JP4166612B2 - 機器制御装置及びこれを用いた機器制御システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、テレビジョン信号に制御データを含むデータ放送を多重化し、種々のインタフェースの機器を遠隔制御することを可能とした機器制御装置及びこれを用いた機器制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
テレビジョン放送を利用してイメージデータやコンピュータプログラム用のバイナリデータ等各種データを伝送することが出来る方法として、データ放送が注目されている。このデータ放送は、テレビジョン放送を利用することから、広範囲の多数機器に対し、一度に一斉にデータを伝送することが可能であり、また、屋内施設等で共聴設備等の既存映像設備が整備されていれば、通信用に新たなケーブルを敷設する必要がなく、安価なデータ伝送システムの構築を可能とする特長がある。
従来より、この特長を利用してデータ伝送を利用してデータ伝送を行い、そのデータを受信して各種処理を行うことができるような制御装置が工夫されている。
例えば、従来のテレビジョン放送にデータを多重したデータ放送を利用した機器制御装置においては、テレビジョン放送にテレビジョン映像の付加情報となるデータを多重し、多重されたデータと、装置に接続された外部センサからのデータとを合せて自装置から出力する映像の出力制御を行うことで、スポーツ等の模擬練習が可能となるものであった。(例えば、特許文献1参照)
【0003】
【特許文献1】
特開平09−065298号公報(第3〜6頁、第5図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術では、単にデータ放送を利用して模擬練習ができるにすぎず、この装置から他の装置への情報伝送や制御を行うことができないという問題があった。
ところで、各種競技場、病院、駅等の各種施設において、コンピュータにより、施設内の様々な場所に設置されている機器を、遠隔から制御するシステムを導入する場合、新たに制御用の高価なケーブルを新設しなければならず、またケーブルを敷設する工事費用も高額で、システム導入における費用負担が大きいという問題がある。
【0005】
一方、このような施設のほとんどで、各フロアや部屋でTVが見られるようにするため、また、施設内独自の放送を行うことができるようにするために共聴設備が導入されているところが多い。そこで、この共聴設備、つまりテレビジョン信号を伝送するラインを使い、データ伝送ができれば、新たにケーブルを敷設せずに制御システムが構築できるため、安価な施設内制御システムを構築するにはテレビジョン信号にデータを多重させて伝送するデータ放送の利用が有効である。
また、制御装置は、制御対象となる機器が、必ずしも同一のインタフェースをもつとは限らず、LANやRS232C、PCMCIA等種々の制御インタフェースをもつことが予想されるため、これら一般的に多く用いられるインタフェースに対応する必要がある。
さらに、制御対象機器それぞれで様々な制御プロトコルを持つと考えられるため、制御対象機器に応じてプロトコルを判別し、各機器を制御する必要がある。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、データ放送を利用してデータを伝送し、制御対象機器に応じたプロトコル、インタフェースを自動判別し、接続された制御対象機器を制御するシステムを構築することが可能な機器制御装置を得ることを第一の目的とする。
また、既存の共聴設備が備わった屋内施設に、データ放送を利用してデータを伝送し、制御対象機器に応じたプロトコル、インタフェースを自動判別し、接続された制御対象機器を制御する機器制御装置を用いた機器制御システムを得ることを第二の目的にしている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係わる機器制御装置においては、制御対象機器と接続される複数のインタフェースを有するインタフェース部、制御データを含むデータ放送が多重化されたテレビジョン信号から制御データを取出すデコード部、このデコード部により取出された制御データから機器制御装置を識別する装置識別コードと制御対象機器のプロトコルを識別するプロトコル識別コードとインタフェースを識別するインタフェース識別コードとを取出すデータ処理部、及びこのデータ処理部により取出された装置識別コードが自機器制御装置のものであるときに、複数のインタフェースの内のインタフェース識別コードに対応するインタフェースを用いてプロトコル識別コードに応じたプロトコルにより制御対象機器を制御する制御信号を制御対象機器に送信する制御実行部を備えたものである。
