JP4085634B2 - 画像表示プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像情報を表示装置に表示させる情報処理装置の画像表示プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ディジタル写真の画像データ等により代表される画像情報は、近年のディジタルカメラに関する急速な技術革新に伴い、フィルム式のスチールカメラの代替として位置づけられるディジタルカメラにとどまることなく、携帯型情報端末装置、携帯電話機等に付加機能として装備されたディジタルカメラによっても、手軽に得ることができるようになっている。
【0003】
即ち、軽薄短小化・低価格化に伴うディジタルカメラや携帯型情報端末等の急激な普及によって、日常的にディジタルカメラ等を持ち歩くことが可能になったこと、フィルムの現像等を必要としないこと、あるいは撮影可能枚数がフィルム式のものに比べて多いこと等々により、利用者にとっては、いつでもどこでも気軽に写真撮影できるため、ディジタル写真としての画像情報を容易に入手することができる。また通信機能やデータ交換機能等を備えたものであれば、自ら撮影したものだけではなく、当該通信機能等を用いてディジタル写真等の画像データを外部との間で授受することも容易であるため、これによっても画像情報を手軽に入手したり、配布したりすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような画像データ等の画像情報を利用者は容易に入手することができるようになった反面、手軽に得られる分、入手した画像情報の数が飛躍的に増大し得る傾向にある。そのため、入手した大量の画像情報、特に旅行先や行楽地等で数多く撮影したディジタル写真等を、適当に分類してパソコン等の画面に表示しようとしても、通常のアプリケーションプログラム等においては、撮影順に従って時系列的に並べて表示させる程度が限度である。
【0005】
つまり、ディジタル写真の画像データ等により代表される画像情報を、手軽にかつ大量に入手することができるようになったものの、それらを容易に分類して表示する手段がないという問題が生じるに至っている。
【0006】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、画像情報を容易に分類して表示し得る画像表示プログラムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の作用・効果】
上記目的を達成するため、請求項1の画像表示プログラムでは、画像情報を表示装置に表示させる情報処理装置の画像表示プログラムであって、時間を表す第1の座標軸および距離を表す第2の座標軸からなる2次元座標を前記表示装置に表示させる座標表示制御手段と、地理上の任意位置を示す地点情報および該地点情報に関する時刻情報を取得する地点・時刻情報取得手段と、前記地点・時刻情報取得手段により取得された地点情報により特定される第1位置およびこの第1位置の時刻情報に基づく第1時刻を、前記2次元座標の原点に設定する原点設定手段と、前記地点・時刻情報取得手段により取得された第2位置の前記時刻情報に基づく第2時刻と前記第1時刻との差から求められる時間差に基づいて前記第1の座標軸上の時間座標値を算出する時間座標算出手段と、前記第1位置の地点情報と前記第2位置の地点情報との差から求められる前記第1位置から前記第2位置までの直線距離に基づいて前記第2の座標軸上の距離座標値を算出する距離座標算出手段と、前記第2位置の地点情報および時刻情報が関連付けられた画像情報を、前記距離座標値および前記時間座標値に基づいて前記2次元座標空間上に配置し前記表示装置に表示させる画像情報表示制御手段と、を前記情報処理装置により機能させるためのプログラムを含むことを技術的特徴とする。
【0008】
請求項1の発明では、座標表示制御手段により、時間を表す第1の座標軸および距離を表す第2の座標軸からなる2次元座標を表示装置に表示させ、地点・時刻情報取得手段により、地理上の任意位置を示す地点情報および該地点情報に関する時刻情報を取得し、原点設定手段により、地点情報により特定される第1位置およびこの第1位置の時刻情報に基づく第1時刻を2次元座標の原点に設定する。そして、時間座標算出手段により、第2位置の時刻情報に基づく第2時刻と第1時刻との差から求められる時間差に基づいて第1の座標軸上の時間座標値を算出し、距離座標算出手段により、第1位置の地点情報と第2位置の地点情報との差から求められる第1位置から第2位置までの直線距離に基づいて第2の座標軸上の距離座標値を算出し、画像情報表示制御手段により、第2位置の地点情報および時刻情報が関連付けられた画像情報を距離座標値および時間座標値に基づいて2次元座標空間上に配置し表示装置に表示させる。これにより、画像情報に関連付けられた地点情報および時刻情報に基づいて、第1の座標軸(時間)と第2の座標軸(距離)とによる2次元座標空間上に当該画像情報を配置するので、この2次元座標空間上に配置された画像情報間における時刻と距離と相対関係を一目して把握することができる。したがって、各画像情報間の時間関係および距離関係を視覚的に利用者に提示することができるので、画像情報を容易に分類して表示し得る効果がある。
【0009】
また、請求項2の画像表示プログラムでは、前記座標表示制御手段は、前記第1の座標軸を前記表示装置の画面の上下方向に延びる縦軸として、前記第2の座標軸を前記画面の左右方向に延びる横軸として、両軸を十字状に直交させて配置するとともに、前記2次元座標空間を4分割して前記2次元座標を前記画面に表示する場合、前記原点を前記画面の右側上方に配置し、前記画像情報表示制御手段は、前記原点に近い前記第1の座標軸の上端側を前記第1時刻に近づく前記時間座標値、前記原点に遠い前記第1の座標軸の下端側を前記第1時刻から遠ざかる前記時間座標値、前記原点に近い前記第2の座標軸の右端側を前記第1位置に近づく前記距離座標値、前記原点に遠い前記第2の座標軸の左端側を前記第1位置から遠ざかる前記距離座標値、として前記画像情報を前記2次元座標空間に配置する請求項1記載の画像表示プログラムであって、前記原点を基準に時間の増減を表す表示を前記第1の座標軸に付し、前記原点を基準に距離の増減を表す表示を前記第2の座標軸に付す軸ラベル表示手段を前記情報処理装置により機能させるためのプログラムをさらに含むことを技術的特徴とする。
【0010】
請求項2の発明では、第1の座標軸を表示装置の画面の上下方向に延びる縦軸として、第2の座標軸を画面の左右方向に延びる横軸として、両軸を十字状に直交させて配置するとともに、2次元座標空間を4分割して2次元座標を画面に表示する場合、原点を画面の右側上方に配置し、原点に近い第1の座標軸の上端側を第1時刻に近づく時間座標値、原点に遠い第1の座標軸の下端側を第1時刻から遠ざかる時間座標値、原点に近い第2の座標軸の右端側を第1位置に近づく距離座標値、原点に遠い第2の座標軸の左端側を第1位置から遠ざかる距離座標値、として画像情報を2次元座標空間に配置する。そして、軸ラベル表示手段により、原点を基準に時間の増減を表す表示を第1の座標軸に付し、原点を基準に距離の増減を表す表示を第2の座標軸に付す。これにより、第1の座標軸と第2の座標軸との交点を座標原点として、画像情報に地点情報および時刻情報に基づいて時刻および距離を当該座標空間上に表現することができ、またこの原点を基準にして、第1の座標軸に「時間の増減を表す表示」および第2の座標軸に「距離の増減を表す表示」がそれぞれ付されるので、当該原点を基準に、第1、2の座標軸の時間または距離の増減を示す表示に従って画像情報を当該2次元座標空間上に表現することができる。さらに、第1の座標軸と第2の座標軸とにより2次元座標空間が4分割されていることから、そのうちの原点に近い画面右上側の範囲が距離、時間ともに比較的近いことや、画面右下側の範囲が距離は近くても時間として古いこと、また画面左下側の範囲が距離、時間ともに遠いことを当該2次元座標空間上に表現することができる。このため、各画像情報間における時間関係または距離関係を一目して理解できるように表すことができる。したがって、各画像情報間の時間関係および距離関係を、視覚的により理解しやすく利用者に提示することができるので、画像情報をさらに容易に分類して表示し得る効果がある。
