JP4078717B2 - プログラムの選局方法、及び、受信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくともプログラムとそれに対応する選局情報とから構成されるビットストリームを放送するディジタル放送の選局方法およびディジタル放送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年は、テレビジョン放送を従来のアナログ放送からディジタル放送に置き換えることが実用化されつつある。
【0003】
ディジタル放送には、従来のアナログ放送にない特徴として、映像、音声、各種データ等の区別をなくすと共に柔軟な番組編成が可能であること、限られた伝送帯域で高品質かつ多数の番組放送が可能であること、優先度に応じた階層化サービスの提供が可能であること、放送方式そのもののバージョンアップが容易であること、高い双方向性を有すること、等がある。
【0004】
このディジタル放送には、映像符号化方式として、いわゆるMPEG(Moving Picture Image coding Experts Group)2の動画像圧縮符号化技術が採用され、多重化方式としてMPEG2システムが採用されている。なお、MPEG2およびMPEG2システムを採用したディジタル放送の規格については既に既知であるため、その詳細についての説明は省略する。
【0005】
図7は従来の衛星ディジタル放送における物理チャンネルとプログラム等の構造を示す図である。この図において、伝送路Nは1つの衛星に対応する。そして、この伝送路N内に複数の物理チャンネルが設けられている。衛星ディジタル放送の場合には、1つの物理チャンネルA,B等は1つのトランスポンダに対応する。そして、各物理チャンネル内では同時に複数のプログラムが配信される。各プログラムには、映像、音声、および必要に応じてデータが含まれている。また、各物理チャンネルでは、伝送路Nで伝送されているプログラムを選択するための選局情報、およびそれらのプログラムの内容を表す番組情報が、プログラムに多重化され伝送されている。例えばMPEG2システムをベースにした従来の衛星ディジタル放送においては、トランスポンダ毎に複数のプログラムが同時に配信されている。また、1つの衛星にはこのようなトランスポンダが複数搭載されている。
【0006】
このように、ディジタル放送においては、その特徴の一つとして多数のプログラムを時分割多重化して放送するため、受信側ではそれらの多数のプログラムの中から所望のプログラムを選択(すなわち選局)する必要がある。そのために、従来のディジタル放送においては選局情報と番組情報を用いている。選局情報は主として受信装置のための情報であり、番組情報は視聴者のための情報である。
【0007】
選局情報はMPEG2システムに規定されているPSI(Program Specific Information:プログラム仕様情報)と呼ばれるテーブルに記述されている。すなわち、これらPSIの中のNIT(Network Information Table ),PAT(Program Association Table),PMT(Program Map Table)に選局情報が記述されている。これらの選局情報は階層構造を持ち、NITは図7に示した伝送路Nの放送全体に関する選局情報として、物理チャンネルであるトランスポンダA,B等の周波数と各トランスポンダに属するプログラムのID、すなわちSID(Service Identifier)等が記述される。また、PATはトランスポンダ毎に定義され、そのトランスポンダの選局情報として、そのトランスポンダで現在放送されているSIDとそのSIDに関する選局情報であるPMTのPID(Packet Identifier) が記述される。PMTはSID毎に定義され、そのSIDの選局情報として、SIDに含まれているES(Elementary Stream) またはPS(Private Section) についての情報が記述される。したがって、最終的には、PMTにより得られたESあるいはPSのPIDに基づいて、これらESあるいはPSを分離し、処理装置へ割り当てることにより、選局が行われる。
【0008】
また、番組情報としては、DVB(Digital Video Broadcast) で規定されているEIT(Event Information Table) 、SDT(Service Description Table) 等がある。EITには、あるSIDにおけるプログラムの今後の放送スケジュール、プログラムの詳細な内容等、プログラム単位の情報が記述される。SDTには、SID毎に、放送内容、EITの記述範囲についての情報、そのSIDのロゴイメージ等の情報が記述される。これらのテーブルに記述された情報を受信装置の画面に表示することにより、EPG(Electronic Program Guide:電子番組ガイド)が実現される。視聴者がこのEPG画面上でプログラムに選択指令を与えると、後は受信装置が前述したPSIを用いて自動的に選局を行う。
