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JP4154020B2 - 現像装置 - Google Patents

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JP4154020B2
JP4154020B2 JP03457798A JP3457798A JP4154020B2 JP 4154020 B2 JP4154020 B2 JP 4154020B2 JP 03457798 A JP03457798 A JP 03457798A JP 3457798 A JP3457798 A JP 3457798A JP 4154020 B2 JP4154020 B2 JP 4154020B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真装置や静電記録装置等に用いられる現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真法としては、米国特許第2297691号明細書、特公昭42−23910号公報、特公昭43−24748号公報等に記載されているような種々の方法が知られているが、一般には、光導電物質を利用して種々の手段によって感光体上に静電潜像を形成し、この静電潜像をトナーを用いて現像してトナー像として顕像化し、このトナー像を紙等の転写材に転写した後、加熱或は溶剤蒸気等によってトナー像を転写材に定着して複写物を得る方法が用いられている。
【0003】
又、トナーを用いて静電潜像を可視化する方法も種々知られている。例えば、米国特許第28744063号明細書に記載されている磁気ブラシ現像法、米国特許第221776号明細書に記載されているパウダークラウド法の他、ファーブラシ現像法、カスケード現像法、液体現像法等、多数の現像法が知られている。
【0004】
上記現像法の中でも特にトナーとキャリアを主体とする現像剤を用いる磁気ブラシ現像法とカスケード現像法が広く実用化されている。これらの方法は何れも比較的安定して高質画像が得られる優れた現像方法である。
【0005】
しかし、上記何れの現像方法も2成分現像剤に特有なキャリアの劣化、トナーとキャリアの混合比の変動、装置の複雑化、トナーの飛散、キャリアによる筋ムラ等の共通の欠点を有する。
【0006】
上記欠点を解消するためにトナーのみより成る1成分現像剤を用いる現像方法が各種提案されている。例えば、米国特許第3909258号明細書には、電気的に導電性を有する磁性トナーを用いて現像する方法が提案されているが、この方法は、内部に磁性を有する円筒状の導電性スリーブに導電性磁性現像剤を担持せしめ、これを静電像に接触させて現像するものである。この際、現像部においてトナー粒子により記録体表面とスリーブ表面の間に導電路が形成され、この導電路を経てスリーブよりトナー粒子に電荷が導かれ、静電像画像部との間のクーロン力によりトナー粒子が画像部に付着して現像される。この導電性磁性トナーを用いる現像方法は、従来の2成分現像法に関する問題点を解決した優れた方法である反面、トナーが導電性であるために現像した画像を記録体から普通紙等の最終的な支持部材へ静電的に転写することが困難であるという欠点を有している。
【0007】
上記欠点を解消するために静電的に転写することが可能な高抵抗トナーを用いる現像方法として、トナー粒子の誘電分極を利用した現像方法が特開昭52−94140号公報に示されている。
【0008】
しかし、上記現像方法は、本質的に現像速度が遅く、現像画像の濃度が十分に得られない等の欠点を有しているために実用上困難であった。
【0009】
高抵抗の磁性トナーを用いるその他の現像方法として、トナー粒子相互の摩擦やトナー粒子とスリーブとの摩擦等によってトナー粒子を摩擦帯電し、このトナー粒子を静電保持部材に接触させて現像する方法が知られている。
【0010】
しかし、上記現像方法は、トナー粒子と摩擦部材との接触回数が少ないために摩擦帯電不十分になり易い、或は帯電したトナー粒子とスリーブとのクーロン力が強いときにはトナー粒子がスリーブ上で凝集し易い等の欠点を有しており、この方法には実用上困難な点が多いことが指摘されている。
【0011】
