JP4120374B2 - 情報伝送システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報伝送システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、商店やスーパーマーケットなどにおいて、各商品に商品識別情報を保持したメモリを有するデータキャリア(IDタグ)を付しておき、非接触でデータキャリアから商品識別情報を読み取り可能なリーダライタを有する小型端末を顧客に携帯してもらい、現時点での商品の購買意思の有無に関わらず顧客が手に取った商品の商品識別情報を小型端末で読み取ることにより、顧客の関心の高い商品のデータを収集できるようにした商品管理データ収集システムが提案されている(例えば、特許文献1)。ただし、このような商品管理データシステムを採用してあったとしても、顧客は、入手したい商品を手で取って買い物篭に入れた後で清算場所に並び、店員が金銭計算器(以下、レジと称す)を用いて計算した金額を現金やカードなどで支払う必要がある。
【0003】
また、展示会場などにあっても、訪れた入場者は、各ブースで配布しているカタログなどの資料を入手したい場合、入手したい資料を手で取って袋や鞄などに入れて持ち帰るようにしているのが一般的である。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−269287号公報(第3頁−第5頁、図1−図5)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記特許文献1に開示された商品管理データ収集システムでは、売り手側が顧客側の関心の高い商品のデータを収集することができるという利点がある。しかしながら、商店やスーパーマーケットなどの店舗内において、顧客にとって買い物篭は邪魔であるし、特に入手したい商品が多い場合には買い物篭に入りきらなかったり、買い物篭が重くなりすぎてしまう。また、清算場所が混んでいてかなり待たなければならないことが多々ある。一方、レジを操作する店員にとっても、商品を一つ一つ買い物籠から取り出して、金額をテンキーなどで入力したりバーコードをスキャナなどで読み取らせなければならず、手間と時間がかかる。
【0006】
同様に、展示会場においても、入手した資料が増えてくると、次にブースを見るときに邪魔になったり、資料全体の重量が重くなって持ち帰りに不便である。また、各ブースの展示者側にとっても興味を抱いて資料を持ち帰ってくれた入場者の情報を入手することも管理することもできない。
【0007】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、所望の物品を簡便に入手することができるシステムの構築が可能となる情報伝送システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1,2の発明は、上記目的を達成するために、情報を記憶する記憶手段および情報の入出力用の一対の電極を有し人体に装着される主通信装置と、人体が接触可能な接触部を有し人体が接触部に接触したときに伝送路の少なくとも一部に人体を用いて主通信装置へ情報を送信する第1の通信装置と、前記一対の電極に対応する一対の通信用電極を有し前記一対の電極および前記一対の通信用電極を介して主通信装置からの情報を受信する第2の通信装置とを備え、第1の通信装置から主通信装置の記憶手段を介して第2の通信装置へ情報を伝送可能としてなることを特徴とするものであり、主通信装置を装着した人体が接触部に接触した第1の通信装置の情報を主通信装置の記憶手段に集めてから第2の通信装置へ伝送することができる。したがって、数多くある物品(例えば、商品、カタログのような資料など)ごとに第1の通信装置を対応付けて設置しておき、主通信装置を装着した人が入手したい物品がある場合に当該物品に対応付けられた第1の通信装置の接触部に接触するようし、主通信装置の記憶手段に記憶した情報を第2の通信装置へ伝送し、第2の通信装置に伝送された情報に基づいて主通信装置を装着していた人へ物品を供給するようにすれば、所望の物品を簡便に入手することができるシステムの構築が可能となる。
【0010】
また、請求項1の発明では、主通信装置にはあらかじめ識別情報が設定されており、主通信装置は、人体が接触部に接触すると第1の通信装置へ前記識別情報を送信し、第1の通信装置は、主通信装置からの前記識別情報が規定条件を満たしたときに主通信装置へ情報を送信するので、主通信装置に規定条件を満たす識別情報が設定されている場合しか主通信装置を装着した人体を介して情報を取得できないようにすることができる。
【0011】
また、請求項2の発明では、主通信装置にはあらかじめ識別情報が設定されており、主通信装置は、前記一対の電極と前記一対の通信用電極とが容量結合すると第2の通信装置へ前記識別情報を送信可能となり、第2の通信装置は、主通信装置からの前記識別情報が規定条件を満たしたときに主通信装置からの情報を受信するので、主通信装置に規定条件を満たす識別情報が設定されている場合しか主通信装置を装着した人体を介して情報を取得できないようにすることができる。