【0009】
図8は前記ディジタル放送における従来の選局の動作のフローチャートを示す図である。
【0010】
この図に示すように、まずステップS31ではSIDの決定が行われる。この処理は視聴者がEPG画面上で所望のプログラムの選局指令をリモートコマンダ等から入力するか、またはテレビ番組情報誌等を見て、所望のプログラムのSIDをリモートコマンダ等から入力した際に実行される。
【0011】
ステップS32ではNITの取得が行われる。そして、次のステップS33では、ステップS32で取得したNITの中に、ステップS31で決定したSIDが存在するか否かの判定を行う。存在しないときにはステップS40に進み、選局不可能として処理を終了する。一方、ステップS33の判定において、SIDが存在すると判定したときには、そのSIDが存在するトランスポンダを選択する。
【0012】
そして、次のステップS35でPATを取得した後は、ステップS36にてSIDが放送中であると判定したときには、ステップS37以降の処理に進む。すなわち、ステップS37ではPMTを取得し、次のステップS38では、取得したPMTに記述されているPIDを用いてESまたはPSを分離し、処理装置へ割り当てる。これにより、ステップS39にて、選局が完了する。ステップS36にてSIDが放送中でないと判定したときには、ステップS40に進み、選局不可能として処理を終了する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように、ディジタル放送における従来の選局方法では、プログラムを切り換える度に選局情報を全て再取得すること、すなわち、選局を行う度にNIT、PAT、PMT全てを新たに取得することが行われている。したがって、これらNIT、PAT、PMT全てを新たに取得することにより、現在の放送状況に適合した選局ができる反面、選局(トランスポンダの切り換え)に長時間を要している。
【0014】
特に、放送全体に関する選局情報であるNITはデータ量が多いため、選局情報の取得とプログラムの検索の双方において時間を要し、選局速度の低下の大きな要因となっている。
【0015】
そこで、本発明は前述の実情に鑑みて提案されてものであり、チャンネルの切り換え、特に選局情報の取得とプログラム検索の双方の時間を短縮でき、選局を短時間に行うことができるプログラムの選局方法および受信装置を提供することを目的とする。
【0017】
また、本発明に係るプログラムの選局方法は、複数のチャンネルによって伝送される伝送データからプログラムを選局するプログラムの選局方法であって、受信した伝送データから前記プログラムに関する情報を示す番組情報と、該番組情報に対応するプログラムが伝送される前記チャンネルに関する情報を示す選局情報とが結合されたデータベースが、前記伝送データの送信側において作成されて、該データベース用のチャンネルにより受信側に伝送され、前記プログラムを指定し、前記送信側において作成されたデータベースを用いて、前記指定されたプログラムに対応する前記チャンネルに関する情報を取得し、前記取得したチャンネルに関する情報に基づいて、前記指定されたプログラムに対応する伝送データを受信することを特徴とする。
【0019】
また、本発明に係る受信装置は、複数のチャンネルによってプログラムが伝送される伝送データを受信する受信装置であって、前記伝送データの送信側で作成される、前記プログラムに関する情報を示す番組情報と、該番組情報に対応するプログラムが伝送される前記チャンネルに関する情報を示す選局情報とが結合されたデータベースを含んだ伝送データから少なくとも前記プログラムと該データベースとを取得する取得手段と、前記取得手段により取得したプログラムを処理する処理手段と、前記データベースを保持する保持手段と、前記保持手段により保持されたデータベースに基づいて、指定されたプログラムに対応する前記チャンネルに関する情報を取得し、該取得したチャンネルに関する情報に基づいて、該指定されたプログラムに対応する伝送データを受信するように前記取得手段および処理手段の制御を行う制御手段とを有し、前記伝送データの送信側で作成される前記データベースは、該データベース用のチャンネルにより伝送されることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0023】
〔1〕本発明が適用されるディジタル放送受信装置
