JP4081969B2 - 光記録媒体および光記録媒体用アダプタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学的にデータが読み取り可能または書き込み可能な光記録媒体、および、この光記録媒体を装着する光記録媒体用アダプタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンピュータ用の記録媒体として、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory )が広く利用されている。CD−ROMは、低コストで、かつ、大きな記録容量を確保できるという利点を有する。
【0003】
さらに、近年、ユーザがデータを記録できる追記型記録媒体として、CD−R(Compact Disc Recordable )が実用化されている。CD−Rは、1回のみデータを記録できる記録媒体であり、記録後は通常のCDと同様にCDドライブ装置で再生できる。
【0004】
これらCD−ROMやCD−Rは、データの読み取りや書き込みを光学的に行うため、周囲の磁気や静電気等の影響を受けにくく、保存性が良いという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のCD−ROMやCD−Rは、直径12cmのCD規格に準じた円盤であり、そのサイズと形状が携帯に不向きで利便性に欠けるという問題があった。
【0006】
CD−ROMやCD−Rは、盤の曲がりや傷が記録内容の読み出しに支障を来すことがあるので、持ち運びの際には保護用のケースに収容されることが多い。しかしながら、直径12cmの円盤をケースに入れると、携帯に不便なほど大きくなってしまうという問題があった。
【0007】
本発明の課題は、携帯時の利便性に優れた光記録媒体を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような課題を解決するために、次のような特徴を備えている。なお、次に示す手段の説明中、括弧書きにより実施の形態に対応する構成を一例として示す。符号等は、後述する図面参照符号等である。
【0009】
請求項1記載の発明は、
アダプタ(例えば、図2に示すCDカードアダプタ10)に装着されることにより前記アダプタと一体となって円盤をなす板状の光記録媒体(例えば、図6(a)〜(e)に示すCDカード1)であって、
前記アダプタの端部に係合する係合部(例えば、図6(a)に示す溝101)と、
予めデータが記録された光学的に読み出し可能な読出専用領域(例えば、図6(e)に示す読取専用エリア103)を有する記録部(例えば、図6(e)に示す記録面1a)とを備えることを特徴とする。
【0010】
請求項1記載の発明によれば、光記録媒体を、光記録媒体用アダプタの外周側から欠落部分に差し込むことにより光記録媒体を光記録媒体用アダプタに装着することができる。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の光記録媒体において、
前記欠落部分は、その内側端面に突起(例えば、図7に示す外周突起14)を有し、
前記係合部は、前記突起に係合する溝(例えば、図6に示す溝101)であることを特徴とする。
【0012】
請求項2記載の発明によれば、光記録媒体を、光記録媒体用アダプタの外周側から欠落部分に差し込むことにより、光記録媒体の溝に欠落部分の突起が係合し、光記録媒体を光記録媒体用アダプタに装着することができる。
【0016】
請求項3記載の発明は、請求項1に記載の光記録媒体において、前記記録部は同心円状に並ぶ複数の円弧状のトラックを備えており、これら各トラックの端部にはトラック構成に関する情報が記録されていることを特徴とする。
【0017】
請求項3記載の発明によれば、各トラックの端部に記録された情報をもとに複数のトラックに記録されたデータに関する処理を速やかに行える。本発明の光記録媒体は、円盤形状でない形状とすることも可能であるが、この場合、通常のディスク型光記録媒体のような円形のトラックを形成することは困難である。しかしながら、各トラックの端部にトラック構成に関する情報を記録することにより、該光記録媒体を駆動するドライブ装置において、複数のトラックの構成を認識して、速やかにデータの読出等を行うことができる。
【0018】
請求項4記載の発明は、
記録されたデータを光学的に読み取り可能な記録部(例えば、図6に示す記録面1a)を有する光記録媒体(例えば、図6(a)に示すCDカード1)が装着される光記録媒体用アダプタ(例えば、図2に示すCDカードアダプタ10)であって、
前記光記録媒体が有する係合部(例えば、図6(a)に示す溝101)に係合する記録媒体装着部(例えば、図2に示すCDカード装着部13、および、図7(b)に示す外周突起14)を備え、
この記録媒体装着部に前記光記録媒体が装着されることにより、前記光記録媒体と一体となって光記録媒体駆動装置により回転駆動されるようにされてなり、
前記光記録媒体用アダプタ本体は、円盤の外周の一部が欠落した態様で構成される欠落部分(例えば、図7に示すCDカード装着部13)を有した円盤形状をなし、
前記記録媒体装着部は、前記欠落部分とされ、前記光記録媒体が前記光記録媒体用アダプタ本体の外周側から差し込まれることにより前記光記録媒体を前記光記録媒体用アダプタ本体に装着させる係合部(例えば、図7に示す外周突起14)を有することを特徴とする。
【0019】
請求項4記載の発明によれば、光記録媒体を、光記録媒体用アダプタの外周側から欠落部分に差し込むことにより光記録媒体を光記録媒体用アダプタに装着することができる。
【0020】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の光記録媒体用アダプタにおいて、
前記光記録媒体は端面に溝(例えば、図6に示す溝101)を有し
前記係合部は、前記欠落部分の内側端面に形成された、前記溝に係合する突起(例えば、図7に示す外周突起14)であることを特徴とする。
【0021】
請求項5記載の発明によれば、光記録媒体を、光記録媒体用アダプタの外周側から欠落部分に差し込むことにより、光記録媒体の溝に欠落部分の突起が係合し、光記録媒体を光記録媒体用アダプタに装着することができる。
【0025】
請求項6記載の発明は、請求項4または5に記載の光記録媒体用アダプタにおいて、
前記光記録媒体は、円盤形状若しくは非円盤形状に形成されており、
前記記録媒体装着部は、前記光記録媒体の形状に適合する形状に形成されていることを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0027】
〔第1の実施の形態〕
まず、構成を説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるドライブ装置5の構成を示す斜視図である。同図に示すように、ドライブ装置5は箱形のケース501に各部を収容して構成される。ドライブ装置5には、CDカード1が載置されるトレイ502がケース501の前面から出入り可能に組み付けられ、ケース501の前面にはスイッチ503が設けられている。
【0028】
スイッチ503は、トレイ502の出入りを指示するスイッチであって、トレイ502にCDカード1が載置された状態でスイッチ503が操作されると、トレイ502がケース501内に引き込まれ、ドライブ装置5は、CDカード1からのデータ読出処理及びデータ書込処理を行う。
【0029】
図2に示すように、トレイ502は平板状の部材であって、その上面にはCD載置部502aが形成されている。CD載置部502aは、一般的に用いられている光ディスク10aや、本発明の光記録媒体用アダプタを適用したCDカードアダプタ10等のサイズに合わせて形成された凹部である。従って、CD載置部502aに光ディスク10aやCDカードアダプタ10を載せてスイッチ503を操作することにより、トレイ502がケース501内へ移動し、光ディスク10a又はCDカードアダプタ10が後述する光ピックアップ部6の付近まで搬送される。
【0030】
なお、光ディスク10aは、CD−ROM(Compact Disc - Read Only Memory )、CD−R(Compact Disk - Recordable )、CD−RW(Compact Disc ReWritable )、DVD−ROM(Digital Versatile Disk)、DVD−R(Digital Versatile Disk - Recordable )、DVD+RW(Digital Versatile Disk + ReWritable )、DVD−RAM(Digital Versatile Disk - Random Acsess Memory )、PD、MO(Magneto Optical Disk)、MD(Mini Disk)等の、光学的に読み出しや書き込みが可能な円盤形状の記録媒体である。
【0031】
ここで、ドライブ装置5により駆動されるCDカードアダプタ10について説明する。
図2に示すように、CDカードアダプタ10は略円盤状であり、その中心には穴11が設けられ、さらに、穴11と同心円状に支持部12が形成されている。なお、CDカードアダプタ10は、例えばポリカーボネートやポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレンその他各種の共重合樹脂等の合成樹脂等によってなるものであり、例えば透明のものが挙げられるが、所定の色に着色されたもの、或いは種々の印刷が施されたものとしても良い。
【0032】
CDカードアダプタ10には、円周の一部が切り取られてCDカード装着部13が形成されている。CDカード装着部13には、後述するCDカード1(図6参照)が装着され、CDカード1が装着された状態では、CDカードアダプタ10は完全な円盤となる。
すなわち、CDカード装着部13は、光記録媒体としてのCDカード1を装着する装着部として機能する。
【0033】
続いて、ドライブ装置5内部の構成について説明する。
図3は、ドライブ装置5に内蔵される光ピックアップ部6の構成を示す斜視図である。光ピックアップ部6は、CDカード1がセットされたCDカードアダプタ10に対してレーザ光を照射するとともに、反射光を検知する装置である。
【0034】
図4に示すように、光ピックアップ部6は、ベース61と、ベース61上に配設された半導体レーザ62、ビームスプリッタ63,ミラー64、レンズベース65、レンズ66、フォトセンサ67、及びボイスコイル68,68等の各部により構成され、ベース61はベース移動軸69によって支持されている。
