JP4103454B2 - 偏光フィルタおよびこのフィルタを用いた偏光光照射装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示素子の配向膜や、紫外線硬化型液晶を用いた視野角保障フィルムの配向層に偏光光を照射して光配向を行なう配向処理等に使用される偏光フイルタおよび該偏光フイルタを用いた偏光光照射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、液晶表示素子の配向膜や視野角保障フィルムの配向層の配向処理に関し、配向膜に所定の波長の偏光光を照射することにより配向を行なう、光配向と呼ばれる技術が採用されるようになってきている。
光配向に用いられる偏光光照射装置として、例えば特開平10−90684号公報に開示されているものがある。同公報に記載される装置においては、コリメータの出射側に偏光素子が設けられている。この偏光素子は、複数のガラス板を、照射光の光軸に対してブリュースタ角だけ傾けて配置したものである。
【0003】
最近、光配向に関わる開発実験用として、偏光光を、約150mm×150mmの領域に、消光比100:1で照射したいという要望があった。この仕様を満足しようとすると、上記公報に記載の装置では、偏光素子が大型化し、装置全体も大型化するという問題がある。以下に詳しく述べる。
消光比100:1ということは、偏光素子を設計する上で、P偏光成分に対するS偏光成分(あるいはS偏光成分に対するP偏光成分)が、理論上ほとんど0である必要がある。これは、実際には迷光等で消光比が悪くなるためである。 上記公報の図5には、P偏光成分に対してS偏光成分を0にする例として、98枚のガラス板を用いることが示されている。
【0004】
例えば、図8に示すように、約150mm×150mmの領域を照射するためには、ガラス板をブリュースタ角(例えば材質が石英ガラスの場合、ブリュースタ角は56.3°)に傾けるので、φ270mm以上、実際には同図に示すように、約φ300mmの大きさが必要となる。φ300mmのガラス板が自重等でたわまないためには、厚さ5mm以上が望ましい。これは、ガラスがたわむと光の入射角がブリュースタ角からずれて消光比が悪くなるためである。
ガラス板1枚の厚さが5mmの場合、98枚重ねると490mmとなり、高さ(光軸)方向の高さは、単純計算で883mmになる。
さらに、ガラスとガラスの間には屈折率を変化させるための空気層が必要であるので、全体はさらに高くなり900mmを越える。
ガラス板をブリュースタ角に傾けて配置する偏光素子は、ガラス板を透過する波長であれば波長特性がほとんどなく、波長領域の広い偏光光を得ることができるが、消光比の良い偏光光を得ようとすると、上記したように、多くの枚数のガラス板が必要で大型化する。偏光素子が大型化すると、偏光光照射装置全体も大型化する。
【0005】
一方、大型化せず消光比の良い偏光素子として、波長カットフィルタを用いる方法知られている。
波長カットフィルタは、ガラスなどの透明基板上に多層膜を蒸着し、その光学的膜厚を調節して、特定波長以上の光をカット、あるいは、特定波長以下の光をカットするフィルタであり、従来から良く知られたものである。
ここで、「カットする」とは、一般的に、光の透過率が0.5%以下に落ちることを言うので、以下この定義の基づき記載する。
このようなフィルタは、光の入射角が0°の時、特定波長以上、あるいは以下をカットするように設計されるが、光の入射角を大きくすると、カットされる波長が短波長側にシフトする。しかし、そのシフト量は、P偏光光とS偏光光とでは異なる。この差を利用して偏光素子とする。
【0006】
例えば、「光・薄膜技術マニュアル」平成元年10月9 日,(株)オプトロニクス社発行,第6節偏光フィルタ(以下文献1という)、H.A.Macleod 著,小倉繁太郎外3名訳,「光学薄膜」,1989年11月30日,日刊工業新聞社発行,P396-397(以下文献2という)には、上記フィルタについて記載されている。
上記文献1の図6には、S偏光光は約650nm以下の波長がカットされるが、P偏光光は約590nmまでカットされないフィルタが示されている。このようなフィルタを用いれば、波長約590nm〜650nmの範囲において、S偏光成分が理論上0の、消光比の良いP偏光光を得ることができる。
同様に、上記文献1の図7に示されているものは、波長約490nm〜550nmの範囲でP偏光光のみを透過するフィルタである。