これに対して、特開昭54−43036号公報には上記欠点を解消した新規な現像方法が提案されている。この方法は、スリーブ上にトナーを極めて薄く塗布し、これを摩擦帯電した後、このトナーを磁界の作用下で静電像に極めて近接させ、接触させることなく対向させて現像するものである。この方法によれば、磁性トナーを極めて薄く塗布するという構成を採用することによって磁性トナーとスリーブとの接触機会を増やし、現像に供するに必要な摩擦帯電電荷量をトナーに与えることが可能となる。
【0012】
上記1成分現像方式の電荷付与に対する本発明者等の検討によると、1成分現像方式の電荷付与部でのトナーの挙動は以下のようになっていることが分かった。
【0013】
図5に磁性1成分トナーを用いた現像装置の一例を示す。
【0014】
即ち、図5は現像装置3の断面図であり、同図中、1aは非磁性部材を用いた現像スリーブであり、これは図示矢印方向に回転可能に設置されている。又、1bは現像スリーブ1aの内部に固定された永久磁石、2は磁性部材を用いた磁性ブレード、4は搬送部材である。磁性ブレード2は、現像スリーブ1aに対してその距離が一定値Wになるように配置されている。尚、一般的には距離Wは100μm〜1mmの範囲内の値に設定される場合が多い。
【0015】
図5に示した現像装置3において、磁性1成分トナーTは現像スリーブ1a上に薄層コーティングされるが、このトナー層の層厚は図7に示すカットラインLの位置によって決定される。
【0016】
本発明者等の検討によると、現像スリーブ1aと磁性ブレード2の間を磁性トナーTが通過する際に該磁性トナーTに電荷が付与されることが分かった。又、そのときの磁性トナーTの挙動は以下のようになっていることが分かった。
【0017】
図6に示すように、現像スリーブ1aと磁性ブレード2を結ぶ直線に垂直な平面を考え、磁性ブレード2に近い面をS1とし、現像スリーブ1aに近い面をS2とすると、一般的に磁性ブレード2の幅は永久磁石1bの幅に比べて狭く設定されているため、S1面、S2面でのそれぞれの磁束密度を考えると、S1面での磁束密度はS2面での磁束密度より大きくなる。従って、磁性トナーTは現像スリーブ1aと磁性ブレード2との間で図6の矢印方向の力、即ち、磁性ブレード2側への力を受ける。
【0018】
従って、図6に示すように、磁性トナーTは穂(図7に示すB状態)を形成し、且つ、その穂は磁性ブレード2から現像スリーブ1a方向に形成される。磁性トナーTへの帯電付与は、現像スリーブ1aと磁性ブレード2から形成された穂の先端のトナーt1とが接触することによって先端のトナーに電荷が付与されることによってなされる。
【0019】
又、現像スリーブ1aと磁性ブレード2との間でのトナーの搬送は以下のようになっていることが分かった。
【0020】
前述のように、現像スリーブ1aと接触した穂の先端のトナーt1には電荷が付与されるため、鏡映力による現像スリーブ1a方向への力が働き、現像スリーブ1aとの摩擦力によって現像スリーブ1aの回転方向への搬送力が与えられる。
【0021】
又、トナー同士には互いに或る程度の凝集力が働いているため、トナーt1に接しているトナーt2にも凝集力を介在した搬送力が生じる。又、上層部のトナーt3にも同様に凝集力を介在した搬送力が生じる。
【0022】
しかし、現像スリーブ1aと磁性ブレード2との間には、前述したように、磁性ブレード2の方向への磁力もトナーには作用している。従って、トナーに作用する搬送力が上記磁力に打ち勝つ所、即ち、図7に示すカットラインLの所でトナーの穂はちぎれ、現像スリーブ1a上に残ったトナーが現像スリーブ1aの回転方向に搬送される。
【0023】
従って、磁性トナーの凝集度が高い系や必要な摩擦帯電電荷量を得るための必要接触回数が多い磁性トナーを用いる系等においては、現像スリーブに接触していない帯電不十分なトナーが現像領域に搬送され、帯電不良に伴う画像不良が生じ易いという問題があった。
【0024】
上記問題を解決するため、本発明者等は、図8に示したような磁性トナーを有する現像剤と、磁性トナーを表面に担持する回転可能に配置された現像剤担持体である現像スリーブ1aと、該現像スリーブ1aの内部に配設された永久磁石1bと、現像スリーブ1a上の磁性トナーの塗布量を規制する現像剤規制体6aとを備え、現像剤規制部において磁性トナーに互いに逆方向に少なくとも2つ以上の搬送力を与え、これらの搬送力のうち少なくとも1つは現像領域方向に搬送する力で、且つ、その搬送力は主にトナーの帯電電荷量に依存した力とし、且つ、現像領域方向以外の方向に働く搬送力を現像剤規制体6aから磁性トナーに作用する磁力に依存する力とし、帯電していない磁性トナーに現像領域方向への搬送力を与えない現像装置3を提案した。その結果、十分に帯電した磁性トナーのみを現像スリーブ1a表面に均一にコートし、現像領域に十分に帯電した磁性トナーのみを搬送することが可能となった。尚、図8において、9は静電潜像担持体である感光ドラムである。
