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JP4164418B2 - 記録装置、記録方法、およびプログラム - Google Patents

記録装置、記録方法、およびプログラム Download PDF

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JP4164418B2
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Description

本発明は、少なくとも1種類の顔料インクおよび少なくとも1種類の染料インクを含む複数種のインクを用いて、記録シートの両面に対する記録を行う両面記録モードを少なくとも含む複数の記録モードによって記録媒体に画像を記録する記録装置、記録方法、およびプログラムに関するものである。
従来、プリンタや複写機等を構成する記録装置は、記録情報に基づいて被記録材(以下、「記録媒体」という)上に画像を記録するように構成されている。このような記録装置は、記録方式によって、インクジェット記録方式、ワイヤードット記録方式、熱転写記録方式、レーザービーム記録方式等に分けることができる。インクジェット記録方式の記録装置(インクジェット記録装置)は、記録手段(記録ヘッド)から記録媒体に向けてインクを吐出して記録を行うものであり、記録手段のコンパクト化が容易であること、高精細な画像を高速度で記録することができること、ランニングコストが安いこと、ノンインパクト方式であるために騒音が少ないこと、さらに、多色のインクを使用してのカラー画像の記録が容易であること、等の利点を有している。
このようなインクジェット記録装置に使用されるインクとしては、従来より、各種の水溶性染料を、水もしくは水と有機溶剤との混合液に溶解させた染料インクが使用されてきた。しかしながら、染料インクによる記録画像は、耐光性等の画像堅牢性において若干劣る傾向がある。
そこで、顔料を高分子分散剤に分散させた顔料分散液を、水溶性溶剤に溶解させた顔料インクが使用されるようになってきた。顔料インクは、耐水性等の画像堅牢性において染料インクより優れた特性をもつ。顔料は、発色剤の粒子が染料に比べて大きいため、普通紙等の記録媒体の繊維の奥に浸透しにくく、その表面近くで停滞する。そのため、記録濃度が濃くなり、周囲への浸透も少なくなって、画像の境界がくっきりと明瞭に記録される。しかし、現状では、ブラック以外の顔料インクは発色性の点で染料インクに比べて若干劣るため、多くのインクジェット記録装置においては、ブラックインクのみに顔料インクを使用し、シアン、マゼンタ、イエロー等のカラーインクには染料インクを使用している。
一方、近年ではエコロジー運動が盛んとなり、その対策の一環として紙資源を大切にする観点から、記録装置に対して記録媒体の両面に記録する機能(両面記録モード)が望まれるようになってきた。
このような両面記録モードについて開示した特許文献として、例えば、特許文献1がある。この特許文献1は、記録媒体の両面に記録する両面記録の際に生じる裏写りの抑制対策として提案されたものであり、詳しくは、両面記録モードの際、片面記録モードよりも記録濃度を低くすることで裏写りを抑制している。
特開平7−314734号公報
ところで、顔料インクは記録媒体の表面付近に定着するため、両面記録を行ったとしても裏写りはそれ程生じない。しかしながら、顔料インクは染料インクに比べて耐擦過性が劣るため、両面記録の際には、顔料インクが擦り取られてしまう可能性が高い。すなわち、両面記録では、記録媒体の表面に対する記録終了後に当該記録媒体が反転され、記録済み面が搬送経路と接しながら搬送されていくため、記録済み面に記録された顔料インクが擦り取られやすいのである。従って、顔料インクを使用して両面記録モードを実施する場合には、顔料インクの擦れ落ちを抑制する手法を考える必要がある。
しかしながら、上記特許文献1には、顔料インクを用いた場合の両面記録モードについて開示されておらず、また、両面記録モード時におけるインクの擦れ落ち抑制手法についても開示されていない。また、特許文献1には、顔料インクと染料インクを用いた形態について開示されておらず、特に、顔料インクと染料インクを用いた場合の好ましい両面記録モードについて開示されていない。すなわち、顔料インクと染料インクを用いた際の両面記録モードにおける顔料インクの擦れ落ち抑制手法について何ら開示されていない。
本発明の目的は、顔料インクと染料インクを用いて両面記録を行う場合において、極力インクが擦れて落ちないようにし、記録媒体や記録装置内部の汚染を抑制できる記録装置、記録方法、およびプログラムを提供することにある。
本発明の記録装置は、顔料を含有する顔料インクと染料を含有する染料インクを併用して記録媒体に記録を行うことが可能な記録装置であって、前記記録媒体の片面に対して記録を行う片面記録モードと、前記記録媒体の両面に対して記録を行う両面記録モードとを実行可能な記録制御手段を備え、前記片面記録モードでは、記録画像に応じて選択される前記顔料インクと前記染料インクの一方あるいは両方を使用して記録を行い、前記両面記録モードでは、前記記録媒体の両面のうち、少なくとも先に記録される面に対して記録画像に拘らず前記顔料インクを使用せずに前記染料インクを使用して記録を行うことを特徴とする。
