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JP4116052B2 - 測距装置 - Google Patents

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JP4116052B2 JP2006250064A JP2006250064A JP4116052B2 JP 4116052 B2 JP4116052 B2 JP 4116052B2 JP 2006250064 A JP2006250064 A JP 2006250064A JP 2006250064 A JP2006250064 A JP 2006250064A JP 4116052 B2 JP4116052 B2 JP 4116052B2
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Description

本発明は、半導体レーザや発光ダイオード等の光源を駆動してパルス状の測定光を測定対象物に照射するとともに測定対象物からの反射光を検出し、測定光の出力タイミングから反射光の検出タイミングまでの光の飛行時間(遅延時間)に基づいて光源から測定対象物までの距離を測定するTOF(Time of Flight)方式による測距装置に関する。
この種の測距装置は、ロボットや無人搬送車の視覚センサ、或いは、ドアの開閉センサや監視領域への侵入者の有無を検出する監視センサ、さらには、危険な装置に人や物が近づくのを検出し、機械を安全に停止する安全センサ等に利用され、図12に示すように、測定対象物100に向けてパルス状の測定光を出力する光源110と、前記測定対象物100からの反射光を検出する受光部120と、前記測定光の出力タイミングから前記受光部120による前記反射光の検出タイミングまでの遅延時間を検出する時間差検出部130と、前記時間差検出部130により検出された遅延時間から前記測定対象物までの距離を算出する演算部140を備えて構成されている。
具体的には、光源から測定対象物までの距離Lは、光の飛行時間Δt、光速Cに対して、〔数1〕に基づいて算出される。
Figure 0004116052
前記時間差検出部では、図13(a)に示すように、フォトダイオードで検出された反射波を増幅回路で増幅し、その出力信号である反射信号を所定の閾値Vで二値化した立ち上がりエッジを反射光の検出タイミングとして求めるものであるが、同図に示すように、光源と測定対象物が同じ距離であっても測定対象物の表面反射率により反射光強度が異なるため、反射信号の立ち上がりエッジにばらつきが生じ、このばらつきが算出した距離の誤差として現れるという問題があった。
特許文献1では、このような誤差を補正するため、反射信号のピーク値に対応する補正値を予め求めておき、時間差検出部で検出された遅延時間を当該補正値で補正することにより誤差の影響を排除する技術が開示されている。
上述のピーク値による遅延時間の補正は、増幅回路が線形な出力特性を示す非飽和の状態でのみ成立する補正技術に過ぎず、図13(b)に示すように、反射光の強度が大きくなり増幅回路が過飽和状態に到ると、正確なピーク値が得られず補正ができないという問題がある。
測定対象物の検出範囲を広くする等の目的で微弱な反射光も正確に検出するように増幅回路のゲインを大きくすると、強い反射光量に対して過飽和状態になることが避けられず、過飽和の程度によってはその波形が大きく乱れるのである。
そこで、特許文献2には、図13(c)に示すように、反射光を光電変換するフォトダイオード200の出力を増幅する増幅回路210と増幅回路210の出力を二値化する比較器220に加えて、フォトダイオード200に直列接続したショットキダイオード230とコンデンサ240と、コンデンサ240の後に接続されたゲインの小さな増幅回路250により、反射光の受光中にフォトダイオード200を流れる全電荷量を測定して、その値に基づいて遅延時間を補正する技術が開示されている。
特開平7-128438号公報 特開平10−20035号公報
しかし、上述の特許文献2に記載された補正技術では、反射光量の広いダイナミックレンジに対応して距離補正ができるが、全電荷量を測定するために別途の増幅回路が必要となり部品コストが嵩むばかりか、反射光量の低いときの増幅回路のリニアリティーが悪く補正精度が低下する等の問題があった。