【0025】
斯かる現像装置3における非接触型の端部トナー漏れ防止部材として、現像スリーブ1aと現像剤規制体6aの周を3の字型にカバーする磁性材料から成る図9に示すような磁性シール部材7を本発明者等は考案した。
【0026】
図9に示した磁性シール部材7は、図8に示す現像剤規制体6a側のエッジ部Aで現像剤規制体6a内の磁極N61部で前記磁性ブレード2によるトナーコートと同様の効果によって当該磁性シール部材7の幅とほぼ同等の領域で現像剤規制体6aに磁性トナーをコートする。このコートされた磁性トナーは現像スリーブ1aと現像剤規制体6aの対向部を通って現像容器内に戻され、現像スリーブ1aと現像剤規制体6aの対向部の磁性シール部材7のエッジ部Bで再び拘束され、現像剤規制体6a端部のトナー漏れが防がれるよう構成されている。
【0027】
又、現像スリーブ1a側では該現像スリーブ1aと現像規制体6aの対向部の磁性シール部材7のエッジ部Bで前記磁性ブレード2によるトナーコートと同様な現象が発生し、現像スリーブ1a上をトナーがコートされ、磁性シール部材7のエッジ部Cで再び拘束されて現像スリーブ1a端部のトナー漏れが防がれる構成となっている。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記端部トナー漏れ防止部材としての磁性シール部材7を使用した現像装置3において、磁性トナーの磁化量が小さい場合や磁性トナーの凝集度が高い場合等には、現像剤規制体6aに磁性シール部材7によりコートされるトナーの幅が磁性シール部材7の幅よりも太くなり、現像剤規制体6a側にコートされた現像容器内に戻るべきトナーが磁性シール部材7のエッジ部Bで磁性シール部材7の現像スリーブ1aと現像剤規制体6aの端部側の側面側に漏れ、現像スリーブ1aと現像剤規制体6aの端部の内部に永久磁石1b,6bの存在しない領域でトナーが漏れる場合があった。
【0029】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、現像容器の端部トナー漏れを磁性トナーの磁化量や凝集度等に拘らず防ぐことができる現像装置を提供することにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、磁性体を含有する磁性トナーと、該磁性トナーを含む現像剤により静電潜像担持体上の静電潜像を現像する装置であって、
磁性体を含有する磁性トナーを含む現像剤と、該現像剤を収容する現像容器と、現像剤を表面に担持して現像剤担持体と静電潜像担持体との対向部である現像領域に搬送する回転可能に配置された現像剤担持体と、該現像剤担持体内部に静止配置された永久磁石と、現像剤担持体上の現像剤の塗布量を規制する磁力を有する部材を含み回転可能に配置された現像剤規制体とを備え、且つ、現像剤規制部において磁性トナーに互いに逆方向に少なくとも2つ以上の搬送力を与え、該搬送力のうち少なくとも1つは現像領域方向に搬送する力で、且つ、その搬送力は主にトナーの帯電電荷量に依存した力とし、現像領域方向以外の方向に働く搬送力を前記現像剤規制体から磁性トナーに作用する磁力に依存する力とし、端部トナー漏れ防止部材として磁性体から成る部材を用いる現像装置において、前記現像剤規制体は、前記現像剤担持体との対向部において、現像剤担持体と反対方向に移動しており、現像剤規制体側の端部トナー漏れ防止部材は、現像剤担持体側の端部トナー漏れ防止部材よりも、現像剤規制体の回転軸方向の内側に配設したことを特徴とする。
【0031】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、現像剤規制体側の端部トナー漏れ防止部材と現像剤担持体側の端部トナー漏れ防止部材を独立した部材で構成したことを特徴とする。
【0032】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、現像剤規制体側の端部トナー漏れ防止部材と現像剤担持体側の端部トナー漏れ防止部材を一体化した部材で構成したことを特徴とする。
【0033】
