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JP4084188B2 - 弾性表面波装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、小型の移動体通信機器に用いられる共振器、共振子型フィルタ及び発振器等の部品として用いられる弾性表面波装置に関し、特にその封止構造を改善した弾性表面波装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
共振器、共振子型フィルタ及び発振器等の部品として用いられる弾性表面波装置(surface acoustic wave device)(SAWフィルタとも称される)は、圧電基板に櫛歯状電極(comb-like electrodes )を形成している。この弾性表面波装置は、小型、軽量であることから携帯電話器のような移動体通信機器に用いるのに好適している。
【0003】
この弾性表面波装置の分野では、使用する電子装置によっては重量の制限があるために、性能の向上ととともに、なお一層の小形化、低コスト化が要望されている。
【0004】
低コスト化に関する技術として、再公表特許WO97/02596号や特開平10−22763号公報、特開平10−64511号公報に記載された技術がある。この文献では、平板状基板に対して弾性表面波素子をフェースダウンボンディングし、これを樹脂で被覆固定する方法が提案されている。この技術では、弾性表面波素子の機能部(インターデジタルトランスジューサ部)と弾性表面波素子を取り付けるための平板状基板との間の空隙部に対して、樹脂が侵入しないように図っている。このために、平板状基板と樹脂との接合部を、弾性表面波素子の外周より外側に設け、比較的広い面積を確保している。
【0005】
図11及び図12には、従来の弾性表面波装置の断面構造を示している。
【0006】
30は、平板状基板であり、この平板状基板30の上面には、配線パターンが形成され、スルーホール31を介して下面のリードパターンなどに接続されている。平板状基板30の上面には、この面と平行に弾性表面波素子40が配置されている。弾性表面波素子40は、圧電基板上に機能部(インターデジタルトランスジューサ部)41が設けられており、この機能部41が平板状基板30の上面に対向して配置される。
【0007】
弾性表面波素子40と、平板状基板30との対向面間には、空隙部50が設けられる。これは、弾性表面波装置40は、機能上弾性表面波を伝搬するという属性をもち、相互の対向面を密着できないことによる。このために、弾性表面波素子40と、平板状基板30との対向面の互いのボンディングパッドは、導電性のバンプ51、52により電気的接続される。
【0008】
さらに上記の空隙部50は密閉性が必要である。このために、弾性表面波素子40は、硬化性樹脂60により被覆されている。そして、硬化性樹脂60と平板状基板30の外周上面とが接合することで、空隙部50の密閉が図られている。
【0009】
図12の従来の装置は、先の硬化性樹脂60を用いずに、蓋体70を用いた例である。
【0010】
このような電子部品装置において、上記の空隙部50の密閉性は、平板状基板30と樹脂60(或は蓋体70)との接合部80の幅(L1)に依存する。これは、空隙部50と外部との水分の行き来は、平板状基板30名を通過するもの、樹脂60(或は蓋体70)を通過するものに比べて、平板状基板30と樹脂60(或は蓋体70)との界面を拡散によって通過するものが支配的であるからである。したがって、空隙部50の密閉性を高めるために、平板状基板30と樹脂60との接合長を大きくすることが考えられる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかし一方では、この種電子部品装置においては、小形化、軽量化が要望されている。そこで、前記接合長を小さくすると、接合部の界面の長さが短くなり、気密性が劣化するという問題が生じる。気密性を補うために、弾性表面波素子の機能部41に保護層を設けることも考えられる。しかし、保護層を設けると、素子の特性の劣化を伴ったり、製造工程が増してコストが高くなるなどの問題が生じる。
【0012】
