JP4103380B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機やスロットマシンに代表される遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機では、遊技領域に打ち込まれた球が入賞口へ入賞すると、5球から15球の所定数の球(遊技媒体)が払い出される。かかる払い出しは、払出制御基板によって払出用モータが駆動されることにより行われる。払い出された賞球は、賞球カウントスイッチによって1球ずつカウントされ、そのカウント値が払い出すべき賞球数に達した場合に、払出制御基板によって払出用モータの駆動が停止されて、賞球の払い出しが終了する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、賞球の払い出しを検出する賞球カウントスイッチが不正行為により抜き取られる場合がある。かかる場合には、払出用モータが駆動することによって払い出された賞球をカウントすることができないので、賞球の払い出しが不当に長時間継続して、不当な賞球が大量に払い出されてしまうという問題点があった。
【0004】
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、検出手段を取り外して不当に有価物体を払い出させる不正行為を抑制できる遊技機を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために請求項1記載の遊技機は、遊技の制御を行う主制御手段と、その主制御手段から送信されるコマンドに基づいて所定の有価価値を有する有価物体の払出制御を行う払出制御手段とを備えており、前記払出制御手段によって駆動され前記有価物体を払い出す払出手段と、前記主制御手段および払出制御手段に電気的に接続され、前記払出手段の駆動によって払い出された有価物体を検出する検出手段とを備え、前記払出制御手段は、前記払出手段の駆動後所定時間以上経過しても前記払出手段により払い出された有価物体を前記検出手段が検出できない場合に、未検出コマンドを前記主制御手段へ送信する未検出コマンド送信手段と、前記払出手段の駆動後所定時間以上経過しても前記払出手段により払い出された有価物体を前記検出手段が検出できない場合に、前記払出手段を通常の速度より遅い低速に駆動させる低速駆動手段とを備え、前記主制御手段は、前記未検出コマンド送信手段により送信された未検出コマンドを受信した場合に、前記払出手段により払い出された有価物体を前記検出手段が検出したか否かを判断する判断手段と、その判断手段によって、前記払出手段により払い出された有価物体を前記検出手段が検出しなかったと判断された場合に、前記払出手段の駆動を停止させる駆動停止コマンドを前記払出制御手段へ送信する停止コマンド送信手段とを備え、前記払出制御手段は、前記停止コマンド送信手段により送信される駆動停止コマンドを受信した場合には前記払出手段の駆動を停止させると共に、前記停止コマンド送信手段により送信される駆動停止コマンドを受信しない場合には前記払出手段の駆動を継続させるものである。
請求項2記載の遊技機は、請求項1記載の遊技機において、前記遊技機は、パチンコ機である。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。本実施例では、遊技機の一例として弾球遊技機の一種であるパチンコ機、特に、第1種パチンコ遊技機を用いて説明する。なお、本発明を第3種パチンコ遊技機や、コイン遊技機、スロットマシン等の他の遊技機に用いることは、当然に可能である。
【0007】
図1は、本実施例のパチンコ機Pの遊技盤の正面図である。遊技盤1の周囲には、球が入賞することにより5個から15個の球が払い出される複数の入賞口2が設けられている。また、遊技盤1の中央には、複数種類の識別情報としての図柄などを表示する液晶(LCD)ディスプレイ3が設けられている。このLCDディスプレイ3の表示画面は横方向に3分割されており、3分割された各表示領域において、それぞれ右から左へ横方向にスクロールしながら図柄の変動表示が行われる。
【0008】
LCDディスプレイ3の下方には、図柄作動口(第1種始動口)4が設けられ、球がこの図柄作動口4を通過することにより、前記したLCDディスプレイ3の変動表示が開始される。図柄作動口4の下方には、特定入賞口(大入賞口)5が設けられている。この特定入賞口5は、LCDディスプレイ3の変動後の表示結果が予め定められた図柄の組み合わせの1つと一致する場合に、大当たりとなって、球が入賞しやすいように所定時間(例えば、30秒経過するまで、あるいは、球が10個入賞するまで)開放される。
【0009】
この特定入賞口5内には、Vゾーン5aが設けられており、特定入賞口5の開放中に、球がVゾーン5a内を通過すると、継続権が成立して、特定入賞口5の閉鎖後、再度、その特定入賞口5が所定時間(又は、特定入賞口5に球が所定個数入賞するまで)開放される。この特定入賞口5の開閉動作は、最高で16回(16ラウンド)繰り返し可能にされており、開閉動作の行われ得る状態が、いわゆる所定の遊技価値の付与された状態(特別遊技状態)である。
【0010】
図2は、パチンコ機Pの電気的構成を示したブロック図であり、特に、パチンコ機Pの遊技内容の制御を行う主制御基板Cと、賞球や貸し球の払出制御を行う払出制御基板Hとの電気的構成を示したブロック図である。
【0011】
パチンコ機Pの主制御基板Cは、演算装置であるMPU11と、そのMPU11により実行される各種の制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM12と、ワークメモリ等として使用されるRAM13とを備えている。図3から図6のフローチャートに示すプログラムは、制御プログラムの一部としてROM12内に記憶されている。またRAM13には、賞球バッファ13aと、賞球ポインタ13bと、残賞球数カウンタ13cと、バックアップエリア13dとが設けられている。RAM13には、電源の切断後においても電源基板Dからバックアップ電圧が供給されており、RAM13の各値をパチンコ機Pの電源が切断された場合にも保持(バックアップ)できるようにされている。
【0012】
賞球バッファ13aは、遊技領域1へ打ち込まれた球が普通入賞口2等へ入賞した場合に、払い出される賞球数を記憶するバッファである。払い出される賞球数は入賞した球毎に賞球バッファ13aへ記憶されるので、賞球バッファ13aは複数バイトで構成されている。賞球バッファ13aに記憶された賞球数のデータは、賞球コマンドとして払出制御基板Hへ送信されると、賞球バッファ13aから消去される。具体的には、0番目の賞球バッファ13aに記憶される賞球数を払出制御基板Hへ送信した後、1番目以降の賞球バッファ13aの値を小さいアドレス側へ順に1バイトずつシフトすることにより、0番目の賞球バッファ13aの値が消去される。
【0013】
