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JP4107639B2 - レーザ溶接装置およびレーザ溶接方法 - Google Patents

レーザ溶接装置およびレーザ溶接方法 Download PDF

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JP4107639B2 JP2002111730A JP2002111730A JP4107639B2 JP 4107639 B2 JP4107639 B2 JP 4107639B2 JP 2002111730 A JP2002111730 A JP 2002111730A JP 2002111730 A JP2002111730 A JP 2002111730A JP 4107639 B2 JP4107639 B2 JP 4107639B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2枚以上の重ね母材を溶接により一体固着して積層接合材とするレーザ溶接に関し、特に、これに限定する意図ではないが、3枚以上の板を積層状態に重ねて一体固着するレーザ溶接に関する。
【0002】
【従来の技術】
YAGレーザ溶接は、下記のような特徴があり自動車等の自動溶接に広く使われている:
1)集束したレーザ光を得られ、低歪み、高速溶接が可能である,
2)金属材料でのレーザ光吸収率がCOレーザの数倍であるので、効率の良い溶接が可能。また波長がCOレーザの1/10であるので、溶接時に発生するプラズマの影響を受けにくい,
3)レーザ光をフレキシブルな光ファイバで伝送できるので、ハンドリングが容易で多関節ロボットの利用も可能である。また、100m程度までの離れた場所への伝送が可能である,
4)レーザ光は時間分割(タイムシアリング),空間分割(パワーシアリング)が可能であるので、複数の加工ステーションで用いることにより、高い利用効率を得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一方YAGレーザ単独での溶接は下記のような問題点があった:
(1)YAGレーザは、光ビームを集光させエネルギー密度を高め溶接を行うが、集光スポット径がφ0.3〜φ1mmと微少であるため、次のような不都合がある;
・重ね溶接では、上板から下板への貫通ビードの接合界面幅が狭く、接合強度を得られない。3枚以上の重ね溶接を行う場合、加工速度を遅くし、一方向(例えば表側)から行う場合と、両側より一面づつ行う場合がある。何れの場合も加工時間を必要とし又溶接中の熱歪により最下部の板が変形し良好な溶接が得られない;
(2)YAGレーザ装置はイニシアルコストが高いので、自動車生産ラインのように複数台の設備を導入する場合には、設備費が膨大なものになる。
【0004】
本発明は、レーザによって、変形が少なく接合強度が高い重ね溶接をすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(1)支持基台(2);
該支持基台で支持された第1支持部材(4);
平行レーザをレーザ照射ノズルの外の一点に収束する収束光学系 (9b) を内蔵し、2枚以上の重ね母材に重ね方向に指向する、第1支持部材(4)に固着された第1レーザ照射ヘッド(9);
第1支持部材(4)で回転可能に支持され、円周面が第1レーザ照射ヘッドの母材対向端よりも母材側に突出ししかも、該突出する円周面が第1レーザ照射ヘッドのレーザ照射ノズルの近くに位置するように、回転軸が、前記指向の方向と直交する面に対して傾斜した第1倣いローラ(8);
平行レーザをレーザ照射ノズルの外の一点に収束する収束光学系 (19b) を内蔵し、前記重ね母材に、第1レーザ照射ヘッドの反対側から重ね方向に指向する第2レーザ照射ヘッド(19);
第2レーザ照射ヘッドが固着された第2支持部材(14)で回転可能に支持され、円周面が第2レーザ照射ヘッドの母材対向端よりも母材側に突出ししかも、該突出する円周面が第2レーザ照射ヘッドのレーザ照射ノズルの近くに位置するように、回転軸が、第2レーザ照射ヘッドの指向の方向と直交する面に対して傾斜した第2倣いローラ(18);および、
