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JP4125449B2 - 微小腫瘍追尾手術システム - Google Patents

微小腫瘍追尾手術システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、微小腫瘍追尾手術システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、肺がん等の呼吸器系の腫瘍は、X線レントゲン写真による診断が行われてきた。このレントゲン写真による診断では、センチ単位以上の大きな腫瘍にならなければ発見することが難しく、手術が手遅れになってしまうケースがしばしば見られている。実際問題、レントゲンによって発見された肺がんのうち、70%は手遅れで手術ができないという統計データもある。
【0003】
一方、1センチ以下のミリメートル単位のがん腫瘍であれば、切除手術による5年生存率が90%以上であることが統計的に明らかになっている。このため、肺がん等の呼吸器系の腫瘍について、ミリ単位の微小腫瘍を発見し、切除しうる診断技術や、手術システムの開発が強く望まれている。
【0004】
そこで、近年、呼吸器外科の領域では、高速らせん型CTスキャナーによる診断が行われるようになってきた。この高速らせん型CTスキャナーでは、体内を1ミリメートル刻みでスライスして三次元的に観察でき、その結果、肺内のミリメートル単位の微小腫瘍も診断可能となっている。
【0005】
一方、治療方法としては、患者に対するダメージの少ない内視鏡下手術(胸腔鏡手術)が1990年代前半より広く普及してきている。この手術は、胸に小さな穴をあけたのち、そこに内視鏡や鉗子を挿入し、内視鏡で観察されるビデオ画面を見ながら胸腔内の病変部位を切り取る方法である。
【0006】
上記内視鏡下手術では、手術時の切開創が小さくてすむため、通常の開胸手術(患者の肋骨を外して腫瘍を切り取る)に比べ、患者に対するダメージが少なく、術後の患者の体調回復も著しくよいことが知られている。このため今日では、肺内微小腫瘍には内視鏡下手術で対応することが強く求められている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところが、上記内視鏡下手術では、内視鏡で肉眼的に観察できる部位にある腫瘍でなければ切除することができないという問題がある。具体的には、肺の胸膜直下に存在する腫瘍であれば、内視鏡で肉眼的に確認できるため切除できるが、胸膜より少しでも深部にある微小腫瘍は、内視鏡では肉眼的に存在部位を確定できないため、正確な切除を行うことが不可能であった。
【0009】
一方、上述したように、高速らせん型CTスキャナーによる診断技術の発達により、胸膜の深部にある微小腫瘍の発見も可能となっており、このような部位に存在する微小腫瘍の切除の必要性が極めて高くなっている。
【0010】
しかしながら、せっかく腫瘍を発見したとしても、従来の内視鏡下手術では、肉眼的に観察できる部位でなければ切除することができなかった。また、通常の開胸手術を行ったとしても、ミリ単位の腫瘍は見つけることが極めて困難で、切除することはほとんど不可能に近かった。しかも、特に、肺がん等の呼吸器系に存在する腫瘍では、手術時に肺が収縮するため、診断時の腫瘍の位置が手術時には変わってしまうという困難性を有している。
【0011】
このように、診断技術の発達によって発見可能となった微小腫瘍を正確に切除する手術システムは、現在までのところ提供されていなかったのが実情である。
【0012】
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、内視鏡で肉眼的に確認できない深部にある微小腫瘍を正確に切除できる微小腫瘍追尾手術システムの提供をその目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の微小腫瘍追尾手術システムは、体内の腫瘍近傍に取り付けられた発信機と、先端部に上記発信機で発生された信号を受信する受信機が取り付けられた鉗子と、上記受信機で受信した信号をもとに上記発信機の位置を検知する位置検知手段と、上記位置検知手段で検知した発信機の位置を表示する位置表示手段とを備えたことを第1の要旨とする。