ここで、賞球コマンドとは、払い出される賞球数を払出制御基板Hへ指示するためのコマンドであり、2バイトで構成されている。賞球コマンドの1バイト目のデータは、そのコマンドが賞球コマンドであることを示すためのデータ(例えば「A0H」)とされており、また、2バイト目のデータは払い出される賞球数を示すデータとされている。1回の入賞に対する最大の賞球数は15球であるので、その最大賞球数に対応した「01H」〜「0FH」の15種類のデータが賞球コマンドの2バイト目のデータとされている。
【0014】
なお、賞球コマンドを1バイトで構成するようにしても良い。前記した通り、1回の入賞に対する最大の賞球数は15球であるので、賞球コマンドを1バイトで構成する場合には、その最大賞球数に対応した「01H」〜「0FH」の15種類のデータを賞球コマンドとする。即ち、1バイトで構成されるコマンドの上位4ビットが「0」の場合に賞球コマンドとするのである。
【0015】
賞球ポインタ13bは、賞球数を記憶させる賞球バッファ13aの位置を示すポインタであり、払い出される賞球数は、賞球ポインタ13bの値番目の賞球バッファ13aへ記憶される。この賞球ポインタ13bの値は、賞球バッファ13aへ賞球数を書き込むことにより「1」加算され、逆に、0番目の賞球バッファ13aの値が払出制御基板Hへ送信されることにより「1」減算される。
【0016】
残賞球数カウンタ13cは、未払いの賞球数を記憶するカウンタであり、払出制御基板Hによって払い出される賞球数を主制御基板Cで管理するためのカウンタである。残賞球数カウンタ13cの値は、主制御基板Cが払出制御基板Hへ賞球の払い出しを指示する毎に、その指示した数が加算され、逆に、払出制御基板Hによって賞球の払い出しが行われて、その払い出された賞球を賞球カウントスイッチ22が検出する毎に「1」ずつ減算される。この残賞球数カウンタ13cの値は、賞球払出許可コマンドの2バイト目のデータとしても使用される。
【0017】
ここで、賞球払出許可コマンドとは、バックアップが有効である場合の主制御基板Cの立ち上げ処理の最後に、主制御基板Cから払出制御基板Hへ送信されるコマンドである。この賞球払出許可コマンドにより、立ち上げ処理終了後の払出制御基板Hに対して、賞球の払い出しの許可が指示される。賞球払出許可コマンドは、2バイトで構成されている。1バイト目のデータは、そのコマンドが賞球払出許可コマンドであることを示すためのデータ(例えば「A1H」)とされており、また、2バイト目のデータは未払いの賞球数を示すデータとされている。具体的には、この2バイト目のデータとして、残賞球数カウンタ13cの値がセットされる。
【0018】
払出制御基板Hは、賞球払出許可コマンドを受信すると、2バイト目のデータを読み出して、これを残賞球数カウンタ33aに書き込み、賞球の払い出しを行う前に、未払いの賞球数を記憶する残賞球数カウンタ33aの値を主制御基板Cの残賞球数カウンタ13cと一致させている。よって、主制御基板Cで記憶する残賞球数カウンタ13cの値を超えて賞球の払い出しが行われた場合に発生する賞球オーバーエラーや、逆に賞球の払い出しが主制御基板Cで記憶する残賞球数カウンタ13cの値に満たない場合に発生する賞球アンダーエラーの発生を抑制することができ、停電解消後における遊技状態の復帰をスムースに行うことができる。
【0019】
なお、この賞球払出許可コマンドを、賞球コマンドの場合と同様に、1バイトで構成するようにしても良い。この場合には、主制御基板Cの残賞球数カウンタ13cの値は、賞球払出許可コマンドの値としてセットされないので、バックアップ後の立ち上げ処理において、主制御基板Cと払出制御基板Hとの残賞球数カウンタ13c,33aの値を一致させることはできない。
【0020】
バックアップエリア13dは、停電などの発生により電源が切断された場合、電源の再入時に、パチンコ機Pの状態を電源切断前の状態に復帰させるため、電源切断時(停電発生時を含む。以下、同様)のスタックポインタや、各レジスタ、I/O等の値を記憶しておくためのエリアである。このバックアップエリア13dへの書き込みは、NMI割込処理(図3参照)によって電源切断時に実行され、逆にバックアップエリア13dに書き込まれた各値の復帰は、電源入時(停電解消による電源入を含む。以下、同様)の復帰処理(復電処理)において実行される(図4のS21,S22参照)。
【0021】
これらMPU11、ROM12、RAM13は、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン14を介して相互に接続されている。バスライン14は、また、入出力ポート15にも接続されている。入出力ポート15は、複数本の信号線37を介して払出制御基板Hと双方向通信可能に接続されるほか、複数の普通入賞スイッチ17と、第1種始動口スイッチ18と、Vカウントスイッチ19と、10カウントスイッチ20と、賞球カウントスイッチ22と、電源基板Dに設けられたクリアスイッチ23と、他の入出力装置25と、それぞれ接続されている。
【0022】
普通入賞スイッチ17は、遊技領域1内の複数の普通入賞口2へ入賞した球をそれぞれ検出するためのスイッチであり、各普通入賞口2の入口近傍に設けられている。第1種始動口スイッチ18は、図柄作動口(第1種始動口)4を通過した球を検出するためのスイッチであり、図柄作動口4の近傍に設けられている。普通入賞スイッチ17のいずれか又は第1種始動口スイッチ18によって球が検出されると、払出制御基板Hによって6個の賞球が払い出される。
【0023】
Vカウントスイッチ19は、特定入賞口5内のVゾーン5aへ入賞した球を検出するためのスイッチであり、また、10カウントスイッチ20は、特定入賞口5内のVゾーン5a以外へ入賞した球を検出するためのスイッチである。Vカウントスイッチ19又は10カウントスイッチ20により球が検出されると、払出制御基板Hによって15個の賞球が払い出される。
【0024】
賞球カウントスイッチ22は、賞球払出用モータ21によって払い出された賞球を検出するためのスイッチであり、賞球払出用モータ21と共に賞球払出ユニットSに搭載されている。賞球払出用モータ21は賞球を払い出すためのモータであり、賞球払出用モータ21の駆動は、払出制御基板Hによって制御される。
【0025】
クリアスイッチ23は、電源基板Dに設けられており、主制御基板Cおよび払出制御基板Hの各RAM13,33にバックアップされるデータをクリアするためのスイッチであり、押しボタンタイプのスイッチで構成されている。このクリアスイッチ23が押下された状態でパチンコ機Pの電源が投入されると(停電解消による電源入を含む)、主制御基板Cおよび払出制御基板Hによって、RAM13,33のデータがそれぞれクリアされる。
【0026】
払出制御基板Hは賞球や貸し球の払出制御を行うものであり、演算装置であるMPU31と、そのMPU31により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM32と、ワークメモリ等として使用されるRAM33とを備えている。図3及び図7から図9に示すフローチャートのプログラムは、制御プログラムの一部としてROM32内に記憶されている。
【0027】
