JP4143272B2 - 角度調整機構を有するホルダー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はプラズマディスプレイ等のような大表面積を有する偏平物品を対象物としてそれを壁面あるいは支柱に保持するホルダーに関し、該対象物品を壁面あるいは支柱に保持したままで簡便な動作でもって角度調整を行うとするものである。
以下、対象物品をプラズマディスプレイとした場合を例にとって説明する。
【0002】
【従来の技術】
プラズマディスプレイはテレビに使用されているブラウン管に代わる次世代の表示ディバイスであって、大画面であるにもかかわらず、その厚さ(奥行き)は非常に薄く、壁面に取り付けることが可能であって、居住空間の有効利用を図ることができる利点がある。
【0003】
かかる機器は、壁掛けタイプや据え置きを可能とするスタンドタイプ、あるいは教室やホールに最適な天吊りタイプ等様々なものが提案されているが、何れのものも、取り付けるべき部分に固定する、専用の取り付け金具が必要不可欠になっている。
【0004】
ところで、通常、この種の物品に使用される取り付け金具は、取り付ける対象物を壁面等に単に固定するものであって、使用状況に応じて対象物の向き(角度)を変えることが不可能であった。
【0005】
この点に関しては、取り付け金具を、壁側に固定されるベースフレームと、このベースフレームに揺動可能に連結するとともに対象物を保持する可動フレームにて構成し、可動フレームから延びるアームをベースフレームに設けられた複数の開口の中から選んだ1つの開口と係合させ、それらをねじ止め連結することによって該可動フレームの傾きを、例えば0°、5°10°というように段階的に調整する、図7に示すような構造のものも知られている。しかしながらこのタイプの取り付け金具は、可動フレームを対象物品とともに支えた状態で可動フレームの傾きを調整するものであるから、作業が大がかりとなり、調整のための時間も比較的長時間を要する不具合がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、プラズマディスプレイのような対象物品を壁面あるいは支柱に保持したままで簡便な動作でもって迅速に角度調整を行うことができる新規なホルダーを提案するところにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、対象物品を壁面若しくは支柱に保持するホルダーであって、
壁面若しくは支柱に直接固定されるベースフレームと、対象物品を固定支持する支持フレームと、対象物品を固定支持したままで支持フレームをベースフレーム上で傾動可能に連結して該対象物品のベースフレームに対する角度の変更を可能とする角度調整機構とを備え、
前記角度調整機構は、一端がベースフレームにつながっており他端が枢軸を介して支持フレームに連結し、初期状態で支持フレームを、べースフレームと平行な姿勢に保持する一方、支持フレームの壁面又は支柱へ向かう押圧にて対象物品を固定支持したままで該支持フレームを枢軸を中心にしてベースフレームに対して傾動させるメインアームと、枢軸を介してベースフレーム及び支持フレームのそれぞれに揺動可能に連結しメインアームの枢軸を支点にした支持フレームの傾動にしたがい段階的に伸縮するとともにメインアームにかかる荷重の一部分を負担するラチェット式のスライドアームからなる、ことを特徴とする角度調整機構を有するホルダーである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明をより具体的に説明する。
図1(a)(b)は本発明に従うホルダーの正面および側面を示したものである。
図における番号1は壁面若しくは支柱に直接固定されるベースフレームである。このベースフレーム1にはその周りに複数の貫通口1aが設けられていて、この貫通口1aにねじ等の締結手段を配置して固定することができるようになっている。
【0009】
また、2はプラズマディスプレイ等の対象物品を固定保持する支持フレームである。この支持フレーム2にはこの例ではその四隅にフック2aを設けてあり、このフック2aにて対象物品を引っ掛けて固定保持するようになっている。
【0010】
また、3は角度調整機構であって、この角度調整機構3はメインアーム3aとラチェット式のスライドアーム3bからなる。
【0011】
角度調整機構3のうち、メインアーム3aは一端がベースフレーム1につながっていて、他端が枢軸4を介して支持フレーム2に連結していて、支持フレーム2は対象物を固定支持したままで該枢軸4を軸にしてベースフレーム1に対して傾動することができる。
【0012】
スライドアーム3bについては枢軸5、6を介してベースフレーム1及び支持フレーム2のそれぞれに揺動可能に連結しており、メインアームの枢軸4を支点にした支持フレーム2の傾動に従い段階的に伸縮するとともにメインアーム3aにかかる荷重の一部分を負担するようになっている。
【0013】