そこでこの発明は、低コストであって、一層の小形化を得ることができ、且つ空隙部の密閉性を良好とすることができる弾性表面波装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の目的を達成するために、圧電基板の一方の面に機能部が形成された弾性表面波素子と、前記弾性表面波素子の前記機能部側の面が一方の面に対して空隙部を持つように配置され、ボンディングパッドが前記弾性表面波素子のボンディングパッドに接続された長辺3mm以下の平板状基板と前記平板状基板のエッジに形成されこの基板表面に対して段差を持つ段差部であって、前記段差部以外の前記平板状基板の厚さは均一であり、前記段差部は、前記平板状基板のエッジ部分の周囲の外側が基板厚みを薄くすることにより形成された段差部と、前記段差部の表面及び前記弾性表面波素子の外側の表面を一体に覆い、前記平板状基板の端部まで前記段差部に合致し、前記空隙部の密閉性を得る被覆部材とを有することを特徴とする。
【0014】
【作用】
これにより、平板状基板と樹脂との接合部界面の長さを短くすることなく、また製造工程を増すことなく、基板寸法を小さくすることができる。したがって低コストで十分な機密性を保ちながら電子部品を小形化できる。
【0015】
【実施例】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0016】
図1はこの発明の前提となる装置を示す図である。100は、平板状基板であり、この平板状基板100の上面には、配線パターンが形成され、スルーホール101を介して下面のリードパターンなどに接続されている。平板状基板100の上面には、この面と平行に弾性表面波素子40が配置されている。弾性表面波素子40は、圧電基板上に機能部(インターデジタルトランスジューサ部)41が設けられており、この機能部41が平板状基板100の上面に対向して配置される。このような配置による接続は、フリップチップあるいはフェースダウン接続と言われる。
【0017】
弾性表面波素子40と、平板状基板100との対向面間には、空隙部50が設けられる。これは、弾性表面波素子40は、機能上弾性表面波を伝搬するという属性をもち、平板状基板100と弾性表面波素子40との対向面を密着できないことによる。
【0018】
弾性表面波素子40と、平板状基板100との対向面の互いのボンディングパッドは、導電性のバンプ51、52により電気的接続される。バンプ51、52の材料としては、金、或は銀などが用いられる。バンプを用いた電極接続は、超音波を弾性表面波素子側に伝達することで行なわれる。
【0019】
バンプ51、52は、弾性表面波素子40と、平板状基板100との対向面の互いのボンディングパッド間に位置する。平板状基板100には、印刷配線がされており、さらにこの印刷配線は、スルーホールコンタクト121、121を介して平板状基板100の裏面側に電気的に導出されている。平板状基板100の裏面には、金或はアルミニウムなどによる端子電極131、132がパターン印刷されている。スルーホールコンタクト121、122は、端子電極131、132に接続されている。これらの端子電極131、132を介して、弾性表面波素子40の機能部に対して、入力信号が供給されたり、アース電位が与えられたり、また機能部からの出力信号が取り出されるようになっている。
【0020】
上記のスルーホールコンタクト121、122は、後述する段差部(凸部)111の少なくとも内側に設けられており、弾性表面波装置の小形化に寄与する。
【0021】
次に上記の空隙部50は密閉性が必要である。このために、弾性表面波素子40は、硬化性樹脂60により被覆されている。そして、硬化性樹脂60と平板状基板100の外周上面とが接合することで、空隙部50の密閉が図られている。
【0022】
本発明においては、特に平板状基板100の外周に、上面側へ突出し一段高くなる段差部(凸部)111が形成されている。この段差部111が周囲全体に渡って設けられたために、本発明の弾性表面波装置では、硬化性樹脂60と平板状基板100の面との接合界面の長さを大きくすることができる。
【0023】
即ち、接合界面の長さが0.4mm以下になると水分が浸入しやすくなるおそれがあるが、図1B〜図1Dに示すように、本実施例においては、硬化性樹脂60の端面の最短の肉厚長(または弾性表面波素子40の端面と基板100の端面との距離)が0.4mmであったとしても、平板状基板100の縁には段差(例えば0.2mmの高さの段差)があるために、0.2mm分、硬化性樹脂60と基板との接合長を大きくすることができる。これにより、湿気が外部から空隙部50に侵入するのを防止する効果を高めることができる。つまり、空隙部50の機密性を高めることができる。
【0024】
仮に、空隙部50の機密性が悪く、外部から湿気が進入すると、弾性表面波素子40の電極として用いられているアルミニウム膜、さらには電極部の金製バンプに科学的な反応(腐食)が生じ、装置の耐久性劣化、性能劣化に繋がる。しかし、上記のようにこの発明の装置は、空隙部50の機密性が良好に得られるので、装置の耐久性劣化、性能劣化を防止することが可能である。
