JP4085187B2 - 接着性積層体、接着性積層体の製造方法及び多層積層体 - Google Patents
接着性積層体、接着性積層体の製造方法及び多層積層体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4085187B2 JP4085187B2 JP7033098A JP7033098A JP4085187B2 JP 4085187 B2 JP4085187 B2 JP 4085187B2 JP 7033098 A JP7033098 A JP 7033098A JP 7033098 A JP7033098 A JP 7033098A JP 4085187 B2 JP4085187 B2 JP 4085187B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive
- weight
- laminate
- layer
- thermoplastic elastomer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09J—ADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
- C09J123/00—Adhesives based on homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Adhesives based on derivatives of such polymers
- C09J123/02—Adhesives based on homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Adhesives based on derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
- C09J123/04—Homopolymers or copolymers of ethene
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B27/00—Layered products comprising a layer of synthetic resin
- B32B27/06—Layered products comprising a layer of synthetic resin as the main or only constituent of a layer, which is next to another layer of the same or of a different material
- B32B27/08—Layered products comprising a layer of synthetic resin as the main or only constituent of a layer, which is next to another layer of the same or of a different material of synthetic resin
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B27/00—Layered products comprising a layer of synthetic resin
- B32B27/40—Layered products comprising a layer of synthetic resin comprising polyurethanes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09J—ADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
- C09J11/00—Features of adhesives not provided for in group C09J9/00, e.g. additives
- C09J11/02—Non-macromolecular additives
- C09J11/06—Non-macromolecular additives organic
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09J—ADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
- C09J7/00—Adhesives in the form of films or foils
- C09J7/20—Adhesives in the form of films or foils characterised by their carriers
- C09J7/22—Plastics; Metallised plastics
- C09J7/25—Plastics; Metallised plastics based on macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions involving only carbon-to-carbon unsaturated bonds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09J—ADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
