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JP4082538B2 - バリカン式草刈機 - Google Patents

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JP4082538B2
JP4082538B2 JP18584199A JP18584199A JP4082538B2 JP 4082538 B2 JP4082538 B2 JP 4082538B2 JP 18584199 A JP18584199 A JP 18584199A JP 18584199 A JP18584199 A JP 18584199A JP 4082538 B2 JP4082538 B2 JP 4082538B2
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卓司 松浦
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Nikkari Co Ltd
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バリカン刈刃を有するバリカン式草刈機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
携行式の草刈機には、ロータリ式とバリカン式とがあり、それぞれ用途・目的に応じて使い分けられている。このうち、バリカン式は、刃盤が割れたり、物を跳ね飛ばしたりしないから、安全である上、刈り高さを均一にでき、しかも、一度に広い範囲の草を刈り取れる特徴を有している。バリカン式草刈機は、この長所を生かして田や畑の畦畔の草刈り等に用いられることがある。ところが、従来における畦畔の草刈り用に用いられるバリカン式草刈機においては、原動機をバリカン刈刃装置の上に載せており、このバリカン刈刃装置でその重量を支持するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このため、バリカン刈刃装置の重量が重くなり、作業者は、後ずさりしながらバリカン刈刃装置を引き擦るようにして移動させる作業形態をとっていた。従って、作業者の労力的負担は増すとともに、後向き姿勢で歩行することから、危険でもあった。本発明は、このような課題を解決するものであり、バリカン式草刈機を前向き歩行で移動できるようにしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
以上の課題の下、本発明は、請求項1に記した、作業者が背負う原動機と、作業者が握る操作杆の先端に嵌着された伝動筒と、伝動筒と直角に取り付けられる中間ケースと、中間ケースに更に直角に取り付けられ、原動機の動力で駆動されるバリカン刈刃を有するバリカン刈刃装置とからなるバリカン式草刈機において、中間ケースはバリカン刈刃装置と共に伝動筒と直角な平面内で任意な角度を取ることができ、かつバリカン刈刃装置は中間ケースと直角な平面内で任意な角度を取ることができるものであるとともに、操作杆には、前グリップと後グリップとが取り付けられ、このうちの後グリップは、操作杆に対してその軸芯回り及び軸芯方向の任意な位置・角度を取ることができるものであるバリカン式草刈機を提供したものである。
【0005】
田や畑の畦畔には平坦地と傾斜地とがあるが、原動機を背負い式にしてバリカン刈刃装置の重量を軽減しただけでは、前向き歩行での草刈り作業はできない。これに加えて、操作杆に、位置や角度が調整可能な前グリップと後グリップが装着されるとともに、バリカン刈刃装置が広範に姿勢変更が可能になって始めて前向き歩行での草刈り作業が可能になるが、本発明が上記した手段をとることにより、このことが可能になった。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一例を示すバリカン式草刈機の平面図、図2は側面図、図3は図2のA−A断面図であるが、このバリカン式草刈機は、背負いフレーム1等に装架される原動機2と、原動機2とフレキシブル管3等で連結される伝動管兼基体である操作杆4と、操作杆4の先端(下端)に装設されるバリカン刈刃装置5とからなる。
【0007】
図4は操作杆4とバリカン刈刃装置5の関係を示す一部断面平面図、図5は同じく一部断面側面図であるが、操作杆4の下端に伝動筒6を嵌着するとともに、伝動筒6に中間ケース7を直交して取り付け、中間ケース7にバリカン刈刃装置5を同じく直交して取り付けたものである。この場合、伝動筒6と中間ケース7とは、この両者を挿通する中間軸8によって所定の締付力で締め付けられており、この締付力を緩めて或いはこの締付力を上回る力で中間ケース7を回せば、中間ケース7は、伝動筒6に対して任意の角度に回動して固定できるようになっている。
【0008】
一方、伝動筒6側の操作杆4には、ノブ9の締付けによって固定されるリング10が嵌挿されており、リング10と中間ケース7とは、リンク11で連結されている。従って、ノブ9を緩めて中間ケース7を中間軸8の廻りにある角度回し(これに伴ってリング10の位置はリンク11を介して変わる)、その位置でノブ9を締め付ければ、操作杆4に対する中間ケース7の位相(向き)を変えることができる。
【0009】
バリカン刈刃装置5は、中間ケース7に接合される刈刃ケース12を有しているが、この刈刃ケース12も、中間ケース7に対して任意の角度に変更できるようになっている。即ち、中間ケース7から刈刃ケース12にかけては内部を駆動軸13が挿通しており、刈刃ケース12は、この駆動軸13を中心に回動できるようになっているからである。
【0010】
図6は中間ケース7と刈刃ケース12の合わせ面の一部断面図であるが、この両者の合わせ面において、中間ケース7にはスプリング14で付勢されるレバー付きピン15が保持されており、刈刃ケース12にはこのレバー付きピン15が陥入可能な穴16が多数形成されている。
【0011】
そこで、レバー付きピン15を穴16から抜き、刈刃ケース12を所望の角度回して再度レバー付きピン15を穴16に挿入すれば、刈刃ケース12の向き(位相)を変えることができる。尚、以上の中間ケース7の回動面と刈刃ケース12の回動面とは互いに直角になるように設定されている。従って、操作杆4に対するバリカン刈刃装置5の向きは、三次元のあらゆる範囲を取れることになる。換言すれば、バリカン刈刃装置5は、操作杆4に対してバリカン刈刃19の刈刃方向及びこれと直角な方向の任意な位置・角度を取ることができるのである。
