JP4100582B2 - シート打ち抜き整列方法及びシート打ち抜き整列装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本願発明は、セラミックグリーンシートなどのシートを所定の形状に打ち抜くとともに、打ち抜かれたシート打ち抜き体を所定の位置に整列させるために用いられるシート打ち抜き整列装置及びシート打ち抜き整列方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
例えば、セラミックコンデンサなどのセラミック電子部品の製造工程には、セラミックグリーンシートを所定の形状に打ち抜いて、焼成用のケースに積み重ねる(整列させる)工程が含まれる場合がある。そして、この工程においては、従来、図10に示すようなシート打ち抜き整列装置が用いられている。
【0003】
このシート打ち抜き整列装置は、セラミックグリーンシート(以下単に「シート」という。)51を打ち抜くための金型52と、金型52を保持するダイセット53と、打ち抜かれたシート打ち抜き体(以下「ワーク」ともいう。)54が積み重ねられる焼成用のケース55とを備えて構成されている。
【0004】
また、金型52は、シート打ち抜きパンチ56と、シート打ち抜きダイス57から形成されている。また、シート51は、特に図示しない搬送機構により、予め設定された所定のピッチで搬送されるように構成されている。
【0005】
ところで、上記のシート打ち抜き整列装置を用いてシートの打ち抜き及び整列を行うにあたっては、図11に示すように、シート打ち抜きパンチ56を下降させてシート打ち抜きダイス57の上面側に位置するシート51を打ち抜き、ワーク44を焼成用のケース55に落下させることにより、ワーク44を積み重ねて整列させるようにしている。
【0006】
しかし、上記従来のシート打ち抜き整列装置においては、打ち抜いたワーク44をケース55内に自由落下させて積み重ねるようにしているので、ケース55内でのワーク44の整列精度が低く、位置ずれが発生する。そして、位置ずれがある状態でワーク44を焼成した場合、反りや曲がりが発生し、特性の劣化を招くという問題点がある。
【0007】
また、ワーク44が落下途中でシート打ち抜きダイスなどに引っかかって、作業の流れが中断してしまうという問題点がある。
さらに、ワーク44を位置ずれが生じないように整列させようとすると、別途ワーク44を整列させるための整列機構を設けることが必要になり、設備の複雑化やコストの増大を招くという問題点がある。
【0008】
本願発明は、上記問題点を解決するものであり、設備の複雑化やコストの増大を招くことなく、シートを所定の形状に打ち抜いて精度よく整列させることが可能なシート打ち抜き整列方法及びシート打ち抜き整列装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本願発明(請求項1)のシート打ち抜き整列方法は、
セラミックグリーンシートを所定の形状に打ち抜くとともに、セラミックグリーンシートを打ち抜くことにより形成されたシート打ち抜き体を所定の位置に整列させるシート打ち抜き整列方法であって、
真空吸引によりセラミックグリーンシートを吸着、保持するとともに、打ち抜かれたシート打ち抜き体を真空吸引により保持し、かつ、任意の位置で解放することが可能な保持機構を備えたシート打ち抜きパンチを用い、セラミックグリーンシートを前記保持機構により真空吸引して保持しつつ打ち抜くとともに、シート打ち抜き体を前記保持機構により保持し、所定の整列位置の近傍で解放することによりシート打ち抜き体を整列させること
を特徴としている。
真空吸引によりセラミックグリーンシートを吸着、保持するとともに、シート打ち抜き体を真空吸引により保持するとともに任意の位置で解放することが可能な保持機構を備えたシート打ち抜きパンチを用い、シート打ち抜きパンチによりセラミックグリーンシートを保持しつつ打ち抜いた後、引き続き、シート打ち抜き体を保持機構により保持し、所定の整列位置の近傍でシート打ち抜き体を解放することにより、複雑な構造を必要とせず、シート打ち抜き体を効率よく所定の位置に整列させることが可能になる。また、整列位置の近傍までシート打ち抜き体をシート打ち抜きパンチに保持させるようにしているので、シート打ち抜き体の詰まりによるトラブルを防止して、打ち抜き及び整列の信頼性を向上させることができる。
【0010】
また、本願発明(請求項2)のシート打ち抜き整列装置は、請求項1のシート打ち抜き整列方法を実施するためのシート打ち抜き整列装置であって、
