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JP4125763B2 - スロットマシン用状態信号検出装置、設定値の不正変更監視システム、及びスロットマシン - Google Patents

スロットマシン用状態信号検出装置、設定値の不正変更監視システム、及びスロットマシン Download PDF

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Description

本発明は、スロットマシンにおいて、設定値の変更操作に関連する各種の操作状態信号を検出するスロットマシン用状態信号検出装置と、設定値の不正変更を監視する不正変更監視システムと、操作状態信号の出力端子を備えたスロットマシンとに関する。
従来、設定値の変更を監視する技術として、例えば、特許文献1に記載されたものが開示されている。この技術は、電源の投入の際に設定用スイッチが操作されることにより設定変更可能な状態になり、予め定められた手順に従い設定変更を行う制御部を備える遊技機において、内部動作に関する設定変更を行うための設定用スイッチが操作されたとき、電源電圧を監視し、電源オフから予め定められた時間経過した後に電源がオンになった場合に、設定変更可能なモードに移行するように構成されている。この技術によれば、電源オンオフ時間や設定スイッチの操作時間を監視することにより不正行為を識別し、営業中に行われる不正行為による設定変更を防止することができる。
特開2005−192723号公報
しかし、この不正行為防止方法では、各スロットマシンの設定値を確認変更操作したこと自体は把握できるが、確認変更操作後の設定値を店舗外の従業員が常時把握することはできない。そのため、当たり確率が適正となるように予め指示された設定値に従い、全てのスロットマシンの設定値を正しく設定したとしても、その後、例えば店舗内の従業員によって設定値の変更操作が行われた場合には、指示された設定値と等しいのかどうかを即時に確認できない。また、設定値の不正変更をしないまでも、現在の設定値を表示させて当たり確率の高低を把握する確認操作に対処することはできない。して契約客に事前に教える拡大のこのような店舗内の従業員による内部不正には対応が困難であった。
そこで、上記問題点に鑑み、スロットマシンを追加工することなく設定値を把握するための各種の状態信号を取り出すことができ、店舗内のスロットマシンの設定値を常時把握できる状態信号検出装置、及び設定値の不正変更監視システムの提供を課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明に係るスロットマシン用状態信号検出装置は、当たり確率の高低を表す設定値を、7つの発光素子によって発光表示する設定値表示手段と、接続先のホールコンピュータで稼働状態を管理するために必要となる稼働状態信号を、予め定められた出力端子から出力する集中端子板と、を備えるスロットマシンに取り付けられ、前記7つの発光素子のうち、設定値を判別するために必要な発光素子の組み合わせを抽出し、抽出することによって発光素子を選択し、選択した発光素子について点灯及び消灯のいずれかの一方の発光状態を検知し、対応する設定値状態信号を出力する設定値状態検出手段と、前記設定値状態検出手段から出力された設定値状態信号を読み書き自在に格納する状態信号格納手段と、を備えてなり前記設定値状態検出手段は、選択した発光素子が全て消灯したか否かを検知するとともに、全て消灯したことが検知された後、選択した発光素子のいずれかについて消灯から点灯する発光状態の変化を検知した場合、対応する設定値状態信号を出力するものであり、前記状態信号格納手段は、前記検知した発光素子の発光状態に基づき設定値を判別する組み合わせであるか否かを判断し、当該組み合わせである場合には、設定値が有効であるとして、前記設定値状態検出手段から出力された設定値状態信号を読み書き自在に格納するものであるように構成される。
請求項の発明に係る設定値の不正変更監視システムは、所定エリア内のスロットマシンに取り付けられた請求項1の状態信号検出装置と、所定エリア外に設置され、基準となる設定値情報を予め格納した情報端末、所定エリア内と所定エリア外とのうち、少なくとも一方に設けられ、前記状態信号検出装置及び情報端末機に格納された設定値情報に基づいて、設定値の変更操作が不正か否かを判定する判定手段と、を備えてなるように構成される。
請求項の発明に係る設定値の不正変更監視システムは、所定エリア内と所定エリア外とのうち、少なくとも一方に、状態信号検出装置に格納された設定値状態信号を第1通信手段を介して格納するサーバ手段を設け、サーバ手段は情報端末に格納された設定値情報を、前記情報端末前記サーバ手段に格納された設定値状態信号を、第2通信手段を介して相互に格納するものであるように構成される。
ここで、「格納」とは、各信号を、所定のデータ形式で所定の記憶領域に記憶することをいう。また「記憶」は、中継的に記憶する形態を含むものとする。
請求項1の発明によれば、スロットマシンを追加工することなく、非接触で容易に取り付けることができ、設定値の変更操作に関連する操作信号を検出して格納することができる。特に、請求項1の発明によれば、発光素子の発光状態に対応することによって設定値状態信号を検出するので、スロットマシン内の制御回路等から周辺環境へ放射されるノイズに対して、装置の耐ノイズ性を向上させることが可能となる。よって、検知した設定値状態信号と格納する設定値状態信号と同一性の確保が容易となり、装置の信頼性を向上できる。また、設定値表示手段の発光状態のみに基づき設定値状態信号を検出でき、構成を簡素化できる。
請求項2,3の発明によれば、所定エリア内に設置された状態信号検出装置の状態信号に基づき、所定エリア内の各スロットマシンの設定値を所定エリア外で常時把握することができ、所定エリア内における内部不正の対応が容易となる。
以下、本発明に係る実施の一形態を図面に基づいて説明する。図1は前扉を閉めた状態を示すスロットマシンの正面図、図2は前扉を開いた状態のスロットマシンに対して、本発明に係る状態信号検出装置(以下、子機とする)を取り付けた状態を示す取付説明図である。