本発明の記録装置は、顔料を含有する顔料インクと染料を含有する染料インクを併用して記録媒体に記録を行うことが可能な記録装置であって、前記記録媒体の片面に対して記録を行う片面記録モードと、前記記録媒体の両面に対して記録を行う両面記録モードとを実行可能な記録制御手段を備え、前記片面記録モードでは、記録画像に応じて選択される前記顔料インクと前記染料インクの一方あるいは両方を使用して記録を行い、前記両面記録モードでは、記録画像に拘らず前記顔料インクを使用せずに前記染料インクを使用して記録を行うことを特徴とする。
本発明の記録方法は、顔料を含有する顔料インクおよび染料を含有する染料インクの両方を吐出可能な記録ヘッドを用いて記録媒体に記録を行う記録方法であって、前記記録媒体の片面に対して記録を行う片面記録モードと、前記記録媒体の両面に対して記録を行う両面記録モードのうち、いずれかの記録モードを選択する選択工程と、前記選択工程において選択された記録モードを実行する工程とを備え、前記片面記録モードでは、記録画像に応じて選択される前記顔料インクと前記染料インクの一方あるいは両方を使用して記録を行い、前記両面記録モードでは、前記記録媒体の両面のうち、少なくとも先に記録される面に対して記録画像に拘らず前記顔料インクを使用せずに前記染料インクを使用して記録を行うことを特徴とする。
本発明の記録方法は、顔料を含有する顔料インクおよび染料を含有する染料インクの両方を吐出可能な記録ヘッドを用いて記録媒体に記録を行う記録方法であって、前記記録媒体の片面に対して記録を行う片面記録モードと、前記記録媒体の両面に対して記録を行う両面記録モードのうち、いずれかの記録モードを選択する選択工程と、前記選択工程において選択された記録モードを実行する工程とを備え、前記片面記録モードでは、記録画像に応じて選択される前記顔料インクと前記染料インクの一方あるいは両方を使用して記録を行い、前記両面記録モードでは、記録画像に拘らず前記顔料インクを使用せずに前記染料インクを使用して記録を行うことを特徴とする。
本発明のコンピュータで実行可能なプログラムは、顔料を含有する顔料インクと染料を含有する染料インクを併用して記録媒体に画像を記録することが可能な記録装置へ供給する画像データを作成する処理をコンピュータ実行させるためのプログラムであって、前記処理は、前記記録媒体の片面に対して記録を行う片面記録モードと、前記記録媒体の両面に対して記録を行う両面記録モードのうち、選択された記録モードに応じた画像データを作成するデータ作成工程を含み、前記データ作成工程では、前記片面記録モードが選択された場合、記録画像に応じて選択される前記顔料インクと前記染料インクの一方あるいは両方を用いて記録を行うための画像データを作成し、前記両面記録モードが選択された場合、前記記録媒体の両面のうち、少なくとも先に記録される面に対し、記録画像に拘らず前記顔料インクを用いずに前記染料インクを用いて記録を行うための画像データを作成することを特徴とする。
本発明のコンピュータで実行可能なプログラムは、顔料を含有する顔料インクと染料を含有する染料インクを併用して記録媒体に画像を記録することが可能な記録装置へ供給する画像データを作成する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記処理は、前記記録媒体の片面に対して記録を行う片面記録モードと、前記記録媒体の両面に対して記録を行う両面記録モードのうち、選択された記録モードに応じた画像データを作成するデータ作成工程を含み、前記データ作成工程では、前記片面記録モードが選択された場合、記録画像に応じて選択される前記顔料インクと前記染料インクの一方あるいは両方を用いて記録を行うための画像データを作成し、前記両面記録モードでは、記録画像に拘らず前記顔料インクを用いずに前記染料インクを用いて記録を行うための画像データを作成することを特徴とする。
本発明によれば、顔料インクと染料インクを用いることが可能な記録装置において両面記録を行う場合であっても、インクの擦れ落ちを低減して装置内部や記録媒体の汚染を低減しつつも、記録濃度の低下を抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、本明細書において、記録シートの「表面」とは先に記録される面のことを指し、一方、記録シートの「裏面」とは後で記録される面のことを指す。
(第1の実施形態)
図1は、本発明に係るインクジェット記録装置の構成例を示す断面図である。