【0011】
さらに、請求項3の画像表示プログラムでは、前記座標表示制御手段は、前記第1の座標軸を前記表示装置の画面の上下方向に延びる縦軸として、前記第2の座標軸を前記画面の左右方向に延びる横軸として、前記第1の座標軸を画面右側に、前記第2の座標軸を画面上側に、それぞれ位置させた逆L字状に配置して前記2次元座標空間を分割することなく前記2次元座標を前記画面に表示する場合、前記原点を前記両軸の交点に配置し、前記画像情報表示制御手段は、前記原点に近い前記第1の座標軸の上端側を前記第1時刻に近づく前記時間座標値、前記原点に遠い前記第1の座標軸の下端側を前記第1時刻から遠ざかる前記時間座標値、前記原点に近い前記第2の座標軸の右端側を前記第1位置に近づく前記距離座標値、前記原点に遠い前記第2の座標軸の左端側を前記第1位置から遠ざかる前記距離座標値、として前記画像情報を前記2次元座標空間に配置する請求項1記載の画像表示プログラムであって、前記原点を基準に時刻を表す表示を前記第1の座標軸に付し、前記原点を基準に距離を表す表示を前記第2の座標軸に付す軸ラベル表示手段を前記情報処理装置により機能させるためのプログラムをさらに含むことを技術的特徴とする。
【0012】
請求項3の発明では、第1の座標軸を表示装置の画面の上下方向に延びる縦軸として、第2の座標軸を画面の左右方向に延びる横軸として、第1の座標軸を画面右側に、第2の座標軸を画面上側に、それぞれ位置させた逆L字状に配置して2次元座標空間を分割することなく2次元座標を画面に表示する場合、原点を両軸の交点に配置し、原点に近い第1の座標軸の上端側を第1時刻に近づく時間座標値、原点に遠い第1の座標軸の下端側を第1時刻から遠ざかる時間座標値、原点に近い第2の座標軸の右端側を第1位置に近づく距離座標値、原点に遠い第2の座標軸の左端側を第1位置から遠ざかる距離座標値、として画像情報を2次元座標空間に配置する。そして、原点を基準に時刻を表す表示を第1の座標軸に付し、原点を基準に距離を表す表示を第2の座標軸に付す。これにより、第1の座標軸と第2の座標軸との交点を座標原点として、画像情報に地点情報および時刻情報に基づいて時刻および距離を当該座標空間上に表現することができ、またこの原点を基準にして、第1の座標軸に「時刻を表す表示」および第2の座標軸に「距離を表す表示」がそれぞれ付されるので、当該原点を基準に、第1、2の座標軸の時刻または距離を示す表示に従って画像情報を当該2次元座標空間上に表現することができる。このため、各画像情報間における時間関係または距離関係を一目して理解できるように表すことができる。したがって、各画像情報間の時間関係および距離関係を、視覚的により理解しやすく利用者に提示することができるので、画像情報をさらに容易に分類して表示し得る効果がある。
【0013】
さらにまた、請求項4の画像表示プログラムでは、請求項2または3において、前記2次元座標空間上で選択される任意位置を、新たな2次元座標空間の原点に設定し、この新たな2次元座標空間上に前記画像情報を再配置して前記表示装置に表示させる再配置表示制御手段を、前記情報処理装置により機能させるためのプログラムをさらに含むことを技術的特徴とする。
【0014】
請求項4の発明では、さらに再配置表示制御手段により、2次元座標空間上で選択される任意位置を新たな2次元座標空間の原点に設定し、この新たな2次元座標空間上に画像情報を再配置して表示装置に表示させる。これにより、当該任意位置に対して、相対的に、各画像情報間における時間関係または距離関係を一目で容易に理解できるように表すことができる。したがって、任意位置に対しても、各画像情報間の時間関係および距離関係を視覚的に利用者に提示することができるので、当該任意位置に対し画像情報を容易に分類して表示し得る効果がある。
【0015】
また、請求項5の画像表示プログラムでは、請求項1〜4のいずれか一項において、前記画像情報は、当該画像情報に対応する画像データを一義的に関連付ける記号情報であることを技術的特徴とする。
【0016】
請求項5の発明では、画像情報は、当該画像情報に対応する画像データを一義的に関連付ける記号情報であることから、画像データを直接表示することなく、当該画像データの内容を一義的に関連付けられた記号情報により簡易に表現することができる。これにより、画像データの内容が、一見しただけでは分かり難いものであっても、それに関連付けられた記号情報が表示されることにより、一目で容易に理解できるように表すことができる。したがって、画像データの内容を問わず、それに関連付けられた記号情報によって、各記号情報間の時間関係および距離関係を視覚的に利用者に提示することができるので、画像データを容易に分類して記号情報として表示し得る効果がある。
【0017】
さらに、請求項6の画像表示プログラムでは、請求項5において、前記表示装置により表示された前記記号情報のうちの一つを選択する記号情報選択手段と、前記記号情報選択手段により選択された前記記号情報に対応した画像データを前記表示装置に表示させる画像データ表示制御手段と、を前記情報処理装置により機能させるためのプログラムをさらに含むことを特徴とする。
【0018】
請求項6の発明では、記号情報選択手段により表示された記号情報のうちの一つを選択し、画像データ表示制御手段により、選択された記号情報に対応した画像データを表示装置に表示させる。これにより、記号情報を選択すると、選択された記号表示に対応した画像データが表示装置に表示されるので、時間関係または距離関係を相対的に表す記号情報による表示から、容易な操作により対応する画像データを表示装置に表示させることができる。したがって、記号情報として表示した場合であっても、画像データを容易に分類して表示し得る効果がある。
【0019】
上記目的を達成するため、請求項7の画像表示プログラムでは、画像情報を表示装置に表示させる情報処理装置の画像表示プログラムであって、地理上の任意位置を示す地点情報および該地点情報に関する時刻情報が関連付けられた画像情報を取得する第1のステップと、地理上の任意位置を示す地点情報を取得する第2のステップと、前記第1のステップにより取得された画像情報の時刻情報に基づく時刻を時間を表す第1の座標軸の時間座標値により表現し、前記第1のステップにより取得された画像情報の地点情報と前記第2のステップにより取得された任意位置の地点情報との差から求められる両位置間の直線距離を、該第1の座標軸とともに2次元座標を成す第2の座標軸の距離座標値により表現し、これら両座標値に基づいて前記画像情報を該2次元座標空間上に配置する第3のステップと、前記第3のステップにより前記2次元座標空間上に配置された前記画像情報および前記第1の座標軸と第2の座標軸とからなる前記2次元座標を、前記表示装置に表示させる第4のステップと、を前記情報処理装置に実行させることを技術的特徴とする。
【0020】
