JP4133157B2 - コンタクトレンズ用容器及びそれを用いたコンタクトレンズの取り出し方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンタクトレンズ用容器及びそれを用いたコンタクトレンズの取り出し方法に係り、特に、使い捨てタイプのコンタクトレンズを流通させる際に好適に使用される容器及びその容器内からコンタクトレンズを簡単に取り出す方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
含水性または軟質のコンタクトレンズは、硬質コンタクトレンズに比較して装用感が快適で初めてコンタクトレンズを使用する人にとって慣れやすいこと、含水性コンタクトレンズのケア方法がコールド消毒の導入により簡略化されてきたことから、コンタクトレンズ装用人口に占める含水性コンタクトレンズ装用者の割合が増えてきている。含水性コンタクトレンズの中でも、近年急成長を示しているのが、一〜二週間または毎日使い捨てるタイプのいわゆるディスポーザブルレンズである。このタイプのレンズは一般に50〜70%の水を含水して柔軟性を示すが、この含水状態を維持するために、保管、出荷、および店内展示などの過程の間、無菌の生理食塩水等に浸漬される。その種のレンズの保存容器としては、ブリスターケースと呼ばれる半球形状のレンズ収納部を有したプラスチックの包装手段が用いられる。ブリスターケースはレンズを取り出すために包装からひきはがすことができる柔軟なシート材料で収納部を覆っており、収納部の周囲から外側にのびるフランジ表面にシート材が一般的な接着手段(例えば、熱溶着もしくは超音波溶着等)により貼り付いている。こうした簡易包装体であるブリスターケースは、従来のガラスバイアルを使用した流通ケースに較べて取り扱いやすさ、包装コストの低減、保管、運搬に優れるなど、ディスポーザブルレンズだけでなく含水性コンタクトレンズ一般の容器として主流になっている。
【0003】
前記ブリスターケースのレンズ収納部の形状は一般に、長期間の保存中にレンズの変形を防止し、レンズに対する応力がかからないようにレンズの曲率に近い曲率を有している。患者は、このケースからレンズを取り出す際に、保存液中に浸漬されるレンズを収納部内壁を滑らせるようにして指先により取り出すこととなるのであるが、レンズ素材の物性として強度が低い為に、爪の長い人にとっては、慎重に取り出そうとしても簡単に傷が付いたり、破れたりするおそれがあった。こうしたいわゆるコンタクトレンズの取り出し易さを考慮した提案はいくつかなされており、例えば、(a)特開平10−313928号には、レンズ収納部にレンズ凹面部を受ける凸部が設けられているものや、(b)特表2000−504968号には、レンズ収納部が反転可能に成形されておりレンズを保存液中から押し上げて取り出すもの、(c)特表2001−513470号には、レンズ収納部(第一空洞部と表現)と連通する第二空洞部を備え保存液を第二空洞部より捨てた後レンズを取り出すもの、あるいは、(d)特開2002−142838号には、レンズ収納部底面にレンズと異なる曲率をもたせたものなどがある。
【0004】
前記各提案には、それぞれその目的とするコンタクトレンズの取り出し易さを解決している長所と、以下に述べる問題点を有している。(a)に関しては、レンズが輸送・運搬中に凸面の一方向へ偏ってしまうおそれがあり、(b)に関しては、保存液を捨てる際にレンズの流出に注意する事、(c)は、保存液を簡単に捨てられレンズの認識がしやすくなるものの、レンズ収納部にレンズがはりついた状態で残る為に、収納部であるくぼみからレンズをつまみ出す際には傷などが付かないように注意が必要である事、(d)はレンズ収納部に指を入れたときに保存液があふれて他所が濡れてしまう事など、患者にとって使い勝手がよく、レンズに傷を付けることなく取り出すことができるようなブリスターケースの供給が望まれているのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、コンタクトレンズを包含するブリスターケースの包装手段であって、特にコンタクトレンズを収納する収納部と、当該収納部を覆蓋する樹脂製のカバーおよび当該カバーの上から収納部を密封する封止シートからなるコンタクトレンズ用容器から、コンタクトレンズを取り出す際にレンズに傷をつけることなく簡単に取り出すことができる機構を備えた容器および、その容器を用いたレンズの取り出し方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明に係わるブリスターケースは、以下の構成を特徴とする。