JP4126130B2 - 液垂れ防止機能を備えた注出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、本発明は飲料容器に適用される注出装置に関し、より詳しくは飲料の注出動作が終了した後に生じる液垂れを防止する機能を備えている注出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、清涼飲料、ビール等の飲料にあっては、缶、ビンなどの容器の他、比較的容量の大きな樽様の容器が利用されている。一般に、この種の樽容器には、中味の飲料を注出するための注出装置が取りつけられるようになっており、付属の注出レバーを操作することで、中味の飲料を外部に注出できるようにしている。
【0003】
一般に、この手の注出装置は炭酸ガス等のガス圧を利用するもので、このガスを上記樽内に導入し、その押圧力で中味の飲料を外部側に注ぎ出すものである。したがって、飲料容器に注出装置をセッティングして、注出可能な状態になっているときには、注出装置内のガス源(ガスボンベ)から容器内に接続されるガス流通路と、この反対に飲料を外部側に注出するために容器内から注出装置の注出口へと接続される液体流通路が形成されている。
【0004】
そして、実際に飲料を注出する時には、上記注出レバーを倒してこのガス流通路と液体流通路を開き、注出口から出てくる飲料をジョッキなどの器で受け、器が一杯になったならば上記注出レバーを戻して、注出を終了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、飲料を容器から注ぎ出す時に注出装置を使用すれば、容器自体を持つ必要がなく、レバー操作で簡単に注出操作を行うことができ便利である。しかしながら、上述したように容器と注出装置の間には飲料を外部側に注ぎ出すための液体流通路が形成されているので、注出操作が終了して上記注出レバーを戻したときには、この液体流通路内に飲料が残留している。この液体流通路の長さは使用する注出装置の大きさもによるが、数十センチに及ぶ場合がある。
【0006】
そのため、注出操作が終了した後も、この液体流通路内の飲料が注出口からダラダラと漏れ出してしまい、所謂液垂れ、後垂れ等と称されて問題となっていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために、本発明にあっては、飲料を内部に蓄えている飲料容器に接続され、該飲料容器内に注出圧を与えると共に、上記飲料を外部側に注出するために上記飲料容器内の飲料と外部側とを接続する液体流通路が形成され、該流体通路の外部側開放端には上記飲料を外部へ注出するための注出口が設けられている注出装置において、上記注出口の近傍に飲料注出後に生じる液垂れを防止するための液垂れ防止手段が配設されている注出装置として構成されるものである。
【0008】
本発明装置によれば、注出終了後の液垂れを防止できる。これにより、液垂れによる周辺部への汚れの心配や、液垂れを受けるための準備等が不要になる。
そして、より具体的には、前記注出口を支持すると共に、自らが該注出口と前記飲料容器とを連通する前記流体通路の一部を成す支持部材が配設されており、該支持部材内部の上記流体通路の途中で上記注出口の近傍に設けられる立上がり部と、該立上がり部の上部に載置される球体により、前記液垂れ防止手段が形成される注出装置として構成することができる。
【0009】
これにより、立上がり部から注出口までの極めて短い範囲に残る飲料は、注出操作後すぐに出てしまうので、従来のような液垂れの問題から解放されることになる。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る一実施の形態について詳細に説明する。ここでは飲料としてビールを例に取り、例えば2 リットルのビールを蓄えた平面が小判型の樽型容器について説明をするものとする。
また、本発明の注出装置は飲料容器と別体にされており、使用時にこの両者をセッティングしてから使用する形態であってもよいし、或いは予め飲料容器にセッティングされた状態で販売されるような形態であっても良い。
【0011】
ここでは、予め飲料容器と本発明の注出装置がセット状態にある場合について、説明を加えるものとする。
図1は本発明の注出装置1 を飲料容器100 に接続して上から見た概略図である。容器としての樽100 上に一体的に注出装置1 が設置されている。この注出装置1 は樽100 の口部である口金に接続されている。この樽100 に付いては後述する。
【0012】