【0035】
ベース移動軸69は、螺旋状のネジ山が表面に形成された棒状部材である。また、ベース61の端部にはアーム61aが形成されている。アーム61aには貫通孔が穿設されており、この孔の内壁には、ベース移動軸69のネジ山に嵌合するようにネジが切られている。そして、ベース移動軸69は、アーム61aが有する孔を貫通して配設されている。
【0036】
このため、ベース移動軸69が回転すると、ベース移動軸69のネジ山に沿ってアーム61aが移動するので、ベース61は、図中符号AまたはBで示す方向へ移動する。なお、ベース移動軸69は、後述するスライダモータ504により回転駆動される。
【0037】
ベース61上には、半導体レーザ62、ビームスプリッタ63、ミラー64、レンズベース65、レンズ66、フォトセンサ67、及びボイスコイル68,68の各部が配設されている。
【0038】
半導体レーザ62は、制御部51の制御に従って、内蔵する光源により生成されるレーザ光を、レーザ光▲1▼としてビームスプリッタ63へ出力する。
半導体レーザ62から出力されるレーザ光▲1▼の出力値は、適宜切り換えることができ、例えば、CDカード1に記録されたデータを読み出すことが可能であり、また、出力を強くしてCDカード1の追記エリア104へデータを書き込むことも可能である。
【0039】
ビームスプリッタ63は、半導体レーザ62から出力されたレーザ光▲1▼を、ミラー64へ向けてレーザ光▲2▼として反射する。また、ビームスプリッタ63は、CDカード1の記録面で反射されたミラー64からの反射光▲4▼が入射されると、反射光▲4▼をフォトセンサ67へ向けて透過させる。
【0040】
ミラー64は、ビームスプリッタ63から水平に入射するレーザ光▲2▼を、レンズ66へ向けて上方へ反射するミラーである。また、ミラー64は、CDカード1の記録面で反射された反射光をビームスプリッタ63へ向けて反射する。
【0041】
レンズ66は、レンズベース65に固定されたレンズであって、ミラー64から入射したレーザ光を、CDカード1の記録面へレーザ光▲3▼として照射する。レーザ光▲3▼の焦点は、CDカード1の記録面におけるトラックに合わせられる。
【0042】
フォトセンサ67は、ビームスプリッタ63を透過して入射された反射光▲4▼の光量を検知するセンサである。
【0043】
レンズベース65は、レンズ66が填め込まれた台座であって、ベース61に立設されたボイスコイル68,68によって支持される。
【0044】
ボイスコイル68,68は、ベース61とレンズベース65との間に介設され、レンズベース65を支持するとともに、レンズベース65を水平及び垂直方向へ移動させることが可能である。
【0045】
即ち、レンズ66の焦点位置がCDカード1の記録面のトラック上から水平方向にずれている場合は、ボイスコイル68,68によってレンズベース65を水平に移動させて、レンズ66の焦点をトラック上に位置するように調整を行える。また、CDカード1の盤の反り等によって、レーザ光▲3▼の焦点が上方または下方にずれてフォーカスが甘くなった場合は、ボイスコイル68,68はレンズベース65を上下させて、焦点をCDカード1のトラック上に合致させる。
【0046】
このように、光ピックアップ部6においては、半導体レーザ62により発せられたレーザ光▲1▼がビームスプリッタ63及びミラー64を介してレンズ66へ入射するので、レンズ66からCDカード1の記録面のトラック上に向けて、レーザ光▲3▼が照射される。
【0047】
そして、レーザ光▲3▼がCDカード1の記録面で反射したことによる反射光が、レンズ66及びミラー64を介してビームスプリッタ63へ入射し、ビームスプリッタ63を透過してフォトセンサ67へ入射する。そして、フォトセンサ67によって反射光▲4▼の光量を検知することにより、CDカード1に記録されたデータが読み出される。
【0048】
さらに、半導体レーザ62から出力されるレーザ光▲1▼の出力値を強くすることで、レーザ光▲3▼をCDカード1の追記エリア104へ照射することにより、CDカード1へのデータの書き込みが行える。
【0049】
また、光ピックアップ部6は、ベース移動軸69の動作によって、図中、符号A及びBで示す方向へ移動可能なため、CDカード1の記録面に設けられた全てのトラックにアクセスし、データの読み出しまたは書き込みを行える。
【0050】
図4は、ドライブ装置5に内蔵される制御系50の構成を示すブロック図である。この図4に示す制御系50は、制御部51、ROM(Read Only Memory)52、入出力インタフェース53、トラック情報記憶部54、変換処理部55、ピックアップ移動制御部56、カード回転制御部57、及びローディング制御部58の各部を備えている。
なお、説明の便宜上、図4には、光ピックアップ部6、ドライブ装置5が備えるスライダモータ504、スピンドルモータ505、及びローディングモータ506を図示する。
【0051】
制御系50は、入出力インタフェース53を介して外部の電子機器と接続されている。ここで、外部の電子機器としては、パーソナルコンピュータや、PDA(Personal Digital Assistant)等が挙げられる。制御系50は、上記外部の電子機器からの指示入力に従って動作し、CDカード1から読み出したデータ等を入出力インタフェース53を介して出力し、また、入出力インタフェース53を介して入力されたデータをCDカード1に記録する。
【0052】
制御部51は、ROM52に格納された各種システムプログラムを読み出して実行することにより、制御系50の各部を制御する。
具体的には、制御部51は、トレイ502(図1)がケース501の外へ出ている状態でスイッチ503(図1)が操作されると、トレイ502をケース501内へ移動させるとともに、トレイ502上におけるCDカード1の有無を判別し、CDカードアダプタ10に装着されたCDカード1がトレイ502に載置されている場合は、ローディング制御部58によってローディングモータ506を駆動制御させて、CDカードアダプタ10に装着されたCDカード1のローディングを行う。
【0053】
その後、制御部51は、入出力インタフェース53を介して入力される指示に従って、ローディング後のCDカード1からのデータの読出処理、或いは、データの書込処理を実行する。
【0054】
ROM52は、EPROM、EEPROMまたはフラッシュメモリ等の半導体記憶素子により構成され、制御部51により実行されるシステムプログラム、及び、該システムプログラムに係るデータ等を記憶する。
【0055】
入出力インタフェース53は、制御部51と、外部の電子機器とを互いに接続させるシリアルもしくはパラレルインタフェースであって、複数のピンを備えたコネクタ等を具備している。
【0056】
トラック情報記憶部54は、光ピックアップ部6によって読み出されるデータの内、CDカード1のトラック及びセクタの構成を示すデータを保持する記録領域を具備する。
【0057】
変換処理部55は、光ピックアップ部6により読み出されたデータを変換して制御部51へ出力するものであり、例えば、シリアル信号を所定ビット幅のパラレル信号に変換する。また、変換処理部55はバッファメモリ55aを備え、変換中のデータや、光ピックアップ部6から入力されたデータ等を、バッファメモリ55a内に一時的に保持する。
【0058】
図5は、バッファメモリ55aの構成の一例を示す図である。この図5に示すように、バッファメモリ55aには、光ピックアップ部6により読み出されたデータを格納する読出データ格納エリア、読出データ格納エリアに格納されたデータを変換処理部55によって変換して得られるデータを一時的に格納する読出変換後データ格納エリア、及び、CDカード1の追記エリア104に書き込むためのデータが変換処理部55によって変換されて得られるデータを、光ピックアップ部6へ出力するまでの間、一時的に格納する書込用変換データ格納エリア等の各種格納領域が設けられる。バッファメモリ55aにおいて、これらの格納領域を設けることにより、ドライブ装置5によるデータの読出動作、及び、追記動作の安定性を向上させることができる。
【0059】
ピックアップ移動制御部56は、スライダモータ504に接続されており、制御部51の制御に従ってスライダモータ504を駆動制御することにより、光ピックアップ部6のベース61(図3)を平行移動させる。
【0060】
カード回転制御部57は、スピンドルモータ505に接続されており、制御部51の制御に従ってスピンドルモータ505を駆動制御して、トレイ502に載置されたCDカード1を回転させる。
【0061】
ローディング制御部58は、ローディングモータ506に接続されており、制御部51の制御に従ってローディングモータ506を駆動制御して、トレイ502(図2)を移動させるとともに、トレイ502に載置されたCDカード1を、データの読み出し・書込が可能な位置へ移送するローディング動作を実行する。
【0062】
図6は、本発明の第1の実施の形態におけるCDカード1の構成を示す図であり、(a)はCDカード1の全体構成を示す斜視図であり、(b)は平面図であり、(c)は側面図であり、(d)は同図(c)とは異なる面を示す側面図であり、(e)はCDカード1の記録面1aの構成を示す平面図である。
なお、図6(c)は、同図(a)に符号Cで示す方向から見た側面図であり、図6(d)は、同図(a)に符号Dで示す方向から見た側面図である。
【0063】
図6(a)に示すように、CDカード1は、略長方形の平板形状をなしており、外周の端面には溝101が形成されている。
溝101は、図6(c)および図6(d)にも示すように、CDカード1の外周全体にわたって形成されているが、一部において形成される構成としても良い。
【0064】
また、図6(b)に示すように、CDカード1の上面には、ラベル102が貼付されている。ラベル102は、CDカード1に記録されたデータの内容等をユーザが自由に書き込めるようになっており、同図に示す例では「○○○曲」と楽曲の名前が記載されている。
【0065】
さらに、図6(e)に示すように、CDカード1の裏面は記録面1aとなっており、記録面1aには、読取専用エリア103および追記エリア104が形成されている。
【0066】