さらに、増幅回路が過飽和状態になると、大量の漏れ電流が増幅回路に流れ、回路の増幅素子であるトランジスタまたはFETなどのゲインや動作点の設定を決定するバイアス回路などに影響を与え、波形の歪みや割れ、マイナス方向への振れが生じて動作が不安定になるという問題もあった。
本発明の目的は、上述した問題点に鑑み、微弱な反射光も正確に検出するべく増幅回路のゲインを大きくしながらも、強い反射光量に対して過飽和状態に到ることなく、安価な回路で安定に動作し精度の高い距離補正が可能な測距装置を提供する点にある。
上述の目的を達成するため、本発明による測距装置の第一の特徴構成は、特許請求の範囲の書類の請求項1に記載した通り、測定対象物に向けてパルス状の測定光を出力する光源と、前記測定対象物からの反射光を検出する受光部と、前記測定光の出力タイミングから前記受光部による前記反射光の検出タイミングまでの遅延時間を検出する時間差検出部と、前記時間差検出部により検出された遅延時間から前記測定対象物までの距離を算出する演算部を備えている測距装置であって、前記反射光を光電変換するフォトダイオードと、前記フォトダイオードと直列接続して前記フォトダイオードに生じる光電流をクランプするソフトリカバリーダイオードと、前記フォトダイオードの出力を増幅する増幅回路を備えて前記受光部を構成するとともに、前記増幅回路の出力を積分する積分処理部を備え、前記積分処理部の出力に基づいて前記遅延時間または前記距離を補正する距離補正部を備えている点にある。
上述の構成によれば、大きな反射光量でフォトダイオードに流れる電流が大きくなっても、ソフトリカバリーダイオードによりクランプされるので、増幅回路の出力が飽和することが無くなり、常に安定したレベルの出力波形が得られるようになる。そして、反射光の消失後はソフトリカバリーダイオードの逆回復特性、つまりダイオードの接合容量内に蓄積された少数キャリアの拡散による逆方向電流が増幅回路に入力され、増幅回路の出力波形の幅が逆方向電流の値に応じて長くなる。この逆方向電流は順方向に流れていた電流値、つまり反射光の受光中にフォトダイオードを流れる全電荷量に比例する。そこで、積分処理部により当該出力を積分することにより反射光によりフォトダイオードを流れる全電荷量が求められるのである。従って、補正部により当該積分値に基づいて前記遅延時間または前記距離が正確に補正できるのであり、フォトダイオードを流れる全電荷量を求めるための別途の増幅回路を設ける必要も無くなるのである。
同第二の特徴構成は、同請求項2に記載した通り、上述の第一特徴構成に加えて、前記積分処理部は、前記反射光の検出時から前記反射光の消失後の前記ダイオードの逆回復時間までの前記増幅器の出力を所定インタバルでAD変換するAD変換部と、前記AD変換部の出力を加算する加算処理部で構成されている点にある。
上述の構成によれば、反射光の検出時から前記反射光の消失後の前記ダイオードの逆回復時間までの前記増幅器の出力が所定インタバルでAD変換され、その値が加算されて積分値が求められるようになる。
同第三の特徴構成は、同請求項3に記載した通り、上述の第二特徴構成に加えて、前記時間差検出回路は、前記AD変換部でAD変換された前記反射光の立ち上がり特性に基づいて前記反射光の検出タイミングを算出する点にある。
上述の構成によれば、積分値を求めるためのAD変換部の出力が反射光の検出タイミングを検出するために兼用されるので、シンプルで安価な回路構成を実現することができるようになる。
以上説明した通り、本発明によれば、微弱な反射光も正確に検出するべく増幅回路のゲインを大きくしながらも、強い反射光量に対して過飽和状態に到ることなく、安価な回路で安定に動作し精度の高い距離補正が可能な測距装置を提供することができるようになった。
以下、本発明による測距装置の一例である走査式測距装置の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、走査式測距装置の全体構成を示す概略縦断面図である。同図に示すように、この走査式測距装置1は、ハウジング2を備えると共に、このハウジング2の内部に、投光部3と、走査部4と、受光部5とを主たる構成要素として備えている。
ハウジング2は、図中の上下方向の両端が閉じられた円筒状を呈し、その周壁部2aの全周から一部を除いた側壁(図1では右側壁に示している)に亘って上下方向に一定の幅を有する透光窓2a1が形成され、この透光窓2a1を介して、後述する投光部3から出力される測定光と、測定対象物で反射して受光部5に到る反射光とが往来可能となっている。