さて、注出装置1 は注出操作を行うためのレバー10を備えており、このレバー10は回動軸である連動シャフト60を中心に樽100 の上方で約180 度回動可能とされている。ここで、同図に実線で下側に示されるレバー10は販売待機時及び注出動作終了後の待機に当たる停止位置にあり、上側の2点鎖線で示されるレバー10はビールを注出する飲料注出位置にある。
【0013】
上記レバー10の回動に共って、連動シャフト60も回動する。この連動シャフト60の一端には、後述するガスボンベ20をセットするためのカム41A,B とカム42が固定されており、その他端には後述するノズル51を支持するノズルホルダ50をコネクティングロッド62を介して摺動させるためのアーム板61が固定されている。なお、同図ではガスボンベ20とその周辺の詳細は省略され、その詳細は図2に示されている。
【0014】
次に、図2に基づいて、ガスボンベ20周辺のセッティング機構について説明する。同図はガスボンベとそのセティング機構を説明するために、他の部分は省略して示している。同図で示されるようにガスボンベ20はボトル形状を有し、例えば50mlの高圧の液化炭酸ガスが充填されている。このガスボンベ20は注出操作前すなわち販売待機時には未接続の密閉されており、待機状態にある。具体的にはガスボンベ20の頭部はガス接続器具21に進入状態にあるが、このガス接続器具21内にある開栓部材(図示せず)により開栓される直前すなわち底部20b を前方に押し込まれた時に開栓されるような状態で保持されている。なお、このガス接続器具21にガスボンベ20が接続された後は、ガス接続器具21が始点となって後述の樽100 内部まで至るガス流通路が形成される。
【0015】
ガスボンベ20のセティング機構は上記連動シャフト60に固定されているカム41A,B とカム42の回転に伴って行われる。カム42はカム41A,41B に挟まれており、この3個のカムは一体に回転される。カム42は係止爪42t を有しており、上述の待機時にはここで説明をするように培力機構の一部を成す第2リンクプレート44の頭部44t と当接直前の状態とされている。他方のカム41A,41B は摺面カムであり、やはり培力機構の一部を成す第1リンクプレート43に当接するようになっている。
【0016】
上記培力機構は長尺のトグル本体47、クランクレバー46、第1リンクプレート43及び第2リンクプレート44から構成される周知の構成である。図2で明らかなように、上記トグル本体47の一端には上記第1リンクプレート43の一端が回動自在に接続されており、トグル本体47の他端には上記クランクレバー46がその略中央部で回動自在に接続されている。また、このクランクレバー46の一端には上記ガスボンベ20のボンベ底部20b を押し込むための底部支持部材46b が取付けられている。クランクレバー46の他端には上記第2リンクプレート44の一端がが回動自在に接続されている。この第2リンクプレート44の他端側には、上述したように上記カム42の係止爪42t と当接する頭部44t を有している。そして上記第1リンクプレート43の他端が、この第2リンクプレート44の略中央部に接続されている。
【0017】
この図2において、2点鎖線で示される上記係止爪42t と上記頭部44t は上述したレバー10が停止位置にある場合における位置関係を示している。このレバー10が略90度矢印の方向に回転させられた状態を示すのが実線である。この実線の状態はレバー10ほぼ垂直に立上がった状態である。このときには、カム42の係止爪42t と第2リンクプレート44の頭部44t での当接関係が終了し、上記カム41A,41B の摺面が上記第1リンクプレート43の中間を押し下げ始めるようになっている。
【0018】
この状態をガスボンベ20のセッティングという、観点から見ると、レバー10が停止位置にある場合、すなわち2点鎖線で示される上記係止爪42t と上記頭部44t の時には、ボンベ底部20b には、クランクレバー46の底部支持部材46b からの押しこみ力は作用していない。レバー10が矢印のように回転され実線で示される上記係止爪42t と上記頭部44t の位置になるまでの間に、底部支持部材46b はボンベ底部20b を上記ガス接続器具21側に押し込むようになっている。そして、レバー10が略90度回転され、垂直に立った位置でガス流通路の連通がほぼ完了することになる。ところが、この状態では、トグル本体47、クランクレバー46、第1リンクプレート43及び第2リンクプレート44の接続支点X,Y,Z が直線状になっており、不安定である。そこで上述したようにカム42の係止爪42t と第2リンクプレート44の頭部44t との当接状態が終了した状態(図2に示される状態)から、更にレバー10の回転に共なって、上記カム41A,41B の摺面が上記第1リンクプレート43の中間を押し下げて、接続支点Y を下げることでガスボンベ20のセッティング状態を固定化するものである。