前記支持基台(2)に対して第1支持部材(4)を、前記重ね母材に近づく方向に押す第1加圧手段(6);を備え
第1支持部材 (4) で、第1レーザ照射ヘッド (9) にレーザを送るケーブル (10) および該ケーブルから出るレーザを平行にする光学系 (9a) を支持し;第1支持部材 (4) を支持する支持基台 (2,22) で、第2レーザ照射ヘッド (19) にレーザを送るケーブル (20) ,該ケーブルから出るレーザを平行にする光学系 (19a) および伸縮筒 (23) の一端を支持し;該伸縮筒の他端でレーザを、ミラー (24) で90度方向を変え更にもう1つのミラー (26) で90度方向を変えて第2レーザ照射ヘッド (19) の収束光学系 (19b) に案内する;
レーザ溶接装置。
【0006】
なお、理解を容易にするためにカッコ内には、図面に示し後述する実施例の対応又は相当要素に付した記号を、参考までに付記した。以下も同様である。
【0007】
これによれば、第1加圧手段(6)が、第1支持部材(14)を重ね母材の重ね方向(z)に押しこれにより第1支持部材(4)で支持された第1倣いローラ(8)が母材(21)に当たってこれを押し、母材(21)が押されて第2倣いローラ(18)に当たる。すなわち母材(21)が第1倣いローラ(8)および第2倣いローラ(18)で加圧挟持される。第1レーザ照射ヘッド(9)および第2レーザ照射ヘッド(19)がレーザを照射することにより、図の(a)あるいは(b)に示すように、重ね接合部を横切る溶融池(32,33)ができる。このとき母材(21)が第1倣いローラ(8)および第2倣いローラ(18)で加圧されているので重ね接合部の密着性が高く、重ね接合部の上下2材の溶融池が一体となり接合強度が高い溶接となる。重ね母材の表面側と裏面側が共にレーザ照射ノズルの近くで倣いローラで支えられているので、重ねた各板の変形が抑えられ、仕上り形状の良い積層材が得られる。
【0008】
また、第1レーザ照射ヘッド(9)が対向する表側に第1および第2レーザ照射ヘッド(9,19)にレーザを伝送する2つのケーブル(10,20)があり、裏側へのケーブル敷設が不要である。
【0009】
【発明の実施の形態】
(2)支持基台(2);
該支持基台で支持された第1支持部材(4);
平行レーザをレーザ照射ノズルの外の一点に収束する収束光学系 (9b) を内蔵し、2枚以上の重ね母材に重ね方向に指向する、第1支持部材(4)に固着された第1レーザ照射ヘッド(9);
第1支持部材(4)で回転可能に支持され、円周面が第1レーザ照射ヘッドの母材対向端よりも母材側に突出ししかも、該突出する円周面が第1レーザ照射ヘッドのレーザ照射ノズルの近くに位置するように、回転軸が、前記指向の方向と直交する面に対して傾斜した第1倣いローラ(8);
平行レーザをレーザ照射ノズルの外の一点に収束する収束光学系 (19b) を内蔵し、前記重ね母材に、第1レーザ照射ヘッドの反対側から重ね方向に指向する第2レーザ照射ヘッド(19);
第2レーザ照射ヘッドが固着された第2支持部材(14)で回転可能に支持され、円周面が第2レーザ照射ヘッドの母材対向端よりも母材側に突出ししかも、該突出する円周面が第2レーザ照射ヘッドのレーザ照射ノズルの近くに位置するように、回転軸が、第2レーザ照射ヘッドの指向の方向と直交する面に対して傾斜した第2倣いローラ(18);および、
前記支持基台(2)に対して第1支持部材(4)を、前記重ね母材に近づく方向に押す第1加圧手段(6);を備え
第1支持部材 (4) で、第1レーザ照射ヘッド (9) にレーザを送るケーブル (10) および該ケーブルから出るレーザを平行にする光学系 (9a) 、ならびに、伸縮筒 (23) の一端を支持し;前記ケーブル (10) から出るレーザを平行にする前記光学系 (9a) を透過したレーザの一部をハーフミラー (27) で90度方向を変えて更にもう1つのミラー (29) で90度方向を変えて第1レーザ照射ヘッド (9) の収束光学系 (9b) にレーザを案内し、前記ハーフミラー (27) を透過し前記伸縮筒を通ったレーザをミラー (24) で90度方向を変え、更にもう1つのミラー (26) で90度方向を変えて第2レーザ照射ヘッド (19) の収束光学系 (19b) に案内する;
レーザ溶接装置。
【0010】