請求項7の発明では、第1のステップにより、地理上の任意位置を示す地点情報および該地点情報に関する時刻情報が関連付けられた画像情報を取得し、第2のステップにより、地理上の任意位置を示す地点情報を取得し、第3のステップにより、画像情報の時刻情報に基づく時刻を時間を表す第1の座標軸の時間座標値により表現し、画像情報の地点情報と任意位置の地点情報との差から求められる両位置間の直線距離を第1の座標軸とともに2次元座標を成す第2の座標軸の距離座標値により表現し、これら両座標値に基づいて画像情報を2次元座標空間上に配置し、第4のステップにより、2次元座標空間上に配置された画像情報および2次元座標を表示装置に表示させる。これにより、第1の座標軸(時間)と第2の座標軸(距離)とによる2次元座標空間上に当該画像情報を配置するので、この2次元座標空間上に配置された画像情報間における時刻と距離と相対関係を一目して把握することができる。したがって、各画像情報間の時間関係および距離関係を視覚的に利用者に提示することができるので、画像情報を容易に分類して表示し得る効果がある。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の画像表示プログラムを情報端末装置20の画像表示処理に適用した実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。
まず、本実施形態に係る情報端末装置20の構成を図1に基づいて説明する。図1に示すように、情報端末装置20は、主に、CPU21、メモリ22、画像情報データベース23、地図情報データベース24、入出力インタフェイス25、入力装置26、ディスプレィ27、GPSセンサ31、CCDカメラ33、通信装置35等から構成されている。なお、この情報端末装置20は、特許請求の範囲に記載の「情報処理装置」に相当するものである。
【0022】
CPU21は、情報端末装置20を制御する中央演算処理装置で、システムバスを介してメモリ22、画像情報データベース23、地図情報データベース24、入出力インタフェイス25等と接続されている。このメモリ22には、CPU21を制御するシステムプログラム22aや後述する各種制御プログラム22b、22c、22d、22e、22f、22g等が格納されており、CPU21はこれらのプログラムをメモリ22から読み出して逐次実行している。
【0023】
メモリ22は、システムバスに接続されている記憶装置であり、CPU21が使用する主記憶空間を構成するものである。このメモリ22には、システムプログラム22aを始めとして入力制御プログラム22b、座標表示プログラム22c、画像情報表示プログラム22d、現在位置検出プログラム22e、カレンダ表示プログラム22f、地図表示プログラム22g等が予め書き込まれている。
【0024】
画像情報データベース23は、CPU21が使用する補助記憶空間を構成する不揮発性メモリ、メモリカード、CD−ROM、DVD(Digital Versatile Disc)やハードディスク等で、システムバスを介してCPU21に接続されている。この画像情報データベース23には、画像情報として格納される画像データ23aのほかに、それぞれの画像データ23aに関連付けられた地点データ23bや時刻データ23cや、表示される画面の座標表示形式の設定データ等も併せて格納されている。なお、この画像データ23a、地点データ23bおよび時刻データ23cは、特許請求の範囲に記載の「画像情報」、「地点情報」および「時刻情報」にそれぞれ相当するものである。
【0025】
即ち、地理上の任意位置を示す地点情報としての地点データ23bおよび当該地点データ23bに関する時刻データ23cが、それぞれ画像データ23aに関連付けられているので、これらの画像データ23a、地点データ23bおよび時刻データ23cを1組にして各画像情報ごとに画像情報データベース23に格納されている。
【0026】
画像データ23aの具体例は、ディジタルカメラにより撮影されたディジタル写真の画像データや、アニメーション等に登場するキャラクタを表した図柄の画像データ、等々である。また画像データ23aによっては、地点データ23bまたは時刻データ23cの一方あるいはその両方を備えていないものもあるため、そのような場合には備えていないデータの代わりにNULL情報が格納されている。
【0027】
また、画像情報データベース23には、画像データ23aを一義的に関連付ける記号情報として、シンボル、例えば、画像データ23aに基づいて表示されるディジタル写真の画像を縮小化した画像(サムネイル)が、画像データ23aに関連付けられて格納されている(図5に示すPic1〜3)。これにより、後述する画面情報表示処理において、画面表示される座標空間内に収まるように適当な大きさのシンボルを表示することができるので、画像データ23aに基づいて表示されるディジタル写真の画像サイズが当該座標空間よりも大きくても画面表示に支障がない。なお、このシンボルは、サムネイルのほかに、例えば各種記号や英数字、漢字、仮名文字等の文字情報あるいはこれらの組み合わせ等であっても良い。なお、当該シンボルは、特許請求の範囲に記載の「記号情報」に相当するものである。
【0028】
地図情報データベース24も、画像情報データベース23と同様に、CPU21が使用する補助記憶空間を構成する不揮発性メモリ、メモリカード、CD−ROM、DVDやハードディスク等で、システムバスを介してCPU21に接続されている。この地図情報データベース24には、後述する地図表示プログラム22gによって画面表示される地図画像やナビゲーション機能に用いられる道路情報等を備えて地図データ24aが格納されている。
【0029】
入出力インタフェイス25は、入力装置26、ディスプレィ27、GPSセンサ31、CCDカメラ33、通信装置35等の入出力装置とCPU21等とのデータのやり取りを仲介する装置で、システムバスに接続されている。
【0030】
入力装置26は、情報端末装置20の操作パネルに設けられている入力装置で、入出力インタフェイス25を介してシステムバスに接続されている。この入力装置26は、利用者が画像表示を希望する画像情報や表示形式の選択、その他、情報端末装置20としての各種機能に関する情報を入力するものである。
【0031】
具体的には、後述するように、表示設定情報の入力処理(図2)における所定情報の入力に用いられる。一般に、押圧式のスイッチを所定数並べた構成を採るが、入力操作の簡便化を考慮してディスプレィ27の表面に設けられたタッチパネル式のものや、ジョイスティック式のもの、あるいは利用者の声を認識して情報端末装置20への入力情報に変換する、マイクロフォンと音声認識装置とで構成されているものもある。
【0032】
ディスプレィ27は、入力装置26により設定された表示設定に従った所定の表示形式により各画像情報を出力し得る表示装置で、情報端末装置20の操作パネルに設けられている。このディスプレィ27も、入出力インタフェイス25を介してシステムバスに接続されており、例えば、液晶表示器やCRT表示器により構成されている。また表示面に、入力装置26を構成するタッチパネルを備えているものもある。なお、このディスプレィ27は、特許請求の範囲に記載の「表示装置」に相当するものである。
【0033】
なお、本実施形態では、入力装置26とディスプレィ27は、情報端末装置20の操作パネルに設けたが、これに限られることはなく、情報端末装置20とは、別個の筐体に、入力装置26とディスプレィ27とを構成しても良い。
【0034】
