスモータ69が回転されると、転造ボールネジ68に回転力が与えられ、この回転力が推力に変換されてガイド部67が前後方向に平行に移動される。
【0046】
受取位置Aでトレイ16(17)上に積層券Kが載置されると、積層券Kはその自重によりトレイ16(17)上を滑りガイドバー66…に当接する。これにより、積層券Kの短手方向の基準位置が決められる。従って、ガイド部67を積層券Kの短手方向の券サイズに合わせて移動することにより、各種サイズの券の短手方向の基準位置を決めることができるようになっている。
【0047】
ところで、この実施の形態においては、第1及び第2のバックアップユニット13,14を備えるため、機体の前面側にオペレーションアクセスエリアを確保する必要がある。このため、第1及び第2のバックアップユニット13,14の駆動系は機体の後部側に設置され、トレイ16,17は券種ガイド部23を通過してその前後に移動されるようになっている。
【0048】
この移動を可能とするため、券種ガイド部23は上記したように複数本のガイドバー66…を所定間隔を存して配置し、また、トレイ16,17は左右方向にの所定間隔を存して平行に配設される複数本の載置バー16a…(17a…)により構成している。これにより、載置バー16a…(17a…)とガイドバー66…とが入れ子状をなし、載置バー16a…(17a…)を券種ガイド部23を通過してその前後方向に移動することを可能としている。
【0049】
しかしながら、券種ガイド部23のガイドバー66…を格子状に構成すると、トレイ16(17)上に載置された積層券Kの一部がガイドバー66間の隙間を通過して券種ガイド部23の後方へ脱落してしまうことがある。
【0050】
従来においては、ガイドバー66…を固定的に設けていたため、脱落券をフロント側から回収すようとすると、ガイドカバー66…が邪魔になり、フロント側から脱落券を回収することはできないものとなっていた。
【0051】
このため、オペレータは機体の後方に回り込んで外装カバーを外してからでなければ、脱落券を回収することができず、手間取るものとなっていた。
【0052】
そこで、この発明では、図27及び図28に示すように11本のガイドバー66…の一部(6本)を枠体112に対し、着脱自在に取り付けている。
【0053】
図29は6本のガイドバー66…の上下部の取付構造を示すものである。
【0054】
ガイドバー66…の上端部には突起部66aが突設され、この突起部66aは枠体110の上桟部120に穿設された取付孔119に挿脱自在に挿入されている。
【0055】
ガイドバー66…の下端部はプランジャ113を介して枠体112の下桟部121に取り付けられている。プランジャ113は取付ブラケット114に上下動自在に取り付けられ、プランジャ113の中途部にはEリング115が取り付けられている。取付ブラケット114の内底面とEリング115との間にはスプリング116が介在され、このスプリング116によりプランジャ113が上方に弾性的に付勢されている。
【0056】
プランジャ113の上面には断面略V字状の凹み部113aが形成され、この凹み部113aにガイドバー66の下端部が嵌合されている。
【0057】
また、6本のガイドバー66の中途部には図27に示すように小径の取手部66aが形成され、ガイドバー66を掴み易くしている。
【0058】
次に、ガイドバー66,66間の隙間から券種ガイド部23の後方へ脱落した券の回収方法について説明する。
【0059】
この場合には、まず、ガイドバー66の取手部66aを指で摘んでガイドバー66を下方に押し下げる。これにより、プランジャ113がスプリング116の付勢力に抗して下降し、ガイドバー66の上端部の突起部66aが上桟120の取付孔119から下方へ離脱する。ついで、ガイドバー66を手前に傾けてから上方へ持ち上げることによりガイドバー66の下端部をプランジャ113から離脱させて取り外す。以後、順次同様にして残りのガイドバー66を取り外す。
【0060】
