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JP4156118B2 - 空調装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は室内の空気状態を調整する空調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
室内の空気状態を調整する空調装置は、フロンなどの冷媒を圧縮するコンプレッサ、ガス状の冷媒を凝縮して液状の冷媒にする凝縮器、液状の冷媒を急激に膨張させる膨張器、ガス状の冷媒を蒸発させる蒸発器を備えており、冷房動作時には、コンプレッサで生成されたガス状の圧縮された冷媒が凝縮器で凝縮されて液体の冷媒となり、膨張器で急激に膨張された後、蒸発器で室内に流入する空気と熱交換され、該空気から気化熱を奪って該空気の温度を低下させ、温度が低下した空気が室内に導入され、また、暖房動作時には、コンプレッサで生成されたガス状の圧縮された冷媒が、凝縮器で室内に流入する空気と熱交換され、該空気に凝縮熱を与えて該空気の温度が上昇し、温度が上昇した空気が室内に導入される仕組みとなっている。
【0003】
しかるにこのような空調装置は、コンプレッサ、凝縮器、膨張器及び蒸発器を必要とし、また冷媒ガスの漏れを防止する密封構造が必要で、構成が複雑となり製造コスト上で問題が生じるとともに、運転にかなりの電力が消費され、維持稼働コストが高くつくこと、さらにコンプレッサの駆動に際しての騒音や振動が大きく、冷媒ガス(フロンガス)による地球環境の汚染の問題も有することから、改善が望まれていた。
【0004】
そこで本出願人は、前記したような空調装置の問題点を解決するため、冷媒を使用せず構造簡単にして製造コストおよび維持運転コストを低減でき、かつ低騒音で冷媒ガスによる環境汚染もない空調装置を先に提案した(特開平7−145963号公報参照)。この空調装置は、室内に流入する空気を吸湿加熱して放出するゼオライト反応槽と、該ゼオライト反応槽から放出される低湿高温の空気と前記室内から放出される空気との熱交換を行う熱交換器と、前記ゼオライト反応槽から放出され前記熱交換により温度が低下した低湿の空気を低温の空気にする加湿装置と、冷房動作時には前記加湿装置から放出される空気を、暖房作動時には前記室内から放出され、前記熱交換により温度が上昇した空気をそれぞれ選択して前記室内に流入させる流入空気選択手段と、前記室内から放出される空気を前記熱交換器に流入させる空気送出手段と、冷房動作時には前記室内から放出される空気を、暖房作動時には前記加湿装置から放出される空気をそれぞれ選択して前記ゼオライト反応槽に流入させる返還選択手段と、前記ゼオライト反応槽を加熱する再生手段(電熱ヒーター)とを有する構成となしたもので、ゼオライト反応槽から放出される低湿高温の空気が、熱交換器において室内から放出される空気と熱交換され、さらに加湿装置で気化熱が奪われた低温空気とされ、一方、室内から放出される空気は前記熱交換で高温空気とされ、前記低温空気により冷房動作が行われ、前記高温空気により暖房動作が行われるので、冷媒を使用せず、コンプレッサ、凝縮器、膨張器、蒸発器が不要となり、構造が簡単になり製造コストを低減できるとともに、冷暖房動作時の電力消費が大幅に削減され、稼働コストの低減がはかられ、またコンプレッサからの騒音公害の問題や冷媒による環境汚染の問題もないという特徴を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の空調装置では、ゼオライト反応槽を加熱する再生手段と暖房作動時における室内の空気加熱手段に電熱ヒーターを用いているため、以下に記載する欠点がある。
すなわち、▲1▼電熱ヒーターは湿気に弱いため耐熱性、耐久性が劣る、▲2▼ヒーターの絶縁を必要としコストが高くつく、▲3▼別途ブロワなどを必要とするためコンパクト化できないなどの欠点がある。
【0006】