すなわち、コンタクトレンズを保存するためのケースであって、(a)コンタクトレンズおよび該コンタクトレンズを保存するための溶液を受容することができる収納部を有し、その周辺に外側に延伸するフランジを含む容器本体、(b)該収納部の開口端部周囲に当接して、収納部を覆蓋する樹脂製のカバー(c)該容器に取り外せるように取り付けられ、収納部を前記カバーの上から密封し、実質的に液体を透過しない封止シートとからなり、(d)これらから構成されるレンズ収納空間に、コンタクトレンズ取り出しの際において、2ヶ所以上の貫通孔が形成される部位を有することを特徴とするコンタクトレンズ用容器をその要旨とする。
【0007】
すなわち本発明は、従来のレンズ収納部本体と、収納部を封止するシートとの間に平板状の樹脂製のカバーを介在させ、保存液を捨てる際にレンズを選択的にカバーに付着させるとともに、カバーを開いてレンズを取り出し易くした。このようにレンズを選択的に樹脂製のカバーに付着させるためには、少なくとも保存液排出用の孔がカバーに形成されていることが必要である。また、その孔がレンズの流出を防止する程度の大きさであることが必要であるために、保存液の表面張力等の関係で孔一つだけでは内容液が排出され難く、そこで、開封時に2ヶ所以上の孔が設けられることをその要旨とする。前記したようにカバーには少なくとも一つの孔が形成されるが、他の孔は、カバー、あるいは収納部壁に形成されていてもよい。
【0008】
レンズは収納部と樹脂製のカバーおよび封止シートにより密閉空間に保存され、使用者の手元に渡るまでは、無菌状態を維持する。そして、レンズ装用直前に封止シートをはがし、それとともにカバーには孔が形成されるのである。そして保存液を排出するに際しては以下の手順で実施するのが好ましい。まず、前記カバーに形成される孔が下になるように把持して、収納部壁の中心部分を破断し第二の孔を形成して収納空間への通気孔とし、収納されている保存液を排出するとともに、レンズを樹脂製のカバーに付着させ、当該カバーをはがしてカバー内面に付着するコンタクトレンズを取り出す方法である。この方法によれば、内容液を捨てるに際しレンズの流出のおそれがなく、収納部の半球面上に残る半球面状のレンズを取り出す従来操作に較べて、平坦な面であるカバー内面に付着するレンズを容易に取り扱うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明に従うコンタクトレンズ用容器は、半球形状のレンズ収納部を有する成形されたプラスチックの基板からなり、一般に射出成形や熱圧縮成形によって例えばポリプロピレン、ポリエチレン、エチレンビニルアセテート、ポリスチレン、ナイロンなどのような熱可塑性樹脂によって構成される。レンズ収納部の周囲には平面のフランジを有しており、一般にはレンズ収納部の位置がフランジの一端方向にずれている。これは、容器の特定数をひとまとまりとした第二の包装容器(カートン)の中に重ね合わされるので、上下のレンズ収納部が互いのフランジに位置するように配置され、最小の容積になるようにずれているのである。あるいは、前記平面のフランジ部を三角状にして各ケースを相互に逆向きに配置して、収納部同士を入れ子重ね状にお互いを支持するようになっていてもよい。さらには、収納部がフランジに対して中央に位置するようにして構成されていても本発明においてなんら差し支えない。
【0010】
本発明の特徴は、前記レンズ収納部の開口端部周囲に当接して、当該開口部を覆蓋する樹脂製のカバーを付設している点にある。一般のブリスターケースはレンズ収納部を直接柔軟なシートで密閉していたので、シートをはがすとすぐにレンズ収納部が露出される。従って、そのまま保存液を捨てる際にレンズも一緒に捨てられてしまうおそれがある。本発明においては、樹脂製のカバーをしたまま保存液を捨てることができるように、シートをはがした際、カバーに少なくとも一つの貫通孔(第一の孔)を形成し、この孔を通して保存液を排出する。そして保存液の流れと共にレンズがカバー上に残っているために、取り出しに際してレンズに傷をつけることがないのである。ここで、レンズがこの孔を通過しないことが条件となるので、あまり大きな径の孔を開けることはできず、また小さすぎるとそこから保存液を捨て難くなるため、この孔の直径は2〜8mm、好ましくは3〜6mmの範囲に設定される。なお、孔に網状の流出防止構造を形成している場合などは各網目の大きさが前記範囲になるようにすれば良いことはいうまでもない。さらに、この第一の孔に対してレンズが付着してその孔を完全にふさぐようでは、保存液の排出ができないために、例えば収納部側カバー内面の孔の廻りに放射状に溝を形成するあるいは、凹凸を形成してレンズにより密閉されにような構造にしておいても良い。この孔の形状については円形に限定されるものではなく、三角、四角等の多角形であってもよい。
