JP4103704B2 - ボイスコイルを用いたスピーカおよびこのスピーカを用いた電子機器、装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は各種音響機器および情報通信機器および車載機器に使用されるボイスコイルを使用したスピーカに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のボイスコイルについて、図9により説明する。
【0003】
図9は従来のボイスコイルの断面図を示したものである。
【0004】
図9によると、マグネットワイヤー12を巻線して線輪10を形成してボイスコイル8を構成している。
【0005】
ここで、このマグネットワイヤー12は、その中心部に芯材13があり、その外周部に絶縁被膜14が設けられ、更にその外周部には融着被膜15が設けられている。そして、この融着被膜15をアルコール等の溶剤で溶かしながら巻線している。よって、この溶剤が蒸発、乾燥すればその線輪10はもとより、ボビンのある場合は、線輪10とボビンの接着も完了するものである。
【0006】
特に、高耐入力対応のボイスコイルの場合は、耐熱グレードのマグネットワイヤーを使用してボイスコイル8を構成している。
【0007】
さらに、耐熱用のボイスコイルについては、この後熱キュアを実施して被膜を熱硬化させて耐熱性を向上させている。
【0008】
また、耐熱用のボイスコイルを使用したスピーカとしての、さらなる耐熱性の向上方法としては、磁気ギャップ内に熱伝導率の大きい放熱液体を充填したものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0009】
【特許文献1】
特開昭55−16546号公報(特許第1148700号公報)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上述のスピーカは、携帯用情報通信機器に使用されたり、特にボビン付きのボイスコイルを使用したものはミニコンポや車載用オーディオ機器、大型のものでは、コンサートホールや屋外のライブステージ等で使用されるプロ用のオーディオ機器に使用されることが多い。
【0011】
これらのスピーカやスピーカシステムは、最近特に、その小型化、軽量化を強く要求されつつある。そして、その反面大出力化を狙うため、特にスピーカの高耐入力化の要求が強くなりつつある。
【0012】
このため、スピーカやボイスコイルのサイズは小口径化しなければならない反面、高耐入力化を実現しなければならないという相反する課題を有するものであった。
【0013】
すなわち、ボイスコイルのサイズを小口径化して、その放熱性の悪化によるボイスコイルの温度上昇値を高くしてしまうことで、ボイスコイルの焼損の危険性が高まった状態になる。更に、この状態に加え機器の大出力化を目的としたスピーカへの従来以上の大入力の印加がなされることになる。
【0014】
このような状態では、大入力が印加されたボイスコイルは、ジュール熱の発生により、その線輪やボビンが空気中の酸素と化合することにより、燃焼という現象が発生し、焼損すなわち線輪のばらけや線材の熱溶断、ボビンの燃焼というスピーカを破壊に至らしめるものであった。
【0015】
この対策として、被膜の耐熱性の向上を図ったり、太い線径のマグネットワイヤーを使用する等の耐入力対策を図っても、もはや限界に達しており、ボイスコイルの耐熱性の限界を超える温度上昇値となり、ボイスコイルの線輪のばらけや線材の熱溶断による焼損が発生するものであった。
【0016】
これは、使用している高耐熱グレード被膜や、線材の耐熱温度を超える温度上昇値となる高い入力を印加せざるを得ない市場背景から生じる問題であった。
【0017】
本発明は、上記課題を解決するもので、高耐入力化対応可能で、スピーカの小型化、軽量化を満足できる優れたスピーカを提供するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は以下の構成を有する。
【0019】
本発明の請求項1に記載の発明は、磁気回路に結合されたフレームと、このフレームの外周部に結合された振動板と、この振動板に結合されるとともに、その一部が磁気回路の磁気ギャップに配置されたボイスコイルとからなるスピーカであって、ボイスコイルを少なくとも線輪とこの線輪を真空又は低圧状態で覆うケースとから構成し、かつ断熱性に富む材料を介してケースと振動板を結合させたものである。
【0020】
この構成により、ボイスコイル線輪は真空または低圧で脱酸素状態に置かれているため、燃焼という酸素と化合する現象が発生しにくくなり焼損、すなわち熱溶断や線輪ばらけ発生までの温度を向上させることができる。よって、高耐入力化を実現しつつ、スピーカの小型化、軽量化を満足させることができる。
【0021】