図1は本発明が適用されるディジタル放送受信装置の概略構成を示すブロック図である。本実施の形態では、ディジタル放送の一例として、いわゆるMPEG2システムを用いた衛星ディジタル放送を例にあげる。
【0024】
この図において点線で囲まれている部分は衛星ディジタル放送受信装置である。この図に示すように、衛星ディジタル放送受信装置は、受信用アンテナ1の出力が入力されるフロントエンド2と、フロントエンド2の出力が入力されるデマルチプレクサ3と、デマルチプレクサ3の出力が入力されるMPEG2ビデオデコーダ4、MPEG2オーディオデコーダ8、およびデータ処理部10とを備えている。また、この衛星ディジタル放送受信装置の全体の制御等を行うCPU6を備えている。このCPU6にはメモリ7が接続されている。
【0025】
この図1において、受信アンテナ1にて受信されたトランスポートストリーム(以下、TSという)は、フロントエンド2において受信トランスポンダの選択、復調、エラー訂正等の処理を施された後にデマルチプレクサ3に入力される。前記TSは多重化されて送られてきたストリームであり、このストリームはデマルチプレクサ3において、PSI、MPEG2ビデオES、MPEG2オーディオES、およびPSに分割される。
【0026】
デマルチプレクサ3での分割により得られたPSIはCPU6に送られ、MPEG2ビデオESはMPEG2ビデオデコーダ4へ、MPEG2オーディオESはMPEG2オーディオデコーダ8へ、PSはデータ処理部10へそれぞれ送られる。
【0027】
前記MPEG2ビデオデコーダ4、MPEG2オーディオデコーダ8、データ処理部10では、それぞれ供給されたMPEG2ビデオES、MPEG2オーディオES、PSを各々適切に処理し、これらMPEG2ビデオデコーダ4、MPEG2オーディオデコーダ8、データ処理部10での処理にて得られた信号が、それぞれビデオ出力インターフェース5、オーディオ出力インターフェース9、でータ出力インターフェース11から外部へ出力される。
【0028】
CPU6は、メモリ7を利用しながら前記MPEG2ビデオデコーダ4、MPEG2オーディオデコーダ8、およびデータ処理部10の動作を制御する。また、CPU6は、前記PSIに基づいて選局動作を行う。すなわち、CPU6は、PSI中のPMTにより得られたESあるいはPSのPIDを、デマルチプレクサ3に設定し、ESあるいはPSをMPEG2ビデオデコーダ4、MPEG2オーディオデコーダ8、データ処理部10の各処理装置へ割り当てることにより選局を行う。
【0029】
〔2〕本発明の第1の実施の形態
本発明の第1の実施の形態では、過去に取得済みの選局情報を用いることで高速な選局を実現している。すなわち、CPU6は、過去に取得済みの選局情報として過去のPSIをメモリ7に保存しておき、このメモリ7に保存しておいた過去のPSIを用いることで高速な選局を実現する。
【0030】
より詳細に説明すると、実際の運用上、NITの更新は通常1日1回であるから、選局の度に必ずNITを取得し直す必要はない。また、NITはデータ量が多いため、取得とその後の検索に要する時間がPAT、PMTより長い。これらのことを考慮に入れると、取得済みのNITを再利用することが好ましく、このように取得済みのNITの再利用により、選局の速度が向上することが期待できる。このとき、新たに選局を行うSIDが同一トランスポンダに属すれば、NITの検索は不要である。したがって、現在のトランスポンダでPATを取得し、その中にそのSIDが存在しない場合にのみ、NITを再利用あるいは再取得するように構成すれば、選局の速度を向上させることが可能となる。
【0031】
また、PAT、PMTは更新が頻繁に行われ、テーブル自身も小さいので、必ず取得するという手法もあるが、例えば、取得後の経過時間が非常に短いような場合には、PAT、PMTについても取得済みのテーブルを再利用することにすれば、選局の速度を向上させることができる。
【0032】
なお、前述した各手法は、階層化された選局情報に関して、どの階層の選局情報を再利用するかということが異なる。
【0033】
一方で、選局に失敗した場合は、新規にテーブルを取得し直し、そこに記述されている選局情報からプログラムの取得について必要な部分を取得し、また新たに他の階層の選局情報が必要である場合は、その選局情報を更に新規に取得するという手続きを繰り返すことにより、確実に選局を行うことができる。
【0034】
前述したような本実施の形態のディジタル放送受信装置のCPU6における選局動作のフローチャートを図2に示す。
【0035】
この図2において、ステップS1ではSIDの決定が行われ、ステップS2でステップS1にて決定したSIDが既に取得済みの一つ前のSIDと同じか否かの判定を行う。このステップS2の判定において、同じであると判定した場合にはステップS3以降の処理に進み、同じでないと判定した場合にはステップS6以降の処理に進む。
