JP4116763B2 - 塗装面のコーティング組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、塗装面のコーティング組成物、詳しくは、車両の塗装面などをコーティングする塗装面のコーティング組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車両の塗装面をコーティングするには、カーワックスが広く使用されている。このようなカーワックスは、通常、塗装面の保護や艶出しのためにワックス成分と、塗装面に撥水性を与えるためのシリコーンオイルなどが配合されており、固形状、ペースト状、液状など種々の性状のものが知られている。
【0003】
しかるに、このようなカーワックスにおいて、ワックス成分は、その組成や含有量によって汚染され易いものがあることから、たとえば、特公平6−13663号公報では、コーティング処理剤として、分子量1000〜100000の低分子量ポリテトラフルオロエチレン1〜50重量%と、パーフルオロポリエーテル0.1〜25重量%とを含有させて、塗装面の汚染防止性の向上を図ることが提案されている。
【0004】
また、近年、塗装面に塗り込んだ後、そのまま拭き取らない、いわゆるドライブライトタイプのカーワックスが普及しつつある。ドライブライトタイプのカーワックスでは、拭き取りが要らないため、簡単かつ短時間でワックスがけを行なうことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特公平6−13663号公報に記載されるコーティング処理剤では、その実施例に示されるように、これらポリテトラフルオロエチレンおよびパーフルオロポリエーテルの分散媒として、工業用ナフサなどの有機溶媒が使用されているので、環境上および衛生上、必ずしも好ましいものではない。
【0006】
また、このコーティング処理剤では、塗装面に塗り込んでも、その塗り込み量に対する塗装面への付着量が少ないので、実際にワックスがけをする時には、多量に塗り込んだ後、拭き取る必要があり、塗装面に少量を塗り込んで、その後、拭き取らないドライブライトタイプのものに適用することは困難である。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、環境および人体にやさしく、少量の塗り込みでも、塗装面を十分にコーティングし得る、塗装面のコーティング組成物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の塗装面のコーティング組成物は、ポリテトラフルオロエチレンの水分散体と、パーフルオロポリエーテルの水分散体とが配合され、ポリテトラフルオロエチレンの含有量が、塗装面のコーティング組成物全量に対して、0.8重量%以下であり、塗装面に塗り込んで、その後拭き取らないドライブライトタイプとして使用されることを特徴としている。
【0009】
また、本発明の塗装面のコーティング組成物では、さらに、親水性の有機変性シリコーンオイルが配合されていることが好ましい。
【0010】
また、本発明の塗装面のコーティング組成物では、親水性の有機変性シリコーンが、ポリエーテル変性シリコーンオイルであることが好ましい。
【0011】
また、本発明の塗装面のコーティング組成物では、さらに、増粘剤としてイオン架橋型有機酸類が配合されていることが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の塗装面のコーティング組成物は、ポリテトラフルオロエチレンの分散体と、パーフルオロポリエーテルの分散体とを含む水分散体からなるものである。
【0014】
ポリテトラフルオロエチレン(以下、PTFEと省略する場合がある。)は、例えば、四フッ化エチレンを公知の方法によって重合させることにより得ることができ、例えば、その数平均分子量が、1000〜100万、さらには、3000〜50万のものが好ましく用いられる。
【0015】
また、パーフルオロポリエーテルは、例えば、下記式(1)〜(4)の構造を有する重合体およびその誘導体であって、例えば、パーフルオロアルキレンオキシドの開環付加重合やパーフルオロアルケン類の紫外線照射などの公知の方法によって得ることができる。