【0012】
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記第2の通信装置に、前記一対の通信用電極および前記一対の電極を介して前記主通信装置へ情報を送信する手段を付加するとともに、前記第1の通信装置に、前記人体が前記接触部に接触したときに前記主通信装置から情報を受信する手段を付加し、前記第2の通信装置から前記主通信装置の記憶手段を介して前記第1の通信装置へ情報を伝送可能としてなるので、前記第1の通信装置と前記第2の通信装置との間で前記主通信装置を介して双方向通信を行うことができる。
【0013】
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3の発明において、前記主通信装置は、前記記憶手段に記憶した情報を所定時間が経過すると消去するので、前記記憶手段を有効に活用できるとともに、前記記憶手段に記憶した情報の漏洩を防止することができ、システムのセキュリティを高めることができる。
【0014】
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項3の発明において、前記主通信装置は、前記記憶手段に記憶した情報を送信した後に消去するので、前記記憶手段を有効に活用できるとともに、前記記憶手段に記憶した情報の漏洩を防止することができ、システムのセキュリティを高めることができる。
【0015】
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5の発明において、前記第1の通信装置と前記第2の通信装置との間で伝送される情報が少なくとも商品識別情報および金額を含む商品情報であるので、前記主通信装置を装着していた人が入手したい商品について合計金額の計算や商品の用意などの処理を売り手側でまとめて行うことが可能となる。
【0016】
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項5の発明において、前記第1の通信装置と前記第2の通信装置との間で伝送される情報がカタログを識別するためのカタログ識別情報であるので、前記主通信装置を装着していた人が入手したいカタログをまとめて用意することが可能となる。
【0017】
請求項8の発明は、請求項1ないし請求項5の発明において、前記第2の通信装置に接続された外部機器を備え、前記第1の通信装置と前記第2の通信装置との間で伝送される情報が少なくとも商品識別情報を含む商品情報であり、前記外部機器が、商品識別情報と商品金額とを対応付けたデータベースを備えてなるので、請求項6の発明に比べて前記主通信装置の前記記憶手段の容量を小さくしながらも、前記主通信装置を装着していた人が入手したい商品について合計金額の計算や商品の用意などの処理を売り手側でまとめて行うことが可能となる。
【0018】
請求項9の発明は、請求項1ないし請求項6の発明において、前記第2の通信装置に接続された外部機器を備え、前記主通信装置の前記記憶手段には顧客識別番号が書き込み可能であり、前記外部機器が、前記顧客識別情報に対応付けて顧客に関する情報を記憶した顧客データベースを備えてなるので、顧客ごとに処理を変えることが可能となる。
【0019】
請求項10の発明は、請求項1ないし請求項9の発明において、前記主通信装置は、前記一対の電極として、前記人体に装着したときに前記人体に直接接触し、前記人体を介して大地と電気的に接続される接地電極と、接地電極と離間して配置され、前記人体に直接接触する信号電極とを備え、前記接触部と信号電極との間の人体経路と、接地電極と人体と、大地若しくは前記第1の通信装置のグランドとの経路で信号伝送路を形成するので、前記主通信装置を小型にでき、且つ、情報伝送の信頼性を高めることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本実施形態の情報伝送システムについて図1ないし図7を参照しながら説明するが、本実施形態では、買い物客が入手したい商品(物品)を選び最後に一括清算するスーパーマーケットなどの店舗において適用する例について説明する。
【0021】
本実施形態の情報伝送システムでは、図1に示すように、顧客(人体M1)が装着する主通信装置(携帯型通信装置)10と、店内において商品A,B,C,D,E,Fごとに対応付けて設置される複数の第1の通信装置20と、店内において店員(人体M2)が待機している清算場所に設置される第2の通信装置30とを備えており、第2の通信装置30には後述の処理を行う外部機器たる処理装置40を接続してある。
【0022】
ここにおいて、第1の通信装置20は、情報を記憶する記憶手段として記憶部27(図3参照)を備えており、この記憶部27に少なくとも商品識別情報と商品金額とを含む情報(以下、商品情報と称す)が記憶されている。
【0023】