【0012】
刈刃ケース12からは上刃17と下刃18が互いに異なる方向に摺動運動させられるバリカン刈刃19が突出している。バリカン刈刃19を駆動する構造は、既に周知であるから、ここでの詳説は省略するが、要するに、操作杆4の中に挿通される伝動軸20と刈刃ケース12の中に収納されるクランク盤21とを中間軸8や駆動軸13に嵌装されるベベルギアやスパーギアからなるギア機構22で連結したものであり、クランク盤21と上刃17、下刃18をそれぞれクランクロッド23、24で連結したものである。
【0013】
これにより、上刃17と下刃18とは、互いに異なる方向に往復運動をさせられるものとなる。ところで、中間ケース7や刈刃ケース12は、上記したように相対的にその向きを変えることがあるが、このような場合でも、上記したギア機構22の動力伝達は阻害されないようになっている。
【0014】
上刃17と下刃18とは、共に中央の基部の前後に三角形状をした刃部が形成されるものである。そして、上刃17と下刃18は、上刃17の上に押え板25が重ねられてボルト26で締め付けられている。この場合、ボルト26が挿通する個所の上刃17と下刃18には、そのストローク以上の長孔が形成されており、上刃17と下刃18の間でスリーブ27に嵌合されている。これにより、上刃17と下刃18の往復運動が許容されるとともに、ボルト26を締めたときにも、その隙間が確保(調整)されるものとなる。
【0015】
次に、以上の操作杆4には、後グリップ28と前グリップ29とが嵌装されている。後グリップ28は、操作杆4の後方寄りに嵌着されるリング30にノブ31で締め付けられて固定される棒状をしているものであり、これには、原動機2の回転数を制御するアクセルレバー32等が付設されている。この場合、ノブ31を緩めると、リング30は操作杆4の周囲を自由に回転できるとともに、操作杆4に対する後グリップ28の角度も自由に変更できることになる。従って、後グリップ28は、操作杆4に対してその軸芯回り及びこれと直角な方向の任意な位置・角度を取ることができるものとなる。加えて、操作杆4の軸方向の取付け位置も変更できることになる。
【0016】
これに対して前グリップ29は、操作杆4を取り囲むようなリング形をしており、一般には、操作杆4に固定的に取り付けられる。このような後グリップ28及び前グリップ29は、作業者の右手又は左手で握られて作業されるものであり、この場合の作業者が前向きに歩行するとき、歩行前側に存在するのを後グリップ28、後側に存在するのを前グリップ29と称している。
【0017】
図7及び図8は、以上のバリカン式草刈機によって畦畔の草を刈る場合の説明図であるが、まず、平坦地の草刈りを行なうには、操作杆4に対するバリカン刈刃装置5の角度を上記した調整操作によってこれができる状態に合わせる。次いで、前向きの状態で、操作杆4の後グリップ28と前グリップ29をそれぞれ左手と右手で握り、これらが最適な位置・角度になって円滑に作業ができるかどうかを確認する。
【0018】
もし、不具合があると、ノブ31を緩めて後グリップ28の位置・角度を最適なものに設定する。この場合、前グリップ29は固定的に設けられているが、本例では、その形状はリング状をしているものであるから、握る位置を変えることで対応できる。
【0019】
この状態で、バリカン刈刃装置5を引き擦りながら草刈り作業をすることになるが、このとき、作業者は、前向きで歩行できるから、安全性が確保されるとともに、草刈りに最適な場所を歩行できる。尚、以上は、操作杆4を身体の右側に通すものであるが、左側を通すものであってもよい(その場合は、後グリップ28と前グリップ29を握る手が逆になる)。
【0020】
傾斜地(法面)の草刈りも同様である。即ち、バリカン刈刃装置5の位置・角度を調整した後、後グリップ28と前グリップ29を最も作業がし易い位置・角度に調整すれば、作業者は、前向きで歩行しながら法面の草刈りができる。
【0021】
【発明の効果】
以上、本発明によると、前向きで歩行しながら畦畔等の草刈りができるものとなる。従って、疲れが少なくて安全であり、能率も上がる。更に、原動機を刈刃ケース等に装着していないので、重量も軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示すバリカン式草刈機の平面図である。
【図2】本発明の一例を示すバリカン式草刈機の側面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】本発明の一例を示す操作杆とバリカン刈刃装置との関係を示す一部断面平面図である。
【図5】本発明の一例を示す操作杆とバリカン刈刃装置との関係を示す一部断面側面図である。
【図6】本発明の一例を示す中間ケースと刈刃ケースの接合面の一部断面図である。
【図7】本発明の一例を示すバリカン式草刈機の使用状態の説明図である。
【図8】本発明の一例を示すバリカン式草刈機の使用状態の説明図である。
【符号の説明】
2 原動機
4 操作杆
5 バリカン刈刃装置
6 伝動筒
7 中間ケース
28 前グリップ
29 後グリップ

Claims (2)

  1. 作業者が背負う原動機と、作業者が握る操作杆の先端に嵌着された伝動筒と、伝動筒と直角に取り付けられる中間ケースと、中間ケースに更に直角に取り付けられ、原動機の動力で駆動されるバリカン刈刃を有するバリカン刈刃装置とからなるバリカン式草刈機において、中間ケースはバリカン刈刃装置と共に伝動筒と直角な平面内で任意な角度を取ることができ、かつバリカン刈刃装置は中間ケースと直角な平面内で任意な角度を取ることができるものであるとともに、操作杆には、前グリップと後グリップとが取り付けられ、このうちの後グリップは、操作杆に対してその軸芯回り及び軸芯方向の任意な位置・角度を取ることができるものであるバリカン式草刈機。
  2. 前グリップがリング状をしているものである請求項1に記載のバリカン式草刈機。
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