このようにガイドバー66を取り外したのち、機体の奥へ手を挿入して脱落券を回収する。脱落券を回収したのちは、ガイドバー66を再び枠体112に取り付ける。この場合には、ガイドバー66の下端部をプタンジャ113の凹部113a内に嵌入させてからガイドバー66を下方に押す。これにより、プランジャ113がスプリング116の付勢力に抗して押し下げられてガイドバー66が下降する。しかるのち、ガイドバー66の上端面の突起部113aを上桟120の取付孔119に対向させる。この状態からガイドバー66から手を放すと、ガイドバー66はスプリング116の付勢力によりプランジャ113を介して上方へ持ち上げられてその上端部の突起部113aを上桟111の取付孔119内に挿入して取り付けられる。以後順次、同様にして残りのガイドバー66を枠体112に取り付ける。
【0061】
図13は券種ガイド部23の保持装置25を示す平面図で、図14はその正面図である。
【0062】
保持装置25は電磁ブレーキギヤ76を備え、この電磁ブレーキギヤ76に接続ギヤ77を介して券種ガイド部23の上端部が接続されている。
【0063】
電磁ブレーキギヤ76は券種ガイド部23の移動時にはフリーの状態となって回転し、ガイド部23の移動が停止すと、励磁されて接続ギヤ77を固定しガイド部23の上端側を固定保持する。
【0064】
券種ガイド部23は、その構造上駆動機構がユニットの下端部にあり、片持ち支持された状態となっている。このため、積層券Kがガイド部23の上部側に移動すると、その重みでガイド部23が撓んで積層券Kを位置決めできなくなる恐れがある。従って、ガイド部23の上端部側を電磁ブレーキギヤ76で固定保持することにより、ガイド部23の撓みを防止し、積層券Kを良好に位置決めできようにする。
【0065】
図26は上記した供給装置2の駆動制御系を示すブロック図である。
【0066】
図中109は取出位置Bに送り込まれた積層券Kから取出ロータ12により券が所定枚数取出されたとき、これを検知する検知センサで、110は受取位置Aで第2のトレイ17上に積層券Kが載置されたとき、オペレータによってオンされるリザーブスイッチである。検知センサ109及びリザーブスイッチ110は信号回路を介して制御手段111に接続されている。
【0067】
制御手段111は検知センサ109からの検知信号を受けると、第2のバックアップユニット14を動作させて受取位置Aにある第2のトレイ17を上昇させ、取出位置Bにある第1のトレイ16に衝突しない位置で停止させる。また、この第2のトレイ17の上昇時には、リザーブスイッチ110のオンにより、前捌き機構33を動作させて捌きローラ95を回転させるとともに、エアーノズル96からエアーを吹き出させる。
【0068】
さらに、制御手段111は取出位置Bに送り込まれた積層券Kが全て取出されると、第1のバックアップユニット13を動作させて第1のトレイ16を取出位置Bから後方へ退避させるとともに、受取位置Aに向かって下降させるようになっている。そして、このときには、第2のバックアップユニット14を再度動作させて第2のトレイ17を取出位置Aへ向かって移動させ積層券Kを送り込ませる。
【0069】
次に、券の供給動作について図15から図22さらに、図23及び図25のフローチャートを参照して説明する。
【0070】
まず、供給装置2を初期化し(図23のステップ1)、ついで、各券種ガイド部23,27,29,31を券サイズに応じて移動させるとともに、第1及び第2のトレイ16,17上の残留券のチェックを行なう(図23のステップ2)。しかるのち、搬送系及び取出ローラ12を回転させてフィードオンする(図23のステップ3)。この状態から図15に示すように、受取位置Aにある第1のバックアップユニット13の第1のトレイ16上に図16に示すように積層券Kを載置し(図23のステップ4)、積み込みを終了すると(図23のステップ5)、捌き機構33が動作され(図23のステップ6)、ついで、第1のバックアップユニット13が動作されて第1のトレイ16が上昇される。この上昇により積層券Kが捌かれて図17に示すように積層券Kの最上面部が取出ロータ12に接触すると、取出ロータ12の回転により積層券Kから券が一枚ずつ吸着されて取出される(図23のステップ7)。