また、主通信装置10は、情報を記憶する記憶手段として記憶部14(図2参照)を備えており、主通信装置10を装着している人体M1が第1の通信装置20に設けた接触部である接触電極21(図3参照)に接触したときに、第1の通信装置20から送信された商品情報を受信して記憶部14に記憶し、その後、主通信装置10を装着している顧客(人体M1)あるいは顧客(人体M1)から主通信装置10を受け取った店員(人体M2)により主通信装置10が第2の通信装置30と通信するようにセットされたときに、記憶部14に記憶していた商品情報を第2の通信装置30へ送信するようにしたものである。
【0024】
なお、主通信装置10は、記憶部14に複数の商品情報を記憶することができるようになっており、1ないし複数の第1の通信装置20から複数の商品情報を受信した後に、これら複数の商品情報を第2の通信装置30へ送信することができるようにしてある。また、第1の通信装置20および第2の通信装置30の数は特に限定するものではなく、店舗の規模や費用などに応じて適宜設定すればよい。
【0025】
第2の通信装置30は、主通信装置10から送信された商品情報を受信すると、商品情報を処理装置40へ送信するようにしてあり、処理装置40では受信した商品情報に基づいて最終的に顧客に要求する金銭(清算金額)を計算して、表示部41へ表示するようになっている。顧客はその都度金銭を支払ってもよいし、予納している金額を主通信装置の記憶部14に記憶させておいて、そこから支払うべき金銭が差し引かれるようにしてもよい。なお、処理装置40が、商品識別番号と商品金額とを対応付けて記憶した商品データベース(図示せず)を利用して清算金額を計算するようにすれば、第1の通信装置20の記憶部27には商品識別番号のみを記憶させておけばよくなる(つまり、処理装置40は、第2の通信装置20から送信された商品識別情報に対応する商品金額を商品データベースから読み取って清算金額を計算する)から、商品A,B,C,D,E,Fの価格が変動しても商品データベース内の情報を変更するだけで対応することができ、第1の通信装置10ごとに情報を変更する場合に比べて作業および管理が容易になる。その上、このような商品データベースを利用することにより、主通信装置10の記憶部14の容量を小さくしながらも、主通信装置10を装着していた顧客(人体M1)が入手したい商品について合計金額の計算や商品の用意などの処理を売り手側でまとめて行うことが可能となる。
【0026】
また、本実施形態の情報伝送システムを採用した場合、店側では、処理装置40が受信した商品情報に基づいて店員が顧客に代わって商品を集め、顧客はまとめて商品を受け取るという方法を採用することができる。ここにおいて、顧客を識別するための顧客識別番号と顧客に関する各種情報(会員番号、住所、名前、年齢、性別、電話番号、メールアドレスなど)とを対応付けて記憶した顧客データベース(図示せず)を処理装置40に設け、顧客識別番号を主通信装置10の記憶部14に記憶させておいて顧客識別情報を商品情報とともに主通信装置10から第2の通信装置30へ送信するようにすれば、商品を顧客の家まで宅配するようにもでき、サービスの向上を図れる。なお、顧客識別番号は、顧客の購入傾向などの情報収集、分析に利用したり、販売対象客の限定(例えば、未成年者への販売禁止など)などに利用することができる。つまり、店側が行う処理を顧客ごとに変えることができる。
【0027】
本実施形態においては、主通信装置10と第1の通信装置20および第2の通信装置30との間で伝送されるデータは搬送波に交流信号を用いて変調されている。主通信装置10は、図5に示すように腕時計型の筐体10aを有し、主通信装置10を装着したときに筐体10aの一面が人体M1に直接接触する。主通信装置10は、図2に示すように、筐体10aにおいて人体M1に直接接触する面に設けた2つの通信用電極11,12を備えており、通信用電極11と通信用電極12とはデータ通信部13に接続されている。データ通信部13は、商品情報(データ)を変調した変調信号を信号受信器13aにて受信して復調器13bにて復調し、復調された商品情報をマイクロコンピュータからなる制御部15を通して不揮発性メモリからなる記憶部14に記憶させる。ここに、記憶部14は、主通信装置10から第2の通信装置30へ商品情報を送信し終えるまでは、商品情報を記憶容量の限度内で蓄積する。つまり、記憶部14には複数個の商品情報が蓄積可能である。なお、主通信装置10の電源としては電池16を用いている。
【0028】
記憶部14に書き込まれた商品情報は、上述のように、主通信装置10が第2の通信装置30と通信するようにセットされたときに、制御部15によって読み出され、主通信装置10の通信用電極11,12を介してデータ通信部13から第2の通信装置30へ送信される。ここに、データ通信部13は、記憶部14から制御部15を介して入力された商品情報を変調器13cにて変調し、変調された商品情報を信号送信器13dから送信用電極11,12を通して送信する。なお、データ通信部13は、第1の通信装置20からのデータ(変調された商品情報)を受信する機能と第2の通信装置30へデータ(変調した商品情報)を送信する機能とを備えているから、2つの通信用電極11,12のうちの一方の通信用電極11を信号受信器13aと信号送信器13dとのいずれか一方に選択的に接続する信号切替部13eが設けられている。また、通信用電極12とグランドとの間には制御部15によってオンオフされるスイッチ13fが挿入されており、情報を受信する際にはスイッチ13fがオンされて通信用電極12がグランドと接続され、情報を送信する際にはスイッチ13fがオフされる。また、記憶部14に蓄積された商品情報は制御部15にて読み出された後に消去される。なお、本実施形態では、通信用電極11,12が情報の入出力用の一対の電極を構成している。