CDカード1は、後述するドライブ装置5において、CDカードアダプタ10に一体に装着されることにより、CD−ROM(Compact Disc - Read Only Memory )と同様の構造を有する。即ち、CDカード1は、ポリカーボネート等の二枚の透明な樹脂板を貼り合わせて形成されており、これら二枚の樹脂板の間には、反射層としての金属箔が挟まれる。また、CDカード1が有する二面のうち一方の面は、レーベル面として印刷等が施され、他方の面は記録面となる。本第1の実施の形態におけるCDカード1では、レーベル面にラベル102が貼付され、記録面1aには読取専用エリア103および追記エリア104が形成される。
【0067】
CDカード1の記録面側の読取専用エリア103においては、データの記録領域として円弧状のトラックが同心円状に複数形成され、さらに各トラックは複数のセクタに分割されている。これらのトラックは、円弧状の光記録トラックとして機能する。
また、上記セクタは、デジタルデータを表現する「ピット」と呼ばれる突起と、この突起が無く平坦な「ランド」と呼ばれる部分とで構成される。
【0068】
上述のように、CDカード1は、反射層として金属箔が挟まれて構成されるので、記録面に照射されたレーザ光を反射するが、「ピット」の部分では突起によってレーザ光が拡散される一方で、「ランド」は平坦なので、「ランド」に照射されたレーザ光は、少ない損失で反射される。
【0069】
このため、CDカード1の記録面にレーザ光を照射すると、反射光の光量は「ピット」と「ランド」の配置状態に応じて変化する。従って、CDカード1の記録面へレーザ光を照射し、反射光の光量を検知することで、「ピット」と「ランド」で表現されるCDカード1上のデータを読み出すことができる。
【0070】
一方、追記エリア104は、データを追記することが可能な記録エリアである。本実施の形態では、一例として、CD−R(Compact Disk - Recordable )と同様に構成されているものとする。
【0071】
即ち、追記エリア104においては、読取専用エリア103と同様にトラック及びセクタが形成されており、さらに、CDカード1内の反射層の記録面側には、染料層が封入されている。この染料層は、所定以上の出力のレーザ光の照射によって変質し、上記「ピット」と同様に反射率の低いエリアを形成する。
【0072】
従って、追記エリア104には、所定以上の出力のレーザ光を照射することで、擬似的に「ピット」と「ランド」を形成できるので、「ピット」と「ランド」により表現されるデジタルデータを記録できる。
【0073】
なお、上記読取専用エリア103および追記エリア104における各トラックの端部に、トラックの始端および終端位置を示す始端部識別情報および終端部識別情報を記録しても良い。この場合、ドライブ装置5の制御系50(図4)によって始端部識別情報および終端部識別情報を読み取ることにより、各トラックの始端部および終端部を認識できる。
【0074】
図7は、図6に示すCDカード1のCDカードアダプタ10に対する装着状態を示す図であり、(a)は平面図であり、(b)は同図(a)中の(III)−(III)線における断面図である。
【0075】
上述のように、CDカードアダプタ10は、円盤の一部が欠落した形状をなしており、欠落部分はCDカード装着部13としてCDカード1を装着できるようになっている。
【0076】
図7(a)に示すように、CDカード装着部13には、その内側に向かう端面に外周突起14が形成されている。CDカードアダプタ10にCDカード1を装着する際には、CDカード1を、CDカードアダプタ10の外周側からCDカード装着部13に差し込む。これにより、図7(b)に示すように、CDカード1の端面に形成された溝101にCDカード装着部13の外周突起14が係合し、CDカード1がCDカード装着部13に固定される。
【0077】
また、CDカードアダプタ10からCDカード1を取り外す際には、CDカード1を、CDカードアダプタ10の外周側へ向けて引き抜けばよいので、CDカード1は容易に着脱可能である。
【0078】
CDカードアダプタ10にCDカード1が装着された状態では、CDカードアダプタ10およびCDカード1は、一体となって円盤を形成する。この状態でドライブ装置5にセットされると、CDカードアダプタ10の穴11に所定の治具が嵌合されることで、CDカード1およびCDカードアダプタ10が固定される。
【0079】
そして、CDカード1が装着されたCDカードアダプタ10は、ドライブ装置5によって、穴11を中心として回転駆動される。このため、CDカード1における読取専用エリア103および追記エリア104は、穴11の同心円に沿って形成される。
【0080】
なお、CDカード1が装着されたCDカードアダプタ10は、例えば、直径12cm(センチメートル)のCD規格に準じたサイズとしても良いし、或いは、直径8cmのCD規格に準じたサイズにしてもよく、さらに、その他のサイズとすることも容易に可能である。
【0081】
図8は、本第1の実施の形態におけるドライブ装置5の動作を示すフローチャートである。なお、ドライブ装置5においては、CDカードアダプタ10に装着されたCDカード1の他、光ディスク10a(図2参照)を駆動することも可能であるが、光ディスク10aに関する動作は一般的な光学的記録媒体を駆動するドライブ装置と同様の操作であるので、ここでは説明を省する。
【0082】
ドライブ装置5において、スイッチ503(図1)が操作されてトレイ502がケース501内に格納されると、制御部51は、トレイ502上に、CDカードアダプタ10に装着されたCDカード1が載置されているか否かを判別する(ステップS11)。
【0083】
ここで、トレイ502上に、CDカードアダプタ10に装着されたCDカード1が無ければ、制御部51は本処理を終了する。
また、CDカードアダプタ10に装着されたCDカード1がトレイ502に載置されていた場合には、制御部51はローディング制御部58を制御して、ローディングモータ506にローディング動作を実行させ、CDカードアダプタ10に装着されたCDカード1をデータ読出処理及びデータ書込処理が可能な位置まで移動させる(ステップS12)。
以下、CDカード1は、既にCDカードアダプタ10に装着されてトレイ502に載置されているものとする。
【0084】
続いて、制御部51は、カード回転制御部57によってローディングモータ506を駆動させ、光ピックアップ部6によるCDカード1の読み取りを実行させて、CDカード1に記録された各種のデータの中でCDカード1のトラック及びセクタの構成を示すデータを読み取らせ(ステップS13)、トラック情報記憶部54に格納させる(ステップS14)。
【0085】
制御部51は、その後、入出力インタフェース53を介して接続された外部の電子機器から、CDカード1内のデータの読み出し、或いはCDカード1へのデータの書き込みの指示が入力されるまで待機する(ステップS15,17)。
【0086】
そして、CDカード1内のデータの読み出しが指示されると(ステップS15;Yes)、制御部51は、CDカード1の読取専用エリア103に記録されたデータ、或いは、追記エリア104に既に記録済みのデータを読み出す処理を実行する(ステップS16)。
【0087】
また、ドライブ装置5にセットされたCDカード1へのデータの書き込みが指示されると(ステップS16;Yes)、制御部51は、CDカード1の追記エリア104若しくは光ディスク10aの記録領域に対するデータの書き込みを実行する(ステップS18)。
【0088】
その後、制御部51は、ローディングされているCDカード1に対する処理が完了したか否かを判別し(ステップS19)、完了していなければステップS15に戻る。
【0089】
図9は、図8のステップS16に示すデータ読出処理を、より詳細に示すフローチャートである。
制御部51は、入出力インタフェース53に接続された外部の電子機器から入力されたデータ読み出し指示をもとに、CDカード1においてデータ読み出しの開始位置、及び終了位置を取得する(ステップS21)。即ち、制御部51は、トラック情報記憶部54に格納された情報をもとに、CDカード1においてデータ読み出しを行うべきトラック、セクタを特定し、さらに各セクタからデータを読み出す順序を決定する。
【0090】
続いて、制御部51は、ピックアップ移動制御部56を制御してスライダモータ504を駆動制御させ、最初にデータを読み出す対象のトラック位置へ、光ピックアップ部6を移動させる(ステップS22)。
【0091】
そして、制御部51は、光ピックアップ部6においてレンズ66上に位置するセクタを特定し、終端のセクタが通過した後か否かを判別する(ステップS23)。ここで、終端のセクタが通過していなければ、レンズ66の真上にはCDカード1の記録面が位置しており、終端のセクタが通過した後は、レンズ66の真上にはCDカード1が位置していない状態となる。
【0092】
従って、終端のセクタが通過する前であった場合(ステップS23;No)は、光ピックアップ部6によって指定セクタのデータを読み出させ(ステップS24)、読み出されたデータの変換処理を変換処理部55によって実行させ(ステップS25)、さらに、変換後のデータをバッファメモリ55aに格納させて(ステップS26)、ステップS29へ移行する。
【0093】
また、レンズ66上を終端のセクタが通過した後であった場合には(ステップS23;Yes)、制御部51は、光ピックアップ部6におけるデータの読み出しを停止させ(ステップS27)、その後、レンズ66上に先端セクタが位置するまで待機する(ステップS28)。
【0094】
先端セクタとは、CDカード1の端部付近において、トラックの端部に位置するセクタである。レンズ66は円形でないCDカード1のトラックからのデータ読み出しを試行するので、レンズ66からのレーザ光▲3▼(図4)がCDカード1によって反射される状態と、レンズ66の上方にCDカード1が存在せず、レーザ光▲3▼が反射されない状態とが交互に発生する。そして、レンズ66の上方に先端セクタが位置した瞬間から、レンズ66の上方に終端セクタが位置する瞬間までは、CDカード1によってレーザ光▲3▼が反射され、データの読み出しが可能になる。
【0095】
制御部51は、ステップS32で先端セクタに到達したと判別した場合、ステップS33へ移行して、現在レンズ66上に位置しているトラックにおける読み出しが全て終了したか否かを判別し、終了していなければステップS23に戻り、終了していればステップS30へ移行する。
【0096】
ステップS30で、制御部51は、CDカード1の全トラックにおける処理が完了したか否かを判別し、該CDカード1についてデータの読み出し処理を継続して行う場合はステップS22に戻って、次の対象のトラック位置へ光ピックアップ部6を移動させ、処理を継続する。