請求項4記載の発明は、請求項1,2又は3記載の発明において、前記現像剤規制体を磁性体で構成するとともに、該現像剤規制体の幅を前記現像剤担持体内部の現像剤規制体と対向する永久磁石の1つの磁極の磁束密度のピーク値に対して50%以上の値を示す領域の幅よりも狭くしたことを特徴とする。
【0034】
従って、本発明によれば、現像領域方向に働く搬送力を主にトナーの帯電電荷量に依存した力とし、現像領域以外の方向に働く搬送力を現像剤規制体から磁性トナーに作用する磁力に依存した力とすることによって、十分に帯電した磁性トナーのみを現像剤担持体上に搬送することが可能となる。
【0035】
又、現像剤規制体側の端部トナー漏れ防止部材が現像剤規制体の回転軸方向で現像剤担持体側の端部トナー漏れ防止部材よりも現像領域側に配設されている構成を採ることによって、端部トナー漏れ防止部材幅よりも太くトナーが現像剤規制体にコートされたとしても、トナーは端部トナー漏れ防止部材のエッジ部で端部トナー漏れ防止部材の端部側の側面側に漏れ、現像剤担持体と現像剤規制体の内部に永久磁石の存在しない領域で漏れることはない。この結果、現像容器の端部トナー漏れを磁性トナーの磁化量や凝集度等に拘らず防ぐことができる。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0037】
<実施の形態1>
図1は本発明の実施の形態1に係る現像装置3の断面図であり、同図において、1aは矢印b2方向に回転する現像剤担持体である現像スリーブであって、この現像スリーブ1aはφ20の非磁性金属部材によって構成されている。又、1bは現像スリーブ1aの内部に配設された永久磁石、4は現像装置3内の現像剤を攪拌してこれを現像スリーブ1a方向に搬送するための搬送部材、5は厚さ1.2mmの板状ウレタン材質のスクレーパである。更に、6aは非磁性金属部材で構成されるφ20の現像剤規制体、6bは現像剤規制体6aの内部に配設された永久磁石、7は磁性体から成る磁性シール部材である。尚、9は静電潜像担持体である感光ドラムである。
【0038】
上記現像剤規制体6aは現像スリーブ1aの近傍に該現像スリーブ1aの回転方向b2と同方向の矢印b1方向に回転可能に配されている。
【0039】
本実施の形態においては、現像スリーブ1aと現像剤規制体6aの対向位置に配された永久磁石1b内の磁極N11に近接対向するよう配された永久磁石6b内の磁極S61の磁束密度を800Gauss 、磁極N11の磁束密度を900Gauss とし、且つ、各々の磁極S61,N11の磁束密度のピーク値に対して50%以上の値を示す領域の幅(便宜上、50%値と称する)を比を、
(磁極S61の50%値)/(磁極N11の50%値)≦1.0
(好ましくは(磁極S61の50%値)/(磁極N11の50%値)≦0.8)
とし、本実施の形態においては、
(磁極S61の50%値)/(磁極N11の50%値)≒0.8
とすることにより、磁極S61と磁極N11との間で形成される磁場の磁束密度の変化が現像スリーブ1aから現像剤規制体6a側に向かって磁束密度が高くなる構成とした。
【0040】
本実施の形態では、磁性シール部材7は図2に示すように現像剤規制体6a側の部分(b)が現像スリーブ1a側の部分(a)よりも現像領域側になるように構成され、それぞれの部分(a) ,(b)の幅は1.5mmに設定されている。又、現像スリーブ1aと現像剤規制体6aの距離W(図1参照)は100μm〜2mmの範囲に設定されている。そして、本実施の形態では、磁性シール部材7は現像スリーブ1a側の部分(a)と現像剤規制体6a側の部分(b)が一体化した構造となっている。
【0041】
ところで、磁性トナーとしては、重量平均径が5μm以上、内添される磁性体の重量が当該磁性トナーの重量の10%以上の負帯電性トナーを使用した。
【0042】
而して、図1に示すように構成された現像装置3においては、現像領域方向への搬送力は以下のようにして得られる。
【0043】
即ち、現像装置3内の磁性トナーは撹拌部材4によって現像スリーブ1a方向に搬送され、永久磁石1bにより現像スリーブ1aに保持される。その際に現像スリーブ1a表面近傍に存在する磁性トナーは現像スリーブ1a表面との摩擦により帯電され、帯電した磁性トナーはそれ自身の電荷による鏡映力によって現像スリーブ1a表面に保持され、これらの十分に帯電した磁性トナーは帯電電荷量に依存する鏡映力と現像スリーブ1a表面の摩擦力によって現像スリーブ1aの回転に伴う現像領域方向への搬送力を得る。
【0044】