【0029】
ところで、第1の通信装置20は、商品情報を上述の記憶部27に記憶しておく必要があるから、図3に示すように、記憶部27へ商品情報を書き込むための書き込み装置50との接続のためのインタフェイス25が設けられており、インタフェイス25を介して書き込み装置50からの商品情報をマイクロコンピュータからなる制御部23が読み込んで記憶部27に記憶させるようになっている。また、第1の通信装置20は、上述の接触電極21を備えるとともに、記憶部27に記憶されている商品情報を接触電極21を介して送信するデータ通信部22や、グランド(回路グランド若しくは第1の通信装置20の筐体若しくは外部導体など)に接続することが可能な接地端子26(図6参照)を備えている。なお、大地と接続するための接地端子26は必ずしも設ける必要はなく、接地端子26を設けない場合は容量結合が中心となる。また、第1の通信装置20の電源としては電池24を用いている。
【0030】
データ通信部22は、制御部23と接触電極21との間に設けられており、制御部23にて記憶部27から読み込んだ商品情報を変調器22aにて変調し、変調された商品情報を信号送信器22bから接触電極21を介して送信するようになっている。なお、接地端子26に電極(図示せず)を設け、データ通信部22に復調器を設ければ、接触電極21と接地端子26に設けた上記電極とデータ通信部22を介して書き込み装置50からの商品情報を制御部23が読み込んで記憶部27に記憶するような通信方法も採用できる。このような通信方法は、後述する主通信装置10と第2の通信装置30との間の通信方法と同様であるので、書き込み装置50の機能を第2の通信装置30と処理装置40に設けることもできる。
【0031】
上述した主通信装置10と第1の通信装置20とは、図6に示すように、主通信装置10を通信用電極(信号電極)11が手首側に位置し通信用電極(接地電極)12が肩側になるように人体M1に装着しておき、第1の通信装置20に設けた接触電極21に人体M1の指先や手を接触すると、通信用電極11と接触電極21との間の人体M1が伝送路として機能し、通信用電極12と接地端子26との間は人体M1を含むインピーダンスZx(通信用電極12と人体M1との界面のインピーダンスZ1+人体M1のインピーダンスZ2+人体M1と接地端子26との間のインピーダンスZ3(容量成分Cx))を介して結合されることになる。つまり、主通信装置10と第1の通信装置20との間にはインピーダンスZxの比較的小さいループ状の経路が形成され、第1の通信装置20から送信される変調信号を主通信装置10において受信することが可能になる。容量成分Cxは接地端子26と人体M1との距離や周辺環境によって大きく変動し、また伝送路のインピーダンスZxは容量成分Cxの大きさだけではなく人体M1での発汗の程度によっても大きく変化するから、人体M1に流れる電流の上限が例えば500μAよりも小さくなるように設計される。なお、本実施形態では、上述のような経路で信号伝送路が形成されるので、主通信装置10を小型にでき、且つ、情報伝送の信頼性を高めることができる。
【0032】
ここにおいて、容量成分Cxの一方の電極として人体M1を用いることになるから、接地端子26に接続される導電体の面積を一定とすれば、通信用電極12が人体M1に直接接触していない場合に比較すると通信用電極12と人体M1との界面のインピーダンスZ1が小さくなることにより通信用電極12と接地端子26との間のインピーダンスZxが小さくなり、結果的に第1の通信装置20は比較的小さいエネルギで主通信装置10に対して商品情報を伝送することが可能になる。
【0033】
また、第2の通信装置30は、商品情報を処理装置40へ送信する必要があるから、図4に示すように、処理装置40との接続のためのインタフェイス36が設けられており、一対の通信用電極31,37およびデータ通信部32を介してマイクロコンピュータからなる制御部33が受信した商品情報を記憶部35へ書き込み全ての商品情報の書き込みが終了した後、記憶部35に記憶していた商品情報をインタフェイス36を介して処理装置40へ送信するようになっている。ここに、第2の通信装置30の電源としては電池34を用いている。なお、第2の通信装置30は、商品情報を保持する不揮発性メモリからなる上記記憶部35、グランド(回路グランド若しくは第2の通信装置30の筐体若しくは外部導体など)に接続される接地端子(図示せず)を備えているが、大地と接続するための接地端子は必ずしも設ける必要はない。
【0034】
