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JP4103855B2 - Sawフィルタ回路 - Google Patents

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JP4103855B2
JP4103855B2 JP2004182787A JP2004182787A JP4103855B2 JP 4103855 B2 JP4103855 B2 JP 4103855B2 JP 2004182787 A JP2004182787 A JP 2004182787A JP 2004182787 A JP2004182787 A JP 2004182787A JP 4103855 B2 JP4103855 B2 JP 4103855B2
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    • H03H9/64Filters using surface acoustic waves
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    • H03H9/6483Ladder SAW filters

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Description

本発明は、SAWフィルタ回路、特に、携帯電話等の小型移動体通信機器に用いられる送信用または受信用のSAWフィルタ回路に関する。
従来のSAWフィルタ回路は、例えば、非特許文献1、及び特許文献1〜3に記載されている。
非特許文献1には、同文献第1図に示されるような、直列腕共振器1個と並列腕共振器1個の梯子型回路で構成されるSAWフィルタが記載されている。このSAWフィルタ回路は、同文献第2図に示すように、並列腕共振器のインピーダンスのXpの反共振周波数fapと、直列腕共振器のインピーダンスのXsの共振周波数frsとが一致するように設計され、f=fap=frsを中心周波数とする通過帯域を持つように構成されている。また、低域側の減衰極がXp=0の周波数、高域側の減衰極がXs=極大の周波数に位置するように構成されている。これにより、中心周波数近傍でXpが50オームよりも十分大きくかつXs=0になるようにして、通過帯域の挿入損低減、減衰帯域の減衰量確保及び整合回路の不要化を図っている。
特許文献1には、同文献第1図に示されるように、複数の並列腕共振器を有する梯子型回路で構成されるSAWフィルタ回路が記載されている。このSAWフィルタ回路では、複数の並列腕共振器のグランド側を共通のボンディングパッド上で同電位にし、共通のボンディングワイヤ(インダクタンスLE)によって、ボンディングパッドをパッケージのグランドに接続している。これにより、低域側減衰帯域の減衰量規格が緩和されている場合に、高域側減衰帯域を高減衰量化しつつ通過帯域の挿入損改善を図っている。
特許文献2には、同文献第1図に示されるように、帯域通過梯子型SAWフィルタに対して、3個のインダクタからなる二端子対回路を直列接続したSAWフィルタ回路が記載されている。このSAWフィルタ回路では、二端子対回路の3個のインダクタによって、通過帯域の高域側及び低域側の減衰帯域に減衰帯域を2個ずつ形成し、高域側の減衰帯域だけでなく低域側の減衰帯域においても減衰量が大きくなるように構成している。
特許文献3には、同文献第2図に示すように、複数の直列腕共振器及び複数の並列腕共振器とを有する梯子型回路によって構成されるSAWフィルタ回路が記載されている。このSAWフィルタ回路では、各並列腕共振器のグランド側が個別のインダクタL(ボンディングワイヤ)によってボンディングパッドに接続され、ボンディングパッドからインダクタLp(ボンディングワイヤ)によってパッケージのグランドに接続されている。また、このSAWフィルタ回路では、最も入力側に近い並列腕共振器のグランド側と、最も出力側に近い並列腕共振器のグランド側との間にキャパシタを配置することにより、ボンディングワイヤに必要とされるインダクタンス値を低減している。
電子情報通信学会論文誌’93/2,Vol.J76-A,No.2,pp245-251(第1−2図) 特開平10−93382号公報(第2−3頁、第1、4、8図) 特開平2002−208835号公報(第3−6頁、第1、11、15図) 特開2003−101384号公報(第3−4頁、第2−3図)
一般に、移動体通信端末においては、送信帯域及び受信帯域は広く、かつ送信帯域と受信帯域との間が狭く設定されているため、送信帯域及び受信帯域が近接する帯域において、十分な減衰量を確保する必要がある。即ち、送信帯域が低域側、受信帯域が高域側の場合には、送信用フィルタの高域側又は受信用フィルタの低域側の減衰量を確保する必要がある。即ち、SAWフィルタの通過帯域の高域側又は低域側において十分な減衰特性を得られるに構成する必要がある。
非特許文献1に記載の梯子型回路構成では、低域側及び高域側の減衰帯域に1個ずつの減衰極しか持たないので、各減衰帯域において十分な広さの減衰帯域幅の規格を満足することが困難と思われる。また、特許文献1及び2に記載の回路構成では、減衰帯域において、必要な減衰量が得られる減衰幅は、インダクタンス値が大きいほど、大きくなる傾向がある。このインダクタンス値はボンディングワイヤまたはストリツプラインで構成される。このインダクタンス値をボンディングワイヤで実現する場合は、ボンディングワイヤが長いほどインダクタンス値が大きくなり、減衰特性がボンディングワイヤの長さに依存する度合いが高い。
特許文献3に記載の回路構成では、入力側及び出力側に最も近い並列腕共振器のグランド側の間にキャパシタを配置することにより、ワイヤボンディングに必要なインダクタンス値を低減し、ワイヤボンディングの長さの低減を図っているが、ワイヤボンディングの長さの低減を図るためには、容量値の非常に大きなキャパシタンス値を用いる必要があり、SAWフィルタ装置の小型化が困難と思われる。従って、SAWフィルタ装置の小型化に適し、かつ通過帯域の高域側又は低域側において良好な減衰特性を有するSAWフィルタ回路が必要である。
本発明に係るSAWフィルタ回路は、第1回路と第2回路とを備えている。
第1回路は、第1端子から第4端子と、第1端子と第2端子とに電気的に接続された第1SAW共振器と、第1端子と第3端子とに電気的に接続された第2SAW共振器と、第2端子と第4端子とに電気的に接続された第3SAW共振器とを有する。
第2回路は、第3端子に電気的に接続された第5端子と、第4端子に電気的に接続された第6端子と、電気的に短絡又は接地された第7端子及び第8端子と、第5端子と第6端子とに電気的に接続された第1受動素子と、第5端子と7端子とに電気的に接続された第2受動素子と、第6端子と第8端子とに電気的に接続された第3受動素子とを有する。第1受動素子から第3受動素子はインダクタ又はキャパシタであり、第1受動素子から第3受動素子のうち少なくとも1つはキャパシタである。
本発明に係るSAWフィルタ回路では、第2回路を構成する第1受動素子から第3受動素子によって減衰帯域に複数の減衰極を形成し、良好な減衰特性を実現し得る。また、本発明のように第1受動素子から第3受動素子の少なくとも1つをキャパシタによって構成した場合、第1受動素子から第3受動素子をインダクタのみによって構成する場合に必要なインダクタンス値に比較して、小さいインダクタンス値でインダクタを構成することが可能である。従って、インダクタに必要なワイヤボンディングの長さを低減することが可能であり、SAWフィルタ回路の小型化に適している。また、第1SAW共振器から第3SAW共振器の3個の共振器ごとに少なくとも1個のキャパシタを割り当てるので、キャパシタ1個当たりの容量値が大きくなりすぎることを抑制し得る。
(1)第1実施形態
〔構造〕
図1は、第1実施形態に係るSAWフィルタ回路10の回路図である。
このSAWフィルタ回路10は、二端子対回路30と、二端子対回路30に直列接続された二端子対回路31とを備えている。
二端子対回路30は、SAW共振器SR1と、SAW共振器PR1と、SAW共振器PR2と、入力端子INと、出力端子OUTと、接続点P3及びP4とを備えている。二端子対回路31は、キャパシタC2と、インダクタL1と、インダクタL3と、グランドGND1及びGND2と、接続点P1、P2、P5及びP6とを備えている。以下、簡単のため、SAW共振器を単に共振器と称す。
このSAWフィルタ回路10では、共振器PR1が接続点P1を介してキャパシタC2及びインダクタL1に接続されるとともに、共振器PR2が接続点P2を介してキャパシタC2及びインダクタL3に接続されることによって、二端子対回路30と二端子対回路31とが直列接続されている。
共振器SR1は、接続点P3、P4を有する直列腕に設けられた直列腕共振器であり、接続点P3を介して入力端子INに電気的に接続されるとともに、接続端子P4を介して出力端子OUTに電気的に接続されている。共振器PR1は、接続点P3、P1及びP5を有する並列腕に設けられた並列腕共振器であり、接続点P3を介して入力端子INに電気的に接続されるとともに、接続点P1を介してキャパシタC2及びインダクタL1に電気的に接続されている。共振器PR2は、接続点P4、P2を有する並列腕に設けられた並列腕共振器であり、接続点P4を介して出力端子OUTに電気的に接続されるとともに、接続点P2を介してキャパシタC2及びインダクタL3に電気的に接続されている。
キャパシタC2は、接続点P1と接続点P2とに電気的に接続され、接続点P1を介してインダクタL1及び共振器PR1に電気的に接続され、接続点P2を介してインダクタL3及び共振器PR2に電気的に接続されている。インダクタL1は、接続点P1と接続点P5とに電気的に接続され、接続点P1を介してキャパシタC2及び共振器PR1に接続されるとともに、接続点P5を介してグランドGND1に接続されている。インダクタL3は、接続点P2と接続点P6とに電気的に接続され、接続点P2を介してキャパシタC2及び共振器PR2に電気的に接続されるとともに、接続点P6を介してグランドGND2に接続されている。GND1とGND2とは、接続点P5及びP6を介して電気的に短絡されている。
図2は、SAWフィルタ回路10の実装例であり、通常の半導体集積回路と同様な微細加工技術によって実現されるSAWフィルタ装置10Aを示している。
SAWフィルタ装置10Aは、圧電基板21と、パッケージ11及び圧電基板21上に形成されたパターンと、ボンディングワイヤ13,15,18,19とを備えている。
共振器SR1、PR1及びPR2と、配線パターン14A及び14Bと、パッド22及び23とは、圧電基板21上のパターンとして形成されている。パッド12,16及び20はパッケージ20上のパターンとして形成されている。
共振器SR1は、櫛歯状電極100BA及び100BBからなるインターティジタル電極(インターディジタル変換器:IDT、以下IDTという)100Bと、IDT100Bの両側に配置されたグレーティング反射器100A及び100Cとを備えている。共振器PR1は、櫛歯状電極110BA及び110BBからなるIDT110Bと、IDT110Bの両側に配置されたグレーティング反射器110A及び110Cとを備えている。共振器PR2は、櫛歯状電極111BA及び111BBからなるIDT111Bと、IDT111Bの両側に配置されたグレーティング反射器111A及び111Cとを備えている。
配線パターン14A及び14B、パッド22及び23は、例えばタングステンによって形成されている。共振器SR1において、櫛歯状電極100BAは配線パターン14Aに接続されており、櫛歯電極100BBは配線パターン14Bに接続されている。共振器PR1において、櫛歯状電極110BAは配線パターン14Aに接続されており、櫛歯状電極110BBはパッド22に接続されている。共振器PR2において、櫛歯状電極111BAはパッド23に接続されており、櫛歯状電極111BBは配線パターン14Bに接続されている。
パターン17は、図15に示すようなMIM(Metal:Insulator:Metal)キャパシタであり、図1のキャパシタC2を構成する。キャパシタC2は、ボンディングワイヤによってパッド22及び23と接続されている。このMIMキャパシタは、容量絶縁膜を第1及び第2の電極によって上下から挟み込んだ構造であり、微細加工プロセスに適している。MIMキャパシタの容量Cは、容量絶縁膜の比誘電率をεr、第1及び第2の電極間の距離をd、第1及び第2の電極が対向する面積をW*Lとすると、C=εr*ε0*(W*L)/dによって決定される。また、キャパシタC2は、ディスクリートのチップ部品であるチップキャパシタを用いて構成することができる。この場合、チップキャパシタをパッケージ内又はパッケージ外に配置し、パッド22,23にボンディングワイヤで電気的に接続する。また、キャパシタC2は、圧電基板21をキャパシタC2の容量絶縁膜として利用し、圧電基板21上に2つの電極パターンを形成して構成してもよい。この場合、2つの電極パターンをそれぞれパッド22,23にボンディングワイヤで電気的に接続する。
ボンディングワイヤ18は、パッド22とパッド20とに接続されており、図1のインダクタL1を構成する。ボンディングワイヤ19は、パッド23とパッド20とに接続されており、図1のインダクタL3を構成する。パッド20は、図1のGND1及びGND2に対応する。
パッド12は、図1の入力端子INに対応し、ボンディングワイヤ13によって配線14Aに接続されている。パッド16は、図1の出力端子OUTに対応し、ボンディングワイヤ15によって配線14Bに接続されている。
インダクタとして使用されるボンディングワイヤは所望のインダクタンス値を持つように構成されるが、他のボンディングワイヤは、インダクタンス値の十分小さなボンディングワイヤが使用される。本実施形態例では、インダクタL2,L3として使用されるボンディングワイヤ18,19は所望のインダクタンス値を持つように構成されるが、ボンディングワイヤ13,15,キャパシタC2をパッド22及び23に接続するボンディングワイヤ)は、インダクタンス値の十分小さなボンディングワイヤが使用される。
パターン17をパッド22,23に接続するボンディングワイヤは、十分小さなインダクタンス値を持つように構成されるが、所定のインダクタンス値を持つ。そのため、キャパシタC2のインピーダンスは、パターン17の容量成分と、パターン17をパッド22及び23に接続するためのボンディングワイヤのインダクタンス値とによって決まる。従って、パターン17の容量値は、ボンディングワイヤのインダクタンス値も考慮して決める。
〔シミュレーション〕
(シミュレーション原理)
1.第1実施形態のSAWフィルタ
第1実施形態のSAWフィルタ10の減衰特性をシミュレーションするための原理について説明する。
まず、SAWフィルタ回路10のZ行列Z(32)を求め、Z行列Z(32)をF行列F(32)に変換し、F行列(32)から動作伝達係数S(32)を計算する。そして、動作伝達係数S(32)から減衰特性α(ω)を計算し、α(ω)において周波数を変化させることにより、SAWフィルタ回路10の減衰特性を計算する。以下、具体的に計算式を説明する。
SAWフィルタ回路10のZ行列Z(32)は、式(1)で与えられる。
Z(32)=Z(30)+Z(31)・・・・(1)
Z(30)は二端子対回路30のZ行列であり、Z(31)は二端子対回路31のZ行列である。
Z(30)は、式(2),(3)のようになる。式(1)において、Zijは、Z行列のi行j列成分を表す。Z(PR1)は共振器PR1のインピーダンス、Z(SR1)は共振器SR1のインピーダンス、Z(PR2)は共振器PR2のインピーダンスである。また、K1は式(3)で与えられる。
Z(30)=[Z11,Z12,Z21,Z22]
Z11=Z11(30)、Z12=Z12(30)、Z21=Z21(30)、
Z22=Z22(30)
Z11(30)=Z(PR1)*{Z(SR1)+Z(PR2)}/K1
Z12(30)=Z(PR1)*Z(PR2)/K1
Z21(30)=Z(PR1)*Z(PR2)/K1
Z22(30)=Z(PR2)*{Z(PR1)+Z(SR1)}] ・・・(2)

