JP4109430B2 - 遊水室を有する水域構造物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、港湾・漁港などの水域に設置される岸壁、護岸、防波堤などの遊水室を有する水域構造物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、港湾などの水域に設ける杭式桟橋構造としては、図11に示す構造のもの(第1従来例)が知られている。
【0003】
この杭式桟橋構造の場合、裏込材28を支持するL形土留壁28aに近接して杭式桟橋延長方向および延長直角方向において5〜6mおきに、水域構造物上部工14を支持するための鋼管杭21が水底地盤4に打設等の手段で配置されるため、鋼管杭21の相互の間隔すなわちスリットの幅が大き過ぎ、そのためこの部分を通過する波のエネルギー損失は殆んどなく、L形土留壁28aからの反射波高が大きくなるという問題があった。
【0004】
前記の問題を解決するため、図12に示す水域構造物(第2従来例)が、特開平8−35219号として、先に本出願人により提案されている。この水域構造物は、同図に示すように、下側に継手1、2を備えている多数の上部透過壁体構成部材3を、前記継手1、2を噛み合わせて水底地盤4に打設して、上側に通水用スリット5を有する上部透過壁体6を構成し、その上部透過壁体6から陸側に離れた位置において、鋼管矢板7からなる不透過壁体構成部材17を水底地盤4に打設して不透過壁体8を構成し、前記上部透過壁体構成部材3と不透過壁体構成部材17のそれぞれの頭部をコンクリート製上部工14により連結し、前記上部透過壁体6と前記不透過壁体8との間の下部に遊水室下部層9を設け、その遊水室下部層9の前部上面を、前記各継手1、2の上端部よりも低い位置に配置し、遊水室下部層9の上部に遊水室10を設けるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図12の構造によると、上部透過壁体6に設けられている通水用スリット5を通過する波のエネルギー損失による消波効果、通水用スリット5の範囲設定や、遊水室の存在による消波効率の調整などの優れた利点があるが、本発明者は研究の結果、次の点において、さらなる改良が望ましい点を見出した。
【0006】
図12の従来技術において、上部透過壁体構成部材3によって構成される上部透過壁体6は、主に遊水室下部層9を構成する土砂等からの主動土圧等の水平方向(部材軸直角方向)荷重に対して抵抗するものであるが、上部透過壁体構成部材3の海底地盤中への根入れ長は短いので、当該上部透過壁体構成部材3によって構成される壁体の鉛直方向(部材軸方向)荷重に対する抵抗力は小さい。このため、水域構造物上部工14に作業用クレーンなどの重量物が載った場合の鉛直方向荷重に対しては、主に不透過壁体構成部材17や上部透過壁体構成部材3の直背後に位置する中間杭13によって抵抗することになるが、上部透過壁体構成部材3によっても鉛直方向荷重を十分負担させることが構造安定性や経済性の面で望ましい。
【0007】
本発明は、前記の知見に基づいて提案されたものである。
【0008】
また、前述の理由から図12に示す水域構造物(第2の従来例)では、上部透過壁体6の直背後に中間杭13が配置されている。しかし、このような配置だと、特に水平方向の挙動に関して、上部透過壁体6とその直背後に位置する中間杭13とが互いに干渉しあうこと(横方向の群杭効果)があり、構造体の耐荷力が低下したり、挙動が複雑になるという懸念がある。このような事態(横方向の群杭効果)を回避するために、中間杭13を上部透過壁体6から十分に離れた位置に配置することが考えられるが、上部透過壁体6の水底地盤への根入れが短いため鉛直荷重を支持するには問題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前述の問題を有利に解決するために、本発明の遊水室を有する水域構造物は、次のように構成する。
【0010】