払出制御基板HのRAM33には、残賞球数カウンタ33aと、賞球払出停止フラグ33bと、賞球払出エラーフラグ33cと、バックアップエリア33dとが設けられている。RAM33には、電源の切断後においても電源基板Dからバックアップ電圧が供給されており、RAM33の各値をパチンコ機Pの電源が切断された場合にも保持(バックアップ)できるようにされている。
【0028】
残賞球数カウンタ33aは、前述した主制御基板Cの残賞球数カウンタ13cと同様に、未払いの賞球数を記憶するカウンタである。残賞球数カウンタ33aの値は、賞球コマンドによって主制御基板Cから払出制御基板Hへ賞球の払い出しが指示される毎に、その指示された賞球数が加算される。逆に、賞球カウントスイッチ22が払い出された賞球を検出する毎に「1」ずつ減算される。払出制御基板Hは、この残賞球数カウンタ33aの値が「0」になるまで、賞球払出用モータ21を動作させて賞球の払い出しを行うが、前記した通り、この残賞球数カウンタ33aの値は電源基板Dによってバックアップされているので、賞球の払い出し途中でパチンコ機Pの電源が切断された場合にも、そのパチンコ機Pの電源を再投入することにより、払出制御基板Hは、残りの賞球(未払い分の賞球)を正確に払い出すことができる。
【0029】
賞球払出停止フラグ33bは、賞球の払い出しを行う賞球払出用モータ21の駆動停止を指示するためのフラグであり、主制御基板Cから賞球払出用モータ21の駆動停止コマンドを受信した場合にオンされる。賞球払出エラーフラグ33cは、賞球払出用モータ21を駆動してから略1秒以上経過しても、払い出された賞球を賞球カウントスイッチ22で検出できない場合にオンされるフラグである。本実施例のパチンコ機Pでは、賞球払出用モータ21を駆動してから略0.7秒経過すれば、賞球は確実に賞球カウントスイッチ22を通過するように構成されている。よって、賞球払出用モータ21を駆動してから略1秒以上経過しても、払い出された賞球を賞球カウントスイッチ22で検出できない場合には、何らかの払出エラーが発生していると考えられる。払出制御基板Hは、かかる場合に賞球払出エラーフラグ33cをオンしている。
【0030】
賞球払出エラーフラグ33cがオンされると、賞球払出用モータ21の駆動速度が通常速度から超低速に切り替えられ、単位時間あたりの賞球の払出個数が少なくされる。賞球カウントスイッチ21の信号線が切断等される不正行為が行われた場合には、賞球払出エラーフラグ33cが略1秒でオンされ、賞球払出用モータ21が超低速駆動に切り替えられるので、かかる不正行為による賞球の払出個数を極力少数に止めることができる。また、賞球払出エラーフラグ33cがオンされると、主制御基板Cへ賞球払出エラーコマンドが送信され、主制御基板Cに払出エラーがあるか否かを確認させ、主制御基板Cによって払出エラーが確認されれば、主制御基板Cから払出制御基板Hへ駆動停止コマンドが送信され、払出制御基板Hで賞球払出停止フラグ33bがオンされて、賞球の払い出しが停止される。よって、賞球カウントスイッチ21の信号線が切断等される不正行為が行われても、賞球の払い出しを停止して、その損害を抑制することができる。
【0031】
バックアップエリア33dは、前述した主制御基板Cのバックアップエリア13dと同様に、停電などの発生により電源が切断された場合、電源の再入時に、パチンコ機Pの状態を電源切断前の状態に復帰させるため、電源切断時(停電発生時を含む。以下、同様)のスタックポインタや、各レジスタ、I/O等の値を記憶しておくためのエリアである。このバックアップエリア33dへの書き込みは、NMI割込処理(図3参照)によって電源切断時に実行され、逆にバックアップエリア33dに書き込まれた各値の復帰は、電源入時(停電解消による電源入を含む。以下、同様)の復帰処理(復電処理)において実行される。
【0032】
これらMPU31、ROM32及びRAM33は、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン35により互いに接続されている。バスライン35は、また、入出力ポート36にも接続されている。入出力ポート36は、複数本の信号線37を介して主制御基板Cと双方向通信可能に接続されるほか、賞球払出ユニットSの賞球払出用モータ21および賞球カウントスイッチ22と、電源基板Dのクリアスイッチ23と、他の入出力装置40とにそれぞれ接続されている。
【0033】
電源基板Dは、パチンコ機Pの各部へ駆動電圧を供給するための基板であると共に、パチンコ機Pの状態に基づいてバックアップ用電圧の供給、リセット信号、RAMクリア信号52及び停電信号51等を出力するものである。主制御基板C及び払出制御基板Hは、この電源基板Dから供給される5ボルトの駆動電圧により駆動されている。この電源基板Dには、停電等の発生による電源断時に、主制御基板Cおよび払出制御基板Hの各MPU11,31のNMI端子へ停電信号51を出力するための回路である停電監視回路26が設けられている。この停電監視回路26は、電源基板Dから出力される最も大きい電圧である直流安定24ボルトの電圧を監視し、この電圧が22ボルト未満になった場合に停電(電源断)の発生と判断して、停電信号51を出力するように構成されている。この停電信号51の出力によって、主制御基板Cおよび払出制御基板Hは、停電の発生を認識し、停電処理(図3のNMI割込処理参照)を実行する。なお、電源基板Dは、直流安定24ボルトの電圧が22ボルト未満になった後においても、停電時処理の実行に充分な時間の間(停電時処理に好適な実行タイミングの待ち時間を含む)、制御系の駆動電圧である5ボルトの出力を正常値に維持するように構成されているので、主制御基板C及び払出制御基板Hは、停電時処理を正常に実行することができる。
【0034】
次に、図3から図9に示すフローチャートを参照して、主制御基板C及び払出制御基板Hで行われる各処理について説明する。図3は、停電の発生等によるパチンコ機Pの電源断時に、主制御基板C及び払出制御基板Hで、それぞれ別々に実行されるNMI割込処理のフローチャートである。このNMI割込処理により、停電の発生等による電源断時の主制御基板C及び払出制御基板Hの状態がそれぞれのバックアップエリア13d,33dに記憶される。なお、NMI割込処理は、主制御基板CのROM12と払出制御基板HのROM32とに、それぞれ別々に搭載される処理であるが、フローチャートの表記上、同様に表すことができるので、図3にまとめて図示している。
【0035】
停電の発生等によりパチンコ機Pの電源が断されると、停電信号51が主制御基板C及び払出制御基板HのMPU11,31のNMI(Non Maskable Interrupt)端子へそれぞれ出力される。各MPU11,31は、NMI端子に停電信号51が入力されると、それぞれ実行中の制御を中断して、図3のNMI割込処理を開始する。停電信号51が出力された後所定時間は、主制御基板C及び払出制御基板Hの処理が実行可能に電力供給されており、この所定時間内に、図3のNMI割込処理が実行される。
【0036】
NMI割込処理では、まず、スタックポインタの値をバックアップエリア13d,33dへ書き込み(S1)、更に、各レジスタおよびI/O等の値をバックアップエリア13d,33dへ書き込んで(S2)、停電の発生等による電源断時の状態を記憶する。その後、主制御基板C及び払出制御基板Hに応じてそれぞれ異なるその他停電処理を実行し(S3)、その後は、電源が完全に断して処理が実行できなくなるまで、処理をループする。