次に、主通信装置10と第2の通信装置30との間の通信方法について説明する。
【0035】
主通信装置10を装着していた顧客(人体M1)から主通信装置10を取り外し、図7に示すように、主通信装置10の通信用電極(信号電極)11と通信用電極(接地電極)12とが第2の通信装置30の通信用電極31,37それぞれと対向するように第2の通信装置30に対して主通信装置10をセットすると、主通信装置10の通信用電極11と第2の通信装置30の通信用電極31との間、主通信装置10の通信用電極12と第2の通信装置30の通信用電極37との間それぞれがそれぞれ容量成分Cy1,Cy2を介して容量結合されることになり、主通信装置10と第2の通信装置30との間に伝送経路が形成され、主通信装置10から送信される変調信号を第2の通信装置30において受信することが可能になる。容量成分Cy1は互いに対向する通信用電極11,31間の距離によって変動し、容量成分Cy2は互いに対向する通信用電極12,37間の距離によって変動するので、本実施形態における第2の通信装置30には、主通信装置10を所定位置にセットしたときに通信用電極11,31間および通信用電極12,37間に挟まる樹脂製の絶縁板を設けてある。したがって、通信用電極11,31間の距離および通信用電極12,37間の距離を一定に保ることができて安定した通信を行うことができる。
【0036】
以上説明した本実施形態の情報伝送システムの動作を簡単にまとめると以下のようになる。まず、開店前に店側が各商品A,B,C,D、E,Fそれぞれに対応する商品情報を記憶部27に記憶させた第1の通信装置10を対応する商品A,B,C,D、E,Fごとに設置しておく(図1(a)参照)。そして、開店後、来店した顧客(人体M1)に主通信装置10を装着してもらい商品の購入方法を適宜説明する。主通信装置10を装着した顧客(人体M1)の主通信装置10を装着した側の手の指先が当該顧客の購入希望の商品(つまり、入手したい商品)に対応する第1の通信装置20の接触電極21に接触すると、第1の通信装置20の記憶部27に記憶されている商品情報が第1の通信装置20から主通信装置10へ伝送され、主通信装置10の記憶部14に商品情報が記憶される。購入希望のすべての商品の商品情報を主通信装置10の記憶部14に記憶させ終えた後、第1の通信装置20とは別の場所に設置されている第2の通信装置30のところへ主通信装置10を装着した顧客(人体M1)が移動して主通信装置10を取り外し(図1(b)参照)、この主通信装置10を顧客(人体M1)或いは店員(人体M2)が第2の通信装置30と通信できるようにセットする(例えば、冶具に固定されてスイッチが押される)と、主通信装置10から第2の通信装置30へ商品情報が伝送される。主通信装置10から第2の通信装置30への商品情報の伝送が終了すると、第2の通信装置30から処理装置40へ商品情報が送信され、最終的に顧客に請求する金銭が処理装置40にて計算され、各商品それぞれの単価、個数、各商品ごとの金額、合計金額などが処理装置40の表示部41に表示される(図1(c)参照)。ここに、処理装置40には、表示部41の表示内容を印刷する印刷手段(図示せず)も設けられている。そこで、店員(人体M2)が表示部41に表示された内容に従って顧客(人体M1)の購入希望の商品を集める(図1(d)参照)。顧客は都度金銭を現金やクレジットカードなどで支払うか、あらかじめ支払っている分(予納分)の金銭データから支払うべき金額を差し引かれることにより清算する。一方、商品は、数分後に顧客が受け取るか、店側が顧客の自宅に配送するようにすればよい。このようにして商品の販売、購入が行われる。
【0037】
しかして、本実施形態の情報伝送システムでは、主通信装置10を装着した顧客(人体M1)が接触部である接触電極21に接触した第1の通信装置20の記憶部27に保持されている商品情報を主通信装置10の記憶部14に集めてから第2の通信装置30へ伝送することができ、顧客が所望の物品(購入希望の商品)を簡便に入手することができるシステムの構築が可能となる。要するに、本実施形態の情報伝送システムを採用すれば、顧客は買い物篭を必要とせず小型の主通信装置10を装着して店内を移動できるので、便利である。
【0038】
ところで、上述の情報伝送システムにおいて、主通信装置10にあらかじめ識別情報を設定しておき(記憶部14に識別情報を記憶させておき)、主通信装置10が第2の通信装置30へ商品情報と識別情報とを送信し、第2の通信装置30では商品情報と識別情報とを受信するようにすれば、第1の通信装置20から主通信装置10の記憶部14を介して第2の通信装置30が取得した情報を処理するような場合に主通信装置10の識別情報に基づいて処理方法を変えることが可能となる。また、主通信装置10を装着した顧客(人体M1)が第1の通信装置20の接触電極21に接触したときに主通信装置10から第1の通信装置10へ識別情報を送信し、第1の通信装置10では、主通信装置10からの識別情報が規定条件を満たしたときに主通信装置10へ商品情報を送信するようにすれば、主通信装置10に規定条件を満たす識別情報が設定されている場合しか主通信装置10を装着した顧客(人体M1)を介して情報を取得できないようにすることができる。したがって、例えば、未成年者への販売が禁止されているような商品の商品情報が主通信装置10へ送信されるのを防ぐことが可能となる。また、第2の通信装置30が、主通信装置10からの識別情報が規定条件を満たしたときにのみ主通信装置10からの商品情報を受信するようにすれば、主通信装置10に規定条件を満たす識別情報が設定されている場合しか主通信装置10を装着した人体M1を介して情報を取得できないようにすることができる。
