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JP4093271B2 - 通信傍受送信方法 - Google Patents

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本発明は、携帯電話或いは固定電話による2者通話を、あらゆる現場の状況に対応し且つ周囲に気づかれることなく明瞭に傍受して第3者に無線で送信することを可能にする通信傍受送信方法に関する。
従来、人質立て籠もり事件、誘拐事件などの犯罪捜査において、犯人との通話は、固定電話機或いは携帯電話機の通信を傍受するためのピックアップ装置、或いは通信会社の協力による傍受が行われていた。しかし、刻々と変わる状況下で、傍受のための準備を整えることは容易ではなかった。また、携帯電話の普及により、傍受する場所が刻々と変わる今日では従来の固定電話の傍受装置では対応できない状況にあった。
例えば、人質立て籠もり事件などの犯人と交渉役との2者通話においては、現場に出向いた交渉役の携帯電話が多く用いられるが、通話している状況が犯人に目撃されるような場所で通話することが想定され、交渉役が犯人との交渉過程を同時進行的に作戦本部に知らせることは困難であった。また、通話している交渉役は通話中には、作戦本部からの指令或いは現場の作戦状況報告を受けることができなかった。
特許文献1は、マイク機能を有するイヤホンを用いた全二重オーディオ通信回路に係る発明である。この発明は、1個のマイク機能を有するイヤホンを用いて、自分の発声を耳孔内の空気伝導から送信し、同時に相手からの電気信号を受信して、それらの音声をハウリングなしで明瞭に聴取可能な技術である。
従来、この発明は、1つのマイク機能を有するイヤホンを用いてハンズフリーで通話することを主たる目的として用いられていた。これは、装着者の耳孔内を伝わる発声のみを明瞭に採音することがその特徴であったことによる。
特開2001−157292号公報(第2、3頁、第1図)
本発明は、前述の問題点を解決するため、通話者の耳孔内に装着されたマイク機能を有するイヤホンを介して、2者通話音声を同時に別の無線送受信機に入力して送信し、第3者に傍受可能とする方法を提供することを課題とする。
また、2者通話の内容を第3者に傍受可能に送信しながら、同時に第3者からの通信を受信して、2者通話の相手に気づかれることなく傍受可能にする方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明の通信傍受送信方法は、振動部材とそれに接続した磁気回路或いは圧電素子部材を備え、装着者の発声する音声の耳孔内における空気伝導及び装着者の耳孔近傍にあてがわれた受話器からの空気伝導を介した音波を前記振動部材或いは圧電素子部材で受けて音響入力を電気信号出力に変換するマイク機能と、外部から送られてくる音声信号電流により前記振動部材或いは圧電素子部材を変位振動させて音波を生成する電気信号入力を音響出力に変換するイヤホン機能との両変換機能を備えるマイク機能を有するイヤホンと、前記マイク機能を有するイヤホンと2線で接続されマイクからの入力の電気的フィードバックをキャンセルしてハウリングを防止する全2重オーディオ通信制御部と、前記全2重オーディオ通信制御部に音声出力端子とマイク端子が接続された無線送受信機を備え、
携帯電話或いは固定電話機の前記受話器との2者の通話音声を、通話者の前記受話器があてがわれた一方の耳孔内に装着された前記マイク機能を有するイヤホンを介して前記無線送受信機に入力し第3者に送信して傍受させることを特徴とする。
また、前記マイク機能を有するイヤホンを左右の耳孔に装着し、装着者が電話機の受話器を通常あてがう耳孔に装着した前記マイク機能を有するイヤホンに傍受送信用の第1の無線送受信機を接続し、他方の前記マイク機能を有するイヤホンに第三者との通話或いは指令或いは報告受信用の第2の無線送受信機を接続し、
一方の耳孔を介して携帯電話或いは固定電話機の前記受話器との2者通話を行うと同時に、前記マイク機能を有するイヤホンを介して前記無線送受信機に入力し第3者に送信して傍受させ、他方の耳孔を介して第三者からの指令或いは報告音声を2者通話相手に気づかれることなく傍受することを特徴とする。