図1において1は、記録媒体である記録シート2を多数枚積載可能な給紙スタッカ部である。この給紙スタッカ部1に積載された記録シート2は、給紙モータ106(図2参照)により回転駆動される給紙ローラ3によって、その最上位のものから1枚ずつ分離されて記録シート搬送部に搬送される。記録シート2は、搬送部の上ガイド4と下ガイド5との間の空間を経て、搬送モータ107(図2参照)によって回転駆動される搬送ローラ6と、ピンチローラ7との間に挟持されて、記録ヘッドに対向する記録位置まで搬送される。搬送ローラ6は、記録位置において記録シート2を図1中左方の副走査方向に所定量ずつ搬送する。記録位置においては、記録シート2上に画像を記録する記録手段としての記録ヘッド8がキャリッジ9に着脱自在に搭載されている。キャリッジ9は、ガイド軸10およびガイドレール11によって、副走査方向と直交し、かつ記録シート2の面に平行な図1中紙面の表裏方向の主走査方向に移動自在に支持されている。キャリッジ9は、キャリッジモータ108(図2参照)の駆動力によって主走査方向に往復移動される。
記録ヘッド8は、インク吐出口からインクを吐出可能インクジェット記録ヘッドである。インクの吐出方式としては、電気熱変換体またはピエゾ素子などの吐出エネルギー発生手段を用いた種々の方式を採用することができる。電気熱変換体を用いる場合には、インク流路に発熱抵抗体としての電気熱変換体を備え、それが発生する熱エネルギーを利用してインクを沸騰させ、そのときの発泡エネルギーを利用して吐出口からインクを吐出することができる。キャリッジ9には、記録ヘッド8と共に、その記録ヘッド8にインクを供給するためのインクタンク12が搭載されている。インクタンク12は、記録ヘッド8に対して着脱自在とされている。したがって、記録動作によってインクタンク12内のインクが無くなった場合には、そのインクタンク12を交換することにより、記録動作を続行することができる。インクタンク12には、ブラックインク(Kインク)と、シアン(Cインク),マゼンタ(Mインク),イエロー(Yインク)などのカラーインクが収容され、これらのインクは、対応する記録ヘッド8の吐出口から吐出される。
記録ヘッド8は、各色のインクに対応する吐出口が形成された1つの記録ヘッド、あるいは各色毎のインクまたは複数色毎のインクに対応する吐出口が別々に形成された複数の記録ヘッドであってもよい。またインクタンク12は、ブラックインクの収容部と、シアン,マゼンタ,イエローなどのカラーインクの収容部とを一体的に備えた一体構成のものであってもよく、それらの収容部を別々に構成するブラックインク用タンクとカラーインク用タンクであってもよい。さらに、カラーインク用タンクは、例えば、シアン、マゼンタ、イエローのインクの収容部を一体的に備えた一体構成のものであってもよく、あるいは、それぞれの収容部を単独に構成する別体構成のものであってもよい。また、インクタンク12は、記録ヘッド8に対して着脱可能な構成の他、記録ヘッド8と一体的に構成されてもよい。さらに、記録ヘッド8とキャリッジ9は一体的に構成することもできる。
本例においては、ブラックインクとして顔料インクを用い、またカラーインクとしてシアン,マゼンタ,イエローの染料インクを用いる。顔料インクは、顔料を高分子分散剤に分散させた顔料分散液を、水溶性溶剤に溶解させることによって生成できる。また、染料インクは、各種の水溶性染料を、水もしくは水と有機溶剤との混合液に溶解させることによって生成できる。前述したように、染料インクによる記録画像は、耐光性等の画像堅牢性において若干劣る傾向があり、一方、顔料インクは、耐水性等の画像堅牢性において染料インクより優れた特性をもつ。また、顔料は、発色剤の粒子が染料に比べて大きいため、普通紙等の記録媒体の繊維の奥に浸透し難く、その表面近くで停滞する。そのため、記録濃度が濃くなり、周囲への浸透も少なくなって、画像の境界がくっきりと明瞭に記録される。
記録位置において、記録ヘッド8と対向する位置に設けられたプラテン13は、記録シート2を図1中下側の面から支持する。そして、この記録位置において、記録ヘッド8が主走査方向に移動しつつインクを吐出する記録動作と、記録シート2を副走査方向に所定量搬送する搬送動作と、を交互に繰り返すことにより、記録シート2の図1中上側の面に画像が順次記録される。この記録位置において画像が記録された記録シート2は、排紙ローラ14と拍車15との間に挟持されて、図1中の左方に搬送される。その記録シートは、排紙フラッパ16の位置に応じて、排紙スタック部17または両面記録反転部に送られる。
記録シート2の一方の面にのみ画像を記録する片面記録モードのときには、排紙フラッパ16が図1中点線の位置に移動し、表面に画像が記録された記録シート2は、この排紙フラッパ16に案内されて排紙スタック部17上に送られて順次積載される。
一方、記録シート2の両面に画像を記録する両面記録モードのときには、排紙フラッパ16が図1中実線の位置に移動し、表面に画像が記録された記録シート2は、この排紙フラッパ16に案内されて、両面記録反転部の反転外ガイド18と反転内ガイド19との間に形成された空間に案内される。その後、その記録シート2は、中間ローラ20と中間拍車21との間に挟持されて搬送され、反転フラッパ25を図1中実線の位置に押上げてから、正逆転可能な反転ローラ22の矢印A1方向の正転と反転拍車22との間に挟持されて、反転スタック部24に搬送される。記録シート2が反転スタック部24に搬送された時、その記録シート2の後端の一部は、反転ローラ22と反転拍車23との間に挟持されている。その後、反転ローラ22の矢印A2方向の逆転動作により、排紙フラッパ16が図1中点線の位置に移動し、反転プラッパ25は、その自重により図1中点線の位置に下がる。そのため、反転スタック部24に搬送された記録シート2は、図1中点線の位置の反転フラッパ25に案内されて、略S字状をなす搬送経路26内に導かれる。その搬送経路26を経た記録シート2は、再び、搬送ローラ6とピンチローラ7との間に挟持されて記録位置まで搬送される。