また、前記ハウジング2の内壁は前記透光窓2a1を除き、光の完全な遮光かつ反射防止のために、表面に凹凸を設けた暗幕等の吸光部材で被覆された光吸収壁で構成されている。
投光部3は、例えば発光ダイオードや半導体レーザ等の発光素子と、発光素子の駆動回路を備えて構成され、発光素子は図中の下向きに測定光を出力するように配置されている。この投光部3から下向きに出力された測定光が通る投光入射光路L1上には、光のビーム径を一定にする光学レンズ7が配置されている。
走査部4は、投光部3から出力された測定光をハウジング2の透光窓2a1を介して外部の測定対象空間に走査するもので、回転体8と、測定対象空間に存在する測定対象物からの反射光を前記受光部5に導く反射部材9と、回転機構としてのモータ11とから構成されている。回転体8は、筒状の周壁部8aと、周壁部8aの上端を塞ぐ天板部8bとから構成されている。周壁部8aの下端部は縮径され、その内周面に軸受12を介して中空軸13が挿入されており、この中空軸13によって回転可能に支承されている。
回転体8を回転駆動するモータ11は、固定子側にコイル11aを、回転子側にマグネット11bをそれぞれ備え、マグネット11bが、回転体8の周壁部8aの下端部の外周面に取り付けられ、コイル11aとの相互作用により、回転体8が、前記反射部材9を所定の回転軸心P周りで回転させるように構成されている。
回転軸心Pは、図1中、破線で示すように、投光入射光路L1の光軸から所定距離x離れた位置に設定されている。つまり、反射部材9は所定の回転軸心P周りに回転するように構成されている。
反射部材9は、投光部3と受光部5が反射部材9を挟んで対向配置されるとともに、前記反射部材9が投光部3から出力された測定光を測定対象空間に伝播させる第一反射部材91としての投光ミラーと、測定対象物からの反射光を前記受光部5に導く第二反射部材92としての受光ミラーの一対で構成されている。
回転体8の天板部8bの上下面には、回転軸から所定距離の位置に、第一反射部材91と、第二反射部材92とがそれぞれ傾斜姿勢で取り付けられ、投光部3から出射された測定光が、投光入射光路L1によって第一反射部材91に入射した後、反射して水平な投光出射光路L2に導かれるとともに、ハウジング2の外方に形成される測定対象空間である走査領域内に存在する物体、つまり測定対象物からの反射光が、回転体8の周壁部8aの一部に形成されている開口部8a1を介して、受光入射光路L3によって第二反射部材92に入射した後、反射して受光出射光路L4に導かれる。この受光出射光路L4上には、受光レンズ14が取り付けられており、物体からの反射光が受光部5に集束されるようになっている。
また、回転体8の回転軸心Pを挟んで測定光の光軸と反対側に、投光部3より出射された測定光を回転体8の天板部8bの上面から下面へ導くための開孔10が設けられており、図2に示すように、回転体8が回転して開孔10が投光部3の直下に位置したときに、測定光の一部が基準光として装置の外部に出射されることなく開孔10を通過して受光部5へ導かれる基準光路が形成されるように構成されている。開孔10には減光フィルタが設けられており、基準光路を介して受光部5に導かれる基準光の光量が一定光量になるように構成されている。
なお、本実施形態では、第一反射部材91及び第二反射部材92は、回転体8の回転軸に対してそれぞれ45度で傾斜しており、投光出射光路L2及び受光出射光路L3とが、投光入射光路L1の光軸(受光入射光路L4の光軸)と直交する光軸をそれぞれ有し、互いに平行となるように設定されている。これにより、投光出射光路L1により物体に照射されて反射する反射光を、受光入射光路L3から取り込むことが可能となる。さらに、回転体8の走査角度を検出する走査角度検出部15が、回転体8の外周面に固定された光学的スリットを有するスリット板15aと、スリット板15aの回転経路上に配置されたフォトインタラプタ15bとから構成されている。
受光部5は、前記測定対象物からの反射光を検出するように構成されており、例えばアバランシェフォトダイオードなどの受光素子と、光電変換された信号を増幅する増幅回路を備えて構成され、回転体8の内部に収容された状態で、投光部3と対向し且つ所定の回転軸心を中心とするような位置に配置されている。