本発明はこのような従来技術の欠点を解消するためになされたもので、耐熱性、耐久性に優れ、かつ維持運転コストを低減でき、装置のコンパクト化をはかることができる加熱手段を用いた空調装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る空調装置は、室内に流入する空気を吸湿加熱して放出するゼオライト反応槽と、該ゼオライト反応槽から放出される低湿高温の空気と前記室内から放出される空気との熱交換を行う熱交換器と、前記ゼオライト反応槽から放出され前記熱交換により温度が低下した低湿の空気を低温の空気にする加湿装置と、冷房動作時には前記加湿装置から放出される空気を、暖房作動時には前記室内から放出され、前記熱交換により温度が上昇した空気をそれぞれ選択して前記室内に流入させる流入空気選択手段と、前記室内から放出される空気を前記熱交換器に流入させる空気送出手段と、冷房動作時には前記室内から放出される空気を、暖房作動時には前記加湿装置から放出される空気をそれぞれ選択して前記ゼオライト反応槽に流入させる返還選択手段と、前記ゼオライト反応槽を加熱する再生手段とを有する空調装置において、前記ゼオライト反応槽の再生手段と、暖房作動時における室内の空気加熱手段にマグネット式ヒーターを用いたことを特徴とするものである。
【0008】
本発明におけるマグネット式ヒーターは、磁石と導体間に形成される磁路をせん断することにより導体側に発生するスリップ発熱を熱媒体用流体に熱交換する方式であり、具体的には磁石と導体を僅かなギャップを隔てて対向配置し、該磁石と導体を相対的に回転させることによって導体に生じるスリップ発熱で熱媒体用流体を加熱する方式である。このマグネット式ヒーターは熱媒体用流体の温度を短時間に高温まで上昇させることができ、かつ耐熱性に優れるという特徴を有する。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1〜図3は本発明に係る空調装置の一実施例を示す動作の説明図で、図1は冷房動作を説明するブロック図、図2は暖房動作を説明するブロック図、図3はゼオライトの再生動作を説明するブロック図である。また、図4〜図7は同上実施例におけるマグネット式ヒーターを例示したもので、図4は遠心ファンを用いたマグネット式ヒーターを示す縦断側面図、図5は多翼ファンを用いたマグネット式ヒーターを示す縦断側面図、図6は軸流ファンを用いたマグネット式ヒーターを示す縦断側面図、図7は斜流ファンを用いたマグネット式ヒーターを示す縦断側面図である。図中、1は空気調整が行われる室、2a〜2hは切換弁、3は仕切弁、5a、5b、5cはブロワ、6はゼオライト反応槽、7は熱交換器、8は加湿装置、9はマグネット式ヒーター、9−1、19−1、29−1、39−1はポンプ本体、S1〜S3は流入口、P1〜P3は放出口である。
【0010】
空気調整が行われる室1には、空気が流入される流入口S1、S2と空気が放出される放出口P1、P2が設けられ、流入口S1は切換弁2dを介して加湿装置8の出力側に接続され、流入口S2は切換弁2fを介して熱交換器7の第2の出力側に接続されている。同様に、放出口P1は切換弁2aを介して切換弁2bに接続され、切換弁2a、2b間が互いに接続されている。切換弁2bにはブロワ5aの入力側が接続され、ブロワ5aの出力側は仕切弁3を介して吸湿発熱動作を行うゼオライト反応槽6の入力側に接続され、ゼオライト反応槽6には切換弁2g、2hおよびブロワ5cを介してマグネット式ヒーター9が接続され、該マグネット式ヒーター9の切換弁2g、2hはそれぞれ室1の放出口P3、流入口S3に接続されている。ゼオライト反応槽6の出力側には切換弁2cを介して熱交換器7の第1の入力側が接続され、熱交換器7の第2の入力側には切換弁2eに接続されたプロワ5bが接続され、熱交換器7の第1の出力側には加湿装置8の入力側が接続されている。室1の空気調整を行う前の待機状態にあっては、仕切弁3は閉じられ、切換弁2cはゼオライト反応槽6側には閉じ、熱交換器7の入力側は大気側に開放し、ゼオライト反応槽6は乾燥状態を保っている。
【0011】
まず、上記待機状態にある室1を冷房する際の動作を図1に基づいて説明すると、まずゼオライト反応槽6の加熱手段に用いているマグネット式ヒーター9をOFFにし、切換弁2g、2hを切換えて室1の放出口P3、流入口S3との連通を遮断する。そして、仕切弁3を開くとともに、切換弁2cを切換えてゼオライト反応槽6の出力側を熱交換器7の入力側に開き、切換弁2eを切換えてブロワ5bの入力側を大気側に開き、切換弁2fを切換えて熱交換器7の第2の出力側に開く。さらに、切換弁2dを切換えて加湿装置8の出力側を流入口S1に開き、切換弁2aと切換弁2dを切換えて、放出口P1をブロワ5aの入力側に開く。