図1及び図2中、10はスロットマシンである。このスロットマシン10は、本体11と、この本体11の前面片側に開閉可能に取り付けられた前扉9とを備えている。前扉9の表面には、3つのドラムを回転始動させるものであり、当たり確率の高低を表す設定値の変更を確定操作する確定操作手段としてスタートレバー20が設けられている。また前扉9の裏面には、設定値を変更操作する変更操作手段としての設定スイッチ23及び設定値視認用の設定値表示手段としての設定値表示部24等が実装された中央表示基板31が設けられている。本体11には、スロットマシン10の動作制御を行うメイン基板32と、電源をオンオフするオンオフ操作手段としての電源スイッチ21、設定キー挿入口22、及び電源スイッチ21の操作に対応して発光表示するオンオフ表示灯37が設けられた電源部30と、設定値変更を確定する確定操作手段としてのスタートレバー20の叩打操作毎に確定状態を検知し、対応する確定状態信号としての叩打状態信号を出力する端子を備えた確定状態検出手段としての外部集中端子板27とが配設されている。
中央表示基板31は、設定スイッチ23の押下操作毎に、設定値1から設定値6までを繰り返し1ずつ増加させ、設定値1〜6に対応する設定値状態信号を生成する設定値状態信号生成手段を備えるように構成されている。さらに中央表示基板31は、押下操作毎に増加する設定値1〜6を設定値表示部24で発光表示させるように構成されている。
また、中央表示基板31は、メイン基板32に対してハーネス33で接続されている。中央表示基板31において設定スイッチ23の押下操作毎に生成出力された設定値1〜6に対応する設定値信号は、ハーネス33の対応する信号線を介して、メイン基板32の所定の入力ポートへ伝送される。この信号に基づき、メイン基板32では、絵柄を揃える等の当たり確率の高低を6段階に調整制御する。またメイン基板32には、ハーネス34の電源線を介して電源部30から動作電力が供給されている。また中央表示基板31には、メイン基板32を経由しハーネス33の電源線を介して電源部30から動作電力が供給されている。
子機12は、電源部30の電源スイッチ21のオンオフ操作毎にオンオフ状態を検知し、対応するオンオフ状態信号を出力するオンオフ状態検出手段としての電源センサ25と、設定スイッチ23の押下操作毎に設定値状態を検知し、対応する設定値状態信号を出力する設定値状態検出手段としての設定値センサ26と、スタートレバー20の叩打操作毎に叩打状態を検知し、対応する叩打状態信号を出力する叩打状態検出手段としての外部集中端子板27と、電源センサ25、設定値センサ26及び外部集中端子板27で検知されたそれぞれの状態信号を書き込むと共に読み出し可能に格納する状態信号格納手段28と、を備えて構成されている。
電源センサ25は、電源部30からメイン基板32へ電源電流を流す電源線(ハーネス34)に対して非接触で取り付け可能にクランプ状に形成され、電源線で電源電流波形を磁気的に検知するように構成されている。電源センサ25は、電源のオンオフ状態を信号線41を介して子機12に通知し、子機12において、電源がオンからオフへ移行した際の立ち上がりをとらえ、子機12に内蔵された状態信号格納手段28に入力される。状態信号格納手段28では、入力した電源のオンからオフへの立ち上がりによって、第1フラグがセットされ、オンオフ状態信号として格納される。
設定値センサ26は、中央表示基板31で生成された設定値信号をメイン基板32へ流す信号線(ハーネス33)に対して非接触で取り付け可能にクランプ状に形成され、信号線での電流波形を磁気的に検知するように構成されている。設定値センサ26は、設定スイッチ23の押下操作毎に、所定のパルス状の設定値状態信号を1回出力するように構成されている。出力された設定値状態信号は、信号線42を介して、子機12の状態信号格納手段28に入力される。状態信号格納手段28では、設定値状態信号の入力によって、第2フラグがセットされるとともに、設定スイッチ23の押下操作回数を計数して生成された押下操作回数データが格納される。
外部集中端子板27は、スタートレバー20の叩打操作毎に、所定のパルス状の叩打状態信号を1回出力する様に構成されている。出力された叩打状態信号は、信号線43を介して、子機12の状態信号格納手段28に入力される。状態信号格納手段28では、叩打状態信号の入力によって、第3フラグがセットされ、叩打状態信号として格納される。また、子機12は、第1〜第3フラグと押下操作回数データを加工して所定のシリアルデータで読み出し可能に構成されている。
図3は本発明に係る設定値の不正変更監視システムの実施の一形態を示すシステム構成図である。本システム50は、本部及びA〜N店からなる遊技店グループの各店舗に導入されている。例えば、N店では、所定エリアである店舗内のいわゆる島を群として、1〜n群に設置された全スロットマシン10の各設定値を監視するように構成されている。
1群には台番号1/1〜1/aの子機12が、2群には台番号2/1〜2/bの子機12が、n群には台番号n/1〜n/cの子機12が、それぞれ対応するスロットマシン10に取り付けられている。各群の子機12は、台番号1/0〜n/0の親機13に、相互通信可能に接続されている(a,b,c,nは任意の整数)。また、店舗内は、第1通信手段としてイーサネット(登録商標)接続方式が採用され、いわゆるLANが構築されている。各群の親機13は、通信要求のあった子機12から読み出したシリアルデータを、イーサネット仕様のデータ形式に変換して格納可能に構成されている。また各群の親機13は、ハブ14を介して、サーバ手段としてのDBサーバ15にLAN接続され、格納されたシリアルデータをDBサーバ15へ転送可能に構成されている。
DBサーバ15では、オンオフ状態信号、設定値状態信号、及び、確定状態信号を上述のシリアルデータとして受信し、格納可能に構成されている。また、DBサーバ15は、情報端末としての本部PC16及び管理会社PC17に、第2通信手段としてのVPN(Virtual Private Network)40を介して相互通信可能に接続されている。本部PC16には、DBサーバ15に格納された子機12の設定値状態信号及び本部PC16に予め格納された設定値情報に基づいて、設定値の変更操作が不正か否かを判定する判定手段18が一体的に設けられている。
次に、スロットマシン10の設定値の変更操作手順について説明する。