【0036】
ステップS3では、1つ前と同じトランスポンダIDとPIDを用いて選局を行う。すなわち、トランスポンダの選択は、フロントエンド2において受信周波数を選択すべきトランスポンダの周波数にロックさせることで行うが、この周波数を1つ前と同じにする。そして、そのトランスポンダ内で1つ前に使用したPIDを用いてビデオES、オーディオES、およびPSを分離し、それらをMPEG2ビデオデコーダ4、MPEG2オーディオデコーダ8、データ処理部10の各処理装置へ割り当てることにより選局を行う。
【0037】
ステップS4では選局が成功したか否かの判定を行う。このステップS4にて成功したと判定した場合には、ステップS5にて選局を完了する。一方、ステップS4にて成功しなかったと判定した場合には、ステップS9に進む。
【0038】
ステップS9では、1つ前と同じトランスポンダ内でPATを新規に取得し、次のステップS10ではSIDが放送中であるか否かを判定する。そして、放送中でないと判定した場合にはステップS15に進み、選局失敗であるとして処理を終了する。一方、ステップS10の判定において、SIDが放送中であると判定したときには、ステップS11以降の処理に進む。
【0039】
ステップS11では、PMTを新規に取得し、次のステップS12では、ESまたはPSをデマルチプレクサ3にて分離させ、それらをMPEG2ビデオデコーダ4、MPEG2オーディオデコーダ8、データ処理部10の各処理装置へ割り当てることにより選局を行う。その後はステップS5にて選局を完了する。
【0040】
ステップS2での判定において、同じでないと判定した場合に進むステップS6では、過去のNITを再利用し、次のステップS7では、SIDが存在するか否かの判定を行う。このステップS7にてSIDが存在すると判定した場合には、ステップS8にてトランスポンダの切り換え、すなわち受信トランスポンダをSIDに対応するトランスポンダに変更した後、ステップS9以降の処理に進む。
【0041】
一方で、ステップS7にてSIDが存在しないと判定した場合には、ステップS13に進む。このステップS13では、NITを新規に取得し、次のステップS14ではSIDが存在するか否かを判定する。このステップS14にてSIDが存在すると判定した場合には、ステップS8以降の処理に進み、SIDが存在しないと判定した場合には、ステップS15にて選局失敗であるとして処理を終了する。
【0042】
前述したように、本実施の形態のディジタル放送受信装置によれば、例えばMPEG2システムに基づくディジタル放送(例えば衛星ディジタル放送等)において、過去の取得済みの選局情報を用いることにより、ディジタル放送の選局を迅速に行うことができ、選局の効率を上げることが可能である。
【0043】
〔2〕本発明の第2の実施の形態
従来のディジタル放送受信装置およびその選局方法では、選局情報が記述されているテーブルと番組情報が記述されているテーブルとが完全に分離されていた。本実施の形態では、従来2つのテーブルに分離されていた情報を有機的に結合し、新たなデータベースを作成するものである。このデータベースはCPU6により作成され、メモリ7に保存される。
【0044】
図3にデータベースの1例を示す。この図に示すように、このデータベースは、番組情報であるEITとSDTとから作成した情報である、番組名、SID、ジャンル、放送開始時刻、および放送終了時刻と、選局情報であるNITとPATとPMTとから作成した情報である事業者名、トランスポンダ周波数、PMTのPID、およびPIDとコンポーネントタグから構成されている。
【0045】
図4は受信装置においてデータベースを作成する手順の概略を示す図である。この図に示すように、まずNITを取得する。次に、NITに記述されているトランスポンダの周波数を参照して、トランスポンダ毎にPAT、PMT、SDT、およびEITを取得する。すなわち、CPU6の制御により、フロントエンド2の受信周波数をまずトランスポンダ#1の周波数にロックさせ、フロントエンド2の出力であるトランスポンダ#1のTSをデマルチプレクサ3に送る。そして、ここでTSからPSIを分離し、CPU6に与える。この処理をトランスポンダ#2,#3についても行う。CPU6は各トランスポンダのTSから分離された PSIを用いて、図3に示したようなデータベースを作成する。
【0046】
図5は前述したデータベースを備えたディジタル放送受信装置における選局方法を示すフローチャートである。
【0047】
この図に示すように、まずステップS21でSIDの決定が行われると、次のステップS22でデータベースを参照する。次のステップS23では、データベースの中に、ステップS21で決定されたSIDが存在するか否かの判定を行う。