詳述すると、受光部5は、回転体8を支承する中空軸13の上端面に配置されており、モータ11による回転体8の回転動作とは無関係に、常に静止状態を維持するようになっている。また、受光部5からの出力信号は、図示していないが、中空軸13の内部空間に挿通された信号線により後述の信号処理回路に接続されている。
回転体8を回転させると、投光部3から出力された測定光は、回転体8の回転軸を中心として放射状に走査される。
図2に示すように、反射部材9が回転体8によって回転し、開孔10が投光部5及び光学レンズ7の直下の特定回転位置にくると、図中の一点鎖線で示すように、投光部3から出力された測定光の一部が基準光として開孔10を介して受光部5に導かれる。このとき、測定光の一部が第一反射部材91に入射しても、光吸収壁で吸収され迷光は発生しないように構成されている。
本実施形態では、回転軸を中心として約270度の範囲で測定光が外部に走査されるように透光窓2a1が形成されているが、少なくとも開孔10を介して基準光が受光部5に導かれるときには外部に測定光が出力されない範囲で透光窓2a1を形成するものであれば、270度以上の範囲で走査可能に構成することもできる。
以下に、測定光の出力タイミングから受光部5による反射光の検出タイミングまでの遅延時間に基づいて測定対象物までの距離を算出する信号処理回路について説明する。
図3に示すように、信号処理回路70は、測定対象物100に対して測定光を照射する投光部3と、測定対象物100からの反射光を受光する受光部5と、測定光を生成する駆動信号と受光部5で検出された反射光に対応するアナログの反射信号とを合成する合成回路74と、合成されたアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換器73と、AD変換器73で変換されたデジタル信号に基づいて測定光の出力タイミングから反射光の検出タイミングまでの時間差を算出するデジタル演算回路で構成される信号処理部72と、システム全体を制御するとともに信号処理部72で算出された時間差に基づいて距離情報を算出するCPUを備えたシステム制御部71等を備えて構成されている。
投光部3は、上述したように半導体レーザを光源とする発光素子3aと、発光素子3aを駆動して数nsec.のパルス状の測定光を出力する駆動回路3bを備えている。
受光部5は、反射光を光電変換するアバランシェフォトダイオードPDでなる受光素子5aと、受光素子5aで光電変換された反射信号をインピーダンス変換して増幅するトランスインピーダンス増幅回路を備えた受光回路5bを備えている。
図4(a)に示すように、受光回路5bは、高圧の電源電圧がカソードに印加されたアバランシェフォトダイオードPD(5a)のアノードにダイオードDが順方向に直列接続され、それらの接続点がトランスインピーダンス増幅回路50に入力されている。ダイオードDのカソードは接地され、反射光によりアバランシェフォトダイオードPDに生じる光電流をクランプすることによりトランスインピーダンス増幅回路50が過飽和状態に到ることなく、線形特性を示す非飽和状態で安定的に増幅されるように構成されている。
反射光強度は測定対象物までの距離及び測定対象物の表面反射率により区々であり、それらに対応してトランスインピーダンス増幅回路50のダイナミックレンジを設定するのは困難である。そこで、反射光強度が大きいときでもトランスインピーダンス増幅回路50が過飽和状態に到ることのないように、ダイオードクランプ回路によりアバランシェフォトダイオードPD(5a)に流れる電流をクランプするのである。
反射光が消失してアバランシェフォトダイオードPD(5a)がオフすると、逆回復特性によりダイオードDの接合容量内に蓄積された少数キャリアの拡散による逆方向電流がトランスインピーダンス増幅回路50に入力される。
つまり、アバランシェフォトダイオードPD(5a)から流れる光電流が多くなると、ダイオードDの順方向電流が多く流れ、ダイオードの2乗特性により、ダイオードDの両端の電圧に比例した電圧がトランスインピーダンス増幅回路50の出力側に出力される。この場合トランスインピーダンス増幅回路50は過飽和状態にならず、安定した動作を続ける。ただし出力電圧は流れた電流値に対してリニアではなく逆2乗特性となる。