シート打ち抜きダイスと、
セラミックグリーンシートと対向する面に配設された真空吸引穴から真空吸引することにより、セラミックグリーンシートを吸着、保持するとともに、打ち抜かれたシート打ち抜き体を吸着、保持し、かつ、任意の位置で解放する保持機構を備え、前記シート打ち抜きダイスと共働してセラミックグリーンシートを打ち抜くシート打ち抜きパンチと
を具備することを特徴としている。
シート打ち抜きダイスと、セラミックグリーンシートを吸着、保持するとともに、シート打ち抜き体を保持し、かつ、任意の位置で解放する保持機構を備え、前記シート打ち抜きダイスと共働してセラミックグリーンシートを打ち抜くシート打ち抜きパンチとを具備する構成とした場合、上記本願発明(請求項1)のシート打ち抜き整列方法を効率よく実施して、シート打ち抜き体を所定の位置に確実に整列させることが可能になる。
【0011】
また、シート打ち抜きパンチのセラミックグリーンシートと対向する面に配設された真空吸引穴から真空吸引することにより、シート打ち抜き体を吸着、保持するように構成されたシート打ち抜き体の保持機構を備えた構成としているので、本願発明のシート打ち抜き整列方法を効率よく実施して、シート打ち抜き体を所定の位置に確実に整列させることが可能になる。また、整列位置の近傍までシート打ち抜き体をシート打ち抜きパンチに保持させることにより、シート打ち抜き体の詰まりによるトラブルを防止して、設備の信頼性を向上させることができる。
【0012】
また、本願発明(請求項3)のシート打ち抜き整列装置は、シート打ち抜き体を案内して所定の位置に整列させるための整列治具を備えたケース内に、前記シート打ち抜き体を整列させるように構成されていることを特徴としている。
前記シート打ち抜き体を、シート打ち抜き体を案内して所定の位置に整列させるための整列治具を備えたケース内に整列させるようにした場合、整列治具によりさらに確実にシート打ち抜き体を整列させることが可能になる。
【0013】
また、具体的には、請求項4のシート打ち抜き整列装置のように、前記整列治具として、シート打ち抜き体の平面形状に略対応する平面形状を有する整列穴を備えたものを用いることが可能であり、その場合、複数枚のシート打ち抜き体を、上記整列穴に積み重ねて整列させることにより、平面的な位置ずれを実質的に生じることなく精度よく整列させることが可能になる。
なお、整列治具としては、上記構成のものに限らず、シート打ち抜き体を案内するためのガイドレールを備えたものなど、種々の構成のものを用いることが可能である。
【0014】
また、本願発明(請求項5)のシート打ち抜き整列方法は、
セラミックグリーンシートを所定の形状に打ち抜くとともに、セラミックグリーンシートを打ち抜くことにより形成されたシート打ち抜き体を所定の位置に整列させるシート打ち抜き整列方法であって、
真空吸引によりセラミックグリーンシートを吸着、保持するとともに、打ち抜かれたシート打ち抜き体を真空吸引により保持し、かつ、任意の位置で解放することが可能な保持機構を備えたシート打ち抜きパンチによりセラミックグリーンシートを保持しつつ打ち抜き、シート打ち抜き体を保持機構によりそのまま保持して所定の位置で搬送手段に受け渡しするとともに、
搬送手段によりシート打ち抜き体を所定の位置まで搬送して整列させること
を特徴としている。
シート打ち抜きパンチによりセラミックグリーンシートを保持しつつ打ち抜き、引き続き、シート打ち抜き体をその保持機構によりそのまま保持して所定の位置で搬送手段に受け渡しするとともに、搬送手段によりシート打ち抜き体を所定の位置まで搬送して整列させるようにした場合、シート打ち抜きパンチの動作範囲を超えた任意の位置にシート打ち抜き体を効率よく整列させることが可能になる。
【0015】
また、本願発明(請求項6)のシート打ち抜き整列装置は、
請求項5記載のシート打ち抜き整列方法を実施するためのシート打ち抜き整列装置であって、
(a)シート打ち抜きダイスと、シート打ち抜きパンチとを備えてなり、かつ、シート打ち抜きパンチが、セラミックグリーンシートと対向する面に配設された真空吸引穴から真空吸引することにより、セラミックグリーンシートを吸着、保持するとともに、打ち抜かれたシート打ち抜き体を保持し、かつ、任意の位置で解放することが可能な保持機構を備えているシート打ち抜き手段と、
(b)前記シート打ち抜き手段により打ち抜かれ、前記シート打ち抜きパンチの保持機構により保持されたシート打ち抜き体を受け取り、これを所定の位置まで搬送して整列させる搬送手段と