【0014】
また、本発明の微小腫瘍追尾手術システムは、体内の腫瘍近傍に取り付けられた発信機と、上記発信機が発生する信号を受信する第1の受信機と、先端部に上記発信機で発生された信号を受信する第2の受信機が取り付けられた鉗子と、上記第1および第2の受信機で受信した信号をもとに上記発信機の位置を検知する位置検知手段と、上記位置検知手段で検知した発信機の位置を表示する位置表示手段とを備えたことを第2の要旨とする。
【0015】
また、本発明の微小腫瘍追尾手術システムは、体内の腫瘍近傍に取り付けられた第1の発信機と、先端部に第2の発信機が取り付けられた鉗子と、上記第1および第2の発信機が発生する信号を受信する受信機と、この受信機で受信した信号をもとに上記第1および第2の発信機の位置を検知する位置検知手段と、上記位置検知手段で検知した第1および第2の発信機の位置を表示する位置表示手段とを備えたことを第3の要旨とする。
【0016】
すなわち、本発明の第1の微小腫瘍追尾手術システムは、体内の腫瘍近傍に取り付けられた発信機と、先端部に上記発信機で発生された信号を受信する受信機が取り付けられた鉗子と、上記受信機で受信した信号をもとに上記発信機の位置を検知する位置検知手段と、上記位置検知手段で検知した発信機の位置を表示する位置表示手段とを備えている。このため、腫瘍近傍に取り付けた発信機が発生する信号を受信機で受信し、上記発信機の位置(すなわち腫瘍の位置)を検知できる。そして、上記腫瘍の位置を位置表示手段で確認しながら切除することが可能となる。したがって、従来の内視鏡下手術では正確な切除が不可能であった肉眼的に観察できない部位にある腫瘍も正確に切除できるようになる。また、特に、肺がん等の呼吸器系に存在する腫瘍のように、手術時の肺の収縮により手術時に腫瘍の位置が診断時と変わってしまうような場合でも、腫瘍の位置を位置表示手段で確認しながら(例えば、画面上でポインタ等のマーカ表示を視認しながら)切除できるため、腫瘍の正確な切除が可能となる。
【0017】
また、本発明の第2の微小腫瘍追尾手術システムは、体内の腫瘍近傍に取り付けられた発信機と、上記発信機が発生する信号を受信する第1の受信機と、先端部に上記発信機で発生された信号を受信する第2の受信機が取り付けられた鉗子と、上記第1および第2の受信機で受信した信号をもとに上記発信機の位置を検知する位置検知手段と、上記位置検知手段で検知した発信機の位置を表示する位置表示手段とを備えている。
【0018】
このため、腫瘍近傍に取り付けた発信機が発生する信号を第1受信機および第2の受信機で受信し、上記発信機の位置(すなわち腫瘍の位置)を検知できる。そして、上記腫瘍の位置を位置表示手段で確認しながら切除することが可能となる。したがって、従来の内視鏡下手術では正確な切除が不可能であった肉眼的に観察できない部位にある腫瘍も正確に切除できるようになる。また、特に、肺がん等の呼吸器系に存在する腫瘍のように、手術時の肺の収縮により手術時に腫瘍の位置が診断時と変わってしまうような場合でも、腫瘍の位置を位置表示手段で確認しながら(例えば、画面上でポインタ等のマーカ表示を視認しながら)切除できるため、腫瘍の正確な切除が可能となる。
【0019】
また、本発明の第3の微小腫瘍追尾手術システムは、体内の腫瘍近傍に取り付けられた第1の発信機と、先端部に第2の発信機が取り付けられた鉗子と、上記第1および第2の発信機が発生する信号を受信する受信機と、この受信機で受信した信号をもとに上記第1および第2の発信機の位置を検知する位置検知手段と、上記位置検知手段で検知した第1および第2の発信機の位置を表示する位置表示手段とを備えている。
【0020】
このため、腫瘍近傍に取り付けた第1発信機が発生する信号および鉗子先端に取り付けた第2の発信機が発生した信号を受信機で受信し、上記第1および第2の発信機の位置(すなわち腫瘍の位置と鉗子先端の位置)を検知できる。そして、上記腫瘍ならびに鉗子先端の位置を位置表示手段で確認しながら切除することが可能となる。したがって、従来の内視鏡下手術では正確な切除が不可能であった肉眼的に観察できない部位にある腫瘍も正確に切除できるようになる。また、特に、肺がん等の呼吸器系に存在する腫瘍のように、手術時の肺の収縮により手術時に腫瘍の位置が診断時と変わってしまうような場合でも、腫瘍および鉗子先端の位置を位置表示手段で確認し、鉗子先端を腫瘍の位置まで導きながら腫瘍を切除できるため、腫瘍の正確な切除が可能となる。
