JP4125763B2 - スロットマシン用状態信号検出装置、設定値の不正変更監視システム、及びスロットマシン - Google Patents
スロットマシン用状態信号検出装置、設定値の不正変更監視システム、及びスロットマシン Download PDFInfo
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Description
本システム50における各A〜N店では、本部から予め指示された設定値となるように各スロットマシン10の設定値が日常的に変更操作され設定されている(図4、S1)。各A〜N店に指示された設定値は、基準の設定値情報として、本部PC16に格納されている。このような設定値の変更操作手順は、先ず前扉9を開け、電源部30に設けられた電源スイッチ21をオフにする。次に設定キー挿入口22に設定キーを挿入して設定値変更可能側(ON側)に設定キーを回す。そして電源スイッチ21をオンにする。この時、現在の設定値が設定値表示部24に表示され、設定値の変更が可能となる。この状態で設定スイッチ23を押下操作して、設定値表示部24の表示を見ながら指示された設定値に変更する。スタートレバー20を叩打して設定値の設定を確定させる。そして設定キーを設定値変更不可側(OFF側)に回して、前扉9を閉じ、スロットマシン10を遊技可能にして設定値変更操作手順を終了させる(図4、S2)。ただし、このような本部からの指示による設定値の変更は不正行為ではない。したがって、本システム50では、設定値変更操作終了まで不正変更監視機能は無効とされている。設定値変更操作終了後に速やかに設定値監視を開始する(図4、S3)。
本システム50が有効となっており、上記のような本部からの指示によらずに、設定値の変更を行った場合には、以下の手順で設定値の不正変更を監視する。
任意のスロットマシン10において、電源部30の電源スイッチ21がオフ操作からオン操作された場合(図5、S1相当)、電源センサ25によって電源のオフ状態からオン状態への移行操作時の波形立ち上がりを検知し、オンオフ状態信号を出力して、子機120の第1フラグをセットする(図5、S2相当)。続いて、設定スイッチ23が押下操作された場合(図5、S3相当)、設定値センサ51によって押下操作毎に設定値状態を検知し、設定値状態信号を出力して、子機120の対応する第1〜第7セグメントフラグをセットする(図5、S4相当)。さらに続いて、スタートレバー20が叩打された場合(図5、S5相当)、叩打操作毎に叩打状態を検知し、叩打状態信号を出力して、子機120の第3フラグをセットする(図5、S6相当)。
本システム510が有効となっており、上記のような本部からの指示によらずに、設定値の変更を行った場合には、以下の手順で設定値の不正変更を監視する。
子機122は、子機121と同様に、1〜6の設定値を数字として発光表示するように7セグメントである7つのLED素子61〜67を配置した縦長の長方形状の表示面、及び所定の厚みを確保する4側面を備えてなる設定値表示部24を備えるスロットマシン10に取り付けられ、発光素子としてのLED素子の発光状態に対応する設定値状態信号を検出するように構成されてなるものである。子機122は、LED素子の発光状態を検知し、対応する設定値状態信号を出力する設定値状態検出手段としての設定値センサ152と、設定値センサ152で検知された状態信号を書き込むと共に読み出し可能に格納する状態信号格納手段292と、を備えて構成されている。
本システム512が有効となっており、上記のような本部からの指示によらずに、設定値の変更を行った場合には、以下の手順で設定値の不正変更を監視する。
(1)本子機及びシステムは、図1、2、7、10のスロットマシンに限らず、電源をオンオフするオンオフ操作手段、当たり確率の高低を表す設定値を変更操作する変更操作手段、及び、設定値の変更を確定操作する確定操作手段に相当する構成を備えるものであれば、メイン基板、中央表示基板等の配置の異なる他のスロットマシンについても適用可能である。
(2)本システムは、一般公衆回線を利用したVPNに限らず、専用線等のクローズド回線を用いてDBサーバと本部PCとを接続して構成しても良い。さらに、クローズド回線にVPNを設けても良い。もちろん、セキュリティ性が皆無となる開放された公衆回線を介して接続して構成できる。
