JP4109228B2 - ヘッドレスト用軟質ポリウレタンフォームの製造方法 - Google Patents
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(I) ポリイソシアネート成分とポリオール成分とを、発泡剤、触媒、および整泡剤の存在下に反応させて、車両用座席のヘッドレスト用軟質ポリウレタンフォームを製造する方法において、前記ポリイソシアネート成分がMDI系ポリイソシアネートからなり;前記ポリオール成分が、ポリオール(a)中でビニルモノマー(b)を重合させて得られる重合体ポリオール(A)、または(A)とポリオール(B)からなり、(a)および/または(B)中に下記ポリオール(a1)、下記ポリオール(a2)、および必要により下記ポリオール(a3)を含有し、ポリオール(a)および(B)の合計重量に基づいて、(a1)が45〜99重量%、(a2)が0.5〜8重量%、(a3)が0〜48重量%であるポリオール成分であり;前記触媒が下記反応型触媒(C)からなり;発泡剤が水からなり;コア密度が35〜45kg/m3のフォームを製造することを特徴とする前記方法。
ポリオール(a1):平均官能基数が3〜4であり、水酸基価が20〜40(mgKOH/g)であり、オキシエチレン単位の合計量が18〜30重量%であり、内部オキシエチレン単位の含有量が0〜15重量%であり、末端オキシエチレン単位の含有量が15〜25重量%であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリオール。
ポリオール(a2):平均官能基数が3〜6であり、水酸基価が1000〜1700(mgKOH/g)であり、オキシエチレン単位の含有量が30〜95重量%であるポリオキシエチレンポリオール。
ポリオール(a3):平均官能基数が3〜4であり、水酸基価が20〜40(mgKO
H/g)であり、オキシエチレン単位の合計量が10重量%以上18重量%未満であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリオール。
反応型触媒(C):水酸基価が300〜600(mgKOH/g)である水酸基を有する3級アミン触媒。
(II) ポリオール(a)中でビニルモノマー(b)を重合させて得られる重合体ポリオール(A)、または(A)とポリオール(B)からなり、(a)および/または(B)中に上記ポリオール(a1)、上記ポリオール(a2)、および必要により上記ポリオール(a3)を含有し、ポリオール(a)および(B)の合計重量に基づいて、(a1)が45〜99重量%、(a2)が0.5〜8重量%、(a3)が0〜48重量%である車両用座席のヘッドレスト用軟質ポリウレタンフォーム製造用ポリオール組成物。
(III) 上記(I)の方法により製造された軟質ポリウレタンフォームからなる車両用座席のヘッドレスト。
ポリオール(a)および/または(B)中、すなわち、ポリオール成分を構成する成分のうち(b)の重合体を除いた成分中には、ポリオール(a1)、ポリオール(a2)、および必要によりポリオール(a3)を含有する。
また、炭素数6〜20の芳香族モノもしくはポリアミン(例えば、アニリン、フェニレンジアミン、トリレンジアミン、キシリレンジアミン、ジエチルトルエンジアミン、メチレンジアニリンおよびジフェニルエーテルジアミン);炭素数4〜20の脂環式アミン(例えば、イソホロンジアミン、シクロヘキシレンジアミンおよびジシクロヘキシルメタンジアミン);炭素数4〜20の複素環式アミン(例えば、ピペラジン、アミノエチルピペラジンおよび特公昭55−21044号公報記載のもの)およびこれらの2種以上の併用などが挙げられる。
これらの活性水素含有化合物は2種以上を併用してもよい。これらの中で好ましくは多価アルコールである。
AO付加時に用いる触媒としては、通常用いられるアルカリ触媒(KOH、CsOH等)の他、特開2000−344881号公報に記載の触媒〔トリス(ペンタフルオロフェニル)ボラン等〕、特開平11−120300号公報に記載の触媒(過塩素酸マグネシウム等)を用いてもよい。
活性水素含有化合物は、2種以上併用してもよく、3〜4価の多価アルコールが好ましく、3価の多価アルコールがさらに好ましい。活性水素含有化合物に付加するEOおよびPOの付加方法としては、ブロック付加でもランダム付加でもよいが、好ましくは末端EOブロック付加である。