第1の発明は、少なくとも水底地盤(4)の地盤面下の所定位置から水面下の所定位置まで、第1の継手(1)及び第2の継手(2)を備えた多数の上部透過壁体構成部材(3)を前記第1の継手(1)及び第2の継手(2)を嵌合させて水底地盤(4)に打設等の手段により配置し、上側に通水用スリット5を有する上部透過壁体(6)を構成し、上部透過壁体構成部材(3)の頭部が第1の構造物延長方向連結材(33)により連結され、前記上部透過壁体(6)から陸側に離れた位置において、不透過壁体構成部材(17)が水底地盤(4)に打設等の手段により配置されて不透過壁体(8)が構成され、前記不透過壁体構成部材(17)の頭部が第2の構造物延長方向連結材(34)により連結され、前記第1の構造物延長方向連結材(33)と前記第2の構造物延長方向連結材(34)とが断面方向連結材(14a)により連結され、前記第1の構造物延長方向連結材(33)と前記断面方向連結材(14a)との交差部を含んで第1の上方結合部(A)が形成され、前記第2の構造物延長方向連結材(34)と前記断面方向連結材(14a)との交差部を含んで第2の上方結合部(B)が形成され、前記上部透過壁体(6)と前記不透過壁体(8)との間に遊水室(10)が形成され、構造物延長方向に配置された多数の上部透過壁体構成部材(3)のうち、数本おきに配置の前記上部透過壁体構成部材(3)を部材軸方向荷重支持用壁体構成部材(3a)として支持地盤層(11)まで打設等の手段により配置し、構造物延長方向に配置された多数の不透過壁体構成部材(17)のうち、数本おきに配置の不透過壁体構成部材(17)を部材軸方向荷重支持用壁体構成部材(17a)として支持地盤層(11)まで打設等の手段により配置し、構造物延長方向に配置された多数の中間杭(13)のうち所定の中間杭(13)を部材軸方向荷重支持用の中間杭(13a)として支持地盤層(11)まで打設等の手段により配置し、前記断面方向連結材(14a)としての水域構造物上部工(14)の上面の幅方向両側部で、かつ上部透過壁体構成部材(3)と不透過壁体構成部材(17)の直上位置には、当該水域構造物上部工(14)の延長方向にクレーンレールが敷設され、このクレーンレール上を作業用クレーンが走行可能とされている。
【0011】
第2の発明は、第1の発明において、前記上部透過壁体(6)と前記不透過壁体(8)との間に中間杭(13)が打設等の手段で配置され、前記中間杭(13)の頭部が少なくとも断面方向連結材(14a)と連結されていることを特徴とする。
【0012】
第3の発明は、第1又は第2の発明において、 中間杭(13)の中間部に少なくとも1個の下部筒体(22)が外挿され、前記下部筒体(22)には、少なくとも1本の斜材(15)の下端部が連結され、前記斜材(15)の上端部は、第1の上方結合部(A)または第2の上方結合部(B)に連結され、前記下部筒体(22)と前記中間杭(13)の間の空隙部にはモルタル等の経時硬化性材料(36)が充填されていることを特徴とする。
【0013】
第4の発明は、第1〜第3の何れかの発明において、中間杭(13)の所定範囲に消波用突設体(40)が設けられていることを特徴とする。
【0014】
第5の発明は、第1〜第4の何れかの発明において、斜材(15)の所定範囲に消波用突設体(40)が設けられていることを特徴とする。
【0015】
第6の発明は、第1〜第5の何れかの発明において、上部透過壁体(6)と不透過壁体(8)との間に土砂等の中詰材(31)が配置され、遊水室下部層(9)が形成されていることを特徴とする。
【0016】
第7の発明は、第6の発明において、遊水室下部層(9)の表面が水平面や斜面またはその組み合わせ等の任意の形状であることを特徴とする。
【0017】
第8の発明は、第6又は第7の発明において、遊水室下部層(9)の表層に表面保護層(12)が設置されていることを特徴とする。
【0018】
第9の発明は、第1〜8の何れかの発明において、不透過壁体(8)の背面において、適宜高さまで裏込材(28)が配置されていることを特徴とする。
【0019】
第10の発明は、第1〜9の何れかの発明において、断面方向連結材(14a)が、鉄筋コンクリート製梁または鉄骨鉄筋コンクリート製梁または鉄骨製梁であることを特徴とする。
【0020】