【0021】
このように、本発明の微小腫瘍追尾手術システムによれば、飛躍的に向上した診断精度に見合った治療が可能になり、ごく早期の肺がん病巣等が切除できるようになる。
【0022】
本発明の微小腫瘍追尾手術システムにおいて、上記第1の受信機が、食道に挿入されるものである場合や、受信機が食道に挿入されるものである場合には、発信機と受信機との間を遮るものが少なく、発信機が発生する信号を正確に受信でき、位置検出の精度が向上する。
【0023】
本発明の微小腫瘍追尾手術システムにおいて、先端部に第3の受信機が取り付けられた内視鏡を有し、上記位置検知手段が、上記各受信機で受信した信号をもとに上記発信機の位置を検知するようになっている場合には、内視鏡先端の位置を確認でき、内視鏡を腫瘍近傍まで誘導することが可能となり、より正確な切除が可能となる。さらに、発信機の誘導により鉗子および内視鏡の誘導を行うため、手術動作の自動化も可能になる。
【0024】
本発明の微小腫瘍追尾手術システムにおいて、上記位置検知手段が、受信機が受信した信号をもとに、発信機と受信機の位置関係を検知するようになっているとともに、位置表示手段が、発信機と受信機の位置関係を表示するようになっている場合には、腫瘍と鉗子先端の距離等の位置関係を確認し、鉗子先端を腫瘍の位置まで導きながら腫瘍を切除でき、より正確な切除が可能となる。
【0025】
本発明の微小腫瘍追尾手術システムにおいて、上記発信機が磁気発生体であり、上記受信機が磁気センサである場合には、生体を透過しやすい磁気を信号として発信機の位置を検知できるため、正確に腫瘍の位置を検知できる。
【0026】
本発明の微小腫瘍追尾手術システムにおいて、上記発信機が高導磁率材料からなり、この発信機に外部の着磁装置で着磁させるようになっている場合や、上記着磁装置により、発信機の着磁方向を交互に切り換えるようになっている場合には、地磁気等の周囲の磁場のなかで磁気信号を見失うことなく、より高感度に発信機の位置を同定することができるようになる。
【0027】
なお、本発明において、信号とは、音波,電波,電磁波,磁気,磁場,光等からなる各種の信号を含む趣旨である。
【0028】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明の実施の形態を詳しく説明する。
【0029】
図1は、本発明の微小腫瘍追尾手術システムの一実施の形態を示すシステム構成図である。図において、1は腫瘍2に差し入れられる発信機である。この発信機1は、微小な円柱状(例えば直径1mm×長さ5mm程度)に形成され、らせん型CTによるガイド下に、経皮的に肺内へ刺入した針を通して肺内の腫瘍2近傍に刺し入れられる(従来より肺の微小病変に対して行われている、らせん型CTガイド下の経皮的針生検術により実施される)。
【0030】
3は上記発信機1が発生する信号を受信する第1受信機である。この第1受信機3は、口腔から食道に挿入されるようになっている。
【0031】
5は鉗子、7は内視鏡であり、それぞれ胸にあけた小さな穴から体内に挿入され、胸腔内の病変部位を切り取ったり、病変部位等を撮影する。4は鉗子5の先端部に取り付けられた第2受信機、6は内視鏡7の先端に取り付けられた第3受信機であり、それぞれ上記発信機1が発生する信号を受信するようになっている。
【0032】
8は位置測定演算装置であり、第1受信機3が受信した発信機1の信号に基づいて、発信機1の位置を測定演算する。発信機1の位置を測定演算することにより、発信機1が刺し入れられた腫瘍2の位置がわかるようになっている。すなわち、上記第1受信機3は、体内での発信機1の位置を決定する座標としての役割を果たす。
【0033】
また、上記位置測定演算装置8は、鉗子5先端に取り付けられた第2受信機4および内視鏡7の先端に取り付けられた第3受信機6が受信した発信機1の信号に基づいて、発信機1と第2受信機4および第3受信機6間の距離等の位置関係を測定演算するようになっている。