また、ボイスコイル線輪は真空または低圧で脱酸素状態に置かれているため、その熱が外部に伝わりにくくなるため、スピーカを構成する他の部品の熱劣化や焼損を防止することもできる。またボイスコイルはケースと振動板との間に断熱性に富む材料を介して振動板に結合しているので、さらなるスピーカの高耐入力化を実現させることができる。
【0022】
本発明の請求項2に記載の発明は、線輪は、線材を巻線して形成され、互いの線材を接触させずに線輪を形成してボイスコイルを構成したものである。この構成により、温度上昇により絶縁被膜が破壊されてもボイスコイルのレアショートの発生を防止することができる。
【0023】
さらに、絶縁被膜のないワイヤーを使用して線輪を構成することもできる。この構成により、ボイスコイルの低コスト化を図ることができる。
【0024】
本発明の請求項3に記載の発明は、線輪の一ターンごとに絶縁用ボビンを設けてボイスコイルを構成したものである。この構成により、温度上昇により絶縁被膜が破壊されてもボイスコイルのレアショートの発生を防止することができる。
【0025】
また、ボイスコイルの線輪ばらけの発生を防止することもできる。
【0026】
さらに、絶縁被膜のないワイヤー、融着被膜のないワイヤーを使用して線輪を構成することもできる。この構成により、ボイスコイルのさらなる低コスト化を図ることができる。
【0027】
本発明の請求項4に記載の発明は、線輪とケースとの間に、線輪がケースに内接することのないように断熱性に富む材料を介在させてボイスコイルを構成したものである。この構成により、ボイスコイルの線輪から発生する熱が、線輪に接触している部品に伝わりにくくなるため、スピーカを構成する他の部品の熱劣化や焼損を防止することができる。
【0028】
本発明の請求項5に記載の発明は、ケースをガラス系の材料にてボイスコイルを構成したものである。この構成により、ケースの耐熱性を向上させることができる。
【0029】
本発明の請求項6に記載の発明は、ケースをセラミック系の材料にてボイスコイルを構成したものである。この構成により、ケースの耐熱性をさらに向上させることができる。
【0030】
本発明の請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項6記載のいずれか1つのスピーカと、このスピーカに入力する電気信号の増幅手段とを備えて電子機器を構成したものである。この構成により、スピーカの高耐入力化を実現した電子機器を得ることができる。
【0031】
本発明の請求項8に記載の発明は、請求項1から請求項6記載のいずれか1つのスピーカを移動手段に搭載して装置を構成したものである。
【0032】
この構成により、スピーカの高耐入力化を実現した装置を得ることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、同様の内容について は、その説明を省略して説明する。
【0034】
以下、本発明の特に請求項1に記載のスピーカに使用するボイスコイルについて説明する。
【0035】
図1はそのボイスコイルを示す断面図である。
【0036】
図1によると、線輪30と、この線輪30を覆うケース31によりボイスコイル28を構成している。そして、このケース31の内部は密閉にして、真空または低圧状態にしている。
【0037】
ここでは、ボビンのない状態の線輪30の例を示しているが、線輪30はその上端部と下端部をケース31に結合することで、ケース31内部での位置を支持している。この支持方法に関しては、当実施の形態に限定されることなく、ケース31の内部側面をボビンがわりに使用する等、線輪30とケース31の位置が固定され、線輪30の駆動力により簡単にはずれることのない固定方法であればその機能を満足させることができる。
【0038】
そして、リード線のみ、ケース31の外部に引出して構成している。これは、リード線を直接引出しするか、もしくはケースの一部に設けられた電極部を通じて外部へ引出しても良い。
【0039】
この構成により、ボイスコイル28の線輪30は、密閉されたケース31の内部にあり、このケース31の内部は真空または低圧で脱酸素状態に置かれているため、線輪30は焼損、すなわち熱溶断や線輪ばらけ発生までの温度を向上させることができ、高耐入力化を実現させることができる。
【0040】
さらに、この構成によりスピーカの小型化、軽量化を満足させることができる。
【0041】
このボイスコイル28の線輪30が焼損するという現象は、燃焼により起こるものであり、この燃焼は酸素と化合することにより発生するものであることから、線輪30を脱酸素状態または低酸素状態に置くことで、燃焼の発生を著しく低減させることができる。
【0042】
また、ボイスコイル28の線輪30は、密閉されたケース31の内部にあり、真空で脱酸素状態に置かれているため、その熱が外部に伝わりにくくなるため、スピーカを構成する他の部品の熱劣化や焼損を防止することもできる。