ポリオール(a1)の平均官能基数は3〜4であり、好ましくは3〜3.5、さらに好ましくは3である。この範囲以外の官能基数のものが含まれていても、2種以上の活性水素含有化合物のAO付加物であって、その平均官能基数が3〜4となればよい(以下のポリオールの平均官能基数についても同様)。ここで平均官能基数は、原料の平均官能基数から計算される理論値を、官能基数であると見なしたものである。ただし、(a1)の官能基数としては、3〜4(とくに3)が好ましい。
水酸基価は20〜40(mgKOH/g、以下の水酸基価も同じ)である。下限は、好ましくは25、さらに好ましくは28であり、上限は、好ましくは38、さらに好ましくは35である。オキシエチレン単位(以下オキシエチレン単位をEO単位と略記する)の合計量は18〜30%である。下限は、好ましくは19%であり、上限は、好ましくは29%、さらに好ましくは22%である。末端EO単位の含有量は15〜25%である。下限は、好ましくは19%である。上限は、好ましくは23%、さらに好ましくは22%である。また、内部EO単位の含有量は0〜15%であり、好ましくは0〜14%、さらに好ましくは0%である。
水酸基価が20未満ではフォーム硬さが低くなり、40を越えるとフォームの伸び物性が低下し、柔軟性が低下する。平均官能基数が3未満では成形時の反応性が低下し生産性が低くなり、4を越えるとフォームの伸び物性が低下し、柔軟性が低下する。EO単位の合計量が18%以上、あるいは末端EO単位の含有量が15%以上であると、ポリオール成分の反応性が高く生産性が向上し、EO単位の合計量が30%以下、あるいは末端EO単位の含有量が25%以下であると、フォームの独立気泡率が低くなりフォームが収縮しない。内部EO単位の含有量が15%を越えると、フォームの湿度依存性が高くなり、高湿熱下の耐久性の低下が生じる。
活性水素含有化合物は、2種以上併用してもよく、3〜6価のアミンおよび3〜6価の多価アルコールが好ましく、アンモニアがさらに好ましい。
ポリオール(a2)の平均官能基数は3〜6であり、好ましくは3〜5、さらに好ましくは3である。(a2)の官能基数としても、好ましくは3〜6であり、さらに好ましくは3である。水酸基価は1000〜1700である。下限は、好ましくは1050、さらに好ましくは1100であり、上限は、好ましくは1600、さらに好ましくは1300である。EO単位の含有量は30〜95%である。下限は、好ましくは33%、さらに好ましくは40%であり、上限は、好ましくは92%、さらに好ましくは89%である。
水酸基価が1000未満ではフォームの硬さが低くなり、1700を越えるとフォームの硬さが高くなり過ぎる。平均官能基数が3未満では硬化性が低下して生産性が低下し、6を越えるとフォームの伸び物性が低下し、柔軟性が低下する。末端EO単位の含有量が30%未満であるとフォームの硬化時間が長くなり、95%を越えるとフォームの独立気泡率が高くなり、フォームが収縮する。
活性水素含有化合物は、2種以上併用してもよく、3〜4価の多価アルコールが好ましく、3価の多価アルコールがさらに好ましい。活性水素含有化合物に付加するEOおよびPOの付加方法としては、ブロック付加でもランダム付加でもよいが、好ましくはブロック付加〔とくにPO−EOの順序(チップド)〕である。
ポリオール(a3)の平均官能基数は3〜4であり、好ましくは3〜3.5、さらに好ましくは3である。(a3)の官能基数としては、3〜4(とくに3)が好ましい。水酸基価は20〜40(mgKOH/g、以下の水酸基価も同じ)である。下限は、好ましくは25、さらに好ましくは28であり、上限は、好ましくは38、さらに好ましくは35である。
EO単位の合計量は10%以上18%未満である。下限は、好ましくは12%、さらに好ましくは14%であり、上限は、好ましくは17%、さらに好ましくは16%である。末端EO単位の含有量は、好ましくは10%以上18%未満である。下限は、さらに好ましくは12%、とくに好ましくは14%である。上限は、さらに好ましくは17%、とくに好ましくは16%である。また、内部EO単位の含有量は、好ましくは5%以下、さらに好ましくは0%である。
水酸基価が20未満ではフォーム硬さが低くなり、40を越えるとフォームの伸び物性が低下し、柔軟性が低下する。平均官能基数が3未満では成形時の反応性が低下し生産性が低くなり、4を越えるとフォームの伸び物性が低下し、柔軟性が低下する。EO単位の合計量、あるいは末端EO単位の含有量が10%以上では、ポリオール成分の反応性が高く生産性が向上する。EO単位の合計量、あるいは末端EO単位の含有量が18%未満では、フォームの独立気泡率が低く、成形性が良好である。内部EO単位の含有量が5%以下であると、フォームの湿度依存性が低く、高湿熱下の耐久性が良好である。