その記録シート2は、搬送経路26を経由することによって、図1中上下の面が反転されることになる。このように反転された記録シート2は、再び記録ヘッド8により画像が記録される。そして、両面に画像が記録された記録シート2は、排紙ローラ14と拍車15との間に挟持されて搬送され、そして図1中点線の位置にある排紙フラッパ16に案内されて排紙スタック部17上に順次積載される。
両面記録を行う場合は、後述するように、最初に画像が記録される記録シート2の面(以下、「表面」という)の記録画像と各種ローラ等との接触を考慮し、その表面のインクが極力擦れ取られないように記録を実施する。両面記録モードにおいては、上述したように、記録シート2の表面に画像を記録した後に、その記録シート2を反転させてから、その表面と反対側の面(以下、「裏面」という)に画像を記録する。
図2は、図1のインクジェット記録装置における制御回路の概略構成図ある。
101は、本例のインクジェット記録装置の記録動作を制御するための記録制御部である。102は、制御記録部101により実行される各種プログラム等を格納する記憶手段としてのROMである。103は、記録のためにホスト装置104から送られてくるデータを一時格納するための記憶手段としてのRAMである。105は、記録制御部101に各種記録モードの切替え操作等を指示するための入力部である。詳しくは、両面記録モードの指定が可能なように構成されている。106は給紙スタッタ部1からの記録シート2の給紙動作を行う給紙モータ、107は搬送経路26における記録シート2の搬送動作を行う搬送モータ、108はキャリッジ9を主走査方向へ移動させるキャリッジモータであり、109、110、111は、それらのドライバである。112は記録信号に基づき記録ヘッド8を駆動する記録ヘッド用ドライバ、114は記録ヘッド8の温度を検出する温度検出手段である。記録制御部101は、温度検出手段114からの検出情報に基づき、記録ヘッド用ドライバ112に送る記録信号を変化させることによって、記録ヘッド8の温度を考慮して常に安定的にインクを吐出させる。
次に、図3に基づいて、本発明による片面記録モード時と両面記録モード時の記録動作の手順について説明する。
記録装置のパワーオンにより、まずはステップS101において、記録装置の記録モードが自動的に片面記録モードとなる。その後、入力部105を介して両面記録モードが選択されたか否かをステップS102にて判断する。ステップS102において両面記録モードが選択されない場合にはステップS103に進み、予め設定されているHS(ハイスピード)、HQ(ハイクオリティー)等の片面記録モード時の通常記録が実施される。この時は、記録シート2の種類や記録情報に応じて顔料のブラックインクが使用されることがある。つまり、片面記録モードにおいては、顔料のブラックインクと染料のカラーインクは、記録画像に応じて適宜使用される。染料インクのみが使用されることもあれば、顔料インクのみが使用されることもあり、更には、顔料インクと染料インクの両方が使用されることもある。
一方、ステップS102にて両面記録モードが選択された場合には、ステップS104に進み両面記録モードが設定される。ただし、その後のステップS105においても、片面記録モード時の通常記録か両面記録モードでの記録かの選択が入力部105を介して可能となっている。ステップS105において両面記録モードを選択しない場合には、ステップS103に進み、予め設定されているHS、HQ等の片面記録モード時の通常記録が実施される。
ステップS105において両面記録モードを選択した場合にはステップS106に進み、まずは記録シート2の表面に画像を記録する。その際には、記録シート2の種類や記録情報の如何に拘わらず、顔料のブラックインクは用いない。黒色を記録する場合には、顔料のブラックインクを用いる代わりに、染料のカラーインク(シアン、マゼンタ、イエロー)を用いて、いわゆるプロセスブラックによって黒色を記録する。そして、記録シート2の表面の記録が終了(ステップ107)した後、前述したように、記録シート2を両面記録反転部に搬送して、それを反転させる(ステップS108)。