GPSセンサ31は、経度・緯度により情報端末装置20の現在位置を地点データとし、また当該現在位置を検出した時点の時刻を時刻データとして、それぞれ出力するもので、入出力インタフェイス25を介してシステムバスに接続されている。このGPSセンサ31は、複数のGPS衛星からの信号を受信して利用者の絶対位置を計測するGPS受信機等から構成されている。なお、このGPSセンサ31は、特許請求の範囲に記載の「地点・時刻情報取得手段」に相当するものである。
【0035】
なお、本実施形態では、地点・時刻情報取得手段として、GPSセンサ31を用いたが、現在位置を検出できるものであればこれに限られることはなく、例えばジャイロセンサや複数の無線基地局から受信される電波(ビーコン波等)の強弱によって現在位置を検出するものであって良い。
【0036】
CCDカメラ33は、レンズを介して受光部に映し出された像をCCD素子によって撮影するもので、撮影したディジタル画像(ディジタル写真)を画像データ23aとして出力して、画像情報データベース23に格納し得るものである。なお、このCCDカメラ33により撮影されたディジタル写真の画像データ23aには、GPSセンサ31により地点データ23bおよび時刻データ23cが付加されるので、画像情報データベース23に格納される画像データ23aには、地点データ23bおよび時刻データ23cが関連付けられる。またこのCCDカメラ33により撮影されたディジタル写真の画像データ23aは付加された地点データ23bおよび時刻データ23cとともに、電子メール等に添付して他の情報端末装置20に送信することもできる。
【0037】
通信装置35は、他の情報端末装置や携帯電話機等との間で無線通信回線によるデータの送受信を行うための無線通信機器で、入出力インタフェイス25を介してシステムバスに接続されている。例えば、携帯電話機、PHS等の無線通信システムを利用しており、装置外部から、例えば直接またはインターネットを介して電子メールやそれに添付された画像、音声等の各種データをディジタル信号として電波にのせて送信したり、あるいは到来した電波を受信してCPU21により処理可能なディジタル信号に復調して文字、画像、音声等の各種データを取り出すものである。
【0038】
なお、通信装置35により取得される各種データには、前述した画像情報データベース23の画像データ23a、地点データ23b、時刻データ23cとして画像情報データベース23に格納されるものや、また画像情報データベース23の代わりに直接、画像情報表示プログラム22dによって参照されるものもある。その意味で、通信装置35により取得される画像データは、特許請求の範囲に記載の「画像情報」に相当し、また当該画像データに関連付けられた地点データおよび時刻データは、特許請求の範囲に記載の「地点情報」および「時刻情報」にそれぞれ相当し得るものである。
【0039】
ここで、メモリ22に格納されている、入力制御プログラム22b、座標表示プログラム22c、画像情報表示プログラム22d、現在位置検出プログラム22e、カレンダ表示プログラム22f、地図表示プログラム22gの概要を説明する。
【0040】
入力制御プログラム22bは、後述するように、利用者が、表示設定情報の入力を行う際に、利用者の要求に応じて画像情報データベース23から、表示される画面の座標表示形式の設定データ等や、表示を希望する画像データ23a等を抽出するプログラムで、抽出された座標表示形式の設定データ等は座標表示プログラム22cに渡され、また画像データ23a等は画像情報表示プログラム22dに渡される。
【0041】
座標表示プログラム22cは、入力制御プログラム22bから受け取った座標表示形式の設定データ等に従い、所定形式の座標空間を形成し得る座標軸の決定や配置に関する処理を行うプログラムで、後述する座標表示処理(図3)を行うものである。
【0042】
画像情報表示プログラム22dは、入力制御プログラム22bから受け取った表示を希望する画像データ23a等を座標表示プログラム22cにより設定された座標空間上に配置して表示するプログラムで、後述する画像情報表示処理(図4)を行うものである。
【0043】
現在位置検出プログラム22eは、情報端末装置20の現在位置等を検出する処理を行うプログラムで、後述するように、情報端末装置20の現在位置検出の要求があると、GPSセンサ31から適宜送出されている地点データおよび時刻データを受け取り、所定のデータ形式に変換して要求のあったプログラムに送出する処理を行うものである。
【0044】
カレンダ表示プログラム22fは、指定された年月に対応するカレンダを作成するとともに、画像データ23aに基づく画像を、作成したカレンダの対応日に配置して、当該カレンダと一緒に対応画像を表示するプログラムである。詳細は図7を参照して後述する。
【0045】
地図表示プログラム22gは、地図情報データベース24の地図データ24aに基づいて設定された地点周囲の地図を描画するとともに、画像データ23aに基づく画像を描画した地図上の対応地点に配置し、当該地図と一緒に対応画像を表示するプログラムである。詳細は図8を参照して後述する。
【0046】
続いて、情報端末装置20による画像表示処理の流れ等を図2〜図8に基づいて説明する。なお、この画像表示処理は、図示しないメインプログラムによる機能選択表示画面から選択されることにより起動されるもので、また以下説明する各処理は、前述した入力制御プログラム22b、座標表示プログラム22c、画像情報表示プログラム22d、現在位置検出プログラム22eにより実行されるものである。
【0047】
図2に示すように、情報端末装置20では、所定の初期化処理等を実行した後、まずステップS100より表示設定情報の入力処理を行う。この入力処理は、前述した入力制御プログラム22bにより実行されるもので、入力装置26を介して入力される各種設定データを適宜処理するものである。
【0048】
例えば、画面に表示される座標表示形式を4分割型または非分割型のいずれを選択するか、あるいはカレンダ表示型や地図表示型を選択するか、等々の画面の表示形式を決定するための設定データや、座標表示する際の表示基準点に相当する地点および時刻を決定するための設定データ、または表示するカレンダの年月または描画する地図の範囲を決定するための設定データ等、を入力制御するとともに入力された各種設定データをその後に処理する対応プログラムに渡す出力処理も行う。
【0049】
また、ステップS100による入力制御プログラム22bでは、本画像表示処理によって画面表示を希望する画像データ23a等を選択する処理、例えば場所、日時等を指定することにより選択された画像データ23aを画像情報データベース23から抽出する処理も行う。そして、抽出された各画像データ23aは、メモリ22のワーク領域等に一時的に記憶され、必要に応じて画像情報表示プログラム22dにより読み出される。
【0050】
なお、「座標表示する際の表示基準点に相当する地点および時刻を決定するための設定データ」の代わりに、現在位置検出プログラム22eによりGPSセンサ31で検出した情報端末装置20の現在位置の地点データおよび時刻データを設定しても良い。これにより、情報端末装置20が存在する現在地点および時刻を基準(表示基準点)に、画面表示を希望する画像データ23a等を本画像表示処理によって表示させることができる。
【0051】
なお、座標表示する際の表示基準点に相当する地点および時刻を決定するための設定データは、特許請求の範囲に記載の「地理上の任意位置を示す地点情報および該地点情報に関する時刻情報」に相当し、当該ステップS100による表示設定情報の入力処理は、特許請求の範囲に記載の「地点・時刻情報取得手段」および「第2のステップ」に相当するものである。
【0052】
