JP4101101B2 - ビデオカメラのスピーカ取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はビデオカメラのスピーカ取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ビデオカメラには、テープ再生時の音声出力をモニターするためのスピーカが設けられている。このスピーカは、カセット蓋と反対側の側壁に設けられたり(特許文献1参照)、図5に示すようにカセット蓋aに設けられたりする。
【0003】
図4はカセット蓋aに対するスピーカの取付構造を示している。カセット蓋aの裏面にはスピーカbが金属プレートcとスクリューdを用いて取り付けられている。そして、カセット蓋aはスクリューeでカセット蓋シャーシfに取り付けられている。
【0004】
金属プレートcの一端にはアースプレートgがスクリューdで共締固定されている。そして、カセット蓋aをスクリューeでカセット蓋シャーシfに取り付けると、アースプレートgがカセット蓋シャーシfに当接し、スピーカbのケースが金属プレートcとアースプレートgを介して接地される。カセット蓋シャーシfは、その下端のクリックhをメカシャーシiのガイド溝jに係合させることで、メカシャーシiに回動自在に組み付けられる。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−336094号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この構造では、スピーカbが金属プレートcとスクリューdでカセット蓋aに取り付けられるため、部品点数と組立工数が嵩み、コストアップの要因となる。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、部品点数と組立工数が削減できるビデオカメラのスピーカ取付構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するため、本発明のビデオカメラのスピーカ取付構造では、スピーカのカセット蓋面方向に対する移動を規制する係止部をカセット蓋に設けるとともに、スピーカをカセット蓋に押し付ける押圧部をカセット蓋シャーシに設けてある。
【0009】
かかる構成によれば、スピーカをカセット蓋の係止部に係合させて、カセット蓋をカセット蓋シャーシに取り付けると、カセット蓋シャーシの押圧部がスピーカをカセット蓋に押し付ける。つまり、カセット蓋とスピーカの取り付けが同時に完了する。
【0010】
上記押圧部はカセット蓋シャーシを打ち抜いて形成したスプリング片であるのが好ましい。
すなわち、スプリング片がカセット蓋シャーシと一体成形されるので、コスト的に有利になる。
【0011】
上記スプリング片はスピーカのケースに当接して接地するのが好ましい。
すなわち、カセット蓋にスピーカを押し付けるスプリング片を利用して、スピーカの接地が行われる。
【0012】
上記係止部はカセット蓋に突設されて上記スピーカの周縁に当接するガイド壁であるのが好ましい。
すなわち、ガイド壁がカセット蓋と一体成形されるので、コスト的に有利になる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図5は本発明のスピーカ取付構造を採用したビデオカメラを示している。
このビデオカメラ1はカメラ部2の側方にVTR部3を配置するとともに、VTR部3の側壁にカセット蓋4を設けてある。カセット蓋4には、スピーカ収納用の膨出部5が形成されており、この膨出部5の中央部にスピーカ孔6が多数形成されている。
【0014】
図1はカセット蓋4をカセット蓋シャーシ7から取り外して示している。
カセット蓋シャーシ7は、その下端のクリック7aをメカシャーシ8のガイド溝8aに係合させることで、メカシャーシ8に回動自在に組み付けられる。カセット蓋シャーシ7の中央部には、孔7bを打ち抜いてスプリング片(押圧部)7cが形成されている。一方、カセット蓋4の裏面には、図3に示すように円周方向に延びる3つのガイド壁(係止部)9と、このガイド壁9に隣接する一対のボス部10が設けられている。
【0015】
カセット蓋4をカセット蓋シャーシ7に組み付けるにあたっては、スピーカ11をガイド壁9内の収めてカセット蓋4の裏面に載せ、カセット蓋4の下部両端の孔4aにスクリュー12を通してその先端をカセット蓋シャーシ7の孔7dに係合させる一方、カセット蓋シャーシ7の孔7eにスクリュー13を通してその先端をカセット蓋4のボス部10に係合させる(図2参照)。
【0016】
つまり、スピーカ11は、カセット蓋4の面方向に対する移動がガイド壁9によって規制されとともに、スプリング片7cによってカセット蓋4の裏面に押し付けられる。この時、カセット蓋シャーシ7のスプリング片7cがスピーカ11のケース11aに当接して接地する(図2参照)。このようにスピーカ11を接地するのは、スピーカ11がスピーカ孔6からの静電誘導によって帯電すると、静電気がスピーカ11のリード線を通して回路基板に侵入し、ICを破壊する恐れがあるからである。
【0017】
かかる構造によれば、カセット蓋4の組み付けにあたっては、スピーカ11をガイド壁9内の収めてカセット蓋4をカセット蓋シャーシ7に固定するだけで、カセット蓋4とスピーカ11の組み付けが同時に行えるので、部品点数と組立工数を削減でき、大幅なコストダウンが可能になる。
【0018】
カセット蓋シャーシ7を打ち抜いてスプリング片7cを形成してあるので、スプリング片7cをカセット蓋シャーシ7と同時に成形することができ、コスト的に有利になる。
【0019】
スプリング片7cを利用してスピーカ11のケース11aを接地しているので、スピーカの取り付けと接地を同時に行うことができ、組立工数の削減が可能である。
【0020】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、スピーカ11の係止部としてガイド壁9をカセット蓋4に設けてあるが、スピーカ11が収まる凹部をカセット蓋4に形成してもよい。
【0021】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、カセット蓋のカセット蓋シャーシへの組み付けにあたっては、カセット蓋の係止部にスピーカを係合させてカセット蓋をカセット蓋シャーシに固定するだけよくなるので、部品点数と組立工数を削減でき、大幅なコストダウンが可能になる。
【0022】
カセット蓋シャーシを打ち抜いてスプリング片を形成すると、スプリング片とカセット蓋シャーシが同時に成形され、コスト的に有利になる。
【0023】
スプリング片をスピーカのマグネットに当接して接地すると、スピーカの取り付けと接地が同時に行われ、組立工数の削減が可能になる。
【0024】
カセット蓋に突設されてスピーカの周縁に当接するガイド壁で係止部を構成すると、ガイド壁がカセット蓋と一体成形され、コスト的に有利になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】図1のカセット蓋の組立状態を裏側から見た斜視図である。
【図3】図1のカセット蓋を裏側から見た斜視図である。
【図4】図1と対応する従来例を示す図である。
【図5】ビデオカメラを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ビデオカメラ
2 カメラ部
3 VTR部
4 カセット蓋
5 膨出部
6 スピーカ孔
7 カセット蓋シャーシ
7a クリック
7b 孔
7c スプリング片
8 メカシャーシ
8a ガイド溝
9 ガイド壁
10 ボス部
11 スピーカ
11a マグネット
Claims (4)
- カセット蓋とカセット蓋シャーシとの間にスピーカを配設してなるビデオカメラにおいて、上記スピーカのカセット蓋面方向に対する移動を規制する係止部を上記カセット蓋に設けるとともに、上記スピーカをカセット蓋に押し付ける押圧部を上記カセット蓋シャーシに設けたことを特徴とするビデオカメラのスピーカ取付構造。
- 上記押圧部がカセット蓋シャーシを打ち抜いて形成したスプリング片であることを特徴とする請求項1に記載のビデオカメラのスピーカ取付構造。
- 上記スプリング片がスピーカのケースに当接して接地することを特徴とする請求項2に記載のビデオカメラのスピーカ取付構造。
- 上記係止部がカセット蓋に突設されて上記スピーカの周縁に当接するガイド壁であることを特徴とする請求項1ないし請求項3に記載のビデオカメラのスピーカ取付構造。
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