【0048】
そして、SIDが存在すると判定したときには、そのSIDに対応するデータベースの物理諸元をフロントエンド2およびデマルチプレクサ3に設定する。すなわち、例えばSIDが”250”であった場合には、フロンドエンド2の受信周波数を12.448GHzに設定し、デマルチプレクサ2で分離するESのPIDを”1210”等に設定する。
【0049】
次のステップS25では選局が成功したかどうかを判定する。そして、成功したと判定した場合には、ステップS26において選局が完了する。
【0050】
ステップS23でSIDがデータベース内に存在しないと判定した場合、およびステップS25で選局が成功しなかった場合には、図8に示した従来の選局ルーチン(ステップS27)へ移行する。
【0051】
このように、本実施の形態では、視聴者から選局指令が入力される前に作成しておいたデータベースを利用することにより、選局時間を短縮することができる。ただし、ディジタル放送の送信側の装置の障害あるいはその他の理由により、選局情報等が変更される可能性がある。そこで、データベースを利用した選局に失敗した場合には、選局情報を取得しながら選局を行う従来の選局ルーチンへ移行するようにした。
以上説明した第2の実施の形態においては、送信側では従来と同じ選局情報および番組情報を送信し、受信装置がデータベースを作成するものとした。このデータベースを送信側で作成し、受信装置はそれを受信してメモリ7に保持して利用するだけでよいように構成することもできる。これには2つの形態があるので、以下順番に説明する。
1番目の形態は、図3に示したような、選局情報と番組情報とを有機的に結合したデータベースを送信側で作成し、NITやEITと同様なテーブルとして送信する方法である。すなわち、このデータベース用にテーブルIDをリザーブし、サービス情報という枠で定期的に送信する。図6にそのサービス情報の1例を示す。
【0052】
2番目の形態は、前述したようなデータベースを送信側で作成し、それをEPGチャンネルのプログラムとして送信する。すなわち、EPGが記述されているファイルをプログラムとして送信する。
【0053】
どちらの形態をとった場合にも、データベースは送信側で作成されるため、受信装置ではそのデータベースをそのまま利用することができる。
【0054】
前述したように、本実施の形態のディジタル放送受信装置によれば、例えばMPEG2システムに基づくディジタル放送において、選局情報と番組情報とを有機的に結合したデータベースを用いることにより、ディジタル放送の選局を迅速に行うことができ、選局の効率を上げることが可能である。
【0055】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係るプログラムの選局方法および受信装置によれば、受信した伝送データからプログラムに関する情報を示す番組情報と、この番組情報に対応するプログラムが伝送されるチャンネルに関する情報を示す選局情報とを取得して、この取得した情報を有機的に結合したデータベースを用いて選局を行うことにより、選局を短時間に行うことができる。
【0056】
また、本発明に係るプログラムの選局方法および受信装置によれば、送信側で作成されるプログラムに関する情報を示す番組情報と、この番組情報に対応するプログラムが伝送されるチャンネルに関する情報を示す選局情報とを有機的に結合したデータベースがデータベース用のチャンネルにより伝送され、この送信側から伝送されてくるデータベースを用いて選局を行うことにより、選局を短時間に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるディジタル放送受信装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のディジタル放送受信装置における選局動作の流れを示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施の形態におけるデータベースの構成の1例を示す図である。
【図4】受信装置においてデータベースを作成する手順の概略を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態のディジタル放送受信装置における選局動作の流れを示すフローチャートである。
【図6】送信側で作成したデータベースをテーブルとして送信する場合のテーブルの構造を示す図である。
【図7】従来の衛星ディジタル放送における物理チャンネルとプログラム等の構造を示す図である。