【0011】
カバーに前記第一の貫通孔を設けるのは保存液を排出する際にレンズをカバーに付着させるためであるが、単に一つの孔のみを形成しただけでは、保存液が排出されにくい。そこで、本発明では他に一つ以上(前記と合わせて二つ以上)の貫通孔を形成する。この第二の貫通孔は、カバー周辺部ないしレンズ収納部のいずれに形成されてもよい。カバー周辺部であれば前記第一の貫通孔同様封止シートをはがすと同時に形成されるので、操作の面で好ましいが、保存液排出に際してレンズが収納部内壁に付着して必ずしもカバーに付着しない場合があり得る。一方、レンズ収納部、特に収納底面中心部に第二の貫通孔が形成できるようにしておくと、保存状態においてレンズは収納部中心に位置しているため、底から空気が吹き込まれるようにしてレンズが押され、排液口であるカバーに移動して選択的に付着する。この第二の孔は単に収納空間への通気のための孔であるので、その大きさは小さいものであれば良く、径が1mm程度の大きさであれば充分である。また、収納部壁面に形成される孔については、流通段階では当然閉鎖されているが、破断可能に薄肉で連結された構造とすることが好ましい。
【0012】
樹脂製のカバーの材質は容器本体と同じかあるいは異なる材質であってもよく、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、などのポリオレフィン系の熱可塑性樹脂を用いることが出来る。カバーは平板状でレンズ収納開口端部周囲に当接して、ちょうどマンホールの蓋のように覆い、その上に封止シートを配し、シートを容器本体と接着することによりレンズ収納空間が密閉状態を維持される。カバーには当初から貫通孔が開いた状態であっても、またシートをはがす操作時あるいはシートをはがし終わったのちに、カバーの所定部分を破断するなどにより形成してもよい。カバーには特別機密性を持たせるものではないために、初めから貫通孔を形成しておくことで、シートをはがす操作により、同時に貫通孔を形成するという操作上の利点を有する。
【0013】
容器本体収納部にレンズおよび保存液を収容し、前記カバーによる蓋をしたのち、本発明のコンタクトレンズ用容器は封止シート(例えば、適当なプラスチックとアルミニウム箔のラミネートや、プラスチック層を有するバリア材料を形成する酸化シリコンで構成された単一の柔軟なシートなど)で覆われて、収納部の周りに延展するフランジにヒートシールされ、密封される。この容器からレンズを取り出す方法については、カバーに二つの孔が形成される場合と、収納部壁に第二の貫通孔を形成する場合とで多少異なる。カバーに二つの孔が形成される場合には、シールを完全にはがしたのち、一方の(例えば周辺部に形成された)孔を指先で塞ぎつつ、他方の(カバー中心部の)孔が下方になるように容器を把持し、前記孔を解放することにより保存液を排出して、レンズをカバーに付着させてから取り出す方法、または、カバー側が下方になるようにしてシートをはがし、二つの貫通孔が現れた状態で保存液を排出して、シートをはがしカバーに付着したレンズを取り出す方法がとられる。それに対して、収納部壁に第二の貫通孔を形成する場合では、カバーに形成される孔を露出するところまでシールをはがして、その孔が下方になるように容器を把持し、収納部壁の弱化部を破断することにより第二の孔を形成して、当該孔を通気口として保存液を排出すると同時にレンズをカバーに付着させて取り出す。前記どちらの方法によっても、レンズが収納部に残存することなく、平板状のカバーに付着して取り出されるので、その取り扱いにおいてレンズに傷をつけることなく装用できるのである。ただし、レンズ曲面と収納部曲面が非常に近似している場合において、カバーに二つの貫通孔を設けて排液するときは、レンズが収納部曲面からカバー側に移行しないことがあり得るので、開封前に容器を振るなどしてレンズを収納部曲面から離しておく操作を加えると良い。