【0034】
9は画像表示装置であり、上記位置測定演算装置8で演算された発信機1の位置情報と、第2受信機および第3受信機と発信機1との位置関係情報、ならびに内視鏡7で撮影された画像を表示する。
【0035】
10は麻酔器であり、口腔から気管を通して肺に挿入された挿管チューブ11から空気および笑気ガス等を導入して患者を麻酔等するものである。
【0036】
上記構成により、本発明の手術システムは、例えばつぎのようにして用いることができる。まず、らせん型CTによるガイド下に、経皮的に針を肺内に刺し入れ、刺入した針を通して肺内の腫瘍2近傍に発信機1を刺し入れる。ついで、患者に麻酔をかけながら、第1受信機3を口腔から食道に挿入する。つぎに、胸に小さな穴をあけ、鉗子5および内視鏡7を体内に挿入する。
【0037】
そして、第1受信機3により上記発信機1が発生した信号を検知し、位置測定演算装置8により上記発信機1の体内での位置を演算により求め、画像表示装置9にその位置情報を表示する。また、鉗子4の先端部に取り付けられた第2受信機および内視鏡7の先端部に取り付けられた第3受信機6により、発信機1が発生する信号を受信する。この受信信号に基づいて、位置測定演算装置8により上記発信機1と第2および第3受信機との実距離等の位置関係を演算し、画像表示装置9に位置関係情報を表示する。
【0038】
さらに、内視鏡7によって発信機1ならびに腫瘍2近傍の状態を撮影し、その画像を画像表示装置9に表示する。図に示す例では、画像表示装置9には、発信機1と第2および第3受信機間の距離の表示12と、肺の画像13ならびに腫瘍2存在部位を示すマーカ14が表示されている。
【0039】
そして、上記画像表示装置9の表示を見ながら、鉗子4等を操作して腫瘍2を切除することが行われる。なお、腫瘍2切除と同時もしくはその後に、鉗子4により発信機1を体外に取り出すことが行われる。
【0040】
このように、上記手術システムは、専ら肉眼に頼る内視鏡手術システムに替わる先進的手術システムである。すなわち、標的微小腫瘍2に埋め込んだ発信機1のガイドにより、内視鏡7下で当該腫瘍2まで鉗子5を誘導し、腫瘍2を正確に切除できる。この内視鏡手術システムにおいては、鉗子5先端から腫瘍2までの実距離が、リアルタイムで常に画像表示装置9上に表示されるため、腫瘍2などの病変部が内視鏡7を通じて画像表示装置9上で観察されていなくても、切除可能である。
【0041】
また、位置測定演算装置8でのプログラムや制御によって、手術操作の自動化も可能になる。さらに、上記発信機1に、外部から電磁波,磁場等を与え、発信機1自体を発熱させることにより、腫瘍2を焼ききるという治療も可能である。このとき、上記発信機1に温度センサ機能を付加することにより、腫瘍2を焼ききる適切な温度制御等も可能になる。すなわち、腫瘍2等を焼ききる際に患者の身体に与える影響が少ない温度は約80℃前後であり、この温度範囲に制御することも可能となる。
【0042】
また、上記発信機1には、周囲の音声を感知するセンサ機能を持たせることにより、近くに血管が有るか無いか等の判定を行うことも可能である。このように、上記発信機1には、各種のセンサ機能を付加することにより、各種の診断等を行うことができるようになる。
【0043】
このとき、上記発信機1には、離れた位置に情報を送信する情報送信機能を付加させることが望ましい。このような情報送信機能は、例えば、図2に示すような応答器23と質問器27とで実現することができる。上記応答器23は。発信機1に内蔵されるもので、センサ20と、メモリおよびコンデンサを含むICチップ21と、アンテナ22とを備えている。また、質問器27は、離れた位置で情報を受信するもので、制御部25と、発信部24と、アンテナ26とを備えている。
【0044】
上記応答器23と質問器27では、例えば、つぎのようにして情報送信が行われる。すなわち、まず、質問器27から、所定の周波数の搬送波に対してリードコマンドを意味するように変調された電波をアンテナ26から出力する。ついで、応答器23は、質問器27からの電波をアンテナ22で受けることにより、起電力を発生させる。つぎに、アンテナ22に生じた起電力をICチップ21内のコンデンサに蓄電するとともに、ICチップ21等の駆動電源とする。ICチップ21は、質問器27からの電波からリードコマンドを検波すると、センサ20から値を読み出し、アンテナ22によってセンサ20からの値を変調波として送信する。そして、質問器27は、応答器23から受信した電波から、検波回路を通してセンサ20からの値を取得する。