- C09J7/00—Adhesives in the form of films or foils
- C09J7/20—Adhesives in the form of films or foils characterised by their carriers
- C09J7/29—Laminated material
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09J—ADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
- C09J2475/00—Presence of polyurethane
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、接着性積層体、接着性積層体の製造方法及び多層積層体に関するものである。更に詳しくは、本発明は、熱可塑性エラストマー組成物層とポリウレタン層を十分な接着力で積層することができる技術であって、複雑な工程を要せず、しかも作業環境及び一般環境上問題がある接着剤(プライマー)を用いる必要がない技術、すなわち上記の特徴を有する、接着性積層体、接着性積層体の製造方法及び多層積層体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
熱可塑性エラストマー組成物を表皮層とし、該表皮層とポリウレタン層を有する積層体は、自動車内装用部品をはじめ、様々な分野に広く使用されている。
【0003】
ところが、熱可塑性エラストマー組成物層とポリウレタン層を積層するに際し、熱融着法により接着する場合、該両層は接着性に劣るという問題があった。
【0004】
そこで、該接着性を高める方法として、接着剤(プライマー)を用いる方法が知られている。しかしながら、この方法によると、熱可塑性エラストマー組成物層を製造した後、いったん冷却した後に接着剤を塗布しなけらばならず、工程が複雑になるという問題がある。また、接着剤は通常溶剤を含有するが、塗布・乾燥工程において、該溶剤が揮散し、作業環境を汚染するという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
かかる現状において、本発明が解決しようとする課題は、熱可塑性エラストマー組成物層とポリウレタン層を十分な接着力で積層することができる技術であって、複雑な工程を要せず、しかも作業環境及び一般環境上問題がある接着剤(プライマー)を用いる必要がない技術、すなわち上記の特徴を有する、接着性積層体、接着性積層体の製造方法及び多層積層体を提供する点に存するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のうち、第一の発明は、エチレン系重合体の粉体100重量部及び有機過酸化物0.1〜10重量部をドライブレンドして得られる接着性組成物からなる層及び熱可塑性エラストマー組成物層からなる接着性積層体に係るものである。
【0007】
本発明のうち、第二の発明は、エチレン系重合体の粉体100重量部及び有機過酸化物0.1〜10重量部をドライブレンドして得られる接着性組成物を、熱可塑性エラストマー組成物層の表面に供給し、熱融着する第一の発明の接着性積層体の製造方法に係るものである。
【0008】
本発明のうち、第三の発明は、エチレン系重合体の粉体100重量部及び有機過酸化物0.1〜10重量部をドライブレンドして得られる接着性組成物からなる層を介して熱可塑性エラストマー組成物層とポリウレタン層を積層してなる多層積層体に係るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明のエチレン系重合体とは、エチレンを主成分とする熱可塑性樹脂であり、たとえば高圧法ポリエチレン、低圧法ポリエチレン、鎖状低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル−無水マレイン酸三元共重合体、エチレン−グリシジルメタクリレート共重合体、エチレン−グリシジルメタクリレート−酢酸ビニル共重合体、エチレン−グリシジルメタクリレート−メタアクリレート三元共重合体、エチレン−α−オレフィン共重合体、塩素化ポリエチレン等のエチレンを主成分とする熱可塑性樹脂等があげられる。
【0011】
エチレン系重合体の粉体は、上記のエチレン系重合体からなる粉体であり、50〜1200μmの平均粒径を有するものが好ましい。該平均粒径が過小であると粉体の流動性が悪くなる場合があり、一方該平均粒径が過大であると溶融性が不十分となる場合がある。
【0012】
本発明で用いられる有機過酸化物としては、ケトンパーオキサイド、パーオキシケタール、ハイドロパーオキサイド、ジアルキルパーオキサイド、ジアシルパーオキサイド、パーオキシエステル、パーオキシジカーボネート等をあげることができる。
【0013】
本発明の接着性組成物は、エチレン系重合体の粉体100重量部及び有機過酸化物0.1〜10重量部をドライブレンドして得られるものであり、好ましくはエチレン系重合体の粉体100重量部及び有機過酸化物0.2〜5重量部をドライブレンドして得られるものである。有機過酸化物が過少であるとポリウレタン層との接着性が劣ることとなり、一方有機過酸化物が過多であると該接着性組成物のコストアップとなる。