【0097】
図10は、図8のステップS18に示すデータ書込処理を、より詳細に示すフローチャートである。
【0098】
制御部51は、入出力インタフェース53に接続された外部の電子機器から入力されたデータ書き込み指示に応じて、CDカード1でデータ書き込みが可能な領域の先頭のトラック及びセクタを特定し、ピックアップ移動制御部56を制御してスライダモータ504を駆動制御させ、光ピックアップ部6を移動させる(ステップS41)。
【0099】
次に、制御部51は、光ピックアップ部6においてレンズ66上に位置するセクタを特定し、終端のセクタが通過した後か否かを判別する(ステップS42)。
【0100】
終端のセクタが通過する前であった場合(ステップS42;No)は、上記外部の電子機器から入力された書き込み用のデータを変換処理部55によって変換させ、変換後のデータをバッファメモリ55aに格納させる(ステップS43)。
【0101】
制御部51は、その後、バッファメモリ55aに格納された変換後のデータを読み出して(ステップS44)、光ピックアップ部6によって、CDカード1の追記エリア104へデータの書き込みを実行させて(ステップS45)、後述するステップS48へ移行する。
【0102】
また、レンズ66上を終端のセクタが通過した後であった場合には(ステップS42;Yes)、制御部51は、光ピックアップ部6におけるデータの書き込みを停止させ(ステップS46)、その後、レンズ66上に先端セクタが位置するまで待機する(ステップS47)。そして、制御部51は、先端セクタに到達したと判別した場合は、ステップS48へ移行する。
【0103】
ステップS48では、現在レンズ66上に位置しているトラックにおけるデータ書き込みが全て終了したか否かを判別し、終了していなければステップS46に戻り、終了していればステップS49へ移行する。
【0104】
ステップS49で、制御部51は、CDカード1の全トラックにおける処理が完了したか否かを判別し、該CDカード1についてデータの書き込み処理を継続して行う場合はステップS41に戻る。
【0105】
以上のように、本発明の第1の実施の形態においては、CDカード1は、読取専用エリア103及び追記エリア104を備えるので、読取専用エリア103に記録されたデータをドライブ装置5によって読み出し、さらに、新たなデータを追記エリア104に書き込むことが可能である。また、追記エリア104に書き込まれたデータは、読取専用エリア103に記録されたデータと同様に読み出すことができる。
【0106】
CDカード1は略長方形のカード型であるため、各種のケース、鞄、袋や衣服のポケット等に容易に収容することができ、携帯に好適である。また、一般的に用いられているクレジットカードや名刺等の形状に似せて、携帯時の負担を軽くすることも可能である。
【0107】
特に、CDカード1をドライブ装置5にセットする際には、CDカード1はCDカードアダプタ10に装着される。このため、CDカードアダプタ10の使用を前提とすれば、CDカード1はCDカードアダプタ10や光ディスク10aに比べて非常に小さいサイズにすることができ、手軽に携帯できる。また、CDカード1の携帯時には、CDカード1を所定のケースに入れるようにしても良い。この場合、CDカード1が小型であることから、CDカード1をケースに入れても携帯時の利便性が損なわれることが無く、データの記録媒体としての信頼性と携帯時の利便性との両方を具備する優れた記録媒体として利用できる。
【0108】
さらに、CDカード1の読取専用エリア103及び追記エリア104は、CD−ROM、CD−Rや、その他の記録媒体と同様に構成されるので、CDカード1は、高い信頼性を確保しながら低コストで提供できる。
【0109】
また、CDカード1の読取専用エリア103及び追記エリア104は同心円状に配設されるため、CDやDVD等の従来のディスク型記録媒体と同様に、ドライブ装置5によって回転駆動させてデータの読み出し等を行うことができる。このため、CDカード1に対してデータを読み出し、或いは追記するドライブ装置5は、低コストで実現可能である。特に、CDカード1を、従来のディスク型記録媒体と互換性を有する構成とすれば、ドライブ装置5は、非常に低コストで製造可能である。
【0110】
CDカード1に形成される読取専用エリア103及び追記エリア104を、光学的に読み取り可能なものとすることにより、読取専用エリア103及び追記エリア104における記録容量の大容量化を図ることができる。このため、携帯時の利便性に優れ、かつ、大容量の記録媒体として利用できる。
【0111】
なお、以上の実施の形態において、CDカード1においては、円形トラックを有する読取専用エリア103と、その外側に形成された追記エリア104とを具備する構成としたが、読取専用エリア103と追記エリア104とが逆の位置に形成された構成としてもよい。
【0112】
また、光ピックアップ部6においては、フォトセンサ67により検知される反射光▲4▼の光量によって、レンズ66の上方におけるCDカード1の有無を検知する構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、CDカード1の所定位置に、CDカード1のトラック構成、セクタ構成、及び、その形状についての情報を記録しておき、トラック情報記憶部54に記憶される構成とすれば、制御部51は、CDカード1の形状とセクタの位置との関係を求めることができる。この場合、フォトセンサ67等によりCDカード1の形状を逐次検知する必要がなく、より速やかに処理を行うことができる。
【0113】
さらに、CDカード1におけるトラックの幅や間隔は、CD規格に準じたものに限定されず、例えば、データの書き込み及び読み出しを容易にするため、トラック間隔がより広い構成としても良い。
【0114】
また、上記実施の形態におけるCDカード1では、追記エリア104を、CD−Rと同様に書き込み可能な構成としたが、CD−RW(Compact Disc ReWritable )やPDと同様に、相変化型の記録層を備える構成としたり、或いはMO(Magneto-Optic )ディスクと同様の構成として、複数回のデータの書き込み及び消去が可能な構成としても良い。
さらに、読取専用エリア103をDVD−ROMと同様に構成し、追記エリア104を、DVD−R、DVD+RW、DVD−RAMと同様に構成することも可能である。この場合、より大きい記録容量を確保することができる。また、その他の細部構成等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0115】
また、CDカード1において、データの記録・書込が可能な半導体記憶素子や、非接触型ICカードに利用されるデータキャリア用電磁誘導発生コイルを備える構成としても良い。
【0116】
さらに、以上の第1の実施の形態においては、CDカード1を略長方形のカード状としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、対応するCDカードアダプタ10におけるCDカード装着部13の形状と一致していれば、他の多角形等、任意の形状に構成できる。
ここで、上記CDカード1とは異なる形状のCDカードおよび対応するCDカードアダプタについて、図11〜図13を参照し、第2の実施の形態および第3の実施の形態として説明する。
【0117】
〔第2の実施の形態〕
図11は、本発明の第2の実施の形態におけるCDカードアダプタ20およびCDカード2の構成を示す図であり、(a)はCDカードアダプタ20の断面図であり、(b)はCDカードアダプタ20の平面図であり、(c)はCDカード2の断面図であり、(d)はCDカード2の平面図である。
【0118】
図11(a)および(b)に示すように、CDカードアダプタ20は、上記CDカードアダプタ10と同様に円盤の一部が欠落した形状をなしており、欠落部分には後述するCDカード2が装着されるようになっている。
また、CDカードアダプタ20には、上記CDカードアダプタ10と同様に穴21および支持部22が形成されている。ここで、穴21は、ドライブ装置5に装着される際にドライブ装置5が有する治具が挿入される挿入孔として機能する。
【0119】
CDカード2を装着するため、CDカードアダプタ20の上記欠落部分にはCDカード支持突起23が形成されている。CDカード支持突起23は、CDカードアダプタ20の底面と同一平面をなすように形成されている。
【0120】
一方、図11(c)および(d)に示すように、CDカード2は、上記CDカード1と同様の略長方形の平板形状をなしており、裏面は記録面2aとなっていて、読取専用エリア203および追記エリア204が形成されている。読取専用エリア203および追記エリア204の構成は、上記CDカード1における読取専用エリア103および追記エリア104と同様である。
【0121】
CDカード2は、本体部201と係合部202とにより構成される。本体部201はCDカード2の本体となる部分である。そして、本体部201の下部においては、本体部201よりも一回り小さい長方形をなすように端部が削られており、係合部202となっている。
本体部201と係合部202とにより生じる段差は、同図(a)および(b)に示すCDカード支持突起23に係合する。
【0122】
従って、CDカードアダプタ20の上方からCDカード2をはめ込むことにより、CDカード2をCDカードアダプタ20に装着することができる。また、CDカード2をCDカードアダプタ20から取り外す際には、CDカード2を下方から押し上げるように力を加えればよい。
これにより、着脱が容易なCDカード2およびCDカードアダプタ20を提供することができる。
【0123】
〔第3の実施の形態〕
図12は、本発明の第3の実施の形態におけるCDカードアダプタ30およびCDカード3の構成を示す図であり、(a)はCDカードアダプタ30の断面図であり、(b)はCDカードアダプタ30の平面図であり、(c)はCDカード3の断面図であり、(d)はCDカード3の平面図である。
【0124】
図12(a)および(b)に示すように、CDカードアダプタ30は、上記CDカードアダプタ10と同様に円盤の一部が欠落した形状をなしており、また、CDカードアダプタ30の外形となる円の中心に相当する位置には、穴31が設けられ、穴31の周囲には支持部32が形成されている。
【0125】