また、この発明に係わる機器制御システムにおいては、複数の機器制御装置、この機器制御装置に制御データを含むデータ放送が多重化されたテレビジョン信号を送信するデータ放送送信装置、建物内に配置された複数のテレビ受信機にテレビジョン信号を配信する館内映像システムによりアンテナを介して受信されたテレビジョン信号とデータ放送送信装置により送信されたテレビジョン信号とを混合するRF混合器、及びこのRF混合器の出力を機器制御装置及び館内映像システムのテレビ受信機に分配する分配器を備えたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による機器制御装置を示すブロック図である。
図1において、制御データを含むデータ放送のチャンネルを持つテレビジョン信号111を機器制御装置1へ入力し、チューナ部11であらかじめ指定しておいたチャンネル112に従い、データ放送が行われているチャンネルのテレビジョン信号を受信する。デコード部12は、この受信した信号からデータ放送部分をデコードし、制御データを取り出す。ここで、チューナ部11及びデコード部12は、アナログテレビジョン放送に対応したものにすれば、アナログテレビジョン放送に対応した装置に、デジタルテレビジョン放送に対応したものにすれば、デジタルテレビジョン放送に対応した装置とすることができる。
ここで、機器制御装置1で扱うことができる制御データ形式を図2に示す。
【0009】
図2は、この発明の実施の形態1による機器制御装置で用いられる制御データの形式を示す図である。
図2において、制御データは、制御ファイル2形式となっており、予め定められた拡張子をつけたファイル名を持つ(例えば、×××.ctr)。拡張子は、送信側と装置側で一致していれば何でもよい。本機器制御装置は、この拡張子をもとに、データ放送から伝送されたデータが、制御データであるか通常のデータ放送データ(マルチメディアデータやバイナリデータ等)であるかどうかを判別する。
制御データ2は、128bitのヘッダー部21とデータ部22から構成される。ヘッダー部21は、機器制御装置を識別する装置識別コード23、機器制御をどのプロトコルで行うかを識別するプロトコル識別コード24、機器制御をどのインタフェースで行うかを識別するインタフェース識別コード25から構成される。データ部22は、制御対象機器を制御する上で必要となる、制御コマンドやパラメータ、データファイル等の制御パラメータ26により構成される。
【0010】
図1に戻り、次に、データ処理部13は、デコード部12で取り出した上記形式の制御データ2をヘッダー部21とデータ部22に分離し、ヘッダー部21から装置識別コード23、プロトコル識別コード24、インタフェース識別コード25を取り出す。また、データ部22から取り出した制御パラメータ26を制御実行部19へ渡す。装置コード識別部15は、データ処理部13で取り出された装置識別コード23と自装置のコードを記憶している装置コード記憶部14と比較し、自装置向の制御データかどうかを判別する。自装置向でなければ、データ処理部13へ通知し、制御処理を終了する。
【0011】
プロトコル識別部17は、データ処理部13で取り出されたプロトコル識別コード24をもとにプロトコル記憶部16から該当プロトコルを読み込み、制御実行部19へ渡す。インタフェース識別部18は、データ処理部13で取り出されたインタフェース識別コード25から使用するインタフェースを識別し、制御実行部19へ通知する。制御実行部19は、これらの制御パラメータ、プロトコル、インタフェースから、制御するインタフェースを切換、指定されたプロトコルでデータ(制御信号)を伝送し、装置と接続された機器131〜134の制御を実行する。
装置が保有するインタフェース部の各インタフェース121〜124は、RS232C、LAN、I/O、USBである。これらのインタフェース121〜124で大半の機器は制御可能である。制御対象の機器131〜134も、これらの制御インタフェースをもっている。
【0012】
図3は、この発明の実施の形態1による機器制御装置の動作を示すフロー図である。
次に、実施の形態1の動作について図3を参照しながら説明する。
まず、データ送信側のデータ放送送信装置にてテレビジョン信号にデータを多重したデータ放送のチャンネルを含んだテレビジョン信号111が、本機器制御装置に入力され、ステップS1のようにチューナ部11にて予め送信側に合わせて装置に設定しておいたデータ放送のチャンネル112のテレビジョン信号を受信する。受信したテレビジョン信号から、ステップS2において、デコード部12でテレビジョン信号に多重化されているデータ放送をデコードし、ステップS3において、多重化されていたデータを取り出す。