(3)本状態信号検出装置は、設定値が1〜6の値であるスロットマシンに限らず、設定値が1,2や1,6等の他の値からなるスロットマシンにも適用可能である。ただし、この場合、変更後の設定値を算出する手順等を、所定の手順に変更することが必要となる。
(4)設定値状態検出手段は、設定値表示手段や信号線から設定値状態信号を検出するものに限らず、例えば、外部集中端子板等、設定値状態に関する信号を直接取り出せる出力端子を備えるスロットマシンについては、その出力端子から出力された信号をそのまま利用するか或いは調整することによって、状態信号格納手段に格納する設定値状態信号として利用することもできる。この場合、電流センサや設定値センサ等を省くことが可能となり、構成を簡素化できる。
(5)設定値の変更操作が不正か否かの判定は、DBサーバ15で行うように構成しても良い。また、判定手段18は、本部PC16及びDBサーバ15の両方に設け選択的に使用可能に構成することも可能である。この場合も、本部PC16で行う場合と同様の作用効果を得ることができる。
(7)各A〜N店には、DBサーバ15にモニタを設けて、自店における各スロットマシン10の設定値を逐次表示するように構成することも可能である。
(8)親機13と子機12,121、122の間、ルータ19と子機120の間は、有線に限らず無線による通信手段で接続しても良い。
(9)警報表示は、本部PC16だけでなく、管理会社PC17や他店舗に設けたモニタに表示させても良い。
(10)本システムのモニタでは、詳細情報として、店内見取り図をポップアップ表示させ、不正行為の対象スロットマシンの位置を異なる色を用いて点滅表示させても良い。
(11)確定状態検出手段は、スタートレバーに限らず、設定値の確定状態を示すものであれば、例えば、図8のように設定値表示部24のポイントセグメントLEDを設定値の確定時に点灯させ、設定値センサ51を利用して検出する等、他の手段を用いて構成することも可能である。
(13)本システム50,500では、子機12,120,122を相互に置き換えて、設定値の不正変更監視を行うことが可能である。例えば、システム50の場合は、DBサーバ15に子機120を接続して構成する。またシステム500の場合は、ルータ19に、ハブ14及び親機13を介して、子機12を接続するように構成する。同様に、システム500,510では、子機120,121を相互に置き換えて、システム510,512では、子機121,122を相互に置き換えて、それぞれ設定値の不正変更監視を行うことが可能である。
(14)本システム500は、DBサーバ150に相当するサーバ機能を内蔵した本部PC16を使用して構成可能である。この場合は、システムの構成をより簡素化できる。
(15)サーバ手段は、所定エリア内外のそれぞれに設け、相互通信可能に接続しても良い。この場合、各店等の所定エリア内においても判定手段を設けて判定可能に構成すれば、本部PC或いはVPN等の所定エリア外のシステム構成に通信障害等のトラブルが生じて、所定エリア外における不正監視機能が停止状態になったとしても、所定エリア内において独立して不正監視機能を継続維持することが可能となる。
(16)子機121は、設定値センサ151のみを設けて構成することもできる。この場合のシステムでは、親機13、DBサーバ15、本部PC16等によって、子機121に格納された設定値状態信号を逐次読み出し、本部PC16の設定値と定期的に比較判定することで、他のシステム50、500と同様の作用効果を得ることが可能となる。
(17)子機120,121では、第1〜第7セグメントフラグを含んでなるシリアルデータを状態信号格納手段290に格納することに限らず、第1〜第7セグメントフラグのセット状態に基づき、設定値1〜6に対応する例えば10進化データ等に変換した状態で格納しても良い。
(19)設定値センサは、受光部で受光した光を導く導光路として、光ファイバを用いて構成することも可能である。この場合、光ファイバは、状態信号格納手段まで引き込み可能な長さが確保され、光ファイバで導かれた光を感知する光感知センサ素子157は、子機121の本体側に内蔵して構成される。この構成によれば、発光素子の発光状態に対応させることによって設定値状態信号を検出するので、スロットマシン10内の制御回路等から周辺環境へ放射されるノイズに対して、装置の耐ノイズ性を向上させることが可能となる。よって、検知した設定値状態信号と基準の設定値状態信号と同一性の確保が容易となり、装置の信頼性を向上できる。