【0016】
【化1】
【化2】
【化3】
【化4】
(上記式(1)〜(4)中、mは、1〜300の整数、nは、1〜210の整数を示す。)
このようなパーフルオロポリエーテルは、たとえば、その数平均分子量が、400〜20000、さらには、1000〜15000のものが好ましく用いられる。
【0017】
ポリテトラフルオロエチレンの水分散体は、例えば、公知の溶液重合法や公知の乳化重合法によって、そのままポリテトラフルオロエチレンの水分散体として得ることができる。
【0018】
このようなポリテトラフルオロエチレンの水分散体は、市販品を用いてもよく、そのような市販品としては、例えば、KRYTOX DF/W(デュポン社製、PTFEエマルジョン、固形分20重量%、数平均分子量3500)、KRYTOX LW−1200(デュポン社製、PTFEエマルジョン、固形分20重量%、数平均分子量40000)、フルオンADシリーズ(旭アイシーアイフロロポリマーズ社製、PTFEディスパージョン)、ホスタフロン5000シリーズ(ダイニオン社製、PTFEディスパージョン)、ルブロンLDW−40(ダイキン工業社製、PTFEディスパージョン)などが挙げられる。
【0019】
また、パーフルオロポリエーテルの水分散体も、例えば、上記と同様に、乳化重合法または強制分散などによって得ることができ、市販品を用いてもよい。そのような市販品としては、上記したもののうち、例えば、L−205(中京油脂社製、パーフルオロポリエーテルエマルジョン、不揮発分64重量%)、K−926(中京油脂社製、パーフルオロポリエーテルエマルジョン、不揮発分64重量%)、L−287(中京油脂社製、パーフルオロポリエーテルエマルジョン、不揮発分64重量%)、NIKKOL NET−HCシリーズ(日光ケミカルズ社製、パーフルオロポリエーテルエマルジョン)、NIKKOL NET−Uシリーズ(日光ケミカルズ社製、パーフルオロポリエーテルエマルジョン)、FOMBLINエマルジョン FE−20シリーズ(アウジモント社製、パーフルオロポリエーテルエマルジョン)などが挙げられる。
【0021】
そして、本発明の塗装面のコーティング組成物は、予め調製されたポリテトラフルオロエチレンの水分散体と、パーフルオロポリエーテルの水分散体とを配合することによって、ポリテトラフルオロエチレンと、パーフルオロポリエーテルとを含む水分散体を得る。
【0022】
ポリテトラフルオロエチレンの水分散体と、パーフルオロポリエーテルの水分散体とを配合すれば、ポリテトラフルオロエチレンおよびパーフルオロポリエーテルが、それぞれ独立して水中に乳化状あるいは懸濁状に分散された状態となる。すなわち、乳化状に分散される場合には、ポリテトラフルオロエチレンおよびパーフルオロポリエーテルが、それぞれ独立してミセル中に存在した安定な水中油滴型(O/W型)のエマルジョンの混合液となり、また、懸濁状に分散される場合には、ポリテトラフルオロエチレンおよびパーフルオロポリエーテルが、それぞれ独立して塊状または油滴状となって分散した安定なサスペンションの混合液となる。
【0023】
したがって、ポリテトラフルオロエチレンの水分散体と、パーフルオロポリエーテルの水分散体とが配合された本発明の塗装面のコーティング組成物では、塗り込む前には、ポリテトラフルオロエチレンと、パーフルオロポリエーテルとが、水中に、それぞれ独立して安定的に分散された状態を保ち、塗り込む時において、その塗り込む時の押圧力によって、それらが混合されながら塗装面に付着されるようになるので、ポリテトラフルオロエチレンおよびパーフルオロポリエーテルを、当初から強制分散させるものに比べて、塗り込む時の円滑な作業性を確保することができながら、かつ、むらのない良好なコーティングを行なうことができる。
【0027】
そして、このようにして得られた本発明の塗装面のコーティング組成物では、ポリテトラフルオロエチレンとパーフルオロポリエーテルとを含む水分散体中(後述する各種の成分を配合する場合には、塗装面のコーティング組成物全量中)に、ポリテトラフルオロエチレンが、固形分として、0.8重量%以下、さらには、0.5重量%以下、とりわけ、0.05〜0.5重量%含有されるように調製することが好ましい。ポリテトラフルオロエチレンが、0.8重量%以下であると、後述するように、塗装面に少量を塗り込んで、その後、拭き取らないドライブライトタイプのものにも、有効に適用することができる。