【図8】従来のディジタル放送受信装置における選局動作の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…受信用アンテナ、2…フロントエンド、3…デマルチプレクサ、4…MPEG2ビデオデコーダ、5…ビデオ出力用インターフェース、6…CPU、7…メモリ、8…MPEG2オーディオデコーダ、9…オーディオ出力用インターフェース、10…データ処理部、11…データ出力用インターフェース。
Claims (10)
- 複数のチャンネルによって伝送される伝送データからプログラムを選局するプログラムの選局方法であって、
受信した伝送データから前記プログラムに関する情報を示す番組情報と、該番組情報に対応するプログラムが伝送される前記チャンネルに関する情報を示す選局情報とが結合されたデータベースが、前記伝送データの送信側において作成されて、該データベース用のチャンネルにより受信側に伝送され、
前記プログラムを指定し、
前記送信側において作成されたデータベースを用いて、前記指定されたプログラムに対応する前記チャンネルに関する情報を取得し、
前記取得したチャンネルに関する情報に基づいて、前記指定されたプログラムに対応する伝送データを受信することを特徴とするプログラムの選局方法。 - 前記データベースに該当するプログラムが存在しない場合、または前記データベースを用いた選局に失敗した場合には、受信した伝送データから前記選局情報を取得し、該取得した選局情報を用いて前記プログラムの選局を行うことを特徴とする請求項1記載のプログラムの選局方法。
- 前記伝送データはデジタル放送波によって伝送され、
前記チャンネルに関する情報は、該チャンネルの伝送周波数を示す情報を含むことを特徴とする請求項1記載のプログラムの選局方法。 - 前記伝送データはデジタル放送波によって伝送され、
前記選局情報は、NIT(Network Information Table)、PAT(Program Association Table)、又はPMT(Program Map Table)に含まれて伝送される情報を含むことを特徴とする請求項1記載のプログラムの選局方法。 - 前記伝送データはデジタル放送波によって伝送され、
前記番組情報は、EIT(Event Information Table)又はSDT(Service Description Table)に含まれて伝送される情報を含むことを特徴とする請求項1記載のプログラムの選局方法。 - 複数のチャンネルによってプログラムが伝送される伝送データを受信する受信装置であって、
前記伝送データの送信側で作成される、前記プログラムに関する情報を示す番組情報と、該番組情報に対応するプログラムが伝送される前記チャンネルに関する情報を示す選局情報とが結合されたデータベースを含んだ伝送データから少なくとも前記プログラムと該データベースとを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得したプログラムを処理する処理手段と、
前記データベースを保持する保持手段と、
前記保持手段により保持されたデータベースに基づいて、指定されたプログラムに対応する前記チャンネルに関する情報を取得し、該取得したチャンネルに関する情報に基づいて、該指定されたプログラムに対応する伝送データを受信するように前記取得手段および処理手段の制御を行う制御手段とを有し、
前記伝送データの送信側で作成される前記データベースは、該データベース用のチャンネルにより伝送されることを特徴とする受信装置。 - 前記制御手段は、選局を行う際に前記データベースに該当するプログラムが存在しない場合、または前記データベースを用いた選局に失敗した場合には、受信した伝送データから前記選局情報を取得し、該取得した選局情報を用いて前記プログラムの選局を行うことを特徴とする請求項6記載の受信装置。
- 前記伝送データはデジタル放送波によって伝送され、
前記チャンネルに関する情報は、該チャンネルの伝送周波数を示す情報を含むことを特徴とする請求項6記載の受信装置。 - 前記伝送データはデジタル放送波によって伝送され、
前記選局情報は、NIT(Network Information Table)、PAT(Program Association Table)、又はPMT(Program Map Table)に含まれて伝送される情報を含むことを特徴とする請求項6記載の受信装置。 - 前記伝送データはデジタル放送波によって伝送され、
前記番組情報は、EIT(Event Information Table)又はSDT(Service Description Table)に含まれて伝送される情報を含むことを特徴とする請求項6記載の受信装置。
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