【0014】
エチレン系重合体の粉体及び有機過酸化物をドライブレンドする方法としては、容器回転形混合機、スーパーミキサー等の容器固定型混合機等の混合機を用い、エチレン系重合体の溶融温度以下でエチレン系重合体と有機過酸化物を混ぜ合わせる方法をあげることができる。
【0015】
本発明の接着性組成物は上記のようなエチレン系重合体の粉体と有機過酸化物を含有するものであるが、かかる成分のほかに、必要に応じてビスマレイミド、トリアリルイソシアヌレート等の架橋助剤、顔料等も含有し得る。
【0016】
本発明の接着性積層体は、上記の接着性組成物からなる層及び熱可塑性エラストマー組成物層からなる接着性積層体である。
【0017】
熱可塑性エラストマー組成物層をなす熱可塑性エラストマー組成物とは、ポリオレフィン系樹脂、及びゴム質重合体からなる組成物等があげられる。
【0018】
ポリオレフィン系樹脂とは1種以上のオレフィンが重合もしくは共重合されてなる結晶性を有する重合体もしくは共重合体である。
【0019】
ここでオレフィンとしてはエチレン、プロピレン、ブテン等の炭素原子数2〜8のオレフィン等が例示され、重合体又は共重合体としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、プロピレンとエチレンの共重合体、プロピレンとプロピレン以外のα−オレフィン、たとえばブテン等との共重合体が例示される。
【0020】
ゴム質重合体としては、共役ジエン系重合体ゴム又はその水添物、及びエチレン−α−オレフィン系共重合体ゴム等があげられ、これらのゴム質重合体は熱可塑性エラストマー組成物に単独、あるいは複数含有される。
【0021】
共役ジエン系重合体ゴムとは1種以上の共役ジエンが重合もしくは共重合してなる重合体ゴムであり、ここで共役ジエンとしては、たとえばブタジエン、イソプレン、1,3−ペンタジエン、2,3−ジメチルブタジエン等の炭素原子数4〜8の共役ジエン等があげられる。該共役ジエン以外の単量体としては、たとえばビニル芳香族化合物、ビニルエステル化合物、エチレン性不飽和カルボン酸エステル、ビニルニトリル化合物等があげられる。
【0022】
エチレン−α−オレフィン系共重合体ゴムとは、エチレンとα−オレフィンの共重合体、エチレンとα−オレフィンと共役ジエンの共重合体等であって、結晶性をほとんど有しない重合体である。
【0023】
接着性積層体は、熱可塑性エラストマー組成物層の表面に接着性組成物を供給し、熱融着することにより得ることができ、更に具体的には、熱可塑性エラストマー組成物を粉末成形して熱可塑性エラストマー組成物層を得、次に該熱可塑性エラストマー組成物層の表面に接着性組成物を供給し、熱融着することにより、得ることができる。
【0024】
該接着性積層体は、その表面に皮シボ、ステッチ等の複雑な模様を容易に腑形し得る点で、粉末成形により得る方法が好ましい。
【0025】
粉末成形として具体的には、たとえば熱可塑性エラストマー組成物層の粉末を、該組成物の溶融温度よりも十分高温に加熱し、その表面に複雑な模様を有してもよい粉末成形用金型の上に供給し、金型面上で粉末同士をシート状に熱融着させた後、融着しなかった余分の粉末を除去し、次いで接着性組成物を熱可塑性エラストマー組成物層の上に供給し、該粉末同士を熱融着させて熱可塑性エラストマー組成物層及び接着性組成物層からなる接着性積層体を得る。
【0026】
本発明の多層積層体は、前記の接着性組成物からなる層を介して熱可塑性エラストマー組成物層とポリウレタン層を積層してなる多層積層体であり、又は該多層積層体のポリウレタン層の外側に熱可塑性芯材層を積層してなる多層積層体である。
【0027】
該多層成形体を得る方法としては、たとえばポリウレタン層成形用一対の雌雄金型のそれぞれに上記、接着性積層体と射出成形等により成形された熱可塑性樹脂芯材層をセットし、イソシアネートとポリオールの混合物を注入、発泡、硬化させてポリウレタン層を形成せしめて、接着性積層体、ポリウレタン層、及び熱可塑性樹脂芯材層からなる多層積層体を得ることができる。
【0028】
本発明の多層積層体は、たとえば自動車分野ではインストルメントパネル、ドアトリム、コンソールボックス、コンソールボックス等の内装部品、スポイラー、サイドモール、ミラーハウジング等の外装部品に適する。家電・OA機器分野においては、たとえばテレビ、ビデオ、洗濯機、クーラー、エアコン等の外装部材として適する。
【0029】
【実施例】
以下、本発明を実施例より説明する。しかしながら本発明は、以下の実施例によって制限されるものではない。
【0030】
参考例
実施例及び比較例に使用した熱可塑性エラストマー組成物層用粉体の製造方法を以下に示す。
230℃、2.16kg荷重のMFRが228(g/10min)である、エチレンを5重量%含むエチレン−プロピレンランダム共重合体40重量%とスチレン含有量10重量%、水添率99%、MFR10(g/10min)のブタジエン−スチレン共重合体を40重量%、及びプロピレン含量が27mol%で、MFR1(g/10min)のエチレン−プロピレン共重合体ゴム20重量%を二軸押出し機を用いて混練しペレットを得た。該ペレットを機械的に粉砕を行い、平均粒径190μmの熱可塑性エラストマー組成物層の粉体を得た。