【0028】
また、パーフルオロポリエーテルは、ポリテトラフルオロエチレンとパーフルオロポリエーテルとを含む水分散体中(後述する各種の成分を配合する場合には、塗装面のコーティング組成物全量中)に、0.01〜5.0重量%、さらには、0.1〜2.0重量%含有されるように調製することが好ましい。パーフルオロポリエーテルが、0.01重量%より少ないと、十分な艶出しと撥水撥油効果が得られない場合があり、また、5.0重量%より多いと、油分が過剰に塗装面に残り濃淡むらの原因となる場合がある。
【0029】
また、本発明の塗装面のコーティング組成物では、さらに、有機変性シリコーンオイルを配合してもよい。有機変性シリコーンオイルとしては、例えば、ジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル、メチルハイドロジエンシリコーンオイル、アルキル変性シリコーンオイル、アルキルアラルキル変性シリコーンオイル、フッ素変性シリコーンオイル、エポキシ変性シリコーンオイル、エポキシポリエーテル変性シリコーンオイル、フェノール変性シリコーンオイル、アクリル変性シリコーンオイルなどの疎水性の有機変性シリコーンオイル、例えば、ポリエーテル変性シリコーンオイル、アルコール変性シリコーンオイル、アミノ変性シリコーンオイル、カルボキシル変性シリコーンオイル、メルカプト変性シリコーンオイルなどの親水性の有機変性シリコーンオイル、その他の種々の有機官能基が導入された変性シリコーンオイルが挙げられる。これら有機変性シリコーンオイルは、単独で用いてもよく、また、2種以上併用してもよい。なお、上記の疎水性の有機変性シリコーンオイルおよび親水性の有機変性シリコーンオイルの分類は、一般的な分類であって、具体的には、親水性基および疎水性基の変性率などによって、疎水性の有機変性シリコーンオイルに属するか、または、親水性の有機変性シリコーンオイルに属するかが適宜決定される。
【0030】
これらのうち、本発明の塗装面のコーティング組成物では、親水性の有機変性シリコーンオイル、とりわけ、ポリエーテル変性シリコーンオイルなどのノニオン性有機変性シリコーンオイルや、アミノ変性シリコーンオイル、カルボキシル変性シリコーンオイルなどのイオン性有機変性シリコーンオイルが好ましく用いられる。親水性の有機変性シリコーンオイルを配合すれば、塗り込み時の良好な作業性を確保することができ、むらのない均一なコーティングを行なうことができる。とりわけ、ポリエーテル変性シリコーンオイルを配合すれば、その効果が著しく発現される。
【0031】
ポリエーテル変性シリコーンオイルは、例えば、ジメチルシロキサン・メチル(ポリオキシエチレン)シロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチル(ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン)シロキサン共重合体、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体などの、ポリシロキサンが、ポリオキシアルキレンによって変性されたポリエーテル変性のシリコーンオイルや、さらには、フッ化アルキルによって変性されたフッ素・ポリエーテル変性のシリコーンオイルなどが挙げられ、例えば、HLBが10前後のものが好ましく用いられる。
【0032】
このようなポリエーテル変性シリコーンオイルは、市販品を用いてもよく、例えば、KF−353、KF−618、KF−354、KF−355(信越化学工業社製、ポリエーテル変性シリコーン)、FPDシリーズ(信越化学工業社製、フッ素・ポリエーテル変性シリコーン)、SH3746、SH3749、SH8400、SH8410(東レ・ダウコーニングシリコーン社製、ポリエーテル変性シリコーン)、L03、L051(旭化成ワッカーシリコーン社製、ポリエーテル変性シリコーン)などが挙げられる。
【0033】