本システム50における各A〜N店では、本部から予め指示された設定値となるように各スロットマシン10の設定値が日常的に変更操作され設定されている(図4、S1)。各A〜N店に指示された設定値は、基準の設定値情報として、本部PC16に格納されている。このような設定値の変更操作手順は、先ず前扉9を開け、電源部30に設けられた電源スイッチ21をオフにする。次に設定キー挿入口22に設定キーを挿入して設定値変更可能側(ON側)に設定キーを回す。そして電源スイッチ21をオンにする。この時、現在の設定値が設定値表示部24に表示され、設定値の変更が可能となる。この状態で設定スイッチ23を押下操作して、設定値表示部24の表示を見ながら指示された設定値に変更する。スタートレバー20を叩打して設定値の設定を確定させる。そして設定キーを設定値変更不可側(OFF側)に回して、前扉9を閉じ、スロットマシン10を遊技可能にして設定値変更操作手順を終了させる(図4、S2)。ただし、このような本部からの指示による設定値の変更は不正行為ではない。したがって、本システム50では、設定値変更操作終了まで不正変更監視機能は無効とされている。設定値変更操作終了後に速やかに設定値監視を開始する(図4、S3)。
次に、本システム50による設定値の不正変更監視手順を説明する。
本システム50が有効となっており、上記のような本部からの指示によらずに、設定値の変更を行った場合には、以下の手順で設定値の不正変更を監視する。
任意のスロットマシン10において、電源部30の電源スイッチ21がオフ操作からオン操作された場合(図5、S1)、電源センサ25によって電源のオフ状態からオン状態への移行操作時の波形立ち上がりを検知し、オンオフ状態信号を出力して、子機12の第1フラグをセットする(図5、S2)。続いて、設定スイッチ23が押下操作された場合(図5、S3)、設定値センサ26によって押下操作毎に設定値状態を検知し、設定値状態信号を出力して、子機12の第2フラグをセットする(図5、S4)。同時に押下操作回数を計数する。さらに続いて、スタートレバー20が叩打された場合(図5、S5)、外部集中端子板27から出力された叩打状態信号を受信して、子機12の第3フラグをセットする(図5、S6)。
子機12は、第1〜第3フラグが設定値変更操作の順にセットされた場合(図5、S7)、第1〜第3フラグ、及び押下操作回数データを格納する(図5、S8)。同時に親機13に対して通信要求信号を出力し、子機12から読み出され出力された第1〜第3フラグ、及び押下操作回数データを含んでなるシリアルデータを親機13に格納する(図5、S9)。そして、親機13で所定のデータ形式に変換されたシリアルデータをDBサーバ15に格納する(図5、S10)。そして、格納終了指示があるまで、S1からS10を繰り返す。
一方、本部PC16では、DBサーバ15に格納されたシリアルデータをVPN40を介して本部PC16に格納する(図6、S3−11)。そして、本部PC16では、判定手段18によって、基準の設定値とシリアルデータに基づく変更操作後の設定値とを比較して、設定値が不正変更されているか否かを判定する(図6、S3−12)。両者が等しい場合は設定値の不正変更が行われていないとして、監視を継続する(図6、S3−14)。一方、両者が異なる場合は設定値の不正変更が行われている虞れがあるとして、本部PC16のモニタに警報表示し(図6、S3−13)、注意・準備を本部従業員に促す。本部従業員は、警報表示の後、本部PC16の所定操作によって、警報発信元の店舗名、その連絡先、不正行為の対象スロットマシンの台番号等の詳細情報を表示させ、迅速に対応する。
上記子機12によれば、スロットマシンを追加工することなく、非接触で取り付けることができ、設定値の変更操作に関係する操作状態を検知して、その操作状態信号を読み書き自在に格納することができる。また上記システム50によれば、各スロットマシンの設定値を店舗外の従業員が常時把握することができ、店舗内従業員による内部不正にも対応が容易となる。また店舗内に設置された子機12の設定値に基づき設定値の不正変更を簡単に監視できる。第2通信手段として、VPNを用いたことで、本部PCに格納された基準の設定値等の改ざんをより高い確率で防止可能となり、設定値の不正変更の監視精度を向上できる。
次に、図7は前扉を開いた状態のスロットマシンに対して、本発明に係る他の実施形態の状態信号検出装置を取り付けた状態を示す取付説明図であり、図8は設定値センサの変更例を示す(a)は正面図、(b)は右側面図である。
図7の状態信号検出装置120(以下、子機120とする)は、図1の子機12と同様に、電源センサ25と、設定値センサ51と、スタートレバー20の叩打操作毎に叩打状態を検知し、対応する叩打状態信号を出力する叩打状態検出手段としてのレバーセンサ29と、電源センサ25、設定値センサ51及びレバーセンサ29で検知されたそれぞれの状態信号を書き込むと共に読み出し可能に格納する状態信号格納手段280と、を備えて構成されている。
子機120において、電源センサ25は、ハーネス34の電源線ではなく、メイン基板32と中央表示基板31とを接続するハーネス33の電源線に対して非接触で取り付けられている。また設定値センサ51は、図8に示すように、設定値表示部24の表示面とほぼ同じ大きさの透明フィルム52と、透明フィルム52を設定値表示部24の表示面に貼り付けた際、発光素子としての7セグメント及びポイントセグメントを構成する8つのLED素子の中央付近に配設される8つの光感知センサ素子53と、パターンライン54を通って各光感知センサ素子53から出力される各出力信号を増幅するアンプ部55と、を備えて構成されている。設定値センサ51は、設定スイッチ23の押下操作毎に、設定値1〜6に対応する7セグメントの発光と同時に、7つの内、対応する光感知センサ素子53からアンプ部55で増幅された所定のパルス状の設定値状態信号を所定時間毎に継続的に出力するように構成されている。出力された対応する設定値状態信号は、信号線42を介して子機120の状態信号格納手段280に入力される。状態信号格納手段280では、設定値状態信号の入力によって、第1〜7セグメントフラグがセットされ、設定値状態信号として格納される。
