JP4089280B2 - Etc用車載機及びetc用車載機の表示モード切換方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、高速道路の利用料金の支払い、決済をカードで自動的に行えるETC(Electronic Tool Collection System)車載機及びその表示モード切換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
高速道路利用料金の支払いは、通常は高速道路のゲートにて車を停止し、そのゲートの集金員に対して所用の金額或いはチケットを手渡すという形態で行われる。
しかし、各自動車等の車両が支払いの度にゲートにて停めることは交通渋滞の大きな原因になるし、自動車等の車両を運転する側にとっても支払いの度にゲートで車を止めて料金の支払いをすることは面倒である。
【0003】
そこで、近年、自動車等の車両に送受信機、カード読み取り機、決済用演算手段等からなるETC用の機器を搭載して貰うと共に、高速道路側では、自動車の送受信機からの信号を受信して車の拠点通過を確認し、それに基づいて高速道路利用料金の各種計算をし、毎月の所定の決済日にその自動車等のオーナー等の口座から自動的に引き落としができるようにするETCシステムが開発された。そして、その実施が最近開始された。
【0004】
そして、従来のETC用車載機は、ディスプレイを有し、高速道路利用料金をそのディスプレイによって表示するようになっており、ドライバ等は、ボタン操作により、表示する高速道路利用料金を、直前の高速道路利用のもの、前回の高速道路利用のもの、前々回の高速道路利用のもの、というように切り換えることができるようになっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のETC用車載機においては、ディスプレイで確認できるのは、1回毎の高速道路の利用に関する料金でしかなく、前の決済日から現在までの高速道路利用料金の累積値をディスプレイで確認することはできなかった。
そのため、今度の決済でどの程度お金が自己の口座から引き落とされるのかの判断が簡単ではなく、それがユーザーに不便だなという感じをもたらすことが少なくなかった。
【0006】
というのは、高速道路利用料金は距離等によって異なるも、決して、少額なものではなく、頻繁に高速道路を利用する者(ドライブ好きの人、運搬業を営むトラック運転手等)にとっては、月々の高速道路利用料金の支払いが非常に多くなる。
【0007】
従って、前の決済日から現在までの高速道路利用料金の累積値に基づいて、引き落とし日までに口座にどの程度の金額入れておかなければならないかについての計算をしたり、少し今月は高速道路の利用がし過ぎだから来週のドライブによる遠出は止めようかというような考えを持つようにすることが必要となるのであるが、従来においては、ETC用車載機にそのような累積値を表示する機能がなかったので、ついつい、口座への入金が不足したり、予想以上に高速道路を利用して家計を逼迫させたりするというおそれがあった。
【0008】
本発明はそのような問題を解決すべく為されたものであり、前の更新日から現在までの高速道路利用料金の累積値の確認ができる新規なETC用車載機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1のETC用車載機は、カード読み取り部分と、送受信回路と、高速道路を利用する度の高速道路利用料金を前の更新日からその次の更新日に至る前の現在までの利用料金の累積をする演算手段と、ディスプレイと、モード切換ボタンと、を少なくとも有し、上記モード切換ボタンの操作により、少なくとも、直前の高速道路利用についての利用料金を表示する直前利用料金表示モードと、前の更新日以降から今月の更新日前の現在までの高速道路利用料金の累積値を表示する今月累積料金表示モードとの間でモード切換ができるようにしてなり、モード切換ボタンについての操作時間に基準が設定され、モード切換ボタンが上記基準を越える時間押されたときは、更新日登録モードに切り換わるようにされ、更新日登録モードになると、1月内の日にちの所定日がディスプレイに表示され、更新登録モード下で、モード切換ボタンを上記基準を越えない時間操作する毎にディスプレイに表示される日にちが所定の順序で1日ずつ切り換わるようにされ、更新登録モード下で、モード切換ボタンを上記基準を越える時間操作状態を継続すると、そのときディスプレイで表示された日にちが更新日として登録されると共に、更新登録モードが終了するようにしてなることを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、モード切換ボタンの操作により今月累積料金表示モードに切り換えることにより、前の更新日から現在までの高速道路利用料金の累積値をディスプレイに表示させることができる。