【0013】
データ放送は、もともとイメージデータ等のマルチメディアデータやコンピュータプログラム等のバイナリデータを送るためのものであるため、取り出したデータが機器の制御を行う制御データかどうかを判別する必要があり、ステップS4において、データ処理部13で、ステップS3にて取り出されたデータのファイル拡張子を定められた拡張子名と比較し、制御データかどうかを識別する。拡張子名は、データ放送で通常伝送されるイメージデータ等の拡張子と異なる拡張子であれば何でも良い。例えば***.ctr(***はファイル名)などの拡張子で実現できる。データ送信側では、データ放送送信装置において、制御データを本機器制御装置で定めた拡張子名に合せたデータ名にしてデータ放送を行うことで、本機器制御装置での制御が可能となる。ステップS4にて、データを識別した結果、制御データでなければ、データ処理を終了する。
【0014】
ステップS4で取得されたデータが制御データ2であることが判明すると、ステップS5において、データ処理部13で制御データ2をヘッダー部21とデータ部22に分離する。ヘッダー部21は図2に示されるように、128bitで構成され、制御データ2の上位128bitを取り出すことで、ヘッダー部21を抽出する。次に、ステップS6において、ヘッダー部21を取り除いた残りの部分を制御パラメータ26として抽出する。ステップS7において、ステップS5で抽出されたヘッダー部21から上位64bitを装置識別コード23として、装置識別コード後の32bitをプロトコル識別コード24として、残りの32bitをインタフェース識別コード25として抽出する。抽出されたコードに対し、まずステップS8において、装置識別コード23を予め本機器制御装置に設定、記憶させていた装置コード記憶部14の装置コードと比較し、データ放送で送られた制御データ2が自装置に対する制御データかどうかを装置コード識別部15にて識別する。コードを比較した結果一致していなければ、自装置への制御データではないと判断し、データ処理部13へ自装置外データの通知を行い、データ処理部13は制御処理を終了する。
【0015】
コードが一致した場合、データ処理部13へ自装置データの通知を行い、データ処理部13は、処理を継続する。自装置への制御データ2であることが識別されると、ステップS9において、ステップS7にて抽出されたプロトコル識別コード24をもとに、プロトコル識別部17は、識別毎に分けられた各種プロトコルを記憶しておいたプロトコル記憶部16からプロトコル識別コード24と一致したプロトコルを読み込む。また、ステップS10において、ステップS7にて抽出されたインタフェース識別コード25をもとに、インタフェース識別部18は、予め決めておいた本機器制御装置が持つインタフェースのコードから、制御先のインタフェースを識別する。
ステップS6において抽出した制御パラメータ、ステップS9において読み込まれたプロトコル、ステップS10で識別した制御インタフェースから、ステップS11において、識別された制御インタフェース121〜124のいずれかで接続された制御対象の機器131〜134に対して、抽出した制御パラメータを、読み込んだプロトコルにて伝送する、もしくはパラメータに応じて制御処理を行うといった機器制御を実行する。
【0016】
本機器制御装置により制御される機器Aは、例えばPDPやDLPなどの表示装置である。テレビジョン信号(NTSC)、DVDやコンピュータのアナログRGB信号が入力されるPDP、DLP等の表示装置と本機器制御装置とをRS232Cで接続し、テレビジョン信号の表示チャンネルを切替える制御や、テレビジョン表示とアナログRGB表示を切替える制御等の各種制御を行うことができる。
本機器制御装置により制御される機器Bは、例えば情報映像化コンピュータなどのコンピュータ装置である。情報映像化コンピュータは、文字データ等の情報を背景や表示位置、色、サイズ等の情報から映像化してモニタに出力するような装置である。この情報映像化コンピュータ等のコンピュータと本機器制御装置とをLAN接続し、文字データ等の情報やその他映像化に必要な情報を転送する制御や映像を切替える制御等の各種制御を行うことができる。
【0017】
本機器制御装置により制御される機器Cは、例えばブザーやランプなどの装置である。これらのブザーやランプと本機器制御装置とをI/Oで接続し、ブザーやランプのON接点出力等の各種制御を行い、呼び出しや緊急連絡等を行うことができる。
本機器制御装置により制御される機器Dは、例えばメモリカードライターなどの装置である。このメモリカードライターと本機器制御装置とをUSBで接続し、文書データやマルチメディアデータ等種々データの転送、メモリカードへの書き込み制御等を行うことができる。