CDカードアダプタ30においては、CDカードアダプタ30の外形をなす円の円周から、穴31の近傍にわたって上記欠落部分が形成されている。さらに、穴31の周囲は他の部分に比べて薄く形成されており、支持部32となっている。
そして、上記欠落部分の縁には、支持部32と同じ厚みのCDカード支持突起33が形成されている。
また、支持部32およびCDカード支持突起33は、その下面がCDカードアダプタ30の下面と同一平面上に位置するように形成されている。
【0126】
一方、図12(c)および(d)に示すように、CDカード3は、略長方形の平板形状をなしており、一端側には穴302が形成されている。穴302の形状およびサイズは上記CDカードアダプタ30の穴31と共通である。
【0127】
また、CDカード3は、裏面側の一部が表面側よりも小さいサイズになっており、表面側は本体部301、裏面側は係合部303となっている。
そして、係合部303はCDカードアダプタ30の上記欠落部分に等しい形状となっており、係合部303以外の部分は、CDカードアダプタ30の支持部32およびCDカード支持突起33の上面と等しい。このため、本体部301と係合部303とのサイズの差による段差は、CDカードアダプタ30の支持部32およびCDカード支持突起33に係合する。
【0128】
さらに、CDカード3の裏面側は記録面3aとなっており、読取専用エリア304および追記エリア305が形成されている。読取専用エリア304および追記エリア305の構成は、上記CDカード1における読取専用エリア103および追記エリア104と同様である。
【0129】
図13は、CDカードアダプタ30に対してCDカード3を装着した状態を示す平面図である。同図に示すように、CDカード3がCDカードアダプタ30に装着された状態では、本体部301と穴31とが一致している。
【0130】
従って、CDカードアダプタ30の上方から、穴31と穴302とが一致するようにCDカード3をCDカードアダプタ20に装着することにより、CDカード3とCDカードアダプタ30とは一体となる。また、CDカードアダプタ30に装着されたCDカード3を下方から押し上げるように移動させると、CDカード3をCDカードアダプタ30から取り外すことができる。
【0131】
CDカード3およびCDカードアダプタ30は容易に着脱可能である。さらに、CDカード3をCDカードアダプタ30に装着して上記ドライブ装置5(図1参照)にセットすると、ドライブ装置5内の治具がCDカードアダプタ30の穴31に嵌合する。ここで、ドライブ装置5の治具は穴31とともに穴302にも嵌合するので、CDカード3とCDカードアダプタ30とは強固に結合される。
このため、CDカードアダプタ30に装着されたCDカード3は、ドライブ装置5によって駆動されている間はより強固に一体となっており、CDカードアダプタ30からCDカード3が脱落する恐れが全くないので、信頼性をより一層向上させることができる。また、CDカード3がCDカードアダプタ30に装着される際の結合強度が比較的低くても、ドライブ装置5によって駆動する際には何ら問題とならないので、CDカード3およびCDカードアダプタ30の結合部分における構造を単純化して、低コスト化を図ることも可能である。
【0132】
〔第4の実施の形態〕
続いて、図14から図17の各図を参照して、本発明の第4の実施の形態について説明する。
【0133】
図14は、本発明の第4の実施の形態における光ピックアップ部7の構成を示す斜視図である。同図に示す光ピックアップ部7は、上記第1の実施の形態における光ピックアップ部6とほぼ同様に構成されるため、共通部分には同符号を付して説明を省略する。また、本第2の実施の形態においては、上記第1の実施の形態におけるCDカード1を用い、さらに、ドライブ装置5において、光ピックアップ部7を除く各部は同様に構成されるので、共通部分には同符号を付して図示及び説明を省略する。
【0134】
また、本第4の実施の形態においては、上記CDカード1は、透明な構成のCDカードアダプタ10に装着されているものとして説明する。
【0135】
光ピックアップ部7においては、発光部71及び受光部72によってなる光センサ70が配設されている。
受光部72はベース61に立設され、上方からの光の有無を検知する。また、受光部72の上方には、受光部72に対向し、受光部72へ向かって光を発する発光部71が配設されている。
【0136】
従って、光センサ70は、発光部71から出力された光が受光部72によって受光されるか否かを検知することで、発光部71と受光部72との間における物体の有無を検知するものである。
【0137】
そして、発光部71及び受光部72は、CDカード1上においてレンズ66によりレーザ光が照射されるトラックと同一のトラック上に位置するように配設される。
【0138】
このように構成される光ピックアップ部7を具備したドライブ装置5における動作について、図15のフローチャートを参照して説明する。
【0139】
ドライブ装置5において、スイッチ503(図1)が操作されてトレイ502がケース501内に格納されると、制御部51は、トレイ502にCDカード1が載置されているか否かを判別する(ステップS61)。
【0140】
ここで、CDカード1が無ければ、制御部51は本処理を終了する。
また、CDカード1がトレイ502に載置されていた場合には、制御部51はローディング制御部58を制御して、ローディングモータ506にローディング動作を実行させ、CDカード1をデータ読出処理及びデータ書込処理が可能な位置まで移動させる(ステップS62)。
【0141】
制御部51は、その後、入出力インタフェース53を介して接続された外部の電子機器から、CDカード1内のデータの読み出し指示、或いは書き込み指示が入力されるまで待機する(ステップS63,65)。
【0142】
ここで、CDカード1内のデータの読み出しが指示されると(ステップS63;Yes)、制御部51は、CDカード1の読出専用エリア13に記録されたデータ、または、追記エリア14に既に記録済みのデータを読み出す処理を実行する(ステップS64)。
【0143】
また、CDカード1へのデータの書き込みが指示されると(ステップS65;Yes)、制御部51は、CDカード1の追記エリア14に対するデータの書き込みを実行する(ステップS66)。
【0144】
その後、制御部51は、ローディングされているCDカード1に対する処理が完了したか否かを判別し(ステップS67)、完了していなければステップS63に戻る。
【0145】
図16は、図15のステップS64に示すデータ読出処理を、より詳細に示すフローチャートである。
制御部51は、入出力インタフェース53に接続された外部の電子機器から入力されたデータ読み出し指示をもとに、CDカード1においてデータ読み出しの開始位置、及び終了位置を取得する(ステップS71)。即ち、制御部51は、トラック情報記憶部54に格納された情報をもとに、CDカード1においてデータ読み出しを行うべきトラック、セクタを特定し、さらに各セクタからデータを読み出す順序を決定する。
【0146】
続いて、制御部51は、ピックアップ移動制御部56を制御してスライダモータ504を駆動制御させ、最初にデータを読み出す対象のトラック位置へ、光ピックアップ部7を移動させる(ステップS72)。
【0147】
制御部51は、カード回転制御部57を制御してスピンドルモータ505を駆動させ、CDカード1に装着されたCDカード1を回転させるとともに、光センサ70の発光部71から受光部72へ向けて光を照射させ、この光の受光部72における検知状態を取得する(ステップS73)。
【0148】
そして、制御部51は、受光部72における検知状態をもとに、レンズ66の上方にCDカード1が位置しているか否かを判別する(ステップS74)。
【0149】
ここで、受光部72によって発光部71からの光が検知されず、CDカード1の存在が検知された場合には(ステップS74;No)、制御部51は、対象トラック上で指定されたセクタにおけるデータを読み出させ(ステップS75)、バッファメモリ55aに一時的に格納させる。
【0150】
さらに、制御部51は、読み出されたデータについて変換処理部55で変換処理を実行させて(ステップS76)、変換後のデータをバッファメモリ55aに格納させ(ステップS77)、後述するステップS80へ移行する。
【0151】
また、発光部71から発せられた光が受光部72によって受光され、レンズ66の上方においてCDカード1が検知されなくなった場合は(ステップS74;Yes)、レンズ66の真上にはCDカード1ではなくCDカードアダプタ10の一部が位置しているので、制御部51は光ピックアップ部7によるデータの読み出しを停止させ(ステップS78)、ステップS79へ移行する。
【0152】
ステップS79では、現在レンズ66上に位置しているトラックにおける読み出しが全て終了したか否かを判別し、終了していなければステップS74に戻り、終了していればステップS80へ移行する。
【0153】
ステップS80で、制御部51は、CDカード1の全トラックにおける処理が完了したか否かを判別し、該CDカード1についてデータの読み出し処理を継続して行う場合はステップS72に戻って、次の対象のトラック位置へ光ピックアップ部7を移動させ、処理を継続する。
【0154】
図17は、図15のステップS66に示すデータ書込処理を、より詳細に示すフローチャートである。
【0155】
制御部51は、入出力インタフェース53に接続された外部の電子機器から入力されたデータ書き込み指示に応じて、CDカード1でデータ書き込みが可能な領域の先頭のトラック及びセクタを特定し、ピックアップ移動制御部56を制御してスライダモータ504を駆動制御させ、光ピックアップ部7を移動させる(ステップS91)。
【0156】
そして、制御部51は、カード回転制御部57を制御してスピンドルモータ505を駆動させ、CDカード1を回転させるとともに、光センサ70の発光部71から受光部72へ向けて光を照射させ、受光部72における受光状態を取得する(ステップS92)。
【0157】
そして、制御部51は、受光部72における受光状態をもとに、レンズ66の上方にCDカード1が位置しているか否かを判別する(ステップS93)。
【0158】
ここで、受光部72によって発光部71からの光が検知されず、CDカード1の存在が検知された場合には(ステップS93;No)、制御部51は、上記外部の電子機器から入力された書き込み用データを変換処理部55によって変換させ、バッファメモリ55aに格納させる(ステップS94)。