【0025】
ここで、本発明に係る弾性表面波装置が使用される周波数帯、及び各部の大きさなどを説明する。
【0026】
この発明の弾性表面波装置が適用される部分は、中心周波数800MHz以上の高周波(RF)帯の信号が入力される部分である。また、この発明の弾性表面波装置は、平面的な形状の寸法が3×3mm以下、例えば約2.5mm×2.0mmまたは2.0×1.5mmの大きさである。また、段差部111が形成された部分であって、硬化性樹脂60との接合部は、約0.4mmであり、段差部111の厚みdは、d<0.4mmである。
【0027】
これにより、従来の装置よりも格段と機密性を向上することができた。ここで、機密性に関しては、従来と少なくとも同等の信頼性を得る程度に維持するものとすると、平板状基板100の外形を従来の基板の外形より小さくすることができた。
【0028】
このように構成した弾性表面波装置について、高温高湿試験などの信頼性試験を行なったところ、機密性に関しては、従来と少なくとも同等の信頼性を得ることができた。また、上記の装置における平板状基板30の接合界面が存在する部分の長さL2(0.4mm)を、さらに0.3mmと短くすることができた。
【0029】
したがって、左右の部分での長さを合計すると上記の装置に比べて0.2mm短くすることができたことになる。
【0030】
またこの構造であると硬化性樹脂60(蓋体200)と平板状基板100との固定効果が向上し、特に横(平面に平行な)方向の振動に対して固定強度が強化されることになる。
【0031】
図2は、本発明の弾性表面波装置を裏面から見た平面図である。端子電極131、131aが、例えば入力側の信号入力端子と、アース端子として利用される。また端子電極132、132aが、出力側の信号出力端子、アース端子として利用される。この例では、4つの端子電極を有するタイプを示したがこれに限定されるものではない。
【0032】
図3は、バンプ52、スルーホールコンタクト122、端子電極132との配置関係の他の例を示すものである。この図では、バンプ52の周囲のみを示しているが、他のバンプの周囲も同様な構成である。この実施の形態では、バンプ52とスルーホールコンタクト122が互いに対向するように位置決めされている。このように構成した場合、板状基板100に形成する印刷配線の引き回し長を短くすることが可能となる。
【0033】
図4はこの発明の前提となる他の装置の例を示す。弾性表面波素子40を被覆する部材は、硬化性樹脂60の代わりに蓋体200を用いても良い。この場合、蓋体200と平板状基板100と接合部は、先の段差部111に合致する形状となっている。蓋体200と平板状基板100との接合部は、接着剤で接着されてもよい。この実施例においても、図1B−図1D、図2、図3で説明した内容と同様なことが言える。
【0034】
図5は、この発明の前提となるさらに他の装置の例を示している。この実施の形態では、平板状基板300の上面の周囲全体に溝部121(段差部)が形成されている。このために、硬化性樹脂60は、溝部121に入り込み固定されることになる。この構造であると硬化性樹脂60が溝部121によって吸収されるので、空隙部50に入り込み不具合を生じるのを防ぐという効果もある。
【0035】
図6は、図5に示した平板状基板300を用いて、被覆部材としては蓋体200を用いた例である。この場合も蓋体200と平板状基板300との接合界面は互いに合致するように基板の端部形状が成型されている。
【0036】
上記図4−図6の実施の形態も先の図1―図3で説明した効果と同様な効果を奏することができる。
【0037】
図7はこの発明の実施の形態である。この実施の形態では、平板基板400の上面周囲のエッジ部が、適宜幅をもって基板厚みを薄く加工されており(断面L字形状に加工され)、ここに段差部131が形成されている。したがって、弾性表面波素子40が硬化性樹脂60で被覆され、硬化性樹脂60が基板と接合した状態では、硬化性樹脂60は段差部131に係合するように接合されることになる。
【0038】
図8は、図7の平板状基板400を用い、被覆部材としては蓋体200を用いた例である。この場合も蓋体200と平板状基板400との接合界面は、互いに合致するように基板の端部形状が成型されている。
【0039】
上記図7、図8の実施の形態も先の図1―図3で説明した効果と同様な効果を奏することができる。
【0040】