また、前記全二重オーディオ通信制御部は、耳孔内空気伝導によるマイク機能を有するイヤホン1個のみと、前記無線送受信機の入力端子からの受信信号を前記イヤホンの入出力端子へ出力するため、その間に接続された増幅回路及びそれに直列のインピーダンス回路と、前記イヤホンの入出力端子からの送信信号を前記無線送受信機の出力端子へ出力するため、その間に直列に接続された第1のA/D変換器、第1の圧縮器、伸長器及びD/A変換器と、前記入力端子からの受信信号が前記伸長器及びD/A変換器を介して前記出力端子へ出力されるのを防止するため、前記第1の圧縮器及び前記伸長器の接続点と前記入力端の間に直列に接続された第2のA/D変換器、第2の圧縮器、帰還入力端子を有し利得・位相制御を行うアダプティブ・デジタル・フィルタからなる分岐回路とを具備し、前記第1の圧縮器と前記分岐回路との間に設けた信号合成回路において、前記入力端子からの受信デジタル信号を合成して、その合成出力を前記アダプティブ・デジタル・フィルタの帰還入力端子に戻し、その合成出力を最小になるようにデジタル信号処理することを特徴とする。
本発明の通信傍受送信システムによれば、2者通話の内容を、騒音下であっても明瞭且つハウリングなしに第3者に傍受させることができる。特に、通話者の耳孔内のマイクイヤホンで収録するため、通話者の耳孔近傍にあてがわれた受話器からの受信音声と、耳孔内を伝わる通話者の音声のみを明瞭に収録させることができる。
また、前記2者通話の傍受は、一方の耳孔内のマイク機能を有するイヤホンで行うことができるため、2者通話中の通話者は、第3者からの無線送受信機に接続されたマイク機能を有するイヤホンをもう一方の耳孔内に装着することにより2者通話の相手に気づかれることなく第3者からの通信を同時傍受することが可能となる。
本発明の通信傍受送信システムは、2者通話の携帯電話機などの受話器が頭部耳側にあてがわれ、通話者の耳孔内に装着されたマイク機能を有するイヤホンは隠れた状況となるため、傍受していることの秘匿が容易に可能であり、事件現場において、犯人或いは交渉相手を刺激しないで事件対策本部、現場指揮者、作戦遂行要員との情報共有を可能にすることができる。
本発明の通信傍受送信方法を、図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の通信傍受送信方法を示す模式図である。
図1において、1は2者通話の通話相手、2は通話者である。3は、通話相手1と通話者2との2者通話を傍受する第3者(傍受者)である。
2者通話の通話相手1と通話者2との通信は、図1では携帯電話の受話器4、5を示したが、一方が固定電話或いは両者が固定電話であっても良く、通話者耳孔2aにあてがう形で送受話器5を操作するものであればいずれでも良い。
本発明の通信傍受方法では、通話者2は、無線送受信機8のイヤホン出力端子と、マイク入力端子に接続された全二重オーディオ通信制御部7の入出力端子に接続されたマイク機能を有するイヤホン6を、前記送受話器5をあてがう通話者耳孔2a内に装着しておく。
通話者2は、予め無線送受信機8の電源をONとしておき、通話者2の発声をマイク機能を有するイヤホン6に耳孔内の空気伝導で採音させ、且つ無線送受信機8により受信した第3者(傍受者)3からの通信聴取を行う状態としておく。このとき、無線送受信機8とマイク機能を有するイヤホン6の間に接続した無線送受信機8が、音声出力と音声入力の重畳によるハウジングをキャンセルして明瞭な通信を可能とする。
また通話者2は、全二重オーディオ通信制御部7と無線送受信機8のマイク入力端子と,イヤホン出力端子の4線接続を、全二重オーディオ通信制御部7とマイク機能を有するイヤホン6との2線接続に変換し、内ポケットなどに装着した無線送受信機8及び全二重オーディオ通信制御部7は外部からは所持している状態を秘匿すると共に、細い2線コードに接続されたマイク機能を有するイヤホン6を耳孔内に装着する。
マイク機能を有するイヤホン6は、通話者耳孔内2aに収まり、その接続コードは細く、さらに肌色など外部に気づかれることのない色のものを用いることで,外見から傍受用のイヤホンが装着されていることを目立たない状態とすることができる。
ここで、通話相手1と通話者2の通話が受話器4、5の間で交わされると、通話者2の耳孔近傍にあてがわれた受話器5の音声は、通話者2に聴取されると共に、その通話者耳孔2a内に装着されたマイク機能を有するイヤホン6に採音され、全二重オーディオ通信制御部7を介してハウジングをキャンセルされて無線送受信機8に入力されて、送信される。