【0043】
上述のような理由から、スピーカの高耐入力化を図ることができ、よって、ボイスコイル28の線輪30からの発生熱を吸収する磁気回路の熱容量も小さくて済むことからスピーカの小型化、軽量化を満足させることができる。
【0044】
また、ボイスコイルの形態については、前述の形態に限定されることなく、平面形状のボイスコイル、さらにはプリントコイルやエッチングにより形成されたボイスコイル等についても応用することができる。
【0045】
図5は、請求項1に記載のスピーカに使用する別のボイスコイルを示す断面図である。
【0046】
図5によると、内部を真空状態にして構成したケース31の一部でボビン36を形成してボイスコイル28を構成したものである。この構成により、ボイスコイル28と振動板との結合をボビン36を用いて実施することができ、部品点数の削減と生産工数の削減によりスピーカの生産性を向上させることができる。
【0047】
以下、本発明の特に請求項2に記載のスピーカに使用するボイスコイルについて説明する。
【0048】
図2は、そのボイスコイルを示す断面図である。
【0049】
図2によると、線輪30は、線材37を巻線して形成され、互いの線材37を接触させずにボイスコイル28を構成したものである。この構成により、温度上昇により絶縁被膜が破壊されてもボイスコイル28の線輪30のレアショートの発生を防止することができる。
【0050】
さらに、絶縁被膜のない線材を使用して線輪30を構成することもできる。この構成により、ボイスコイル28の低コスト化を図ることができる。
【0051】
以下、本発明の特に請求項3に記載のスピーカに使用するボイスコイルについて説明する。
【0052】
図3は、そのボイスコイルを示す断面図である。
【0053】
図3によると、線輪30の一ターンごとに絶縁用ボビン36Aを介してボイスコイル28を構成したものである。この構成により、温度上昇により絶縁被膜が破壊されてもボイスコイル28のレアショートの発生を防止することができる。
【0054】
また、この絶縁用ボビン36Aにより、ボイスコイル28の線輪30に駆動力が加わっても、絶縁用ボビン36Aにより線輪30が強固にガイドされているため、線輪30のばらけ発生を防止することもできる。
【0055】
さらに、絶縁被膜のない線材や融着被膜のない線材を使用して線輪30を構成することもできる。この構成により、ボイスコイル28のさらなる低コスト化を図ることができる。
【0056】
以下、本発明の請求項4に記載のスピーカに使用するボイスコイルについて説明する。
【0057】
図4は、そのボイスコイルを示す断面図である。
【0058】
図4によると、線輪30とケース31との間に断熱性に富む材料38を介してボイスコイル28を構成したものである。この構成により、ボイスコイル28の線輪30から発生する熱が、断熱性に富む材料38により熱的に遮断され、ケース31に伝わりにくくなるため、スピーカを構成する他の部品の熱劣化や焼損を防止することができる。
【0059】
以下、本発明の請求項5と請求項6に記載のスピーカに使用するボイスコイルについて説明する。
【0060】
当発明は、基本的な構成は前記同様であるため図面を省略するが、請求項5は内部を真空状態にして構成したケースをガラス系の材料としてボイスコイルを構成したものである。
【0061】
また、請求項6は、内部を真空状態にして構成したケースをセラミック系の材料としてボイスコイルを構成したものである。
【0062】
このように、内部を真空状態にして構成したケースをガラス系の材料やセラミック系の材料としてボイスコイルを構成することで、ケースの耐熱性を向上させることができ、高耐入力用のボイスコイルを実現することができる。
【0063】
(実施の形態1)
以下、実施の形態1を用いて、本発明の請求項1から請求項6に記載の発明について説明する。
【0064】
図6は、本発明の一実施の形態のボイスコイルを使用したスピーカの断面図である。
【0065】
図6に示すように、着磁されたマグネット21を上部プレート22とヨーク23により挟み込んで磁気回路24を構成している。この磁気回路24のヨーク23にフレーム26を結合し、このフレーム26の周縁部に振動板27を結合している。そして振動板27とボイスコイル28のケース31との間に断熱性に富む材料39を介して結合し、スピーカを構成している。この構成により、ケース31の熱が、振動板27に伝わりにくくなるため、振動板27の熱劣化や焼損を防止することができる。尚、ここではボイスコイルとして一例しか示していないが、上述した請求項1から請求項6記載のボイスコイルを図6のボイスコイルとして採用することで、請求項1から請求項6記載の発明の一実施の形態となる。
【0066】