これによれば、第1加圧手段(6)が、第1支持部材(14)を重ね母材の重ね方向(z)に押しこれにより第1支持部材(4)で支持された第1倣いローラ(8)が母材(21)に当たってこれを押し、母材(21)が押されて第2倣いローラ(18)に当たる。すなわち母材(21)が第1倣いローラ(8)および第2倣いローラ(18)で加圧挟持される。第1レーザ照射ヘッド(9)および第2レーザ照射ヘッド(19)がレーザを照射することにより、図4の(a)あるいは(b)に示すように、重ね接合部を横切る溶融池(32,33)ができる。このとき母材(21)が第1倣いローラ(8)および第2倣いローラ(18)で加圧されているので重ね接合部の密着性が高く、重ね接合部の上下2材の溶融池が一体となり接合強度が高い溶接となる。重ね母材の表面側と裏面側が共にレーザ照射ノズルの近くで倣いローラで支えられているので、重ねた各板の変形が抑えられ、仕上り形状の良い積層材が得られる。
【0011】
また、1つのレーザ伝送ケーブル(10)で第1および第2レーザ照射ヘッド(9,19)にレーザを送給するので、ケーブルの配設が簡略になる。
【0012】
(3)支持基台(2);
該支持基台で支持された第1支持部材(4);
平行レーザをレーザ照射ノズルの外の一点に収束する収束光学系 (9b) を内蔵し、2枚以上の重ね母材に重ね方向に指向する、第1支持部材(4)に固着された第1レーザ照射ヘッド(9);
第1支持部材(4)で回転可能に支持され、円周面が第1レーザ照射ヘッドの母材対向端よりも母材側に突出ししかも、該突出する円周面が第1レーザ照射ヘッドのレーザ照射ノズルの近くに位置するように、回転軸が、前記指向の方向と直交する面に対して傾斜した第1倣いローラ(8);
平行レーザをレーザ照射ノズルの外の一点に収束する収束光学系 (19b) を内蔵し、前記重ね母材に、第1レーザ照射ヘッドの反対側から重ね方向に指向する第2レーザ照射ヘッド(19);
第2レーザ照射ヘッドが固着された第2支持部材(14)で回転可能に支持され、円周面が第2レーザ照射ヘッドの母材対向端よりも母材側に突出ししかも、該突出する円周面が第2レーザ照射ヘッドのレーザ照射ノズルの近くに位置するように、回転軸が、第2レーザ照射ヘッドの指向の方向と直交する面に対して傾斜した第2倣いローラ(18);および、
前記支持基台(2)に対して第1支持部材(4)を、前記重ね母材に近づく方向に押す第1加圧手段(6);を備え
第1支持部材 (4) で、第1レーザ照射ヘッド (9) にレーザを送るケーブル (10) および該ケーブルから出るレーザを平行にする光学系 (9a) 、ならびに、伸縮筒 (23) の一端を支持し;前記ケーブル (10) から出るレーザを前記伸縮筒内でビームスプリッタ (30) で2分割して、一方をミラー (31) で90度方向を変え更にもう1つのミラー (29) で90度方向を変えて第1レーザ照射ヘッド (9) の収束光学系 (9b) に案内し、他方をミラー (24) で90度方向を変え更にもう1つのミラー (26) で90度方向を変えて第2レーザ照射ヘッド (19) の収束光学系 (19b) に案内する;
レーザ溶接装置
これによれば、第1加圧手段(6)が、第1支持部材(14)を重ね母材の重ね方向(z)に押しこれにより第1支持部材(4)で支持された第1倣いローラ(8)が母材(21)に当たってこれを押し、母材(21)が押されて第2倣いローラ(18)に当たる。すなわち母材(21)が第1倣いローラ(8)および第2倣いローラ(18)で加圧挟持される。第1レーザ照射ヘッド(9)および第2レーザ照射ヘッド(19)がレーザを照射することにより、図4の(a)あるいは(b)に示すように、重ね接合部を横切る溶融池(32,33)ができる。このとき母材(21)が第1倣いローラ(8)および第2倣いローラ(18)で加圧されているので重ね接合部の密着性が高く、重ね接合部の上下2材の溶融池が一体となり接合強度が高い溶接となる。重ね母材の表面側と裏面側が共にレーザ照射ノズルの近くで倣いローラで支えられているので、重ねた各板の変形が抑えられ、仕上り形状の良い積層材が得られる。
【0013】
また、1つのレーザ伝送ケーブル(10)で第1および第2レーザ照射ヘッド(9,19)にレーザを送給するので、ケーブルの配設が簡略になる。
【0014】