図9は沿面距離を考えた段差の形状の例である。断差部の形状は上記した実施の形態に限定されるものではなく、種々の形状が可能である。図9の実施の形態は、複数の並列な溝による段差部121aの例である。なお各図を通して共通部分には同一符号を付している。
【0041】
またこの発明は、平板状基板に設けられる段差部は複数段であってもよいし、外側が低くても高くても構わない。また一部が凹でも凸でも構わない。さらにまた平板状基板は、セラミックス、プラスチックなど材質に限定されるものではなく、安価な樹脂製の基板を用いてもよい。
【0042】
図10A、図10Bは、さらに図1或は図3に示した実施の形態において、溝部121に対して、複数箇所に切り欠き122を設けた実施の形態である。この構成であると、硬化性樹脂60が溝部121に入り込み、溢れるような場合、残余の樹脂が切り欠き122から放出され、空隙部50に侵入することを防止できる。また、製造工程において、被覆する硬化性樹脂60の量を決める場合、その設定量にゆとりができ、製造が容易になる。この思想は、図1に示した平板状基板300にも適用できるものである。また溢れ吸収用の切り欠き122の代わりに、溝の側部に窪み(ポット)を設けてもよい。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明は、空隙部の密閉性を良好としながら、低コスト、小形化を得ることができる。つまり基板と樹脂との接合部界面の長さを短くすることなく、また製造工程を増すことなく、基板寸法を小さくすることができる。したがって低コストで十分な機密性を保ちながら電子部品を小形化できる。
【0044】
この発明は、共振器、共振子型フィルタ及び発振器等の部品として用いられる。またこの発明による部品は、弾性表面波装置(surface acoustic wave device)(SAWフィルタとも称される)として有効である。弾性表面波装置は、携帯電話器のような移動体通信機器等の電子装置に用いるのに好適している。
【図面の簡単な説明】
【図1A】図1Aは、この発明の前提となる装置の構成を示す断面図。
【図1B】図1Bは、図1Aの一部を取り出し、拡大して示す断面図。
【図1C】図1Cは、図1Bの変形例を示す図。
【図1D】図1Dも図1Bの変形例を示す図。
【図2】図2はこの発明の弾性表面波装置を裏面から示す平面図。
【図3】図3は、この発明に係る弾性表面波装置のボンディングパッド部の他の例を示す断面図。
【図4】図4は、この発明の前提となる他の実施の形態の構成を示す断面図。
【図5】図5は、この発明の前提となるまた他の実施の形態の構成を示す断面図。
【図6】図6は、この発明の前提となるさらに他の実施の形態の構成を示す断面図。
【図7】図7は、この発明の実施の形態の構成を示す断面図。
【図8】図8は、この発明のさらに他の実施の形態の構成を示す断面図。
【図9】図9は、この沿面距離を工夫した段差の構成例を示す断面図。
【図10A】図10Aは、突出した段差部切り込みを設ける例を示す図。
【図10B】図10Bは、図10Aの一部断面図。
【図11】図11は、従来の弾性表面波装置の構成を示す断面図。
【図12】図12は、従来の弾性表面波装置の構成を示す断面図。
【符号の説明】
40・・・弾性表面波素子、50・・・空隙部、60・・・硬化性樹脂、100・・・平板状基板。

Claims (4)

  1. 圧電基板の一方の面に機能部が形成された弾性表面波素子と、
    前記弾性表面波素子の前記機能部側の面が一方の面に対して空隙部を持つように配置され、ボンディングパッドが前記弾性表面波素子のボンディングパッドに接続された長辺3mm以下の平板状基板と
    前記平板状基板のエッジに形成されこの基板表面に対して段差を持つ段差部であって、前記段差部以外の前記平板状基板の厚さは均一であり、前記段差部は、前記平板状基板のエッジ部分の周囲の外側が基板厚みを薄くすることにより形成された段差部と、
    前記段差部の表面及び前記弾性表面波素子の外側の表面を一体に覆い、前記平板状基板の端部まで前記段差部に合致し、前記空隙部の密閉性を得る被覆部材と
    を有していることを特徴とする弾性表面波装置。
  2. 前記平板状基板は、平面形状が長方形状であり、長辺約2.5mm以下であることを特徴とする請求項1記載の弾性表面波装置。
  3. 前記弾性表面波素子に供給される信号帯域は、800MHz以上の周波数帯域であることを特徴とする請求項2記載の弾性表面波装置。
  4. 前記被覆部材は、硬化性樹脂であることを特徴とする請求項1記載の弾性表面波装置。
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