従って、ユーザーはそのディスプレイによる、今月累積料金表示モード下における表示から今月の利用料金の累積値を確認することができる。依って、その値に応じて口座へのお金の振り込みの必要性、振り込むべき額等についての認識、或いは今後の高速道路利用の抑制の必要性についての認識を、その表示から持ち得る。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明は、基本的には、カード読み取り部分と、送受信回路と、高速を利用する度の高速道路利用料金を前の更新日からその次の更新日に至る前の現在までの利用料金の累積をする演算手段と、ディスプレイと、モード切換ボタンと、を少なくとも有し、上記モード切換ボタンの操作により、少なくとも、直前の高速道路利用についての利用料金を表示する直前利用料金表示モードと、前の更新日以降から今月の更新日前の現在までの高速道路利用料金の累積値を表示する今月累積料金表示モードとの間でモード切換ができるようにしてなる。本発明は、乗用車、トラック、バス等の自動車用のETC用車載機に限らず、二輪車用のETC用車載機にも適用することができる。
【0012】
しかし、モード切換ボタンにより切り換えられるモードとして、前の前の更新日以降から前の更新日までの高速道路利用料金の累積値を表示する先月累積料金表示モードをも設けるようにしても良い。更には、前の前の前の更新日以降から前の前の更新日までの高速道路利用料金の累積値を表示する先先月累積料金表示モードをも設けるようにしても良い。このようにすると、先月の高速道路利用料金を、更には、先々月の高速道路利用料金を、今月の現在までの高速道路利用料金、即ち今月利用料金の累積値についての比較の基準にすることができ、使い過ぎか否か、利用口座への入金の必要性、必要の緊急性等の認識が促され易くなる。
【0013】
また、更新日を登録できるようにしても良い。というのは、月々の高速道路利用料金の決済について、例えば毎月の20日締めで、翌月の10日引き落としの場合もあれば、それ以外の場合もあり、それらに応じて或いは個人的な事情に応じて更新日を任意に設定し、登録できるようにすれば、使用者にとって使い勝手が良くなるからである。
更新日を登録できるようにする手段の一つとして、上記モード切換ボタンの操作状態継続時間、例えば押し時間を例えば予め設定した基準、例えば3秒間より長くすることによって更新日の登録ができる登録モードになるようにし、その登録モード下で更新日を設定できるようにすることが考えられる。上記基準は必ずしも3秒間に限定されるものではなくそれ以外の時間でも良い。
【0014】
そして、更新日登録モードになると、1月内の日にちの所定日(例えば01)が上記ディスプレイに表示され、該更新登録モード下で、上記モード切換ボタンを上記基準を越えない時間押す毎に上記ディスプレイに表示される日にちが所定の順序で1日ずつ切り換わり、該更新登録モード下で、上記モード切換ボタンを上記基準を越える時間押すと、そのとき上記ディスプレイで表示された日にちが更新日として登録されると共に、更新登録モードが終了するようにすると良い。
【0015】
また、ETC用車載機を、カード読み取り部分、上記演算手段を少なくとも有する主部と、モード切換ボタンと、ディスプレイと、上記送受信回路からの信号を送信し、外部からの信号を受信して該送受信回路に送るアンテナとを少なくとも有する副部とに、分けた構造にすると良い。
というのは、自動車の場合だと、副部をダッシュボード等車外から視認できるように位置に、主部をキーシリンダの下側の車外から視にくい位置、或いはグローブボックス内のキーロックが可能で且つ外部からは見えない位置に配置し、二輪車の場合だと、副部をスピードメータ周りのユーザーから見易い位置に、主部をシート下のラゲージボックス等キーロックが可能で外部からは見えない位置に配置するようにすることができ、配置の自由度が高まり、また、セキュリティを高めることができるからである。
【0016】
【実施例】
以下、本発明を図示実施例に従って詳細に説明する。
図1(A)、(B)及び図2は本発明ETC用車載機の第1の実施例を示すもので、(A)はETC用車載機の外観を示す斜視図、(B)はETC用車載機の回路構成を示す回路ブロック図、図2はETC用車載機の表示に関する動作を示すフローチャートである。
【0017】
先ず、図1(A)を参照してETC用車載機の構成の概略を説明する。図面において、1はETC用車載機の主部で、比較的扁平な直方体形状を有し、正面にETC用カードを受け入れるカード挿入口2と、該カード挿入口2を通じて主部1内部に入れたETC用カードを取り出すときプッシュするカード取り出しボタン3が配置されている。