)第1倣いローラ(8)を回転可能に支持する第1ローラ支持部材(34)の、第1支持部材に対する母材に近づく方向(z)の位置を調整する、第1ヘッドギャップ調整機構(7);および、第2倣いローラ(18)を回転可能に支持する第2ローラ支持部材(35)の、第2支持部材(14)に対する母材に近づく方向(z)の位置を調整する、第2ヘッドギャップ調整機構(17);を更に備える上記(1)乃至(3)いずれか1つに記載のレーザ溶接装置。これによれば、第1および第2ヘッドギャップ調整機構(7,17)によって、重ね母材(21)に対する第1および第2レーザ照射ヘッド(9,19)の距離(母材の厚み方向でのレーザ焦点位置)を簡易に調整できる。
【0015】
)第2加圧手段(16)を更に備え;第2加圧手段(16)で第2支持部材(14)を、母材に近づく方向(z)に押す;上記(1)乃至(4)のいずれか1つに記載のレーザ溶接装置。これによれば、母材(21)の表側と裏側の両方から各照射ヘッド(9,19)が母材(21)に同時に接近できるので、両照射ヘッド(9,19)と母材(21)との重ね方向(z)の相対位置決めを簡易にできる。
【0016】
a)レーザはYAGレーザである、上記(1)乃至()のいずれかのレーザ溶接装置。効率の良い溶接が可能であり、また、溶接ヘッドをレーザ光源から離して例えばロボットアームで支持して、光ファイバケーブルでレーザ光源とつなぐことができ、溶接ヘッドの操作性が良い。
【0017】
前記(1)に記載のレーザ溶接装置を用いて、第1および第2倣いローラ (8,18) 2枚以上の重ね母材(21)を挟んで重ね方向に加圧し;第1レーザ照射ヘッド(9)と第2レーザ照射ヘッド(19)で、前記重ね母材(21)を、表側と裏側から重ね方向にレーザを照射して表側と裏側からそれぞれ母材同士の接合面まで以上に、かつ表側から裏側までにある全接合面が表側又は裏側からのレーザによって溶着するように、深く溶融させる;レーザ溶接方法。これによれば上記(1)に記述の作用効果が同様に得られる。
【0018】
前記(2)に記載のレーザ溶接装置を用いて、第1および第2倣いローラ (8,18) 2枚以上の重ね母材(21)を挟んで重ね方向に加圧し;第1レーザ照射ヘッド(9)と第2レーザ照射ヘッド(19)で、前記重ね母材(21)を、表側と裏側から重ね方向にレーザを照射して表側と裏側からそれぞれ母材同士の接合面まで以上に、かつ表側から裏側までにある全接合面が表側又は裏側からのレーザによって溶着するように、深く溶融させる;レーザ溶接方法。これによれば上記(2)に記述の作用効果が同様に得られる。
【0019】
前記(3)に記載のレーザ溶接装置を用いて、第1および第2倣いローラ (8,18) 2枚以上の重ね母材(21)を挟んで重ね方向に加圧し;第1レーザ照射ヘッド(9)と第2レーザ照射ヘッド(19)で、前記重ね母材(21)を、表側と裏側から重ね方向にレーザを照射して表側と裏側からそれぞれ母材同士の接合面まで以上に、かつ表側から裏側までにある全接合面が表側又は裏側からのレーザによって溶着するように、深く溶融させる;レーザ溶接方法。これによれば上記(3)に記述の作用効果が同様に得られる。
【0020】
(9)表側と裏側からの溶融の深さが重ね方向(z)で重ならない場合(図の(a),(c))には、第1レーザ照射ヘッド(9)と第2レーザ照射ヘッド(19)の狙い位置を実質上同一とする、上記(,(7)又は(8)のレーザ溶接方法(図の(a),(c))。
【0021】
(10)表側と裏側からの溶融の深さが重ね方向(z)で重なる場合には、第1レーザ照射ヘッド(9)と第2レーザ照射ヘッド(19)の狙い位置を、同一時点には表側と裏側からの溶融位置が重ならないように、重ね方向(z)と直交する方向(x)にずらす、上記(,(7)又は(8)のレーザ溶接方法(図の(b),(d))。
【0022】
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0023】
【実施例】
−第1実施例−
図1に本発明の第1実施例を示す。基台連結枠2に第1支持部材4が昇降ガイド5で、上下方向zには移動可であるが、水平方向xおよびyには移動不可に支持されている。基台連結枠2にはエアーシリンダ6が固定されており、そのピストンロッドが第1支持部材4に連結されている。エアーシリンダ6が該ピストンロッドを突き出すと第1支持部材4が降下し、ピストンロッドを引き込むと第1支持部材4が上昇する。