次にステップS200により座標表示処理を行う。この座標表示処理は、前述した座標表示プログラム22cにより実行されるもので、図3に各処理の流れが示されている。なお、ステップS100により、カレンダ表示型や地図表示型が選択された場合には、ステップS200、S300による処理を行うことなく、後述するカレンダ表示プログラム22fまたは地図表示プログラム22gによる処理が行われる。なお、当該ステップS200による座標表示処理は、特許請求の範囲に記載の「座標表示制御手段」に相当するものである。
【0053】
図3に示すように、座標表示処理では、まずステップS201により座標軸の選択設定処理が行われる。この処理は、ステップS100(図2)により入力された座標表示形式の設定データに基づいて行われるもので、例えば座標表示形式が4分割型に設定されている場合には、縦軸に時間軸α、横軸に距離軸βをそれぞれ選択し、両軸により形成される2次元座標空間が4つに分割されるように時間軸αと距離軸βとを十字状に直交させて配置されるように設定する(図5(A) 参照)。一方、非分割型に設定されている場合には、縦軸に時間軸α、横軸に距離軸βをそれぞれ選択し、両軸により形成される2次元座標空間が分割されないように、時間軸αと距離軸βとを逆L字状に直角させて配置されるように設定する(図5(B) 参照)。
【0054】
なお、時間軸αおよび距離軸βは、特許請求の範囲に記載の「第1の座標軸」および「第2の座標軸」にそれぞれ相当し、また2次元座標空間が4つに分割される場合は、特許請求の範囲に記載の「第1の座標軸および第2の座標軸を交差させて4分割されている」ものに相当するものである。
【0055】
次にステップS203により表示基準点の設定処理が行われる。この処理は、例えば、ステップS100により入力された「表示基準点に相当する地点および時刻を決定するための設定データ」に基づいて行われるもので、当該設定データによる地点および時刻を、時間軸αおよび距離軸βにより形成される2次元座標空間の表示基準点に設定する。
【0056】
例えば、当該表示基準点の例として、図5(A) に示す4分割型のものでは、座標軸が十字状に配置されていても表示基準点γは画面右側上方に位置し、図5(B) に示す非分割型のものでは、逆L字状に配置される座標軸の交点(画面左側下方)に表示基準点γが位置する。なお、当該ステップS203による表示基準点の設定処理は、特許請求の範囲に記載の「原点設定手段」に相当する。
【0057】
次にステップS205により、軸ラベルの設定処理が行われる。即ち、ステップS201により選択設定された時間軸αに対してステップS203により設定された表示基準点γを基準に「時間の増減を表す表示」である時間ラベルと、ステップS201により選択設定された距離軸βに対して同表示基準点を基準に「距離の増減を表す表示」である距離ラベルと、をそれぞれの座標軸に付す処理を行う。
【0058】
そして、ステップS205による軸ラベルの設定処理が終わると、ステップS207により座標軸および軸ラベルの表示処理が行われる。即ち、当該表示処理によって、4分割型または非分割型に配置された時間軸αおよび距離軸βと、それぞれの座標軸に付された時間ラベルおよび距離ラベルと、がディスプレィ27に表示される。
【0059】
例えば、図5(A) に示す4分割型の座標表示形式のものでは、十字状に配置された時間軸αおよび距離軸βによって座標空間Aが4つに分割されており、軸ラベルとして、時間軸αに、現在時刻である表示基準点γに近づく時間方向として「New」および現在から遠ざかる時間方向として「Old」が、それぞれ明示されている。また距離軸βに対しては、現在位置である表示基準点γに近づく距離方向として「Near」および現在位置から遠ざかる距離方向として「Far」が、それぞれ明示されている。そして、時間軸αよりも画面右側に表示基準点γから比較的距離の近い範囲また画面左側に比較的距離の遠い範囲がそれぞれ設けられ、さらに距離軸βよりも画面上側に表示基準点γから比較的新しい範囲また画面上側に比較的新しい範囲がそれぞれ設けられている。
【0060】
また、図5(B) に示す非分割型のものにおいては、逆L字上に配置された時間軸αおよび距離軸βにより形成された座標空間Bが、分割されることなく表示基準点γから拡がっており、軸ラベルとして、時間軸αに「時刻」が明示され、さらに時刻を示す「10:00」、「11:00」とその目盛りとが現在時刻である表示基準点γを基準に明示されている。また距離軸βに対しては、「指定位置からの距離」が明示され、さらに当該指定位置からの距離を示す「10km」、「20km」とその目盛りとが現在位置である表示基準点γに明示されている。
【0061】
なお、ステップS205によるラベルの設定処理およびステップS207によるラベルの表示処理は、特許請求の範囲に記載の「軸ラベル表示手段」に相当するものである。
【0062】
以上のようにステップS200による座標表示処理が終了すると、次にステップS300により画像情報表示処理を行う(図2)。この画像情報表示処理は、前述した画像情報表示プログラム22dにより実行されるもので、図4に各処理の流れが示されている。なおステップS300による画像情報表示処理は、特許請求の範囲に記載の「画像情報表示制御手段」に相当するものである。
【0063】
図4に示すように、画像情報表示処理では、まずステップS301により画像データ等の取得処理が行われる。この処理は、ステップS100により、画像表示を希望する画像データ23aとして画像情報データベース23から抽出されメモリ22のワーク領域に一時記憶されたものを、順次読み出すもので、画像データ23aのほか、これに関連付けられた地点データ23bや時刻データ23cも併せて読み出される。なお、当該ステップS301による画像データ等の取得処理は、特許請求の範囲に記載の「第1のステップ」に相当するものである。
【0064】
次にステップS303により距離座標値の算出処理が行われる。この処理は、ステップS301により読み出した地点データ23bに基づいて、当該画像データ23aが配置されるべき距離軸β上の位置を求めるものである。
即ち、表示基準点γに設定されている地点データ(例えば経度・緯度)の値と画像データ23aに関連付けられた地点データ23b(例えば経度・緯度)の値との差から求められる直線距離(km)等を、表示基準点γからの距離座標値として距離軸β上の位置を決定する。なお、当該ステップS303による距離座標値の算出処理は、特許請求の範囲に記載の「距離座標算出手段」に相当するものである。
【0065】
次にステップS305により時間座標値の算出処理が行われる。この処理は、ステップS301により読み出した時刻データ23cに基づいて当該画像データ23aが配置されるべき時間軸α上の位置を求めるものである。
即ち、表示基準点γに設定されている時刻データ(例えば年月日時分)の値と画像データ23aに関連付けられた時刻データ23c(例えば年月日時分)の値との差から求められる時間差等を、表示基準点γからの時間座標値として時間軸α上の位置を決定する。なお、当該ステップS305による時間座標値の算出処理は、特許請求の範囲に記載の「時間座標算出手段」に相当するものである。
【0066】
ステップS303により距離軸β上の位置、305により時間軸α上の位置がそれぞれ決定されると、両軸からなる2次元座標上の配置座標が定まるので、続くステップS307では、当該配置座標に対象となる画像データ23aを配置する処理、つまり画像データの配置処理を行う。
【0067】
なお、ステップS303による距離座標値の算出処理、ステップS305による時間座標値の算出処理およびステップS307による画像データの配置処理は、特許請求の範囲に記載の「第3のステップ」に相当するものである。