又、現像領域方向外の搬送力は以下のようにして与えられる。
【0045】
即ち、現像スリーブ1aから現像剤規制体6a側に向かって磁束密度が高くなっているため、現像スリーブ1aと現像剤規制体6aとの間に存在する磁性トナーには現像スリーブ1aから現像剤規制体6a側への磁気力が働く。そして、現像剤規制体6aを現像スリーブ1aと同方向である図1の矢印b1方向に回転させる構成としているため、現像剤規制体6a表面に磁気力によって保持された磁性トナーには前記磁界による力と現像剤規制体6a表面との摩擦力によって現像剤規制体6aから現像装置3内方向への搬送力が与えられる。
【0046】
現像スリーブ1a、現像剤規制体6aの各々の端部では、磁性シール部材7のエッジ部A,B,Cへの磁力の集中が起き、磁性トナーはそこでトナーチェーンを形成して磁気的に拘束されている。そして、現像スリーブ1a及び現像剤規制体6a表面の摩擦力と搬送されて来る磁性トナーの圧力によってトナーチェーンを形成していた磁性トナーは現像スリーブ1aと現像剤規制体6a表面を帯状にコートし、現像剤規制体6a表面を帯状にコートした磁性トナーは現像スリーブ1aと現像剤規制体6aの対向部に戻っていき、この対向部の磁性シール部材7のエッジ部Bに再び拘束される。
【0047】
上記現像剤規制体6aに帯状にコートされている磁性トナーが磁性シール部材7のエッジ部Bに戻って来た際に、従来の磁性シール部材7(図8及び図9参照)では、エッジ部Bでは現像スリーブ1aの回転に伴い該現像スリーブ1a上に現像剤規制体6aと同様に帯状に磁性トナーがコートされる。この現像スリーブ1aに帯状にコートされた磁性トナーと現像剤規制体6aに帯状にコートされた磁性トナーがエッジ部Bで衝突し、その結果としてエッジ部Bで磁性シール部材7の現像スリーブ1aの端部側の側面にトナーが押しやられて端部トナー漏れが生じる場合があった。
【0048】
而して、本実施の形態では、現像剤規制体6a側に帯状にコートされた磁性トナーは、現像スリーブ1aと現像剤規制体6aの対向部に戻って来た際にエッジ部Bで内側(現像容器内側)に拘束される。そのため、磁性シール部材7により現像スリーブ1a上にコートされる帯状の磁性トナーと衝突した場合、現像剤規制体6a側にコートされている帯状の磁性トナーが押しやられる方向は現像容器の内側となり、磁性シール部材7の現像スリーブ1a側の端部に磁性トナーが漏れることはない。
【0049】
従って、現像容器の端部トナー漏れを磁性トナーの磁化量、凝集度等に拘らず防止することが可能になった。
【0050】
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態2を図3に基づいて説明する。尚、図3は本発明の実施の形態2に係る現像装置で用いた磁性シール部材の斜視図である。
【0051】
本実施の形態に係る現像装置3の構成は実施の形態1のそれと同様であるため、以下の説明では図1に示したと同一要素には同一符号を用いる。
【0052】
本実施の形態で用いた磁性シール部材7では、現像スリーブ1a側の部分(a)と現像剤規制体6a側(b)の部分がそれぞれ独立しており、(a)部分と(b)部分の間隔は50〜300μmに設定されている。又、磁性シール部材7の(a)部分と(b)部分の幅は共に1.5mmに設定されており、(a)部分が現像スリーブ1aと現像剤規制体6aの回転軸方向で外側に配置されている。
【0053】
而して、上述のように2分割された磁性シール部材7を用いた場合は、現像スリーブ1aと現像剤規制体6aのそれぞれにコートされる帯状の磁性トナーを完全に分離することが可能となり、磁性トナーの磁化量を低く設定した場合等でも実施の形態1と同様の効果が得られ、端部トナー漏れを防ぐことが可能であった。
【0054】
<実施の形態3>
次に、本発明の実施の形態3を図4に基づいて説明する。尚、図4は本発明の実施の形態3に係る現像装置3の断面図である。
【0055】
本実施の形態に係る現像装置3は現像剤規制体6cを除いて実施の形態1に係る現像装置3と同様に構成されており、現像剤規制体6cとしてφ10の磁性金属部材を使用し、現像スリーブ1aと同方向に回転する構成とした。
【0056】
又、端部トナー漏れ防止部材としての磁性シール部材7としては図3に示した実施の形態2と同様の現像スリーブ1a側の部分(a)と現像剤規制体6c側の部分(b)の部分がそれぞれ独立したものを使用し、(a)部分は永久磁石で構成し、(b)部分は磁性体で構成した。
【0057】