K1=Z(PR1)+Z(SR1)+Z(PR2) ・・・(3)

Z(31)は、式(4)で与えられる。式(4)中、K2は式(5)で与えられ、Z1〜Z3は式(6)によって与えられる。
Z(31)=[Z11,Z12,Z21,Z22]Z11=Z11(31)、
Z12=Z12(31)、Z21=Z21(31)、Z22=Z22(31)
Z11(31)=Z1*{Z2+Z3}/K2
Z12(31)=Z1*Z3/K2
Z21(31)=Z1*Z3/K2
Z22(31)=Z3*{Z1+Z2} ・・・(4)

K2=Z1+Z2+Z3・・・(5)
Z1=jωL1,Z2=−j/(ω・C2),Z3=jωL3・・・(6)

具体的には、K2=(1/S)(S^2+ω23^2),ω23^2=1/{(L1+L3)*C2}であり、Z(31)の各要素は式(7)になる。ここで、S=jω、ω10^2=1/(L3*C2)、ω20^2=1/(L1*C2)である。ここで、“^”は、べき乗を表す。

Z11(31)=S*(L1*L3)*(S^2+ω10^2)/{(L1+L3)*(S^2+ω23^2)}
Z12(31)=Z21(31)=S^3+L1*L3/(S^2+ω23^2)
Z22(31)=S*(L1*L3)*(S^2+ω20^2)/{(L1+L3)*(S^2+ω23^2)} ・・・(7)

Z(32)をF行列F(32)に変換すると、式(8)に示すようになる。
F(32)=[A,B,C,D]A=A(32)、B=B(32)、C=C(32)、
D=D(32)
A(32)=Z11(32)/Z21(32)
B(32)={Z11(32)*Z22(32)―Z12(32)*Z21(32)}
/Z21(32)
C(32)=1/Z21(32)
D(32)=Z22(32)/Z21(32) ・・・(8)

動作伝達係数S(32)は、F行列F(32)を用いて式(9)のように求められる。
Z(32)={A(32)+B(32)+C(32)+D(32)}/2 ・・・(9)
従って、減衰特性α(ω)は、動作伝達係数S(32)によって式(10)のように求めることができる。
α(ω)=20LOG[ABS{S(32)}]・・・(10)