次に光がアバランシェフォトダイオードPD(5a)に入らなくなると、光電流が流れないため、ダイオードDにかかる順方向電圧が0になる。その時ダイオードD内の接合容量に蓄えられていた電荷が、逆回復時間の間ダイオードを拡散し逆方向に流れる。その電荷量は順方向に流れていた電流値に比例する。逆方向に流れた電流はトランスインピーダンス増幅回路50によって増幅され、その出力信号S5は反射光S4のパルス幅よりも延びたような信号となる。
この様子を図4(b)に基づいて説明すると、アバランシェフォトダイオードPD(5a)に入力される強度の異なる反射光S4(S40,S41,S42,S43,S44)に対して、トランスインピーダンス増幅回路50からは夫々の強度に対応した反射信号S5(S50,S51,S52,S53,S54)が出力され、反射光S4の強度が強いほど反射信号S5の信号幅が長くなるのである。このような反射信号S5を後述の積分処理部で積分することにより、反射光S4によりアバランシェフォトダイオードPD(5a)に生じる光電流に対応した信号値が得られるのである。図4(b)に示す受光波形の積分値S7は、反射光S44に対してトランスインピーダンス増幅回路50から出力される反射信号S54の積分範囲(ハッチングされた範囲)を積分した値を示す。
ダイオードDの逆回復時間内の出力電流と順方向電流及び逆回復時間の特性は〔数2〕で表される。
Figure 0004116052
ここに、Toffは逆回復時間、Ifは順方向電流、Irは逆電流、XはダイオードのPn接合距離、Dpは少数キャリアの拡散係数である。
光電流Ifは、受光波形の波高値に相当し、Toff×Irに比例する。Irはダイオードの逆電流、Toffはその幅に相当する。従って、両者の乗算値は波形積分値になる。
一般に、逆回復特性が大きいダイオードはスイッチング特性が悪いダイオードといわれている。例えばスイッチング特性のよいショットキダイオードやファーストリカバリーダイオードは逆回復時間が0に近い。このようなダイオードは信号の変化に忠実に応答するが、本発明ではクランプされた光電流が検出できないため使用できない。適切な逆回復特性を有するダイオード、例えば逆回復時間が十数ns程度の通常のシリコンダイオードを接続すれば、光電流が流れている間はダイオードの2乗特性による電流がグランドに流れ、光電流が途絶えると光電流値に比例した逆回復時間によりパルス幅が長く伸びる信号波形が得られるのである。
システム制御部71には、モータ11を駆動するモータ制御回路75と、走査角度検出部15が接続されている。
システムに電源が投入されると、システム制御部71からモータ制御回路75にモータ駆動信号が出力され、モータ制御回路75によりモータ11が所定速度で駆動される。モータ11の回転駆動に伴って走査角度検出部15から出力されるパルス信号がシステム制御部71に入力され、当該パルス信号に基づいてシステム制御部71では走査部4による測定光の出力方向が把握される。
走査角度検出部15を構成するスリット板15aのスリット間隔が予め設定された回転体の基準位置、つまり、上述した開口10から受光部5に基準光が導かれる位置で、他と異なる間隔になるように形成されており、パルス信号の波形に基づいて基準位置が検出され、基準位置からのパルス数をカウントすることにより基準位置からの回転角度が算出される。
以下、図5に示すタイミングチャートを参照しながら信号処理アルゴリズムを説明する。
走査角度検出部15から出力されるパルス信号に基づいて計測タイミングを算出したシステム制御部71から、信号処理部72のパルス信号生成部723(図6参照)に計測タイミング信号が入力されると、パルス信号生成部723から当該計測タイミング信号を基準とする所定タイミングでAD変換器73に変換開始信号が出力されるとともに、変換開始信号から僅かに遅れて投光部3に所定のデューティ比の発光駆動信号S1が出力される。発光素子3aが当該発光駆動信号S1に同期して駆動され、パルス状の測定光S2が出力される。つまり、測定光S2の発光強度は当該発光駆動信号のデューティ比及び発光素子の駆動電流により制御され、所定周期で出力される計測タイミング信号と同周期で発光素子3aが間歇駆動される。
基準位置で発光素子3aが駆動されると、測定光S2の一部が基準光S3として上述の基準光路を介して受光部5で検出されて基準信号S5aが生成され、基準位置を経て透光窓2a1から測定対象空間に測定光S2が出力されると測定対象物からの反射光S4が受光部5で検出されて反射信号S5bが生成される。