(20)信号線41,42,43は、センサが電流波形を磁気的に検知するものの場合、いわゆるツイストペアケーブルを使用することが望ましい。ツイストペアケーブルを使用すればセンサから出力された信号をアナログのまま子機へ伝送可能となるので、デジタル変換して増幅する等の波形加工を行うことが不要となり、耐ノイズ性を高めることができる。
(22)設定値センサ152は、4つのLED素子61,62,63,65に限らず、4つのLED素子61,62,64,65を選択し、対応する所定位置に光感知センサ素子53を設けて構成することもできる。
(23)設定値センサ152は、4つのLED素子に限らず、2つ以上のLED素子を選択すれば構成が可能である。
(25)状態信号格納手段は、設定値状態信号に限らず、外部集中端子板の出力端子から出力される稼働状態信号も格納するように構成しても良い。外部集中端子板は、稼働状態信号として、遊技メダル投入信号、遊技メダル払出信号、役物連続作動装置本当たり信号が、予め定められた出力端子から出力されるように構成されている。例えば子機122を用いた設定値監視システム512において、状態信号格納手段292をこれら稼働状態信号を格納可能に構成し、所定のタイミングで設定値状態信号と共にDBサーバ15に格納し、本部PC16に設けた稼働状態管理手段によって、遊技メダル投入枚数および獲得枚数、役物作動回数、役物連続作動装置作動回数、高確率役物遊技になった回数、役物連続作動増加装置作動回数等を集計し、各スロットマシン毎や各店舗毎の稼働状態を管理することも可能である。稼働状態管理手段を設けることで、設定値の不正変更を他の観点から判定することが可能となり、設定値監視システムによる監視結果について信頼性を向上できる。
(26)本状態信号検出装置は、設定値を発光表示する設定値表示手段だけでなく、遊技メダルのクレジットを表示するものや、遊技メダルの払い出しを表示する等、稼働状態に関連する数字を発光表示する他のいわゆる7セグメントの発光状態を検知し、対応する状態信号を出力する複数の検出手段を設けて構成しても良い。この場合も、上記(25)と同様に、本システムによる監視結果について信頼性を向上できる。
Claims (3)
- 当たり確率の高低を表す設定値を、7つの発光素子によって発光表示する設定値表示手段と、
接続先のホールコンピュータで稼働状態を管理するために必要となる稼働状態信号を、予め定められた出力端子から出力する集中端子板と、を備えるスロットマシンに取り付けられ、
前記7つの発光素子のうち、設定値を判別するために必要な発光素子の組み合わせを抽出し、抽出することによって発光素子を選択し、選択した発光素子について点灯及び消灯のいずれかの一方の発光状態を検知し、対応する設定値状態信号を出力する設定値状態検出手段と、
前記設定値状態検出手段から出力された設定値状態信号を読み書き自在に格納する状態信号格納手段と、
を備えてなり、
前記設定値状態検出手段は、
選択した発光素子が全て消灯したか否かを検知するとともに、全て消灯したことが検知された後、選択した発光素子のいずれかについて消灯から点灯する発光状態の変化を検知した場合、対応する設定値状態信号を出力するものであり、
前記状態信号格納手段は、
前記検知した発光素子の発光状態に基づき設定値を判別する組み合わせであるか否かを判断し、当該組み合わせである場合には、設定値が有効であるとして、前記設定値状態検出手段から出力された設定値状態信号を読み書き自在に格納する、
ことを特徴とするスロットマシン用状態信号検出装置。 - 所定エリア内のスロットマシンに取り付けられた請求項1の状態信号検出装置と、
所定エリア外に設置され、基準となる設定値情報を予め格納した情報端末機と、
所定エリア内と所定エリア外とのうち、少なくとも一方に設けられ、前記状態信号検出装置及び情報端末機に格納された設定値情報に基づいて、設定値の変更操作が不正か否かを判定する判定手段と、
を備えてなる、
ことを特徴とする設定値の不正変更監視システム。 - 所定エリア内と所定エリア外とのうち、少なくとも一方に、状態信号検出装置に格納された設定値状態信号を第1通信手段を介して格納するサーバ手段を設け、
該サーバ手段は情報端末機に格納された設定値情報を、前記情報端末機は前記サーバ手段に格納された設定値状態信号を、第2通信手段を介して相互に格納するものである、
ことを特徴とする請求項2に記載の設定値の不正変更監視システム。
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