レバーセンサ29は、メイン基板32で生成された叩打信号を外部集中端子板27へ流す信号線(ハーネス35)に対して非接触で取り付け可能にクランプ状に形成され、信号線で電流波形を磁気的に検知するように構成されている。レバーセンサ29は、スタートレバー20の叩打操作毎に、所定のパルス状の叩打状態信号を1回出力するように構成されている。出力された叩打状態信号は、信号線43を介して、子機120の状態信号格納手段280に入力される。状態信号格納手段280では、叩打状態信号の入力によって、第3フラグがセットされ、叩打状態信号として格納される。また、子機120は、第1、第3フラグと第1〜第7セグメントフラグを加工して所定のシリアルデータで読み出し可能に構成されている。
図9は本発明に係る設定値の不正変更監視システムの他の実施形態を示すシステム構成図である。本システム500は、前述のシステム50と同様に、本部及びA〜N店からなる遊技店グループの各店舗に導入されている。尚、同一の構成、手順、作用及び効果については、説明を部分的に省略する。
本システム500におけるN店内は、イーサネット接続方式が採用され、いわゆるLANが構築されている。各群の子機120は、シリアルデータを、イーサネット仕様のデータ形式に変換して格納可能に構成されている。また各群の子機120は、ルータ19に接続されている。そして、ルータ19は、本部内に設置されたサーバ手段としてのDBサーバ150に、VPN40を介して接続されている。DBサーバ150は、VPN40を介して通信要求のあった子機120からシリアルデータを読み出し格納可能に構成されている。またDBサーバ150は、本部PC16に相互通信可能に接続されている。
以下に本システム500による設定値の不正変更監視手順を説明する。
任意のスロットマシン10において、電源部30の電源スイッチ21がオフ操作からオン操作された場合(図5、S1相当)、電源センサ25によって電源のオフ状態からオン状態への移行操作時の波形立ち上がりを検知し、オンオフ状態信号を出力して、子機120の第1フラグをセットする(図5、S2相当)。続いて、設定スイッチ23が押下操作された場合(図5、S3相当)、設定値センサ51によって押下操作毎に設定値状態を検知し、設定値状態信号を出力して、子機120の対応する第1〜第7セグメントフラグをセットする(図5、S4相当)。さらに続いて、スタートレバー20が叩打された場合(図5、S5相当)、叩打操作毎に叩打状態を検知し、叩打状態信号を出力して、子機120の第3フラグをセットする(図5、S6相当)。
子機120は、第1フラグ、第1〜第7セグメントフラグ、第3フラグが設定値変更操作の順にセットされた場合(図5、S7相当)、第1、第3フラグ、及び第1〜第7セグメントフラグを格納する(図5、S8相当)。同時にDBサーバ150に対して通信要求信号を出力し、子機120から読み出され出力された第1〜第3フラグ、及び第1〜第7セグメントフラグを含んでなり所定のデータ形式に変換されたシリアルデータは、VPN40を介してDBサーバ150に格納される(図5、S10相当)。
一方、本部PC16では、DBサーバ150に格納されたシリアルデータを格納して(図6、S3−11相当)シリアルデータに含まれている第1〜第7セグメントフラグから変更操作後の設定値を算出する。そして、本部PC16では、判定手段18によって、基準の設定値とシリアルデータに基づく変更操作後の設定値とを比較して、設定値が不正変更されているか否かを判定する(図6、S3−12相当)。両者が等しい場合は設定値の不正変更が行われていないとして、監視を継続する(図6、S3−14相当)。一方、両者が異なる場合は設定値の不正変更が行われている虞れがあるとして、本部PC16のモニタに警報表示する(図6、S3−13相当)。
上記の本子機120によれば、設定値状態に関する信号の通る信号線が取り扱いにくいスロットマシンについても、追加工することなく取り付けることができ、容易に設定値を把握することができる。また、本システム500によれば、システム50に比較して、必要な手順を省くことができ、システムの安定度を向上可能となる。
次に、図10は、前扉を開いた状態のスロットマシンに対して、本発明に係る他の実施形態の状態信号検出装置を取り付けた状態を示す取付説明図であり、図11は設定値センサの変更例を示す(a)は正面図、(b)は右側面図であり、図12は電源センサの変更例を示す(a)は正面図、(b)は右側面図である。
図10の状態信号検出装置121(以下、子機121とする)は、設定値を発光素子によって発光表示する設定値表示部24を備えるスロットマシン10に取り付けられ、発光素子の発光状態に対応する設定値状態信号を検出するように構成されてなるものである。子機121は、発光素子の発光状態を検知し、対応する設定値状態信号を出力する設定値状態検出手段としての設定値センサ151と、設定値センサ151で検知された状態信号を書き込むと共に読み出し可能に格納する状態信号格納手段290と、を備えて構成されている。また、子機121は、電源スイッチ21の操作毎にオンオフ状態を検知し、対応するオンオフ状態信号を出力するオンオフ状態検出手段としての電源センサ125を備えている。
図11の設定値センサ151は、設定値表示部24の表示面に対して所定位置に配置され8つのLED素子の発光を読み取る発光状態読取手段としての透明シート状体152と、透明シート状体152で読み取った発光状態に対応して所定の電気信号を出力する光感知センサ素子157とから構成されている。
透明シート状体152は、中間シート状体153と、中間シート状体153を両側から挟み込む2枚の外側シート状体154との3層からなり、設定値表示部24の表示面よりも広い面積で、比較的薄い長方形のシート状に形成されている。また、透明シート状体152は、所定位置に配置された際、設定値表示部24によって発光表示された設定値の視認性が確保される程度の透明度を備えている。中間シート状体153には、8つLED素子に対して中央付近に配置され各発光を受光する8つの受光部155と、8つの受光部155で受光した光を一辺側へ個々独立して導く8本の導光路156とが設けられている。また、光感知センサ素子157は、8本の導光路156を介して各受光部155で受光した光を個々に感知するように、中間シート状体153の一辺側に設けた基板158上に8個配置されている。各光感知センサ素子157は、信号線42を介して、子機121の状態信号格納手段290に接続されている。