さらに、上記器文献2のP396、図8.11に示されるものは、波長約950nm〜1050nmの範囲でP偏光光のみを透過するフィルタである。
また、特開昭59−97105公報にも、同様の偏光素子について記述されている。
【0007】
このような蒸着膜による波長カットフィルタの偏光素子は、1枚でよい消光比を得られるので、複数のガラス板用いた偏光素子よりも小型になる。しかし、得られる偏光光の波長領域が限られる。そこで、波長領域を広げるためには、一般に次の2つの方法が取られる。
(1) 光の入射角度を大きくする。光の入射角度が大きくなるほど、P偏光光とS偏光光の波長シフトの差が広がり、その結果、偏光光の波長範囲は広くなる。
しかし、同じ照射領域を照射するためには、その分フィルタの面積を大きくしなければならないので、高さ(光軸)方向も高くなり、装置が大型化する。
(2) 基板に蒸着される膜の屈折率が大きくなるような材料を用いる。
膜の屈折率が大きいほど偏光光の波長範囲は広くなる。
【0008】
一方、広い波長域で消光比の良い偏光光を得るための偏光素子として、ビームスプリッタキューブが知られている。例えば特開平6−289222号公報には、上記ビームスプリッタキューブが開示されている。
上記ビームスプリッタキューブは、ガラス基板の両面に同じ短波長カット特性を持つ第1、第2の多層膜をそれぞれ蒸着した偏光分離ミラーを、2個のガラスプリズムで挟持し、第1、第2の多層膜の膜厚をずらすことで、S偏光成分を反射する波長帯域を変化させるようにしたものである。
上記公報に記載のものは、ガラスプリズムを用いるとP偏光光の透過率が広い領域で高くできるというビームスプリッタキューブ独特の特性を利用したものであり、偏光分離面の両側にガラスプリズムを配置しなければ、所望の特性を得ることができない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記波長カットフィルタを用いた偏光素子(以下、波長カットフィルタを用いた偏光素子を以下では、偏光フィルタという)を、光配向用装置に適用する場合、次のような問題がある。
光配向膜は、紫外光領域の偏光光により配向する。現在、365nm付近の波長の光で配向するもの、それ以下の波長(280〜320nm)で配向するものが知られている。これらの波長領域は、前記文献1,2の図に示されたフイルタの波長よりも短い。
上記紫外光のような短波長の領域においては、それに対応して短い波長の光を透過する膜を蒸着する必要がある。しかし、紫外光を透過するような膜は、比較的屈折率の小さなものが多く、偏光光の波長領域が小さくなる。
【0010】
図9、図10は、波長365nm付近で偏光光を得ることができる波長カットフィルタの例である。この場合、360〜370nmの波長範囲で強い照度のP偏光光が得られるように設計されている。
両図とも、縦軸が透過率、横軸が波長であり、P偏光光と、S偏光光の透過率が示されている。なお、これは計算値であり、光の入射角度は45°で設定している。
図9は、特定波長以下の光をカットするフィルタであり、波長350〜370nmの範囲で、S偏光成分のないP偏光光を得ることができる。強い照度のP偏光光が得られるのは波長360〜370nmの約10nm範囲である。
図10は、特定波長以上の光をカットするフィルタであり、波長365〜380nmの範囲で、S偏光成分のないP偏光光を得ることができる。強い照度のP偏光光が得られるのは波長365〜370nmの約5nm範囲である。
いずれの場合にも、偏光光を得ることができる波長範囲が5nm〜10nmと狭い。
【0011】
偏光光を得ることができる波長範囲が狭いと、次のような問題が起きる。
基板に膜を蒸着する場合、今回のφ300mmような広い領域であると、基板全体の膜厚が均一になるように制御することは難しく、特に、膜厚を2.5%以内に制御して蒸着するには、大型で非常に高価な蒸着装置を用いない限り難しい。
実際の膜厚が設計値よりも厚い場合、上記の偏光光を得ることができる波長範囲は、全体的に設計値より長波長側にシフトする。逆に、膜厚が設計値よりも薄い場合、設計値より短波長側にシフトする。例えば、1μmの膜を蒸着する場合、膜厚が約2.5%(20〜30nm)違うと、上記波長範囲が約10nmシフトする。
【0012】