【0071】
一方、この券の取出時には、第2のバックアップユニット14が動作され、第2のトレイ17が前方へ移動されて受入位置Aに送られる。オペレータはこの受入位置Aに送られてきた第2のトレイ17上に図18に示すように積層券Kを載置する(図23のステップ1)。そして、積層券Kの積み込みが終了すると(図23のステップ2)、リザーブスイッチ110をオンする(図23のステップ3)。この状態から、上記した第1のトレイ16上の積層券Kから図19に示すようにある一定枚数券が取出されると(図23のステップ4)、第2のバックアップユニット14が動作されて、第2のトレイ17が上昇されるとともに捌き機構33が駆動されて積層券Kが事前に捌かれ(図23のステップ5)、第1のトレイ16に衝突しない位置で停止される。
【0072】
第1のトレイ16上の積層券Kが図20に示すように全て取出されると(図23のステップ6)、第1のバックアップユニット13が動作されて第1のトレイ16が後方へ移動されて退避されるとともに(図23のステップ7)、第2のバックアップユニット14が動作されて図21に示すように第2のトレイ17が取出位置Bへ上昇されてその積層券Kの最上面が取出ロータ12に接触され(図25のステップ1)、上記したと同様に取出ロータ12の回転により券が取出される(図25のステップ2)。
【0073】
一方、このときには、第1のバックアップユニット13の動作により第1のトレイ16が下降され、最下部に至ると、図22に示すように第1のトレイ16が前方へ移動されて受取位置Aに送られる。オペレータは第1のトレイ16が受取位置Aに移動される前に、待たずに次処理の積層券Kを供給することが可能である(図25のステップ3)。
【0074】
以後、同様にして第1及び第2のトレイ16,17が循環されて積層券Kの供給及び取出しが継続される。
【0075】
上記したように、この実施の形態によれば、券種ガイド部23の複数本(11本)のガイドバー66の少なくとも一部(6本)を着脱自在に取り付けるから、券がガイドバー66間の隙間から後方に脱落した場合には、ガイドバー66…の一部を取り外して券種ガイド部23の後方へ手を入れて脱落券を回収することができる。
【0076】
従って、従来のように、オペレータが機体の後方に回り込んで外装カバーを外すといった作業が不要となり、脱落券の回収作業が容易になる。
【0077】
なお、上記一実施の形態では、券種ガイド部23のガイドバー66を一本づつ着脱させるようにしたが、これに限られることなく、6本のガイドバー66…を連結部材によって一体に連結することにより、6本のガイドバー66…を一度の操作で着脱させるせるようにしても良い。但し、6本のガイドバー66…を連結部材で連結する部分はトレイ16,17の上下移動を妨げることのない部位とする。
【0078】
また、6本のガイドバー66…を治具により把持して一度の操作で着脱させるようにしても良い。
【0079】
【発明の効果】
本発明は以上説明したように、ガイド手段の複数本の棒状材の少なくとも一部を着脱自在に取り付けるから、紙葉類がガイド手段の棒状材間の隙間から後方に脱落した場合には、棒状材を取り外してガイド手段の後方へ手を入れて回収することができる。
【0080】
従って、従来のように、オペレータが機体の後方に回り込んで外装カバーを外すといった作業が不要となり、脱落紙葉類の回収作業が容易になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】紙葉類処理装置を示す外観斜視図。
【図2】紙葉類処理装置を示す内部構成図。
【図3】紙葉類供給装置を示す正面図。
【図4】紙葉類供給装置を紙葉類の取出し方向から見た状態を示す図。
【図5】第1のバックアップユニットを示す正面図。
【図6】第1のバックアップユニットを示す平面図。
【図7】第1のバックアップユニットを示す斜視図。
【図8】第2のバックアップユニットを示す正面図。
【図9】第2のバックアップユニットを示す平面図。
【図10】第2のバックアップユニットを示す斜視図。