【0039】
また、第2の通信装置30に、一対の通信用電極31,37および一対の通信用電極11,12を介して主通信装置10へ情報を送信する手段を付加するとともに、第1の通信装置20に、主通信装置10を装着した顧客(人体M1)が接触電極21に接触したときに主通信装置10から情報を受信する手段を付加し、第2の通信装置30から主通信装置10の記憶部14を介して第1の通信装置20へ情報を伝送可能とすれば、第1の通信装置20と第2の通信装置30との間で主通信装置10を介して双方向通信を行うことができる。
【0040】
また、主通信装置10が、記憶部14に記憶した情報を所定時間が経過すると消去するようにするか、あるいは、記憶部14に記憶した情報を送信した後に消去するようにすれば、記憶部14を有効に活用できるとともに、記憶部14に記憶した情報の漏洩を防止することができ、システムのセキュリティを高めることができる。
【0041】
また、上記実施形態では、スーパーマッケトなどの店舗で採用する場合の例について説明したが、本願発明の技術思想を展示会場などで採用すれば、入場者が欲しいカタログ(資料)を簡便に入手することができるようなシステムを構築することもできる。すなわち、上記実施形態で説明した情報伝送システムを展示会場で採用する場合には、まず、開場前に、展示会場の各ブースにカタログを識別するためのカタログ識別情報を記憶部27に記憶させた第1の通信装置20を設置しておき、来場者(人体M1)には主通信装置10を装着してもらい、各ブースに設けられた第1の通信装置20のうちカタログを入手したいブースに設けられている第1の通信装置20の接触電極21に来場者(人体M1)の指先が接触すると、第1の通信装置10から主通信装置10へカタログ情報が伝送され、主通信装置10の記憶部14にカタログ情報が記憶される。そして、来場者(人体M1)は、入手希望のすべてのブースのカタログ情報を主記憶装置10の記憶部14へ記憶させ終えた後、第1の通信装置20とは別の場所(例えば、受付など)に設置してある第2の通信装置30のところへ移動すればよい。その後、来場者(人体M1)から取り外した主通信装置10を第2の通信装置30と通信できるように本人あるいは係員がセットすると、主通信装置10から第2の通信装置30へカタログ情報が伝送される。主通信装置10から第2の通信装置30へのカタログ情報の伝送が終了すると、第2の通信装置30から処理装置40へカタログ情報が送信される。したがって、第2の通信装置30から処理装置40に送信されたカタログ識別情報に対応するカタログの一覧を表示部41に表示するようにすれば、最終的に来場者(客)が要求するカタログを係員によって集めることができる。つまり、主通信装置10を装着していた人が入手したいカタログをまとめて用意することが可能となり、その場で受け取ったり、自宅に配送してもらうようにすることが可能となる。
【0042】
なお、上記実施形態では、主通信装置10の筐体10aを腕時計型の形状としているが、主通信装置10の筐体10aの形状は特に限定するものではなく、通信用電極11,12の向きが同じであれば指輪型、腕輪型などの形状としてもよい。
【0043】
【発明の効果】
請求項1,2の発明は、情報を記憶する記憶手段および情報の入出力用の一対の電極を有し人体に装着される主通信装置と、人体が接触可能な接触部を有し人体が接触部に接触したときに伝送路の少なくとも一部に人体を用いて主通信装置へ情報を送信する第1の通信装置と、前記一対の電極に対応する一対の通信用電極を有し前記一対の電極および前記一対の通信用電極を介して主通信装置からの情報を受信する第2の通信装置とを備え、第1の通信装置から主通信装置の記憶手段を介して第2の通信装置へ情報を伝送可能としてなるものであり、主通信装置を装着した人体が接触部に接触した第1の通信装置の情報を主通信装置の記憶手段に集めてから第2の通信装置へ伝送することができるという効果がある。したがって、数多くある物品(例えば、商品、カタログのような資料など)ごとに第1の通信装置を対応付けて設置しておき、主通信装置を装着した人が入手したい物品がある場合に当該物品に対応付けられた第1の通信装置の接触部に接触するようし、主通信装置の記憶手段に記憶した情報を第2の通信装置へ伝送し、第2の通信装置に伝送された情報に基づいて主通信装置を装着していた人へ物品を供給するようにすれば、所望の物品を簡便に入手することができるシステムの構築が可能となる。
【0045】