【0068】
そして、ステップS309により、配置された当該画像データの表示処理が行われる。即ち、ディスプレィ27に表示されている4分割型または非分割型の座標空間において、ステップS307により配置された位置情報に従い画像データ23aによる画像が表示される。なお、ステップS309による画像データの表示処理は、特許請求の範囲に記載の「第4のステップ」に相当するものである。
【0069】
例えば、図5(A) に示す4分割型の座標表示形式の例では、シンボルPic1が距離、時間ともに比較的近い範囲(画面右上側)に、またシンボルPic2が距離は近くても時間として古い範囲(画面右下側)に、それぞれ配置され表示されている。距離、時間ともに遠い位置(画面左下側)には、シンボルPic3が配置され表示されている。なお、表示されているシンボルPic1〜3は、いずれもディジタル写真の画像を縮小化した画像、つまりサムネイルである。また当該画面の左上方には、表示基準点γの地点データである「指定位置:富士吉田」、また同地点の時刻データである「日付:10月10日」が表示されている。
【0070】
一方、図5(B) に示す非分割型の座標表示形式の例では、表示基準点γから約10km離れた地点で時刻11:00に撮影されたものとしてシンボルPic1が表示されており、また表示基準点γから約10km離れた地点で時刻10:00に撮影されたものとしてシンボルPic2が表示されている。同様にシンボルPic3は、表示基準点γから約20km離れた地点であって時刻10:00に撮影されたものとして表示されている。なお、当該画面の左下方には、図5(A) に示す画面表示と同様に、表示基準点γの地点データである「指定位置:富士吉田」、また同地点の時刻データである「日付:10月10日」が表示されている。
【0071】
このように取得した一つの画像データ23aについて配置処理および表示処理が終わると、ステップS311に移行して、表示予定の画像データ23aを全て表示したか否かの判断を行う。そして、表示すべき画像データ23aが未だ存在する場合には(S311でNo)、再びステップS301に処理を移行して次の画像データ23aについて配置処理、表示処理等を行う。一方、表示すべき画像データ23aが存在しない場合には(S311でYes)、画像情報表示処理を終了して画像表示処理に戻り、一連の画像表示処理も終了する。
【0072】
ここで、情報端末装置20では、ディスプレィ27に表示された画面表示において、表示された任意のシンボル、例えば図5(A) 、(B) に示すシンボルPic1を入力装置26によって選択(記号情報選択手段)すると、図6に示すように、選択されたシンボルPic1に対応した画像データ23aがディスプレィ27の全画面に表示されるようにも構成されている。これにより、時間関係または距離関係を相対的に表すシンボルによる表示から、容易な操作により対応する画像データ23aをディスプレィ27に表示させることができる。なお、図6の画面に表示されている「戻る」のボタン表示は、入力装置26により選択することで、図5(A) または同図(B) に示す画面表示に戻るために使用されるものである。
【0073】
また、情報端末装置20では、図5(A) 、(B) に示すようにディスプレィ27に表示された画面表示は、入力装置26によるキー入力、タッチパネルあるいはジョイスティック等により、上下左右のいずれの方向にも画面スクロールすることができるように構成されている。そのため、表示基準点γの地点および時刻データをいちいち入力することなく、自由にスクロール表示させることができる。
【0074】
さらに、情報端末装置20では、図5(A) 、(B) に示すようにディスプレィ27に表示された画面表示において、時間軸α、距離軸βのいずれについても、設定スケール単位の拡大および縮小をすることができるように構成されている。これにより、表示された画面を拡大表示または縮小表示させることができるので、表示基準点γの地点および時刻データをいちいち入力することなく、自由に画面表示の拡大縮小をさせることができる。
【0075】
さらにまた、情報端末装置20では、再配置表示制御プログラムにより、2次元座標空間A、B上で選択される任意位置を新たな2次元座標空間A’、B’の表示基準点γに設定し、この新たな2次元座標空間A’、B’上に画像データ23aを再配置してディスプレィ27に表示させる構成を採っても良い。これにより、当該任意位置に対して、相対的に、各画像データ23a間における時間関係または距離関係を一目で容易に理解できるように表すことができる。したがって、任意位置に対しても、各画像データ23a間の時間関係および距離関係を視覚的に利用者に提示することができるので、当該任意位置に対し画像データ23aを容易に分類して表示することができる。
【0076】
次に、ステップS100による表示設定情報の入力処理により、カレンダ表示型を選択した場合を図7に基づいて説明する。
ステップS100の表示設定情報の入力処理により、カレンダ表示型を選択すると、ステップS200、S300による処理を行うことなく、カレンダ表示プログラム22fによる処理が行われる。またこの処理は、図5(A) 、(B) に示した画面表示状態においても、再度処理されるステップS100によりカレンダ表示型を選択することにより行われる。
【0077】
即ち、カレンダ表示プログラム22fにおいては、指定された年月に対応するカレンダを作成し、画像データ23aに関連付けられた時刻データ23cにより撮影年月日等の日付け情報を取得し、当該日付けに対応した月日の表示枠内に当該画像データ23aに関連付けられたシンボルを表示する処理を行う。
【0078】
例えば、前述した図6に示す画像は、図7においては、10月のカレンダの1日の表示枠内にシンボルとして縮小表示されている。このように、カレンダとともにその日付けに関連するシンボルを表示することができるので、利用者の様々な観点で、複数の画像情報(シンボル)を表示することができる。したがって、利用者の画像情報の整理を助け得る効果がある。
【0079】
次に、ステップS100による表示設定情報の入力処理により、地図表示型を選択した場合を図8に基づいて説明する。
ステップS100の表示設定情報の入力処理により、地図表示型を選択すると、ステップS200、S300による処理を行うことなく、地図表示プログラム22gによる処理が行われる。またこの処理は、図5(A) 、(B) に示した画面表示状態においても、再度処理されるステップS100により地図表示型を選択することにより行われる。
【0080】
即ち、地図表示プログラム22gにおいては、基準となる地点および時刻データが入力されることにより、当該地点周囲の地図を描画するとともに、画像データ23aに関連付けられた地点データ23bおよび時刻データ23cから、撮影場所の地点情報および撮影年月日等の日付け情報を取得し、当該地点に対応した地図画像上の位置に当該画像データ23aに関連付けられたシンボルを配置し、さらに当該日付け・時分に対応した月日時分を表示する処理を行う。
【0081】
例えば、前述した図5(A) 、(B) に示すシンボルPic1は、図8においては、描画された地図画像上の富士山の東側に位置する御殿場付近にシンボルとして縮小表示されている。このように、地図画像とともにその指定地点周辺に関連するシンボルを表示することができるので、利用者の様々な観点で、複数の画像情報(シンボル)を表示することができる。したがって、利用者の画像情報の整理を助け得る効果がある。
【0082】