【0019】
次に図3及び図4に基づいて、注出口であるノズル51周辺について説明をする。ただし、これらの図はノズル51側から見たものあり、前述の図2はガスボンベ20から見た図であるのでレバー10の回動方向が反対になっている。また、ノズル51周辺以外の部分ついては省略して示している。
さて、上記連動シャフト60に固定されているアーム板61はコネクティングロッド62を介してノズルホルダ50に接続されている。したがって、レバー10の回動動作によりスライダであるノズルホルダ50は水平面で往復動するようになっている。前記ノズル51はこのノズルホルダ50により支持され、レバー10の操作に伴って、樽100 の上部で注出装置1の内側から外側に出没可能になっている。図3はレバー10が停止位置にあり、ノズル51は注出装置1の内側に収納されている状態であり、図4はレバー10がビール注出位置にあり、ノズル51は注出装置1の外側に突出している状態を示している。なお、ここに添付された図では、注出装置1の説明の為に注出装置1を覆うカバーC はが設けられている。ノズル51が注出装置1の内部に収納状態にある時は図3に示されるように、カバーC の一部として形成される水平面Caに接し、ノズル51の開口51a はこの水平面Caにより塞がれた状態で停止している。このようなシャッター構造とすれば本容器を使用していないときに開口51a から塵や虫などの侵入を防止することができる。
【0020】
ここで、レバー10の操作とノズル51の出没との関係について説明を加えると、レバー10が停止位置にある図3からビール注出位置にある図4に至るまでの間で、ノズル51が外側に突出する移動量に変化がある。ここで仮にX- Y軸を考えて、そのX軸にレバー10の移動角度、そのY軸にノズル51の移動量を取るとサインカーブを描くことになる。すなわち、レバー10の停止位置或いはビール注出位置ではノズル51の移動量は少なく、レバー10が立ち上がっている90度前後ではその移動量が大きくなっている。
【0021】
このような構成にしているのは、本注出装置1ではノズル51が移動するため、注出されるビールをジョッキ等の器で容易に受けとめられるようにするためである。すなわち、レバー10の動きが図4に示されるビール注出位置前後で小さくされていれば、ビールを受けるための位置が殆ど動かず、注出が始まる前に凡その位置にジョッキを置けば、後はレバー10による注出操作に集中できるからである。
【0022】
さらに、図3に基づいて、ノズル51及びノズルホルダ50周辺のビールの流通路について説明する。樽100 からビールを外部に出すための液体流通路を成す管路57は、後述する樽の口金部から上記ノズルホルダ50の終端部まで延び、該ノズルホルダ50に接続されている。そして、この管路57は、上述したようにノズルホルダ50がスライダとして前後に移動するためにこれに対応できる自由度をもったチューブ等で構成される。
【0023】
一方、ノズルホルダ50は上記管路57が接続される一端から上記ノズル51が接続される他端(前端側)まで、液体流通路55がその内部に形成されている。この液体流通路55のノズル51接続側には、注出操作終了後に生じる液垂れを防止するための立上がり部52が形成されている。この立上がり部52にはボールB が収納できる程度の空間が形成されている。このボールB は、ビールが液体流通路55を通過する時にはその圧力で浮上してノズル51側にビールを通すが、ビールの流通がないときには上記立上がり部52上に載置して液体流通路55を閉鎖するようになっている。このような構成を採用することで、ビールの注出動作が終了し、図3のようにレバー10を停止位置に戻した以降のビールの後垂れ、すなわち注出後に液体流通路55に残ったビールによる液垂れを最小限に止めることができる。なお、同図で立上がり部52の上方に示される53はキャップであり、このキャップ53を開けて上記ボールB の出し入れが可能とされている。
【0024】
なお本例では、液垂れ防止をボールB を用いて行っているが、これに換えてバネ材で付勢される蓋部材を上記立上がり部52上に配設して同様な機能を持たせてもよい。更に、ここで示した液体流通路55に立上がり部52を設けることが液垂れ防止の唯一の構成ではなく、立上がり部を設けずにコック、バルブ等種々の開閉部材を採用してもよい。
【0025】