2.比較例に係るSAWフィルタ
比較例のSAWフィルタ回路1000は、図17に示す回路構成である。SAWフィルタ回路1000は、図1の回路において、C2をL2に置き換えた場合であり、二端子対回路31が全てインダクタで構成されることを仮定した場合である。SAWフィルタ1000の減衰特性は、式(1)〜(10)と同様にして求めることができる。但し、式(6)においてZ2=jωL2とし、式(7)が式(7−a)のようになる。
Z11(31)=S*L1*(L2+L3)/(L1+L2+L3)
Z12(31)=Z21(31)=S*L1*L3/(L1+L2+L3)
Z22(31)=S*L3*(L1+L2)/(L1+L2+L3) ・・・(7−a)
(シミュレーション結果)
図9には、シミュレーションに用いた共振器SR1、PR1、PR2の交差長及び対数を示す。同図に示すように、共振器SR1の交差長を70μm、対数を70本とし、共振器PR1及びPR2の交差長を60μm、対数を80本とした。また、キャパシタC2の容量値、インダクタL1及びL3のインダクタンス値を図10(a)のNO1〜4のように設定した各場合と、比較例についてシミュレーションを行った。また、比較例に係るSAWフィルタ回路1000では、L1=L2=L3=0.2nHである。
図10(a)は、シミュレーション結果を数値で表したものである。図11は、シミュレーション結果の減衰特性をグラフに表したものである。
図10(a)において、20dB(−)は、低域側減衰帯域において−20dBまで減衰する周波数のうち低い方の周波数であり、20dB(+)は、低域側減衰帯域において−20dBまで減衰する周波数の高い方の周波数である。20dB帯域幅は、20dB(+)の周波数と20dB(−)の周波数との差であり、低域側減衰帯域において−20dB以下の減衰量を確保できる周波数の帯域幅である。3dB(−)は、−3dBまで減衰する周波数のうち低い方の周波数であり、3dB(+)は、―3dBまで減衰する周波数の高い方の周波数である。3dB帯域幅は、3dB(+)の周波数と3dB(−)の周波数との差であり、通過帯域幅を示す。
図10(a)及び図11を参照すると、第1実施形態のSAWフィルタ回路10は、低域側減衰帯域における20dB帯域幅が、比較例のSAWフィルタ回路1000よりも大きくなり、低域側減衰帯域において減衰特性が改善され得ることが分かる。また、第1実施形態のSAWフィルタ回路10は、3dB帯域幅が比較例の場合とほぼ同じ値であり、通過帯域が比較例の場合とほぼ同じ幅を示すことが分かる。また、第1実施形態のSAWフィルタ回路10は、高域側減衰帯域において、比較例のSAWフィルタ回路1000とほとんど同じ減衰特性を示す。以上より、第1実施形態のSAWフィルタ回路10は、通過帯域及び高域側の減衰特性を保持しつつ、低域側の減衰特性を改善し得ることが分かる。
〔作用効果〕
共振器SR1、PR1及びPR2からなる二端子対回路30に、受動素子(インダクタ又はキャパシタ)からなる二端子対回路31を直列接続してSAWフィルタ10を構成する場合に、二端子対回路31の受動素子の1つをキャパシタC2とすることによって、二端子対回路31の受動素子を全てインダクタで構成する場合に比較して、インダクタの数を低減することができる。インダクタンス値がボンディングワイヤの長さに依存するインダクタの数を低減できることによって、SAWフィルタ回路10の小型化を図ることができる。
また、二端子対回路31の受動素子の1つをキャパシタC2とした場合、二端子対回路31の受動素子を全てインダクタで構成する場合に比較して、低域側減衰帯域において20dB減衰幅を拡大させ、低域側減衰特性を改善することができる。
また、例えば、図16のように、図1のSAWフィルタ回路10を縦続接続した場合には、3個の共振器(SR1、PR1、及びPR2)当たりに少なくとも1つのキャパシタを割り当てるので、特許文献3に記載の回路のように最も入力側に近い並列腕共振器のグランド側と最も出力側に近い並列腕共振器のグランド側との間のみにキャパシタを配置する場合に比較して、キャパシタ1個当たりに要する容量値を低減できる可能性がある。
(2)第2実施形態
〔構造〕
図3は、第2実施形態に係るSAWフィルタ回路10の回路図である。第2実施形態に係るSAWフィルタ回路10は、第1実施形態に係るSAWフィルタ回路10(図1)において、インダクタL2がキャパシタC3に置き換えられた回路構成である。
図4は、第2実施形態に係るSAWフィルタ回路10が実装されたSAWフィルタ装置10Aを示している。第2実施形態に係るSAWフィルタ装置10Aは、第1実施形態に係るSAWフィルタ装置10A(図2)において、ボンディングワイヤ19がキャパシタC3を構成するパターン19、及びパターン19をパッド20及び23に電気的に接続するためのボンディングワイヤとに置き換えられた構造である。パターン19によるキャパシタC3は、キャパシタC2と同様に構成される。
〔シミュレーション〕
第2実施形態に係るSAWフィルタ10の減衰特性α(ω)は、第1実施形態に係る(1)〜(10)と同様にして算出する。但し、第2実施形態では、第1実施形態に係るインダクタL3がキャパシタC3に置き換えられているので、式(6)においてZ3=−j/(ωC3)とすると、K2=−j(L1/ω)(S^2+ω23^2),ω23^2=(C2+C3)/(L1*C2*C3)となり、式(7)は式(7−b)のようになる。

Z11(31)=S*(C2+C3)/{C2*C3*(S^2+ω23^2)}
Z12(31)=Z21(31)=S/{C3*(S^2+ω23^2)}
Z22(31)=(S^2+ω12^2)/{S^2*C3*(S^2+ω23^2)}
・・・(7−b)

第2実施形態に係るSAWフィルタ10の減衰特性α(ω)をシミュレーションした結果を図10(b)、図12に示す。図10(b)は、シミュレーション結果を数値で表したものである。図12は、シミュレーション結果の減衰特性をグラフに表したものである。
シミュレーションに用いた共振器SR1、PR1、PR2の交差長及び対数は、第1実施形態と同様に、図9に示された値である。また、インダクタL1のインダクタンス値、キャパシタC2及びC3の容量値を図10(b)のNO1〜4のように設定した各場合についてシミュレーションを実行した。図10(b)には、図10(a)と同様に、比較例のSAWフィルタ回路1000のシミュレーション結果を併せて記載している。
図10(b)及び図12を参照すると、NO1〜4のSAWフィルタ回路10は、低域側減衰帯域における20dB帯域幅が、比較例のSAWフィルタ回路1000よりも大きくなり、低域側減衰帯域において減衰特性が改善され得ることが分かる。また、第2実施形態のSAWフィルタ回路10は、3dB帯域幅が比較例の場合とほぼ同じ値であり、通過帯域が比較例のSAWフィルタ回路1000とほぼ同じ幅を示すことが分かる。以上より、第2実施形態のSAWフィルタ回路10は、通過帯域及び低域側の減衰特性を改善し得ることが分かる。
〔作用効果〕
共振器SR1、PR1及びPR2からなる二端子対回路30に、受動素子(インダクタ又はキャパシタ)からなる二端子対回路31を直列接続してSAWフィルタ10を構成する場合に、二端子対回路31の受動素子の2つをキャパシタC2及びC3とすることによって、二端子対回路31の受動素子を全てインダクタで構成する場合に比較して、インダクタの数を低減することができる。インダクタンス値がボンディングワイヤの長さに依存するインダクタの数を低減できることによって、SAWフィルタ回路10の小型化を図ることができる。この場合、二端子対回路31の受動素子の1つをキャパシタとする場合(例えば、第1実施形態)よりも、さらにインダクタの数を低減することができる。
また、キャパシタC2及びC3の容量値を適切に選択することによって、インダクタL1に必要なインダクタンス値を低減することが可能であり(図10(b)のNO3)、インダクタL1の長さを低減することによっても、SAWフィルタ回路10の小型化を図ることができる。
また、二端子対回路31の受動素子の2つをキャパシタC2及びC3とした場合、二端子対回路31の受動素子を全てインダクタで構成する場合に比較して、低域側減衰帯域において20dB減衰幅を拡大させ、低域側減衰特性を改善することができる。
(3)第3実施形態
〔構造〕
図5は、第3実施形態に係るSAWフィルタ回路10の回路図である。第3実施形態に係るSAWフィルタ回路10は、第1実施形態に係るSAWフィルタ回路10(図1)において、キャパシタL2がインダクタL2に、インダクタL3がキャパシタC3に置き換えられた回路構成である。
図6は、第3実施形態に係るSAWフィルタ回路10が実装されたSAWフィルタ装置10Aを示している。第3実施形態に係るSAWフィルタ装置10Aは、第1実施形態に係るSAWフィルタ装置10A(図2)において、キャパシタC2を構成するパターン17、及びパターン17をパッド22,23に接続するボンディングワイヤがインダクタL2を構成するボンディングワイヤ17に置き換えられている。また、インダクタL3を構成するボンディングワイヤ19が、キャパシタC3を構成するパターン19、及びパターン19がパッド20及び23に接続するボンディングワイヤに置き換えらている。
〔シミュレーション〕
第3実施形態に係るSAWフィルタ10の減衰特性α(ω)は、第1実施形態に係る(1)〜(10)と同様にして算出する。但し、第3実施形態では、第1実施形態に係るキャパシタC2及びインダクタL3が夫々インダクタL2及びキャパシタC3に置き換えられているので、式(6)においてZ2=jωL2、Z3=−j/(ωC3)とすると、K2=−j(L1/ω)(S^2+ω23^2),ω23^2=1/{(L1+L2)*C3}となり、式(7)は式(7−c)のようになる。