また、これら有機変性シリコーンオイルは、塗装面のコーティング組成物全量中に、0.01〜3.0重量%、さらには、0.01〜0.5重量%含有されるように調製することが好ましい。有機変性シリコーンオイルが、0.01重量%より少ないと、塗り込み時の作業でむらになり、均一な処理ができにくくなる場合があり、また、3.0重量%より多いと、むらのない均一な処理ができるが、初期の撥水撥油性やその持続性が低下する場合がある。
【0034】
また、本発明の塗装面のコーティング組成物では、その目的および用途により、ワックス、樹脂および増粘剤を配合することが好ましい。
【0035】
ワックスとしては、例えば、カルナバワックス、キャンデリラワックス、モンタンワックス、セレシン、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、オゾケライトなどに代表される天然ワックス、α−オレフィンワックス、フィッシャー・トロプッシュワックスおよびその誘導体、ポリオレフィンワックスおよびその誘導体、酸化パラフィン、酸化マイクロクリスタリンワックス、カスターワックス、モンタンワックスをベースにした酸ワックスおよびエステルワックスおよびその誘導体、ラノリン誘導体、石油系のオレフィンベースのオレフィンと無水マレイン酸あるいはアクリル酸、または、酢酸ビニルからなるワックス、金属石鹸、油脂、高級脂肪酸、高級アルコール、硬化油、脂肪酸アマイド、ポリエーテルなどに代表されるワックス様物、あるいは、フッ素変性ワックス、シリコーン変性ワックス、樹脂変性ワックスなどの種々の変性ワックスなどが挙げられる。これらワックスは、単独で用いてもよく、また、2種以上併用してもよい。ワックスを配合することにより、塗装面の艶出し性を向上させることができる。また、これらワックスは、エマルジョンあるいはサスペンジョンとされた水分散体であるものが好ましく用いられる。また、これらワックスは、塗装面のコーティング組成物全量中に、0.01〜5.0重量%、さらには、0.1〜3.0重量%含有されるように調製することが好ましい。
【0036】
樹脂としては、例えば、シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂、石油系樹脂、テルペン樹脂、脂環族炭化水素樹脂、アルキド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタン系樹脂、フェノール系樹脂、尿素メラミン樹脂、ポリエステル樹脂、アミノ樹脂、メラミン樹脂、アクリル樹脂、ビニール系樹脂、尿素樹脂、エポキシ樹脂、ロジン変性樹脂、アミノアルキド樹脂、変性アルキド樹脂、天然樹脂、ケトン樹脂、ロジン系樹脂などが挙げられる。これら樹脂は、単独で用いてもよく、また、2種以上併用してもよい。樹脂を配合することにより、定着性を向上させることができる。また、これら樹脂は、エマルジョンあるいはサスペンジョンとされた水分散体であるものが好ましく用いられる。また、これら樹脂は、塗装面のコーティング組成物全量中に、0.01〜3.0重量%、さらには、0.1〜1.0重量%含有されるように調製することが好ましい。
【0037】
増粘剤としては、例えば、イオン架橋型有機酸類、ガム類、鉱物類、あるいは、セルロース類などが挙げられ、その他に、寒天、ゼラチン、ポリアクリルアミドなどが含まれる。
【0038】
イオン架橋型有機酸類は、ポリアクリル酸やアルギン酸などの有機酸などであって、塩の添加によってイオン架橋し、分子鎖が伸びることによって、増粘性を発現するものである。添加する塩としては、ポリアクリル酸の場合には、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、アンモニアなどの無機アルカリや、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリエチルアミン、ジイソプロパノールアミン、ジ−(2−エチルヘキシル)アミン、アミノメチルプロパノール、トロメタミン、テトラヒドロキシプロピルエチレンジアミンなどの有機アミン類などのアルカリが挙げられ、また、アルギン酸の場合には、塩化カルシウムや塩化マグネシウムなどの2価の金属塩などが挙げられる。これらの塩は、有機酸のカルボン酸に対して、例えば、中和当量で用いられる。