以上の例以外にも本機器制御装置は、RS232C、LAN、I/O、USBのインタフェースを持つ機器であれば、様々な機器に対して制御することが可能である。
【0018】
実施の形態1によれば、データ放送を受信して機器を制御する機器制御装置により、RS232C、LAN、I/O、USBのインタフェースを持つ機器であれば、様々な機器に対して制御することが可能である。
【0019】
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2を図4にもとづいて説明する。実施の形態2のデータ放送送信装置は、制御データを作成してデータ放送として送信するものである。
図4は、この発明の実施の形態2によるデータ放送送信装置を示すブロック図であり、機器制御装置の制御データを作成し、データ放送として送信する装置を示している。
図4において、データ放送送信装置3は、次のように構成される。制御装置・制御内容選択部31(選択部)は、制御を行う機器の選択、その機器の接続された機器制御装置の選択、制御内容の選択を行う。制御装置識別コード発生部32は、選択した制御機器装置から装置識別コード23を発生し、プロトコル識別コード発生部33は、選択した制御対象機器に従ってプロトコル識別コード24を発生し、インタフェース識別コード発生部34は、選択した制御対象機器に従ってインタフェース識別コード25を発生する。制御パラメータ生成部35は、選択した制御内容に従って制御パラメータ26を生成する。制御データ生成部36は、これらの発生したコード、生成したパラメータから図2に示す形式の制御データ2を生成する。
【0020】
生成された制御データ2は、データ放送エンコード部37でデータ放送信号にエンコードされ、データ放送多重部38は、そのエンコードされたデータ放送信号をテレビジョン信号311に多重化する。RF変調部39は、多重化されたテレビジョン信号を一つのチャンネルとしたテレビジョン信号として出力する。
こうして出力されたデータ放送が多重化されたテレビジョン信号を、アンテナ312から取り込んだテレビジョン信号とRF混合器313にて混合することで、既存の館内の映像設備をそのまま利用してデータ放送を送出することができ、このデータ放送により、実施の形態1の機器制御装置を利用して各種制御が可能となる。
【0021】
実施の形態2によれば、データ放送送信装置は、制御データを作成してデータ放送として送信することにより、実施の形態1の機器制御装置を利用して各種制御が可能となる。
【0022】
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3を図5にもとづいて説明する。
図5は、この発明の実施の形態3による機器制御装置とデータ放送送信装置を使用して構築した制御システムを示す図であり、TVを施設全体で見ることができるようにした共聴設備が備わった屋内施設において制御システムを構築した例である。
図5において、1F〜8Fまである施設に、TVが見られるように共聴設備が整っており、アンテナ42、館内映像システム43、TV46及びケーブルは、既存の共聴設備である。この施設において、各階に種々の機器を設置し、一括制御する制御システムを構築する場合、この既設共聴設備に対し、図5に示すデータ放送送信装置41、RF混合器44、分配器45、本発明の機器制御装置411〜414を追加することにより、制御システムが構築可能となる。
【0023】
この制御システムにおいて、1F、2F、8Fに設置された機器Aを制御する場合、データ放送送信装置41において、制御機器を機器Aと、機器Aが接続された本発明の機器制御装置(1)411、(3)413、(4)414と、制御内容とを表示切替を選択し、制御データを作成してデータ放送で伝送する。伝送された制御データを本発明の機器制御装置で受信し、制御データ2を取り出す。ここで、機器制御装置(2)412は、装置識別コード23から自装置向けのデータではないことを判別し、制御処理を行わない。
他の機器制御装置(1)411、(3)413、(4)414は、自装置のデータであることを判別し、制御データ2に従って機器A(例えばPDP等)に対し、表示切替制御を実行することができる。
【0024】
実施の形態3によれば、このように、データ放送を用いて種々機器制御ができる機器制御装置により、屋内施設等ではほとんどのところで整備されている共聴設備を利用して制御システムを構築することが可能となり、制御システムのための新たなケーブルの敷設が不要なため、安価なコストで制御システムを構築することができる。
また、屋内施設に限らず、ケーブルテレビ局や放送局より制御データを送出すれば、広域エリアでの制御システムを安価に構築することができる。
【0025】
実施の形態4.