第11の発明は、第1〜10の何れかの発明において、第1の構造物延長方向連結材(33)及び第2の構造物延長方向連結材(34)が鉄筋コンクリート製梁または鉄骨鉄筋コンクリート製梁または鉄骨製梁であることを特徴とする。
【0026】
本発明によると、次の主たる作用がある。
【0027】
【作用】
水域構造物において、本来、土圧等の水平方向(部材軸直角方向)荷重に対して抵抗するのに必要な上部透過壁体構成部材3の根入れ長は、通常鉛直荷重に抵抗するのに必要な根入れ長よりも短くてすむ場合が多い。そして、クレーン荷重等の鉛直荷重に抵抗するのに必要な根入れ長が、水平方向(部材軸直角方向)荷重に対して抵抗するのに必要な上部透過壁体構成部材3の根入れ長よりも長めに必要な場合には、必要な本数の上部透過壁体構成部材3だけを長くすればよい。この点、本発明では、前記の両方の点が巧みに取入れられて構成されている。つまり、部材軸方向荷重支持用壁体構成部材3aの海底地盤への根入れ長は長くて、支持地盤層11にまで達しているので、各壁体構成部材3、3aによって構成される上部透過壁体6は、主に、主動土圧等の水平方向(部材軸直角方向)荷重だけでなく、鉛直方向荷重に対しても十分に抵抗することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図を参照して説明する。
図1〜図6は、本発明の第1実施形態を示すものであって、鋼管矢板本体30における下半部の左側および右側に、T字状の鋼製継手1とスリット20を有する鋼製パイプからなる継手2とが、溶接により固着されて、鋼管矢板からなる多数の上部透過壁体構成部材3における各継手1、2が、相互に噛み合わされた状態で、水底地盤4に打設されて、上側に通水用スリット5を有する上部透過壁体6が構成されている。特に、本実施形態においては、前記多本数の上部透過壁体構成部材3の中、数本おきに位置する上部透過壁体構成部材3を部材軸方向荷重支持用壁体構成部材3aとして支持地盤層11まで打設している。
【0029】
上側に通水用スリット5を有する前記の上部透過壁体6から陸側に離れた位置においては、裏込材28に接して多本数の不透過壁体構成部材17が所定間隔で支持地盤層11まで打設され、この多本数の不透過壁体構成部材17によって不透過壁体8が構成されている。不透過壁体構成部材17には、鋼管矢板または鋼矢板が用いられる。また、本実施形態においては、前記多本数の不透過壁体構成部材17の中、複数本おきに位置する不透過壁体構成部材17を部材軸方向荷重支持用の不透過壁体構成部材17aとして支持地盤層11にまで打設している。
【0030】
また、上部透過壁体6と不透過壁体構成部材17との間において、鋼製の中間杭13が所定間隔で水底地盤4に打設され、かつ前記上部透過壁体6と不透過壁体構成部材17との間に、土砂または石等の中詰材31からなる遊水室下部層9が設けられている。その遊水室下部層9の上面は、図示のように水平面でもよいし、陸側から沖側に向かって低くなるように傾斜して設けてもよい。さらに、遊水室下部層9の上面には表面保護層12を設けてもよい。
さらにまた、上部透過壁体6の頭部と、不透過壁体構成部材17の頭部と中間杭13の頭部とにわたって、水域構造物上部工14が設けられ、前記遊水室下部層9の上面と前記水域構造物上部工14との間に遊水室10が設けられている。
【0031】
多数本の中間杭13は、これらの全てを支持地盤層11まで打設してもよいし、または、前記多数本の中間杭13の中、数本おきに位置する中間杭13を部材軸方向荷重支持用の中間杭13aとして支持地盤層11にまで打設してもよい。
【0032】
また、前記水域構造物上部工14は、所定幅でかつ所定長に連続しており、その長手方向の部位を構造物延長方向連結材(33,34)といい、幅方向の部位を断面方向連結材14aという。なお、構造物延長方向連結材33,34および断面方向連結材14aは、それぞれ鉄筋コンクリート製梁または鉄骨鉄筋コンクリート製梁または鉄骨製梁のいずれであってもよい。
【0033】