【0037】
図4は、パチンコ機Pの電源入時に主制御基板Cで実行される立ち上げ処理(復電処理)のフローチャートである。この処理では、バックアップが有効であれば、バックアップエリア13dに記憶された各データを元の状態に戻し、遊技の制御を電源が断される前の状態から続行する。一方、バックアップが有効でなかったり、或いは、バックアップが有効であっても電源入時にクリアスイッチ23が押下された場合には、初期化処理を実行する。
【0038】
まず、割込を禁止し(S11)、次に、本来のスタック領域にスタックされているデータを壊さないために、仮のスタックポインタを設定する(S12)。クリアスイッチ23がオンされているか否かを確認し(S13)、オンされていれば(S13:Yes)、処理をS15へ移行して初期化処理を実行する。クリアスイッチ23がオンされていなければ(S13:No)、バックアップが有効であるか否かを確認する(S14)。この確認は、RAM13の所定のエリアに書き込まれたキーワードが正しく記憶されているか否かにより判断する。キーワードが正しく記憶されていればバックアップは有効であり、逆に、キーワードが正しくなければバックアップデータは破壊されているので、そのバックアップは有効ではない。バックアップが有効であれば(S14:Yes)、処理をS21へ移行して、主制御基板Cの各状態を電源の断前の状態に復帰させる。一方、バックアップが有効でなければ(S14:No)、処理をS15へ移行して初期化処理を実行する。
【0039】
S15の処理からの初期化処理では、まず、正規のスタックポインタを設定し、スタックの内容を整えた後(S15)、RAMクリア及び初期化処理を実行して(S16)、RAM13及びI/O等の各値を初期化する。その後、割込を許可し(S17)、その割込を使って初期化コマンドを払出制御基板Hへ送信して(S18)、主制御基板Cで初期化処理が実行されたことを払出制御基板Hへ報せる。払出制御基板Hは、主制御基板Cに比べて処理が軽いので、主制御基板Cより先に立ち上げ処理(復電処理)が終了する。よって、払出制御基板Hは、主制御基板Cから送信される初期化コマンドを確実に受信することができる。主制御基板Cは、初期化コマンドの送信後、その初期化コマンドを受信した払出制御基板Hが初期化処理を完了するために充分な時間をウエイトするためにウエイト処理を実行して(S19)、次の処理への移行を所定時間待機する。ウエイト処理の実行後は、払出制御基板Hも確実に立ち上がっているので、処理をS20の各処理へ移行して、遊技の制御を開始する。
【0040】
S21からの復帰処理(復電処理)では、まず、バックアップエリア13dへ退避した各レジスタやI/O等のデータをそのバックアップエリア13dから読み出して、これら各データを元のレジスタやI/O等へ書き込む(S21)。更に、バックアップエリア13dからスタックポインタの値を読み出して、これをスタックポインタへ書き込み、電源断前(停電前)の状態、即ちNMI割込発生前の状態に戻す(S22)。その後、割込の状態を電源断前(停電前)の状態に戻して(S23)、残賞球数カウンタ13cの値を賞球払出許可コマンドの2バイト目のデータとしてセットし、許可した割込を使って、その賞球払出許可コマンドを払出制御基板Hへ送信する(S24)。払出制御基板Hは、この賞球払出許可コマンドを受信することにより、賞球の払い出しが可能になる。その後、NMI割込をリターンし、処理を電源断前に実行していたところへ戻して、制御を電源断前の状態から続行する。
【0041】
図5は、主制御基板Cの各処理(S20)の中で実行される賞球処理のフローチャートである。賞球処理は、普通入賞口2や第1種始動口4或いは大入賞口5へ入賞した打球を検出する入賞検出処理と(S30)、賞球コマンドを払出制御基板Hへ送信する賞球コマンド送信処理と(S40)、払出制御基板Hによって払い出された賞球を検出する賞球検出処理(S50)との3つの処理によって構成されている。
【0042】
入賞検出処理(S30)では、まず、いずれかの普通入賞スイッチ17又は第1種始動口スイッチ18により、球が検出されたか否かを確認する(S31)。いずれかのスイッチ17,18によって球が検出された場合には(S31:Yes)、6個の賞球を払い出すために、賞球ポインタ13bの値番目の賞球バッファ13aへ「6」を書き込み(S32)、賞球ポインタ13bの値を「1」加算する(S33)。一方、いずれのスイッチ17,18によっても球が検出されない場合には(S31:No)、S32およびS33の処理をスキップして、S34の処理へ移行する。
【0043】
S34の処理では、Vカウントスイッチ19又は10カウントスイッチ20により球が検出された否かを確認する(S34)。いずれかのスイッチ19,20によって球が検出された場合には(S34:Yes)、15個の賞球を払い出すために、賞球ポインタ13bの値番目の賞球バッファ13aへ「15」を書き込み(S35)、賞球ポインタ13bの値を「1」加算する(S36)。一方、いずれのスイッチ19,20によっても球が検出されない場合には(S34:No)、S35およびS36の処理をスキップして、入賞検出処理(S30)を終了し、S40の賞球コマンド送信処理へ移行する。
【0044】
賞球コマンド送信処理(S40)では、まず、賞球ポインタ13bの値が「0」であるか否かを調べる(S41)。賞球ポインタ13bの値が「0」でなければ(S41:No)、払い出すべき賞球数のデータが賞球バッファ13aに記憶されているということなので、0番目の賞球バッファ13aの値を賞球コマンドの2バイト目のデータとしてセットし、その賞球コマンドを払出制御基板Hへ送信する(S42)。賞球コマンドの送信後は、その賞球コマンドによって送信した賞球数データである、0番目の賞球バッファ13aの値を残賞球数カウンタ13cへ加算する(S43)。そして、1番目以降の賞球バッファ13aの値を小さいアドレス側へ順に1バイトずつシフトして(S44)、賞球バッファ13aの値を更新すると共に、送信した0番目の賞球バッファ13aの値を消去し、更に、賞球ポインタ13bの値を「1」減算する(S45)。一方、S41の処理において、賞球ポインタ13bの値が「0」であれば(S41:Yes)、払い出すべき賞球数のデータは賞球バッファ13aに記憶されていないので、S42〜S45の各処理をスキップして、賞球コマンド送信処理(S40)を終了し、S50の賞球検出処理へ移行する。
【0045】
賞球検出処理(S50)では、まず、賞球カウントスイッチ22がオンされたか否かを判断する(S51)。賞球カウントスイッチ22のオンが検出された場合には(S51:Yes)、賞球が1個払い出されたということなので、残賞球数カウンタ13cの値を確認し(S52)、その値が「0」でなければ(S52:No)、払い出された賞球に対応して残賞球数カウンタ13cの値を「1」減算する(S53)。一方、賞球カウントスイッチ22のオンが検出されない場合には(S51:No)、賞球は払い出されていないので、また、賞球カウントスイッチ22のオンが検出されても残賞球数カウンタ13cの値が「0」であれば(S51:Yes,S52:Yes)、残賞球数カウンタ13cの値を減算することはできないので、S53の処理をスキップして、賞球検出処理(S50)を終了する。これにより、図5の賞球処理が終了する。