ここで、両面記録モードにおいて記録シート2の表面を記録するにあたり、顔料インクを使用せず、染料インクのみを使用する理由について述べる。両面記録を行う場合、画像が記録された記録シート2の表面は、両面記録反転部の各構成部分や搬送ローラ6等と接触して擦られる。このような記録シート表面が擦られやすい状況下において、耐擦過性の悪い顔料インクを使用して記録を行うと、顔料インクが擦り落とされる可能性が高い。すなわち、顔料インクの顔料粒子は、染料粒子に比べて大きく、普通紙等の記録媒体の繊維の奥に浸透し難く、記録媒体表面近くで停滞するため、ローラ等との接触によって擦り落とされやすい。顔料が擦り落とされると、その記録シートが汚れるばかりではなく、装置内部を汚染してしまう。一方、染料インクの染料は、記録シート2の繊維の奥に浸透しやすいため、ローラ等と接触しても擦り落とされる可能性が低く。そこで、本実施形態では、両面記録モードにおいて記録シート2の表面の記録の際には、顔料のブラックインクを用いず、染料インクのみを用いるようにしているのである。
その後、記録シート2を反転させてから、その裏面に画像を記録するためにステップS103に進む。記録シート2の裏面に画像を記録する際には、記録シート2の種類や記録情報に応じて顔料のブラックインクが使用される。つまり、顔料のブラックインクを用いて、予め設定されているHS、HQ等の通常記録を実施する。
ここで、両面記録モードにおいて記録シート2の裏面を記録するにあたり、顔料インクの使用を制限しないのは以下の理由による。すなわち、記録シート2の裏面に画像を記録した後は、記録シートの反転動作が存在しないため、その裏面がローラ等によって擦れることがなく、顔料インクを用いても擦り落とされることがない。このような理由で、記録シート2の裏面を記録する際には、染料インクと顔料インクの両方を使用可能にしているのである。
以上説明した第1の実施形態によれば、両面記録モードにおいて、画像の記録後に擦られる可能性のある記録シート2の表面に画像を記録する際には、顔料インクを使用せずに染料インクのみを使用し、また、その裏面に画像を記録する際には顔料インクの使用を制限しないようにしている。この結果、記録シート2の両面のそれぞれに、インクが擦れ落ちることなく、しかも記録濃度を極力薄くすることなく高品位の画像を記録することができる。
(第2の実施形態)
図4は、本発明の第2の実施形態における記録動作を説明するためのフローチャートである。前述した図3と同様の部分には、同一符号を付して説明を省略する。
この第2の実施形態では、ステップS106Aが追加されている点において上記第1の実施形態と異なる。すなわち、両面記録モードにおいて記録シート2の表面に画像を記録するに際し、その表面におけるローラ等との接触位置を考慮して、その表面の一部の特定部分(ローラと接触する位置を含む部分)を染料インクのみによって記録するか否かを選択する。すなわち、記録シート2の表面に画像を記録する際に、上記特定部分を染料インクのみによって記録する特殊両面記録モード(「第2の両面記録モード」ともいう)を選択するか否かを判定し(ステップS106A)、特殊両面記録モードが選択された場合には、その特定部分に関しては顔料インクを用いずに染料インクのみによって画像を記録し、その特定部分以外の部分(非特定部分)に関しては顔料インクと染料インクを併用して画像を記録する。なお、染料インクのみによって記録する特定部分は、ローラ等によって接触するおそれがある部分である。このように、少なくともローラ等と接触するおそれのある特定部分に関してのみ、顔料インクを用いずに画像を記録することにより、ローラ等との接触によるインクの擦れ落ちを回避することができる。
なお、記録シート2の表面の特定部分を、顔料インクを用いず染料インクのみを使用して記録する特殊両面記録モードを実行するか否かの選択は、例えば、ユーザが表示画面を通して行うことができる。すなわち、記録装置において、予め入力されている両面記録反転部の各部分や搬送ローラ6等の位置データと、記録シート2のサイズ等のデータとの関係から、ローラ等との接触するおそれのある記録シート2の表面上の特定部分の位置を求めて表示画面に表示する。ユーザは、その表示内容と記録すべき画像との関係から、その特定部分を、顔料インクを用いずに記録する特殊両面記録モードを実行するか否かを選択して、その結果を入力部105から入力する。顔料インクを用いずに特定部分を記録する特殊モードが選択されたときはステップS106Bに進み、特定部分を染料インクのみで記録し且つ非特定部分を顔料インクと染料インクの併用で記録する「特殊両面記録モード」にて記録シートの表面に対して記録を行い(ステップS106B)、特殊両面記録モードが選択されなかったときにはステップS103にて通常記録を実施する。
また、上記の特定部分は、必ず、顔料インクを用いずに記録するように自動設定するようにしてもよい。
以上説明した第2の実施形態によれば、インクが擦れ落ちる可能性の高い部分(記録シートの表面の特定部分)に対しては顔料インクを用いず記録を行っているため、顔料インクの擦れ落ちを抑制でき、また、表面の非特定部分には顔料インクを用いて記録を行っているため、第1の実施形態に比べ、表面における記録濃度をより低減させずに済む。
(第3の実施形態)
この第3の実施形態では、第1の実施形態で説明した両面記録モード(第1の両面記録モード)と第2の実施形態で説明した両面記録モード(第2の両面記録モード)とを選択可能に構成した点を特徴とする。なお、この両面記録モードの選択は、インクジェット記録装置における入力部105において実行される。