【0039】
ガム類としては、例えば、アラビアガム、グアーガムおよびその誘導体、ビーガム、キサンタンガム、ウェランガム、ランタンガム、ジュランガムなどが挙げられる。鉱物類としては、例えば、ベントナイト、モンモリロナイトなどが挙げられる。また、セルロース類としては、例えば、カルボシキメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースなどが挙げられる。これら増粘剤は、単独で用いてもよく、また、2種以上併用してもよい。増粘剤を配合することにより、成分の沈降防止と溶液の安定性を向上させることができる。
【0040】
これらのうち、本発明の塗装面のコーティング組成物では、イオン架橋型有機酸類が好ましく用いられる。イオン架橋型有機酸類を配合すれば、保水性を発現して、作業性を向上させ、むらのない均一な皮膜の形成を実現することができる。
【0041】
また、これら増粘剤は、塗装面のコーティング組成物に含有させた時に、その塗装面のコーティング組成物の粘度が、0.05〜200Pa・s、さらには、0.1〜80Pa・sとなるように調整することが好ましい。
【0042】
また、本発明の塗装面のコーティング組成物では、その他に、艶出し剤、界面活性剤、研磨剤、染料、顔料、香料、滑剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤など、通常添加される各種の添加剤を配合してもよい。例えば、シリコンパウダーやワックスパウダーなどの滑剤を配合することで、拭き取り性を向上させることができる。
【0043】
そして、本発明の塗装面のコーティング組成物は、上記した各成分を、上記した割合において、水に配合し、撹拌混合して、均一に分散させることにより、水分散体として得ることができる。なお、増粘剤を配合する場合には、上記した各成分を配合する最初または最後あるいは適宜の段階で配合して、本発明の塗装面のコーティング組成物を均一に増粘させるようにすればよい。
【0044】
このようにして得られた本発明の塗装面のコーティング組成物は、何ら制限されることなく、金属、プラスチック、セラミック、木材の塗装面などのコーティングに用いることができ、より具体的には、車両、航空機、船舶、重設機械、各種の産業機械、家具、家電、各種の家庭用機械などの塗装面のコーティングに用いることができる。
【0045】
そして、本発明のコーティング組成物によって、塗装面を処理するには、例えば、塗装面1.0m2あたり、約5〜50g、好ましくは、15〜40gを用いて、布などによって、塗装面がクリアな表面となるまで塗り込めばよい。
【0046】
本発明のコーティング組成物は、この塗り込みの前には、ポリテトラフルオロエチレンおよびパーフルオロポリエーテルが、水中に安定した状態で分散している一方で、塗り込み時においては、その塗り込む押圧力によって、塗装面に一旦接触すると、その塗装面に良好に付着して、水中に再び戻ることが少ないので、塗り込み量に対する塗装面への付着量が多く、そのため、塗装面に少量を塗り込んで、その後、拭き取らないドライブライトタイプのコーティング組成物として好適に用いることができる。
【0047】
さらに、本発明のコーティング組成物では、ポリテトラフルオロエチレンおよびパーフルオロポリエーテルの分散媒として、有機溶媒ではなく、水が使用されているので、環境上および衛生上、良好な作業条件を確保することができる。
【0048】
したがって、本発明のコーティング組成物は、より具体的には、環境上および人体にやさしく、かつ、簡単かつ短時間でワックスがけを行なうことができる、拭き取り不要のワックスとして、有効に用いることができる。
【0049】
【実施例】
以下に、実施例および比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は、これら実施例および比較例に何ら限定されるものではない。
【0050】
実施例1
・KRYTOX DF/W(デュポン社製、PTFEエマルジョン、固形分20重量%、数平均分子量3500) 2.0重量%