【0024】
第1支持部材4には第1YAGレーザ照射ヘッド9が固定されている。第1支持部材4には、ギャップ調整機構7を介してローラ支持部材34が支持されており、このローラ支持部材34に倣いローラ8が回転自在に支持されている。レーザ照射ヘッド9のノズルボディ9cが円錐形であって下向きに尖って最下端がレーザ照射ノズルであるので、極力該ノズルの近くで重ね母材21の外表面(以下では単に表面と言う)を倣いローラ8の外周面で押さえるように、倣いローラ8の回転中心軸は、水平面(x)に対して傾斜している。ギャップ調整機構7の調整ねじを時計回りに廻すと倣いローラ8を支持するローラ支持部材34が上昇し、これによりレーザ照射ヘッド9のレーザ照射ノズルと母材21表面とのギャップが狭くなる。ギャップ調整機構7の調整ねじを反時計回りに廻すと倣いローラ8を支持するローラ支持部材34が降下し、これによりレーザ照射ヘッド9のレーザ照射ノズルと母材21表面とのギャップが広くなる。
【0025】
第1YAGレーザ照射ヘッド9には、光ファイバケーブル10によって、図示しないYAGレーザ光源が出射するYAGレーザが送給される。光ファイバ10aから出たYAGレーザはある立体角で広がるが、光学系のレンズ9aが実質上平行に絞り、そして収束光学系のレンズ9bがレーザ照射ヘッド9のレーザ照射ノズルの外の一点に収束するように絞り、高密度に収束したYAGレーザが重ね母材21に当たる。
【0026】
上述の第1レーザ照射ヘッド9と同様な第2YAGレーザ照射ヘッド19が、照射ヘッド9の上述の支持構造と同様な支持構造で、支持基台1の下端に、上向きにして支持されており、基台連結枠3に固定されたエアーシリンダ16が該ピストンロッドを突き出すと第2支持部材14が上昇し、ピストンロッドを引き込むと第2支持部材14が降下する。
【0027】
第2支持部材14に、ギャップ調整機構17を介してローラ支持部材35が支持されており、このローラ支持部材35に倣いローラ18が回転自在に支持されている。レーザ照射ヘッド19のノズルボディ19cが円錐形であって上向きに尖って最上端がレーザ照射ノズルであるので、極力該ノズルの近くで重ね母材21の下側外表面(以下では単に裏面と言う)を倣いローラ18の外周面で押さえるように、倣いローラ18の回転中心軸は、水平面(x)に対して傾斜している。ギャップ調整機構17の調整ねじを時計回りに廻すと倣いローラ18を支持するローラ支持部材35が降下し、これによりレーザ照射ヘッド19のレーザ照射ノズルと母材21表面とのギャップが広くなる。ギャップ調整機構17の調整ねじを反時計回りに廻すと倣いローラ18を支持するローラ支持部材35が上昇し、これによりレーザ照射ヘッド19のレーザ照射ノズルと母材21表面とのギャップが狭くなる。
【0028】
第1支持部材4を支持する支持基台22で、第2レーザ照射ヘッド19にレーザを送るケーブル20,ケーブルから出るレーザを平行にする光学系のレンズ19aおよびテレスコピック伸縮筒23の一端を支持し、該伸縮筒の他端でレーザを、全反射ミラー24で90度方向を変え更にもう1つの全反射ミラー26で90度方向を変えて第2レーザ照射ヘッド19の収束光学系のレンズ19bに案内する。レンズ19bがレーザ照射ヘッド19のレーザ照射ノズルの外の一点に収束するように絞り、高密度に収束したYAGレーザが重ね母材21に当たる。
【0029】
重ね母材21をy方向に移送する使用態様では、上基台22および基台連結枠3を施設の固定具に固定しておく。ヘッド9,19を例えばロボットアームで支持するなど、ヘッドをy方向に駆動する場合には、上基台22および基台連結枠3を支持フレームまたはアームに固定しておく。
【0030】