この第3の実施形態によれば、ユーザニーズに適合した両面記録モードの選択が可能となる。すなわち、記録装置内部や記録シート表面の汚染抑制を重視するのであれば、第1の両面記録モードを選択すればよいし、一方、記録シートに記録される画像濃度を重視するのであれば、第2の両面記録モードを選択すればよい。
なお、第1の両面記録モードの場合、記録シートの表面における黒色(K)部分は染料CMYドットのみで形成されるため、顔料Kドットと染料CMYドットが混在することによる黒色の不均一性は生じない。つまり、表面の黒色部分の均一性に関しては優れたものとなる。その反面、記録シートの裏面における黒色部分は顔料Kにより形成されるため、表面と裏面それぞれの黒色部分の画質が異なる。一方、第2の両面記録モードの場合、記録シートの表面における黒色(K)部分は顔料Kドットと染料CMYドットの混在により形成されるため、上記第1の両面記録モードに比べ、表面の黒色部分における均一性の点では劣る。しかし、この第2の両面記録モードの場合、記録シートの表面の特定部分における黒色(K)部分は染料CMYドットのみで形成されるものの、非特定部分における黒色部分は顔料Kドットと染料CMYドットの混在により形成され、そして、記録シートの裏面における黒色部分は顔料Kにより形成されるため、表面と裏面それぞれの黒色部分の画質は近似したものとなる。そこで、表面の黒色の均一性を重視する場合には第1の両面記録モードを選択し、一方、表面と裏面における黒色画質を近似化させることを重視する場合には第2の両面記録モードを選択するようにしてもよい。
(第4の実施形態)
上記第1〜第3の実施形態では、記録シートの表面の全域あるいは一部分における黒色箇所を染料カラーインク(染料CMYインク)による混色(プロセスブラック)で記録しているが、本実施形態では、プロセスブラックで黒色箇所を記録することに代えて、染料ブラックインク用いて黒色箇所を記録するようにしている。
すなわち、この第4の実施形態では、ブラックインクとして、主として顔料を含有する顔料ブラックインクの他に、主として染料を含有する染料ブラックインクを使用できるよう構成するのである。この形態の場合、上述した第1の実施形態における複数種のインクタンク(顔料K、染料C、染料M、染料Yのタンク)および複数種の記録ヘッド(顔料K,染料C、染料M、染料Yのヘッド)に、染料ブラックインクを収容するインクタンクと、そのインクタンク内の染料ブラックインクを吐出可能な記録ヘッドを追加すればよい。
そして、両面記録モードにおいては、記録シート2の表面に対する記録に際し、顔料ブラックインクを用いず染料ブラックインクのみを用いるようにし、一方、記録シートの裏面に対する記録に際し、顔料ブラックインクを用いるようにする。この構成によれば、記録シートの表面からの顔料インクの擦れ落ちを回避することができることに加え、プロセスブラックのように色を重ね合わせることがないため、ドットの位置ズレによる色付き黒の発生を防止できる。更に、インク付与量が多くなりやすい両面記録においてプロセスブラックを適用すると、インク付与量が更に多くなってしまうが、本実施形態では、染料ブラックインクを適用するので、第1の実施形態に比べ、インク総付与量を低減できる効果もある。
(第5の実施形態)
上記第1、4の実施形態では、両面記録モードにおいて、記録シートの表面に対する記録の際には顔料インクを使用せずに染料インクのみを使用し、一方、裏面に対する記録の際には顔料インクを使用している。しかしながら、これらの形態の場合、表面と裏面の間で顔料インクの使用・非使用を切換える必要性が生じる。そこで、本実施形態では、このような表面・裏面の間での顔料インクの使用・非使用の切換え動作を不要とし、両面モードにおいて顔料インクを使用しないよう構成している。
すなわち、片面記録モードの場合、顔料インクと染料インクを併用して記録するのに対し、両面記録モードの場合、顔料インクの使用を制限するのである。
この構成によれば、両面記録を行ったとしても、記録シートからの顔料インクの擦れ落ちを回避することができることに加え、表面と裏面との間で黒色部分を同じようにすることができる。
(第6の実施形態)
上記第1、第4および第5の実施形態では、両面記録モードにおいて、少なくとも表面を記録する際には、耐擦過性の劣る顔料インクの使用を制限している。しかしながら、これらの実施形態のように、その記録シート2の表面に対する記録に際して、顔料インクを完全に不使用せずとも、顔料インクの使用量を低減するだけでも、記録シート2の表面からの顔料インクの擦れ落ちの程度を小さく抑える効果はある。要は、両面記録モードにおいて、先に画像が記録される記録シートの面の記録に際して、顔料インクの使用量を少なく制限できればよい。
そこで、本実施形態では、両面記録モードにおいて、少なくとも表面を記録する際(つまり、表面の記録の際、あるいは、表面と裏面の記録の際)には、顔料インクの使用量を減らすよう構成している。例えば、先に画像が記録される記録シートの面に対して、通常は顔料インクにて記録される箇所の一部分を、染料インクにて記録するようにすればよい。詳しくは、顔料Kドットで本来記録されるべきドット群の一部を染料ドット(染料ブラックドット、あるいは染料CMYドット)で置き換えるのである。その際、記録濃度が保たれるようにドットの置き換えを行うことが好ましい。