【0014】
【実施例】
本発明により構成されたコンタクトレンズ用容器の好適な実施例を添付図面に基づいて以下に具体的に説明する。
【0015】
図1は本発明のコンタクトレンズの収納部13を有する容器本体1と樹脂製のカバー2および封止シート4とを組み立てる前の状態を示した図である。図から判るように、容器本体1はその四方に一体の垂下する周壁部11を有する平面状の本質的に正方形のフランジ12と、このフランジ12の略中心部にレンズ収納部13を含む。一般に無菌生理食塩水中に浸漬されたコンタクトレンズ3の曲率よりも大きい曲率の本質的に半球形である収納部13は、本例ではフランジの中心に位置しているが、長方形のフランジに対して片端側に偏心して構成されていてもよい。収納部13の深さは、コンタクトレンズが保存された状態で搬送、保管されるので、あまりレンズの自由な動きを許容するとレンズが反転したりして却ってレンズの変形を助長するおそれがあるため、収納されるレンズの直径よりは浅く設定されている。また、この容器を置いたときのバランス面から平面上のフランジ12から垂下する周壁部11の高さは、およそ前記収納部13の高さにほぼ等しくされている。
【0016】
カバー2は円盤状をしており、中心部に第一の貫通孔21、周辺部に第二の貫通孔22を有する。本例では、予め各貫通孔が形成されたカバーを例示するが、それぞれの貫通孔が破断可能に敷設されていてもよく、また第二の貫通孔についてはカバーに形成されていなくても、前述したように、収納部13の壁面に破断可能に形成されていてもよい。このように予め貫通孔の形成されたカバーを使用することで、封止シートをはがすだけで簡単に貫通孔を形成することができる点ですぐれている。
【0017】
レンズ収納部13にコンタクトレンズ3を収納し、コンタクトレンズ用保存液を満たしてカバー2の蓋をする。さらにカバー2を覆うように封止シート4を例えば熱または超音波などの接着手段によりシートに対面するフランジ12の表面の適当な領域に接着し、保存液中に浸漬されたコンタクトレンズ3を含有する収納部を密封し保存する。通常収納部13の開口部周辺が接着領域とされるので、カバー2で収納部13を覆った状態で、カバー2の表面高さがフランジ12の表面高さと等しく段差のない移行面を形成することが好ましい。この部分にカバー2の方が高いような段差を生じると、封止シートとフランジ面との接着がうまくいかない或いはシートが波打つようになって見栄えがよくないからである。
【0018】
図2はコンタクトレンズを密封した状態の図1におけるI−I断面を示す。図において封止シート4によりカバー2の貫通孔21、22が封鎖されていることがわかる。そして次図3には、当該容器から保存液を排出し、レンズがカバーに付着する様子を示す。封止シートを二つの貫通孔が現れるまで、はがした状態で、その貫通孔を下にして容器を傾けることにより上側の貫通孔が通気口、下側の貫通孔が保存液排出口として作用する。この図では、周辺部の貫通孔が排出口として作用しているため、レンズがカバー周辺部に付着することになる。レンズは半球面形状であるので、収納部の曲面に対して付着した場合は接触面積が大きくなりやすく指先により取り出しにくいが、本発明例で示すようにカバーの平坦な面に対して付着するレンズは、半球面状であるために接触面積が小さくなり指先により取り出しやすい。この例では、カバー中心部の貫通孔が通気口となっているが、図の上下を逆にした形で把持すれば、周辺部の貫通孔が通気口、中心部が保存液の排出口として作用する。その場合に半分までの保存液は排出されるが、それ以上は容器を徐々に傾け最終的にはカバー側が容器に対して真下になるようにすれば良い。これにより、レンズがカバーの中心部分に付着しやすくなるので、誤ってカバーと容器収納開口端との間で挟んでしまうこともなくなる。
【0019】