Z11(31)=S*L1*L2*(ω3^2+S^2)/{(L1+L2)*(ω2^2+S^2)}
Z12(31)=Z21(31)=S*L1/{(L1+L2)*(ω2^2+S^2)}
Z22(31)=L1*(ω1^2+S^2)/{S*(L1+L2)*(ω2^2*S^2)}
但し、ω1^2=1/(L1*L3)、ω2^2=1/{C3*(L1+L2)}、ω3^2=1/(L2*L3)
・・・(7−c)

第3実施形態に係るSAWフィルタ10の減衰特性α(ω)をシミュレーションした結果を図10(c)、図13に示す。図10(c)は、シミュレーション結果を数値で表したものである。図13は、シミュレーション結果の減衰特性をグラフに表したものである。
シミュレーションに用いた共振器SR1、PR1、PR2の交差長及び対数は、第1実施形態と同様に、図9に示された値である。また、インダクタL1及びL2のインダクタンス値、キャパシタC3の容量値を図10(c)のNO1〜4のように設定した各場合についてシミュレーションを実行した。図10(c)には、図10(a)と同様に、比較例のSAWフィルタ回路1000のシミュレーション結果を併せて記載している。
図10(c)及び図13を参照すると、NO1〜4のSAWフィルタ回路10は、低域側減衰帯域における20dB帯域幅が、比較例のSAWフィルタ回路1000よりも大きくなり、低域側減衰帯域において減衰特性が改善され得ることが分かる。また、NO1〜NO4のSAWフィルタ回路10は、3dB帯域幅が比較例の場合とほぼ同じ値であり、通過帯域が比較例のSAWフィルタ回路1000とほぼ同じ幅を示すことが分かる。以上より、第3実施形態のSAWフィルタ回路10は、低域側の減衰特性を改善し得ることが分かる。
〔作用効果〕
共振器SR1、PR1及びPR2からなる二端子対回路30に、受動素子(インダクタ又はキャパシタ)からなる二端子対回路31を直列接続してSAWフィルタ10を構成する場合に、二端子対回路31の受動素子の1つをキャパシタC3とすることによって、二端子対回路31の受動素子を全てインダクタで構成する場合に比較して、インダクタの数を低減することができる。インダクタンス値がボンディングワイヤの長さに依存するインダクタの数を低減できることによって、SAWフィルタ回路10の小型化を図ることができる。
また、キャパシタC3の容量値を適切に選択することによって、インダクタL1及びL2に必要なインダクタンス値を低減することが可能であり(図10(c)のNO4)、インダクタL1及びL2の長さを低減することによっても、SAWフィルタ回路10の小型化を図ることができる。
また、二端子対回路31の受動素子の1つをキャパシタC3とした場合、二端子対回路31の受動素子を全てインダクタで構成する場合に比較して、低域側減衰帯域において20dB減衰幅を拡大させ、低域側減衰特性を改善することができる。
(4)第4実施形態
〔構造〕
図7は、第4実施形態に係るSAWフィルタ回路10の回路図である。第4実施形態に係るSAWフィルタ回路10は、第1実施形態に係るSAWフィルタ回路10(図1)において、インダクタL1,L3がキャパシタC1,C3に置き換えられており、キャパシタC2がインダクタL2に置き換えられている。
図8は、第4実施形態に係るSAWフィルタ回路10が実装されたSAWフィルタ装置10Aを示している。第4実施形態に係るSAWフィルタ装置10Aは、第1実施形態に係るSAWフィルタ装置10A(図2)において、インダクタL1を構成するボンディングワイヤ18が、キャパシタC1を構成するパターン18及びパターン18をパッド20,22に接続するためのボンディングワイヤに置き換えられている。インダクタL3を構成するボンディングワイヤ19が、キャパシタC3を構成するパターン19及びパターン19をパッド20,22に接続するためのボンディングワイヤに置き換えられている。また、キャパシタC2を構成するパターン17、及びパターン17をパッド22及び23に接続するためのボンディングワイヤが、インダクタL2を構成するボンディングワイヤ17に置き換えられている。
〔シミュレーション〕
第4実施形態に係るSAWフィルタ10の減衰特性α(ω)は、第1実施形態に係る(1)〜(10)と同様にして算出する。但し、第4実施形態では、第1実施形態に係るインダクタL1,L3がキャパシタC1,C3に置き換えられ、かつ第1実施形態に係るキャパシタC2がインダクタL2に置き換えられているので、式(6)においてZ1=−j/(ωC1)、Z2=jωL2、Z3=−j/(ωC3)とすると、式(7)は式(7−d)のようになる。

Z11(31)=K1/(S*C1*K0)
Z12(31)=Z21(31)=1/(S*L2*C1*C3*K0)
Z22(31)=K1/(S*C3*K0)
但し、K0=S^2+ω23^2、ω23^2=(C1+C3)/(L2*C1*C3)
K1=(S^2+ω13^2)、ω13^2=1/(L2*C3)
・・・(7−d)