(他の実施形態)
上述した第1〜第5の実施形態では、両面記録モードの指定を記録装置側で行う形態、詳しくは、インクジェット記録装置における入力部105において両面記録モードの指定を行う形態について説明したが、本発明はこの形態に限られるものではない。例えば、インクジェット記録装置と接続されるホスト装置104におけるプリンタドライバのUI(ユーザインターフェース)上から両面記録モードの指定を行う形態であってもよい。
ホスト装置104におけるプリンタドライバのUI(ユーザインターフェース)上から両面記録モードの指定を行う形態の場合、ホスト装置側で両面記録モードに適合したデータ(上記第1〜第5の実施形態で説明した記録形態が実現できるデータ)を作成し、この作成したデータをインクジェット記録装置に送信することが好ましい。例えば、第1の実施形態であれば、顔料ブラックインクを用いずに染料カラーインクだけで表面の記録がなされるよう、表面の黒色部分に対応するデータとして、顔料Kデータではなく染料CMYデータを作成する。また、第4の実施形態であれば、顔料インクを用いずに染料インクだけで表面および裏面の両面に対する記録がなされるよう、表面および裏面の両面における黒色部分に対応するデータとして、顔料Kデータではなく染料Kデータを作成する。
また、本発明では、記録に用いる顔料インクの色は、上述した実施形態のような黒色のみに特定されず任意であり、また記録に用いる染料インクの色も上述した実施形態のみに特定されず任意である。
また、本発明では、インクとして顔料の含有量が異なる複数種のインクを用い、そして両面記録モードにおいて先に画像を記録する記録シートの面に対しては、顔料の含有量が少ないインクを用いて画像を記録することも可能である。また、両面記録モードにおいて先に画像が記録される記録シートの面に限らず、画像の記録後に周辺機器等と接触する可能性がある記録シートの面に対して、顔料の含有量の少ないインクを用いて画像を記録するようにしてもよい。
また、本発明は、上述したようなシリアルスキャンタイプの記録装置のみに限定されず、記録媒体の記録領域の全幅に渡って延在する記録ヘッドを用いる、いわゆるフルラインタイプ等、種々の記録装置に広く適用することができる。また、本発明は、少なくとも1種類の顔料インクおよび少なくとも1種類の染料インクを含む複数種のインクを用い、両面記録モードを含む複数の記録モードによって記録媒体に画像を記録する種々の記録装置において広く適用することができる。
また、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。その場合、プログラムの機能を有していれば、形態は、プログラムである必要はない。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などを用いることができる。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明の第1の実施形態におけるインクジェット記録装置の要部の概略構成を説明するための断面図である。 図1のインクジェット記録装置の制御用回路のブロック構成図である。 本発明の第1の実施形態における記録モード選択時の制御を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における記録モード選択時の制御を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 給紙スタッカ部
2 記録シート(記録媒体)
3 給紙ローラ
4 上ガイド
5 下ガイド
6 搬送ローラ
7 ピンチローラ
8 記録ヘッド
9 キャリッジ
10 ガイド軸
11 ガイドレール
12 インクタンク
13 プラテン
14 排紙ローラ
15 拍車
16 排紙フラッパ
17 排紙スタック部
18 反転外ガイド
19 反転内ガイド
20 中間ローラ
21 中間拍車
22 反転ローラ
23 反転拍車
24 反転スタック部
25 反転フラッパ
26 搬送経路
101 制御記録部
102 ROM
103 RAM
104 ホスト装置
105 入力部
106 給紙モータ
107 搬送モータ
108 キャリッジモータ
109,110,111,112 ドライバ
114 温度検出手段

Claims (9)

  1. 顔料を含有する顔料インクと染料を含有する染料インクを併用して記録媒体に記録を行うことが可能な記録装置であって、
    前記記録媒体の片面に対して記録を行う片面記録モードと、前記記録媒体の両面に対して記録を行う両面記録モードとを実行可能な記録制御手段を備え、
    前記片面記録モードでは、記録画像に応じて選択される前記顔料インクと前記染料インクの一方あるいは両方を使用して記録を行い