例えば、図9の場合、2.5%膜が厚くなると、強い照度のP偏光光が得られる波長範囲は350〜360nmに、2.5%膜が薄くなると370〜380nmにシフトする。その結果、フィルタから出射する360〜370nmの範囲におけるP偏光光の照度が弱くなる。図10のフィルタの場合も同様に、膜厚の変化により、P偏光光の照度が弱くなる。
すなわち、膜厚が均一でないと、P偏光光が得られる波長範囲が部分的にシフトし、その部分におけるP偏光光の照度が弱くなり、照射領域全面に渡って均一な照度を得ることができない。
以上のように、従来の波長カットフィルタを用いた偏光フィルタは波長範囲が狭く、広い領域に偏光光を照射することが要求される光配向膜の配向処理等に適用する場合、P偏光光の照度が弱くなるという問題をもっていた。
なお、屈折率の大きな膜を用いれば、波長範囲を広くすることができるが、今以上に適した材料は、見つけることが難しい。また、フィルタの傾きを大きくして、光の入射角度を45°よりも大きくすれば波長範囲が広くなるが、フィルタが大きくなり装置も大型化する。
【0013】
また、前記した例えば特開平6−289222号公報に開示されるビームスプリッタキューブは、偏光分離面に形成した膜の両側を2個のガラスプリズムで挟むように構成されているので、膜の面積が広くなると、その分ガラスプリズムも大きくなり、全体が非常に大きくなる。
例えば偏光面が300mm×300mmの場合、キューブの1辺は200mm以上になり、取り付ける装置が大型化する。また、これ以上になると、プリズムを製作するためのガラスブロック自体の製作も困難で価格も高くなり、装置のコストアップの原因になる。
本発明は上記事情を考慮してなされたものであり、小型で安価、かつ偏光する波長領域が広く、また、紫外光領域で使用でき、光配向用の露光装置に適用できる偏光フィルタを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
蒸着する膜の厚さを制御して、特定の波長以上または以下の光をカットすることは知られている。この技術を適用し、特定の入射角度のときに、特定の波長以上または以下のS偏光光をカットすることもできる。
しかし、特性が同じ第1、第2の多層膜(例えば短波長カット多層膜と短波長カット多層膜、あるいは長波長カット多層膜と長波長カット多層膜)を組み合わせ、その膜厚をずらせても、前記したようにビームスプリッタキューブを用いない限り、P偏光光の透過波長範囲を広げることはできない。
そこで、本発明においては、特定波長以下のS偏光光をカットする膜と、特定波長以上のS偏光光をカットする膜という、特性の異なる2種類の膜を組み合わせて偏光フィルタを形成し、P偏光光が透過する波長範囲を広くした。
すなわち、本発明においては上記課題を以下のようにして解決する。
(1)偏光フィルタを2種類の多層膜から構成し、第1の多層膜を、特定波長以下の光をカットする短波長カット多層膜とし、また、第2の多層膜を、特定波長以上の光をカットする長波長カット多層膜とし、上記短波長カット多層膜と長波長カット多層膜は、入射する光が干渉を生じない所定な距離を隔てて設ける。
上記短波長カット多層膜は、あらかじめ設定された入射角度において、特定波長λ1以下のS偏光光をカットし、上記長波長カット多層膜は、上記入射角度において、上記特定波長λ2以上のS偏光光がカットされるように設計され、上記波長λ1、λ2をλ1≧λ2とする。
(2)必要な波長域の光を透過させる1枚の基板の両面に、上記短波長カット多層膜と長波長カット多層膜を形成する。
(3)必要な波長域の光を透過させる第1の基板に上記短波長カット多層膜を形成し、必要な波長域の光を透過させる第2の基板に長波長カット多層膜を形成する。
(4)上記偏光フィルタにより、紫外線を偏光する。
(5)上記偏光フィルタをランプと、該ランプからの光を集光する集光鏡と、インテグレータレンズと、コリメータから構成される偏光光照射装置に適用し、上記ランプが放出する光の光路中に、光軸に対して特定角度に傾けて配置する。
【0015】
本発明は偏光フィタルタを上記(1)〜(4)のように構成したので、短波長カット多層膜と長波長カット多層膜の両方の膜による偏光できる領域が繋ぎ合わされ、それぞれを単独で設けた場合に比べ波長範囲が広くすることができる。
このため、ビームスプリッタキューブを用いることなく、波長範囲が広い偏光フィルタを得ることができ、偏光フィルタの小型化を図ることができる。