第4実施形態に係るSAWフィルタ10の減衰特性α(ω)をシミュレーションした結果を図10(d)及び図14に示す。図10(d)は、シミュレーション結果を数値で表したものである。図14は、シミュレーション結果の減衰特性をグラフに表したものである。
シミュレーションに用いた共振器SR1、PR1、PR2の交差長及び対数は、第1実施形態と同様に、図9に示された値である。また、キャパシタC1,C3の容量値、インダクタL2のインダクタンス値を図10(d)のNO1〜4のように設定した各場合についてシミュレーションを実行した。図10(d)には、図10(a)と同様に、比較例に係るSAWフィルタ回路1000のシミュレーション結果を併せて記載している。
図10(d)及び図14を参照すると、NO1〜NO4の低域側減衰帯域における20dB帯域幅は比較例の場合よりも大きくなり、第4実施形態のSAWフィルタ回路10によって、低域側減衰帯域における減衰特性が改善され得ることが分かる。また、第4実施形態のSAWフィルタ回路10は、3dB帯域幅が比較例の場合とほぼ同じ値であり、通過帯域が比較例の場合とほぼ同じ幅を示すことが分かる。以上より、第4実施形態のSAWフィルタ回路10は、低域側の減衰特性を改善し得ることが分かる。
〔作用効果〕
共振器SR1、PR1及びPR2からなる二端子対回路30に、受動素子(インダクタ又はキャパシタ)からなる二端子対回路31を直列接続してSAWフィルタ10を構成する場合に、二端子対回路31の受動素子の2つをキャパシタC1及びC3とすることによって、二端子対回路31の受動素子を全てインダクタで構成する場合に比較して、インダクタの数を低減することができる。インダクタンス値がボンディングワイヤの長さに依存するインダクタの数を低減できることによって、SAWフィルタ回路10の小型化を図ることができる。この場合、第1及び第3実施形態のように二端子対回路31の受動素子の1つをキャパシタで構成する場合に比較して、さらにインダクタの数を低減できる。
また、二端子対回路31の受動素子の2つをキャパシタC1及びC3とした場合、二端子対回路31の受動素子を全てインダクタで構成する場合に比較して、低域側減衰帯域において20dB減衰幅を拡大させ、低域側減衰特性を改善することができる。
(5)他の実施形態
第1乃至第5実施形態に係るSAWフィルタ回路10の構成を縦続接続しても良い。例えば、第1実施形態に係るフィルタ回路10を縦続接続した場合には、図16に示すような構成になる。
このSAWフィルタ回路10は、図1のSAWフィルタ回路10において、共振器SR1と、共振器PR3と、キャパシタC4と、インダクタL5と、接続点P7〜P9とをさらに備えている。共振器SR1は、接続点P4及びP8を有する直列腕に設けられた直列腕共振器であり、接続点P4を介して共振器SR1及び共振器PR2に電気的に接続されるとともに、接続点P8を介して出力端子OUT及び共振器PR3に電気的に接続されている。共振器PR3は、接続点P8、P7及びP9を有する並列腕に設けられた並列腕共振器であり、接続点P8を介して共振器SR2及び出力端子OUTに電気的に接続されるとともに、接続点P7を介してキャパシタC4及びインダクタL5に電気的に接続されている。キャパシタC4は、接続点P1、P2及びP7を有する直列腕に設けられたインダクタであり、接続点P2を介して共振器PR2及びインダクタL3に電気的に接続されるとともに、接続点P7を介して共振器PR3及びインダクタL5に電気的に接続されている。インダクタL5は、接続点P8、P7及びP9を有する並列腕に設けられたインダクタであり、接続点P7を介して共振器PR3及びキャパシタC4に電気的に接続されるとともに、接続点P9を介してグランドGND2に電気的に接続されている。また、グランドGND1とグランドGND2とは、接続点P5、P6及びP9を介して電気的に短絡されている。
このように、共振器SR1・PR1・PR2に対してキャパシタC2、共振器SR2・PR2・PR3に対してキャパシタC4のように、3個の共振器ごとに少なくとも1個のキャパシタを配置することにより、特許文献3の回路のように最も入力側の並列腕共振器のグランド側と最も出力側の並列腕共振器のグランド側との間のみにキャパシタを配置する場合に比較して、キャパシタ1個当たりに必要な容量値を低減できる可能性がある。
(6)第5実施形態
〔構造〕
図18は、第5実施形態に係るSAWフィルタ回路10の回路図である。
このSAWフィルタ回路10は、第1実施形態に係るSAWフィルタ回路10(図1)の二端子対回路30において、入力端子INと接続点P3の間に共振器SR2を、出力端子OUTと接続点4の間に共振器SR3をさらに備えた回路構成である。
図19は、第5実施形態に係るSAWフィルタ回路10が実装されたSAWフィルタ装置10Aを示している。
SAWフィルタ回路10Aは、第1実施形態に係るSAWフィルタ装置10A(図2)において、共振器SR2と共振器SR3をさらに備えている。
共振器SR2及びSR3と、配線パターン14C及び14Dは、圧電基板21上のパターンとして形成されている。
共振器SR2は、櫛歯状電極112BA及び112BBからなるIDT112Bと、IDT112Bの両側に配置されたグレーティング反射器112A及び112Cとを備えている。共振器SR3は、櫛歯状電極113BA及び113BBからなるIDT113Bと、IDT113Bの両側に配置されたグレーティング反射器113A及び113Cとを備えている。
配線パターン14C及び14Dは、例えばタングステンによって形成されている。共振器SR2において、櫛歯状電極112BAは配線パターン14C接続されており、櫛歯状電極112BBは配線パターン14Aに接続されている。共振器SR3において、櫛歯状電極113BAは配線パターン14B接続されており、櫛歯状電極113BBは配線パターン14Dに接続されている。
配線14Cは、ボンディングワイヤ13によってパッド12に接続されている。配線14Dは、ボンディングワイヤ15によってパッド16に接続されている。
〔シミュレーション〕
(シミュレーション原理)
1.第5実施形態のSAWフィルタ
第5実施形態に係るSAWフィルタ10の減衰特性α(ω)は、第1実施形態に係る式(1)〜(10)と同様にして算出する。但し、第5実施形態では、新たに共振器SR2及びSR3が追加されているので、二端子対回路30のZ行列であるZ(30)を算出する式(2)、(3)は、式(2−a)、(3−a)のようになる。Z(SR1)は共振器SR1のインピーダンス、Z(SR2)は共振器2のインピーダンス、Z(SR3)は共振器SR3のインピーダンス、Y(PR1)は共振器PR1のアドミッタンス、Y(PR2)は共振器PR2のアドミッタンスである。また、A、B、C、D、及びK1は式(3−a)で与えられる。
Z(30)=[Z11,Z12,Z21,Z22]
Z11=Z11(30)、Z12=Z12(30)、Z21=Z21(30)、
Z22=Z22(30)
Z11(30)=A/C
Z12(30)=ABS(K)/C
Z21(30)=1/C
Z22(30)=D/C ・・・(2−a)

A=1+Z(SR2)*Y(PR1)+Y(PR2)*(Z(SR2)+Z(SR1)*(1+Z(SR2)*Y(PR1)))
B=Z(SR2)+Z(SR1)*(1+Z(SR2)*Y(PR1))+Z(SR3)*(1+Z(SR2)*Y(PR1)+Y(PR2)*(Z(SR2)+Z(SR3)*(1+Z(SR2)*Y(PR1))))
C=Y(PR1)+Y(PR2)*(1+Z(SR2)*Y(PR1))
D=1+Z(SR1)*Y(PR1)+Z(SR3)*(Y(PR1)+Y(PR2)*(1+Z(SR1)*Y(PR1)))
K=A*D−B*C 式(3−a)