【0031】
実施例1
グリシジルメタクリレートの含有量12重量%、酢酸ビニルの含有量5重量%のエチレン−グリシジルメタクリレート−酢酸ビニル三元共重合体(MFR20g/10min、190℃)のペレットを機械的に粉砕した粉体(平均粒径220μm)50重量部とグリシジルメタクリレートの含有量18重量%、酢酸ビニルの含有量1重量%のエチレン−グリシジルメタクリレート−酢酸ビニル三元共重合体(MFR340g/10min、190℃)のペレットを機械的に粉砕した粉体(平均粒径130μm)50重量部と化薬アクゾ株式会社製、有機過酸化物YP−63S、3重量部、日本化成株式会社製、トリアリルイソシアヌレートTAIC−M60、1重量部を株式会社川田製作所製スーパーミキサーで5分間、ドライブレンドを行い接着性組成物を得た。260℃に加熱されたニッケル電鋳シボ板に参考例で得られた熱可塑性エラストマー組成物層用の粉体を振り掛け、7秒後に未溶融、付着しなかった余分の粉体を払い落とした。次いで、上記接着性組成物を熱可塑性エラストマー組成物層が溶融、付着している金型の面へ振り掛け、5秒後に未溶融、付着しなかった余分の粉体を払い落とした。更に、該金型を260℃に加熱されたオーブンに60秒間入れ、更に加熱した。60秒後、オーブンより取り出し、冷却、脱型後、接着性積層体を得た。該接着性積層体をポリウレタン層成形型にセットし、接着性積層体の接着層側にポリオールとイソシアネートの混合液を供給し、型締めしたのち、発泡、硬化させ多層積層体を得た。接着性積層体とポリウレタンの接着性試験結果を表1に示す。
【0032】
実施例2
グリシジルメタクリレートの含有量12重量%、酢酸ビニルの含有量5%のエチレン−グリシジルメタクリレート−酢酸ビニル三元共重合体(MFR20g/10min、190℃)のペレットを機械的に粉砕した粉体(平均粒径220μm)50重量部とグリシジルメタクリレートの含有量18重量%、酢酸ビニルの含有量1%のエチレン−グリシジルメタクリレート−酢酸ビニル三元共重合体(MFR340g/10min、190℃)のペレットを機械的に粉砕した粉体(平均粒径130μm)50重量部と化薬アクゾ株式会社製、有機過酸化物YP−63S、1重量部、日本化成株式会社製、トリアリルイソシアヌレートTAIC−M60、0.3重量部を株式会社川田製作所製スーパーミキサーで5分間、ドライブレンドを行い接着性組成物を得た。以下、実施例1と同様にして接着性積層体、多層積層体を得、接着性積層体とポリウレタンの接着性試験を行った。結果を表1に示す。
【0033】
実施例3
グリシジルメタクリレートの含有量12重量%、酢酸ビニルの含有量5%のエチレン−グリシジルメタクリレート−酢酸ビニル三元共重合体(MFR20g/10min、190℃)のペレットを機械的に粉砕した粉体(平均粒径220μm)100重量部と化薬アクゾ株式会社製、有機過酸化物YP−63S、1重量部、日本化成株式会社製、トリアリルイソシアヌレートTAIC−M60、0.3重量部を株式会社川田製作所製スーパーミキサーで5分間、ドライブレンドを行い接着性組成物を得た。以下、実施例1と同様にして接着性積層体、多層積層体を得、接着性積層体とポリウレタンの接着性試験を行った。結果を表1に示す
【0034】
比較例1
260℃に加熱されたニッケル電鋳シボ板に参考例で得られた熱可塑性エラストマー組成物層用の粉体を振り掛け、7秒後に未溶融、付着しなかった余分の粉体を払い落とした。更に、該金型を260℃に加熱されたオーブンに60秒間入れ加熱した。60秒後、オーブンより取り出し、冷却、脱型後、熱可塑性エラストマー組成物からなるシートを得た。該熱可塑性エラストマー組成物からなるシートをポリウレタン層成形型にセットし、ポリオールとイソシアネートの混合液を供給し、型締めしたのち、発泡、硬化させ多層積層体を得た。熱可塑性エラストマー組成物シートとポリウレタンの接着性試験結果を表1に示す。
【0035】
【表1】
接着性積層体とポリウレタン層との接着性評価試験結果
180°剥離,試験速度200mm/min
【0036】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明により、熱可塑性エラストマー組成物層とポリウレタン層を十分な接着力で積層するすることができる技術であって、複雑な工程を要せず、しかも作業環境及び一般環境上問題がある接着剤(プライマー)を用いる必要がない技術、すなわち上記の特徴を有する、接着性組成物、接着性積層体、接着性積層体の製造方法及び多層積層体を提供することができた。
Claims (5)
- エチレン系重合体の粉体100重量部及び有機過酸化物0.1〜10重量部をドライブレンドして得られる接着性組成物からなる層及び熱可塑性エラストマー組成物層からなる接着性積層体。
- エチレン系重合体の粉体100重量部及び有機過酸化物0.1〜10重量部をドライブレンドして得られる接着性組成物を、熱可塑性エラストマー組成物層の表面に供給し、熱融着する請求項1記載の接着性積層体の製造方法。
- 熱可塑性エラストマー組成物を粉末成形して熱可塑性エラストマー組成物層を得、次に、エチレン系重合体の粉体100重量部及び有機過酸化物0.1〜10重量部をドライブレンドして得られる接着性組成物を、該熱可塑性エラストマー組成物層の表面に供給し、熱融着する請求項1記載の接着性積層体の製造方法。