図12の電源センサ125は、設定値センサ151と同様に、電源部30のオンオフ表示灯37に対して所定位置に配置され、オンオフ表示灯37の発光状態を読み取る発光状態読取手段としての3層構造の透明シート状体126と、透明シート状体126で読み取った発光状態に対応して所定の電気信号を出力する光感知センサ素子127とから構成されている。透明シート状体126の中間層には、オンオフ表示灯37に対して中央付近に配置され各発光を受光する1つの受光部128と、受光部128で受光した光を一辺側へ個々独立して導く1本の導光路129とが設けられている。また、光感知センサ素子127は、導光路129を介して受光部128で受光した光を感知するように、透明シート状体126の一辺側に設けた基板130上に1個配置されている。光感知センサ素子127は、信号線41を介して、子機121の状態信号格納手段290に接続されている。
設定値センサ151は、設定スイッチ23の押下操作毎に、設定値1〜6に対応する7セグメントの発光と同時に、透明シート状体で受光した光を対応する光感知センサ素子157へ導光路156を介して導く。また、光を感知した光感知センサ素子157は、所定の電気信号を出力する。出力された電気信号は、信号線42を介して、子機121の状態信号格納手段290に入力される。状態信号格納手段290では、電気信号の入力によって対応する第1〜7セグメントフラグがセットされ、設定値状態信号として格納される。
電源センサ125は、電源スイッチのオンオフ操作毎に、オンオフ表示灯37の点灯消灯に基づき、電源のオンオフ状態を示す電気信号を、信号線41を介して子機121の状態信号格納手段290に出力する。状態信号格納手段290では、入力された電気信号の立ち上がりをとらえることで、対応する第1フラグがセットされ、オンオフ状態信号として格納される。
子機121を用いたシステム510は、前述のシステム50と同様に、本部及びA〜N店からなる遊技店グループの各店舗に導入されている。尚、同一の構成、手順、作用及び効果については、説明を部分的に省略する。
次に、本システム510による設定値の不正変更監視手順を説明する。
本システム510が有効となっており、上記のような本部からの指示によらずに、設定値の変更を行った場合には、以下の手順で設定値の不正変更を監視する。
任意のスロットマシン10において、電源部30の電源スイッチ21がオフ操作からオン操作された場合(図13、S1)、電源センサ125によって電源のオフ状態からオン状態への移行操作時の波形立ち上がりを検知し、オンオフ状態信号を出力して、子機121の第1フラグをセットする。続いて、設定値センサ151によって設定値表示部24の発光状態を検知し、設定値状態信号を出力して、状態信号格納手段290の対応する第1〜第7セグメントフラグをセットする(図13、S2)。
設定値が有効であるか否かの判断は、ポイントセグメントLEDの点灯状態に基づき行われる(図13、S3)。読み込んだ設定値が有効であれば、第1〜第7セグメントフラグを状態信号格納手段290に格納する(図13、S4)。同時に親機13に対して通信要求信号を出力し、子機121から読み出され出力された第1〜第7セグメントフラグを含んでなるシリアルデータを親機13に格納する(図13、S5)。そして、親機13で所定のデータ形式に変換されたシリアルデータをDBサーバ15に格納する(図13、S6)。そして、格納終了指示があるまで、S1からS6を繰り返す。
本部PC16では、システム50と同様に、変更操作後の設定値を算出する。そして、判定手段18によって、基準の設定値と変更操作後の設定値とを比較して、設定値が不正変更されているか否かを判定する(図6、S3−12相当)。
上記子機121によれば、子機12,120に比較して、構成部品の点数を減らし、小型化でき、取り付けを容易にできる。また上記システム510によれば、システム50,500と同様の効果を得ることができる。
次に、図10に示した子機121の変更例として、子機122について説明する。
子機122は、子機121と同様に、1〜6の設定値を数字として発光表示するように7セグメントである7つのLED素子61〜67を配置した縦長の長方形状の表示面、及び所定の厚みを確保する4側面を備えてなる設定値表示部24を備えるスロットマシン10に取り付けられ、発光素子としてのLED素子の発光状態に対応する設定値状態信号を検出するように構成されてなるものである。子機122は、LED素子の発光状態を検知し、対応する設定値状態信号を出力する設定値状態検出手段としての設定値センサ152と、設定値センサ152で検知された状態信号を書き込むと共に読み出し可能に格納する状態信号格納手段292と、を備えて構成されている。
設定値センサ152は、子機121の設定値センサ151と異なり、設定値表示部24に対して、7つのLED素子61〜67のうち特定のLED素子の発光状態を選択して検知するように構成されている。ここで、LED素子の選択は、1〜6の設定値を数字として発光表示するために必要なLED素子ではなく、1〜6の設定値を判別するための必要なLED素子の組み合わせを抽出することによって行う。
すなわち、図14(c)に示すように、スロットマシン10の設定値表示部24では、1〜6の設定値を数字として発光表示させるため、設定値が”1”の時にLED素子65,66が、設定値が”2”の時にLED素子62,63,64,65,67が、設定値が”3”の時にLED素子63,64,65,66,67が、設定値が”4”の時にLED素子61,65,66,67が、設定値が”5”の時にLED素子61,63,64,66,67が、設定値が”6”の時はLED素子61,62,63,64,66,67が発光する。
この発光状態から、設定値が”1”の時はLED素子65、設定値が”2”の時はLED素子62,63,65、設定値が”3”の時はLED素子63,65、設定値が”4”の時はLED素子61,65、設定値が”5”の時はLED素子61,63、設定値が”6”の時はLED素子61,62,63を組み合わせることで、1〜6の設定値を判別できることがわかる。よって、1〜6の設定値を判別するため、4つのLED素子61,62,63,65が抽出される。