また、請求項1の発明では、主通信装置にはあらかじめ識別情報が設定されており、主通信装置は、人体が接触部に接触すると第1の通信装置へ前記識別情報を送信し、第1の通信装置は、主通信装置からの前記識別情報が規定条件を満たしたときに主通信装置へ情報を送信するので、主通信装置に規定条件を満たす識別情報が設定されている場合しか主通信装置を装着した人体を介して情報を取得できないようにすることができるという効果がある。
【0046】
また、請求項2の発明では、主通信装置にはあらかじめ識別情報が設定されており、主通信装置は、前記一対の電極と前記一対の通信用電極とが容量結合すると第2の通信装置へ前記識別情報を送信可能となり、第2の通信装置は、主通信装置からの前記識別情報が規定条件を満たしたときに主通信装置からの情報を受信するので、主通信装置に規定条件を満たす識別情報が設定されている場合しか主通信装置を装着した人体を介して情報を取得できないようにすることができるという効果がある。
【0047】
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記第2の通信装置に、前記一対の通信用電極および前記一対の電極を介して前記主通信装置へ情報を送信する手段を付加するとともに、前記第1の通信装置に、前記人体が前記接触部に接触したときに前記主通信装置から情報を受信する手段を付加し、前記第2の通信装置から前記主通信装置の記憶手段を介して前記第1の通信装置へ情報を伝送可能としてなるので、前記第1の通信装置と前記第2の通信装置との間で前記主通信装置を介して双方向通信を行うことができるという効果がある。
【0048】
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3の発明において、前記主通信装置は、前記記憶手段に記憶した情報を所定時間が経過すると消去するので、前記記憶手段を有効に活用できるとともに、前記記憶手段に記憶した情報の漏洩を防止することができ、システムのセキュリティを高めることができるという効果がある。
【0049】
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項3の発明において、前記主通信装置は、前記記憶手段に記憶した情報を送信した後に消去するので、前記記憶手段を有効に活用できるとともに、前記記憶手段に記憶した情報の漏洩を防止することができ、システムのセキュリティを高めることができるという効果がある。
【0050】
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5の発明において、前記第1の通信装置と前記第2の通信装置との間で伝送される情報が少なくとも商品識別情報および金額を含む商品情報であるので、前記主通信装置を装着していた人が入手したい商品について合計金額の計算や商品の用意などの処理を売り手側でまとめて行うことが可能となるという効果がある。
【0051】
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項5の発明において、前記第1の通信装置と前記第2の通信装置との間で伝送される情報がカタログを識別するためのカタログ識別情報であるので、前記主通信装置を装着していた人が入手したいカタログをまとめて用意することが可能となるという効果がある。
【0052】
請求項8の発明は、請求項1ないし請求項5の発明において、前記第2の通信装置に接続された外部機器を備え、前記第1の通信装置と前記第2の通信装置との間で伝送される情報が少なくとも商品識別情報を含む商品情報であり、前記外部機器が、商品識別情報と商品金額とを対応付けたデータベースを備えてなるので、請求項6の発明に比べて前記主通信装置の前記記憶手段の容量を小さくしながらも、前記主通信装置を装着していた人が入手したい商品について合計金額の計算や商品の用意などの処理を売り手側でまとめて行うことが可能となるという効果がある。
【0053】
請求項9の発明は、請求項1ないし請求項6の発明において、前記第2の通信装置に接続された外部機器を備え、前記主通信装置の前記記憶手段には顧客識別番号が書き込み可能であり、前記外部機器が、前記顧客識別情報に対応付けて顧客に関する情報を記憶した顧客データベースを備えてなるので、顧客ごとに処理を変えることが可能となるという効果がある。
【0054】
請求項10の発明は、請求項1ないし請求項9の発明において、前記主通信装置は、前記一対の電極として、前記人体に装着したときに前記人体に直接接触し、前記人体を介して大地と電気的に接続される接地電極と、接地電極と離間して配置され、前記人体に直接接触する信号電極とを備え、前記接触部と信号電極との間の人体経路と、接地電極と人体と、大地若しくは前記第1の通信装置のグランドとの経路で信号伝送路を形成するので、前記主通信装置を小型にでき、且つ、情報伝送の信頼性を高めることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態を示す概略構成図である。
【図2】同上に用いる主通信装置のブロック図である。
【図3】同上に用いる第1の通信装置のブロック図である。