図6は、この発明の実施の形態4による機器制御装置を示すブロック図である。
図6において、図1の構成に加えて、制御データ以外のマルチメディアデータを蓄積するデータ蓄積部61、蓄積したマルチメディアデータをビデオ出力するデータ表示部62、及びリモコンなどの操作機器64の操作により、データ表示部62のビデオ出力を制御する操作部63を有している。
実施の形態1では、マルチメディアデータ等を伝送する通常のデータ放送のデータは、データ処理部13にて制御データ以外と判断して処理を終了していたが、実施の形態4は、図6に示すように、制御データ以外のデータは、データ蓄積部61に蓄積するようにする。蓄積したデータに対し、データ表示部62でブラウザ等のアプリケーションにて映像化してビデオ出力する。また、リモコン等の操作機器64の操作により、操作部63にてデータ表示部62に対して表示するデータを変更するなどの制御を行う。
【0026】
実施の形態4によれば、実施の形態1の効果に加え、通常のデータ放送で送られる種々のマルチメディアデータをTVで閲覧することも可能な機器制御装置を得ることができる。
【0027】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
制御対象機器と接続される複数のインタフェースを有するインタフェース部、制御データを含むデータ放送が多重化されたテレビジョン信号から制御データを取出すデコード部、このデコード部により取出された制御データから機器制御装置を識別する装置識別コードと制御対象機器のプロトコルを識別するプロトコル識別コードとインタフェースを識別するインタフェース識別コードとを取出すデータ処理部、及びこのデータ処理部により取出された装置識別コードが自機器制御装置のものであるときに、複数のインタフェースの内のインタフェース識別コードに対応するインタフェースを用いてプロトコル識別コードに応じたプロトコルにより制御対象機器を制御する制御信号を制御対象機器に送信する制御実行部を備えたので、データ放送に含まれる制御データにより、制御対象装置と、プロトコルと、インタフェースを識別し、識別されたプロトコルとインタフェースを用いて、このインタフェースに接続された制御対象機器を制御することができる。
【0028】
また、複数の機器制御装置、この機器制御装置に制御データを含むデータ放送が多重化されたテレビジョン信号を送信するデータ放送送信装置、建物内に配置された複数のテレビ受信機にテレビジョン信号を配信する館内映像システムによりアンテナを介して受信されたテレビジョン信号とデータ放送送信装置により送信されたテレビジョン信号とを混合するRF混合器、及びこのRF混合器の出力を機器制御装置及び館内映像システムのテレビ受信機に分配する分配器を備えたので、データ放送を用いて制御対象機器の制御ができる機器制御装置により、屋内施設で整備されている共聴設備を利用して機器制御システムを構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による機器制御装置を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による機器制御装置で用いられる制御データの形式を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による機器制御装置の動作を示すフロー図である。
【図4】 この発明の実施の形態2によるデータ放送送信装置を示すブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による機器制御装置とデータ放送送信装置を使用して構築した制御システムを示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態4による機器制御装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 機器制御装置、11 チューナ部、12 デコード部、
13 データ処理部、14 装置コード記憶部、15 装置コード識別部、
16 プロトコル記憶部、17 プロトコル識別部、
18 インタフェース識別部、19 制御実行部、2 制御データ、