【0046】
図6は、主制御基板Cで行われる賞球払出エラーコマンド処理のフローチャートである。まず、払出制御基板Hから送信された賞球払出エラーコマンドを受信したか否か確認し(S61)、該コマンドの受信があれば(S61:Yes)、賞球払出状態確認処理を実行する(S62)。この賞球払出状態確認処理では、貯留タンク(図示せず)に球が貯留されているか否か、上皿(図示せず)が満タンで賞球の払い出しを止める必要があるか否か、或いは、賞球オーバーエラーや賞球アンダーエラー等の賞球の払い出しに関する何らかのエラーが発生しているか否かが確認される。確認の結果、賞球の払い出しが不可能な状態であれば(S64:No)、賞球払出用モータ21の駆動停止コマンドを払出制御基板Hへ送信し(S64)、払出制御基板Hに対して賞球の払い出しを停止させる。
【0047】
一方、S61の処理において、賞球払出エラーコマンドを受信していなければ(S61:No)、そのままこの処理を終了する。また、S63の処理において、賞球払出状態確認処理による確認の結果、賞球の払い出しが可能な状態であれば(S64:Yes)、この場合にも、そのままこの処理を終了する。
【0048】
このように賞球払出エラーコマンド処理では、払出制御基板Hから送信される賞球払出エラーコマンドの受信を契機として、賞球払出状態確認処理を実行し、賞球の払い出しが可能な状態であるか否かを確認するようにしているので、賞球アンダーエラー等の確定時間を短時間にして、該エラーを迅速に判断することができる。よって、賞球カウントスイッチ22を取り外すなどの不正行為が行われた場合には、より速いタイミングで賞球アンダーエラーを確定して賞球の払い出しを停止することができるので、かかる不正行為による損害を小さく止めることができる。また、不正行為による損害を小さく止めることにより、かかる不正行為を抑止する効果を有する。
【0049】
次に、図7から図9を参照して、払出制御基板Hで行われる各処理について説明する。図7は、払出制御基板Hの割込処理で実行されるコマンド受信処理のフローチャートである。主制御基板Cから送信されたコマンドを払出制御基板Hが受信すると、その度に割り込みが発生し、このコマンド受信処理が実行される。
【0050】
コマンド受信処理では、まず、賞球払出用モータ21の駆動停止コマンドを受信したか否かを判断し(S65)、該コマンド受信していれば(S65:Yes)、賞球払出停止フラグ33bをオンして(S66)、このコマンド受信処理を終了する。一方、賞球払出用モータ21の駆動停止コマンドを受信していなければ(S65:No)、賞球コマンドを受信したか否かを確認し(S67)、賞球コマンドを受信していれば(S67:Yes)、その賞球コマンドの2バイト目のデータとして指示される賞球数を残賞球数カウンタ33aへ加算し(S68)、このコマンド受信処理を終了する。また、受信したコマンドが賞球払出用モータ21の駆動停止コマンドでも賞球コマンドでもない場合には(S67:No)、受信したコマンドに応じた処理を実行して(S69)、このコマンド受信処理を終了する。
【0051】
図8は、パチンコ機Pの電源入時に払出制御基板Hで実行される立ち上げ処理(復電処理)のフローチャートである。この処理では、バックアップが有効であれば、バックアップエリア33dに記憶された各データを元の状態に戻し、賞球の払出制御を電源が断される前の状態から続行する。一方、バックアップが有効でなかったり、或いは、バックアップが有効であっても電源入時にクリアスイッチ23が押下された場合には、初期化処理を実行する。
【0052】
まず、割込を禁止し(S71)、次に、本来のスタック領域にスタックされているデータを壊さないために、仮のスタックポインタを設定する(S72)。クリアスイッチ23がオンされているか否かを確認し(S73)、オンされていれば(S73:Yes)、処理をS75へ移行して初期化処理を実行する。クリアスイッチ23がオンされていなければ(S73:No)、バックアップが有効であるか否かを確認する(S74)。この確認は、RAM33の所定のエリアに書き込まれたキーワードが正しく記憶されているか否かにより判断する。キーワードが正しく記憶されていればバックアップは有効であり、逆に、キーワードが正しくなければバックアップデータは破壊されているので、そのバックアップは有効ではない。バックアップが有効であれば(S74:Yes)、処理をS82へ移行して、払出制御基板Hの各状態を電源の断前の状態に復帰させる。一方、バックアップが有効でなければ(S74:No)、処理をS75へ移行して初期化処理を実行する。
【0053】
S75の処理からの初期化処理では、まず、正規のスタックポインタを設定し、スタックの内容を整えた後(S75)、RAMクリア及び初期化処理を実行して(S76)、RAM33及びI/O等の各値を初期化する。その後、主制御基板Cからの賞球の払出許可をウエイトするべく、割り込みを禁止した状態で、初期化コマンド又は賞球払出許可コマンドのいずれかが受信されるまで処理をループする(S78:No,S79:No)。この場合におけるコマンド受信は、受信割込処理を使用すること無く、このメイン処理で直接行われる。初期化コマンド又は賞球払出許可コマンドのいずれかが受信されれば(S78:Yes又はS79:Yes)、主制御基板Cから賞球の払出許可が出されたということである。よって、かかる場合には、割り込みを許可して(S80)、払出制御基板Hのメイン処理となる各処理を実行する(S81)。図9の賞球払出処理は、この各処理(S81)の中で実行されるので、払出制御基板Hによる賞球の払い出しは、初期化コマンドまたは賞球払出許可コマンドのいずれかが受信されるまで待機されることになる。
【0054】
S82からの復帰処理では、まず、バックアップエリア33dへ退避した各レジスタやI/O等のデータをそのバックアップエリア33dから読み出して、これら各データを元のレジスタやI/O等へ書き込む(S82)。更に、バックアップエリア33dからスタックポインタの値を読み出して、これをスタックポインタへ書き込み、電源断前(停電前)の状態、即ちNMI割込発生前の状態に戻す(S83)。その後、主制御基板Cからの賞球の払出許可をウエイトするべく、割り込みを禁止した状態で、初期化コマンド又は賞球払出許可コマンドのいずれかが受信されるまで処理をループする(S85:No,S86:No)。この場合におけるコマンド受信は、受信割込処理を使用すること無く、このメイン処理で直接行われる。
【0055】
賞球払出許可コマンドが受信されれば(S85:Yes)、主制御基板Cから賞球の払出許可が出されたということである。よって、かかる場合には、割り込みをの状態を電源断前(停電前)の状態に戻して(S88)、NMI割込をリターンし、処理を電源断前に実行していたところへ戻して、制御を電源断前の状態から続行する。これにより賞球の払い出しが可能となる。
【0056】