同時に、通話者2の応答音声は、受話器5から通信相手1の受話器4に送られると同時に、その通話者耳孔2a内に装着されたマイク機能を有するイヤホン6に採音され、全二重オーディオ通信制御部7を介してハウジングをキャンセルされて無線送受信機8に入力されて、送信される。
以上によって、通話相手1と通話者2との2者通信は、第3者(傍受者)3の無線送受信機8で受信され、2者通話と同時に第3者の傍受が行われる。図1には第3者(傍受者)3は、全2重オーディオ通信制御部7及びそれに接続されたマイク機能を有するイヤホン6を装着していない図を示したが、第3者(傍受者)3が室外の暴風雨や騒がしい室内などの環境にある場合は、マイク機能を有するイヤホン6を装着した無線送受信機8とすれば、明瞭な聴取を行うと共に、周囲の騒音を拾って通話者に送信する事態を避けることができる。すなわち、傍受者から不要な音声・雑音を通話者2に送ることを避ける事ができる。
前記マイク機能を有するイヤホンは、振動部材とそれに接続した磁気回路或いは圧電素子部材を備え、装着者の発声する音声の耳孔内における空気伝導及び装着者の耳孔近傍にあてがわれた受話器5からの空気伝導を介した音波を前記振動部材或いは圧電素子部材で受けて音響入力を電気信号出力に変換するマイク機能と、外部から送られてくる音声信号電流により前記振動部材或いは圧電素子部材を変位振動させて音波を生成する電気信号入力を音響出力に変換するイヤホン機能との両変換機能を備える。本発明のマイク機能を有するイヤホン6は、耳孔内に挿入して骨伝導音声を採音する骨伝導マイクと異なり、口腔から耳孔に伝導する発声の空気伝導を採音するマイク機能と、電気信号を音波に変換するイヤホン機能とを1個のイヤホンマイクで実現する。
具体的には、振動部材とそれに接着した磁性部材とその磁性部材を捲くコイル部を少なくとも備えたマグネチック型イヤホン、または、振動部材と、それに接続するコイル部と、コイル部の内側に配設された磁石と、前記磁石と前記コイル部外側に配設された磁気ヨークとを接続する磁気回路とを少なくとも備えたダイナミック型イヤホン、または、圧電素子部材を備えたクリスタル型イヤホンのいずれかを用いる。
また全2重オーディオ通信制御部は、マイク機能を有するイヤホンと2線で接続されマイクからの入力の電気的フィードバックをキャンセルしてハウリングを防止するもので、耳孔内のマイク機能を有するイヤホンを用いた通信を明瞭に、且つ一つのイヤホンでマイク機能を備えるものとするために不可欠な装置である。その回路については、図4を参照して後述する。
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。図2は、本発明の第2の実施形態を示す模式図である。図1と同一のものは同じ符号として説明を省略する。
この実施の形態では、通話者2及び第3者(傍受・指令・報告)3は2台の無線送受信機とそれに接続されたマイク機能を有するイヤホン6a、6bを、左右の耳孔に装着することが特徴である。
マイク機能を有するイヤホン6a、6bを左右の耳孔に装着し、装着者が電話機の受話器5を通常あてがう通話者耳孔2aに装着した前記マイク機能を有するイヤホン6aに傍受送信用の第1の無線送受信機8aを接続し、他方の前記マイク機能を有するイヤホン6bに第三者との通話或いは指令或いは報告受信用の第2の無線送受信機8bを接続し、一方の通話者耳孔2aのマイク機能を有するイヤホン6aを介して携帯電話或いは固定電話機の前記受話器5との2者通話を行うと同時に、他方の通話者耳孔2aのイク機能を有するイヤホン6bを介して第三者(傍受・指令・報告者)3からの指令或いは報告音声を2者通話相手に気づかれることなく傍受する。
図2には、第3者(傍受・指令・報告)3を一人のみ図示したが、無線送受信機8a、8bを持つ第3者を複数人とすることは、同一周波数の無線送受信機を用意することで容易に実現することができることは勿論である。
図3は、本発明の通信傍受方法を用いた人質立て籠もり事件現場における通信シチュエーションを説明する模式図である。
図において、通話相手(犯人)1は、犯行現場の建物内に人質10と共に立て籠もっている。通話者(交渉人)2は、犯行現場の建物近傍から、携帯電話の受話器5を介して犯人との交渉を行う。犯行現場周辺には、複数の現場警官3aが配置されている。また、警察署の建物に設けられた事件対策本部には本部警察官3b配置されている。