さらに、情報端末装置20にナビゲーション機能が備えられている場合には、情報端末装置20を搭載した車両が過去に通過した場所の位置と、通過時刻の履歴を記憶・保存するプログラムとを用意することにより、このプログラムで取得した当該車両の走行履歴データに基づいて、当該車両の過去の経路を図8で示した地図画像上に重ねて表示することも好適である。こうすることによって過去にドライブした経路を含めていわゆる「旅行日記」として、そのドライブ中に撮影した画像とを効率よく整理することができる。
【0083】
上述したように、本実施形態に係る情報端末装置20の画像表示処理によると、座標表示プログラム22c(S200)により、時間を表す時間軸αおよび距離を表す距離軸βからなる2次元座標をディスプレィ27に表示させ、画像情報表示プログラム22d(S300)により、地理上の任意位置を示す地点データ23bおよび該地点データ23bに関する時刻データ23cが関連付けられた画像データ23aを地点データ23bおよび時刻データ23cに基づいて2次元座標空間A、B上に配置しディスプレィ27に表示させる。これにより、画像データ23aに関連付けられた地点データ23bおよび時刻データ23cに基づいて、時間軸αと距離軸βとによる2次元座標空間A、B上に当該画像データ23aを配置するので、この2次元座標空間A、B上に配置された画像データ23aにおける時刻と距離と相対関係を一目して把握することができる。したがって、各画像データ23a間の時間関係および距離関係を視覚的に利用者に提示することができるので、画像データ23aを容易に分類して表示し得る効果がある。
【0084】
また、情報端末装置20の画像表示処理によると、2次元座標空間Aは、時間軸αおよび距離軸βを交差させて4分割されているので、4つに区分された座標空間A上に画像データ23aを表示することができる。これにより、時間軸αと距離軸βとの交点を座標原点として、画像データ23aに地点データ23bおよび時刻データ23cに基づいて時刻および距離を当該座標空間A上に表現することができるので、各画像データ23a間における時間関係または距離関係を一目して理解できるように表すことができる。したがって、各画像データ23a間の時間関係および距離関係を、視覚的により理解しやすく利用者に提示することができるので、画像データ23aをさらに容易に分類して表示し得る効果がある。
【0085】
さらに、情報端末装置20の画像表示処理によると、表示設定情報の入力処理(S100)により、地理上の任意位置を示す地点データ23bおよび該地点データ23bに関する時刻データ23cを取得し、表示基準点の設定処理(S203)により、地点データ23bに基づく位置および時刻データ23cに基づく時刻を2次元座標空間A、Bの表示基準点γに設定し、軸ラベル設定処理(S205)および座標軸、軸ラベル表示処理(S207)により、表示基準点γを基準に時間の増減を表す表示を時間軸αに付し、表示基準点γを基準に距離の増減を表す表示を距離軸βに付す。これにより、2次元座標空間A、Bの表示基準点γは、地理上の任意位置における位置および時刻に設定され、この表示基準点γを基準にして、時間軸αに「時間の増減を表す表示」および距離軸βに「距離の増減を表す表示」がそれぞれ付されるので、当該表示基準点γを基準に、時間軸αの時間の増減または距離軸βの距離の増減を示す表示に従って画像データ23aを当該2次元座標空間A、B上に表現することができ、各画像データ23a間における時間関係または距離関係を、一目で容易に理解できるように表すことができる。したがって、各画像データ23a間の時間関係および距離関係を、視覚的により一層理解しやすく利用者に提示することができるので、画像データ23aをことさらに容易に分類して表示し得る効果がある。
【0086】
また、情報端末装置20の画像表示処理によると、画像情報は、当該画像情報に対応する画像データ23aを一義的に関連付けるシンボルであることから、画像データ23aを直接表示することなく、当該画像データ23aの内容を一義的に関連付けられたシンボルにより簡易に表現することができる。これにより、画像データ23aの内容が、一見しただけでは分かり難いものであっても、それに関連付けられたシンボルが表示されることにより、一目で容易に理解できるように表すことができる。したがって、画像データ23aの内容を問わず、それに関連付けられたシンボルによって、各シンボル間の時間関係および距離関係を視覚的に利用者に提示することができるので、画像データ23aを容易に分類してシンボルとして表示し得る効果がある。
【0087】
さらに、情報端末装置20の画像表示処理によると、画像データ等の取得処理(S301)により、地理上の任意位置を示す地点データ23bおよび該地点データ23bに関する時刻データ23cが関連付けられた画像データ23aを取得し、表示設定情報の入力処理(S100)により、地理上の任意位置を示す地点データ23bを取得し、時間座標値の算出処理(S305)および画像データの配置処理(S307)により、時刻データ23cに基づく時刻を時間を表す時間軸αの軸長方向位置により表現し、地点データ23bに基づく位置と任意位置の地点データに基づく位置との相対距離を時間軸αとともに2次元座標を成す距離軸βの軸長方向位置により表現し、画像データ23aを2次元座標空間A、B上に配置し、画像データの表示処理(S309)により、2次元座標空間A、B上に配置された画像データ23aおよび2次元座標をディスプレィ27に表示させる。これにより、時間軸αと距離軸βとによる2次元座標空間A、B上に当該画像データ23aを配置するので、この2次元座標空間A、B上に配置された画像データ23a間における時刻と距離と相対関係を一目して把握することができる。したがって、各画像データ23a間の時間関係および距離関係を視覚的に利用者に提示することができるので、画像データ23aを容易に分類して表示し得る効果がある。
【0088】
なお、上記実施形態では、図1に示すように情報端末装置20として、現在位置を検出するためのセンサとしてGPSセンサ31、画像情報を取得する装置としてCCDカメラ33を備えた装置を例としたが、本発明に係るプログラムが読み込まれる情報処理装置はこれに限られることはなく、パーソナルコンピュータに実装され実現されることも可能である。この場合、地点情報および時刻情報が関連付けられた画像情報は、CDやDVDなどの情報記録媒体を介して、もしくはインターネットなどの情報通信網や電気通信回線を介して当該パーソナルコンピュータに取り込まれる。また、画像を表示する2次元座標空間の原点として入力される任意の地点・時刻は、利用者に任意の地点と時刻の入力を促すプログラム(特許請求の範囲に記載の「地点・時刻情報取得手段」として機能するプログラム)によって、パーソナルコンピュータのキーボードまたはマウスを用いて利用者により入力されるものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る情報端末装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態に係る情報端末装置による画像表示処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】図2に示す座標表示処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】図2に示す画像情報表示処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】本実施形態の画像表示処理により表示される画面表示の例で、図5(A) は4分割型の座標表示形式によるもの、図5(B) は非分割型の座標表示形式によるものである。