エアーシリンダ6,16に、ピストンロッドを突出すように高圧エアーを送給すると、第1支持部材4が下駆動され、第2支持部材14が上駆動されて、図1に示すように、倣いローラ8,18が重ね母材21を加圧する。重ね母材21は例えば、2mm程度の厚みのアルミ材の中板21bの表,裏に1mm程度のアルミ材の表面板21a,裏面板21cを重ねたものである。このように重ね母材21を加圧して、ヘッド9,19からYAGレーザを出射すると、図の(a)および(c)に示すように溶融池32,33ができて、そこで表面板21aが中板21bに、裏面板21cが中板21bに溶着する。ヘッド9,19をy方向に駆動することにより、または重ね母材21をy方向に駆動することにより、線状に連続して溶接できる。このとき倣いローラ8,18が回転するので、移動抵抗は小さく、強い力で重ね母材21を加圧できる。この加圧挟持が表面板21a,中板21bおよび裏面板21cそれぞれの変形を抑止する。また、表面板21a/中板21b間および裏面板21c/中板21b間の空隙を潰すので、緻密に積層して溶接した積層材が得られる。
【0031】
溶接部の界面幅を広くすると、それによって溶込みが深くなってヘッド9のレーザが形成する溶融池とヘッド19のレーザが形成する溶融池が上下方向につながって両レーザが形成するキーホールが重ね母材21を貫通すると、溶融金属の垂れ下がりやレーザの貫通が考えられる。したがって、表側と裏側からの溶融の深さが重ね方向zで重なる場合には、図の(b)および(d)に示すように、第1レーザ照射ヘッド9と第2レーザ照射ヘッド19の狙い位置を、同一時点には表側と裏側からの溶融位置が重ならないように、重ね方向zと直交する方向xにずらす。これにより溶接部の界面幅が広い強固な重ね溶接が実現できる。
【0032】
に示す第2実施例では、図に示すように、レーザを伝送する光ファイバケーブル10と20を共に重ね母材21の上側の基台連結枠2の高さまで下ろすに留めるので、ケーブル20の架設が簡略である。
【0033】
−第実施例−
に示す第実施例では、レーザ伝送ケーブル10から出るレーザを光学系のレンズ9aで実質上平行にして、一部をハーフミラー27で90度方向を変え更にもう1つの全反射ミラー29で90度方向を変えて第1レーザ照射ヘッド9の収束光学系のレンズ9bにレーザを案内し、ハーフミラー27を透過したレーザを全反射ミラー24で90度方向を変え、更にもう1つの全反射ミラー26で90度方向を変えて第2レーザ照射ヘッド19の収束光学系のレンズ19bに案内する。重ね母材21をy方向に移送する使用態様では、基台連結枠2,3を施設の固定具に固定しておく。ヘッド9,19を例えばロボットアームで支持するなど、ヘッドをy方向に駆動する場合には、基台連結枠2,3を支持フレームまたはアームに固定しておく。その他の構造は、上述の第1実施例と同様である。
【0034】
この第実施例では、1つのレーザ伝送ケーブル10で第1および第2レーザ照射ヘッド(9,19)にレーザを送給するので、YAGレーザを伝送するケーブルの配設が簡略になる。
【0035】
−第実施例−
に示す第実施例では、レーザ伝送ケーブル10から出るYAGレーザをビームスプリッタのプリズム30で2分割して、一方を全反射ミラー31で90度方向を変え更にもう1つの全反射ミラー29で90度方向を変えて第1レーザ照射ヘッド9の収束光学系のレンズ9bに案内し、他方を全反射ミラー24で90度方向を変え更にもう1つの全反射ミラー26で90度方向を変えて第2レーザ照射ヘッド19の収束光学系のレンズ19bに案内する。この第4実施例でも、重ね母材21をy方向に移送する使用態様では、基台連結枠2,3を施設の固定具に固定しておく。ヘッド9,19を例えばロボットアームで支持するなど、ヘッドをy方向に駆動する場合には、基台連結枠2,3を支持フレームまたはアームに固定しておく。その他の構造は、上述の第1実施例と同様である。
【0036】
この第3実施例では、1つのレーザ伝送ケーブル10で第1および第2レーザ照射ヘッド9,19にレーザを送給するので、ケーブルの配設が簡略になる。
【0037】
【発明の効果】
以上のように、重ね母材21を倣いローラ8,18で加圧挟持するので重ね接合部の密着性が高く、重ね接合部の上下2材の溶融池が一体となり接合強度が高い溶接となる。重ね母材の表面側と裏面側が共に倣いローラ8,18で支えられているので、重ねた各板の変形が抑えられ、仕上り形状の良い積層材が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の縦断面図である。
【図2】 本発明の第2実施例の縦断面図である。
【図3】 本発明の第3実施例の縦断面図である。