    前記両面記録モードでは、前記記録媒体の両面のうち、少なくとも先に記録される面に対して記録画像に拘らず前記顔料インクを使用せずに前記染料インクを使用して記録を行うことを特徴とする記録装置。
  2. 前記両面記録モードでは、前記記録媒体の両面のうち、後に記録される面に対して、前記顔料インクを使用せずに前記染料インクを使用して記録を行うことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記両面記録モードでは、前記記録媒体の両面のうち、後に記録される面に対して、前記顔料インクと前記染料インクの両方を使用して記録を行うことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  4. 顔料を含有する顔料インクと染料を含有する染料インクを併用して記録媒体に記録を行うことが可能な記録装置であって、
    前記記録媒体の片面に対して記録を行う片面記録モードと、前記記録媒体の両面に対して記録を行う両面記録モードとを実行可能な記録制御手段を備え、
    前記片面記録モードでは、記録画像に応じて選択される前記顔料インクと前記染料インクの一方あるいは両方を使用して記録を行い
    前記両面記録モードでは、記録画像に拘らず前記顔料インクを使用せずに前記染料インクを使用して記録を行うことを特徴とする記録装置。
  5. 前記顔料インクはブラックインクを含み、
    前記染料インクは、シアンインク、マゼンタインク、イエローインクおよびブラックインクの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の記録装置。
  6. 顔料を含有する顔料インクおよび染料を含有する染料インクの両方を吐出可能な記録ヘッドを用いて記録媒体に記録を行う記録方法であって、
    前記記録媒体の片面に対して記録を行う片面記録モードと、前記記録媒体の両面に対して記録を行う両面記録モードのうち、いずれかの記録モードを選択する選択工程と、
    前記選択工程において選択された記録モードを実行する工程とを備え、
    前記片面記録モードでは、記録画像に応じて選択される前記顔料インクと前記染料インクの一方あるいは両方を使用して記録を行い
    前記両面記録モードでは、前記記録媒体の両面のうち、少なくとも先に記録される面に対して記録画像に拘らず前記顔料インクを使用せずに前記染料インクを使用して記録を行うことを特徴とする記録方法。
  7. 顔料を含有する顔料インクおよび染料を含有する染料インクの両方を吐出可能な記録ヘッドを用いて記録媒体に記録を行う記録方法であって、
    前記記録媒体の片面に対して記録を行う片面記録モードと、前記記録媒体の両面に対して記録を行う両面記録モードのうち、いずれかの記録モードを選択する選択工程と、
    前記選択工程において選択された記録モードを実行する工程とを備え、
    前記片面記録モードでは、記録画像に応じて選択される前記顔料インクと前記染料インクの一方あるいは両方を使用して記録を行い
    前記両面記録モードでは、記録画像に拘らず前記顔料インクを使用せずに前記染料インクを使用して記録を行うことを特徴とする記録方法。
  8. 顔料を含有する顔料インクと染料を含有する染料インクを併用して記録媒体に画像を記録することが可能な記録装置へ供給する画像データを作成する処理をコンピュータ実行させるためのプログラムであって、
    前記処理は、前記記録媒体の片面に対して記録を行う片面記録モードと、前記記録媒体の両面に対して記録を行う両面記録モードのうち、選択された記録モードに応じた画像データを作成するデータ作成工程を含み、
    前記データ作成工程では、前記片面記録モードが選択された場合、記録画像に応じて選択される前記顔料インクと前記染料インクの一方あるいは両方を用いて記録を行うための画像データを作成し、
    前記両面記録モードが選択された場合、前記記録媒体の両面のうち、少なくとも先に記録される面に対し、記録画像に拘らず前記顔料インクを用いずに前記染料インクを用いて記録を行うための画像データを作成する
    ことを特徴とするプログラム。
  9. 顔料を含有する顔料インクと染料を含有する染料インクを併用して記録媒体に画像を記録することが可能な記録装置へ供給する画像データを作成する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記処理は、前記記録媒体の片面に対して記録を行う片面記録モードと、前記記録媒体の両面に対して記録を行う両面記録モードのうち、選択された記録モードに応じた画像データを作成するデータ作成工程を含み、
    前記データ作成工程では、前記片面記録モードが選択された場合、記録画像に応じて選択される前記顔料インクと前記染料インクの一方あるいは両方を用いて記録を行うための画像データを作成し、前記両面記録モードでは、記録画像に拘らず前記顔料インクを用いずに前記染料インクを用いて記録を行うための画像データを作成する
    ことを特徴とするプログラム。
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