発光駆動信号S1と基準信号S5aまたは反射信号S5bが合成回路で加算処理されて、時間軸上で発光駆動信号S1と基準信号S5aまたは反射信号S5bが連続する合成信号S6が生成されてAD変換器73に入力される。
アナログの合成信号S6はAD変換器73により所定のサンプリング周波数fsでサンプリングされてデジタル信号に変換されて信号処理部72に出力される。信号処理部72では、デジタル変換された合成信号に基づいて発光駆動信号S1と基準信号S5aの時間差Δta、及び発光駆動信号S1と反射信号S5bの時間差Δtbが算出され、システム制御部71では信号処理部72により算出された時間差Δta、Δtbの差分Δtと走査角度検出部15からの信号入力に基づいて測定対象物までの距離及び方向が算出される。
つまり、走査部4が一走査する間に一回基準位置で検出された時間差Δtaによりその一走査の間で検出された時間差Δtbを補正することで、発光素子3aや受光素子5aの応答遅れなどのばらつき、及び、装置の機差によるばらつきに起因する誤差要因を排除するように構成されている。
以下に、信号処理部72の構成及びその動作について詳述する。図6に示すように、信号処理部72は、第一メモリ721と、ローパスフィルタ722と、発光駆動信号S1及び基準信号S5aまたは反射信号S5bの夫々を微分する微分処理部724と、閾値設定部725と、反射光光量検出部726と、微分された発光駆動信号S1及び基準信号S5aまたは反射信号S5bから時間差Δtを算出する時間差検出部728と、各種の演算結果を記憶する第二メモリ729と、発光駆動信号S1を生成するパルス信号生成部723を備えている。ここでメモリはRAM等の半導体メモリが用いられる。
第一メモリ721にはAD変換器73により変換されたデジタル信号が時系列的に一時記憶される。第一メモリ721から読み出されたデジタル信号はローパスフィルタ722により高周波ノイズ成分が除去されて微分処理部724等に供給される。
微分処理部724は、ローパスフィルタ722を通過した発光駆動信号S1及び基準信号S5aまたは反射信号S5bを含む出力信号S5を微分処理して時間差検出部728に出力する。具体的には、図8(a)に示す反射信号S5bに対して、K番目(Kはサンプリング順序を示す自然数である)のサンプリング値とK−1番目のサンプリング値の差分を各Kについて求め、その値を同図(b)に示すような微分信号として算出する。なお、本実施形態では、差分値が負となる場合には零に丸め込み、正領域のみ抽出するように構成されている。
閾値設定部725は、ローパスフィルタ722を通過したデジタルの出力信号S5のうち、発光駆動信号S1の生成前の信号の最大レベルから最小レベルを減算して、基準信号S5aまたは反射信号S5bを検出するための第一測定閾値L1を算出するとともに、発光駆動信号S1の生成前の信号の平均レベルをオフセット値に対応した第二測定閾値L2として算出する。
つまり、変換開始信号が出力された後、発光駆動信号S1が出力されるまでの間は、基準光や反射光が検出されることなく、微小な外乱光によるノイズ信号がオフセットレベルに重畳した信号がサンプリングされるので、その間にオフセットレベルやノイズレベルが算出されるのである。算出された第一測定閾値L1は時間差検出部728に出力され、第一及び第二測定閾値L1,L2は反射光光量検出部726に出力される。
時間差検出部728は、微分処理部724から入力される微分信号から、第一測定閾値L1より大となる領域の信号成分を抽出し、その正側領域(図7に示す微分波形の実線部)の重心位置を立ち上がりタイミングとして算出し、発光駆動信号S1と基準信号S5aの立ち上がりタイミングの時間差Δta、または、発光駆動信号S1と反射信号S5bの立ち上がりタイミングの時間差Δtbを求めて、その結果を第二メモリ729に格納する。ここに、時間差Δtaは走査部4が基準位置にあるときに算出され、時間差Δtbは走査部4が測定対象空間からの反射光が検出されたときに算出されるものである。
具体的に反射信号S5bを例に説明すると、図8に示すように、微分信号のうち第一測定閾値L1を二回連続して超えるサンプリングポイントを検出し、二回目に第一測定閾値L1を超えたポイントの微分信号値Dnを中心として、例えば前後に連続する10点のサンプリングポイント(n−10〜n+10)を重心演算範囲R1として、〔数3〕に示す数式に基づいて重心位置Pを算出する。つまり、重心位置Pはサンプリングポイント(n−10)からの時間情報として算出される。このような処理を基準信号S5aに対しても行なうことにより、それぞれの重心位置Pが求められる。