水域構造物上部工14の上面の幅方向両側部で、かつ上部透過壁体構成部材3と不透過壁体構成部材17の直上位置には、当該水域構造物上部工14の延長方向にクレーンレール27が敷設されている。このクレーンレール27上を作業用クレーンの車両が走行するとき、本実施形態では、部材軸方向荷重支持用壁体構成部材3aと部材軸方向荷重支持用の不透過壁体構成部材17aと部材軸方向荷重支持用の中間杭13aとは、支持地盤層11にまで達しているので、当該作業用クレーンの重量を十分に支持でき、水域構造物がその荷重に耐えられないという不具合がない。また、水域構造物上部工14の海側前端部に船係止ロープ用の曲柱18および防舷材16が設けられている。
【0034】
前記上部透過壁体6における継手1、2の上端部は、前記遊水室下部層9の前部すなわち沖側端部と同一または高レベルに配置され、不透過壁体8の背後には裏込材28が配置されている。
【0035】
前記通水用スリット5の幅をD1とし、かつ上部透過壁体構成部材3の配置間隔をD2とすると、D1/D2は約5〜35%に設定され、好ましくは10〜20%である。また、中間杭13の中間部分に外挿された下部筒体22と不透過壁体構成部材17の上端部とが斜材15を介して連結されている。
【0036】
次に斜材15の取付例について説明する。
図7に示すように、下部筒体22内の上部および下部の周囲に、その下部筒体22と中間杭13との間隔を一定以上に保つための複数(例えば4箇)のスペーサ23を等角度間隔で固定し、前記下部筒体22の内周面に複数のジベル19を固着し、前記下部筒体22における下部内周に、ゴムまたは合成樹脂系弾性材料からなるシールリング材26を配置し、かつ、その下部筒体22と外面に複数のジベル25を固着した中間杭13との間に、水中不分離性混和剤を混入したモルタル等の経時硬化性材料36を注入充填する。
【0037】
斜材15の上端部と不透過壁体構成部材(鋼管矢板)17の上端部とは、単数または複数の鋼製連結部材37(図1に点線図示)を介して溶接により固着されると共に、上方結合部B内に埋め込まれている。
【0038】
図8、図9は、本発明の第2実施形態を示したものである。第2実施形態の基本構造は第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と同一の構成要素には共通の符号を付して重複説明を省略し、相違する構成についてのみ説明する。
【0039】
第2実施形態は、中間杭13の所定範囲または斜材15の所定範囲に消波用突設体40を設けて、消波効果の更なる向上を図るものである。図8aは中間杭13に消波用突設体40を設けた例を示し、図8bは斜材15に消波用突設体40を設けた例を示したものである。もちろん、中間杭13と斜材15との両方に消波用突設体40を設けてもよい(図示を省略する)。
【0040】
図9は、消波用突設体40の構造例を横断面図で示したものである。
図9aは、鉄筋コンクリート41により、筒状空洞42を有する消波用突設体40aを構成した例である。この場合、中間杭13または斜材15を筒状空洞42へ挿入し、その後、中間杭13または斜材15と筒状空洞42との間にモルタルグラウト43を充填して、消波用突設体40aを所定位置に配置する。
【0041】
また図9bは、鋼板44と鋼管45により略菱形状の消波用突設体40bを構成した例である。この場合、中間杭13または斜材15を鋼管45へ挿入し、その後、中間杭13または斜材15と鋼管45との間にモルタルグラウト43を充填して、消波用突設体40bを所定位置に配置する。
【0042】
以上の実施形態により本発明を説明してきたが、本発明の請求の範囲はこれらの実施形態に限定されるものではない。例えば、図10に示すように、上部透過壁体6の継手1、2を海水面付近にも設けて、通水用スリット5が水没しているような構成としてもよい。
【0043】
【発明の効果】