【0012】
このようにすると、室1内の空気は放出口P1から放出され、切換弁2a、2b、ブロワ5a、仕切弁3を介してゼオライト反応槽6に流れ込み、ゼオライト反応槽6内のゼオライトの吸湿作用によって乾燥され、吸湿時のゼオライト反応槽6からの発熱によって、該ゼオライト反応槽6からは低湿度で乾燥しかつ温度の高い空気が放出される。この低湿度で温度の高い空気は、熱交換器7の第1の入力側に供給されて、ブロワ5bによって熱交換器7の第2の入力側から供給される外気と熱交換され、熱交換器7の第1の出力側からは温度がやや低下した乾燥空気が放出される。この温度がやや低下した乾燥空気は、加湿装置8に供給され、該加湿装置8の水を気化するための気化熱を放出してさらに温度が低下し、低温度で適当な湿度を有する空気が切換弁2dを介して流入口S1から室1内へ流入し、室1の快適な冷房が行われる。
【0013】
次に、室1を暖房する際の動作を図2に基づいて説明すると、まずゼオライト反応槽6に接続しているマグネット式ヒーター9をONにし、仕切弁3を開き、切換弁2cを切換えてゼオライト反応槽6の出力側を熱交換器7の入力側に開き、切換弁2eを切換えてブロワ5bの入力側を放出口P2側に開き、切換弁2fを切換えて熱交換器7の第2の出力側を流入口S2側に開く。そして、切換弁2d、2aを切換えて加湿装置8の出力側を前記切換弁2d、2aと2bを介してブロワ5aの入力側に開くととともに、マグネット式ヒーター9側の切換弁2gを切換えて放出口P3側に開き、他方の切換弁2hを切換えて流入口S3側に開く。
【0014】
このようにすると、室1の空気は放出口P2およびP3から放出され、このうち放出口P2から放出された空気は切換弁2eおよびブロワ5bを介して熱交換器7の第2の入力側に供給され、該熱交換器7でゼオライト反応槽6の出力側から供給される乾燥した高温度の空気と熱交換され、温度が上昇して暖かくなった空気が該熱交換器の第2の出力側から流出し、切換弁2fを介して流入口S2から室1内に流入する。また、放出口P3から放出された空気は切換弁2gおよびブロワ5cを介してON状態にあるマグネット式ヒーター9に供給され、ここで加熱されて切換弁2hを介して流入口S3から室1内に流入する。したがって、室1内は前記流入口S2および流入口S3から流入する暖かい空気により急速に暖まり、程よい暖房が施される。一方、熱交換器7の第1の出力側から放出される温度が低下し暖かく乾燥した空気は、加湿装置8に供給されて該加湿装置の水に気化熱を与えてより温度が低下するとともに、適度に加湿され、切換弁2d、2a、2b、ブロワ5aおよび仕切弁3を介して再びゼオライト反応槽6に供給される。
【0015】
そして、室1の冷房動作あるいは暖房動作によりゼオライト反応槽6が過度の吸湿状態になると、図3に示すごとく、切換弁2bが大気側とブロワ5a側に開き、仕切弁3が開いて切換え弁2cが大気側に開くととともに、マグネット式ヒーター9側の切換え弁2g、2hが切換えられて室1側の放出口P3および流入口S3と遮断されると同時にゼオライト反応槽6側に開いた状態に設定される。この状態でマグネット式ヒーター9がONにされ、ゼオライト反応槽6が間接的に加熱再生される。
【0016】
なお、ゼオライト反応槽6を複数設置することにより、現在冷房動作あるいは暖房動作を行っていないゼオライト反応槽を再生動作し、現在使用中のゼオライト反応槽6が過度の吸湿状態になった場合に再生動作を完了しているゼオライト反応槽に切換えて使用することも可能である。また、ゼオライト反応槽6の再生動作時に得られた水蒸気を凝縮水として回収し、加湿装置8に戻す事も可能である。
【0017】
次に、本発明におけるマグネット式ヒーターの具体的構造例を図4〜図7に基づいて説明する。