【0045】
図3は、本発明の微小腫瘍追尾手術システムの第2の実施の形態を示すシステム構成図である。この手術システムでは、鉗子5および内視鏡7の先端部に、それぞれ第2発信機15が取り付けられている。そして、第1受信機3により、上記第2発信機15が発生する信号を受信し、位置測定演算装置8により上記各第2発信機15の体内での位置を演算するようになっている。また、上記第2発信機15の位置情報は、画像表示装置9に表示されるようになっている。それ以外は、図1に示すものと同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。
【0046】
このシステムでは、腫瘍2および鉗子5先端の位置を画像表示装置9で確認し、鉗子5先端を腫瘍2の位置まで導きながら腫瘍2を切除できるため、腫瘍2のより正確な切除が可能となる。それ以外は図1に示すものと同様の作用効果を奏する。
【0047】
図4は、本発明の微小腫瘍追尾手術システムの第3の実施の形態を示すシステム構成図である。この手術システムでは、第1受信機3が、食道に挿入されるのではなく、患者のベッドに取り付けられている。それ以外は、図1に示すものと同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。このシステムでも、図1に示すものと同様の作用効果を奏する。
【0048】
図5は、本発明の微小腫瘍追尾手術システムの第4の実施の形態を示すシステム構成図である。この手術システムでは、第1受信機3が、食道に挿入されるのではなく、患者のベッドに取り付けられている。また、鉗子5および内視鏡7の先端部に、それぞれ第2発信機15が取り付けられている。そして、第1受信機3により、上記第2発信機15が発生する信号を受信し、位置測定演算装置8により上記各第2発信機15の体内での位置を演算するようになっている。また、上記第2発信機15の位置情報は、画像表示装置9に表示されるようになっている。それ以外は、図1に示すものと同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。
【0049】
このシステムでは、腫瘍2および鉗子5先端の位置を画像表示装置9で確認し、鉗子5先端を腫瘍2の位置まで導きながら腫瘍2を切除できるため、腫瘍2のより正確な切除が可能となる。それ以外は図1に示すものと同様の作用効果を奏する。
【0050】
図6は、本発明の微小腫瘍追尾手術システムの第5の実施の形態を示すシステム構成図である。この手術システムでは、第1受信機3が設けられておらず、鉗子5の先端に取り付けられた第2受信機4および内視鏡7の先端に取り付けられた第3受信機6により発信機1が発信する信号を受信するようになっている。そして、上記第2および第3受信機4,6で受信した発信機1の信号に基づいて、位置演算測定装置8により、発信機1の位置を測定演算するようになっている。それ以外は、図1に示すものと同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。このシステムでも、図1に示すものと同様の作用効果を奏する。
【0051】
上記各実施の形態において、信号を発生する発信機1としては、例えば、永久磁石,電磁石等の磁気発体が、好適に用いられる。また、第1〜第3受信機3,4,6としては、例えば、フラックスゲートセンサ,MIセンサ,スクイドセンサ,ホール素子,MRセンサ等の磁気センサが、好適に用いられる。すなわち、磁場や磁気を信号として利用し、腫瘍の位置を特定するのである。そして、上記のように、発信機1として磁気発生体を用いることにより、生体を透過しやすい磁気や磁場を信号として発信機1の位置を検知できるため、正確に腫瘍の位置を検知できる。
【0052】