また、波長範囲が広いので、多層膜の膜厚に多少ばらつきがあったり、不均一であっても、前記したP偏光光の照度が弱くなるといった問題を回避することができる。
また、上記(2)のように、必要な波長域の光を透過させる1枚の基板の両面に、上記短波長カット多層膜と長波長カット多層膜を形成すれば、偏光フィルタの構成を簡単にし、一層の小型化を図ることができる。
一方、上記(3)のように、上記第1、第2の基板にそれぞれ上記第1、第2の多層膜を形成し、第1、第2の基板の角度を調整可能にしておけば、多層膜の形成に際し、短波長カット多層膜、あるいは長波長カット多層膜のカット波長が設計値から多少ずれても、上記第1、第2の基板の傾きを調整することで、このずれを吸収し、カット波長を合わせることができる。
さらに、上記(5)のように、上記偏光フィルタを、例えば配向膜を光配向するための偏光光照射装置に適用すれば、偏光フィルタを小型化でき、装置の小型化を図ることができる。
また、光配向膜を光配向させることができる波長域は、概ね定まっており、光配向においては、偏光フィルタの波長域を上記波長域に合わせる必要があるが、本発明においては、P偏光光が透過する波長域を従来に比べ広くすることができるので、光配向膜の光配向効率の高い波長域に容易に適合させることができ、また、多層膜の膜厚に多少のばらつきがあったり、膜厚が不均一であっても、処理効率の高い波長域からばずれることがない。このため光配向処理の処理効率を向上させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の実施例の偏光フィルタの構成例を示す。
同図において、3は多層膜をコーティングする透明基板(例えばガラス)であり、透明基板3の両面には、第1、第2の多層膜1,2が蒸着により形成され、透明基板3は入射光の光軸に対して、所定の角度(ブリュースタ角以下の角度、例えば45°)傾けて配置されている。
多層膜のコーティングの方法には、蒸着、スパッタ、デイッピングなどがある。上記透明基板3は、所望の光の波長を透過する材料を選択する必要がある。
また、該透明基板の厚さは、両面に形成する2種類の多層膜を、所定の距離隔てる役目を果たし、その距離(厚さ)は、入射する光の波長に対し、干渉を生じないように十分に大きくする必要がある。干渉が生じると、2種類の膜は、光学的には一種類の膜になってしまい、所望の作用効果が得られない。
しかし、365nm付近の紫外領域であれば、厚さが数ミリであれば十分である。
【0017】
透明基板3の一方の面に形成される第1の多層膜1は、短波長カット多層膜であり、例えば図2の透過率特性を持った膜を蒸着したものである。この多層膜は、同図に示すように、光の入射角が45°の時、波長が365nm以下のS偏光光をカットするように設計されている。このような多層膜は、高屈折率膜と低屈折率膜とを所定の厚さで交互に重ねることにより形成される。
具体的には、1層の光学的厚さが70〜80nmの、高屈折率膜として五酸化二タンタル(Ta2 O5 )を、低屈折率膜として二酸化ケイ素(SiO2 )を用い、交互に33層重ねたものである。
他方の面に形成される第2の多層膜2は、長波長カット多層膜であり、例えば図3の透過率特性を持った膜を蒸着したものである。この多層膜は、光の入射角が45°の時、波長が365nm以上のS偏光光をカットするように設計されている。
この多層膜の場合は、1層の光学的厚さが110〜130nmの、五酸化ニタンタル膜と二酸化ケイ素膜とを交互に32層重ねたものである。
膜の材料は、上記のほかに、高屈折率膜材料としては、二酸化ハフニウム(HfO2 )、二酸化ジルコニウム(ZrO2 )、低屈折率膜材料としては、フッ化マグネシウム(MgF2 )等を使用することができる。
【0018】
P偏光光は、図2の多層膜1において345nm以下の光がカットされ、図3の多層膜2において385nm以上の光がカットされる。
図4に、図1に示す偏光フィルタの透過率特性を示す。透明基板3の両面に設けた多層膜1,2のそれぞれの作用により、345〜385nmの波長範囲において、S偏光光はカットされ、P偏光光のみが透過する。P偏光光の透過率が良く、強い照度のP偏光光が得られる波長域は、355〜375nmの約20nmの範囲となる。前記図9、図10の場合に比べて、強い照度のP偏光光が得られる波長域が2倍になる。