このような、状況において、本発明の通信傍受方法を適用するには、犯人との交渉役(通話者2)に、犯人からの通話を受信する携帯電話(受話器)5を所持させると共に、傍受送信専用の無線送受信機A(8a)と、指令報告用の無線送受信機B(8b)を所持させて、それぞれの無線送受信機A,Bに接続されたマイク機能を有するイヤホン6a、6bを左右の耳孔内に装着させておく。
また、複数の現場警官3a、及び本部警察官3bにも、無線送受信機A(8a)と、指令報告用の無線送受信機B(8b)を所持させて、それぞれの無線送受信機A,Bに接続されたマイク機能を有するイヤホン6a、6bを左右の耳孔内に装着させておく。
さらに、事件対策本部には、無線送受信機A(8a)のイヤホン出力端子に接続された録音機を設けて、犯人との通話傍受を録音可能な準備をしておく。
この状況下で、犯人から携帯電話で呼び出された通話者(交渉役)2の会話は、無線送受信機A(8a)を介して、現場警官3a、本部警察官3b及び録音機を接続した無線送受信機A(8a)の全員に送信される。
同時に、犯行現場近傍に配置された現場警官3aから、現場における犯人の位置や、人質10の様子などの現場状況が無線送受信機B(8b)から送信され、通話者(交渉役)2をはじめ、現場警官3a、本部警察官3bの全員に伝えられる。また、事件対策本部からの任務遂行の指示などが無線送受信機B(8b)から全員に送信される。無線送受信機B(8b)の音声は、マイク機能を有するイヤホン6bにより装着者の耳孔内に伝えられるため、周囲の騒音に左右されることなく、且つ現場に居合わせる周囲の人たちにも聞くことはできない。勿論、犯人にその通信を悟られることがない。
図3は、立て籠もり事件の例を示したが、誘拐事件における犯人との交渉においても、本発明の通信傍受方法は、有効な手段を提供することができる。
図4は本発明の全二重オーディオ通信制御部の回路の実施例を示す回路図である。図4において、150は全二重オーディオ通信制御部(送受話器回路部)である。11aは出力端子、11bは入力端子、12はマイク機能を有するイヤホンの入出力端子、G1、Z1はそれぞれ入力端の受信電圧と出力端の等価負荷抵抗、G2、Z2はそれぞれ入出力端の出力電圧と等価負荷抵抗を示す。
20はデジタル回路で構成された範囲を示し、21,22はアナログ・デジタル変換を行う第1及び第2のA/D変換器、23はデジタル・アナログ変換を行うD/A変換器、24,25はそれぞれ第1及び第2の圧縮器、26は伸長器、27はアダプティブ・デジタル・フィルタ、27aはアダプティブ・デジタル・フィルタ27の利得・位相制御入力端子、28はデジタル信号合成回路である。
動作は以下のようになる。入力端子11bからの入力信号はオペアンプ増幅回路A1及び抵抗回路R1を通り、入出力端子から負荷抵抗Z2に出力する。一方、入出力端子12からの入力信号は第1のA/D変換器21に入り、デジタル信号となり、第1の圧縮器24に入る。次に伸長器26に入り、D/A変換器23に入り、アナログ信号になって、出力端子11aからその負荷抵抗Z1に出力する。一方、入力端子11bからの入力信号が出力端子11aにフィードバックするのを防止するため、入力端子11bからの入力信号を第2のA/D変換器22に入れてデジタル信号とし第2の圧縮器25に入り、次に、アダプティブ・デジタル・フィルタ27に入る。この出力と第1の圧縮器24を経由した入力信号とデジタル信号合成回路28で合成する。この時、その合成信号をアダプティブ・デジタル・フィルタ27の帰還入力端子27aに入力し、その合成信号が最小になるようにアダプティブ・デジタル・フィルタ27の利得と位相を変化調整する。つまり利得・位相調整回路として使用する。アダプティブ・デジタル・フィルタは入出力端の負荷抵抗Z2などが変化しても対応が可能である。
この全二重オーディオ通信制御部(送受話器回路部)は次のような効果を奏する。入力端子からの入力信号が出力端子にほとんど現われないようにするため利得と位相を調整するキャンセル回路に圧縮器と伸長器を組合せることによって、従来例では、安定に動作する限界といわれていた−30dBを大きく向上させ、−60dB程度の安定な動作を行う全二重オーディオ通信回路(送受話器回路部)を提供することが可能となるものである。
本発明の通信傍受送信方法を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態の通信傍受送信方法を示す模式図である。 本発明の通信傍受方法を用いた人質立て籠もり事件現場における通信シチュエーションを説明する模式図である。 本発明の全二重オーディオ通信制御部の回路の実施例を示す回路図である。