図4は遠心ファンを用いたマグネット式ヒーターを例示したもので、このマグネット式ヒーターは、流体ポンプのポンプホイールに導体を取付けるか、またはポンプホイールを導体製とし、前記導体または導体製のポンプホイールと僅かなギャップを隔てて対向配置する永久磁石を当該ポンプ本体に組込み、前記ポンプホイールの回転により導体に生じるスリップ発熱により当該ポンプ内の流体が加熱される構造となしたもので、ここに例示したものはポンプ本体9−1内に駆動モーター9−2の回転軸9−3に取付けられたポンプホイール9−4のバックプレート9−5を導体製とし、この導体製のバックプレート9−5と僅かなギャップを隔てて対向する環状の永久磁石支持体9−6がポンプ本体9−1に取付けられ、該永久磁石支持体9−6の背面に前記駆動モーター9−2が取付けられている。前記永久磁石支持体9−6にはドーナツ状の永久磁石9−7がヨーク9−7aを介して装着されている。なお、前記導体製のポンプホイールはヒステリシス材あるいは鉄板などの基材の永久磁石9−7側の表面にエディカレント材または磁性材を貼着して構成されている。
【0018】
上記構成のマグネット式ヒーターにおいて、駆動モーター9−2を起動させると、当該ポンプ本体9−1内に流入した流体が矢印で示すように流れると同時に、導体製のバックプレート9−5とポンプ本体1に取付けられた永久磁石支持体9−6の永久磁石9−7との間に形成されている磁路がせん断されて導体製のバックプレート9−5にスリップ発熱が生じる。この導体製のバックプレート9−5に生じた発熱は、ポンプ本体9−1内を流れる流体に熱交換されて加熱され、前記ゼオライト反応槽6の加熱再生や、室1の暖房に供されることとなる。
【0019】
図5に示す多翼ファンを用いたマグネット式ヒーターは、ポンプ本体19−1の背面側に設置した駆動モーター19−2の回転軸19−3に取付けられた筒形の多翼ファン19−4を導体製とし、この筒形多翼ファン19−4の中に該ファンと僅かなギャップを隔てて対向する複数個の永久磁石支持体19−6がポンプ本体19−1の流体入口側内壁に突設されている。前記永久磁石支持体19−6には板状の永久磁石19−7が貼着されている。なお、前記導体製の多翼ファン19−4も図4に示すものと同様、ヒステリシス材あるいは鉄板などの基材の永久磁石9−7側の表面にエディカレント材または磁性材を貼着して構成されている。
【0020】
上記構成のマグネット式ヒーターにおいて、駆動モーター19−2を起動させると、当該ポンプ本体19−1内に流入した流体が矢印で示すように流れると同時に、導体製の筒形多翼ファン19−4とポンプ本体19−1に取付けられた永久磁石支持体19−6の永久磁石19−7との間に形成されている磁路がせん断されて導体製の筒形多翼ファン19−4にスリップ発熱が生じる。この導体製の筒形多翼ファン19−4に生じた発熱は、ポンプ本体19−1内を流れる流体に熱交換されて加熱され、前記ゼオライト反応槽6の加熱再生や、室1の暖房に供されることとなる。
【0021】
また、図6に示す軸流ファンを用いたマグネット式ヒーターは、ポンプ本体29−1の背面側に設置した駆動モーター29−2の回転軸29−3に取付けられた軸流ファン29−4を導体製とし、この軸流ファン29−4と僅かなギャップを隔てて対向する複数個の永久磁石支持体29−6が前記駆動モーター29−2の外周に固定され、永久磁石支持体29−6に永久磁石29−7が取付けられた構造となしている。なお、前記導体製の軸流ファン29−4も図4に示すものと同様、ヒステリシス材あるいは鉄板などの基材の永久磁石側の表面にエディカレント材または磁性材を貼着して構成されている。
【0022】
上記構成のマグネット式ヒーターにおいて、駆動モーター29−2を起動させると、当該ポンプ本体29−1内に流入した流体が矢印で示すように流れると同時に、導体製の軸流ファン29−4とポンプ本体29−1に取付けられた永久磁石支持体29−6の永久磁石29−7との間に形成されている磁路がせん断されて導体製の軸流ファン29−4にスリップ発熱が生じる。この導体製の軸流ファン29−4に生じた発熱は、ポンプ本体29−1内を流れる流体に熱交換されて加熱され、前記ゼオライト反応槽6の加熱再生や、室1の暖房に供されることとなる。
【0023】
さらに、図7に示す斜流ファンを用いたマグネット式ヒーターは、構造的には前記図6に示す軸流ファンを用いたマグネット式ヒーターと同様であり、ポンプ本体39−1の背面側に設置した駆動モーター39−2の回転軸39−3に取付けられた斜流ファン39−4を導体製とし、この斜流ファン39−4と僅かなギャップを隔てて対向する複数個の永久磁石支持体39−6が前記駆動モーター39−2の外周に斜流ファン39−4の傾斜に対応するごとく斜めに固定され、永久磁石支持体39−6に永久磁石39−7が取付けられた構造となしている。なお、前記導体製の軸流ファン39−4も図4に示すものと同様、ヒステリシス材あるいは鉄板などの基材の永久磁石側の表面にエディカレント材または磁性材を貼着して構成されている。