スライドアーム3bは例えば一定の長さを有するシースSとこのシースS内でスライドするスライダーS1とにて構成することができるものであり、その何れか一方に直列配置になる複数の凹部を設け、もう一方に該凹部において一方向のみ(延びる方向若しは縮む方向)に係合する係合片を設けてラチェット機構を形成し、これによって支持フレーム2の任意における角度を確実に保持する。スライドアーム3bの凹部と係合片との係合は、スライドアーム3aが最も伸びた状態において解除することができる。
【0014】
上掲図1(b)では、ベースフレーム1と支持フレーム2が平行に配置された状態にあり、ここにプラズマディスプレイを取り付けるとその画面は壁面と平行になるが、支持フレーム2の上端部をさらに壁面に向けて押圧すると、スライドアーム3bの凹部と係合片の係合が解除され、支持フレーム2が図2に示すように枢軸4を中心にして、最も傾動度合いが大きい状態(角度が最大になる)まで倒れ込むことになる。
【0015】
ここからさらに支持フレーム2を押し上げていくと、スライドアーム3bの凹部が係合片と段階的に係合していき、支持フレーム2とベースフレーム1が平行になるまではどの位置で押圧動作をやめようとも、その傾動姿勢のままで支持フレーム2が保持され、簡単に角度の変更が行えることになる。
【0016】
支持フレーム2を初期状態、すなわちベースフレーム1と平行になる姿勢に復帰させるには、スライドアーム3bが最も伸びた状態になるように支持フレーム2をベースフレーム1に向けて押し上げてやればよい。
【0017】
図3に本発明に従うホルダーの斜視図を示す。
【0018】
図4は本発明に従うホルダーをキャリアブルスタンドの支柱7に設置した例を示したものである。このようなスタンドを用いると重量のある対象物であっても簡単に設置位置を変更することが可能であり、設置位置の変更に併せて適宜に角度調整を行うことができる。
【0019】
図5は本発明に従うホルダーにつき、天吊りタイプの支柱8に取り付けた例を示したものである。支柱8をその軸心の周りで回転できるようにしておくことにより、角度調整だけでなく必要に応じてホルダーの向きを変えることができる利点がある。
【0020】
支持フレーム2は、図6(a)(b)に示すような構成、すなわち、ボルト2bによる固定を可能とするものを適用することもでき、本発明のホルダーは上掲図1に示したものに限定はされない。
【0021】
フック2aについては、単に引っ掛けるものであってもよいし、引っ掛け状態でねじ止めするものであってもよい。
【0022】
ホルダーを構成する素材は金属材料(鋼板等)を使用することができるが、本発明はこれにのみ限定はされるものではなく、用途に応じて適宜に変更される。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、壁面やスタンドに取り付けられたプラズマディスプレイ等の対象物品の角度を単純な動作でもって迅速に変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)(b)は本発明に従うホルダーの構成説明図である。
【図2】 図1に示したホルダーを傾動させた状態を示した図である。
【図3】 図1に示したホルダーの外観斜視図である。
【図4】 本発明に従うホルダーをスタンドの支柱に取り付けた例を示した図である。
【図5】 本発明に従うホルダーを天吊りタイプの支柱に取り付けた例を示した図である。
【図6】 (a)(b)は本発明に従うホルダーの他の例を示した図である。
【図7】 従来構造になる取り付け金具の構成を示した図である。
【符号の説明】
1 ベースフレーム
1a 貫通口
2 支持フレーム
2a フック
3 角度調整機構
3a メインアーム
3b スライドアーム
4 枢軸
5 枢軸
6 枢軸
7 支柱
8 支柱
9 ベースフレーム
10 可動フレーム
11 アーム
12 開口
S シース
S1 スライダー
W 壁面
Claims (1)
- 対象物品を壁面若しくは支柱に保持するホルダーであって、
壁面若しくは支柱に直接固定されるベースフレーム(1)と、対象物品を固定支持する支持フレーム(2)と、対象物品を固定支持したままで支持フレーム(2)をベースフレーム(1)上で傾動可能に連結して該対象物品のベースフレーム(1)に対する角度の変更を可能とする角度調整機構(3)とを備え、
前記角度調整機構(3)は、一端がベースフレーム(1)につながっており他端が枢軸(4)を介して支持フレーム(2)に連結し、初期状態で支持フレーム(2)を、べースフレーム(1)と平行な姿勢に保持する一方、支持フレーム(2)の壁面又は支柱へ向かう押圧にて対象物品を固定支持したままで該支持フレーム(2)を枢軸(4)を中心にしてベースフレーム(1)に対して傾動させるメインアーム(3a)と、枢軸(5)(6)を介してベースフレーム(1)及び支持フレーム(2)のそれぞれに揺動可能に連結しメインアーム(3a)の枢軸(4)を支点にした支持フレーム(2)の傾動にしたがい段階的に伸縮するとともにメインアーム(3a)にかかる荷重の一部分を負担するラチェット式のスライドアーム(3b)からなる、ことを特徴とする角度調整機構を有するホルダー。
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