【図4】同上に用いる第2の通信装置のブロック図である。
【図5】同上に用いる主通信装置の概観を示す斜視図である。
【図6】同上に用いる主通信装置と第1の通信装置との間の通信の原理説明図である。
【図7】同上に用いる主通信装置と第2の通信装置との間の通信の原理説明図である。
【符号の説明】
10 主通信装置
20 第1の通信装置
30 第2の通信装置
40 処理装置
M1 人体
M2 人体
Claims (10)
- 情報を記憶する記憶手段および情報の入出力用の一対の電極を有し人体に装着される主通信装置と、人体が接触可能な接触部を有し人体が接触部に接触したときに伝送路の少なくとも一部に人体を用いて主通信装置へ情報を送信する第1の通信装置と、前記一対の電極に対応する一対の通信用電極を有し前記一対の電極および前記一対の通信用電極を介して主通信装置からの情報を受信する第2の通信装置とを備え、第1の通信装置から主通信装置の記憶手段を介して第2の通信装置へ情報を伝送可能としてなり、主通信装置にはあらかじめ識別情報が設定されており、主通信装置は、人体が接触部に接触すると第1の通信装置へ前記識別情報を送信し、第1の通信装置は、主通信装置からの前記識別情報が規定条件を満たしたときに主通信装置へ情報を送信することを特徴とする情報伝送システム。
- 情報を記憶する記憶手段および情報の入出力用の一対の電極を有し人体に装着される主通信装置と、人体が接触可能な接触部を有し人体が接触部に接触したときに伝送路の少なくとも一部に人体を用いて主通信装置へ情報を送信する第1の通信装置と、前記一対の電極に対応する一対の通信用電極を有し前記一対の電極および前記一対の通信用電極を介して主通信装置からの情報を受信する第2の通信装置とを備え、第1の通信装置から主通信装置の記憶手段を介して第2の通信装置へ情報を伝送可能としてなり、主通信装置にはあらかじめ識別情報が設定されており、主通信装置は、前記一対の電極と前記一対の通信用電極とが容量結合すると第2の通信装置へ前記識別情報を送信可能となり、第2の通信装置は、主通信装置からの前記識別情報が規定条件を満たしたときに主通信装置からの情報を受信することを特徴とする情報伝送システム。
- 前記第2の通信装置に、前記一対の通信用電極および前記一対の電極を介して前記主通信装置へ情報を送信する手段を付加するとともに、前記第1の通信装置に、前記人体が前記接触部に接触したときに前記主通信装置から情報を受信する手段を付加し、前記第2の通信装置から前記主通信装置の記憶手段を介して前記第1の通信装置へ情報を伝送可能としてなることを特徴とする請求項1または請求項2記載の情報伝送システム。
- 前記主通信装置は、前記記憶手段に記憶した情報を所定時間が経過すると消去することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の情報伝送システム。
- 前記主通信装置は、前記記憶手段に記憶した情報を送信した後に消去することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の情報伝送システム。
- 前記第1の通信装置と前記第2の通信装置との間で伝送される情報が少なくとも商品識別情報および金額を含む商品情報であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の情報伝送システム。
- 前記第1の通信装置と前記第2の通信装置との間で伝送される情報がカタログを識別するためのカタログ識別情報であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の情報伝送システム。
- 前記第2の通信装置に接続された外部機器を備え、前記第1の通信装置と前記第2の通信装置との間で伝送される情報が少なくとも商品識別情報を含む商品情報であり、前記外部機器が、商品識別情報と商品金額とを対応付けたデータベースを備えてなることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の情報伝送システム。
- 前記第2の通信装置に接続された外部機器を備え、前記主通信装置の前記記憶手段には顧客識別番号が書き込み可能であり、前記外部機器が、前記顧客識別情報に対応付けて顧客に関する情報を記憶した顧客データベースを備えてなることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の情報伝送システム。
- 前記主通信装置は、前記一対の電極として、前記人体に装着したときに前記人体に直接接触し、前記人体を介して大地と電気的に接続される接地電極と、接地電極と離間して配置され、前記人体に直接接触する信号電極とを備え、前記接触部と信号電極との間の人体経路と、接地電極と人体と、大地若しくは前記第1の通信装置のグラ ンドとの経路で信号伝送路を形成することを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の情報伝送システム。
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