【図11】券種ガイドを示す正面図。
【図12】券種ガイドを示す側面図。
【図13】券種ガイド保持装置を示す平面図。
【図14】券種ガイド保持装置を示す正面図。
【図15】券の処理動作を示すもので、券の受取位置に第1のトレイが移動された状態を示す側面図。
【図16】第1のトレイ上に積層券がセットされた状態を示す側面図。
【図17】第1のトレイ上にセットされた積層券が取出位置に送り込まれた状態を示す側面図。
【図18】券の受取位置に移動された第2のトレイ上に積層券がセットされた状態を示す側面図。
【図19】取出位置に送り込まれた積層券から券が所定枚数取出され、次処理積層券が捌かれた状態を示す側面図。
【図20】取出位置に送り込まれた積層券が全て取出された状態を示す側面図。
【図21】第1のトレイが退避されて次処理積層券が取出位置に送り込まれた状態を示す側面図。
【図22】受取位置に移動された第1のトレイ上に次処理積層券がセットされた状態を示す側面図。
【図23】券の処理動作を示すフローチャート図。
【図24】券の処理動作を示すフローチャート図。
【図25】券の処理動作を示すフローチャート図。
【図26】供給装置の駆動制御系を示すブロック図。
【図27】券種ガイド部を示す斜視図。
【図28】券種ガイド部の下部側を拡大して示す図。
【図29】券種ガイド部のガイドバーの上下端部の取付構造を示す図。
【符号の説明】
A…受取位置(待機位置)
B…取出位置
K…積層券(重合紙葉類)
12…取出しロータ(取出手段)
13…第1のバックアップユニット(第1の送込手段)
14…第1のバックアップユニット(第2の送込手段)
16…第1のトレイ(第1の載置部)
17…第2のトレイ(第2の載置部)
23…券種ガイド部(ガイド手段)
27…券後端押さえ機構(規制手段)
29…短手整位機構(整位手段)
33…前捌き機構(捌き手段)
66…ガイドバー(棒状体)
66a…取手部
111…制御手段
112…枠体
113…プランジャ
114…取付ブラケット
115…Eリング
116…スプリング
118…凹み部
119…取付孔
120…上桟
121…下桟

Claims (6)

  1. 取出位置に送り込まれた重合紙葉類から紙葉類を一枚ずつ取出す取出手段と、
    第1の載置部に重合紙葉類を載置して前記取出位置に送り込み、この重合紙葉類が前記取出手段により全て取出されると、前記第1の載置部を前記取出位置から後方へ退避させる第1の送込手段と、
    第2の載置部を後方から前方に移動させて前記取出位置の下方の待機位置に位置させて重合紙葉類を載置させ、前記第2の載置部を所定のタイミングで上昇させてその重合紙葉類を前記取出位置に送り込む第2の送込手段と、
    前記第1及び第2の載置部によって前記取出位置に送り込まれる重合紙葉類の後端面側をガイドするガイド手段と、
    を具備し、
    前記ガイド手段は複数本の棒状体を所定間隔を存して平行に格子状に配設してなり、前記棒状体の少なくとも一部を着脱自在とし、
    前記第1及び第2の載置部は前記ガイド手段に対し入れ子状をなして前後方向に通過することを特徴とする紙葉類供給装置。
  2. 前記ガイド手段の複数本の棒状体は前記第1及び第2の載置部の移動方向に沿い、かつ、前記第1及び第2の載置部の移動方向に直交する方向に亘って所定間隔を存して配設されることを特徴とする請求項1記載の紙葉類供給装置。
  3. 前記ガイド手段の複数本の棒状体の中途部に取手部を形成したことを特徴とする請求項1記載の紙葉類供給装置。
  4. 前記取手部は細径状に形成されたことを特徴とする請求項3記載の紙葉類供給装置。
  5. 前記ガイド手段は枠体を有し、この枠体に前記複数本の棒状体を取り付けたことを特徴とする請求項1記載の紙葉類供給装置。
  6. 前記複数本の棒状体はその上端部が前記枠体の上桟部の取付孔に挿脱自在に挿入され、下端部が前記枠体の下桟部に弾性的に付勢支持されたことを特徴とする請求項5記載の紙葉類供給装置。
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