この構成とすることで、さらなる高耐入力化を実現しつつ、小型化、軽量化を満足できるスピーカを実現することができる。
【0067】
(実施の形態2)
以下、実施の形態2を用いて、本発明の請求項7に記載の発明について説明する。
【0068】
図7は、本発明の一実施の形態の電子機器であるオーディオ用のミニコンポシステムの外観図を示したものである。
【0069】
図7に示すように、本発明のスピーカ40をエンクロジャー41に組込んで、スピーカシステムを構成し、このスピーカに入力する電気信号の増幅手段であるアンプ42と、このアンプ42に入力されるソースを出力するプレーヤ43とを備えて、電子機器であるオーディオ用のミニコンポシステム44を構成したものである。
【0070】
この構成とすることにより、ミニコンポシステム等の電子機器の高出力化と、小型化、軽量化を実現させることができる。
【0071】
(実施の形態3)
以下、実施の形態3を用いて、本発明の請求項8に記載の発明について説明する。
【0072】
図8は、本発明の一実施の形態である移動手段を備えた装置である自動車50の断面図を示したものである。
【0073】
図8に示すように、本発明のスピーカ40をリアトレイに組込んで、自動車50を構成したものである。
【0074】
この構成とすることにより、自動車50に搭載されたスピーカ40の高耐入力化と、小型化、軽量化を実現させることができる。
【0075】
これにより、自動車50等装置の性能向上、小型化、軽量化を可能とすることができる 。
【0076】
【発明の効果】
以上のように本発明は、ボイスコイルを線輪と、この線輪を覆うケースとから構成し、ケースの内部を真空状態または低圧状態にして構成したものである。この構成により、ボイスコイル線輪は真空で脱酸素状態に置かれているため焼損することはなく、高耐入力化を実現しつつ、スピーカの小型化、軽量化を満足させることができる。
【0077】
また、ボイスコイル線輪は真空で脱酸素状態に置かれているため、その熱が外部に伝わりにくくなるため、スピーカを構成する他の部品の熱劣化や焼損を防止することもできる。
【0078】
このように本発明は、高耐入力対応可能で小型化、軽量化が実現できる優れたボイスコイルおよびスピーカを提供することができ、その工業的価値は非常に大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ボイスコイルの断面図
【図2】 ボイスコイルの断面図
【図3】 ボイスコイルの断面図
【図4】 ボイスコイルの断面図
【図5】 ボイスコイルの断面図
【図6】 本発明の一実施の形態のスピーカの断面図
【図7】 本発明の一実施の形態のスピーカを使用した電子機器の外観図
【図8】 本発明の一実施の形態のスピーカを使用した装置の断面図
【図9】 従来のボイスコイルの断面図
【符号の説明】
8 ボイスコイル
10 線輪
12 マグネットワイヤー
13 芯材
14 絶縁被膜
15 融着被膜
21 マグネット
22 上部プレート
23 ヨーク
24 磁気回路
25 磁気ギャップ
26 フレーム
27 振動板
28 ボイスコイル
30 線輪
31 ケース
36 ボビン
36A ボビン
37 線材
38 断熱材
39 断熱材
40 スピーカ
41 エンクロジャー
42 アンプ
43 プレーヤ
44 ミニコンポシステム
50 自動車
Claims (8)
- 磁気回路に結合されたフレームと、このフレームの外周部に結合された振動板と、この振動板に結合されるとともに、その一部が前記磁気回路の磁気ギャップに配置されたボイスコイルとからなるスピーカであって、前記ボイスコイルは、少なくとも線輪とこの線輪を真空又は低圧状態で覆うケースとから構成され、かつ断熱性に富む材料を介して前記ケースと前記振動板が結合していることを特徴とするボイスコイルを用いたスピーカ。
- 線輪は、線材を互いに接触させずに巻線して形成された請求項1記載のボイスコイルを用いたスピーカ。
- 線輪は、一ターンごとに絶縁用ボビンを介して巻線して形成された請求項1記載のボイスコイルを用いたスピーカ。
- 線輪とケースとの間に、前記ケースに前記線輪が内接することのないように断熱性に富む材料を介在させた請求項1記載のボイスコイルを用いたスピーカ。
- ケースをガラス系の材料により構成した請求項1記載のボイスコイルを用いたスピーカ。
- ケースをセラミック系の材料により構成した請求項1記載のボイスコイルを用いたスピーカ。
- 請求項1から請求項6のいずれか1項記載のボイスコイルを用いたスピーカと、このスピーカに入力する電気信号の増幅手段とを備えた電子機器。
- 請求項1から請求項6のいずれか1項記載のボイスコイルを用いたスピーカを移動手段に搭載した装置。
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