を具備することを特徴としている。
上記構成とすることにより、請求項5のシート打ち抜き整列方法を確実に実施することが可能になり、シート打ち抜きパンチの動作範囲を超えた任意の位置にシート打ち抜き体を効率よく整列させることが可能になる。
【0016】
また、本願発明(請求項7)のシート打ち抜き整列装置は、
前記シート打ち抜き手段は、シート打ち抜きダイスの下側に配設されたシート打ち抜きパンチが上向きに動作することにより、シート打ち抜きダイスの下面側に配設されたセラミックグリーンシートを打ち抜くとともに、セラミックグリーンシートを打ち抜くことにより形成されたシート打ち抜き体をその上面に真空吸着して保持するように構成されており、かつ、
前記シート搬送手段は、シート打ち抜きパンチの上面に保持されたシート打ち抜き体を所定の位置で受け取り、これを搬送して所定の位置に配設されたケース内に整列させるように構成されていること
を特徴としている。
シート打ち抜きパンチが上向きに動作することによりダイスの下面側に配設されたセラミックグリーンシートを打ち抜くとともに、シート打ち抜き体をその上面に真空吸着して保持するようにし、かつ、シート打ち抜きパンチの上面に保持されたシート打ち抜き体を所定の位置で搬送手段に受け渡しするとともに、搬送手段によりシート打ち抜き体を搬送して所定の位置に配設されたケース内に整列させるようにした場合、シート打ち抜きパンチの動作範囲を超えて、シート打ち抜き体を所望の位置に整列させることが可能になるとともに、シート打ち抜きかすがケース内に落下することを防止して、焼成後の品質不良の発生を確実に防止することができるようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の実施の形態を示してその特徴とするところをさらに詳しく説明する。
【0018】
[実施形態1]
図1は本願発明の一実施形態にかかるシート打ち抜き整列装置を示す斜視図、図2は金型の打ち抜き面を示す底面図、図3は本願発明の一実施形態にかかるシート打ち抜き整列装置の要部を示す断面図である。
【0019】
この実施形態のシート打ち抜き整列装置は、図1に示すように、セラミックグリーンシート(以下単に「シート」という。)1を打ち抜くための金型2と、金型2を保持するダイセット3と、打ち抜かれたシート打ち抜き体(以下「ワーク」ともいう。)4が積み重ねられる焼成用のケース5とを備えて構成されている。
また、上記の金型2は、下方に動作してシートを打ち抜くシート打ち抜きパンチ6と、シート打ち抜きパンチ6の下方に配設されたシート打ち抜きダイス7から形成されている。
【0020】
そして、この実施形態のシート打ち抜き整列装置においては、図2及び図3などに示すように、シート打ち抜きパンチ6の下面に真空吸引穴9が形成されており、シート打ち抜きパンチ6を軸方向に貫通する真空吸引ライン10を経て特に図示しない真空吸引装置により吸引することにより、打ち抜いたワーク4をシート打ち抜きパンチ6の下面に吸着保持するとともに、真空吸引を解除することにより、任意の位置でワーク4を解放することができるように構成されている。すなわち、この実施形態では、真空吸引穴9と真空吸引ライン10と図示しない真空吸引装置がワーク4の保持機構を構成している。また、この実施形態では、一つの真空吸引穴9を設けた場合を示しているが、複数の真空吸引穴を設けるようにしてもよいことはいうまでもない。
【0021】
また、シート1は、搬送機構(シート送りローラ)8により、予め設定された所定のピッチで搬送されるように構成されている。なお、シート送りローラ8は、上側ローラ8a,下側ローラ8bの一対のローラからなり、サーボモータにより上下のローラ8a,8bが同期駆動するように構成されている。なお、この実施形態では、シート送りローラ8を金型2の手前側に配設しているが、金型2の後側に配設することも可能である。
【0022】
また、ケース5は、ワーク4を一枚詰める度に、特に図示しない昇降機構により、ワーク4の厚み分だけ下降し、ワーク落下距離が一定に保持されるように構成されている。
さらに、ケース5には、図1,図6などに示すように、ワーク4を整列させるためのガイドとなる整列治具11が配設されている。この整列治具11は、ワーク4を整列させる(ケース詰めする)前にケース5内にセットされ、ワーク4のケース詰め完了後取り出されるように構成されている。
【0023】