ここで、発信機1が発生する磁気を磁気センサで検知して発信機1の位置を測定演算する手法としては、例えば、電気学会技術報告第611号「電磁界解析とその逆・最適化問題への応用」(1996年10月,電気学会電力エネルギー部門静止器技術委員会)等において紹介されているように、磁気モーメント法や有限要素法を用い、発信機1周辺に発生する電磁界解析をいわゆる逆問題として解析することにより、発信機1の位置等を検出する手法があげられる。
【0053】
また、上記磁気発生体の発信機1として永久磁石を用いる場合、図7に示すように、円柱形の永久磁石16の着磁方向を、円柱の下部側面から上部側面に抜けるように湾曲させるのが好ましい。このようにすることにより、円柱状の永久磁石16の側面の磁力が確保され、より正確に磁気信号を検知することができるようになる。
【0054】
図8は、本発明の微小腫瘍追尾手術システムの第6の実施の形態を示すシステム構成図である。この手術システムでは、磁気発生体の発信機1として、永久磁石ではなく、初導磁率が高くて保磁力が小さく、かつ履歴損失の少ない高導磁率材料を用い、体外に備えた着磁装置17を使用して交流磁場を与え、図9に示すように、発信機1の着磁方向を交流的に切り換えるようになっている。このように、発信機1の着磁方向を交流的に変化させることにより、地磁気等の周囲の磁場のなかで磁気信号を見失うことなく、より高感度に発信機1の位置を同定することができるようになる。なお、上記高導磁率材料としては、例えば、スーパーマロイ,パーミンバール,イソパーム等の高導磁率合金等があげられるが、これに限定するものではない。
【0055】
また、上記磁気発生体の発信機1としては、永久磁石や直流電磁石を用いることもできるが、交流電磁石を用いることもできる。発信機1として交流電磁石を用いることにより、ノイズを低減し、信号精度を向上させることができるからである。また、上記発信機1には、遠隔操作でON/OFFできるスイッチ機能を内蔵させることもできる。
【0056】
さらに、上記各実施の形態では、発信機1は、らせん型CTによるガイド下に、経皮的に肺内へ刺入した針を通して肺内の腫瘍2近傍に刺し入れるようにしたが、これに限定するものではなく、血管用カテーテルを用いて肝臓等の臓器の血管を通して腫瘍2に刺し入れたり、胃や腸等の管腔臓器の腫瘍の場合には内視鏡による観察下において直接腫瘍2に刺し入れるようにすることもできる。
【0057】
以上のように、本発明の微小腫瘍追尾手術システムによれば、飛躍的に向上した診断精度に見合った治療が可能になり、ごく早期の肺がん病巣等が切除できるようになる。また、肺がんだけにとどまらず、胃がん等の消化器系の腫瘍や、肝臓,腎臓等各種の臓器の腫瘍摘出に応用することもできる。
【0058】
【発明の効果】
以上のように、本発明の第1の微小腫瘍追尾手術システムによれば、腫瘍近傍に取り付けた発信機が発生する信号を受信機で受信し、上記発信機の位置(すなわち腫瘍の位置)を検知できる。そして、上記腫瘍の位置を位置表示手段で確認しながら切除することが可能となる。したがって、従来の内視鏡下手術では正確な切除が不可能であった肉眼的に観察できない部位にある腫瘍も正確に切除できるようになる。また、特に、肺がん等の呼吸器系に存在する腫瘍のように、手術時の肺の収縮により手術時に腫瘍の位置が診断時と変わってしまうような場合でも、腫瘍の位置を位置表示手段で確認しながら(例えば、画面上でポインタ等のマーカ表示を視認しながら)切除できるため、腫瘍の正確な切除が可能となる。
【0059】
また、本発明の第2の微小腫瘍追尾手術システムによれば、腫瘍近傍に取り付けた発信機が発生する信号を第1の受信機および第2の受信機で受信し、上記発信機の位置(すなわち腫瘍の位置)を検知できる。そして、上記腫瘍の位置を位置表示手段で確認しながら切除することが可能となる。したがって、従来の内視鏡下手術では正確な切除が不可能であった肉眼的に観察できない部位にある腫瘍も正確に切除できるようになる。また、特に、肺がん等の呼吸器系に存在する腫瘍のように、手術時の肺の収縮により手術時に腫瘍の位置が診断時と変わってしまうような場合でも、腫瘍の位置を位置表示手段で確認しながら(例えば、画面上でポインタ等のマーカ表示を視認しながら)切除できるため、腫瘍の正確な切除が可能となる。
【0060】