(b1)としては、スチレン、α−メチルスチレン、ヒドロキシスチレン、クロルスチレンなどが挙げられる。
(b2)としては、アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどが挙げられる。
(b3)としては、C、HおよびO原子から構成されるもの、例えば、(メタ)アクリル酸アルキルエステル類(アルキル基の炭素数が1〜24)〔例えば、メチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、エイコシル(メタ)アクリレート、ドコシル(メタ)アクリレート〕、ヒドロキシアルキル(炭素数2〜5)(メタ)アクリレート〔例えば、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート〕、およびヒドロキシポリオキシアルキレンモノ(メタ)アクリレート類〔例えば、アルキレン基の炭素数2〜4、ポリオキシアルキレン鎖の数平均分子量200〜1000〕が挙げられる。
これら(b)中で好ましいものは、(b1)および(b2)であり、とくにスチレンおよび/またはアクリロニトリルである。
(b1)および/または(b2)は、好ましくは50〜100%、さらに好ましくは80〜100%である。(b1)と(b2)の重量比はとくに限定されないが、好ましくは0/100〜80/20である。(b3)は、好ましくは0〜50%、さらに好ましくは0〜20%である。(b4)は、好ましくは0〜10%、さらに好ましくは0〜5%である。
ポリエステルポリオールとしては、前記の多価アルコール(とくに、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−または1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール等の2価アルコール;前記ポリエーテルポリオール(とくにジオール);またはこれらとグリセリン、トリメチロールプロパン等の3価またはそれ以上の多価アルコールとの混合物)と、前記ポリカルボン酸もしくはそのエステル形成性誘導体〔酸無水物、低級アルキル(アルキル基の炭素数:1〜4)エステル等〕(例えば、アジピン酸、セバシン酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、テレフタル酸ジメチル)、または前記カルボン酸無水物およびAOとの縮合反応物;そのAO(EO、PO等)付加物;ポリラクトンポリオール、例えば前記多価アルコールを開始剤としてラクトン(ε−カプロラクトン等)を開環重合させることにより得られるもの;ポリカーボネートポリオール、例えば前記多価アルコールとアルキレンカーボネートとの反応物;等が挙げられる。
多価アルコール、アミンとしては前述のものが挙げられる。
(a1)、(a2)および(a3)の量が上記範囲内であると、フォームの硬さが適度となり、かつ反応性が高く生産性が良好となる。
脂肪族ポリイソシアネートとしては、炭素数6〜10の脂肪族ジイソシアネートなどが挙げられる。具体例としては、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネートなどが挙げられる。
芳香脂肪族ポリイソシアネートとしては、炭素数8〜12の芳香脂肪族ジイソシアネートなどが挙げられる。具体例としては、キシリレンジイソシアネート、α,α,α’,α’−テトラメチルキシリレンジイソシアネートなどが挙げられる。
変性ポリイソシアネートの具体例としては、ショ糖変性TDI、ひまし油変性TDIなどが挙げられる。
これらのうちで好ましいものは、芳香族ポリイソシアネートであり、さらに好ましくは、TDI、および粗製TDIである。
なお、ポリイソシアネート成分中のMDI系ポリイソシアネートの含量は、好ましくは80%以上、さらに好ましくは90%以上、とくに好ましくは100%である。
また、ポリイソシアネート成分としてのNCO含量も、上記のMDI系ポリイソシアネートの好ましい範囲と同様の範囲が好ましい。
(C)の具体例としては、N,N−ジメチルエタノールアミン、N,N−ジメチルヘキサノールアミン、およびN,N−ジメチルアミノプロピルジプロパノールアミンが挙げられる。
(C)の使用量は、ポリオール成分100重量部(以下、部は重量部を意味する。)に対して、好ましくは0.5〜2部である。さらに好ましくは、下限は1部、上限は1.9部である。水酸基価、および使用量が上記範囲内であれば、生産性およびフォーム物性が良好となる。なお、(C)は予めポリオール成分中に配合しておくこともできる。