【0024】
上記構成のマグネット式ヒーターの作用も前記図6に示す軸流ファンを用いたマグネット式ヒーターと同様、駆動モーター39−2を起動させると、当該ポンプ本体39−1内に流入した流体が矢印で示すように流れると同時に、導体製の斜流ファン39−4とポンプ本体39−1に取付けられた永久磁石支持体39−6の永久磁石39−7との間に形成されている磁路がせん断されて導体製の斜流ファン39−4にスリップ発熱が生じる。この導体製の斜流ファン39−4に生じた発熱は、ポンプ本体39−1内を流れる流体に熱交換されて加熱され、前記ゼオライト反応槽6の加熱再生や、室1の暖房に供されることとなる。
【0025】
なおブロア5cが設けられていれば、マグネット式ヒーターとして既に本出願人より提案された特願平10−114218号、特願平10−132663号、特願平10−132664号、特願平10−146552号、特願平10−146553号、特願平10−153728号、特願平10−167723号などに記載されたマグネット式ヒーターを用いることもできる。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したごとく、本発明によると、以下に記載する効果を奏する。
(1)熱源のマグネット式ヒーターは、電熱ヒーターと異なり湿気に強いので、ヒーターの絶縁が不要となり製造コストが安くつく。
(2)マグネット式ヒーターは、ファン自体を発熱体として用いることができるので、別途ブロワ等が不要となりコンパクト化できる。
(3)熱源にマグネット式ヒーターを用いたことにより、メンテナンスフリー、耐熱性、耐久性が抜群である。
(4)空調装置の冷暖房機能を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空調装置の一実施例を示す動作の説明図で、冷房動作を説明するブロック図である。
【図2】同上実施例の暖房動作を説明するブロック図である。
【図3】同上実施例のゼオライトの再生動作を説明するブロック図である。
【図4】同上実施例における遠心ファンを用いたマグネット式ヒーターを示す縦断側面図である。
【図5】同上実施例における多翼ファンを用いたマグネット式ヒーターを示す縦断側面図である。
【図6】同上実施例における軸流ファンを用いたマグネット式ヒーターを示す縦断側面図である。
【図7】同上実施例における斜流ファンを用いたマグネット式ヒーターを示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 空気調整が行われる室
2a〜2h 切換弁
3 仕切弁
5a、5b ブロワ
6 ゼオライト反応槽
7 熱交換器
8 加湿装置
9 マグネット式ヒーター
9−1、19−1、29−1、39−1 ポンプ本体
S1〜S3 流入口
P1〜P3 放出口

Claims (1)

  1. 室内に流入する空気を吸湿加熱して放出するゼオライト反応槽と、該ゼオライト反応槽から放出される低湿高温の空気と前記室内から放出される空気との熱交換を行う熱交換器と、前記ゼオライト反応槽から放出され前記熱交換により温度が低下した低湿の空気を低温の空気にする加湿装置と、冷房動作時には前記加湿装置から放出される空気を、暖房作動時には前記室内から放出され、前記熱交換により温度が上昇した空気をそれぞれ選択して前記室内に流入させる流入空気選択手段と、前記室内から放出される空気を前記熱交換器に流入させる空気送出手段と、冷房動作時には前記室内から放出される空気を、暖房作動時には前記加湿装置から放出される空気をそれぞれ選択して前記ゼオライト反応槽に流入させる返還選択手段と、前記ゼオライト反応槽を加熱する再生手段とを有する空調装置において、前記ゼオライト反応槽の再生手段と、暖房作動時における室内の空気加熱手段にマグネット式ヒーターを用いたことを特徴とする空調装置。
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