この抽出に基づき、設定値センサ152は、これら4つのLED素子61,62,63,65に対応する所定位置に配置された光感知センサ素子53から所定のパルス状の設定値状態信号を所定時間毎に継続的に出力するように構成されている。図14(a)、(b)に示すように、設定値センサ152は、設定値表示部24の表示面とほぼ同じ大きさのプリント基板に7つのLED素子を外部から視認可能とする表示窓を設け、設定値表示部24の4側面を支持して、表示窓を表示面の所定位置に位置決めするように形成してなる箱形状の表示部カバー68と、表示部カバー68を設定値表示部24に装着した際、4つのLED素子61,62,63,65の中央位置付近に配置される4つの光感知センサ素子53と、各光感知センサ素子53に接続されたパターンライン54を信号線44に接続する接続部69と、を備えて構成されている。光感知センサ素子53は、信号線44を介して、子機122の状態信号格納手段292に接続されている。
したがって、設定値センサ152では、設定値が”1”の時はLED素子65、設定値が”2”の時はLED素子62,63,65、設定値が”3”の時はLED素子63,65、設定値が”4”の時はLED素子61,65、設定値が”5”の時はLED素子61,63、設定値が”6”の時はLED素子61,62,63のそれぞれ対応する光感知センサ素子53から設定値状態信号が出力される。出力された対応する設定値状態信号は、信号線44を介して子機122の状態信号格納手段292に入力される。状態信号格納手段292では、設定値状態信号の入力によって、4つのLED素子61,62,63,65に対応する4つの第1、第2、第3、第5セグメントフラグがセットされ、設定値状態信号として格納される。
上記構成の子機122を用いた設定値監視システム512は、図3に示す前述のシステム50と同様に、本部及びA〜N店からなる遊技店グループの各店舗に導入されている。尚、同一の構成、手順、作用及び効果については、説明を部分的に省略する。
次に、本システム512による設定値の不正変更監視手順を説明する。
本システム512が有効となっており、上記のような本部からの指示によらずに、設定値の変更を行った場合には、以下の手順で設定値の不正変更を監視する。
店舗内の任意のスロットマシン10において、設定値の変更操作手順では、先ず電源スイッチ21をオフにする。このオフ操作によって、設定値表示部24のLED素子61〜67が全て消灯する。設定値センサ152では、4つのLED素子61,62,63,65に配置された光感知センサ54によってこの消灯状態を検知し、第1〜第7セグメントフラグを全てリセットする。そして設定キーを設定値変更可能側に回した後、電源スイッチ21をオン操作した時、変更前の現在の設定値に対応するLED素子が点灯する。設定値センサ152では、4つのLED素子61,62,63,65について、全消灯から現在の設定値に対応するいずれかが点灯する発光状態の変化を検知し、この発光状態の変化をトリガとして、オンオフ状態信号を出力して、子機122の第1フラグをセットする。続いて設定値表示部24の発光状態を検知し、対応する設定値状態信号を状態信号格納手段292へ出力して、4つの第1、第2、第3、第5セグメントフラグのうち対応するものをセットする(図13、S2相当)。尚、子機122の設定値センサ152によって消灯から点灯への発光状態の変化を検知することは、子機121の電源センサ125によって電源スイッチ21のオンオフ操作を検知することに相当する。
設定値が有効であるか否かの判断は、LED素子61,62,63,65の発光状態に基づき、1〜6の設定値を判別する組み合わせであるか否かで行われる(図13、S3相当)。続けて、第1〜第7セグメントフラグを状態信号格納手段292に格納する(図13、S4相当)。同時に親機13に対して通信要求信号を出力し、子機122から読み出され出力された第1〜第7セグメントフラグを含んでなるシリアルデータを親機13に格納する(図13、S5相当)。そして、親機13で所定のデータ形式に変換されたシリアルデータをDBサーバ15に格納する(図13、S6相当)。そして、格納終了指示があるまで、S1からS6を繰り返す。
本部PC16では、システム50と同様に、変更操作後の設定値を算出する。そして、判定手段18によって、基準の設定値と変更操作後の設定値とを比較して、設定値が不正変更されているか否かを判定する(図6、S3−12相当)。
上記子機122によれば、子機12,120,121に比較して、構成部品の点数をさらに減らし、小型化でき、取り付けを容易にできる。また上記システム512によれば、システム50,500,510と同様の効果を得ることができる。
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下列挙するように、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の形状並びに構成を適宜に変更して実施することも可能である。
(1)本子機及びシステムは、図1、2、7、10のスロットマシンに限らず、電源をオンオフするオンオフ操作手段、当たり確率の高低を表す設定値を変更操作する変更操作手段、及び、設定値の変更を確定操作する確定操作手段に相当する構成を備えるものであれば、メイン基板、中央表示基板等の配置の異なる他のスロットマシンについても適用可能である。
(2)本システムは、一般公衆回線を利用したVPNに限らず、専用線等のクローズド回線を用いてDBサーバと本部PCとを接続して構成しても良い。さらに、クローズド回線にVPNを設けても良い。もちろん、セキュリティ性が皆無となる開放された公衆回線を介して接続して構成できる。
(3)本状態信号検出装置は、設定値が1〜6の値であるスロットマシンに限らず、設定値が1,2や1,6等の他の値からなるスロットマシンにも適用可能である。ただし、この場合、変更後の設定値を算出する手順等を、所定の手順に変更することが必要となる。
(4)設定値状態検出手段は、設定値表示手段や信号線から設定値状態信号を検出するものに限らず、例えば、外部集中端子板等、設定値状態に関する信号を直接取り出せる出力端子を備えるスロットマシンについては、その出力端子から出力された信号をそのまま利用するか或いは調整することによって、状態信号格納手段に格納する設定値状態信号として利用することもできる。この場合、電流センサや設定値センサ等を省くことが可能となり、構成を簡素化できる。
(5)設定値の変更操作が不正か否かの判定は、DBサーバ15で行うように構成しても良い。また、判定手段18は、本部PC16及びDBサーバ15の両方に設け選択的に使用可能に構成することも可能である。この場合も、本部PC16で行う場合と同様の作用効果を得ることができる。