【図】 本発明のレーザ溶接法による重ね母材21に対するヘッド9,19からのレーザ照射の態様を示す図面であり、(a)は両ヘッドでx,y方向の同一位置を狙う態様を示すx−z断面図、(b)は溶融池が連続しないようにx方向でずれた位置を狙う態様を示すx−z断面図、(c)は(a)に示す態様でのy−z断面図、(d)は(b)に示す態様でのy−z断面図である。
【符号の説明】
2,3:基台連結枠
4:第1支持部材 5:昇降ガイド
6:エアーシリンダ 7:ギャップ調整機構
8:倣いローラ 9:YAGレーザ照射ヘッド
9a:レーザ光を平行にする光学系
9b:収束光学系 9c:ノズルボディ
10:レーザ伝送ケーブル 10a:光ファイバ
14:第1支持部材 15:昇降ガイド
16:エアーシリンダ 17:ギャップ調整機構
18:倣いローラ 19:YAGレーザ照射ヘッド
19a:レーザ光を平行にする光学系
19b:収束光学系 19c:ノズルボディ
20:レーザ伝送ケーブル 20a:光ファイバ
21:重ね母材 21a〜21c:アルミ材の表面板,中板,裏面板
22:上基台 23:伸縮筒
24:全反射ミラー 25:中継筒
26:全反射ミラー 27:ハーフミラー
28:中継筒 29:全反射ミラー
30:プリズム 31:全反射ミラー
32,33:溶融池 34,35:ローラ支持部材

Claims (8)

  1. 支持基台;
    該支持基台で支持された第1支持部材;
    平行レーザをレーザ照射ノズルの外の一点に収束する収束光学系を内蔵し、2枚以上の重ね母材に重ね方向に指向する、第1支持部材に固着された第1レーザ照射ヘッド;
    第1支持部材で回転可能に支持され、円周面が第1レーザ照射ヘッドの母材対向端よりも母材側に突出ししかも、該突出する円周面が第1レーザ照射ヘッドのレーザ照射ノズルの近くに位置するように、回転軸が、前記指向の方向と直交する面に対して傾斜した第1倣いローラ;
    平行レーザをレーザ照射ノズルの外の一点に収束する収束光学系を内蔵し、前記重ね母材に、第1レーザ照射ヘッドの反対側から重ね方向に指向する第2レーザ照射ヘッド;
    第2レーザ照射ヘッドが固着された第2支持部材で回転可能に支持され、円周面が第2レーザ照射ヘッドの母材対向端よりも母材側に突出ししかも、該突出する円周面が第2レーザ照射ヘッドのレーザ照射ノズルの近くに位置するように、回転軸が、第2レーザ照射ヘッドの指向の方向と直交する面に対して傾斜した第2倣いローラ;および、
    前記支持基台に対して第1支持部材を、前記重ね母材に近づく方向に押す第1加圧手段;を備え
    第1支持部材で、第1レーザ照射ヘッドにレーザを送るケーブルおよび該ケーブルから出るレーザを平行にする光学系を支持し;第1支持部材を支持する支持基台で、第2レーザ照射ヘッドにレーザを送るケーブル,該ケーブルから出るレーザを平行にする光学系および伸縮筒の一端を支持し;該伸縮筒の他端でレーザを、ミラーで90度方向を変え更にもう1つのミラーで90度方向を変えて第2レーザ照射ヘッドの収束光学系に案内する;
    レーザ溶接装置。
  2. 支持基台;
    該支持基台で支持された第1支持部材;
    平行レーザをレーザ照射ノズルの外の一点に収束する収束光学系を内蔵し、2枚以上の重ね母材に重ね方向に指向する、第1支持部材に固着された第1レーザ照射ヘッド;
    第1支持部材で回転可能に支持され、円周面が第1レーザ照射ヘッドの母材対向端よりも母材側に突出ししかも、該突出する円周面が第1レーザ照射ヘッドのレーザ照射ノズルの近くに位置するように、回転軸が、前記指向の方向と直交する面に対して傾斜した第1倣いローラ;
    平行レーザをレーザ照射ノズルの外の一点に収束する収束光学系を内蔵し、前記重ね母材に、第1レーザ照射ヘッドの反対側から重ね方向に指向する第2レーザ照射ヘッド;
    第2レーザ照射ヘッドが固着された第2支持部材で回転可能に支持され、円周面が第2レーザ照射ヘッドの母材対向端よりも母材側に突出ししかも、該突出する円周面が第2レーザ照射ヘッドのレーザ照射ノズルの近くに位置するように、回転軸が、第2レーザ照射ヘッドの指向の方向と直交する面に対して傾斜した第2倣いローラ;および、
    前記支持基台に対して第1支持部材を、前記重ね母材に近づく方向に押す第1加圧手段;を備え