(D)の使用量(純分)は、ポリオール成分100部に対して、好ましくは0.5部以下、さらに好ましくは0.05〜0.4部、とくに好ましくは0.1〜0.3部である。(C)と(D)の合計使用量は、ポリオール成分100部に対して、好ましくは0.5〜2.5部であり、さらに好ましくは1〜2.2部である。また、(C)と(D)の重量比は、好ましくは1:(0〜0.5)であり、さらに好ましくは1:(0.05〜0.3)である。
これらのうち好ましいものは、HCFC−141b、HFC−134a、HFC−356mff、HFC−236ea、HFC−245ca、HFC−245fa、HFC−365mfcおよびこれらの2種以上の混合物である。
水素原子含有ハロゲン化炭化水素を用いる場合の使用量は、ポリオール成分100部あたり、好ましくは50部以下、さらに好ましくは5〜45部である。
低沸点炭化水素を用いる場合の使用量は、ポリオール成分100部あたり、好ましくは40部以下、さらに好ましくは5〜30部である。
また、液化炭酸ガスを用いる場合の使用量は、ポリオール成分100部あたり、好ましくは30部以下、さらに好ましくは25部以下である。
整泡剤の使用量は、ポリオール成分100部に対して、好ましくは0.1〜3部、さらに好ましくは0.2〜2部である。
コア密度が35kg/m3未満であると、フォーム物性が低化し、ヘッドレストとしての耐久性が悪化する。また45kg/m3を越えると、低密度化の効果が得られない。
また、本発明の製造方法により得られる軟質ポリウレタンフォームの、中心部(コア部)のフォーム硬さは2〜5kgf/100cm2が好ましい。ここでフォーム硬さとは、フォームの中心部から10×10×5cmの大きさで切り出した試験片を用い、JIS K6400(1997年版)により測定される25%定圧縮時の硬さである。フォーム硬さは、さらに好ましくは2.5〜4.5kgf/100cm2、とくに好ましくは3〜4kgf/100cm2である。フォーム硬さが2〜5kgf/100cm2であれば、自動車用座席のヘッドレストとして良好な軟質ポリウレタンフォームとなる。
車両用座席のヘッドレストは、自動車などの車両の座席に設けられ、人体頭部を支持するためのものであり、パッド材の他、芯材(スチールなど)、必要により表皮(ポリ塩化ビニル、合成繊維布帛など)等からなる。ヘッドレストの形状とその形成方法の具体例としては、特開平10−181404号公報に記載のものなどが挙げられる。
高圧発泡機(PEC社製MiniRIM機)を用いて、表1に記載の部数の、ポリオール成分を含むポリイソシアネート以外の成分と、ポリイソシアネート成分とを、それぞれ25℃に温調した後、衝突混合させ、25℃に温調した200×200×50mmの密閉モールドに注入し成形する。得られた各フォームの物性値の測定結果、および成形時の脱型可能時間を表1に示す。
(1)ポリオールa1−1:グリセリンのPO/EOブロック付加物(水酸基価33、末端EO単位の含有量=20%、内部EO単位の含有量=0%)。
(2)ポリオールa1−2:グリセリンのPO/EOランダム付加後、EOブロック付加物(水酸基価28、末端EO単位の含有量=15%、内部EO単位の含有量=12%)。
(3)ポリオールa2−1:トリエタノールアミン(水酸基価1130、EO単位の含有量=88%)。
(4)ポリオールa2−2:ソルビトールのEO付加物(水酸基価1250、EO単位の含有量=33%)。
(5)ポリオールa2−3:ジエタノールアミン(水酸基価1603、EO単位の含有量=84%)
(6)ポリオールa3−1:グリセリンのPO/EOブロック付加物(水酸基価33、末端EO単位の含有量=14%、内部EO単位の含有量=0%)。
(7)ポリオールa4−1:グリセリンのPO付加物(水酸基価168)
(8)重合体ポリオールA−1:ポリオールa3−1中で、アクリロニトリルを重合させた重合体ポリオール(重合体含量20%)
(10)触媒C−1:反応型触媒:N,N−ジメチルヘキサノールアミン〔花王(株)製カオーライザーNO.25 水酸基価387〕
(11)触媒C−2:反応型触媒〔東ソー(株)製TOYOCAT HX−70 水酸基価502〕
(12)触媒D−1:トリエチレンジアミンの33%ジプロピレングリコール溶液〔三共エアプロ(株)製DABCO−33LV〕
(13)触媒D−2:ビス(N,N−ジメチルアミノ−2−エチル)エーテルの70%ジプロピレングリコール溶液〔東ソー(株)製TOYOCAT ET〕
(14)発泡剤E−1:水