・L−205(中京油脂社製、パーフルオロポリエーテルエマルジョン、不揮発分64重量%) 2.0重量%
・イオン交換水 96.0重量%
上記各成分を、イオン交換水に撹拌しながら順次添加して、均一に分散させることにより、塗装面のコーティング組成物を得た。
【0051】
実施例2
・ホスタフロンTF5050(ダイニオン社製、PTFEディスパージョン、固形分58重量%) 1.0重量%
・KRYTOX LW−1200(デュポン社製、PTFEエマルジョン、固形分20重量%、数平均分子量40000) 1.0重量%
・K−926(中京油脂社製、パーフルオロポリエーテルエマルジョン、不揮発分64重量%) 2.5重量%
・KF−618(信越化学工業社製、ポリエーテル変性シリコーンオイル ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体) 0.1重量%
・イオン交換水 93.9重量%
上記各成分を、イオン交換水に撹拌しながら順次添加して、均一に分散させることにより、塗装面のコーティング組成物を得た。
【0052】
実施例3
・ルブロンLDW−40(ダイキン工業社製、PTFEディスパージョン、固形分40重量%) 1.0重量%
・NET−HC−04(日光ケミカルズ社製、パーフルオロポリエーテルエマルジョン、不揮発分65重量%) 3.0重量%
・KF−354(信越化学工業社製、ポリエーテル変性シリコーンオイル ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体) 0.1重量%
・エマスター0001(日本精蝋社製、マイクロクリスタリンワックスエマルジョン、固形分40重量%) 1.0重量%
・ハイビスワコー104(和光純薬工業社製、イオン架橋型ポリアクリル酸) 0.1重量%
・トリエタノールアミン(90重量%水溶液) 0.15重量%
・イオン交換水 94.65重量%
イオン交換水に、ハイビスワコー104を溶解させた後、ルブロンLDW−40、L−205、KF−354、エマスター0001を撹拌しながら順次添加して、均一に分散させた後、トリエタノールアミンを添加して、均一に増粘させることによって、塗装面のコーティング組成物を得た。
【0053】
実施例4
・ホスタフロンTF5050(ダイニオン社製、PTFEディスパージョン、固形分58重量%) 0.7重量%
・K−926(中京油脂社製、パーフルオロポリエーテルエマルジョン、不揮発分64重量%) 3.0重量%
・FPD−4668(信越化学工業社製、フッ素・ポリエーテル変性シリコーンオイル) 0.1重量%
・セロゾールD−355(中京油脂社製、石油系樹脂エマルジョン、固形分40重量%) 0.5重量%
・アルギン酸ナトリウム(紀文フードケミファ社製) 0.3重量%
・塩化カルシウム 0.06重量%
・イオン交換水 95.34重量%
イオン交換水に、アルギン酸ナトリウムを溶解させた後、塩化カルシウムを添加して、均一に増粘させた後、ホスタフロンTF5050、K−926、FPD−4668、セロゾールD−355、を撹拌しながら順次添加して、均一に分散させることによって、塗装面のコーティング組成物を得た。
【0054】
実施例5
・KRYTOX DF/W(デュポン社製、PTFEエマルジョン、固形分20重量%、数平均分子量3500) 1.5重量%
・KRYTOX LW−1200(デュポン社製、PTFEエマルジョン、固形分20重量%、数平均分子量40000) 1.5重量%
・K−926(中京油脂社製、パーフルオロポリエーテルエマルジョン、不揮発分64重量%) 4.0重量%
・FPD−4668(信越化学工業社製、フッ素・ポリエーテル変性シリコーンオイル) 0.2重量%
・J−642(中京油脂社製、ポリエチレンワックスエマルジョン、固形分35重量%) 1.0重量%
・セロゾールD−355(中京油脂社製、石油系樹脂エマルジョン、固形分40重量%) 0.5重量%
・ハイビスワコー104(和光純薬工業社製、イオン架橋型ポリアクリル酸) 0.5重量%
・モルホリン 1.0重量%
・イオン交換水 89.9重量%