Figure 0004116052
一般に、反射光の光量は測定対象物の反射特性により変動するため、反射信号S5bの立ち上がりタイミングを所定の閾値を超えたタイミングとして求める場合には、反射光が同じタイミングで受光部5に入射しても、その光量によって立ち上がり特性が異なり僅かな誤差が発生するが、反射信号S5bを微分してその正側領域の重心位置として求める場合には、光量が異なる場合であってもほぼ等しい値として求まるのである。
システム制御部71は、第二メモリ729に記憶された遅延時間Δtbから遅延時間Δtaを減算補正した遅延時間Δtに基づいて、〔数4〕に示す演算式により測定対象物までの距離Lを算出するとともに、そのときの走査角度検出部15からの信号入力に基づいて測定対象物の存在する方向を同定する。なお、〔数4〕のCは光速を示す。
Figure 0004116052
このようにして求められる測定対象物までの距離Lは、発光素子3aや受光素子5aの応答遅れなどのばらつき、及び、装置の機差によるばらつきに起因する誤差要因が排除された値となるのであるが、上述のアルゴリズムで求められた反射信号S5bの立ち上がりタイミングは、ダイオードDによりクランプされた後の増幅回路50の出力信号に基づいて求められたものであり、クランプ動作に起因する誤差が含まれている。
そこで、上述した積分処理部としても機能する反射光光量検出部726により、トランスインピーダンス増幅回路50から出力される反射信号S5bの積分値S7が算出され、その結果が第二メモリ729に格納されるように構成されている。反射光光量検出部726は、図9に示すように、ローパスフィルタ722を通過した出力信号S5のうち、発光駆動信号S2の次に現れる反射信号S5bに対して第一測定閾値L1と第二測定閾値L2の加算値を最初に超える直前のサンプリング値から第二測定閾値L2を最初に下回るサンプリング値までを積分範囲R2として積分処理する。積分処理に際して、積分範囲R2に対応する積分値から第二測定閾値L2以下の領域の積分値を減算することによりオフセット誤差を除去する。ここで、オフセット誤差を除去するために、積分範囲R2のサンプリング値から第二測定閾値L2を減算した値に対して積分することも可能である。
積分処理に際しては、積分範囲R2の各サンプリング値とサンプリング間隔の積和を求めるものであってもよいし、簡略化して積分範囲R2の各サンプリング値を加算処理するものであってもよい。
システム制御部71は第二メモリ729に記憶された積分値を読み出して、予め設定された積分値と補正距離の関係を示す補正テーブル値に基づいて、算出された距離Lを補正するのである。つまり、システム制御部71が、積分処理部の出力に基づいて距離Lを補正する距離補正部として機能する。
図10は実験によって確認された反射光量、積分値、距離の補正量のそれぞれの相関関係を示している。図10(a)に入力光量と積分値の相関関係、図10(b)に反射光量と距離の補正量の関係、図10(c)に積分値と距離の補正量の関係を示す。積分値は反射光量が弱い領域では僅かな増加で急峻に立ち上がるが、反射光量が強い領域では大きく増加してもその傾きはきわめて小さい。また、反射光量と距離の補正量も同様の傾向となる。従って、系全体では積分値と距離の補正量はリニアな関係を示す。
実験によれば、本発明により、黒色の無反射シートからミラー反射まで100万倍以上の反射率の差がある物体からの反射光であっても、検出誤差が一定で安定した距離の算出ができることが確認された。
なお、システム制御部71は、遅延時間Δtに基づいて算出された距離Lを当該積分値に基づいて補正するもの以外に、当該積分値と遅延時間Δtの関係を示す補正テーブル値に基づいて、遅延時間Δtを補正した後に距離Lを算出するように構成するものであってもよい。
また、上述の実施形態において、各信号S1、S5a、S5bの立ち上がりタイミングを、微分信号の正側領域の重心位置により求めるものを説明したが、立ち上がりタイミングを求めるための演算は、これに限るものではなく、例えば各信号S1、S5a、S5bの立ち上がり部分の時間軸上での重心位置を算出する方法や、信号の立ち上がり部分を直線近似又は多項式近似して、その近似線と出力信号S5のオフセットレベルとの交点の位置を算出する方法等を採用することができる。