【0018】
4は副部で、上記主部1とは別体に形成され、コード5を介してその主部1と電気的に接続されている。該副部4も扁平な直方体形状を有し、正面に例えば液晶表示素子からなるディスプレイ6と、モード切換ボタン7と、パイロットランプ8を有する。尚、本実施例においては、ETC車載機を、主部1と副部4に分けたので、自動車の場合だと、副部4をダッシュボード等車外から視認できるように位置に、主部1をキーシリンダの下側の車外から視にくい位置、或いはグローブボックス内のキーロックが可能で且つ外部からは見えない位置に配置し、二輪車の場合だと、副部4をスピードメータ周りのユーザーから見易い位置に、主部1をシート下のラゲージボックス等キーロックが可能で外部からは見えない位置に配置するようにすることができ、配置の自由度が高まり、また、セキュリティを高めることができる
【0019】
次に、図1(B)を参照して回路構成について説明する。3は上記カード取り出しボタン、6は上記ディスプレイ、7は上記モード切換ボタン、8は上記パイロットランプ、10は送受信回路で、アンテナ11を通じて入力された電波による信号を受信し、また、信号をアンテナ11を通じて外部(高速道路側の送受信部)へ送信をする。
【0020】
12はカード読み取り部で、上記カード挿入口2を通じて主部1内に挿入されたETC用カード12aの内容を読み取る。3は上記カード取り出しボタン、15はETC用車載機を全体的に制御するCPU(中央処理装置)、16はROM(Read Only Memory)で、CPU(Central Processing Unit)15が実行するプログラム等が記録されている。17はRAM(Rondam Acces Memory)で、CPU15がROM16に記録されているプログラムを実行するうえで必要な一時的記憶をする。18は時計回路で、常に現在の時刻を刻むと共に、タイマーとしての役割を果たす。
【0021】
次に、図2を参照してETC用車載機の動作を説明する。
(1)「利用情報?」
先ず、外部からアンテナ11を通じて高速道路利用に係る情報である利用情報が入力されたか否かを判定する。
(2)「情報処理」
上記ステップ(1)の判定結果がYesであった場合、入ってきた利用情報を処理して、高速道路の拠点(例えば入口ゲート或いは出口ゲート)の通過の確認、及びそれに伴う高速道路利用料金の演算、その他必要なジョブを実行する。尚、一つの高速道路利用が確認されると、その利用及び利用料金がRAM17に記憶されると共に、前の更新日(RAM17に記憶されている。)から今までの高速道路利用料金の累積演算処理も行う。その累積値が今月利用累積料金となる。また、その一月前の利用累積料金、即ち、先月利用累積料金についても記憶しておく。
【0022】
(3)「更新条件?」
次に、上記時計18から現在日時を読み出し、その読み出した日時が、更新日の所定時刻、例えば24時00分を経過するという更新条件を満たしたか否かを判定する。例えば更新日として設定された日が20日であれば、或る月の20日の24時00分を通過したとき更新条件を満たしたとして、Yesという判定結果が生じ、その20日の24時00分を経過する前だとNoという判定結果が生じることになる。そして、Noという判定結果が出た場合には、上記ステップ(1)に戻る。
【0023】
(4)「更新処理」
上記ステップ(3)の判定結果がYesの場合、即ち、更新条件を満たした場合、それより前(1月前)の更新日の上記所定時刻(24時00分)から今回の更新日迄の間における高速道路利用料金の累積値を確定し、それを前月累積料金として記憶する。それと共に、今月累積料金の記憶内容をリセット(0円に戻す)し、高速道路利用料金がある毎にその累積をすることのできる状態にする。
その後、ステップ(1)に戻る。
【0024】
(5)「ボタンオン?」
上記ステップ(1)の判定結果がNoの場合、即ち、外部からアンテナ11を通じて高速道路利用に係る情報である利用情報が入力されていない場合、モード切換ボタン7がオンされたか否かを判定する。Noという判定結果が生じた場合、Yesという判定結果が得られるまでその判定を繰り返す。尚、この状態ではディスプレイ6は無表示である。
(6)「計時開始」
上記ステップ(5)の判定結果がYesの場合、即ちモード切換ボタン7がオンされた場合、直ちに時計18を利用してオン時間tの計時を開始する。
【0025】
(7)「ボタンオフ?」
次に、モード切換ボタン7がオフされたか否かを判定する。その判定結果がNoの場合、Yesという判定結果が得られるまでのその判定を繰り返す。
(8)「t<3s」