また、本発明の第3の微小腫瘍追尾手術システムによれば、腫瘍近傍に取り付けた第1の発信機が発生する信号および鉗子先端に取り付けた第2の発信機が発生した信号を受信機で受信し、上記第1および第2の発信機の位置(すなわち腫瘍の位置と鉗子先端の位置)を検知できる。そして、上記腫瘍ならびに鉗子先端の位置を位置表示手段で確認しながら切除することが可能となる。したがって、従来の内視鏡下手術では正確な切除が不可能であった肉眼的に観察できない部位にある腫瘍も正確に切除できるようになる。また、特に、肺がん等の呼吸器系に存在する腫瘍のように、手術時の肺の収縮により手術時に腫瘍の位置が診断時と変わってしまうような場合でも、腫瘍および鉗子先端の位置を位置表示手段で確認し、鉗子先端を腫瘍の位置まで導きながら腫瘍を切除できるため、腫瘍の正確な切除が可能となる。
【0061】
このように、本発明の微小腫瘍追尾手術システムによれば、飛躍的に向上した診断精度に見合った治療が可能になり、ごく早期の肺がん病巣等が切除できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の微小腫瘍追尾手術システムの一実施の形態を示すシステム構成図である。
【図2】応答器と質問器の一例を示す構成図である。
【図3】本発明の微小腫瘍追尾手術システムの第2の実施の形態を示すシステム構成図である。
【図4】本発明の微小腫瘍追尾手術システムの第3の実施の形態を示すシステム構成図である。
【図5】本発明の微小腫瘍追尾手術システムの第4の実施の形態を示すシステム構成図である。
【図6】本発明の微小腫瘍追尾手術システムの第5の実施の形態を示すシステム構成図である。
【図7】発信機に用いる永久磁石の一例を示す図である。
【図8】本発明の微小腫瘍追尾手術システムの第6の実施の形態を示すシステム構成図である。
【図9】上記微小腫瘍追尾手術システムの発信機に用いる高導磁率材料の作用を示す説明図である。
【符号の説明】
1 発信機
2 腫瘍
3 第1受信機
4 第2受信機
5 鉗子
8 位置測定演算装置
9 画像表示装置

Claims (6)

  1. 体内の腫瘍近傍に取り付けるための円柱型の永久磁石と、
    上記永久磁石が発生する磁気検出する第1の磁気センサと、
    上記永久磁石が発生する磁気を検出する第2の磁気センサが先端に取り付けられた鉗子と、
    上記第1及び第2の磁気センサ検出した信号をもとに上記永久磁石の位置を検知する位置検知手段と、
    上記位置検知手段で検知した永久磁石の位置を表示する位置表示手段と
    を備えることを特徴とする微小腫瘍追尾手術システム。
  2. 上記第1の磁気センサが、食道に挿入されるものである請求項1記載の微小腫瘍追尾手術システム。
  3. 更に、先端部に第3の磁気センサが取り付けられた内視鏡を有し、
    上記位置検知手段が、これら3個の磁気センサ検出した信号をもとに上記永久磁石の位置を検知するようになっている
    請求項1又は2に記載の微小腫瘍追尾手術システム。
  4. 上記位置検知手段が、
    上記磁気センサ検出した信号をもとに、永久磁石磁気センサの位置関係を検知するようになっているとともに、
    位置表示手段が、永久磁石磁気センサの位置関係を表示するようになっている
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の微小腫瘍追尾手術システム。
  5. 体内の腫瘍近傍に取り付けるための、高導磁率材料からなる磁気発生体と、
    上記磁気発生体が発生する磁気検出する第1の磁気センサと、
    上記磁気発生体が発生する磁気を検出する第2の磁気センサが先端部に取り付けられた鉗子と、
    上記第1及び第2の磁気センサ検出した信号をもとに上記磁気発生体の位置を検知する位置検知手段と、
    上記位置検知手段で検知した磁気発生体の位置を表示する位置表示手段と
    を備え、
    上記磁気発生体が、外部の着磁装置で着磁させるようになっていることを特徴とする微小腫瘍追尾手術システム。
  6. 上記着磁装置により、磁気発生体の着磁方向を交互に切り換えるようになっている請求項5に記載の微小腫瘍追尾手術システム。
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