なお、この実施形態では、整列治具11として、複数枚のワーク4が平面的な位置ずれを実質的に生じることなくその内部に積み重ねられるような形状、すなわち、略円柱状で、ワーク4を収納しやすいように、わずかに上広がりのテーパーを有する整列穴11aを備えた部材が用いられている。なお、整列治具11及び整列穴11aの形状は、ケース5やワーク4の形状に対応する種々の形状、構造とすることが可能である。
【0024】
次に、上記シート打ち抜き整列装置を用いてシートを打ち抜き、整列させる場合の動作を、図4及び図5に基づいて説明する。
(1)シート打ち抜きパンチ6の真空吸引穴9から、真空吸引ライン10を経て真空吸引しつつ、シート打ち抜きパンチ6を、図4(a)に示す位置から下降させることにより、図4(b)に示すように、シート打ち抜きダイス7上に位置するシート1を打ち抜く。
(2)そして、打ち抜かれたワーク4を、シート打ち抜きパンチ6の下面に吸着保持させたまま、図4(c)に示すように、下方のケース5の底面近傍にまで下降させる。
(3)それから、真空吸引を解除してワーク4を解放し、図5(a)に示すように、ケース5の底面に載置する。
(4)その後、図5(b)に示すように、シート打ち抜きパンチ6を上昇させるとともに、シート送りローラ8によりシート1を所定のピッチで搬送する。これにより、図4(a)に示すシート打ち抜き可能状態とする。
なお、このとき、ケース5はワーク4を一枚詰める度に、特に図示しない昇降機構によりワーク4の厚み分だけ下降し、ワーク落下距離が一定に保持される。
(5)その後、上記(1)〜(4)の動作を繰り返すことにより、複数枚のワーク4が打ち抜かれ、ケース5内に位置ずれを生じることなく積み重ねられる。
【0025】
なお、上記実施形態では、ケース5に整列治具11を配設して、ワーク4をより確実に整列させるようにした場合について説明したが、整列治具を用いなくても、ワーク4を大きな位置ずれを生じさせることなく整列させることが可能である。
【0026】
[実施形態2]
図7は、本願発明の他の実施形態にかかるシート打ち抜き整列装置を示す斜視図である。なお、図7においては、図1と同一又は相当部分に同一の符号を付している。
この実施形態のシート打ち抜き整列装置は、図7に示すように、セラミックグリーンシート(以下単に「シート」という。)1を打ち抜くための金型2と、金型2を保持するダイセット3と、打ち抜かれたワーク4が積み重ねられるケース5と、金型2で打ち抜かれたワーク4を搬送する搬送手段21と、搬送手段21により搬送されたワーク4が積み重ねられるケース5とを備えて構成されている。
【0027】
そして、この実施形態のシート打ち抜き整列装置においては、上記の金型2は、上方に動作してシートを打ち抜くシート打ち抜きパンチ6と、シート打ち抜きパンチ6の上方に配設されたシート打ち抜きダイス7から形成されている。
【0028】
また、この実施形態のシート打ち抜き整列装置においては、図8及び図9などに示すように、シート打ち抜きパンチ6の上面に真空吸引穴9が形成されており、真空吸引ライン10を経て特に図示しない真空吸引装置により吸引することにより、打ち抜いたワーク4をシート打ち抜きパンチ6の上面に吸着保持することができるように構成されている。
【0029】
また、搬送手段21は、吸着パッド22、昇降用シリンダ23,搬送用(水平移動用)シリンダ24などを備えて構成されている。
【0030】
なお、シートを搬送するための搬送機構(シート送りローラ)8の構成は、実施形態1の場合と同様である。なお、この実施形態では、ケース5に整列治具を配設していないが、実施形態1の場合と同様の整列治具を配設して整列の精度をさらに高めるように構成することも可能である。
【0031】
また、この実施形態でも、ワーク4を一枚詰める度にワーク4の厚み分だけケース5を下降させ、ワーク落下距離を一定に保持するようにしている。但し、搬送手段21の吸着パッド22の動作量を調節することにより、ケース5を昇降させることなくワーク落下距離を一定に保持するように構成することも可能である。
【0032】
次に、上記シート打ち抜き整列装置を用いてシートを打ち抜き、整列させる場合の動作について説明する。
(1)シート打ち抜きパンチ6の真空吸引穴9から、真空吸引ライン10を経て真空吸引しつつ、図9に示すようにシート打ち抜きパンチ6を上昇させて、シート打ち抜きダイス7の下側に位置するシート1を打ち抜く。
(2)そして、シート打ち抜きパンチ6がワーク4を保持したままダイセット3の上面より高い位置にまで上昇し、上死点に達するのに同期して、シート打ち抜きパンチ6の上面の真空吸引穴9からの真空吸引を解除し、ワーク4を搬送手段21の吸着パッド22に受け渡す。