上記ステップ(7)の判定結果がYesになった時、即ちモード切換ボタン7がオフになった時の上記計時した時間tが所定の基準である3s(秒)より短いか否かを判定する。
【0026】
(9)「直前利用料金表示」
上記ステップ(8)の判定結果がYesの場合、モードを直前の高速道路の利用についての料金をディスプレイ6に表示させる直前利用料金表示モードにする。尚、現在高速道路を走行中の場合は、その道路を走行しきる迄は、その走行は直前利用料金表示の対象とはならず、その前の高速道路の利用が料金表示の対象となる。
(10)「ボタン確認」
上記ステップ(5)〜(7)と同じフローを行う。即ち、モード切換ボタン7がオンされたかどうか及び該モード切換ボタン7がオンされた場合においてその後オン時間tの計時を開始すると共に、その後そのオンされたモード切換ボタン7がオフされたかどうかを判定するという、モード切換ボタン7の操作に関する確認をするのである。
【0027】
(11)「t<3s?」
その後、即ち、ステップ(10)において、モード切換ボタン7のオンが確認され、更に、オン時間tの計時を開始し、オフが確認された後、そのオン時間tが上記基準より短いか否かを判定する。
(12)「今月累積料金表示」
上記ステップ(11)の判定結果がYesの場合、モードを前の更新日(例えば20日)以後(より精確には更新日の所定時刻、例えば24時00分以後)から現在に至る高速道路利用料金の累積値を表示するモードにする。これにより、現在時点における今月の高速道路利用料金の累積値を認識することができる。
【0028】
(13)「ボタン確認」
上記ステップ(5)〜(7)と同じ[ステップ(10)とも同じ]フローの動作を行う。
(14)「t<3s?」
その後、即ち、ステップ(13)において、モード切換ボタン7のオンが確認され、更に、オン時間tの計時を開始し、オフが確認された後、そのオン時間tが上記基準(3秒)より短いか否かを判定する。
【0029】
(15)「先月累積料金表示」
上記ステップ(14)の判定結果がYesの場合、モードを、前の前の更新日経過後前の更新日迄の1月間における高速道路利用料金の総和、即ち、先月累積料金を表示するモードにする。これにより先月一ヶ月分の高速道路利用料金の総和を認識し、それを、既に認識済みの今月の高速道路利用料金の累積値が多すぎるか否かの判定の基準にすることができる。
(16)「ボタン確認」
上記ステップ(5)〜(7)と同じ[ステップ(10)、(13)とも同じ]フローの動作を行う。
【0030】
(17)「t<3s?」
その後、即ち、ステップ(13)において、モード切換ボタン7のオンが確認され、更に、オン時間tの計時を開始し、オフが確認された後、そのオン時間tが上記基準より短いか否かを判定する。
(18)「無表示」
上記ステップ(14)の判定結果がYesの場合、モードを、ディスプレイ6が何も表示しない無表示モードにする。
【0031】
(19)「ボタン確認」
上記ステップ(5)〜(7)と同じ[ステップ(10)、(13)、(16)とも同じ]フローの動作を行う。
(20)「t<3s?」
その後、即ち、ステップ(19)において、モード切換ボタン7のオンが確認され、更に、オン時間tの計時を開始し、オフが確認された後、そのオン時間tが上記基準より短いか否かを判定する。その判定結果がYesであれば、ステップ(1)に戻る。尚、判定結果がNoの場合もステップ(1)に戻る。しかし、Noの場合にフローがエンドになるようにしても良いし、また、ステップ(21)に進み、更新日登録モードになるようにしても良い。
【0032】
(21)「N=01」
上記ステップ(8)、(11)、(14)、(17)、(20)のいずれかの判定結果がNoになったとき、即ち、モード切換ボタン7をオンした時間tが基準(例えば3s)を越えたとき、更新日を登録するモードになる。そして、更新日についての候補値Nを初期値01に設定する。Nは01〜31の間で01、02、・・・31、01、02、・・・と変化し得る正の整数である。
(22)「登録モード及びN表示」
次に、ディスプレイ6に更新日を登録するモードであることを示す表示(例えば「Renewal Date」と、上記更新日の候補値Nを表示する。
【0033】
(23)「ボタンオン?」
その後、モード切換ボタン7がオンされたか否かを判定する。Noという判定結果が生じた場合、Yesという判定結果が得られるまでその判定を繰り返す。
(24)「計時開始」
上記ステップ(5)の判定結果がYesの場合、即ちモード切換ボタン7がオンされた場合、直ちに時計18を利用してのオン時間tの計時を開始する。
【0034】
(25)「ボタンオフ?」
次に、モード切換ボタン7がオフされたか否かを判定する。その判定結果がNoの場合、Yesという判定結果が得られるまでのその判定を繰り返す。