2.比較例に係るSAWフィルタ
比較例のSAWフィルタ回路1001は、図29に示す回路構成である。SAWフィルタ回路1001は、図18の回路において、C2をL2に置き換えた場合であり、二端子対回路31がすべてインダクタで構成されることを仮定した場合である。SAWフィルタ回路1001の減衰特性は、式(1)、(4)〜(10)、及び式(2−a)、(3−a)と同様にして算出する。但し、式(6)においてZ2=jωL2とし、第1実施形態の比較例と同様に、式(7)が式(7−a)のようになる。
(シミュレーション結果)
図24には、シミュレーションに用いた共振器SR1、SR2、SR3、PR1、PR2の交差長及び対数を示す。同図に示すように、共振器SR1の交差長を600μm、対数を80本とし、共振器SR2及びSR3の交差長を120μm、対数を80本とし、共振器PR1及びPR2の交差長を80μm、対数を100本とした。また、キャパシタC2の容量値、インダクタL1及びL3のインダクタンス値を図25(a)のNO1〜7のように設定した場合と、比較例についてシミュレーションを行った。なお、比較例に係るSAWフィルタ回路1001では、L1=L2=L3=2nHである。
図25(a)は、シミュレーション結果を数値で表したものである。図26は、シミュレーション結果の減衰特性をグラフに表したものである。
図25(a)において、30dB(−)は、高域側減衰帯域において−30dBまで減衰する周波数のうち低い方の周波数であり、30dB(+)は、高域側減衰帯域において−30dBまで減衰する周波数の高い方の周波数である。30dB帯域幅は、30dB(+)の周波数と30dB(−)の周波数との差であり、高域側減衰帯域において−30dB以下の減衰量を確保できる周波数の帯域幅である。3dB(−)は、−3dBまで減衰する周波数のうち低い方の周波数であり、3dB(+)は、−3dBまで減衰する周波数の高い方の周波数である。3dB帯域幅は、3dB(+)の周波数と3dB(−)の周波数との差であり、通過帯域幅を示す。
図25(a)及び図26を参照すると、第5実施形態のSAWフィルタ回路10は、高域側減衰帯域における30dB帯域幅が、比較例のSAWフィルタ回路1001よりも大きくなり、高域側減衰帯域において減衰特性が改善され得ることがわかる。また、第5実施形態のSAWフィルタ回路10は、3dB帯域幅が比較例の場合とほぼ同じ値であり、通過帯域が比較例の場合とほぼ同じ幅を示すことがわかる。以上より、第5実施形態のSAWフィルタ回路10は、通過帯域及び高域側の減衰特性を改善し得ることがわかる。
〔作用効果〕
共振器SR1、SR2、SR3、PR1及びPR2からなる二端子対回路30に、受動素子(インダクタ又はキャパシタ)からなる二端子対回路31を直列接続してSAWフィルタ回路10を構成する場合に、二端子対回路31の1つをキャパシタC2とすることによって、二端子対回路31の受動素子をすべてインダクタで構成する場合に比較して、インダクタの数を低減することができる。インダクタンス値がボンディングワイヤの長さに依存するインダクタの数を低減できることによって、SAWフィルタ回路10の小型化を図ることができる。
また、二端子対回路31の受動素子の1つをキャパシタC2とした場合、二端子対回路31の受動素子をすべてインダクタで構成する場合に比較して、高域側減衰帯域において30dB減衰幅を拡大させ、高域側減衰特性を改善することができる。
(7)第6実施形態
〔構造〕
図20は、第6実施形態に係るSAWフィルタ回路10の回路図である。第6実施形態に係るSAWフィルタ回路10は、第5実施形態に係るSAWフィルタ回路10(図18)において、インダクタL3がキャパシタC3に置き換えられた回路構成である。
図21は、第6実施形態に係るSAWフィルタ回路10が実装されたSAWフィルタ装置10Aを示している。第6実施形態に係るSAWフィルタ装置10Aは、第5実施形態に係るSAWフィルタ回路10A(図19)において、ボンディングワイヤ19がキャパシタC3を構成するパターン19、及びパターン19をパッド20及び23に電気的に接続するためのボンディングワイヤとに置き換えられた構造である。パターン19によるキャパシタC3は、キャパシタC2と同様に構成される。
〔シミュレーション〕
(シミュレーション原理)
第6実施形態に係るSAWフィルタ10の減衰特性α(ω)は、第5実施形態に係る式(1)、(4)〜(10)、及び式(2−a)、(3−a)と同様にして算出する。但し、第6実施形態では、第5実施形態に係るインダクタL3がキャパシタC3に置き換えられているので、式(6)においてZ3=−j/(ωC3)とし、第2実施形態と同様に、式(7)が式(7−b)のようになる。
(シミュレーション結果)
第6実施形態に係るSAWフィルタ10の減衰特性α(ω)をシミュレートした結果を図25(b)、図27に示す。図25(b)は、シミュレーション結果を数値で表したものである。図27は、シミュレーション結果の減衰特性をグラフに表したものである。
シミュレーションに用いた共振器SR1、SR2、SR3、PR1、PR2の交差長及び対数は、第5実施形態と同様に、図24に示された値である。また、インダクタL1のインダクタンス値、キャパシタC2及びC3の容量値を図25(b)のNO1〜7のように設定した場合についてのシミュレーションを実行した。図25(b)には、図25(a)と同様に、比較例のSAWフィルタ回路1001のシミュレーション結果を併せて記載している。
図25(b)及び図27を参照すると、NO2〜6のSAWフィルタ回路10は、高域側減衰帯域における30dB帯域幅が、比較例のSAWフィルタ回路1001よりも大きくなり、高域側減衰帯域において減衰特性が改善され得ることがわかる。なお、NO1及び7のSAWフィルタ回路10においては、比較例のSAWフィルタ回路1001をわずかに下回ってはいるが、ほとんど有意差はないものと判断できる。また、第6実施形態のSAWフィルタ回路10は、3dB帯域幅が比較例の場合とほぼ同じ値であり、通過帯域が比較例の場合とほぼ同じ幅を示すことがわかる。以上より、第6実施形態のSAWフィルタ回路10は、通過帯域及び高域側の減衰特性を改善し得ることがわかる。
〔作用効果〕
共振器SR1、SR2、SR3、PR1及びPR2からなる二端子対回路30に、受動素子(インダクタ又はキャパシタ)からなる二端子対回路31を直列接続してSAWフィルタ回路10を構成する場合に、二端子対回路31の受動素子の2つをキャパシタC2及びC3とすることによって、二端子対回路31の受動素子のすべてをインダクタで構成する場合に比較して、インダクタの数を低減することができる。インダクタンス値がボンディングワイヤの長さに依存するインダクタの数を低減できることによって、SAWフィルタ回路10の小型化を図ることができる。この場合、二端子対回路31の受動素子の1つをキャパシタとする場合(例えば、第5実施形態)よりも、さらにインダクタの数を低減することができる。
また、キャパシタC2及びC3の容量値を適切に選択することによって、インダクタL1に必要なインダクタンス値を低減することが可能であり(例えば、図25(b)のNO5)、インダクタL1の長さを低減することによっても、SAWフィルタ回路10の小型化を図ることができる。
また、二端子対回路31の受動素子の2つをキャパシタC2及びC3とした場合、二端子対回路31の受動素子をすべてインダクタで構成する場合に比較して、高域側減衰帯域において30dB減衰幅を拡大させ、高域側減衰特性を改善することができる。
(8)第7実施形態
〔構造〕
図22は、第7実施形態に係るSAWフィルタ回路10の回路図である。第7実施形態に係るSAWフィルタ回路10は、第5実施形態に係るSAWフィルタ回路10(図18)において、キャパシタC2がインダクタL2に、インダクタL3がキャパシタC3に置き換えられた回路構成である。
図23は、第7実施形態に係るSAWフィルタ回路10が実装されたSAWフィルタ装置10Aを示している。第7実施形態に係るSAWフィルタ装置10Aは、第5実施形態に係るSAWフィルタ装置10A(図19)において、キャパシタC2を構成するパターン17、及びパターン17をパッド22、23に接続するボンディングワイヤがインダクタL2を構成するボンディングワイヤ17に置き換えられている。また、インダクタL3を構成するボンディングワイヤ19が、キャパシタC3を構成するパターン19,及びパターン19がパッド20及び23に接続するボンディングワイヤに置き換えられている。
〔シミュレーション〕
(シミュレーション原理)
第7実施形態に係るSAWフィルタ10の減衰特性α(ω)は、第5実施形態に係る式(1)、(4)〜(10)、及び式(2−a)、(3−a)と同様にして算出する。但し、第7実施形態では、第5実施形態に係るキャパシタC2及びインダクタL3がそれぞれインダクタL2及びキャパシタC3nに置き換えられているので、式(6)においてZ2=jωL2、Z3=―j/(ωC3)とし、第3実施形態と同様に、式(7)が式(7−c)のようになる。(シミュレーション結果)
第7実施形態に係るSAWフィルタ10の減衰特性α(ω)をシミュレートした結果を図25(c)、図28に示す。図25(c)は、シミュレーション結果を数値で表したものである。図28は、シミュレーション結果の減衰特性をグラフに表したものである。
シミュレーションに用いた共振器SR1、SR2、SR3、PR1、PR2の交差長及び対数は、第5実施形態と同様に、図24に示された値である。また、インダクタL1及びL2のインダクタンス値、キャパシタC3の容量値を図25(c)のNO1〜7のように設定した場合についてのシミュレーションを実行した。図25(c)には、図25(a)と同様に、比較例のSAWフィルタ回路1001のシミュレーション結果を併せて記載している。
図25(c)及び図28を参照すると、NO1〜7のSAWフィルタ回路10は、高域側減衰帯域における30dB帯域幅が、比較例のSAWフィルタ回路1001よりも大きくなり、高域側減衰帯域において減衰特性が改善され得ることがわかる。また、第6実施形態のSAWフィルタ回路10は、3dB帯域幅が比較例の場合とほぼ同じ値であり、通過帯域が比較例の場合とほぼ同じ幅を示すことがわかる。以上より、第6実施形態のSAWフィルタ回路10は、通過帯域及び高域側の減衰特性を改善し得ることがわかる。
〔作用効果〕
共振器SR1、SR2、SR3、PR1及びPR2からなる二端子対回路30に、受動素子(インダクタ又はキャパシタ)からなる二端子対回路31を直列接続してSAWフィルタ回路10を構成する場合に、二端子対回路31の受動素子の1つをキャパシタC3とすることによって、二端子対回路31の受動素子のすべてをインダクタで構成する場合に比較して、インダクタの数を低減することができる。インダクタンス値がボンディングワイヤの長さに依存するインダクタの数を低減できることによって、SAWフィルタ回路10の小型化を図ることができる。
また、キャパシタC3の容量値を適切に選択することによって、インダクタL1及びL2に必要なインダクタンス値を低減することが可能であり(例えば、図25(c)のNO3)、インダクタL1及びL2の長さを低減することによっても、SAWフィルタ回路10の小型化を図ることができる。
また、二端子対回路31の受動素子の1つをキャパシタC3とした場合、二端子対回路31の受動素子をすべてインダクタで構成する場合に比較して、高域側減衰帯域において30dB減衰幅を拡大させ、高域側減衰特性を改善することができる。
第1実施形態に係るSAWフィルタ回路の回路図。 第1実施形態に係るSAWフィルタ回路の実装例。 第2実施形態に係るSAWフィルタ回路の回路図。 第2実施形態に係るSAWフィルタ回路の実装例。 第3実施形態に係るSAWフィルタ回路の回路図。 第3実施形態に係るSAWフィルタ回路の実装例。 第4実施形態に係るSAWフィルタ回路の回路図。 第4実施形態に係るSAWフィルタ回路の実装例。 シミュレーションに使用したSAW共振器の交差長及び対数。 シミュレーション結果の表。 シミュレーション結果のグラフ(第1実施形態) シミュレーション結果のグラフ(第2実施形態) シミュレーション結果のグラフ(第3実施形態) シミュレーション結果のグラフ(第4実施形態) MIMキャパシタの構成例。 図1のSAWフィルタ回路を縦続接続した場合のSAWフィルタ回路。 比較例に係るSAWフィルタ回路の回路図。 第5実施形態に係るSAWフィルタ回路の回路図。 第5実施形態に係るSAWフィルタ回路の実装例。 第6実施形態に係るSAWフィルタ回路の回路図。 第6実施形態に係るSAWフィルタ回路の実装例。 第7実施形態に係るSAWフィルタ回路の回路図。 第7実施形態に係るSAWフィルタ回路の実装例。 シミュレーションに使用したSAW共振器の交差長及び対数。 シミュレーション結果の表。 シミュレーション結果のグラフ(第5実施形態) シミュレーション結果のグラフ(第6実施形態) シミュレーション結果のグラフ(第7実施形態) 比較例に係るSAWフィルタ回路の回路図。
符号の説明
10 SAWフィルタ
30,31 二端子対回路