イオン交換水に、ハイビスワコー104を溶解させた後、KRYTOX DF/W、KRYTOX LW−1200、L−205、FPD−4668、J−642、セロゾールD−355を撹拌しながら順次添加して、均一に分散させた後、モルホリンを添加して、均一に増粘させることによって、塗装面のコーティング組成物を得た。
【0055】
実施例6
・KRYTOX DF/W(デュポン社製、PTFEエマルジョン、固形分20重量%、数平均分子量3500) 1.0重量%
・NET−HC−04(日光ケミカルズ社製、パーフルオロポリエーテルエマルジョン、不揮発分65重量%) 2.0重量%
・FPD−4668(信越化学工業社製、フッ素・ポリエーテル変性シリコーンオイル) 0.1重量%
・セロゾールD−355(中京油脂社製、石油系樹脂エマルジョン、固形分40重量%) 0.5重量%
・ハイビスワコー104(和光純薬工業社製、イオン架橋型ポリアクリル酸) 0.05重量%
・アンモニア水(28重量%水溶液) 0.05重量%
・イオン交換水 96.3重量%
イオン交換水に、ハイビスワコー104を溶解させた後、アンモニア水を添加して、均一に増粘させた後、KRYTOX DF/W、NET−HC−04、FPD−4668、セロゾールD−355を撹拌しながら順次添加して、均一に分散させることによって、塗装面のコーティング組成物を得た。
【0056】
実施例7
・ルブロンLDW−40(ダイキン工業社製、PTFEディスパージョン、固形分40重量%) 1.0重量%
・L−205(中京油脂社製、パーフルオロポリエーテルエマルジョン、不揮発分64重量%) 2.0重量%
・KF−354(信越化学工業社製、ポリエーテル変性シリコーンオイル ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体) 0.1重量%
・BY22−840(東レ・ダウコーニングシリコーン社製、カルボキシル変性シリコーンオイルエマルジョン、不揮発分35重量%) 0.3重量%
・イオン交換水 96.6重量%
上記各成分を、イオン交換水に撹拌しながら順次添加して、均一に分散させることにより、塗装面のコーティング組成物を得た。
【0057】
実施例8
・KRYTOX LW−1200(デュポン社製、PTFEエマルジョン、固形分20重量%、数平均分子量40000) 2.0重量%
・NET−HC−04(日光ケミカルズ社製、パーフルオロポリエーテルエマルジョン、不揮発分65重量%) 2.0重量%
・KF−354(信越化学工業社製、ポリエーテル変性シリコーンオイル ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体) 0.1重量%
・SH7036(東レ・ダウコーニングシリコーン社製、ジメチルシリコーンオイルエマルジョン、不揮発分38重量%) 0.3重量%
・イオン交換水 95.6重量%
上記各成分を、イオン交換水に撹拌しながら順次添加して、均一に分散させることにより、塗装面のコーティング組成物を得た。
【0058】
実施例9
・KRYTOX DF/W(デュポン社製、PTFEエマルジョン、固形分20重量%、数平均分子量3500) 2.5重量%
・ホスタフロンTF5050(ダイニオン社製、PTFEディスパージョン、固形分58重量%) 0.4重量%
・K−926(中京油脂社製、パーフルオロポリエーテルエマルジョン、不揮発分64重量%) 2.5重量%
・KF−618(信越化学工業社製、ポリエーテル変性シリコーンオイル ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体) 0.1重量%
・クニピアG(クニミネ工業社製、モンモリロナイト) 2.0重量%
・イオン交換水 92.51重量%
イオン交換水に、KRYTOX DF/W、ホスタフロンTF5050、L−205、KF−618を撹拌しながら順次添加して、均一に分散させた後、撹拌しながらクニピアGを徐々に添加して、均一に増粘させることによって、塗装面のコーティング組成物を得た。
【0059】
実施例10
・ホスタフロンTF5050(ダイニオン社製、PTFEディスパージョン、固形分58重量%) 1.0重量%
・ルブロンLDW−40(ダイキン工業社製、PTFEディスパージョン、固形分40重量%) 0.5重量%
・L−205(中京油脂社製、パーフルオロポリエーテルエマルジョン、不揮発分64重量%) 2.5重量%