- エチレン系重合体の粉体100重量部及び有機過酸化物0.1〜10重量部をドライブレンドして得られる接着性組成物からなる層を介して熱可塑性エラストマー組成物層とポリウレタン層を積層してなる多層積層体。
- 請求項4記載の多層積層体のポリウレタン層の外側に熱可塑性芯材層を積層してなる多層積層体。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7033098A JP4085187B2 (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 接着性積層体、接着性積層体の製造方法及び多層積層体 |
DE1999183050 DE19983050T1 (de) | 1998-03-19 | 1999-03-16 | Klebstoff, Haftlaminat, Verfahren zur Herstellung eines Haftlaminats und Mehrschichtlaminat |
CN99804163A CN1293704A (zh) | 1998-03-19 | 1999-03-16 | 粘合性组合物、粘合性层压体、粘合性层压体制造方法和多层层压体 |
KR1020007010205A KR20010041901A (ko) | 1998-03-19 | 1999-03-16 | 접착성 조성물, 접착성 적층체, 접착성 적층체의 제조방법 및 다층 적층체 |
PCT/JP1999/001276 WO1999047622A1 (fr) | 1998-03-19 | 1999-03-16 | Composition d'adhesif, lamine d'adhesif, procede de production de lamine d'adhesif, et lamine multicouches |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7033098A JP4085187B2 (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 接着性積層体、接着性積層体の製造方法及び多層積層体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11269446A JPH11269446A (ja) | 1999-10-05 |
JP4085187B2 true JP4085187B2 (ja) | 2008-05-14 |
Family
ID=13428322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7033098A Expired - Fee Related JP4085187B2 (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 接着性積層体、接着性積層体の製造方法及び多層積層体 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4085187B2 (ja) |
KR (1) | KR20010041901A (ja) |
CN (1) | CN1293704A (ja) |
DE (1) | DE19983050T1 (ja) |
WO (1) | WO1999047622A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101231495B1 (ko) * | 2010-12-23 | 2013-02-07 | 롯데케미칼 주식회사 | 접착성 수지 조성물 및 그 제조방법 |
CN106739344B (zh) * | 2016-12-28 | 2019-02-26 | 佛山佛塑科技集团股份有限公司 | 一种可热封的镀铝聚乙烯编织布及其制备工艺 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60243184A (ja) * | 1984-05-17 | 1985-12-03 | Kureha Chem Ind Co Ltd | 熱可塑性接着性樹脂の製造方法 |
JPH0529658A (ja) * | 1991-07-24 | 1993-02-05 | Shimadzu Corp | Ledまたはld駆動回路 |
JPH09208755A (ja) * | 1996-02-05 | 1997-08-12 | Sekisui Chem Co Ltd | 熱融着用樹脂組成物 |
-
1998
- 1998-03-19 JP JP7033098A patent/JP4085187B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1999
- 1999-03-16 CN CN99804163A patent/CN1293704A/zh active Pending
- 1999-03-16 DE DE1999183050 patent/DE19983050T1/de not_active Withdrawn
- 1999-03-16 WO PCT/JP1999/001276 patent/WO1999047622A1/ja not_active Application Discontinuation