(26)「t<3s」
上記ステップ(25)の判定結果がYesになった時、即ちモード切換ボタン7がオフになった時の上記計時した時間tが所定の基準である3s(秒)より短いか否かを判定する。
【0035】
(27)「N=N+1」
上記ステップ(26)の判定結果がYesの場合、上記更新日の候補値Nをインクリメント(+1)する。
(28)「N表示」
そして、ディスプレイ6によって表示されている更新日Nを上記インクリメントされた値に切り換える。つまり新しいNを更新日の候補としてディスプレイ6に表示させる。
その後、上記ステップ(23)に戻る。
【0036】
従って、上記モード切換ボタン7を1回押し、3秒以内に離す(オフする)動作をする毎に、上記更新日の候補値Nを1ずつ大きくすることができ、そのディスプレイ6に表示する候補値Nもそれに伴って変化する。図3はそのように表示が変化する例を示す副部4の斜視図である。尚、変化が可能なのは01〜31の範囲内であり、N=31の状態で更に上記モード切換ボタン7を押して、3秒以内に離すという操作をすると、N=01に戻るようになっている。
【0037】
(29)「N確定」
上記ステップ(26)の判定結果がNoの場合、即ち、モード切換ボタン7をオンするオン時間tが3秒を越えた場合、そのときのNの値(ディスプレイ6によって現在表示されている値でもある。)を以て更新日と確定する。具体的には、上記ステップ(3)[「比較条件?」という判定をするステップ]における判定条件の更新日の値をそのNの値に切り換える。
(30)「登録表示」
その後、そのNを以て更新日と登録したことを示す表示をする。その後、上記ステップ(1)に戻る。
【0038】
以上に述べたように、本ETC用車載機によれば、モード切換ボタン7の操作により今月累積料金表示モードに切り換えることにより、前の更新日から現在までの高速道路利用料金の累積値をディスプレイに表示させることができる。従って、ユーザーはそのディスプレイによる、今月累積料金表示モード下における表示から今月の利用料金の累積値を確認することができる。
そして、先月累積料金表示モードをも設けるようにしたので、先月の高速道路利用料金を、更には先々月の高速道路利用料金を、今月の現在までの高速道路利用料金についての比較の基準にすることができ、使い過ぎか否か、利用口座への入金の必要性、必要の緊急性、入金額乃至その程度の認識が促され易くなる。
【0039】
そして、高速道路利用料金に関する表示をするモードの時に、モード切換ボタン7を3秒間以上押すことによって、更新日登録モードにすることができ、モード切換ボタン7を3秒以内押すということを繰り返すことによって更新日の候補日Nを切り換えることができ、更新日と確定したい日Nが表示されている状態の時にモード切換ボタン7を3秒間以上押すことによってその日Nを新しい更新日として登録することができる。
【0040】
【発明の効果】
本発明によれば、モード切換ボタンの操作により今月累積料金表示モードに切り換えることにより、前の更新日から現在までの高速道路利用料金の累積値をディスプレイに表示させることができる。従って、ユーザーはそのディスプレイによる、今月累積料金表示モード下における表示から今月の利用料金の累積値を確認することができる。依って、その値に応じて口座へのお金の振り込みの必要性、振り込むべき額等についての認識、或いは今後の高速道路利用の抑制の必要性についての認識を、その表示から持ちうる。さらに、更新日を登録できるようにしたので、月々の高速道路利用料金の決済日の違い、或いは個人的な事情に応じて更新日を任意に設定し、することができ、使用者の使い勝手が良くなる。
【0041】
また本発明によれば、モード切換ボタンにより切り換えられるモードとして、前の前の更新日以降から前の更新日までの高速道路利用料金の累積値を表示する先月累積料金表示モードをも設けるようにしたので、先月の高速道路利用料金を、今月の現在までの高速道路利用料金についての比較の基準にすることができ、使い過ぎか否か、利用口座への入金の必要性、必要の緊急性の認識が促され易くなる。
【0043】
また本発明によれば、カード読み取り部分、演算手段を少なくとも有する主部と、モード切換ボタンと、上記ディスプレイと、上記送受信回路からの信号を送信し、外部からの信号を受信して該送受信回路に送るアンテナとを少なくとも有し、上記主部とは別体の副部とに分けたので、自動車の場合だと、副部をダッシュボード等車外から視認できるように位置に、主部をキーシリンダの下側の車外から視にくい位置、或いはグローブボックス内のキーロックが可能で且つ外部からは見えない位置に配置し、二輪車の場合だと、副部をスピードメータ周りのユーザーから見易い位置に、主部をシート下のラゲージボックス等キーロックが可能で外部からは見えない位置に配置するようにするというようなことができ、配置の自由度が高まり、また、セキュリティを高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)は本発明ETC用車載機の第1の実施例を示すもので、(A)はETC用車載機の外嵌を示す斜視図、(B)はETC用車載機の回路構成を示す回路ブロック図である。