なお、2種類の膜のS偏光光をカットする波長であるが、両方を厳密に一致させる必要はない。図2の多層膜1(短波長をカットする膜)のS偏光光をカットする波長λ1が、図3の多層膜2(長波長をカットする膜)のS偏光光をカットする波長λ2よりも長波長であっても問題ない。ただし、その分、強い波長域のP偏光光が得られる波長域が少し狭くなる。
【0019】
360〜370nmの波長範囲で強い照度の偏光光を得たい場合、このフィルタを用いると、強い照度のP偏光光が得られる波長範囲が355〜375nmであるので、膜厚が2.5%厚くなり波長域が10nm短波長側にシフトしても、345〜365nmの範囲で強い偏光光を得ることができる。また2.5%薄くなり10nm長波長側にシフトしても、365〜385nmの範囲で強い偏光光を得ることができる。
すなわち、膜厚が±2.5%変化しても、所望の波長範囲360〜370nm(全領域ではないにしても、少なくともその一部の領域)の光を偏光することができる。
したがって、前記図9、図10の従来例に比べて、360nm〜370nmのP偏光光を、強い照度で得ることができる。
【0020】
図1に示した偏光フィルタは、1枚の透明基板の両側に2種類の膜を形成したものであるが、図5に示すように、短波長カットの多層膜と長波長カットの多層膜とを、それぞれ異なる基板に形成し、両者を入射する光が干渉を生じない十分な距離隔てて並べても良い。
図5(a)は2枚の透明基板4,5の光入射側にそれぞれ短波長カット多層膜1、長波長カット多層膜2を設けた例であり、前記したように透明基板4,5は所定の角度だけ傾けて配置され、上記多層膜1,2の距離は、入射する光の波長に対し、干渉を生じない距離に設定されている。
上記構成の偏光フィルタにおいても、前記図1に示したものと同様、所定の波長範囲でP偏光光を得ることができる。
上記透明基板4,5と多層膜1,2の配置は上記に限定されず、図5(b)に示すように多層膜1,2を透明基板4,5の光出射側に設けたり、図5(c)に示すように多層膜1,2を対向させて配置したり、図5(d)に示すように、透明基板4,5の光入射側の面と、光出射側に面に設けてもよい。また、長波長カット多層膜2を光入射側の透明基板4に設け、短波長カット多層膜1を光出射側の透明基板5に設けてもよい。さらに、透明基板4,5の角度を、入射光の光軸に対して異ならせてもよい。
【0021】
図6は、多層膜を形成した透明基板4,5の入射光の光軸に対する角度を変更できるようにした偏光フィルタの構成例を示す図であり、図6(b)は図6(a)に示す偏光フィルタの斜視図である。
図6に示す偏光フィルタは、図5と同様、2種類の多層膜をそれぞれ形成した2枚の透明基板4,5を、光が干渉を生じない十分な距離隔てて並べて配置したものであり、透明基板4,5の両側部には、回転軸6が取り付けられている。
上記回転軸6を不図示の支持部材で回転可能に支持することにより、多層膜が形成された透明基板4,5を入射光の光軸に対して任意の角度に設定することができる。
多層膜の入射光の光軸に対する角度を調整すれば、多層膜のカット波長λをある程度シフトさせることができるので、多層膜の形成に際し、膜厚のばらつき等により多層膜のカット波長λが設計値から多少ずれても、透明基板4または5の角度を調整し、透明基板4,5に形成された多層膜のカット波長を合わせることができる。
【0022】
図7は、本発明の偏光フィルタを偏光素子として用いた光配向用偏光光照射装置の構成の一例を示す図である。
同図に示すように、光配向用偏光光照射装置は、超高圧水銀ランプ11と、楕円集光鏡12と、第1平面鏡13と、インテグレータレンズ15と、シャッタ14と、第2平面鏡16と、コリメータレンズ17と、本発明の偏光フィルタ18とから構成される。
また、アライメント顕微鏡19が設けられており、該アライメント顕微鏡19によりマスクMとワークWのアライメントマークを観察し、マスクMとワークWの位置合せ行う。
【0023】
図7において、ランプ11が放射する紫外光は、楕円集光鏡12で集光され、第1平面鏡13で折り返され、インテグレータレンズ16に入射する。
インテグレータレンズ15から出た光は、第2平面鏡16で折り返され、コリメータレンズにより平行光とされ、偏光フイルタ18に入射する。
偏光フィルタ18は、前記図1、図5、図6に示した構成の偏光フィルタであり、例えば、波長345〜385nm(P偏光光の照度が強いのは355〜375nm)の範囲のP偏光光のみを出射する。なお、偏光フィルタ19には、あらかじめ設定した入射角度(=45°)で光が入射するのが望ましく、偏光フィルタ18の入射側には、上記のように光を平行光とするコリメータレンズ、またはコリメータミラーが必要となる。