【0159】
続いて、制御部51は、バッファメモリ55aからデータを読み出して(ステップS95)、光ピックアップ部7によって指定セクタへデータを書き込ませて(ステップS96)、後述するステップS99へ移行する。
【0160】
また、発光部71から発せられた光が受光部72によって受光され、レンズ66の上方でCDカード1が検知されなくなった場合は(ステップS74;Yes)、レンズ66の真上にはCDカード1ではなくCDカードアダプタ10の一部が位置しているので、制御部51は光ピックアップ部7によるデータの書き込みを停止させ(ステップS97)、ステップS98へ移行する。
【0161】
ステップS98では、現在レンズ66上に位置しているトラックにおける書き込みが全て終了したか否かを判別し、終了していなければステップS93に戻り、終了していればステップS99へ移行する。
【0162】
ステップS99で、制御部51は、CDカード1の全トラックにおける処理が完了したか否かを判別し、該CDカード1についてデータの書き込み処理を継続して行う場合はステップS91に戻る。
【0163】
以上のように、本発明の第2の実施の形態によれば、ドライブ装置5が具備する光ピックアップ部7は、CDカードアダプタ10が透明であり、光の透過性においてCDカード1とは異なる性質を有する事を利用して、発光部71及び受光部72によってなる光センサ70によってCDカード1の有無を検知し、CDカード1に記録されたデータの読み出し及びデータの書き込みを実行する際に、CDカード1がレンズ66の上方に存在しない場合はデータの読み出し及び書き込みを停止させる。
【0164】
これにより、ドライブ装置5は、CDカード1の位置を光センサ70における検知結果に応じて速やかに検知して適宜動作状態を切り換えることにより、効率よく、速やかにCDカード1からのデータ読み出し及びデータの書き込みが行える。
【0165】
即ち、CDカードアダプタ10にCDカード1を装着してなる円盤においては、CDカード1は一部を占めるにすぎない。このため、読取専用エリア103および追記エリア104におけるデータの読出・書込は、CDカード1が装着されたCDカードアダプタ10を回転駆動している間の一部の時間帯においてのみ可能である。
【0166】
本第4の実施の形態における光ピックアップ部7を具備するドライブ装置5によれば、CDカードアダプタ10にCDカード1を装着してなる円盤において、CDカード1の位置を予め記憶しておかなくても、随時、動作を切り換えて、CDカード1がレンズ66の上方に位置する場合にのみデータの読出・書込動作を行う。このため、非常に効率よくCDカード1を駆動できる。さらに、CDカード1におけるトラックの配置が制限されないので、CDカード1の記録面を有効に利用してより大きな記録容量を確保できる。
【0167】
なお、上記第4の実施の形態においては、CDカード1のトラックの形状については特に制限しない構成としたが、例えば、CDカード1の端部に位置するセクタには、該セクタを他のセクタと識別するためのマーキングを施しても良い。この場合、光センサ70により、レンズ66の上方におけるCDカード1の有無ではなく、レンズ66の上方に相当する部分の、CDカード1上における位置を取得できるので、CDカード1の回転状態を判別することができる。
また、CDカードアダプタ10を透明な構成としたが、発光部71から出力される光が透過し、かつ、その透過状態がCDカード1とは異なるのであれば、半透明であっても良いし、発光部71からの出力光の波長に合わせて各種の着色を施すことも勿論可能である。
【0168】
〔第5の実施の形態〕
次いで、図18から図21を参照して、本発明の第5の実施の形態について説明する。図18は、本発明の第5の実施の形態におけるCDカードアダプタ40の構成を示す平面図であり、(a)はCDカードアダプタ40の構成を示し、(b)はCDカードアダプタ40に対するCDカード1の装着状態を示す。
【0169】
なお、本第5の実施の形態においては、CDカード1、ドライブ装置5及びドライブ装置5が備える光ピックアップ部6の構成については、上記第1の実施の形態と同様の構成によってなるものであり、同符号を付して図示及び説明を省略する。
【0170】
図18(a)に示すように、CDカードアダプタ40は、略円盤形状をなしており、外周をなす円周から中心に向かう4つの欠落部分が形成されており、これら欠落部分はCDカード装着部43,44,45,46となっている。
【0171】
また、CDカードアダプタ40の中心には、上記CDカードアダプタ10と同様に穴41および支持部42が形成されている。
CDカードアダプタ40は、上記CDカードアダプタ10と同様に樹脂等によってなるものである。
【0172】
図18(b)に示すように、CDカード装着部43,44,45,46には、それぞれ、CDカード1(図6)を装着可能である。従って、CDカードアダプタ40には、4枚のCDカード1を装着することができる。
そして、CDカードアダプタ40と、CDカードアダプタ40に装着された4枚のCDカード1によって欠落のない円盤が構成される。この円盤は、上記ドライブ装置5(図1)によって駆動可能である。
【0173】
図19は、CDカードアダプタ40に対するドライブ装置5の動作を示すフローチャートである。
【0174】
ドライブ装置5において、スイッチ503(図1)が操作されてトレイ502がケース501内に格納されると、制御部51は、トレイ502にCDカード1が装着されたCDカードアダプタ40が載置されているか否かを判別する(ステップS111)。
【0175】
ここで、CDカード1が装着されたCDカードアダプタ40が無ければ、制御部51は本処理を終了する。
また、CDカード1が装着されたCDカードアダプタ40がトレイ502に載置されていた場合には、制御部51はローディング制御部58を制御して、ローディングモータ506にローディング動作を実行させ、CDカード1をデータ読出処理及びデータ書込処理が可能な位置まで移動させる(ステップS112)。
以下、CDカードアダプタ40には4枚のCDカード1が装着されているものとして説明する。
【0176】
続いて、制御部51は、カード回転制御部57によってローディングモータ506を駆動させるとともに、ピックアップ移動制御部56によりスライダモータ504を駆動させて、CDカードアダプタ40に装着された複数のCDカード1における全てのトラックの形状及び全セクタの位置に関する情報を取得する(ステップS113)。
なお、ステップS113では、例えば、光ピックアップ部6のフォトセンサ67で検知される反射光▲4▼の光量によって、CDカード1のトラックがレンズ66上にあるか否かを判別することで、CDカード1の各トラックの形状を検知しても良いし、或いは、上記第2の実施の形態における光ピックアップ部7を用い、光センサ70によってCDカード1の形状を検知するようにしても良い。
制御部51は、その後、ステップS113で取得した情報をトラック情報記憶部54に格納させる(ステップS114)。
【0177】
制御部51は、入出力インタフェース53を介して接続された外部の電子機器から、CDカード1内のデータの読み出し、或いはCDカード1へのデータの書き込みの指示が入力されるまで待機する(ステップS115,117)。
【0178】
そして、CDカード1内のデータの読み出しが指示されると(ステップS115;Yes)、制御部51は、CDカード1の読出専用エリア13に記録されたデータ、または、追記エリア14に既に記録済みのデータを読み出す処理を実行する(ステップS116)。
【0179】
また、CDカード1へのデータの書き込みが指示されると(ステップS116;Yes)、制御部51は、CDカード1の追記エリア14に対するデータの書き込みを実行する(ステップS118)。
【0180】
その後、制御部51は、ローディングされているCDカードアダプタ40に対する処理が完了したか否かを判別し(ステップS119)、完了していなければステップS111に戻る。
【0181】
図20は、図19のステップS116に示すデータ読出処理をより詳細に示すフローチャートである。
【0182】
制御部51は、入出力インタフェース53に接続された外部の電子機器から入力されたデータ読み出し指示をもとに、CDカードアダプタ40に装着されたCDカード1においてデータ読み出しの開始位置、及び終了位置を取得する(ステップS121)。即ち、制御部51は、トラック情報記憶部54に格納された情報をもとに、CDカード1においてデータ読み出しを行うべきトラック、セクタを特定し、さらに各セクタからデータを読み出す順序を決定する。
【0183】
続いて、制御部51は、ピックアップ移動制御部56を制御してスライダモータ504を駆動制御させ、最初にデータを読み出す対象のトラック位置へ、光ピックアップ部6を移動させる(ステップS122)。
【0184】
そして、制御部51は、CDカードアダプタ40に装着されたCDカード1のうち、読み出し対象のCDカード1について、該CDカード1について読み出しを行うのが最初か否かを判別し(ステップS123)、最初の読み出しである場合は、当該CDカード1においてデータが記録されているトラックのトラックNo.を取得し(ステップS124)、バッファメモリ55aに格納する(ステップS125)。
【0185】
続いて、制御部51は、CDカードアダプタ40に装着された4枚のCDカード1,1,1,1の全てについてステップS123〜ステップS125の処理を実行したか否かを判別し(ステップS126)、完了していなければステップS123に戻り、完了したのであれば、ステップS127へ移行する。
【0186】
また、該CDカード1についての読み出しが最初でない場合は(ステップS123;No)、ステップS126にそのままステップS126に以降する。
【0187】
そして、制御部51は、光ピックアップ部6においてレンズ66上に位置するセクタを特定し、終端のセクタが通過した後か否かを判別する(ステップS127)。ここで、終端のセクタが通過していなければ、レンズ66の真上にはCDカード1の記録面が位置しており、終端のセクタが通過した後は、レンズ66の真上にはCDカード1が位置していない状態となる。
【0188】
従って、終端のセクタが通過する前であった場合(ステップS127;No)は、光ピックアップ部6によって指定セクタのデータを読み出させ(ステップS128)、読み出されたデータの変換処理を変換処理部55によって実行させ(ステップS129)、さらに、変換後のデータをバッファメモリ55aに格納させて(ステップS130)、ステップS133へ移行する。