【図2】ETC用車載機の表示に関する動作を示すフローチャートである。
【図3】上記実施例における、更新日についての表示が変化する例を示す副部の斜視図である。
【符号の説明】
1・・・主部、2・・・ETC用カード挿入口、4・・・副部、6・・・ディスプレイ、7・・・モード切換ボタン、15・・・演算手段(CPU)、16・・・ROM、17・・・RAM、18・・・時計。
Claims (4)
- ETC用カードを受け入れ、該ETC用カードを読みとるカード読み取り部分と、
道路利用料金の計算及び決済をするための無線による送受信をする送受信回路と、
道路を利用する毎の道路利用料金を、前の更新日からその次の更新日までの1月間分累積をする演算手段と、
道路利用料金に関する表示をするディスプレイと、
上記ディスプレイに表示させるモードの切換をするモード切換ボタンと、
を少なくとも有し、
上記モード切換ボタンの操作により、少なくとも、直前の道路利用についての利用料金を表示する直前利用料金表示モードと、前の上記更新日以降次の更新日前の現在までの道路利用料金の累積値を表示する今月累積料金表示モードとの間でモード切換ができるようにしてなり、
上記モード切換ボタンについての操作時間に基準が設定され、
上記モード切換ボタンが上記基準を越える時間押されたときは、更新日登録モードに切り換わるようにされ、
上記更新日登録モードになると、1月内の日にちの所定日が上記ディスプレイに表示され、
上記更新登録モード下で、上記モード切換ボタンを上記基準を越えない時間操作する毎に上記ディスプレイに表示される日にちが所定の順序で1日ずつ切り換わるようにされ、
上記更新登録モード下で、上記モード切換ボタンを上記基準を越える時間操作状態を継続すると、そのとき上記ディスプレイで表示された日にちが更新日として登録されると共に、更新登録モードが終了するようにしてなる
ことを特徴とするETC用車載機。 - 上記モード切換ボタンの操作により、直前の道路利用についての利用料金を表示する直前利用料金表示モードと、前の上記更新日以降から次の更新日前の現在までの道路利用料金の累積値を表示する今月累積料金表示モードと、前の前の更新日以降前の更新日までの道路利用料金の累積値を表示する先月累積料金表示モードとの間でモード切換ができるようにしてなる
ことを特徴とする請求項1記載のETC用車載機。 - 上記カード読み取り部分及び上記演算手段を少なくとも有する主部と、
上記モード切換ボタンと、上記ディスプレイと、上記送受信回路からの信号を送信し、外部からの信号を受信して該送受信回路に送るアンテナとを少なくとも有し、上記主部とは別体の副部と、
からなることを特徴とする請求項1又は2記載のETC用車載機。 - ETC用カードを受け入れ、該ETC用カードを読みとるカード読み取り処理と、
道路利用料金の計算及び決済をするための無線による送受信をする送受信処理と、
道路を利用する毎の道路利用料金を、前の更新日からその次の更新日までの1月間分累積をする演算ステップと、
道路利用料金に関する表示をする表示処理と、
上記表示処理で表示させるモードの切換をするモード切換処理と、
を少なくとも有し、
上記モード切換処理により、少なくとも、直前の道路利用についての利用料金を表示する直前利用料金表示モードと、前の上記更新日以降次の更新日前の現在までの道路利用料金の累積値を表示する今月累積料金表示モードとの間でモード切換ができるようにしてなり、
上記モード切換処理についての操作時間に基準が設定され、
上記モード切換処理を指示するモード切換ボタンが上記基準を越える時間押されたときは、更新日登録モードに切り換わるようにされ、
上記更新日登録モードになると、1月内の日にちの所定日が上記ディスプレイに表示され、
上記更新登録モード下で、上記モード切換ボタンを上記基準を越えない時間操作する毎に表示される日にちが所定の順序で1日ずつ切り換わるようにされ、
上記更新登録モード下で、上記モード切換ボタンを上記基準を越える時間操作状態を継続すると、そのとき表示された日にちが更新日として登録されると共に、更新登録モードが終了するようにしてなる
ことを特徴とするETC用車載機の表示モード切換方法。
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