本発明の水域構造物によれば、上部透過壁体6に設けられている通水用スリット5を通過する波のエネルギー損失による消波効果、通水用スリット5の範囲設定や、遊水室の存在による消波効率の調整などの優れた効果に加えて、上部透過壁体6を構成する多数本の上部透過壁体構成部材3の中、部材軸方向荷重支持用壁体構成部材3aの海底地盤への根入れ長は長くて、支持地盤層11にまで達しているので、上部透過壁体構成部材3、3aによって構成される上部透過壁体6は、主に、主動土圧等の水平方向(部材軸直角方向)荷重だけでなく、鉛直方向荷重に対しても十分に抵抗することができる。また、上部透過壁体6の直背後に中間杭13が配置されていないので、上部透過壁体6と中間杭13が互いに干渉し合うということもない。このように、従来例における水域構造物よりも、材料面、施工面、構造面で合理的な構造物を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る遊水室を有する水域構造物を示す縦断側面図である。
【図2】図1のa−a線拡大断面図である。
【図3】図1のb−b線拡大断面図である。
【図4】本発明の第1実施形態の水域構造物上部工を示す横断平面図である。
【図5】図4の部分拡大図である。
【図6】鋼管矢板本体と継手部分の構造を示す横断平面図である。
【図7】斜材の下部と中間杭との連結部を示す縦断側面図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係る遊水室を有する水域構造物を示す縦断側面図であり、(a)は中間杭に消波用突設体を設けた例を示し、(b)は斜材に消波用突設体を設けた例を示したものである。
【図9】(a)は鉄筋コンクリート製の消波用突設体の横断面図であり、(b)は鋼板および鋼管製の消波用突設体の横断面図である。
【図10】上部透過壁体の継手を、海水面付近にも設けた場合における遊水室を有する水域構造物を示す縦断側面図である。
【図11】第1従来例の水域構造物を示す縦断側面図である。
【図12】第2従来例の水域構造物を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 継手
2 継手
3 上部透過壁体構成部材
3a 部材軸方向荷重支持用壁体構成部材
4 水底地盤
5 通水用スリット
6 上部透過壁体
7 鋼管矢板
8 不透過壁体
9 遊水室下部層
10 遊水室
11 支持地盤層
12 表面保護層
13 中間杭
13a 中間杭(部材軸方向荷重支持用)
14 水域構造物上部工
14a 断面方向連結材
15 斜材
16 防舷材
17 不透過壁体構成部材
17a 不透過壁体構成部材(部材軸方向荷重支持用)
18 曲柱
19 ジベル
20 スリット
21 鋼管杭
22 下部筒体
23 スペーサ
25 ジベル
26 シールリング材
27 クレーンレール
28 裏込材
28a L形土留壁
30 鋼管矢板本体
31 中詰材
33 構造物延長方向連結材
34 構造物延長方向連結材
36 経時硬化性材料
37 鋼製連結部材
40 消波用突設体
40a 消波用突設体
40b 消波用突設体
41 鉄筋コンクリート
42 筒状空間
43 モルタルグラウト
44 鋼板
45 鋼管
A 上方結合部
B 上方結合部
Claims (11)
- 少なくとも水底地盤(4)の地盤面下の所定位置から水面下の所定位置まで、第1の継手(1)及び第2の継手(2)を備えた多数の上部透過壁体構成部材(3)を前記第1の継手(1)及び第2の継手(2)を嵌合させて水底地盤(4)に打設等の手段により配置し、上側に通水用スリット5を有する上部透過壁体(6)を構成し、上部透過壁体構成部材(3)の頭部が第1の構造物延長方向連結材(33)により連結され、前記上部透過壁体(6)から陸側に離れた位置において、不透過壁体構成部材(17)が水底地盤(4)に打設等の手段により配置されて不透過壁体(8)が構成され、前記不透過壁体構成部材(17)の頭部が第2の構造物延長方向連結材(34)により連結され、前記第1の構造物延長方向連結材(33)と前記第2の構造物延長方向連結材(34)とが断面方向連結材(14a)により連結され、前記第1の構造物延長方向連結材(33)と前記断面方向連結材(14a)との交差部を含んで第1の上方結合部(A)が形成され、前記第2の構造物延長方向連結材(34)と前記断面方向連結材(14a)との交差部を含んで第2の上方結合部(B)が形成され、前記上部透過壁体(6)と前記不透過壁体(8)との間に遊水室(10)が形成され、