(6)子機12,120,121は、どのような方式で接続しても良く、全てをイーサネット接続方式等で通信可能に接続しても良い。
(7)各A〜N店には、DBサーバ15にモニタを設けて、自店における各スロットマシン10の設定値を逐次表示するように構成することも可能である。
(8)親機13と子機12,121、122の間、ルータ19と子機120の間は、有線に限らず無線による通信手段で接続しても良い。
(9)警報表示は、本部PC16だけでなく、管理会社PC17や他店舗に設けたモニタに表示させても良い。
(10)本システムのモニタでは、詳細情報として、店内見取り図をポップアップ表示させ、不正行為の対象スロットマシンの位置を異なる色を用いて点滅表示させても良い。
(11)確定状態検出手段は、スタートレバーに限らず、設定値の確定状態を示すものであれば、例えば、図8のように設定値表示部24のポイントセグメントLEDを設定値の確定時に点灯させ、設定値センサ51を利用して検出する等、他の手段を用いて構成することも可能である。
(12)本システム500では、DBサーバ15または親機13において、シリアルデータに含まれている第1〜第7セグメントフラグから変更操作後の設定値を算出させても良い。
(13)本システム50,500では、子機12,120,122を相互に置き換えて、設定値の不正変更監視を行うことが可能である。例えば、システム50の場合は、DBサーバ15に子機120を接続して構成する。またシステム500の場合は、ルータ19に、ハブ14及び親機13を介して、子機12を接続するように構成する。同様に、システム500,510では、子機120,121を相互に置き換えて、システム510,512では、子機121,122を相互に置き換えて、それぞれ設定値の不正変更監視を行うことが可能である。
(14)本システム500は、DBサーバ150に相当するサーバ機能を内蔵した本部PC16を使用して構成可能である。この場合は、システムの構成をより簡素化できる。
(15)サーバ手段は、所定エリア内外のそれぞれに設け、相互通信可能に接続しても良い。この場合、各店等の所定エリア内においても判定手段を設けて判定可能に構成すれば、本部PC或いはVPN等の所定エリア外のシステム構成に通信障害等のトラブルが生じて、所定エリア外における不正監視機能が停止状態になったとしても、所定エリア内において独立して不正監視機能を継続維持することが可能となる。
(16)子機121は、設定値センサ151のみを設けて構成することもできる。この場合のシステムでは、親機13、DBサーバ15、本部PC16等によって、子機121に格納された設定値状態信号を逐次読み出し、本部PC16の設定値と定期的に比較判定することで、他のシステム50、500と同様の作用効果を得ることが可能となる。
(17)子機120,121では、第1〜第7セグメントフラグを含んでなるシリアルデータを状態信号格納手段290に格納することに限らず、第1〜第7セグメントフラグのセット状態に基づき、設定値1〜6に対応する例えば10進化データ等に変換した状態で格納しても良い。
(18)図11の設定値センサ151及び図12の電源センサ125は、3層構造に限らず、型成形によって1層化することも可能である。
(19)設定値センサは、受光部で受光した光を導く導光路として、光ファイバを用いて構成することも可能である。この場合、光ファイバは、状態信号格納手段まで引き込み可能な長さが確保され、光ファイバで導かれた光を感知する光感知センサ素子157は、子機121の本体側に内蔵して構成される。この構成によれば、発光素子の発光状態に対応させることによって設定値状態信号を検出するので、スロットマシン10内の制御回路等から周辺環境へ放射されるノイズに対して、装置の耐ノイズ性を向上させることが可能となる。よって、検知した設定値状態信号と基準の設定値状態信号と同一性の確保が容易となり、装置の信頼性を向上できる。
(20)信号線41,42,43は、センサが電流波形を磁気的に検知するものの場合、いわゆるツイストペアケーブルを使用することが望ましい。ツイストペアケーブルを使用すればセンサから出力された信号をアナログのまま子機へ伝送可能となるので、デジタル変換して増幅する等の波形加工を行うことが不要となり、耐ノイズ性を高めることができる。
(21)本システムは、設定値の不正変更を監視するだけでなく、設定値の確認操作を監視することも可能である。本システムによって設定値の確認操作を監視する場合、電源スイッチ21をオンにしたまま設定キーが所定位置に回され、設定値表示部24に現在の設定値が発光表示される。この時、例えば、設定値センサ152によって4つのLED素子61,62,63,65の発光状態を検知し、対応する設定値状態信号を状態信号格納手段292へ格納する。その後の発光状態に対応した設定値状態信号の格納は、所定間隔毎に繰り返し行う。そして設定値の発光表示が解除された時、状態信号格納手段292に格納しておいた発光表示直後の設定値状態信号と、発光表示直前までの格納されていた複数の設定値状態信号とを比較する。比較の結果、全て等しいものであれば、設定値の確認操作が行われたものとする。
(22)設定値センサ152は、4つのLED素子61,62,63,65に限らず、4つのLED素子61,62,64,65を選択し、対応する所定位置に光感知センサ素子53を設けて構成することもできる。
(23)設定値センサ152は、4つのLED素子に限らず、2つ以上のLED素子を選択すれば構成が可能である。
(24)状態信号検出装置12,120,121,122は、図5、図13のフローチャートに沿う手順(ステップ)に沿って、それぞれの装置の持つ状態信号格納手段で格納される格納対象信号に応じて、設定値状態検出手段を検知動作及び出力動作させるとともに状態信号格納手段を格納動作するように、個々独立した状態信号検出プログラムによって実行させている。これらの複数の状態信号検出プログラムはまとめて一つのプログラム記憶手段に格納しても良い。複数の状態信号検出プログラムをプログラム記憶手段にまとめた場合、いわゆるDIPスイッチ等の選択手段によって読み出す記憶領域を切り替えて、自己の持つ格納対象信号に応じて、状態信号検出プログラムを選択して読み出し、そのプログラムを実行させるように構成する。この場合には、格納対象信号に応じて実行させるプログラムが異なり複数存在したとしても、プログラム記憶手段としてのメモリを共用すれば、構成に合わせてプログラムを書き換える手間を省くことが可能となる。