偏光フィルタ18から出射するP偏光光はマスクMを介して、光配向膜(ワークW)の所望の位置に照射され、光配向処理が行われる。なお、ワークWの全面に偏光光を照射する場合は、マスクMは必要なく、また、上記マスクMとワークWの位置合わせも必要ない。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明においては、以下の効果を得ることができる。
(1)偏光フィルタを2種類の多層膜から構成し、第1の多層膜を、特定波長以下の光をカットする短波長カット多層膜とし、また、第2の多層膜を、特定波長以上の光をカットする長波長カット多層膜としたので、小型で安価、かつ偏光できる波長範囲が広い偏光フィルタを実現することができる。
(2)紫外光領域で使用でき、光配向膜配向用の露光装置に適用できる。
(3)偏光フィルタを、ブリュースタ角にまで傾けることなく、消光比の良い偏光光を得ることができる。
偏光フィルタを傾ける角度を小さくすることができるので、その分フィルタの大きさを小さくすることができる。また、それにより、装置の高さ(光軸)方向の大きさも小さくすることができる。
(4)本発明の偏光フィルタを、偏光光照射装置に適用することにより、装置の小型化を図ることができ、また、光配向膜の光配向効率の高い波長域に容易に適合させることができるので、処理効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の偏光フィルタの構成例を示す図である。
【図2】図1の透明基板の一方の面に形成される多層膜の特性例を示す図である。
【図3】図1の透明基板の他方の面に形成される多層膜の特性例を示す図である。
【図4】図1に示す偏光フィルタの透過率特性を示す図である。
【図5】短波長カットの多層膜と長波長カットの多層膜とを、それぞれ異なる基板に形成した偏光フィルタの構成例を示す図である。
【図6】多層膜を形成した透明基板の入射光の光軸に対する角度を変更できるようにした偏光フィルタの構成例を示す図である。
【図7】本発明の偏光フィルタを用いた光配向用偏光光照射装置の構成の一例を示す図である。
【図8】ガラス板をブリュースタ角に傾けて配置した偏光素子を示す図である。
【図9】波長365nm付近で偏光光を得ることができる短波長カットフィルタの特性例を示す図である。
【図10】波長365nm付近で偏光光を得ることができる長波長カットフィルタの特性例を示す図である。
【符号の説明】
1,2 多層膜
3,4,5 透明基板
6 回転軸
11 超高圧水銀ランプ
12 楕円集光鏡
13 第1平面鏡
14 シャッタ
15 インテグレータレンズ
16 第2平面鏡
17 コリメータレンズ
18 偏光フィルタ
19 アライメント顕微鏡
M マスク
W ワーク
Claims (5)
- 基板に多層膜がコーティングされた偏光フィルタであって、 上記多層膜は、所定の距離隔てた2種類の多層膜から構成され、
一方の多層膜は、特定波長以下の光をカットする短波長カット多層膜であり、他方の多層膜は、特定波長以上の光をカットする長波長カット多層膜であり、
上記短波長カット多層膜におけるS偏光光をカットする波長λ1と、上記長波長カット多層膜におけるS偏光光をカットする波長λ2が、λ1≧λ2である
ことを特徴とする偏光フィルタ。 - 必要な波長域の光を透過させる1枚の基板の両面に、上記短波長カット多層膜と長波長カット多層膜を形成した
ことを特徴とする請求項1の偏光フィルタ。 - 必要な波長域の光を透過させる第1の基板に上記短波長カット多層膜が形成され、必要な波長域の光を透過させる第2の基板に長波長カット多層膜を形成したことを特徴とする請求項1の偏光フィルタ。
- 上記偏光フィルタは、紫外線を偏光することを特徴とする請求項1,2または請求項3の偏光フィルタ。
- ランプと、該ランプからの光を集光する集光鏡と、インテグレータレンズと、コリメータから構成される偏光光照射装置であって、
上記ランプが放出する光の光路中に、該光の光軸に対して特定角度に傾けて請求項1,2,3または請求項4の偏光フィルタを配置した
ことを特徴とする偏光光照射装置。
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