構造物延長方向に配置された多数の上部透過壁体構成部材(3)のうち、数本おきに配置の前記上部透過壁体構成部材(3)を部材軸方向荷重支持用壁体構成部材(3a)として支持地盤層(11)まで打設等の手段により配置し、
構造物延長方向に配置された多数の不透過壁体構成部材(17)のうち、数本おきに配置の不透過壁体構成部材(17)を部材軸方向荷重支持用壁体構成部材(17a)として支持地盤層(11)まで打設等の手段により配置し、
構造物延長方向に配置された多数の中間杭(13)のうち所定の中間杭(13)を部材軸方向荷重支持用の中間杭(13a)として支持地盤層(11)まで打設等の手段により配置し、
前記断面方向連結材(14a)としての水域構造物上部工(14)の上面の幅方向両側部で、かつ上部透過壁体構成部材(3)と不透過壁体構成部材(17)の直上位置には、当該水域構造物上部工(14)の延長方向にクレーンレールが敷設され、このクレーンレール上を作業用クレーンが走行可能とされていることを特徴とする遊水室を有する水域構造物。 - 前記上部透過壁体(6)と前記不透過壁体(8)との間に中間杭(13)が打設等の手段で配置され、前記中間杭(13)の頭部が少なくとも断面方向連結材(14a)と連結されていることを特徴とする請求項1記載の遊水室を有する水域構造物。
- 中間杭(13)の中間部に少なくとも1個の下部筒体(22)が外挿され、前記下部筒体(22)には、少なくとも1本の斜材(15)の下端部が連結され、前記斜材(15)の上端部は、第1の上方結合部(A)または第2の上方結合部(B)に連結され、前記下部筒体(22)と前記中間杭(13)の間の空隙部にはモルタル等の経時硬化性材料(36)が充填されていることを特徴とする請求項1又は2記載の遊水室を有する水域構造物。
- 中間杭(13)の所定範囲に消波用突設体(40)が設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の遊水室を有する水域構造物。
- 斜材(15)の所定範囲に消波用突設体(40)が設けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の遊水室を有する水域構造物。
- 上部透過壁体(6)と不透過壁体(8)との間に土砂等の中詰材(31)が配置され、遊水室下部層(9)が形成されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の遊水室を有する水域構造物。
- 遊水室下部層(9)の表面が水平面や斜面またはその組み合わせ等の任意の形状であることを特徴とする請求項6記載の遊水室を有する水域構造物。
- 遊水室下部層(9)の表層に表面保護層(12)が設置されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の遊水室を有する水域構造物。
- 不透過壁体(8)の背面において、適宜高さまで裏込材(28)が配置されていることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の遊水室を有する水域構造物。
- 断面方向連結材(14a)が、鉄筋コンクリート製梁または鉄骨鉄筋コンクリート製梁または鉄骨製梁であることを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載の遊水室を有する水域構造物。
- 第1の構造物延長方向連結材(33)及び第2の構造物延長方向連結材(34)が鉄筋コンクリート製梁または鉄骨鉄筋コンクリート製梁または鉄骨製梁であることを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載の遊水室を有する水域構造物。
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JP2001178536A JP4109430B2 (ja) | 2001-06-13 | 2001-06-13 | 遊水室を有する水域構造物 |
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