    第1支持部材で、第1レーザ照射ヘッドにレーザを送るケーブルおよび該ケーブルから出るレーザを平行にする光学系、ならびに、伸縮筒の一端を支持し;前記ケーブルから出るレーザを平行にする前記光学系を透過したレーザの一部をハーフミラーで90度方向を変えて更にもう1つのミラーで90度方向を変えて第1レーザ照射ヘッドの収束光学系にレーザを案内し、前記ハーフミラーを透過し前記伸縮筒を通ったレーザをミラーで90度方向を変え、更にもう1つのミラーで90度方向を変えて第2レーザ照射ヘッドの収束光学系に案内する;
    レーザ溶接装置。
  3. 支持基台;
    該支持基台で支持された第1支持部材;
    平行レーザをレーザ照射ノズルの外の一点に収束する収束光学系を内蔵し、2枚以上の重ね母材に重ね方向に指向する、第1支持部材に固着された第1レーザ照射ヘッド;
    第1支持部材で回転可能に支持され、円周面が第1レーザ照射ヘッドの母材対向端よりも母材側に突出ししかも、該突出する円周面が第1レーザ照射ヘッドのレーザ照射ノズルの近くに位置するように、回転軸が、前記指向の方向と直交する面に対して傾斜した第1倣いローラ;
    平行レーザをレーザ照射ノズルの外の一点に収束する収束光学系を内蔵し、前記重ね母材に、第1レーザ照射ヘッドの反対側から重ね方向に指向する第2レーザ照射ヘッド;
    第2レーザ照射ヘッドが固着された第2支持部材で回転可能に支持され、円周面が第2レーザ照射ヘッドの母材対向端よりも母材側に突出ししかも、該突出する円周面が第2レーザ照射ヘッドのレーザ照射ノズルの近くに位置するように、回転軸が、第2レーザ照射ヘッドの指向の方向と直交する面に対して傾斜した第2倣いローラ;および、
    前記支持基台に対して第1支持部材を、前記重ね母材に近づく方向に押す第1加圧手段;を備え
    第1支持部材で、第1レーザ照射ヘッドにレーザを送るケーブルおよび該ケーブルから出るレーザを平行にする光学系、ならびに、伸縮筒の一端を支持し;前記ケーブルから出るレーザを前記伸縮筒内でビームスプリッタで2分割して、一方をミラーで90度方向を変え更にもう1つのミラーで90度方向を変えて第1レーザ照射ヘッドの収束光学系に案内し、他方をミラーで90度方向を変え更にもう1つのミラーで90度方向を変えて第2レーザ照射ヘッドの収束光学系に案内する;
    レーザ溶接装置
  4. 第1倣いローラを回転可能に支持する第1ローラ支持部材の、第1支持部材に対する母材に近づく方向の位置を調整する、第1ヘッドギャップ調整機構;および、第2倣いローラを回転可能に支持する第2ローラ支持部材の、第2支持部材に対する母材に近づく方向の位置を調整する、第2ヘッドギャップ調整機構;を更に備える、請求項1乃至3のいずれか1つに記載のレーザ溶接装置。
  5. 第2加圧手段を更に備え;第2加圧手段(16)で第2支持部材(14)を、母材に近づく方向(z)に押す;上記(1)乃至(4)のいずれか1つに記載のレーザ溶接装置。
  6. 請求項1に記載のレーザ溶接装置を用いて、第1および第2倣いローラで2枚以上の重ね母材を挟んで重ね方向に加圧し;第1レーザ照射ヘッドと第2レーザ照射ヘッドで、前記重ね母材を、表側と裏側から重ね方向にレーザを照射して表側と裏側からそれぞれ母材同士の接合面まで以上に、かつ表側から裏側までにある全接合面が表側又は裏側からのレーザによって溶着するように、深く溶融させる;レーザ溶接方法。
  7. 請求項2に記載のレーザ溶接装置を用いて、第1および第2倣いローラで2枚以上の重ね母材を挟んで重ね方向に加圧し;第1レーザ照射ヘッドと第2レーザ照射ヘッドで、前記重ね母材を、表側と裏側から重ね方向にレーザを照射して表側と裏側からそれぞれ母材同士の接合面まで以上に、かつ表側から裏側までにある全接合面が表側又は裏側からのレーザによって溶着するように、深く溶融させる;レーザ溶接方法。
  8. 請求項3に記載のレーザ溶接装置を用いて、第1および第2倣いローラで2枚以上の重ね母材を挟んで重ね方向に加圧し;第1レーザ照射ヘッドと第2レーザ照射ヘッドで、前記重ね母材を、表側と裏側から重ね方向にレーザを照射して表側と裏側からそれぞれ母材同士の接合面まで以上に、かつ表側から裏側までにある全接合面が表側又は裏側からのレーザによって溶着するように、深く溶融させる;レーザ溶接方法。
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