図4はカバーの中心部に一つの貫通孔を設け、他の貫通孔はレンズ収納部壁のノッチ14を押すことにより形成する場合の例を示す。まず、封止シートを半分程はがしたところで、カバー側が真下になるように容器を把持する(図4(a))。この状態では、貫通孔21が一つでありその大きさ(径約5mm)の関係から、内部の保存液は排出されない。次いで、ノッチ14を指先により矢印方向に押し下げるようにしてレンズ収納部壁面に第二の貫通孔23を形成する(図4(b))。この貫通孔は、通気口として作用する程度の小さな孔でよい。これによって、容器を逆さに(カバー側を真下に)しただけでは収納部内面にレンズが接したままで移動しなくても、通気口からの空気の流入により強制的にレンズを移動させることができる。特に、レンズ収納部内面の曲率がレンズの曲率に近似している場合は、レンズが薄くて軽いために内容液の抵抗を受け、容器を反転させる或いは適当に容器を振る程度では収納部のレンズを動かすことはできない。しかし、この第二の貫通孔から内部への空気導入により直接レンズを押し下げるように作用するために、レンズをカバー部に移動させやすくなるのである。
【0020】
図5はカバーの構造について示したものである。図5(a)は貫通孔のうち一方(第二貫通孔24)を破断可能な状態でカバーに敷設したもので、予めカバーと当該部分を接着させておくことによりカバーをはがすと同時に破断部も開口される構造となっている。このような構造をとることにより、本発明者が先に出願している特開2002−221696号ないし特開2002−228993号に開示されるようにカバーを水和処理時の蓋として使用する場合に有効である。また図5(b)はカバーの内面に溝26を形成し、レンズが蓋に付着して貫通孔を塞ぎ保存液の排出を阻害する事のないようにしたものである。この中心の第一貫通孔21に対してレンズが完全に覆うこととなっても、レンズとカバーとの間に形成される溝26によって保存液の排出を確保し、かつレンズを付着したカバーから容易に外すことが可能にした。なお、図に示される周溝27は、レンズ収納部開口に対してカバーの蓋をする際に当該開口周囲との係合を考慮した物である。
【0021】
以上、本発明の好ましい態様を図示し、上記具体的な図面を参照として述べてきたが、本発明は上記実施例に限定されることなく、例えば、前記図5に示される周溝は必ずしも設ける必要がなく、貫通孔の数を2以上の多数設定しあるいは、貫通孔がレンズでふさがれることのないように貫通孔の周囲に凹凸を設けるなど、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良などを加えうるものであることが、理解されよう。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係わるコンタクトレンズ用容器によれば、レンズの取り出しに際してレンズの流失を防止しつつ保存液が容易に捨てられるために、保存液により他所を濡らすことがなく、また、レンズがレンズ収納部カバーに付着して取り出すことができる。従って、レンズの取り扱いが容易で、爪などによりレンズを傷つける心配がないため、使用者にとって安心して使えるレンズ用容器を提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明容器の一実施例の組立前を示す斜視図である。
【図2】図2は前記容器の断面図である。
【図3】図3は本発明方法の一実施態様を示す断面図である。
【図4】図4は本発明方法の他の実施態様を示す図である。(a)はシートをはがして容器を逆さに把持した状態、(b)は第二の貫通孔を開けて保存液を排出する状態を示す。
【図5】図5は本発明に用いるカバーの他の例を示す上方からみた平面図である。(a)は他の貫通孔の構造、(b)はカバー内面の形状についてそれぞれ示す。
【符号の説明】
1 容器
2 カバー
3 コンタクトレンズ
4 封止シート
12 フランジ
13 レンズ収納部
14 ノッチ
21 第一貫通孔
22、23、24 第二貫通孔
26 溝
27 周溝
Claims (1)
- コンタクトレンズを保存するための容器であって、
(a)コンタクトレンズおよび該コンタクトレンズを保存するための溶液を受容することができる収納部を有し、その周辺に外側に延伸するフランジを含む容器本体、
(b)該収納部の開口端部周囲に当接して収納部を覆蓋する樹脂製のカバー、
(c)該容器に取り外せるように取り付けられ、収納部を前記カバーの上から密封し、実質的に液体を透過しない封止シートからなり、
(d)これらから構成されるレンズ収納空間に、コンタクトレンズ取り出しの際において、2ヶ所以上の貫通孔が形成される部位を有し、
前記貫通孔のうちの1ヶ所が前記樹脂製のカバー中央部、他の1ヶ所が前記収納部中心部に破断可能に設けられた薄肉連結部の破断により形成されることを特徴とするコンタクトレンズ用容器。
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