一方、初期化コマンドが受信されれば(S85:No,S86:Yes)、主制御基板Cから初期化コマンドが送信されたということである。よって、かかる場合には、RAMクリア及び初期化処理を実行して(S87)、払出制御基板Hを初期化した後、割り込みを許可して(S80)、払出制御基板Hのメイン処理となる各処理を実行する(S81)。図9の賞球払出処理は、この各処理(S81)の中で実行されるので、払出制御基板Hによる賞球の払い出しは、初期化コマンドが受信されるまで待機されることになる。
【0057】
なお、図4で説明した通り、主制御基板Cは初期化コマンドの送信後、ウエイト処理(S19)を実行しその後の処理の実行を所定時間待機するので、払出制御基板HによるRAMクリア及び初期化処理(S87)の実行中に、主制御基板Cから新たなコマンドが送信されることはない。よって、払出制御基板Hは、かかる場合にも遊技の払出制御を正常に行うことができるのである。
【0058】
図9は、払出制御基板Hの各処理(S81)の中で実行される賞球払出処理のフローチャートである。この賞球払出処理により、賞球の払い出しと、払い出された賞球の検出等とが行われる。賞球払出処理では、まず、賞球払出停止フラグ33bがオンされているか否かを確認し(S91)、オンされていなければ(S91:No)、残賞球数カウンタ33aの値を調べ(S92)、その値が「0」でなければ(S92:No)、未払いの賞球が残っているので、賞球の払い出しが可能な状態であれば(S93:Yes)、賞球の払い出しが行われる。
【0059】
賞球の払い出しに関し、賞球払出エラーフラグ33cがオンされていなければ(S94:No)、賞球払出用モータ21を通常速度で駆動して(S95)、賞球を払い出す。賞球払出エラーフラグ33cがオンされていれば(S94:Yes)、何らかの払出エラーが払出制御基板Hで検出されているので、その場合には賞球払出用モータ21を超低速度で駆動して(S96)、賞球を払い出す。これにより、何らかの払出エラーが払出制御基板Hで検出されている場合には、単位時間あたりの賞球の払い出し個数を少なくすることができる。
【0060】
一方、賞球払出停止フラグ33bがオンされている場合や(S91:Yes)、残賞球数カウンタ33aの値が「0」である場合や(S92:Yes)、或いは賞球の払い出しが不可能な状態であれば(S93:No)、賞球払出用モータ21の駆動が停止され、賞球の払い出しが停止される(S97)。なお、S93で判断する賞球の払い出し状態は、主制御基板Cから送信されるタンク球無しコマンドや上皿満タンコマンド、賞球オーバーエラーコマンド、賞球アンダーエラーコマンド、或いは、これらの解除コマンドなど、各コマンドの受信状態によって判断される。
【0061】
S98の処理で、賞球カウントスイッチ22のオンが検出されれば(S98:Yes)、賞球の払い出しが行われたということである。よって、かかる場合には、残賞球数カウンタ33aの値を確認し(S103)、その値が「0」でなければ(S103:No)、払い出された賞球に対応して残賞球数カウンタ33aの値を「1」減算し(S104)、この賞球払出処理を終了する。一方、賞球カウントスイッチ22のオンが検出されない場合は(S98:No)、賞球払出用モータ21の駆動から略1秒以上経過しているか否かを確認し(S99)、経過していれば(S99:Yes)、賞球払出エラーフラグ33cがオンされていなければ(S100:No)、これをオンし(S101)、賞球払出エラーコマンドを主制御基板Cへ送信する(S102)。S99の処理で、賞球払出用モータ21の駆動から略1秒以上経過してい無かったり(S99:No)、S100の処理で賞球払出エラーフラグ33cがオンされていれば(S100:Yes)、この処理を終了する。
【0062】
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
【0063】
例えば、上記実施例では、主制御基板Cのバックアップが有効でない場合には、主制御基板Cは、自己の初期化処理の実行後、初期化コマンドを払出制御基板Hへ送信したが、この初期化コマンドに代えて、2バイト目のデータに「0」をセットした賞球払出許可コマンドを送信するようにしても良い。払出制御基板Hは、2バイト目に「0」がセットされた賞球払出許可コマンドを受信すると、自身の残賞球数カウンタ33aの値を「0」とするので、電源再入時における賞球の払い出しをクリアすることができるからである。
【0064】
また、2バイトで構成された賞球払出許可コマンドを、1バイトで構成し、即ち、残賞球数カウンタ13cの値がセットされた2バイト目のデータを除いて賞球払出許可コマンドを1バイトで構成し、その賞球払出許可コマンドでは、単に賞球の払い出しのみを指示するようにしても良い。更に、主制御基板Cの立ち上げ処理の終了を示すコマンドを設けて、そのコマンドにより、払出制御基板Hに対して、賞球の払い出しを許可するようにしても良い。かかるコマンドは、必ずしも1のコマンドである必要はなく、2以上のコマンドで賞球の払い出しを許可するようにしても良い。
【0065】
また、主制御基板Cでは、自身の立ち上げ処理の終了後にパチンコ機Pの状態を示すコマンドを払出制御基板Hへ送信するように構成し、払出制御基板Hでは、主制御基板Cから送信される何らかのコマンドを受信するまで賞球の払い出しを待機するように構成しても良い。電源断前と電源入後とではパチンコ機Pの状態は必ずしも同じではない。電源断前には賞球の払い出しが可能で合ったにも拘わらず、電源の再入後には、例えば、払い出される賞球を貯留するタンクの球が不足して空切れ状態となっている場合もあり、その場合には賞球の払い出しを行うことはできない。そこで、主制御基板Cの立ち上げ後、パチンコ機Pの状態を示すコマンドを払出制御基板Hへ送信し、払出制御基板Hでは、そのコマンドを受信した後でなければ賞球の払い出しを行うことができないように構成するのである。なお、パチンコ機Pの状態を示すコマンドの中には、賞球の払い出しを止めておくコマンドもあるので、電源再入後のパチンコ機Pの状態が賞球の払い出しを行うことができない場合には、かかる賞球の払い出しを止めておくコマンドが送信されて、払出制御基板Hによる賞球の払い出しが更に待機される。
【0066】
本発明を上記実施例とは異なるタイプのパチンコ機等に実施しても良い。例えば、一度大当たりすると、それを含めて複数回(例えば2回、3回)大当たり状態が発生するまで、大当たり期待値が高められるようなパチンコ機(通称、2回権利物、3回権利物と称される)として実施しても良い。また、大当たり図柄が表示された後に、所定の領域に球を入賞させることを必要条件として特別遊技状態となるパチンコ機として実施しても良い。更に、パチンコ機以外にも、アレパチ、雀球、スロットマシン、いわゆるパチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機などの各種遊技機として実施するようにしても良い。
【0067】