Claims (27)

  1. 第1端子から第4端子と、前記第1端子と前記第2端子とに電気的に接続された第1SAW共振器と、前記第1端子と前記第3端子とに電気的に接続された第2SAW共振器と、前記第2端子と前記第4端子とに電気的に接続された第3SAW共振器とを有する第1回路と、
    前記第3端子に電気的に接続された第5端子と、前記第4端子に電気的に接続された第6端子と、接地された第7端子及び第8端子と、前記第5端子と前記第6端子とに電気的に接続された第1受動素子と、前記第5端子と前記7端子とに電気的に接続された第2受動素子と、前記第6端子と前記第8端子とに電気的に接続された第3受動素子とを有し、前記第1受動素子から第3受動素子はインダクタ又はキャパシタでありかつ前記第1乃至第3受動素子のうち少なくとも1つはキャパシタである第2回路と、を備え
    前記第1及び第3受動素子はキャパシタであり、前記第2受動素子はインダクタであることを特徴とするSAWフィルタ回路。
  2. 第1端子から第4端子と、前記第1端子と前記第2端子とに電気的に接続された第1SAW共振器と、前記第1端子と前記第3端子とに電気的に接続された第2SAW共振器と、前記第2端子と前記第4端子とに電気的に接続された第3SAW共振器とを有する第1回路と、
    前記第3端子に電気的に接続された第5端子と、前記第4端子に電気的に接続された第6端子と、電気的に短絡された第7端子及び第8端子と、前記第5端子と前記第6端子とに電気的に接続された第1受動素子と、前記第5端子と前記7端子とに電気的に接続された第2受動素子と、前記第6端子と前記第8端子とに電気的に接続された第3受動素子とを有し、前記第1受動素子から第3受動素子はインダクタ又はキャパシタでありかつ前記第1乃至第3受動素子のうち少なくとも1つはキャパシタである第2回路と、を備え、
    前記第1及び第3受動素子はキャパシタであり、前記第2受動素子はインダクタであることを特徴とするSAWフィルタ回路。
  3. 前記第2受動素子はボンディングワイヤまたはストリップラインによって構成されることを特徴とする、請求項又は請求項に記載のSAWフィルタ回路。
  4. 前記第1及び第3受動素子はMIMキャパシタまたはチップキャパシタであることを特徴とする、請求項又は請求項に記載のSAWフィルタ回路。
  5. 前記第1受動素子の容量値は600pF以上800pF以下であり、前記第2受動素子のインダクタンス値は0.1nH以上1nH以下であり、前記第3受動素子の容量値は550pF以上750pF以下であることを特徴とする、請求項又は請求項に記載のSAWフィルタ回路。
  6. 第1端子から第4端子と、前記第1端子と前記第2端子とに電気的に接続された第1SAW共振器と、前記第1端子と前記第3端子とに電気的に接続された第2SAW共振器と、前記第2端子と前記第4端子とに電気的に接続された第3SAW共振器とを有する第1回路と、
    前記第3端子に電気的に接続された第5端子と、前記第4端子に電気的に接続された第6端子と、接地された第7端子及び第8端子と、前記第5端子と前記第6端子とに電気的に接続された第1受動素子と、前記第5端子と前記7端子とに電気的に接続された第2受動素子と、前記第6端子と前記第8端子とに電気的に接続された第3受動素子とを有し、前記第1受動素子から第3受動素子はインダクタ又はキャパシタでありかつ前記第1乃至第3受動素子のうち少なくとも1つはキャパシタである第2回路と、を備え、
    前記第1及び第2受動素子はインダクタであり、前記第3受動素子はキャパシタであることを特徴とするAWフィルタ回路。
  7. 第1端子から第4端子と、前記第1端子と前記第2端子とに電気的に接続された第1SAW共振器と、前記第1端子と前記第3端子とに電気的に接続された第2SAW共振器と、前記第2端子と前記第4端子とに電気的に接続された第3SAW共振器とを有する第1回路と、
    前記第3端子に電気的に接続された第5端子と、前記第4端子に電気的に接続された第6端子と、電気的に短絡された第7端子及び第8端子と、前記第5端子と前記第6端子とに電気的に接続された第1受動素子と、前記第5端子と前記7端子とに電気的に接続された第2受動素子と、前記第6端子と前記第8端子とに電気的に接続された第3受動素子とを有し、前記第1受動素子から第3受動素子はインダクタ又はキャパシタでありかつ前記第1乃至第3受動素子のうち少なくとも1つはキャパシタである第2回路と、を備え、
    前記第1及び第2受動素子はインダクタであり、前記第3受動素子はキャパシタであることを特徴とするSAWフィルタ回路。
  8. 前記第1及び第2受動素子はボンディングワイヤまたはストリップラインによって構成されることを特徴とする、請求項又は請求項に記載のSAWフィルタ回路。
  9. 前記第3受動素子は、MIMキャパシタまたはチップキャパシタであることを特徴とする、請求項又は請求項に記載のSAWフィルタ回路。
  10. 前記第1受動素子のインダクタンス値は0.1nH以上0.5nH以下であり、前記第2受動素子のインダクタンス値は0.1nH以上0.5nH以下であり、前記第3受動素子の容量値は1pF以上90pF以下であることを特徴とする、請求項又は請求項に記載のSAWフィルタ回路。
  11. 第1端子から第4端子と、前記第1端子と前記第2端子とに電気的に接続された第1SAW共振器と、前記第1端子と前記第3端子とに電気的に接続された第2SAW共振器と、前記第2端子と前記第4端子とに電気的に接続された第3SAW共振器とを有する第1回路と、
    前記第3端子に電気的に接続された第5端子と、前記第4端子に電気的に接続された第6端子と、接地された第7端子及び第8端子と、前記第5端子と前記第6端子とに電気的に接続された第1受動素子と、前記第5端子と前記7端子とに電気的に接続された第2受動素子と、前記第6端子と前記第8端子とに電気的に接続された第3受動素子とを有し、前記第1受動素子から第3受動素子はインダクタ又はキャパシタでありかつ前記第1乃至第3受動素子のうち少なくとも1つはキャパシタである第2回路と、を備え、
    前記第1受動素子はインダクタであり、前記第2及び第3受動素子はキャパシタであることを特徴とするAWフィルタ回路。
  12. 第1端子から第4端子と、前記第1端子と前記第2端子とに電気的に接続された第1SAW共振器と、前記第1端子と前記第3端子とに電気的に接続された第2SAW共振器と、前記第2端子と前記第4端子とに電気的に接続された第3SAW共振器とを有する第1回路と、
    前記第3端子に電気的に接続された第5端子と、前記第4端子に電気的に接続された第6端子と、電気的に短絡された第7端子及び第8端子と、前記第5端子と前記第6端子とに電気的に接続された第1受動素子と、前記第5端子と前記7端子とに電気的に接続された第2受動素子と、前記第6端子と前記第8端子とに電気的に接続された第3受動素子とを有し、前記第1受動素子から第3受動素子はインダクタ又はキャパシタでありかつ前記第1乃至第3受動素子のうち少なくとも1つはキャパシタである第2回路と、を備え、
    前記第1受動素子はインダクタであり、前記第2及び第3受動素子はキャパシタであることを特徴とするSAWフィルタ回路。
  13. 前記第1受動素子はボンディングワイヤまたはストリップラインによって構成されることを特徴とする、請求項11又は請求項12に記載のSAWフィルタ回路。
  14. 前記第2及び第3受動素子はMIMキャパシタまたはチップキャパシタであることを特徴とする、請求項11又は請求項12に記載のSAWフィルタ回路。
  15. 前記第1受動素子のインダクタンス値は0.3nH以上1.5nH以下であり、前記第2受動素子の容量値は68pF以上700pF以下であり、前記第3受動素子の容量値は70pF以上170pF以下であることを特徴とする、請求項11又は請求項12に記載のSAWフィルタ回路。
  16. 第1端子から第4端子と、前記第1端子と前記第2端子とに電気的に接続された第1SAW共振器と、前記第1端子と前記第3端子とに電気的に接続された第2SAW共振器と、前記第2端子と前記第4端子とに電気的に接続された第3SAW共振器とを有する第1回路と、
    前記第3端子に電気的に接続された第5端子と、前記第4端子に電気的に接続された第6端子と、接地された第7端子及び第8端子と、前記第5端子と前記第6端子とに電気的に接続された第1受動素子と、前記第5端子と前記7端子とに電気的に接続された第2受動素子と、前記第6端子と前記第8端子とに電気的に接続された第3受動素子とを有し、前記第1受動素子から第3受動素子はインダクタ又はキャパシタでありかつ前記第1乃至第3受動素子のうち少なくとも1つはキャパシタである第2回路と、を備え、