(3)そして、搬送手段21を構成する昇降用シリンダ23及び搬送用(水平移動用)シリンダ24により、吸着パッド22を上昇及び水平移動させ、ワーク4をケース5内に積み重ねる。
【0033】
なお、上記実施形態1及び2では、ワークを積み重ねる態様で整列させる場合を例にとって説明したが、ワークを横に並べるように整列させる場合にも本願発明を適用することが可能である。その場合には、例えば、ワークを一枚整列させる度にケースを水平移動させたり、搬送手段を構成する搬送用シリンダにより吸着パッドの水平方向の移動距離をワークを一枚整列させる度に変化させたりすることにより対応が可能になる。
【0034】
また、上記実施形態では、シート打ち抜きパンチに、真空吸引穴及び真空吸引ラインを設けて、ワークを保持するための保持機構としているが、これは、真空吸引式の保持機構を用いた場合、簡単な構成で十分な保持力が得られることによる。但し、保持機構は必ずしも真空吸引方式のものに限らず、その他の構成とすることも可能である。
【0035】
なお、本願発明は、さらにその他の点においても上記実施形態に限定されるものではなく、金型(シート打ち抜き手段)や搬送手段の具体的な構成、シート打ち抜き体(ワーク)の形状などに関し、発明の要旨の範囲内において、種々の応用、変形を加えることが可能である。
【0036】
【発明の効果】
上述のように、本願発明(請求項1)のシート打ち抜き整列方法は、シート打ち抜き体を真空吸引により保持するとともに任意の位置で解放することが可能な保持機構を備えたシート打ち抜きパンチを用い、シート打ち抜きパンチによりセラミックグリーンシートを保持しつつ打ち抜いた後、引き続き、シート打ち抜き体を保持機構により保持し、所定の整列位置の近傍でシート打ち抜き体を解放するようにしているので、複雑な構造を必要とせず、シート打ち抜き体を効率よく所定の位置に整列させることができる。また、整列位置の近傍までシート打ち抜き体をシート打ち抜きパンチに保持させるようにしているので、シート打ち抜き体の詰まりによるトラブルを防止して、打ち抜き及び整列の信頼性を向上させることができる。
【0037】
また、本願発明(請求項2)のシート打ち抜き整列装置は、真空吸引によりセラミックグリーンシートを吸着、保持するとともに、シート打ち抜き体を真空吸引により保持するとともに任意の位置で解放することが可能な保持機構を備えたシート打ち抜きパンチを用いてセラミックグリーンシートを打ち抜き、シート打ち抜き体を前記保持機構により保持して所定の整列位置でこれを解放するようにしているので、本願発明のシート打ち抜き整列方法を効率よく実施して、シート打ち抜き体を所定の位置に確実に整列させることが可能になる。
【0038】
また、シート打ち抜きパンチのセラミックグリーンシートと対向する面に真空吸引穴を配設し、真空吸引穴から真空吸引して、セラミックグリーンシート及びシート打ち抜き体を吸着、保持させるようにしているので、簡単な構成で、シート打ち抜き体を確実に保持することが可能になり、本願発明をより実効あらしめることができる。
【0039】
また、シート打ち抜き体を、シート打ち抜き体を案内して所定の位置に整列させるための整列治具を備えたケース内に整列させるようにした場合、整列治具によりさらに確実にシート打ち抜き体を整列させることができるようになる。
【0040】
また、整列治具として、シート打ち抜き体の平面形状に略対応する平面形状を有する整列穴を備えたものを用いた場合、複数枚のシート打ち抜き体を、上記整列穴に積み重ねて整列させることにより、平面的な位置ずれを実質的に生じることなく精度よく整列させることができる。
【0041】
また、本願発明(請求項5)のシート打ち抜き整列方法は、シート打ち抜きパンチによりセラミックグリーンシートを保持しつつ打ち抜き、引き続き、シート打ち抜き体をその保持機構によりそのまま保持して所定の位置で搬送手段に受け渡しするとともに、搬送手段によりシート打ち抜き体を所定の位置まで搬送して整列させるようにしているので、シート打ち抜きパンチによりセラミックグリーンシートを所定の形状に打ち抜くとともに、シート打ち抜きパンチの動作範囲を超えた任意の位置にシート打ち抜き体を効率よく整列させることが可能になる。
【0042】