符号の説明
1 通話相手、(犯人)
2 通話者、(交渉役)
3 第3者(傍受者)(傍受・指令・報告)
3a 現場警官
3b 本部警察官
4 受話器(携帯電話・固定電話)
5 受話器(携帯電話・固定電話)
6 マイク機能を有するイヤホン
6a、6b マイク機能を有するイヤホン
7 全二重オーディオ通信制御部
8 無線送受信機
8a 無線送受信機A
8b 無線送受信機B
10 人質
A1 第1の増幅回路、オペアンプ増幅回路
G1 入力端の入力電圧
G2 入出力端からの入力電圧
R1 第1のインピーダンス回路、抵抗回路
Z1 出力端の負荷抵抗
Z2 入出力端の負荷抵抗
11a 出力端子
11b 入力端子
12 マイク機能を有するイヤホン入出力端子
20 デジタル回路
21 第1のA/D変換器
22 第2のA/D変換器
23 D/A変換器
24 第1の圧縮器
25 第2の圧縮器
26 伸長器
27 アダプティブ・デジタル・フィルタ
27a 帰還入力端子
28 デジタル信号合成回路
50 マイク機能を有するイヤホン(マグネチック型イヤホン)
60 マイク機能を有するイヤホン(ダイナミック型イヤホン)
70 マイク機能を有するイヤホン(クリスタル型イヤホン)
150 全二重オーディオ通信制御部(送受話器回路部)

Claims (3)

  1. 振動部材とそれに接続した磁気回路或いは圧電素子部材を備え、装着者の発声する音声の耳孔内における空気伝導及び装着者の耳孔近傍にあてがわれた受話器からの空気伝導を介した音波を前記振動部材或いは圧電素子部材で受けて音響入力を電気信号出力に変換するマイク機能と、外部から送られてくる音声信号電流により前記振動部材或いは圧電素子部材を変位振動させて音波を生成する電気信号入力を音響出力に変換するイヤホン機能との両変換機能を備えるマイク機能を有するイヤホンと、前記マイク機能を有するイヤホンと2線で接続されマイクからの入力の電気的フィードバックをキャンセルしてハウリングを防止する全2重オーディオ通信制御部と、前記全2重オーディオ通信制御部に音声出力端子とマイク端子が接続された無線送受信機を備え、
    携帯電話或いは固定電話機の前記受話器との2者の通話音声を、通話者の前記受話器があてがわれた一方の耳孔内に装着された前記マイク機能を有するイヤホンを介して前記無線送受信機に入力し第3者に送信して傍受させることを特徴とする通信傍受送信方法。
  2. 前記マイク機能を有するイヤホンを左右の耳孔に装着し、装着者が電話機の受話器を通常あてがう耳孔に装着した前記マイク機能を有するイヤホンに傍受送信用の第1の無線送受信機を接続し、他方の前記マイク機能を有するイヤホンに第三者との通話或いは指令或いは報告受信用の第2の無線送受信機を接続し、
    一方の耳孔を介して携帯電話或いは固定電話機の前記受話器との2者通話を行うと同時に、前記マイク機能を有するイヤホンを介して前記無線送受信機に入力し第3者に送信して傍受させ、他方の耳孔を介して第三者からの指令或いは報告音声を2者通話相手に気づかれることなく傍受することを特徴とする請求項1記載の通信傍受送信方法。
  3. 前記全二重オーディオ通信制御部は、耳孔内空気伝導によるマイク機能を有するイヤホン1個のみと、前記無線送受信機の入力端子からの受信信号を前記イヤホンの入出力端子へ出力するため、その間に接続された増幅回路及びそれに直列のインピーダンス回路と、前記イヤホンの入出力端子からの送信信号を前記無線送受信機の出力端子へ出力するため、その間に直列に接続された第1のA/D変換器、第1の圧縮器、伸長器及びD/A変換器と、前記入力端子からの受信信号が前記伸長器及びD/A変換器を介して前記出力端子へ出力されるのを防止するため、前記第1の圧縮器及び前記伸長器の接続点と前記入力端の間に直列に接続された第2のA/D変換器、第2の圧縮器、帰還入力端子を有し利得・位相制御を行うアダプティブ・デジタル・フィルタからなる分岐回路とを具備し、前記第1の圧縮器と前記分岐回路との間に設けた信号合成回路において、前記入力端子からの受信デジタル信号を合成して、その合成出力を前記アダプティブ・デジタル・フィルタの帰還入力端子に戻し、その合成出力を最小になるようにデジタル信号処理することを特徴とする請求項1または2記載の通信傍受送信方法。
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