而して、本実施の形態においても、実施の形態1及び2と同様の効果が得られ、端部トナー漏れを防止することができた。
【0058】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、磁性体を含有する磁性トナーを含む現像剤と、現像容器と、現像剤担持体と、該現像剤担持体内部に静止配置された永久磁石と、現像剤規制体とを備え、且つ、現像剤規制部において磁性トナーに互いに逆方向に少なくとも2つ以上の搬送力を与え、該搬送力のうち少なくとも1つは現像領域方向に搬送する力で、且つ、その搬送力は主にトナーの帯電電荷量に依存した力とし、現像領域方向以外の方向に働く搬送力を前記現像剤規制体から磁性トナーに作用する磁力に依存する力とし、端部トナー漏れ防止部材として磁性体から成る部材を用いる現像装置において、現像剤規制体側の端部トナー漏れ防止部材を現像剤規制体の回転軸方向で現像剤担持体側の端部トナー漏れ防止部材よりも現像領域側に配設したため、現像容器の端部トナー漏れを磁性トナーの磁化量や凝集度等に拘らず防ぐことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る現像装置の断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る現像装置に使用された磁性シール部材の斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係る現像装置に使用された磁性シール部材の斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態3に係る現像装置の断面図である。
【図5】従来の現像装置の断面図である。
【図6】現像剤規制部での磁束密度の説明図である。
【図7】現像剤規制部でのトナーの挙動を説明する図である。
【図8】従来の現像装置の断面図である。
【図9】従来の現像装置に使用された磁性シール部材の斜視図である。
【符号の説明】
1a 現像スリーブ(現像剤担持体)
1b 永久磁石
3 現像装置
6a,6c 現像剤規制体
6b 永久磁石
7 磁性シール部材(端部トナー漏れ防止部材)
9 感光ドラム(静電潜像担持体)

Claims (4)

  1. 磁性体を含有する磁性トナーと、該磁性トナーを含む現像剤により静電潜像担持体上の静電潜像を現像する装置であって、
    磁性体を含有する磁性トナーを含む現像剤と、該現像剤を収容する現像容器と、現像剤を表面に担持して現像剤担持体と静電潜像担持体との対向部である現像領域に搬送する回転可能に配置された現像剤担持体と、該現像剤担持体内部に静止配置された永久磁石と、現像剤担持体上の現像剤の塗布量を規制する磁力を有する部材を含み回転可能に配置された現像剤規制体とを備え、且つ、現像剤規制部において磁性トナーに互いに逆方向に少なくとも2つ以上の搬送力を与え、該搬送力のうち少なくとも1つは現像領域方向に搬送する力で、且つ、その搬送力は主にトナーの帯電電荷量に依存した力とし、現像領域方向以外の方向に働く搬送力を前記現像剤規制体から磁性トナーに作用する磁力に依存する力とし、端部トナー漏れ防止部材として磁性体から成る部材を用いる現像装置において、
    前記現像剤規制体は、前記現像剤担持体との対向部において、現像剤担持体と反対方向に移動しており、
    現像剤規制体側の端部トナー漏れ防止部材は、現像剤担持体側の端部トナー漏れ防止部材よりも、現像剤規制体の回転軸方向の内側に配設したことを特徴とする現像装置。
  2. 現像剤規制体側の端部トナー漏れ防止部材と現像剤担持体側の端部トナー漏れ防止部材を独立した部材で構成したことを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  3. 現像剤規制体側の端部トナー漏れ防止部材と現像剤担持体側の端部トナー漏れ防止部材を一体化した部材で構成したことを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  4. 前記現像剤規制体を磁性体で構成するとともに、該現像剤規制体の幅を前記現像剤担持体内部の現像剤規制体と対向する永久磁石の1つの磁極の磁束密度のピーク値に対して50%以上の値を示す領域の幅よりも狭くしたことを特徴とする請求項1,2又は3記載の現像装置。
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