また、本例では注出口となるノズル50を移動可能とするために、これを支持するノズルホルダ50が移動可能なスライダとなっている。そして、その内部に液体流通路55が形成された例を示している。しかし、このようにノズル(注出口)が移動することは本発明の注出装置では必須のことではなく、注出口が固定されているものも含めて、液体流通路の途中であって上記注出口の近傍に、実質的に液垂れを防止する手段が配設されればよい。
【0026】
次に、図5、図6及び図7に基づいて、レバー10の操作に伴う、炭酸ガスの流通及びビールの流通並びに樽100 について説明を加える。図5及び図6は再びガスボンベ20(図示せず)側から見た図であり、ここでは注出装置1 の注出ヘッド80と樽100 の口金105 との接続部分、特にガスボンベ20からのガスをガス流通路を介して樽100 内へ導入し、これとは反対に樽100 内のビールを液体流通路を成す管路57へ導く点について説明する。
【0027】
図5において、レバー10は停止位置から直立の90度を経て、注出直前の待機状態にある。注出ヘッド80の内部には上下方向に延びるシリンダ81が形成されており、その内部に上下に可動なスプール70が配設されている。このスプール70は通常(待機時)は付勢手段(図示せず)を有して上方に押し上げられている。
上記シリンダ81の周壁には、液体流通路を成す上記管路57の始端部開口と、前述したガス接続器具21を始点として形成されるガス流通路22の終端部開口が設けられている。そして、上記スプール70には上から順に3 つのO リング71、72及び73が嵌め込まれており、O リング71により上記管路57と外部とがシールされ、O リング72により上記管路57とガス流通路22と間がシールされ、そしてO リング73によりガス流通路22と樽100 内とのシール性が保たれている。
【0028】
また、上記スプール70の内部には中間位置から下方に向かってビール通路75が形成されている。このビール通路75の上端は、上記O リング71と72との間のスプール70の周表面に形成される開口75a に通じている。そして、スプール70が押し下げられた時には、このビール通路75、開口75a を介して上記管路57にビールが導かれるようになっている。
【0029】
図6は、図5の状態からレバー10がビール注出位置まで押し下げられた状態を示している。この状態では、上記スプール70が下方に下がるので、ガス流通路22と樽100 内とのシールをしていたO リング73のシールが外れ、せき止められていた炭酸ガスが同図矢印のように樽100 の口金部105 から樽内に導入されることになっている。
【0030】
ここで、図7を参照すると、同図は樽100 の口部すなわち口金部105 周辺を拡大して示している。この口金部105 にはフィッティング107 が捩じ込みにより固定されており、このフィッティング107 と口金部105 内周面とはシールリング109 によりシールされている。さらに、フィッティング107 の下部には矢印のように進入してくる炭酸ガスの通過が可能な多数の開口を有したガス流通室108 が形成されている。口金部105 から進入した炭酸ガスはこのガス流通室108 の開口を介して樽100 内入ることになる。
【0031】
また、上記ガス流通室108 の下部から樽100 底部に向けて螺旋状に延びるチューブ110 が配設されている。上記のように樽100 内に炭酸ガスが進入して樽内の内圧が上がるとこのチューブ110 を介してビールが上昇し、更にその上の上端チューブ111 を介して上昇するようになっている。樽100 と注出装置1 が図6 のように接続状態であれば、ビールは上端チューブ111 から上記ビール通路75の下端から更に上昇して、上述した液体流通路を成す上記管路57の始端部開口まで至り、最終的にノズル51からビールが注ぎ出されることになる。
【0032】
ここで、上記のように樽100 内のチューブが螺旋状であると、当然ビールも螺旋状に回転しながら上昇するので、その過程で圧力損失を受け、上端チューブ111 に到達するまでにはかなりの圧力が低減されることになっている。
従来においては、樽内に真直ぐ立ち下がるダウンチューブを採用していたので、上記シリンダ81の周辺部においてビール圧を低減するの為の流路を複雑に形成していた。しかし、本容器ではこのような簡単なチューブを採用する構成としただけで、図5及び図6に示されるようにシリンダ81の周辺部をかなりシンプルなものにすることができる。
【0033】