(25)状態信号格納手段は、設定値状態信号に限らず、外部集中端子板の出力端子から出力される稼働状態信号も格納するように構成しても良い。外部集中端子板は、稼働状態信号として、遊技メダル投入信号、遊技メダル払出信号、役物連続作動装置本当たり信号が、予め定められた出力端子から出力されるように構成されている。例えば子機122を用いた設定値監視システム512において、状態信号格納手段292をこれら稼働状態信号を格納可能に構成し、所定のタイミングで設定値状態信号と共にDBサーバ15に格納し、本部PC16に設けた稼働状態管理手段によって、遊技メダル投入枚数および獲得枚数、役物作動回数、役物連続作動装置作動回数、高確率役物遊技になった回数、役物連続作動増加装置作動回数等を集計し、各スロットマシン毎や各店舗毎の稼働状態を管理することも可能である。稼働状態管理手段を設けることで、設定値の不正変更を他の観点から判定することが可能となり、設定値監視システムによる監視結果について信頼性を向上できる。
(26)本状態信号検出装置は、設定値を発光表示する設定値表示手段だけでなく、遊技メダルのクレジットを表示するものや、遊技メダルの払い出しを表示する等、稼働状態に関連する数字を発光表示する他のいわゆる7セグメントの発光状態を検知し、対応する状態信号を出力する複数の検出手段を設けて構成しても良い。この場合も、上記(25)と同様に、本システムによる監視結果について信頼性を向上できる。
前扉を閉めた状態を示すスロットマシンの正面図である。 前扉を開いた状態のスロットマシンに対して、本発明に係る状態信号検出装置を取り付けた状態を示す取付説明図である。 本発明に係る設定値の不正変更監視システムの実施の一形態を示すシステム構成図である。 設定値変更操作及び設定値監視の手順を示すフローチャートである。 設定値の格納手順を示すフローチャートである。 設定値監視の実施の一形態を示すフローチャートである。 前扉を開いた状態のスロットマシンに対して、本発明に係る他の実施形態の状態信号検出装置を取り付けた状態を示す取付説明図である。 設定値センサの変更例を示す(a)は正面図、(b)は右側面図である。 本発明に係る設定値の不正変更監視システムの実施の一形態を示すシステム構成図である。 前扉を開いた状態のスロットマシンに対して、本発明に係る他の実施形態の状態信号検出装置を取り付けた状態を示す取付説明図である。 設定値センサの変更例を示す(a)は正面図、(b)は右側面図である。 電源センサの変更例を示す(a)は正面図、(b)は右側面図である。 設定値の格納手順を示すフローチャートである。 設定値センサの変更例を示す(a)は正面図、(b)はA−A断面図、(c)は設定値表示部の表示状態を示す説明図である。
符号の説明
9・・前扉、10・・スロットマシン、11・・本体、12,120,121,122・・状態信号検出装置(子機)、13・・親機、14・・ハブ、15,150・・DBサーバ、16・・本部PC、17・・管理会社PC、18・・判定手段、19・・ルータ、20・・スタートレバー、21・・電源スイッチ、22・・設定キー挿入口、23・・設定スイッチ、24・・設定値表示部、25,125・・電源センサ、26,51,151,152・・設定値センサ、27・・外部集中端子板、28,280,290,292・・状態信号格納手段、30・・電源部、31・・中央表示基板、32・・メイン基板、33,34,35・・ハーネス、37・・オンオフ表示灯、40・・VPN、41,42,43,44・・信号線、50,500,510,512・・不正変更監視システム、52・・透明フィルム、53,127,157・・光感知センサ素子、126,152・・透明シート状体、128,155・・受光部、129,156・・導光路、130,158・・基板、153・・中間シート状体、154・・外側シート状体。

Claims (3)

  1. 当たり確率の高低を表す設定値を、7つの発光素子によって発光表示する設定値表示手段と、
    接続先のホールコンピュータで稼働状態を管理するために必要となる稼働状態信号を、予め定められた出力端子から出力する集中端子板と、を備えるスロットマシンに取り付けられ、
    前記7つの発光素子のうち、設定値を判別するために必要な発光素子の組み合わせを抽出し、抽出することによって発光素子を選択し、選択した発光素子について点灯及び消灯のいずれかの一方の発光状態を検知し、対応する設定値状態信号を出力する設定値状態検出手段と、
    前記設定値状態検出手段から出力された設定値状態信号を読み書き自在に格納する状態信号格納手段と、
    を備えてなり
    前記設定値状態検出手段は、
    選択した発光素子が全て消灯したか否かを検知するとともに、全て消灯したことが検知された後、選択した発光素子のいずれかについて消灯から点灯する発光状態の変化を検知した場合、対応する設定値状態信号を出力するものであり、
    前記状態信号格納手段は、
    前記検知した発光素子の発光状態に基づき設定値を判別する組み合わせであるか否かを判断し、当該組み合わせである場合には、設定値が有効であるとして、前記設定値状態検出手段から出力された設定値状態信号を読み書き自在に格納する、
    ことを特徴とするスロットマシン用状態信号検出装置。
  2. 所定エリア内のスロットマシンに取り付けられた請求項1の状態信号検出装置と
    所定エリア外に設置され、基準となる設定値情報を予め格納した情報端末
    所定エリア内と所定エリア外とのうち、少なくとも一方に設けられ、前記状態信号検出装置及び情報端末機に格納された設定値情報に基づいて、設定値の変更操作が不正か否かを判定する判定手段と、
    を備えてなる、
    ことを特徴とする設定値の不正変更監視システム。
  3. 定エリア内と所定エリア外とのうち、少なくとも一方に、状態信号検出装置に格納された設定値状態信号を第1通信手段を介して格納するサーバ手段を設け、
    サーバ手段は情報端末に格納された設定値情報を、前記情報端末前記サーバ手段に格納された設定値状態信号を、第2通信手段を介して相互に格納するものである、
    ことを特徴とする請求項2に記載の設定値の不正変更監視システム。
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