- 1999-03-16 KR KR1020007010205A patent/KR20010041901A/ko not_active Application Discontinuation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR20010041901A (ko) | 2001-05-25 |
DE19983050T1 (de) | 2001-03-22 |
JPH11269446A (ja) | 1999-10-05 |
WO1999047622A1 (fr) | 1999-09-23 |
CN1293704A (zh) | 2001-05-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5270802B2 (ja) | スラッシュ成形用熱溶融性組成物 | |
WO1999029775A1 (fr) | Composition d'elastomere thermoplastique, poudre, pastilles et articles moules | |
KR100474162B1 (ko) | 열가소성엘라스토머조성물,그의파우더또는펠릿,및그를포함하는성형체 | |
JP4085187B2 (ja) | 接着性積層体、接着性積層体の製造方法及び多層積層体 | |
JP3336903B2 (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物パウダー、粉末成形方法、成形体及び成形体の製造方法 | |
JP2003147116A (ja) | 発泡ビーズ、型内発泡成形体、型内発泡成形体の製造方法及び多層成形体 | |
JPH08295863A (ja) | 接着性組成物、それを成形してなる接着性成形体およびその製造方法、該接着性組成物を成形してなる接着層を有する複合成形体および多層成形体ならびにそれらの製造方法 | |
JP2002361768A (ja) | 多層成形体 | |
JPH11263880A (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物、パウダー、ペレット及び成形体 | |
JP3814998B2 (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物及び成形体 | |
JP4314442B2 (ja) | 積層構造体およびその製造方法 | |
EP0730016B1 (en) | Adhesive composition and use thereof | |
EP0881065A1 (en) | Three-layer structure, polyolefin molding, and processes for the production of both | |
JP3815001B2 (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物ペレット及び成形体 | |
JP2001191456A (ja) | 成形体及び成形体の製造方法 | |
JPH0352206Y2 (ja) | ||
JP2002225075A (ja) | インモールドコーティング射出成形品の製造方法および射出成形品 | |
JPH08224820A (ja) | 多層成形体およびその製造方法 | |
JP2000143897A (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物、該組成物パウダー、およびそれよりなる表皮材 | |
JPH0689213B2 (ja) | スタンピング成形用ポリプロピレン複合樹脂組成物 | |
JP4228094B2 (ja) | 発泡性ポリオレフィン樹脂パウダー組成物およびその発泡成形体 | |
WO2001055256A1 (fr) | Composition de resine et produit stratifie | |
JPH09234812A (ja) | 複合発泡体およびそれを用いる多層成形体 | |
US20050260397A1 (en) | Plastic foam material and its use | |
JPS61134250A (ja) | 表面光沢及び表面硬度に優れた積層体、その製造方法及び用途 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040826 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071030 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071218 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080122 |
|
RD05 | Notification of revocation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425 Effective date: 20080125 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080204 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |