JP4080232B2 - 回転軸の傾き補正方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転基体の嵌挿孔に固定した回転軸を当該回転基体に対して鉛直方向に起立するように回転軸の傾きを補正する回転軸の傾き補正方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
回転軸は、モータ等の各種装置において広く採用されている機械要素であるが、近年、当該回転軸の直角精度、つまり、回転面に対して回転軸が直角に延在していることに関する要請が強くなりつつある。例えば、モータにおいては、ポリゴンミラー、磁気ディスク、光ディスクなどの被回転体を高速で回転支持するための提案が各種行われており、それに伴って、回転軸の回転精度もより高精度化されつつある。この種のモータの一例としてポリゴンモータについて図5を参照して説明する。
【0003】
図5において、ポリゴンモータはステータ部10とロータ部20とから概略構成されている。ステータ部10は、円筒状の軸受ホルダー11の内周側に保持されたラジアル軸受12と、軸受ホルダー11の一方の開口部に固定されたスラスト軸受13と、軸受ホルダー11の外周側に固定されたステータ基板14、および電機子コイル15が巻回されたステータコア16とを備えている。
【0004】
一方、ロータ部20は、ラジアル軸受12に挿通されると共に一端がスラスト軸受13に支持された回転軸21と、回転軸21の他端側に嵌合固定されたハブ22と、ハブ22のミラー搭載部23にバネ部材24や固定ネジ25によって不動状態に装着されたポリゴンミラー26と、ハブ22の下部に固定され複数の磁極を有する駆動マグネット27が内周に装着されたロータヨーク28とを備えている。駆動マグネット27の内周面は前記ステータコア16の外周面とギャップを介して対向していて、電機子コイル15に所定の電流を通電すると、ステータコア16と駆動マグネットの電磁作用27により、ロータ部20が回転する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
かかる構成のポリゴンモータにおいて、ポリゴンミラー26の傾き精度、即ち回転軸線方向に対するミラー面(反斜面)26aの平行度を高精度に確保するために、各構成部品の加工精度および組立て精度を厳密にする必要がある。なぜならば、ポリゴンミラー26の傾きや振れが大きいモータをそのままプリンター装置に使用すると、ミラー面26aの傾きによりレーザー光のずれが感光ドラム上の潜像のムラに大きく影響して、出力画質が劣化するからである。したがって、被回転体としてのポリゴンミラー26の傾きの防止は、ポリゴンモータの製作上重点管理項目となっている。
【0006】
回転軸線方向に対するミラー面26aの平行度は、ポリゴンミラー26を装着するハブ22のミラー搭載部23の搭載面23aに対して、回転軸21が、予め設定された規定の方向、つまり直角の方向となるように如何に固定されているかに大きく依存している。この直角度などのような予め設定された規定の方向に対する誤差を所望の範囲内に維持するため、従来より、回転軸21およびハブ22の加工精度や両者の組立て精度の向上を図っている。しかしながら、これらの精度を確保するためには加工コストや組立てコストが高騰するといった問題がある。
【0007】
また、回転軸21とハブ22とを一旦組み立てた後の検査工程において、ミラー面26aの平行度が悪く、いわゆる面倒れを生じていることが判明した場合、一般に、回転軸21とハブ22とを組んだ状態でハブ22のミラー搭載面23aを加工し、回転軸21とミラー搭載面23aとの直角度を確保しているが、このような組加工の追加によって組立てコストが高騰するといった問題もある。
【0008】
なお、以上のような回転軸21と回転基体(ハブ22等)の直角度などの規定の方向に対する精度に関する問題は、ポリゴンモータに限ったことではなく、磁気ディスクや光ディスク等の被回転体を回転駆動させるための各種モータにおいても同様に生じている問題である。
【0009】
本発明は、以上のような実状に鑑み、低コストで回転軸と回転基体との直角度を確保することのできる回転軸の傾き補正方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1にかかる回転軸の傾き補正方法は、回転基体の嵌挿孔に回転軸を固定した後、前記回転基体に対して前記回転軸を予め設定した規定の方向に起立又は傾倒させるように前記回転軸の傾きを補正するにあたり、上記回転基体の前記回転軸が突出する面における前記嵌挿孔の近傍であって、前記回転軸を傾けるべき方向とは反対側における部分を圧潰することにより前記回転軸の傾きを補正し、前記回転基体に対して前記回転軸を、上記予め設定した規定の方向に起立又は傾倒させて前記回転軸の固定による誤差を解消させるようにしたことを特徴とする。
【0011】
このような請求項1にかかる回転軸の傾き補正方法によれば、回転軸と回転基体の加工精度や組立て精度を必ずしも十分に管理する必要はなく、かつ回転軸と回転基体を固定した後に回転軸の傾きを容易に補正することができる。
【0012】
また、請求項2にかかる回転軸の傾き補正方法は、請求項1に加え、前記回転基体の回転中心と前記回転軸の中心とが一致しない場合、前記回転基体の回転中心と前記回転軸の中心とを結ぶ延長線上の部分を圧潰することを特徴としている。
【0013】
このような請求項2にかかる回転軸の傾き補正方法によれば、回転基体の回転中心と回転軸の中心とを結ぶ延長線上の部分を圧潰することにより、最も効果的に回転軸の傾きを補正することができる。
【0014】
また、請求項3にかかる回転軸の傾き補正方法は、請求項1または2に加え、前記回転基体に被回転体を装着した状態で、前記回転基体を圧潰することを特徴としている。
【0015】
このような請求項3にかかる回転軸の傾き補正方法によれば、被回転体と回転軸との直角度が直接的に補正されるため、被回転体を高精度に回転させることができる。
【0016】
さらに、請求項4にかかる回転軸の傾き補正方法は、請求項1乃至3のいずれかにおいて、前記回転基体の回転中心から圧潰点までの距離、または圧潰する深さを変えて前記回転軸の傾きを調整することを特徴とする。
【0017】
このような請求項4にかかる回転軸の傾き補正方法によれば、回転基体の回転中心から圧潰点までの距離、または圧潰する深さを変えて回転軸の傾きを調整することにより、回転軸の傾きを微調整できることから、回転基体に対する回転軸の直角度を精度よく出すことができる。
【0018】
また、請求項5にかかる回転軸の傾き補正方法では、請求項1における回転軸が、モータの軸からなり、特にモータの回転軸において良好な結果が得られるようになっている。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至図4を参照しながら本発明にかかる回転軸の傾き補正方法の実施形態について説明するが、それに先立って、本発明を適用したポリゴンモータの構造例を説明しておく。
【0020】
図1は、本発明を適用して回転軸21の傾き補正を行ったポリゴンモータの実施形態を示す断面図であるが、図5に示したポリゴンモータと同等の機能を有する構成には同一の符号を付して説明する。図1において、ポリゴンモータはステータ部10とロータ部20とから概略構成されている。ステータ部10は、円筒状の軸受ホルダー11の内周側に保持された焼結含油合金等からなるラジアル軸受12と、軸受ホルダー11の一方の開口部に固定されたスラスト軸受と、軸受ホルダーの外周側に固定されたステータ基板13、および電機子コイル11が巻回されたステータコア16とを備えている。なお、ステータ基板13には、図示を省略した回路部品が実装されている。
【0021】
一方、ロータ部20は、ラジアル軸受12に挿通されると共に一端がスラスト軸受13に支持された回転軸21と、当該回転軸21の他端側に嵌合固定された回転基体としてのハブ22と、当該ハブ22のミラー搭載部23にバネ部材24や固定ネジ25によって不動状態に装着されたポリゴンミラー26と、ハブ22の下部に固定され複数の磁極を有する駆動マグネット27が内周に装着されたロータヨーク28とを備えている。前記駆動マグネット27の内周面は前記ステータコア16の外周面とギャップを介して対向していて、電機子コイル15に所定の電流を通電すると、ステータコア16と駆動マグネット27の電磁作用により、ロータ部が回転する。
【0022】
このようなポリゴンモータにおいて、回転軸21はハブ22の中央部に設けられた嵌挿孔22aに嵌合固定され、ハブ22のミラー搭載面23aに対して回転軸21がほぼ垂直に起立している。回転軸21を垂直に起立させるにあたっては、後述する補正方法が用いられるが、当該補正を施した結果、ハブ22の嵌挿孔22aの近傍には圧潰痕22bが形成されている。この圧潰痕22bは、嵌挿孔22aから数ミリ離れた位置に数ミリの深さで円錐状に窪んだ凹部である。なお、圧潰痕22bはハブ22の裏側、すなわち当該モータの内部に施されているので概観上の問題は無い。
【0023】
次に、上記実施形態にかかるポリゴンモータの製造過程、並びに本発明にかかる回転軸の傾き補正方法について、図1乃至図3を参照して説明する。
【0024】
先ず、駆動マグネット27を内周面に固着したロータヨーク28をハブ22の下面側にカシメ等の手段で固定した後、ハブ22の嵌挿孔22aに回転軸21の一端側を圧入や焼き嵌め等の各種固定手段により固定する。次いで、ハブ22のミラー搭載部23にポリゴンミラー26を搭載すると共に、バネ部材24と固定ネジ25によって当該ポリゴンミラー26を不動状態に装着する。ここまでの工程で、ロータ部20が一旦完成する。
【0025】
次に、予め組み立てておいたステータ部20(組立て手順は省略)を構成するラジアル軸受12に前記回転軸21の自由端側を挿入する。挿入し切ると回転軸21の先端は、スラスト軸受13に当接し、この段階でポリゴンモータが完成する。
【0026】
しかる後、ポリゴンモータの性能特性をチェックするため各種の検査を行うことになるが、最も重要な検査項目の一つとしてポリゴンミラー26の傾き精度、即ち回転軸線方向に対するミラー面26aの平行度の検査(面倒れ検査)が行われる。この検査は、ロータ部20を回転させながら、レーザー光をポリゴンミラー26のミラー面26aに照射し、反射光をモニターして適正数値内に有るか否かをチェックするものである。
【0027】
このようなミラー面26aの平行度検査を含む各種検査に合格した製品は、図2に示すように、良品として梱包され出荷されることになるが、平行度検査に不合格となったものは、以下のような手順で回転軸21の傾き補正作業が施される。
【0028】
はじめに、前記平行度検査において反射光をモニターする際、ミラー面26aが軸線方向に対してどの方向にどの程度面倒れしているか測定し、それらのデータに基づいて回転軸芯C2がロータ部20の回転中心C1、すなわち予め設定された規定の方向に対してどの程度ずれているかを導く。
【0029】
次に、回転軸22の補正が必要なモータのロータ部20を、ステータ10部から抜き取り、図3に示すように、ハブ22の嵌挿孔22aの近傍であって、回転軸21を傾けるべき方向(D方向)とは反対側の部分に、パンチ30の先端を圧潰する。これにより、回転軸21の傾きを所定の方向に補正することができ、ハブ22のミラー搭載面23aに対して回転軸21を、予め設定された規定の方向、つまり上記ミラー搭載面23aに対して直角となる方向に起立させることができる。
【0030】
パンチ30の先端を圧潰する箇所は、ハブ22の回転中心C1すなわち嵌挿孔22aのセンターと、傾いた状態の回転軸21の中心C2とを結ぶ線の延長線上であって、ハブ22の回転中心C1から回転軸21の中心C2がずれている側における上記回転軸21より外側の部分を圧潰する。つまり、図4において矢印が示す左上方が回転軸21を傾けるべき方向(D方向)である場合、固定誤差を解消したい回転軸21が突出している上記ハブ22の図示上面において回転中心C1よりも右下方側の直線上(破線)に位置する符号22bで表した位置を圧潰する。
【0031】
このように、ハブ22の嵌挿孔22aの近傍を圧潰することにより、図3のとおりパンチ30が打ち込まれた部分において、回転軸21の根本部分が矢印で示したように折れ曲がるように塑性変形し、当該回転軸21がハブ22の図示上面から突出した部分が直線状を維持しながら起立するように移動する。すなわち、上記回転軸21はパンチ30を打ち込んだ側とは反対側に傾き、その結果、当該回転軸21を傾けるべき方向(D方向)に傾斜させ、もってハブ22に対して回転軸21が鉛直方向に起立するように補正することができる。
【0032】
この場合、上記回転軸21がハブ22の図示上面から突出している部分を、適宜の治具によりチャックして保持させながら補正すべき方向に折り曲げるようにすると、回転軸が湾曲状になってしまい、当該回転軸の直線性が阻害されるおそれがあるが、上述した本発明にかかる実施形態によれば、回転軸21がハブ22の図示上面から突出している部分における直線性が良好に維持されることとなる。
【0033】
なお、パンチ30を打ち込むにあたって、ハブ22の回転中心C1から圧潰点までの距離、または圧潰する深さを適宜変更することによって、回転軸21の傾きを微調整することができる。ただし、パンチ30を打ち込む深さ、すなわち圧潰痕26bの深さは、ミラー搭載面23aよりも深くならないようにすることが好ましい。これは、ミラー搭載面23aよりも深くパンチ30を打ち込むと、ポリゴンミラー26の内周面と密着しているハブ22の外周面に応力歪みが及んで、ポリゴンミラー26が半径方向に位置ずれを起こす可能性があるからである。
【0034】
また、パンチ30を打ち込む箇所は1ヶ所に限らず、複数箇所打ち込んで圧潰痕22bを形成しても良いし、パンチ30の先端部形状は、図3のような円錐形(断面が円形)に限らず、その断面形状が多角形、楕円形、円弧形など各種形状のパンチ30を用いて圧潰しても、同様に回転軸21の傾きを補正することができる。
【0035】
さらに、パンチ30を圧潰する箇所は必ずしもハブの回転中心C1と傾いた状態の回転軸21の中心C2とを結ぶ延長線上の部分ではなくてもよく、回転軸21の傾きを補正すべき方向(D方向)とは反対側の箇所であればよい。
【0036】
さらに、本実施形態において、上記補正作業はステータ部10からロータ部20を抜いて、ハブ22にポリゴンミラー26を装着した状態で行った例を示したが、ハブ22に回転軸21を嵌挿した直後にハブ22と回転軸21の直角度検査を行い、回転軸芯C2と回転中心C1の位置ずれが許容範囲から外れているものに対して、上記補正作業を施しても良い。
【0037】
以上のような、回転軸21の傾き補正方法によれば、回転軸21とハブ22の加工精度や組立て精度を必ずしも十分に管理する必要はなく、かつ回転軸21とハブ22を固定した後に回転軸21の傾きを容易に補正することができる。
【0038】
以上、本発明者によってなされた発明の実施形態を具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であることは言うまでもない。
【0039】
例えば、上述した実施形態は、ポリゴンモータの製造過程において本発明にかかる回転軸の補正方法を適用したものであるが、本発明は、それに限定されるものではなく、ハードディスク、光ディスク、DVDなどのような各種回転体を駆動させるモータや、その他多種多様なモータの製造過程、更にはモータ以外の装置に用いられる回転軸に対しても、本発明は同様に適用することができるものである。
【0040】
また、上記実施形態では、ラジアル軸受として焼結含油軸受を用いた構造例を示したが、焼結含油軸受に代えてボールベアリングや流体動圧軸受等を用いても良い。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1にかかる回転軸の傾き補正方法によれば、回転軸と回転基体の加工精度や組立て精度を必ずしも十分に管理する必要はなく、かつ回転軸と回転基体を固定した後に回転軸の傾きを容易に補正することができる。
【0042】
また、請求項2にかかる回転軸の傾き補正方法によれば、回転基体の回転中心と回転軸の中心とを結ぶ延長線上の部分を圧潰することにより、最も効果的に回転軸の傾きを補正することができる。
【0043】
さらに、請求項3にかかる回転軸の傾き補正方法によれば、被回転体と回転軸との直角度が直接的に補正されるため、被回転体を高精度に回転させることができる。
【0044】
さらにまた、請求項4にかかる回転軸の傾き補正方法によれば、回転基体の回転中心から圧潰点までの距離、または圧潰する深さを変えて回転軸の傾きを調整することにより、回転軸の傾きを微調整できることから、回転基体に対する回転軸の直角度を精度よく出すことができる。
【0045】
また、請求項5にかかる回転軸の傾き補正方法は、請求項1における回転軸をモータの軸から構成したものであるから、上述した各効果を、特にモータの回転軸において良好に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用して製造したポリゴンモータの実施形態を示す断面図である。
【図2】上記実施形態のポリゴンモータの製造過程を示した工程図である。
【図3】本発明に係る回転軸の傾き補正方法の途中過程を示す断面図である。
【図4】本発明に係る回転軸の傾き補正方法の途中過程を示す平面図である。
【図5】従来のポリゴンモータの構造例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 ステータ部
12 ラジアル軸受
20 ロータ部
21 回転軸
22 ハブ(回転基体)
22a 嵌挿孔
22b 圧潰痕
23 ミラー搭載部
26 ポリゴンミラー
C1 ロータ部の回転中心
C2 回転軸の中心
D 回転軸を傾けるべき方向
Claims (5)
- 回転基体の嵌挿孔に回転軸を固定した後、前記回転基体に対して前記回転軸を予め設定した規定の方向に起立又は傾倒させるように前記回転軸の傾きを補正するにあたり、
上記回転基体の前記回転軸が突出する面における前記嵌挿孔の近傍であって、前記回転軸を傾けるべき方向とは反対側における部分を圧潰することにより前記回転軸の傾きを補正し、
前記回転基体に対して前記回転軸を、上記予め設定した規定の方向に起立又は傾倒させて前記回転軸の固定による誤差を解消させるようにしたことを特徴とする回転軸の傾き補正方法。 - 前記回転基体の回転中心と前記回転軸の中心とが一致しない場合、前記回転基体の回転中心と前記回転軸の中心とを結ぶ延長線上の部分を圧潰することを特徴とする請求項1に記載の回転軸の傾き補正方法。
- 前記回転基体に被回転体を装着した状態で、前記回転基体を圧潰することを特徴とする請求項1または2に記載の回転軸の傾き補正方法。
- 前記回転基体の回転中心から圧潰点までの距離、または圧潰する深さを変えて前記回転軸の傾きを調整することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の回転軸の傾き補正方法。
- 前記回転軸が、モータの軸であることを特徴とする請求項1記載の回転軸の傾き補正方法。
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