【0189】
また、レンズ66上を終端のセクタが通過した後であった場合には(ステップS127;Yes)、制御部51は、光ピックアップ部6におけるデータの読み出しを停止させ(ステップS131)、その後、レンズ66上に先端セクタが位置するまで待機する(ステップS132)。
【0190】
先端セクタとは、CDカード1の端部付近において、トラックの端部に位置するセクタである。レンズ66は円形でないCDカード1のトラックからのデータ読み出しを試行するので、レンズ66からのレーザ光▲3▼(図4)がCDカード1によって反射される状態と、レンズ66の上方にCDカード1が存在せず、レーザ光▲3▼が反射されない状態とが交互に発生する。そして、レンズ66の上方に先端セクタが位置した瞬間から、レンズ66の上方に終端セクタが位置する瞬間までは、CDカード1によってレーザ光▲3▼が反射され、データの読み出しが可能になる。
【0191】
制御部51は、ステップS132で先端セクタに到達したと判別した場合、ステップS133へ移行して、現在レンズ66上に位置しているトラックにおける読み出しが全て終了したか否かを判別し、終了していなければステップS127に戻り、終了していればステップS134へ移行する。
【0192】
ステップS134で、制御部51は、CDカード1の全トラックにおける処理が完了したか否かを判別し、該CDカード1についてデータの読み出し処理を継続して行う場合はステップS122に戻って、次の対象のトラック位置へ光ピックアップ部6を移動させ、処理を継続する。
【0193】
図21は、図20に示すデータ読出処理を模式的に示す説明図である。
ここでは、説明の便宜のため、CDカードアダプタ40に装着される4枚のCDカード1,1,1,1を、CDカードA,B,C,Dとして説明する。
【0194】
CDカードアダプタ40は、4枚のCDカードA,B,C,Dが装着された状態で、ドライブ装置5において回転駆動される。このため、CDカードアダプタ40における各CDカードは、CDカードA,B,C,Dの順にレンズ66上を通過する。
【0195】
従って、ドライブ装置5においては、CDカードA,B,C,Dのそれぞれについてのみデータの読み取りを行う手順ではなく、レンズ66を固定した状態で、レンズ66上を通過する各トラックから順次データを読み出す。
【0196】
詳細には、図21の上部に示すように、ROM領域、即ち読取専用エリア103からデータを読み出す際に、レンズ66を固定すると、CDカードA,B,C,Dの順にレンズ66上をトラックが通過する。
従って、制御部51は、CDカードA,B,C,Dの順に、レンズ66の上方に位置するトラックの読み取りを実行する。この場合、図21に示すように、該当トラックにデータが記録されていなくても、そのまま読み取りを続行する。
【0197】
また、この読み取り動作に際しては、図21に示すように、バッファメモリ55a内に、各CDカードA,B,C,Dに対応づけて記憶エリアが形成されているので、このCDカードAから読み出されたデータは、一旦、CDカードA用エリアに格納され、同様に、CDカードB,C,Dから読み出されたデータは、それぞれCDカードB用エリア、CDカードC用エリア、CDカードD用エリアに順次格納される。
【0198】
これにより、CDカードアダプタ40に装着された複数のCDカード1から、効率よくデータの読み出しを行うことができる。
つまり、制御部51およびバッファメモリ55aは、各CDカード1に対して連続して処理を行うデータ処理手段もしくは連続処理手段として機能する。
【0199】
また、例えば、CDカード1が2枚しか用意できない場合は、CDカード1の代わりに、CDカード1と同形状でデータが全く記録されていない2枚のダミーカードをCDカードアダプタ40に装着することも可能である。
この場合、上記ダミーカードに対応づけて設けられたバッファメモリ55aの記憶エリアにおいて、全くデータが記憶されない事を除いては、ドライブ装置5は、4枚のCDカード1,1,1,1が装着されたCDカードアダプタ40と同じように動作することができる。
【0200】
さらに、CDカードアダプタ40に装着されたCDカード1の追記エリア104に対してデータの書き込みを行う場合は、図21に示すように、各書き込みを行うデータを、各CDカードに対応づけてバッファメモリ55aに設けられた記憶エリアに格納し、順次、CDカードA,B,C,Dに書き込みを行えばよい。この場合、各CDカードA,B,C,DのROM領域にデータがないトラックがあるとき(図21中、(なし)と表記)は、そのトラック部分は「データなし」との処理のもと、データを順次詰めた形で、RAM領域(すなわち、CDカード1の追記エリア104)に対してデータの書き込みが行われる。
【0201】
従って、本第5の実施の形態におけるCDカードアダプタ40を用いることにより、複数のCDカード1を同時にドライブ装置5にセットすることができる。これにより、CDカード1を多数利用する場合、複数のCDカード1を差し替えてドライブ装置5にセットする手間を省くことができ、CDカード1を、より手軽に扱うことができる。
【0202】
さらに、複数のCDカード1が装着されたCDカードアダプタ40がドライブ装置5にセットされると、ドライブ装置5においては、図21に示すように、CDカードアダプタ40にセットされた複数のCDカード1を駆動することによって各CDカード1から順次データを読み出すことができる。このため、複数のCDカード1からのデータの読み出しを効率よく、速やかに行えるので、CDカード1を、より一層手軽に扱うことができる。
【0203】
〔第6の実施の形態〕
次いで、図22〜図24を参照して、本発明の第6の実施の形態について説明する。
【0204】
図22は、本発明をゲーム装置に適用した場合の第6の実施の形態におけるゲーム装置80の構成を示す図であり、(a)はゲーム装置80を示す斜視図であり、(b)はゲーム装置80に対するCDカードアダプタ10の装着状態を示す要部平面図である。
【0205】
これらの図22(a)及び(b)に示すように、ゲーム装置80は、本体801の内部に、図4に示す制御系50の構成のすべてが内蔵されているほかに、前方部上面に、ゲームプレーヤが操作を行う各種のコントローラスイッチ802a,802b,802c,802d及びコントローラスイッチ803a,803b,803c,803d、ジョイスティック操作子804a,804bを備えており、また、後方部上面に、トレイ808を上面に備えているカード戴置部807、液晶パネル806を備えた蓋部805が回動可能に設けられている。
【0206】
さらに、ゲーム装置80の前方部上面には、ゲームプレーヤの両手で握られるグリップ部802,803が突出して設けられている。
トレイ808に、CDカード1が装着されたCDカードアダプタ10をセットした後、蓋部805を閉じると、蓋部805の背部に設けられたクランプ805cとカード戴置部807側に設けられたクランプ部とにより、装着されたCDカード1を両側から挟み込むようになっている。
また、液晶パネル806は、ゲーム内容が表示されるようになっている。
【0207】
さらに、図22(a)および(b)に示すゲーム装置80には、カード載置部807においてメモリカード装着端子92が配設されている。
そして、ゲーム装置80に対してCDカードアダプタ10を装着する場合、CDカードアダプタ10には、CDカード1の他、接続端子91を備えるメモリカード90を使用可能である。
【0208】
メモリカード90は、外形はほぼCDカード1と同形状であり、例えばフラッシュメモリやEEPROM等の半導体記憶素子を内蔵し、ゲーム装置80により実行されるゲームプログラム、ゲームの進行状況等の各種データが記録されている。メモリカード90の接続端子91と、カード載置部807のメモリカード装着端子92とが接続されることによって、ゲーム装置80の制御系からメモリカード90に対するデータの読出・書込が可能となる。
【0209】
図23は、本第6の実施の形態におけるCDカード1の内部構成の例を示す図であり、(a)は読出専用エリア103内の構成を示し、(b)は追記エリア104内部の構成を示す。
【0210】
同図(a)に示すように、読出専用エリア103内には、ゲームプログラムが格納されるゲームプログラムデータエリア、ゲームキャラクタや背景等、ゲームで使用される画像データが格納されるゲームキャラクタ画像データエリア、ゲーム音楽の音楽データ等が格納されるゲーム音楽・音声データエリア等の各種格納エリアが設けられている。
【0211】
この図23(a)に示す読出専用エリア103に記録されたデータが、当該CDカード1の出荷時に既に記録されている読み出し専用のデータである。
【0212】
一方、図23(b)に示すように、追記エリア104内には、ゲームの結果が記録されるゲーム結果データエリア、ゲームの設定状態や進行状況等に関するパラメータが記録されるパラメータ記録エリア、ゲームが開始・終了された日時や履歴が記録されるゲーム開始・終了履歴データエリア、及び、ユーザが任意のデータを記録できるユーザ入力データエリア等の、各種の格納エリアが設けられている。
【0213】
追記エリア104における各種格納エリアは、上記のように追記可能であるため、ゲームの進行状況等に応じて各種データを記録できる。
【0214】
図24は、本第6の実施の形態における動作を示すフローチャートである。このフローチャートにおいては、まず、トレイ808におけるCDカード1の有無が判別される(ステップS141)。
ここで、カード載置部807上にCDカード1が存在しない場合、CDカード1ではなくメモリカード90が使用されるので、メモリカード90が装着されたCDカードアダプタ10がカード載置部807にセットされ(ステップS144)、接続端子91およびメモリカード装着端子2を介して、メモリカード90内のデータやゲームプログラムが読み出される(ステップS145)。
【0215】
また、カード載置部807に、CDカードアダプタ10に装着されたCDカード1が存在する場合(ステップS141;Yes)、CDカード1が駆動され(ステップS142)、続いて、CDカード1の読出専用エリア13から、ゲームプログラムの読み出しが行われる(ステップS143)。
【0216】
ステップS143若しくはステップS145で、ゲームプログラムが読み出された後、さらに、関連するデータの読み出しが行われ(ステップS146)、ゲーム装置80のコントローラスイッチ802a,802b,802c,802d、コントローラスイッチ803a,803b,803c,803d、及び、ジョイスティック操作子804a,804bのいずれかにおける操作の有無が検知される(ステップS147)。