    前記第1回路は、第9及び第10端子と、前記第2端子と前記第9端子とに電気的に接続された第4SAW共振器と、前記第9端子と前記第10端子とに電気的に接続された第5SAW共振器とをさらに備え、
    前記第2回路は、前記第10端子に電気的に接続された第11端子と、前記第6端子と前記第11端子とに電気的に接続された第4受動素子と、前記第8端子に電気的に短絡された第12端子と、前記第11端子と前記第12端子とに電気的に接続された第5受動素子とをさらに備える、ことを特徴とするAWフィルタ回路。
  17. 第1端子から第4端子と、前記第1端子と前記第2端子とに電気的に接続された第1SAW共振器と、前記第1端子と前記第3端子とに電気的に接続された第2SAW共振器と、前記第2端子と前記第4端子とに電気的に接続された第3SAW共振器とを有する第1回路と、
    前記第3端子に電気的に接続された第5端子と、前記第4端子に電気的に接続された第6端子と、電気的に短絡された第7端子及び第8端子と、前記第5端子と前記第6端子とに電気的に接続された第1受動素子と、前記第5端子と前記7端子とに電気的に接続された第2受動素子と、前記第6端子と前記第8端子とに電気的に接続された第3受動素子とを有し、前記第1受動素子から第3受動素子はインダクタ又はキャパシタでありかつ前記第1乃至第3受動素子のうち少なくとも1つはキャパシタである第2回路と、を備え、
    前記第1回路は、第9及び第10端子と、前記第2端子と前記第9端子とに電気的に接続された第4SAW共振器と、前記第9端子と前記第10端子とに電気的に接続された第5SAW共振器とをさらに備え、
    前記第2回路は、前記第10端子に電気的に接続された第11端子と、前記第6端子と前記第11端子とに電気的に接続された第4受動素子と、前記第8端子に電気的に短絡された第12端子と、前記第11端子と前記第12端子とに電気的に接続された第5受動素子とをさらに備えることを特徴とするSAWフィルタ回路。
  18. 第1端子から第4端子と、前記第1端子と前記第2端子とに電気的に接続された第1SAW共振器と、前記第1端子と前記第3端子とに電気的に接続された第2SAW共振器と、前記第2端子と前記第4端子とに電気的に接続された第3SAW共振器とを有する第1回路と、
    前記第3端子に電気的に接続された第5端子と、前記第4端子に電気的に接続された第6端子と、接地された第7端子及び第8端子と、前記第5端子と前記第6端子とに電気的に接続された第1受動素子と、前記第5端子と前記7端子とに電気的に接続された第2受動素子と、前記第6端子と前記第8端子とに電気的に接続された第3受動素子とを有し、前記第1受動素子から第3受動素子はインダクタ又はキャパシタでありかつ前記第1乃至第3受動素子のうち少なくとも1つはキャパシタである第2回路と、を備え、
    前記第1回路は、第13及び第14端子と、前記第1端子と前記第13端子とに電気的に接続された第6SAW共振器と、前記第2端子と前記第14端子とに電気的に接続された第7SAW共振器とをさらに備え
    前記第1及び第3受動素子はキャパシタであり、前記第2受動素子はインダクタであることを特徴とするAWフィルタ回路。
  19. 第1端子から第4端子と、前記第1端子と前記第2端子とに電気的に接続された第1SAW共振器と、前記第1端子と前記第3端子とに電気的に接続された第2SAW共振器と、前記第2端子と前記第4端子とに電気的に接続された第3SAW共振器とを有する第1回路と、
    前記第3端子に電気的に接続された第5端子と、前記第4端子に電気的に接続された第6端子と、電気的に短絡された第7端子及び第8端子と、前記第5端子と前記第6端子とに電気的に接続された第1受動素子と、前記第5端子と前記7端子とに電気的に接続された第2受動素子と、前記第6端子と前記第8端子とに電気的に接続された第3受動素子とを有し、前記第1受動素子から第3受動素子はインダクタ又はキャパシタでありかつ前記第1乃至第3受動素子のうち少なくとも1つはキャパシタである第2回路と、を備え、
    前記第1回路は、第13及び第14端子と、前記第1端子と前記第13端子とに電気的に接続された第6SAW共振器と、前記第2端子と前記第14端子とに電気的に接続された第7SAW共振器とをさらに備え、前記第1及び第3受動素子はキャパシタであり、前記第2受動素子はインダクタであることを特徴とするSAWフィルタ回路。
  20. 前記第2受動素子はボンディングワイヤまたはストリップラインによって構成されることを特徴とする、請求項18又は請求項19に記載のSAWフィルタ回路。
  21. 前記第1及び第3受動素子はMIMキャパシタまたはチップキャパシタであることを特徴とする、請求項18又は請求項19に記載のSAWフィルタ回路。
  22. 前記第1受動素子の容量値は9.5pF以上130pF以下であり、前記第2受動素子のインダクタンス値は0.25nH以上2nH以下であり、前記第3受動素子の容量値は100pF以上700pF以下であることを特徴とする、請求項18又は請求項19に記載のSAWフィルタ回路。
  23. 第1端子から第4端子と、前記第1端子と前記第2端子とに電気的に接続された第1SAW共振器と、前記第1端子と前記第3端子とに電気的に接続された第2SAW共振器と、前記第2端子と前記第4端子とに電気的に接続された第3SAW共振器とを有する第1回路と、
    前記第3端子に電気的に接続された第5端子と、前記第4端子に電気的に接続された第6端子と、接地された第7端子及び第8端子と、前記第5端子と前記第6端子とに電気的に接続された第1受動素子と、前記第5端子と前記7端子とに電気的に接続された第2受動素子と、前記第6端子と前記第8端子とに電気的に接続された第3受動素子とを有し、前記第1受動素子から第3受動素子はインダクタ又はキャパシタでありかつ前記第1乃至第3受動素子のうち少なくとも1つはキャパシタである第2回路と、を備え、
    前記第1回路は、第13及び第14端子と、前記第1端子と前記第13端子とに電気的に接続された第6SAW共振器と、前記第2端子と前記第14端子とに電気的に接続された第7SAW共振器とをさらに備え、前記第1及び第2受動素子はインダクタであり、前記第3受動素子はキャパシタであることを特徴とするAWフィルタ回路。
  24. 第1端子から第4端子と、前記第1端子と前記第2端子とに電気的に接続された第1SAW共振器と、前記第1端子と前記第3端子とに電気的に接続された第2SAW共振器と、前記第2端子と前記第4端子とに電気的に接続された第3SAW共振器とを有する第1回路と、
    前記第3端子に電気的に接続された第5端子と、前記第4端子に電気的に接続された第6端子と、電気的に短絡された第7端子及び第8端子と、前記第5端子と前記第6端子とに電気的に接続された第1受動素子と、前記第5端子と前記7端子とに電気的に接続された第2受動素子と、前記第6端子と前記第8端子とに電気的に接続された第3受動素子とを有し、前記第1受動素子から第3受動素子はインダクタ又はキャパシタでありかつ前記第1乃至第3受動素子のうち少なくとも1つはキャパシタである第2回路と、を備え、
    前記第1回路は、第13及び第14端子と、前記第1端子と前記第13端子とに電気的に接続された第6SAW共振器と、前記第2端子と前記第14端子とに電気的に接続された第7SAW共振器とをさらに備え、前記第1及び第2受動素子はインダクタであり、前記第3受動素子はキャパシタであることを特徴とするSAWフィルタ回路。
  25. 前記第1及び第2受動素子はボンディングワイヤまたはストリップラインによって構成されることを特徴とする、請求項23又は請求項24に記載のSAWフィルタ回路。
  26. 前記第3受動素子は、MIMキャパシタまたはチップキャパシタであることを特徴とする、請求項23又は請求項24に記載のSAWフィルタ回路。
  27. 前記第1受動素子のインダクタンス値は0.05nH以上0.15nH以下であり、前記第2受動素子のインダクタンス値は0.3nH以上2nH以下であり、前記第3受動素子の容量値は1.5pF以上90pF以下であることを特徴とする、請求項23又は請求項24に記載のSAWフィルタ回路。
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