なお、スロットマシンは、例えばコインを投入して図柄有効ラインを決定させた状態で操作レバーを操作することにより図柄が変動され、ストップボタンを操作することにより図柄が停止されて確定される周知のものである。従って、スロットマシンの基本概念としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を変動表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の変動が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えたスロットマシン」となり、この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
【0068】
また、パチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機の具体例としては、複数の図柄からなる図柄列を変動表示した後に図柄を確定表示する可変表示手段を備えており、球打出用のハンドルを備えていないものが挙げられる。この場合、所定の操作(ボタン操作)に基づく所定量の球の投入の後、例えば操作レバーの操作に起因して図柄の変動が開始され、例えばストップボタンの操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、図柄の変動が停止され、その停止時の確定図柄がいわゆる大当たり図柄であることを必要条件として遊技者に有利な大当たり状態が発生させられ、遊技者には、下部の受皿に多量の球が払い出されるものである。
【0069】
以下に本発明の変形例を示す。請求項1記載の遊技機において、前記払出制御手段は、前記払出手段の駆動後所定時間以上経過しても前記検出手段が払い出された有価物体を検出できない場合に、前記主制御手段へ払出エラーの確認を促す確認コマンドを送信する確認コマンド送信手段を備え、前記主制御手段は、その確認コマンド送信手段から送信された確認コマンドを受信した場合に有価物体の払い出しが可能な状態にあるか否かを確認する払出状態確認手段と、その払出状態確認手段によって前記有価物体の払い出しが可能な状態にあると確認できたにも拘わらず前記検出手段によって有価物体の払い出しが検出できない場合に前記払出制御手段へ前記払出手段の駆動を停止させる駆動停止コマンドを送信する停止コマンド送信手段とを備え、前記払出制御手段は、その停止コマンド送信手段から送信された駆動停止コマンドを受信した場合に前記払出手段の駆動を停止させる払出停止手段を備えていることを特徴とする遊技機1。有価物体の払出制御を行う払出制御手段によって、払出エラーの確認を主制御手段へ促し、主制御手段による確認の結果、払出手段の駆動を停止させる駆動停止コマンドが送信され払出制御手段で受信されると、払出制御手段によって払出手段の駆動が停止される。このように、払出手段を駆動する払出制御手段が払出エラーの確認を主制御手段に促すように構成しているので、かかる払出エラーの確認を迅速に行うことができる。よって、検出手段を取り外す不正行為などが行われた場合にも、迅速に対処して、不正行為による損害を小さく抑えることができる。なお、有価物体の払い出しが可能な状態にあるか否かの主制御手段による確認としては、例えば、払い出される有価物体を貯留する貯留タンクに有価物体が存在するか否か等の確認が例示される。
【0070】
遊技機1において、前記払出制御手段は、確認コマンド送信手段によって前記主制御手段へ払出エラーの確認を促す確認コマンドを送信した場合に、前記払出手段の駆動速度を低速にする低速駆動手段を備えていることを特徴とする遊技機2。ここで、検出手段は取り外されず且つ検出手段と主制御手段との信号線はそのまま接続状態を保ち、検出手段と払出制御手段との信号線が抜き取られるような不正行為が行われると、確認コマンドによって主制御手段が払出エラーの確認をしても、該エラーを確認することはできない。その場合、主制御手段から払出制御手段へ駆動停止コマンドは送信されないので、払出手段は駆動を継続し有価物体を払い出し続ける。これに対し遊技機2によれば、払出制御手段によって、払出エラーが確認され、確認コマンド送信手段によって前記主制御手段へ払出エラーの確認を促す確認コマンドを送信した場合には、払出手段の駆動速度を低速にするので、単位時間あたりにおける有価物体の払い出し数を少なくすることができる。よって、万一、検出手段は取り外されず且つ検出手段と主制御手段との信号線はそのままにして、検出手段と払出制御手段との信号線が抜き取られるような不正行為が行われた場合にも、その不正行為による損害を小さく抑えることができる。
【0071】
遊技機2において、前記払出制御手段は、前記有価物体の払出エラーが解消した場合に、前記低速駆動手段によって低速駆動されている払出手段の駆動速度を通常速度に復帰させる速度復帰手段を備えていることを特徴とする遊技機3。払出エラーの解消後には払出手段の駆動速度を通常速度に復帰させるので、何らかの要因で払出エラーを検出した場合にも、その払出エラーの解消後には遊技機を正常な状態に復帰して動作させることができる。
【0072】
遊技機3において、前記速度復帰手段は、前記検出手段が払い出された有価物体を検出した場合に、有価物体の払出エラーが解消したと判断するものであることを特徴とする遊技機4。
【0073】
請求項1記載の遊技機または遊技機1から4のいずれかにおいて、前記所定時間は、有価物体の払い出しが正常に行われる状態において、前記払出手段の駆動開始から、その駆動によって払い出された有価物体を前記検出手段が検出するまでの時間以上(例えば該時間プラスアルファの時間)に設定されていることを特徴とする遊技機5。払出手段により有価物体を払い出してから、検出手段によって有価物体が検出されるまでの時間は機種毎に異なる。しかし、遊技機5のように所定時間を設定することにより、各機種毎に最適な所定時間を設定することができる。よって、払出エラーの検出をより迅速に行うことができるのである。
【0074】
請求項1記載の遊技機または遊技機1から5のいずれかにおいて、前記払出制御手段は、前記主制御手段から指示された遊技媒体の払出残数を記憶する残数記憶手段と、その残数記憶手段の内容を電源の切断後においても保持するバックアップ手段と、電源入時にそのバックアップ手段によりバックアップされた遊技媒体の払出残数の払い出しを行う残数払出手段とを備えていることを特徴とする遊技機6。
【0075】
請求項1記載の遊技機または遊技機1から6のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ機であることを特徴とする遊技機7。中でも、パチンコ機の基本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンドルの操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(又は作動口を通過)することを必要条件として、表示装置において変動表示されている識別情報が所定時間後に確定停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入賞装置(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードへ書き込まれるデータ等も含む)が付与されるものが挙げられる。