【0217】
そして、操作が無い場合はそのまま待機し、操作が有った場合には、操作内容に応じてゲームプログラムが実行される(ステップS148)。
【0218】
その後、ゲームを終了する旨の指示入力が行われるまでゲームプログラムの実行状態が続き(ステップS149)、ゲーム終了の指示が入力された後は、ゲームの進行に関するデータを記録するか否かの指示が入力され(ステップS150)、データを記録する旨の指示が入力された場合には、ゲームプログラムの実行により生成されたデータが追記エリア14に記録され(ステップS151)、処理が終了される。
【0219】
このように、ゲーム装置80においてCDカード1を利用することにより、大容量の読出専用エリア103に記録されたゲームプログラムを実行させてプレイを行い、さらに、プレイによって生じたデータを追記エリア104へ書き込むことができるので、興趣性と利便性の高いゲーム装置80を実現できる。
また、ゲーム装置80にメモリカード装着端子92を設け、CDカード1と同形状のメモリカード90を使用することにより、CDカードアダプタ10によってCDカード1とメモリカード90とを切り換えて使用できる。このため、大容量のデータを記録する場合には、光学的な読出および書込が可能なCDカード1を利用し、容量の少ないデータを記録する場合にはメモリカード90を利用する等、目的に応じて適切な記録媒体を利用できる。従って、CDカード1を効率よく使用でき、かつ、CDカード1とは異なる利点を有するメモリカード90を使用できる利便性の高いゲーム装置80を提供できる。
【0220】
なお、CDカード1を利用する装置としては、上記のゲーム装置80のようなゲーム装置の他、パーソナルコンピュータ、音楽再生用CDプレーヤー、MD(ミニディスク)プレーヤーや、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ等が挙げられる。
【0221】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、光記録媒体を、光記録媒体用アダプタの外周側から欠落部分に差し込むことにより光記録媒体を光記録媒体用アダプタに装着することができる。
【0222】
請求項2記載の発明によれば、光記録媒体を、光記録媒体用アダプタの外周側から欠落部分に差し込むことにより、光記録媒体の溝に欠落部分の突起が係合し、光記録媒体を光記録媒体用アダプタに装着することができる。
【0224】
請求項3記載の発明によれば、各トラックの端部に記録された情報をもとに複数のトラックに記録されたデータに関する処理を速やかに行える。本発明の光記録媒体は、円盤形状でない形状とすることも可能であるが、この場合、通常のディスク型光記録媒体のような円形のトラックを形成することは困難である。しかしながら、各トラックの端部にトラック構成に関する情報を記録することにより、該光記録媒体を駆動するドライブ装置において、複数のトラックの構成を認識して、速やかにデータの読出等を行うことができる。
【0225】
請求項4記載の発明によれば、光記録媒体を、光記録媒体用アダプタの外周側から欠落部分に差し込むことにより光記録媒体を光記録媒体用アダプタに装着することができる。
【0226】
請求項5記載の発明によれば、光記録媒体を、光記録媒体用アダプタの外周側から欠落部分に差し込むことにより、光記録媒体の溝に欠落部分の突起が係合し、光記録媒体を光記録媒体用アダプタに装着することができる。
【0228】
請求項6記載の発明によれば、光記録媒体として多様な形状の物を装着することができる。これにより、携帯時の利便性に富む光記録媒体の使用に際し、これまで利用されてきたディスク型光記録媒体と同様の利便性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるドライブ装置5の構成を示す外観斜視図である。
【図2】図1に示すトレイ502の構成をより詳細に示す図である。
【図3】図1に示すドライブ装置5に内蔵される光ピックアップ部6の構成を示す斜視図である。
【図4】図1に示すドライブ装置5の制御系50の構成を示すブロック図である。
【図5】図4に示すバッファメモリ55aの構成を模式的に示す図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態におけるCDカード1の構成を示す図であり、(a)はCDカード1の全体構成を示す斜視図であり、(b)は平面図であり、(c)は側面図であり、(d)は同図(c)とは異なる面を示す側面図であり、(e)はCDカード1の記録面1aの構成を示す平面図である。
【図7】図6に示すCDカード1が装着されるCDカードアダプタ10の構成を示す図であり、(a)は平面図であり、(b)は同図(a)の(III)−(III)線における断面図である。
【図8】図1に示すドライブ装置5におけるCDカード駆動時の動作を示すフローチャートである。
【図9】図8のステップS16におけるデータ読出処理をより詳細に示すフローチャートである。
【図10】図8のステップS18におけるデータ書込処理をより詳細に示すフローチャートである。
【図11】本発明の第2の実施の形態におけるCDカードアダプタ20およびCDカード2の構成を示す図であり、(a)はCDカードアダプタ20の断面図であり、(b)はCDカードアダプタ20の平面図であり、(c)はCDカード2の断面図であり、(d)はCDカード2の平面図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態におけるCDカードアダプタ30およびCDカード3の構成を示す図であり、(a)はCDカードアダプタ30の断面図であり、(b)はCDカードアダプタ30の平面図であり、(c)はCDカード3の断面図であり、(d)はCDカード3の平面図である。
【図13】図12に示すCDカードアダプタ30に対し、CDカード3を装着した状態を示す平面図である。
【図14】本発明の第4の実施の形態における光ピックアップ部7の構成を示す斜視図である。
【図15】図14に示す光ピックアップ部7を用いた動作を示すフローチャートである。
【図16】図15のステップS64に示すデータ読出処理をより詳細に示すフローチャートである。
【図17】図15のステップS66に示すデータ書込処理をより詳細に示すフローチャートである。
【図18】本発明の第5の実施の形態におけるCDカードアダプタ40の構成を示す平面図であり、(a)はCDカードアダプタ40の構成を示し、(b)はCDカードアダプタ40に対するCDカード1の装着状態を示す。
【図19】図18に示すCDカードアダプタ40に対するドライブ装置5の動作を示すフローチャートである。
【図20】図19のステップS116に示すデータ読出処理をより詳細に示すフローチャートである。
【図21】図20に示すデータ読出処理を模式的に示す説明図である。
【図22】本発明の第6の実施の形態におけるゲーム装置80の構成を示す図であり、(a)はゲーム装置80を示す斜視図であり、(b)はゲーム装置80に対するCDカードアダプタ10の装着状態を示す平面図である。
【図23】本発明の第6の実施の形態におけるCDカード1の記録内容を模式的に示す図であり、(a)は読取専用エリア103の構成を示し、(b)は追記エリア104の構成を示す。
【図24】本発明の第6の実施の形態における動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CDカード
10 CDカードアダプタ
101 溝
102 ラベル
103 読取専用エリア
104 追記エリア
10a 光ディスク
11 穴
12 支持部
13 CDカード装着部
14 外周突起
1a 記録面
2 CDカード
20 CDカードアダプタ
201 本体部
202 係合部
3 CDカード
30 CDカードアダプタ
301 本体部
302 穴
303 係合部
40 CDカードアダプタ
41 穴
43,44,45,46 CDカード装着部
5 ドライブ装置
50 制御系
6 光ピックアップ部
7 光ピックアップ部
Claims (6)
- 光記録媒体駆動装置により回転駆動される光記録媒体用アダプタに装着される板状の光記録媒体本体に、前記光記録媒体用アダプタに係合される係合部と、データが光学的に読み出し可能または書き込み可能な記録部とを備え、
前記光記録媒体用アダプタは、円盤の外周の一部が欠落した態様で構成される欠落部分を有した円盤形状をなし、
前記係合部による係合は、前記光記録媒体本体が前記光記録媒体用アダプタの外周側から前記欠落部分に差し込まれることにより前記光記録媒体本体を前記光記録媒体用アダプタに装着させる係合であることを特徴とする光記録媒体。 - 前記欠落部分は、その内側端面に突起を有し、
前記係合部は、前記突起に係合する溝であることを特徴とする請求項1記載の光記録媒体。 - 前記記録部は同心円状に並ぶ複数の円弧状のトラックを備えており、これら各トラックの端部にはトラック構成に関する情報が記録されていることを特徴とする請求項1に記載の光記録媒体。
- データが光学的に読み出し可能または書き込み可能な記録部を有する光記録媒体が装着される光記録媒体用アダプタ本体に、前記光記録媒体が装着される記録媒体装着部を備え、
この記録媒体装着部に前記光記録媒体が装着された状態で、前記光記録媒体と一体となって光記録媒体駆動装置により回転駆動されるようにされてなり、
前記光記録媒体用アダプタ本体は、円盤の外周の一部が欠落した態様で構成される欠落部分を有した円盤形状をなし、
前記記録媒体装着部は、前記欠落部分とされ、前記光記録媒体が前記光記録媒体用アダプタ本体の外周側から差し込まれることにより前記光記録媒体を前記光記録媒体用アダプタ本体に装着させる係合部を有することを特徴とする光記録媒体用アダプタ。 - 前記光記録媒体は端面に溝を有し
前記係合部は、前記欠落部分の内側端面に形成された、前記溝に係合する突起であることを特徴とする請求項4に記載の光記録媒体用アダプタ。 - 前記光記録媒体は、円盤形状若しくは非円盤形状に形成されており、
前記記録媒体装着部は、前記光記録媒体の形状に適合する形状に形成されていることを特徴とする請求項4または5に記載の光記録媒体用アダプタ。
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