21 ヘッダー部、22 データ部、23 装置識別コード、
24 インタフェース識別コード、25 制御パラメータ、
3 データ放送送信装置、31 制御装置・制御内容選択部、
32 制御装置識別コード発生部、33 プロトコル識別コード発生部、
34 インタフェース識別コード発生部、35 制御パラメータ生成部、
36 制御データ生成部、37 データ放送エンコード部、
38 データ放送多重部、39 RF変調部、61 データ蓄積部、
62 データ表示部、63 操作部、64 操作機器。
Claims (7)
- 制御対象機器と接続される複数のインタフェースを有するインタフェース部、制御データを含むデータ放送が多重化されたテレビジョン信号から上記制御データを取出すデコード部、このデコード部により取出された制御データから機器制御装置を識別する装置識別コードと上記制御対象機器のプロトコルを識別するプロトコル識別コードと上記インタフェースを識別するインタフェース識別コードとを取出すデータ処理部、及びこのデータ処理部により取出された装置識別コードが自機器制御装置のものであるときに、上記複数のインタフェースの内の上記インタフェース識別コードに対応するインタフェースを用いて上記プロトコル識別コードに応じたプロトコルにより上記制御対象機器を制御する制御信号を上記制御対象機器に送信する制御実行部を備えたことを特徴とする機器制御装置。
- 上記デコード部の変更により、アナログデータ放送及びデジタルデータ放送に対応するようにしたことを特徴とする請求項1記載の機器制御装置。
- 上記データ放送には、マルチメディアデータが含まれると共に、上記マルチメディアデータを蓄積するデータ蓄積部、このデータ蓄積部に蓄積されたマルチメディアデータを映像化してビデオ出力するデータ表示部、及びこのデータ表示部によるビデオ出力を制御する操作部を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の機器制御装置。
- 上記制御データは、上記装置識別コードと上記インタフェース識別コードと上記プロトコル識別コードとを有するヘッダ部、及び制御内容を示す制御パラメータを有するデータ部により構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の機器制御装置。
- 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の複数の機器制御装置、この機器制御装置に制御データを含むデータ放送が多重化されたテレビジョン信号を送信するデータ放送送信装置、建物内に配置された複数のテレビ受信機にテレビジョン信号を配信する館内映像システムによりアンテナを介して受信されたテレビジョン信号と上記データ放送送信装置により送信されたテレビジョン信号とを混合するRF混合器、及びこのRF混合器の出力を上記機器制御装置及び上記館内映像システムのテレビ受信機に分配する分配器を備えたことを特徴とする機器制御システム。
- 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の複数の機器制御装置、及びこの機器制御装置に制御データを含むデータ放送が多重化されたテレビジョン信号を送信するデータ放送送信装置を備えたことを特徴とする機器制御システム。
- 上記データ放送送信装置は、制御対象機器の選択とこの制御対象機器が接続された機器制御装置の選択と制御内容の選択とを行う選択部、この選択部により選択された制御対象機器に応じたプロトコル識別コード及びインタフェース識別コードと、上記選択された機器制御装置に応じた装置識別コードと、上記選択された制御内容に応じた制御パラメータとを含む制御データを生成する制御データ生成部、この制御データ生成部により生成された制御データをデータ放送信号にエンコードするデータ放送エンコード部、このデータ放送エンコード部によりエンコードされたデータ放送信号をテレビジョン信号に多重化するデータ放送多重部により構成されていることを特徴とする請求項5または請求項6記載の機器制御システム。
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