【0076】
請求項1記載の遊技機または遊技機1から6のいずれかにおいて、前記遊技機はスロットマシンであることを特徴とする遊技機8。中でも、スロットマシンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を変動表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の変動が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
【0077】
請求項1記載の遊技機または遊技機1から6のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ機とスロットマシンとを融合させたものであることを特徴とする遊技機9。中でも、融合させた遊技機の基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を変動表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の変動が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として球を使用すると共に、前記識別情報の変動開始に際しては所定数の球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの球が払い出されるように構成されている遊技機」となる。
【0078】
【発明の効果】
本発明の遊技機によれば、有価物体の払出制御を行う払出制御手段によって、払出手段の駆動後所定時間以上経過しても払出手段により払い出された有価物体を検出手段が検出できない場合に、未検出コマンドが未検出コマンド送信手段により主制御手段へ送信され、主制御手段によって、未検出コマンドを受信して払出手段により払い出された有価物体を検出手段が検出したか否かを判断手段により判断した結果、有価物体を検出手段が検出しなかったと判断された場合に、払出手段の駆動を停止させる駆動停止コマンドが停止コマンド送信手段により払出制御手段に送信される。そして、払出制御手段は、駆動停止コマンドを受信すると、払出手段の駆動を停止して有価物体の払い出しを停止すると共に、駆動停止コマンドを受信しないと、払出手段の駆動を継続する。このように、払出手段を駆動する払出制御手段において、払い出された有価物体を検出手段が検出できない場合には、主制御手段において有価物体を検出したか否かの判断を促すように構成しているので、かかる有価物体を検出したか否かの判断を迅速に行うことができる。よって、検出手段を取り外す不正行為などが行われた場合にも、迅速に対処して、不正行為による損害を小さく抑えることができるという効果がある。
また、払出手段の駆動後所定時間以上経過しても払出手段により払い出された有価物体を検出手段が検出できない場合に、低速駆動手段によって、払出手段の駆動速度を通常の速度より遅い低速にできるので、単位時間あたりにおける有価物体の払い出し数を少なくすることができるという効果がある。ここで、検出手段は取り外されず且つ検出手段と主制御手段との信号線はそのまま接続状態を保ち、検出手段と払出制御手段との信号線が抜き取られるような不正行為が行われた場合、払出制御手段から未検出コマンドが送信され、主制御手段が未検出コマンドを受信すると、主制御手段は払い出された有価物体を検出手段が検出したと判断するので、主制御手段から払出制御手段に対して駆動停止コマンドは送信されない。そのため、払出手段は駆動を継続し有価物体を払い出し続ける。しかし、万一、検出手段は取り外されず且つ検出手段と主制御手段との信号線はそのままにして、検出手段と払出制御手段との信号線が抜き取られるような不正行為が行われた場合には、低速駆動手段により払出手段の駆動速度を通常の速度より遅い低速にできるので、その不正行為による損害を小さく抑えることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるパチンコ機の遊技盤の正面図である。
【図2】 パチンコ機の電気的構成を示したブロック図である。
【図3】 主制御基板及び払出制御基板で実行されるNMI割込処理のフローチャートである。
【図4】 主制御基板で実行される立ち上げ処理のフローチャートである。
【図5】 主制御基板で実行される賞球処理のフローチャートである。
【図6】 主制御基板で実行される賞球払出エラーコマンド処理のフローチャートである。
【図7】 払出制御基板の受信割込処理で実行されるコマンド受信処理のフローチャートである。
【図8】 払出制御基板で実行される立ち上げ処理のフローチャートである。
【図9】 払出制御基板で実行される賞球払出処理のフローチャートである。
【符号の説明】
13 主制御基板のRAM
13c 主制御基板の残賞球数カウンタ
13x 主制御基板のバックアップ用コンデンサ
33 払出制御基板のRAM
33a 払出制御基板の残賞球数カウンタ(残数記憶手段)
33x 払出制御基板のバックアップ用コンデンサ(バックアップ手段)
C 主制御基板(主制御手段)
H 払出制御基板(払出制御手段)
P パチンコ機(遊技機)
Claims (2)
- 遊技の制御を行う主制御手段と、その主制御手段から送信されるコマンドに基づいて所定の有価価値を有する有価物体の払出制御を行う払出制御手段とを備えた遊技機において、
前記払出制御手段によって駆動され前記有価物体を払い出す払出手段と、
前記主制御手段および払出制御手段に電気的に接続され、前記払出手段の駆動によって払い出された有価物体を検出する検出手段とを備え、
前記払出制御手段は、
前記払出手段の駆動後所定時間以上経過しても前記払出手段により払い出された有価物体を前記検出手段が検出できない場合に、未検出コマンドを前記主制御手段へ送信する未検出コマンド送信手段と、
前記払出手段の駆動後所定時間以上経過しても前記払出手段により払い出された有価物体を前記検出手段が検出できない場合に、前記払出手段を通常の速度より遅い低速に駆動させる低速駆動手段とを備え、
前記主制御手段は、
前記未検出コマンド送信手段により送信された未検出コマンドを受信した場合に、前記払出手段により払い出された有価物体を前記検出手段が検出したか否かを判断する判断手段と、
その判断手段によって、前記払出手段により払い出された有価物体を前記検出手段が検出しなかったと判断された場合に、前記払出手段の駆動を停止させる駆動停止コマンドを前記払出制御手段へ送信する停止コマンド送信手段とを備え、
前記払出制御手段は、前記停止コマンド送信手段により送信される駆動停止コマンドを受信した場合には前記払出手段の駆動を停止させると共に、前記停止コマンド送信手段により送信される駆動停止コマンドを受信しない場合には前記払出手段の駆動を継続させるものであることを特徴とする遊技機。 - 前記遊技機は、パチンコ機であることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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