上述した実施形態では、走査部4の回転軸心と投光部3から出力される測定光の光軸とが平行となるように投光部3と走査部4を配置し、走査部4の特定回転位置で投光部3から出力された測定光の一部が基準光として受光部5に導かれるように基準光路を構成した測距装置を説明したが、本発明が適用される測距装置の基準光路はこのような構成に限るものではなく他の構成によっても実現できるものである。
例えば、走査部4の回転軸心と投光部3から出力される測定光の光軸とが一致するように投光部3と走査部4を配置し、基準位置で測定光が受光部に反射される反射部材をハウジング2の内壁に設けることにより基準光路を構成するものであってもよい。
さらには、図11に示すように、走査部4の回転軸心と投光部3から出力される測定光の光軸とが一致するように投光部3と走査部4を配置し、回転機構と一体回転し、投光ミラーで反射した測定光の一部を受光ミラーに導く光ファイバなどの導光部材6を備えて構成するものであってもよい。この場合には、周囲360度に亘って高精度な距離測定を実現することができる。なお、このような構成を採用する場合には、同一の走査位置で基準光と反射光がともに計測されるため、基準光と反射光の立ち上がりタイミングの時間差により遅延時間Δtが求められる。
上述した実施形態では、本発明を走査式測距装置に適用した場合を説明したが、本発明の適用対象は走査式測距装置に限るものではなく、TOF(Time of Flight)方式による測距装置であればその対象が制限されるものではない。
上述した実施形態は、本発明の一実施例であり、形状、材料、回路構成等各部の具体的な構成は、本発明による作用効果を奏する範囲において適宜変更設計できることはいうまでもない。
本発明による走査式測距装置の全体構成を示す概略縦断面図 図1の走査式測距装置の基準位置での全体構成を示す概略縦断面図 本発明による走査式測距装置の信号処理回路のブロック構成図 (a)は受光回路の構成図、(b)は受光回路の動作説明図 図1の走査式測距装置における光信号波形と電気信号波形のタイミングを示す説明図 図3に示す信号処理部のブロック構成図 遅延時間を算出するための信号処理の説明図 微分処理及び重心位置算出処理の説明図 反射信号に対するサンプリング処理及び積分処理の説明図 反射光量と距離補正量の特性説明図 別実施形態を示し、走査式測距装置の全体構成を示す概略縦断面図 TOF方式による測距原理の説明図 従来技術の説明図
符号の説明
1 走査式測距装置
2 ハウジング
3 投光部
4 走査部
5 受光部
6 光ファイバ
8 回転体
9 投光ミラー
10 受光ミラー
11 モータ
15 走査角度検出部
70 信号処理回路
71 システム制御部(距離補正部)
72 信号処理部
73 AD変換器
74 モータ制御回路
721 第一メモリ
722 ローパスフィルタ
723 パルス信号生成部
724 微分処理部
725 閾値設定部
726 反射光光量検出部(積分処理部)
729 第二メモリ

Claims (3)

  1. 測定対象物に向けてパルス状の測定光を出力する光源と、前記測定対象物からの反射光を検出する受光部と、前記測定光の出力タイミングから前記受光部による前記反射光の検出タイミングまでの遅延時間を検出する時間差検出部と、前記時間差検出部により検出された遅延時間から前記測定対象物までの距離を算出する演算部を備えている測距装置であって、
    前記反射光を光電変換するフォトダイオードと、前記フォトダイオードと直列接続して前記フォトダイオードに生じる光電流をクランプするソフトリカバリーダイオードと、前記フォトダイオードの出力を増幅する増幅回路を備えて前記受光部を構成するとともに、前記増幅回路の出力を積分する積分処理部を備え、前記積分処理部の出力に基づいて前記遅延時間または前記距離を補正する距離補正部を備えている測距装置。
  2. 前記積分処理部は、前記反射光の検出時から前記反射光の消失後の前記ダイオードの逆回復時間までの前記増幅器の出力を所定インタバルでAD変換するAD変換部と、前記AD変換部の出力を加算する加算処理部で構成されている請求項1記載の測距装置。
  3. 前記時間差検出回路は、前記AD変換部でAD変換された前記反射光の立ち上がり特性に基づいて前記反射光の検出タイミングを算出する請求項2記載の測距装置。
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