また、本願発明(請求項6)のシート打ち抜き整列装置は、シート打ち抜き手段を、シート打ち抜きパンチと、シート打ち抜きダイスとを備えてなり、かつ、シート打ち抜きパンチが、セラミックグリーンシートと対向する面に配設された真空吸引穴から真空吸引することにより、セラミックグリーンシートを吸着、保持するとともに、打ち抜かれたシート打ち抜き体を保持し、かつ、任意の位置で解放することが可能な保持機構を備えた構成とし、かつ、 搬送手段を、シート打ち抜きパンチにより保持されたシート打ち抜き体を受け取り、これを保持して所定の位置まで搬送するとともに、所定の位置でシート打ち抜き体を解放して整列させることができるような構成としているので、上記請求項5のシート打ち抜き整列方法を確実に実施することが可能になり、シート打ち抜きパンチによりセラミックグリーンシートを所定の形状に打ち抜くとともに、シート打ち抜きパンチの動作する範囲を超えて、シート打ち抜き体を所望の位置に整列させることが可能になる。
【0043】
また、シート打ち抜きパンチが上向きに動作することによりダイスの下面側に配設されたセラミックグリーンシートを打ち抜くとともに、シート打ち抜き体をその上面に真空吸着して保持するようにし、かつ、シート打ち抜きパンチの上面に保持されたシート打ち抜き体を所定の位置で搬送手段に受け渡しするとともに、搬送手段によりシート打ち抜き体を搬送して所定の位置に配設されたケース内に整列させるようにした場合、シート打ち抜きパンチの動作範囲を超えて、シート打ち抜き体を所望の位置に整列させることが可能になるとともに、シート打ち抜きかすがケース内に落下することを防止して、焼成後の品質不良の発生を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明の一実施形態にかかるシート打ち抜き整列装置を示す斜視図である。
【図2】 本願発明の一実施形態にかかるシート打ち抜き整列装置を構成する金型の打ち抜き面を示す底面図である。
【図3】 本願発明の一実施形態にかかるシート打ち抜き整列装置の要部を示す断面図である。
【図4】 本願発明の一実施形態にかかるシート打ち抜き整列装置の動作を説明する図である。
【図5】 本願発明の一実施形態にかかるシート打ち抜き整列装置の動作を説明する図である。
【図6】 (a)は本願発明の一実施形態にかかるシート打ち抜き整列装置に用いられているケースに整列治具を配設した状態を示す斜視図、(b)はその断面図である。
【図7】 本願発明の他の実施形態にかかるシート打ち抜き整列装置を示す斜視図である。
【図8】 本願発明の他の実施形態にかかるシート打ち抜き整列装置を構成する金型の打ち抜き面を示す上面図である。
【図9】 本願発明の他の実施形態にかかるシート打ち抜き整列装置の要部を示す断面図である。
【図10】 従来のシート打ち抜き整列装置を示す斜視図である。
【図11】 従来のシート打ち抜き整列装置を用いてシートの打ち抜き、整列を行っている状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 セラミックグリーンシート(シート)
2 金型
3 ダイセット
4 シート打ち抜き体(ワーク)
5 ケース
6 シート打ち抜きパンチ
7 シート打ち抜きダイス
8 搬送機構(シート送りローラ)
8a 上側ローラ
8b 下側ローラ
9 真空吸引穴
10 真空吸引ライン
11 整列治具
11a 整列穴
21 搬送手段
22 吸着パッド
23 昇降用シリンダ
24 搬送用(水平移動用)シリンダ
Claims (7)
- セラミックグリーンシートを所定の形状に打ち抜くとともに、セラミックグリーンシートを打ち抜くことにより形成されたシート打ち抜き体を所定の位置に整列させるシート打ち抜き整列方法であって、
真空吸引によりセラミックグリーンシートを吸着、保持するとともに、打ち抜かれたシート打ち抜き体を真空吸引により保持し、かつ、任意の位置で解放することが可能な保持機構を備えたシート打ち抜きパンチを用い、セラミックグリーンシートを前記保持機構により真空吸引して保持しつつ打ち抜くとともに、シート打ち抜き体を前記保持機構により保持し、所定の整列位置の近傍で解放することによりシート打ち抜き体を整列させること
を特徴とするシート打ち抜き整列方法。 - 請求項1記載のシート打ち抜き整列方法を実施するためのシート打ち抜き整列装置であって、
シート打ち抜きダイスと、
セラミックグリーンシートと対向する面に配設された真空吸引穴から真空吸引することにより、セラミックグリーンシートを吸着、保持するとともに、打ち抜かれたシート打ち抜き体を吸着、保持し、かつ、任意の位置で解放する保持機構を備え、前記シート打ち抜きダイスと共働してセラミックグリーンシートを打ち抜くシート打ち抜きパンチと