【図6】本実施形態の画像表示処理により表示される画像データによるディジタル写真の画面表示の例である。
【図7】本実施形態のカレンダ表示プログラムにより表示されるカレンダ表示型による画面表示の例である。
【図8】本実施形態の地図表示プログラムにより表示される地図表示型による画面表示の例である。
【符号の説明】
20 情報端末装置 (情報処理装置)
22b 入力制御プログラム (地点・時刻情報取得手段)
22c 座標表示プログラム (座標表示制御手段)
22d 画像情報表示プログラム(画像情報表示制御手段)
22e 現在位置検出プログラム
22f カレンダ表示プログラム
22g 地図表示プログラム
23 画像情報データベース
23a 画像データ (画像情報)
23b 地点データ (地点情報)
23c 時刻データ (時刻情報)
27 ディスプレィ (表示装置)
31 GPSセンサ (地点・時刻情報取得手段)
33 CCDカメラ
α 時間軸 (第1の座標軸)
β 距離軸 (第2の座標軸)
γ 表示基準点 (原点)
A、B 座標空間 (二次元座標空間)
Pic1〜3 シンボル (記号情報)
S100 表示設定情報の入力処理(地点・時刻情報取得手段、第2のステップ)
S200 座標表示処理 (座標表示制御手段)
S203 表示基準点の設定処理 (原点設定手段)
S205 軸ラベル設定処理 (軸ラベル表示手段)
S207 座標軸、軸ラベル表示処理(軸ラベル表示手段)
S300 画像情報表示処理 (画像情報表示制御手段)
S301 画像データ等の取得処理(第1のステップ)
S303 距離座標値の算出処理 (第3のステップ、距離座標算出手段)
S305 時間座標値の算出処理 (第3のステップ、時間座標算出手段)
S307 画像データの配置処理 (第3のステップ)
S309 画像データの表示処理 (第4のステップ)
Claims (7)
- 画像情報を表示装置に表示させる情報処理装置の画像表示プログラムであって、
時間を表す第1の座標軸および距離を表す第2の座標軸からなる2次元座標を前記表示装置に表示させる座標表示制御手段と、
地理上の任意位置を示す地点情報および該地点情報に関する時刻情報を取得する地点・時刻情報取得手段と、
前記地点・時刻情報取得手段により取得された地点情報により特定される第1位置およびこの第1位置の時刻情報に基づく第1時刻を、前記2次元座標の原点に設定する原点設定手段と、
前記地点・時刻情報取得手段により取得された第2位置の前記時刻情報に基づく第2時刻と前記第1時刻との差から求められる時間差に基づいて前記第1の座標軸上の時間座標値を算出する時間座標算出手段と、
前記第1位置の地点情報と前記第2位置の地点情報との差から求められる前記第1位置から前記第2位置までの直線距離に基づいて前記第2の座標軸上の距離座標値を算出する距離座標算出手段と、
前記第2位置の地点情報および時刻情報が関連付けられた画像情報を、前記距離座標値および前記時間座標値に基づいて前記2次元座標空間上に配置し前記表示装置に表示させる画像情報表示制御手段と、
を前記情報処理装置により機能させるためのプログラムを含むことを特徴とする画像表示プログラム。 - 前記座標表示制御手段は、前記第1の座標軸を前記表示装置の画面の上下方向に延びる縦軸として、前記第2の座標軸を前記画面の左右方向に延びる横軸として、両軸を十字状に直交させて配置するとともに、前記2次元座標空間を4分割して前記2次元座標を前記画面に表示する場合、前記原点を前記画面の右側上方に配置し、
前記画像情報表示制御手段は、前記原点に近い前記第1の座標軸の上端側を前記第1時刻に近づく前記時間座標値、前記原点に遠い前記第1の座標軸の下端側を前記第1時刻から遠ざかる前記時間座標値、前記原点に近い前記第2の座標軸の右端側を前記第1位置に近づく前記距離座標値、前記原点に遠い前記第2の座標軸の左端側を前記第1位置から遠ざかる前記距離座標値、として前記画像情報を前記2次元座標空間に配置する請求項1記載の画像表示プログラムであって、
前記原点を基準に時間の増減を表す表示を前記第1の座標軸に付し、前記原点を基準に距離の増減を表す表示を前記第2の座標軸に付す軸ラベル表示手段を前記情報処理装置により機能させるためのプログラムをさらに含むことを特徴とする画像表示プログラム。 - 前記座標表示制御手段は、前記第1の座標軸を前記表示装置の画面の上下方向に延びる縦軸として、前記第2の座標軸を前記画面の左右方向に延びる横軸として、前記第1の座標軸を画面右側に、前記第2の座標軸を画面上側に、それぞれ位置させた逆L字状に配置して前記2次元座標空間を分割することなく前記2次元座標を前記画面に表示する場合、前記原点を両軸の交点に配置し、
前記画像情報表示制御手段は、前記原点に近い前記第1の座標軸の上端側を前記第1時刻に近づく前記時間座標値、前記原点に遠い前記第1の座標軸の下端側を前記第1時刻から遠ざかる前記時間座標値、前記原点に近い前記第2の座標軸の右端側を前記第1位置に近づく前記距離座標値、前記原点に遠い前記第2の座標軸の左端側を前記第1位置から遠ざかる前記距離座標値、として前記画像情報を前記2次元座標空間に配置する請求項1記載の画像表示プログラムであって、
前記原点を基準に時刻を表す表示を前記第1の座標軸に付し、前記原点を基準に距離を表す表示を前記第2の座標軸に付す軸ラベル表示手段を前記情報処理装置により機能させるためのプログラムをさらに含むことを特徴とする画像表示プログラム。 - 前記2次元座標空間上で選択される任意位置を、新たな2次元座標空間の原点に設定し、この新たな2次元座標空間上に前記画像情報を再配置して前記表示装置に表示させる再配置表示制御手段を、前記情報処理装置により機能させるためのプログラムをさらに含むことを特徴とする請求項2または3記載の画像表示プログラム。
- 前記画像情報は、当該画像情報に対応する画像データを一義的に関連付ける記号情報であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像表示プログラム。
- 前記表示装置により表示された前記記号情報のうちの一つを選択する記号情報選択手段と、
前記記号情報選択手段により選択された前記記号情報に対応した画像データを前記表示装置に表示させる画像データ表示制御手段と、
を前記情報処理装置により機能させるためのプログラムをさらに含むことを特徴とする請求項5記載の画像表示プログラム。 - 画像情報を表示装置に表示させる情報処理装置の画像表示プログラムであって、
地理上の任意位置を示す地点情報および該地点情報に関する時刻情報が関連付けられた画像情報を取得する第1のステップと、
地理上の任意位置を示す地点情報を取得する第2のステップと、
前記第1のステップにより取得された画像情報の時刻情報に基づく時刻を時間を表す第1の座標軸の時間座標値により表現し、前記第1のステップにより取得された画像情報の地点情報と前記第2のステップにより取得された任意位置の地点情報との差から求められる両位置間の直線距離を、該第1の座標軸とともに2次元座標を成す第2の座標軸の距離座標値により表現し、これら両座標値に基づいて前記画像情報を該2次元座標空間上に配置する第3のステップと、
前記第3のステップにより前記2次元座標空間上に配置された前記画像情報および前記第1の座標軸と第2の座標軸とからなる前記2次元座標を、前記表示装置に表示させる第4のステップと、
を前記情報処理装置に実行させることを特徴とする画像表示プログラム。
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