ここで、さらに図6に基づいて、飲料容器としての樽100 に一体的に接続される注出装置1 のロック機構についての説明を加える。本発明の注出装置1はユーザーが購入した後、ガスバルブ等のセッティングなどについて意識をせずに、速やかにビール等飲料の注出動作に入れることを意図したものである。したがって、容器(樽)と注出装置を一体で販売し、その後、空になった容器は回収して、飲料の補充、ガス充填や所定の点検を行って、再び飲料を蓄えた注出機能付き容器として販売に供することが望ましい形態と言える。
【0034】
そこで、飲料容器と注出装置が容易に分離されないようにロック機構が組込まれている。図6を参照すると、注出ヘッド80の右下端部に外向に突出した突出部80a が設けられている。この突出部80a には円形の開口80k が設けられている。そして、この開口80k に嵌め込まれ、この開口80k 内で回動自在なキー部材91が配置されている。このキー部材91はその下部側にキー部材91の本体の回動軸J から偏心した位置から立ち下がる足部91a を有している。この足部91a には係合片90が嵌合されている。この係合片90は上記キー部材91が上記開口80k 内で回動されるとその偏心分だけ揺動することになる。
【0035】
ここで、係合片90は樽100 の口金部105 の鍔105aに係止される切り欠90b を有している。そして、上記キー部材91を回動させることで、この切り欠90b を口金部105 の鍔105aに係止させ、またその解除をすることができる。
従って、注出ヘッド80の左下端部に設けられている爪82を口金部105 の鍔105aに掛けてから、上記キー部材91を回動させることで上記切り欠90b を口金部105 の鍔105aに係止させれば樽100 に対し、一体的に注出装置1を取り付けることができる。
【0036】
そして更に、上記キー部材91の頭部に所定形状の部材のみ挿入可能にしておけば、ロック機構とすることができる。なお、図6は説明のためにカバーCを省略して示しているが、実際の製品での注出装置1 は樽100 の周部と連続するようなカバーC で覆われることになる。従って、上記ロック機構は外部から容易に確認できないようになっており、特殊形状の部材でのみ上記キー部材91を回動させて、樽と注出装置を分離することができるものである。
【0037】
【発明の効果】
以上、詳述したよう本発明に係る液垂れ防止機能を備えた注出装置であれば、注出操作を終了した後に注出口から液垂れを生じる虞がなくなる。したがって、液垂れを受ける容器等を準備する必要もなく、その周辺部を汚してしまうといった問題も生じない。
【0038】
また、本発明は注出装置の液体流通路の途中に、注出口に接近した位置に立ち上がり部を設け、球体でその上部を開閉するといった簡単な構成が採用でき低コストでの実施が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の注出装置を飲料容器に適用した状態を、上から見た概略図である。
【図2】図1に示す注出装置のガスボンベセッティング機構について示す図である。
【図3】図1に示す注出装置の待機状態の注出口周辺を示す図である。
【図4】図1に示す注出装置の注出状態の注出口周辺を示す図である。
【図5】図1に示す注出装置の注出前でのレバーと注出ヘッドの関係を示す図である。
【図6】図1に示す注出装置の注出中でのレバーと注出ヘッドの関係を示す図である。
【図7】飲料容器内に配設されている螺旋状のチューブを示す図である。
【符号の説明】
1 注出装置
10 レバー
50 スライダ(ノズルホルダ)
51、51a 注出口 (51 注出ノズル、 51a ノズル開口)
52、B 液垂れ防止手段 (52 立上がり部、B 球体)
55 液体流通路
100 飲料容器
Claims (1)
- 飲料を内部に蓄えている飲料容器に接続され、該飲料容器内に注出圧を与えると共に、上記飲料を外部側に注出するために上記飲料容器内の飲料と外部側とを接続する液体流通路が形成され、該流体通路の外部側開放端には上記飲料を外部へ注出するための注出口が設けられている注出装置において、上記注出口の近傍に飲料注出後に生じる液垂れを防止するための液垂れ防止手段が配設されている液垂れ防止機能を備えた注出装置であって
前記注出口を支持すると共に、自らが該注出口と前記飲料容器とを連通する前記流体通路の一部を成す支持部材が配設されており、該支持部材内部の上記流体通路の途中で上記注出口の近傍に設けられる立上がり部と、該立上がり部の上部に載置される球体により、前記液垂れ防止手段が形成される、ことを特徴とする液垂れ防止機能を備えた注出装置。
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