を具備することを特徴とするシート打ち抜き整列装置。 - シート打ち抜き体を案内して所定の位置に整列させるための整列治具を備えたケース内に、前記シート打ち抜き体を整列させるように構成されていることを特徴とする請求項2記載のシート打ち抜き整列装置。
- 前記整列治具は、複数枚のシート打ち抜き体が平面的な位置ずれを実質的に生じることなくその内部に積み重ねられるように、シート打ち抜き体の平面形状に略対応する平面形状を有する整列穴を備えたものであることを特徴とする請求項3記載のシート打ち抜き整列装置。
- セラミックグリーンシートを所定の形状に打ち抜くとともに、セラミックグリーンシートを打ち抜くことにより形成されたシート打ち抜き体を所定の位置に整列させるシート打ち抜き整列方法であって、
真空吸引によりセラミックグリーンシートを吸着、保持するとともに、打ち抜かれたシート打ち抜き体を真空吸引により保持し、かつ、任意の位置で解放することが可能な保持機構を備えたシート打ち抜きパンチによりセラミックグリーンシートを保持しつつ打ち抜き、シート打ち抜き体を保持機構によりそのまま保持して所定の位置で搬送手段に受け渡しするとともに、
搬送手段によりシート打ち抜き体を所定の位置まで搬送して整列させること
を特徴とするシート打ち抜き整列方法。 - 請求項5記載のシート打ち抜き整列方法を実施するためのシート打ち抜き整列装置であって、
(a)シート打ち抜きダイスと、シート打ち抜きパンチとを備えてなり、かつ、シート打ち抜きパンチが、セラミックグリーンシートと対向する面に配設された真空吸引穴から真空吸引することにより、セラミックグリーンシートを吸着、保持するとともに、打ち抜かれたシート打ち抜き体を保持し、かつ、任意の位置で解放することが可能な保持機構を備えているシート打ち抜き手段と、
(b)前記シート打ち抜き手段により打ち抜かれ、前記シート打ち抜きパンチの保持機構により保持されたシート打ち抜き体を受け取り、これを所定の位置まで搬送して整列させる搬送手段と
を具備することを特徴とするシート打ち抜き整列装置。 - 前記シート打ち抜き手段は、シート打ち抜きダイスの下側に配設されたシート打ち抜きパンチが上向きに動作することにより、シート打ち抜きダイスの下面側に配設されたセラミックグリーンシートを打ち抜くとともに、セラミックグリーンシートを打ち抜くことにより形成されたシート打ち抜き体をその上面に真空吸着して保持するように構成されており、かつ、
前記シート搬送手段は、シート打ち抜きパンチの上面に保持されたシート打ち抜き体を所定の位置で受け取り、これを搬送して所定の位置に配設されたケース内に整列させるように構成されていること
を特徴とする請求項6記載のシート打ち抜き整列装置。
Priority Applications (1)
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JP03981397A JP4100582B2 (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | シート打ち抜き整列方法及びシート打ち抜き整列装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP03981397A JP4100582B2 (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | シート打ち抜き整列方法及びシート打ち抜き整列装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH10217194A JPH10217194A (ja) | 1998-08-18 |
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KR102067943B1 (ko) * | 2019-11-20 | 2020-01-17 | 허남총 | 종이디스크 제조장치 |
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1997
- 1997-02-07 JP JP03981397A patent/JP4100582B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPH10217194A (ja) | 1998-08-18 |
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