(15)整泡剤F−1:トーレダウコーニングシリコーン(株)製「SF−2962」
<1>:コア密度(kg/m3)。
<2>:引張強度(kgf/cm2)
<3>:引裂強度(kgf/cm)
<4>:伸び(%)
<5>:フォーム硬さ(kgf/100cm2)
<6>:脱型可能時間
<1>〜<5>は、JIS K 6400(1997年版)の試験法に準拠した。<6>は、上記条件で成形した際に、脱型時に成形品に変形が生じない時間を脱型可能時間とした。
Claims (5)
- ポリイソシアネート成分とポリオール成分とを、発泡剤、触媒、および整泡剤の存在下に反応させて、車両用座席のヘッドレスト用軟質ポリウレタンフォームを製造する方法において、前記ポリイソシアネート成分がMDI系ポリイソシアネートからなり;前記ポリオール成分が、ポリオール(a)中でビニルモノマー(b)を重合させて得られる重合体ポリオール(A)、または(A)とポリオール(B)からなり、(a)および/または(B)中に下記ポリオール(a1)、下記ポリオール(a2)、および必要により下記ポリオール(a3)を含有し、ポリオール(a)および(B)の合計重量に基づいて、(a1)が45〜99重量%、(a2)が0.5〜8重量%、(a3)が0〜48重量%であるポリオール成分であり;前記触媒が下記反応型触媒(C)からなり;発泡剤が水からなり;コア密度が35〜45kg/m3のフォームを製造することを特徴とする前記方法。
ポリオール(a1):平均官能基数が3〜4であり、水酸基価が20〜40(mgKOH/g)であり、オキシエチレン単位の合計量が18〜30重量%であり、内部オキシエチレン単位の含有量が0〜15重量%であり、末端オキシエチレン単位の含有量が15〜25重量%であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリオール。
ポリオール(a2):平均官能基数が3〜6であり、水酸基価が1000〜1700(mgKOH/g)であり、オキシエチレン単位の含有量が30〜95重量%であるポリオキシエチレンポリオール。
ポリオール(a3):平均官能基数が3〜4であり、水酸基価が20〜40(mgKOH/g)であり、オキシエチレン単位の合計量が10重量%以上18重量%未満であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリオール。
反応型触媒(C):水酸基価が300〜600(mgKOH/g)である水酸基を有する3級アミン触媒。 - ポリオール成分中の(b)の重合体の含量が、1〜15重量%である請求項1記載の方法。
- ポリオール(a)中でビニルモノマー(b)を重合させて得られる重合体ポリオール(A)、または(A)とポリオール(B)からなり、(a)および/または(B)中に下記ポリオール(a1)、下記ポリオール(a2)、および必要により下記ポリオール(a3)を含有し、ポリオール(a)および(B)の合計重量に基づいて、(a1)が45〜99重量%、(a2)が0.5〜8重量%、(a3)が0〜48重量%である車両用座席のヘッドレスト用軟質ポリウレタンフォーム製造用ポリオール組成物。
ポリオール(a1):平均官能基数が3〜4であり、水酸基価が20〜40(mgKOH/g)であり、オキシエチレン単位の合計量が18〜30重量%であり、内部オキシエチレン単位の含有量が0〜15重量%であり、末端オキシエチレン単位の含有量が15〜25重量%であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリオール。
ポリオール(a2):平均官能基数が3〜6であり、水酸基価が1000〜1700(mgKOH/g)であり、オキシエチレン単位の含有量が30〜95重量%であるポリオキシエチレンポリオール。
ポリオール(a3):平均官能基数が3〜4であり、水酸基価が20〜40(mgKOH/g)であり、オキシエチレン単位の合計量が10重量%以上18重量%未満であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリオール。 - さらに下記反応型触媒(C)を、(A)と(B)の合計100重量部に対して0.5〜2重量部含有する請求項3記載のポリオール組成物。
反応型触媒(C):水酸基価が300〜600(mgKOH/g)である水酸基を有する3級アミン触媒。 - 請求項1または2記載の方法により製造された軟質ポリウレタンフォームからなる車両用座席のヘッドレスト。
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