・KF−618(信越化学工業社製、ポリエーテル変性シリコーンオイル ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体) 0.1重量%
・ケルザン(紀文フードケミファ社製、キサンタンガム) 0.3重量%
・イオン交換水 94.1重量%
イオン交換水に、KRYTOX DF/W、ルブロンLDW−40、L−205、KF−618を撹拌しながら順次添加して、均一に分散させた後、撹拌しながらケルザンを徐々に添加して、均一に増粘させることによって、塗装面のコーティング組成物を得た。
【0063】
比較例1
・AG−Lub(旭硝子社製、PTFEフロンソルブディスパージョン、固形分7重量%、数平均分子量3500) 10.0重量%
・FOMBLIN Y−04(アウジモント社製、パーフルオロポリエーテル)1.5重量%
・工業用ナフサ 89.0重量%
AG−Lub、FOMBLIN Y−04を、工業用ナフサに撹拌しながら順次添加して、均一に分散させることにより、塗装面のコーティング組成物を得た。
【0064】
比較例2
・ルブロンL−5(ダイキン工業社製、PTFEパウダー) 0.5重量%
・FOMBLIN Y−04(アウジモント社製、パーフルオロポリエーテル)2.0重量%
・PF−5080(住友スリーエム社製、フッ素系溶媒) 97.0重量%
ルブロンL−5とFOMBLIN Y−04とを均一に混合してグリース状とした後、PF−5080を添加して均一に分散させることにより、塗装面のコーティング組成物を得た。
【0065】
評価(処理試験)
下記の手順に従って、実施例1〜10および比較例1〜2の塗装面のコーティング組成物をサンプルとして、平成10年型トヨタカローラ白色塗装車のボンネット部分を処理し、1)塗り込み時の作業性および皮膜の均一性(むらの有無)、2)処理直後の撥水性、3)撥水の持続性、4)皮膜の防汚性、について評価した。その結果を表1に示す。
【0066】
1)市販のクリーナーワックスを用いて、ボンネット部分の塗装面の汚れを除去し、さらに残っているワックスの皮膜部分を、脂肪族系溶剤を用いて完全に除去した。
【0067】
2)ボンネット部分の塗装面を15分割して、1区画(約30cm×35cm)に対して、サンプル3.0gを綿のタオルに取って、塗装面に塗り込み、クリアな面がでるまで磨き上げた。これを、実施例1〜12および比較例1〜2の各サンプルについて実施した。なお、1区画は、ブランクとした。
【0068】
【表1】
【発明の効果】
本発明の塗装面のコーティング組成物によれば、塗り込み量に対する塗装面への付着量が多く、そのため、塗装面に少量を塗り込んで、その後、拭き取らないドライブライトタイプのコーティング組成物として好適に用いることができる。さらに、本発明のコーティング組成物は、水分散体であるため、環境上および衛生上、良好な作業条件を確保することができる。
【0069】
したがって、本発明のコーティング組成物は、より具体的には、環境上および人体にやさしく、かつ、簡単かつ短時間で処理することができる、拭き取り不要の塗装面のコーティング組成物として、有効に用いることができる。
Claims (4)
- ポリテトラフルオロエチレンの水分散体と、パーフルオロポリエーテルの水分散体とが配合され、
ポリテトラフルオロエチレンの含有量が、塗装面のコーティング組成物全量に対して、0.8重量%以下であり、
塗装面に塗り込んで、その後拭き取らないドライブライトタイプとして使用されることを特徴とする塗装面のコーティング組成物。 - さらに、親水性の有機変性シリコーンオイルが配合されていることを特徴とする、請求項1に記載の塗装面のコーティング組成物。
- 親水性の有機変性シリコーンが、ポリエーテル変性シリコーンオイルであることを特徴とする、請求項2に記載の塗装面のコーティング組成物。
- さらに、増粘剤としてイオン架橋型有機酸類が配合されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の塗装面のコーティング組成物。
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