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JP4075441B2 - 電動機ロータの製造方法 - Google Patents

電動機ロータの製造方法 Download PDF

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JP4075441B2
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電動機ロータの製造方法に関し、特に、電気自動車などの電動機で用いられる電動機ロータの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、電動機を駆動源とした電気自動車や、電動機とガソリンエンジンなど複数種類の駆動源を有する、いわゆるハイブリッドカーが実用化されてきている。このような電気自動車などには、駆動源としての機能と、発電機としての機能を有する電動機が搭載されている。
【0003】
電動機は回転可能な電動機ロータを有する。電動機ロータは、通常、磁性体からなるロータコアと、そのロータコアに接触する磁石とを有する構造とされる。
【0004】
電動機ロータの製造方法は、たとえば特開平7−177712号公報に開示されている。上記公報に開示された電動機ロータでは、ロータコアとしてのヨークと、永久磁石とが焼結により接合されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報に開示された製造方法では、永久磁石の粉末成形体と、ロータコア(ヨーク)の粉末成形体とをそれぞれ別々の工程で作製する。ロータコアの粉末成形体は孔を有する。このロータコアの粉末成形体の孔内に磁石の粉末成形体を挿入し、高温で焼結することにより、磁石をロータコアに接合させる。
【0006】
上述のような方法では、焼結して製造したロータコアと磁石の間に隙間が生じるという問題がある。このように、ロータコアと磁石との間に隙間が生じると、この隙間が磁気抵抗となり、モータの性能が低下する。具体的には、モータの効率が低下するとともに、モータのトルク変動が生じる。
【0007】
そこで、この発明は上述のような問題点を解決するためになされたものであり、ロータコアと磁石との間の隙間をなくし、優れた特性を発揮することが可能な電動機ロータを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明に従った電動機ロータの製造方法は、ロータコアと、そのロータコアと接触する磁石とを備えた電動機ロータの製造方法であって、ロータコアとなる第1の粉末と、第1の粉末に接触し、磁石となる第2の粉末とを含み、第1の粉末と第2の粉末とが接触した状態で圧縮されて成形された圧粉体を準備する工程と、圧粉体を焼結する工程とを備える。
【0009】
このような工程を備えた電動機ロータの製造方法に従えば、成形体同士を接触させて焼結する製造方法に比べて、ロータコアとなる第1の粉末と、磁石となる第2の粉末とが接触した状態で圧縮されて圧粉体が成形される。そのため、接触面同士が噛み合うため、圧粉体を焼結して得られる電動機ロータでは、ロータコアと磁石との間の隙間がなくなる。その結果、磁気抵抗が低減すると同時に、均一な磁界が形成される。これにより、モータの効率が向上するとともに、トルク変動を減少させることができる。
【0010】
また、圧粉体を準備する工程は、前記円筒状のロータコアの内周形状を規定する外壁部を有する円柱状の第1部材と、前記円筒状のロータコアの外周形状を規定する内壁部を有する円筒状の第3部材と、前記第1部材の外壁部と前記第3部材の内壁部との間の円環状空間に配置される円環状部材であって、前記磁石の所定形状に対応する孔を有し、前記第1部材の外壁部と前記第3部材の内壁部とに接触して前記円環状の軸方向に移動可能な第2部材と、前記第2部材の前記孔に対応する外形形状を有し、前記孔に嵌め合わされ、前記孔の中で摺動可能な第4部材と、を準備する第1工程と、前記第1部材と前記第3部材とで囲まれた領域に前記円環状空間が生じるように、第4部材は移動させずそのままにして前記第2部材を前記円環状の軸方向に移動させ、前記円環状空間内に、前記ロータコアとなる前記第1の粉末を充填し、前記第1の粉末を、前記第1部材と前記第2部材との間で囲まれた前記円環状空間であって、かつ前記移動されていない前記第4部材を取り囲むように配置する第2工程と、前記円筒状のロータコアの外周形状と同じ形状の外壁部を有する円筒状の第5部材を準備し、前記第4部材を取り囲むようにして円環状に充填された前記第1の粉末の充填上面と、前記第1部材の上面とに、前記第5部材の底面を接触させ、前記第5部材の前記外壁部を前記第3部材の前記内壁部に接触させながら、前記第5部材をその円筒状の軸方向に移動させて前記第1の粉末を圧縮する工程であって、前記第1部材と前記第3部材との間の径方向の間隔距離を変えず、前記第5部材の前記底面で、前記充填上面と前記第1部材の上面と前記第4部材の上面とを、前記第5部材の円筒状の軸方向に押し下げ、前記第4部材は、前記第1部材、前記第2部材、前記第3部材および前記第5部材で囲まれた領域に残し、前記第1の粉末を圧縮して前記ロータコアを成形する第3工程と、前記第5部材を前記ロータコアから離して取り除き、続いて、前記第4部材を前記第2部材の前記孔の中で移動させて、前記第2部材と前記第4部材の頂面の高さを同一とするようにして、前記ロータコアから前記第4部材を引抜き、前記ロータコアに前記磁石の所定形状に対応する孔を形成する第4工程と、前記ロータコアに形成された孔内に前記第2の粉末を充填する第5工程と、再び前記第5部材を準備し、前記形成された孔に前記第2の粉末が充填された前記ロータコアの上面に、前記第5部材の底面を接触させ、前記第5部材の前記外壁部を前記第3部材の前記内壁部に接触させながら、前記第5部材をその円筒状の軸方向に移動させて、前記第2部材と前記第4部材の頂面の高さを同一としたまま、前記第1の粉末と前記第2の粉末とを圧縮し、前記圧粉体を得る第6工程と、を含む。この場合、ロータコア部の孔内に第2の粉末を充填した後、ロータコア部と第2の粉末とを圧縮することにより、ロータコア部内に磁石部が埋込まれ、実際の製品に即した形状の電動機ロータを製造することができる。
また、前記第2工程は、前記第1の粉末として、ニッケル−鉄粉末を用い、前記第5工程は、前記第2の粉末として、ネオジム−鉄−ホウ素粉末を用いることが好ましい。
【0011】
また好ましくは、前記圧粉体を準備する工程は、前記第1工程において、外周部に凹部と凸部とが形成された前記第4部材と、前記第4部材に接触して前記第4部材の凹部と凸部とに嵌り合う凹部と凸部が内周部に形成された前記第2部材を準備し、前記第2工程から前記第6工程を行うことで、前記第1の粉末を含み、前記磁石の所定形状に対応する孔であって内周部の表面に凹凸が形成された孔を有する前記ロータコアと、前記第2の粉末を含み、前記凹凸に嵌り合う外周部の形状を有する前記磁石とを含む前記圧粉体を準備する。この場合、ロータコア部と磁石部との接触面積が増加するため、第1および第2の粉末の絡まりが強固となり、ロータコア部と磁石部との間の隙間が減少する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0013】
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1に従って製造された電動機ロータの平面図である。図2は、図1中のII−II線に沿った断面図である。図1を参照して、電動機ロータ100は、ベース体としてのロータコア1と、ロータコア1に埋込まれた磁石2とを有する。図1で示す電動機ロータ100は、いわゆる、磁石式の駆動用電動機(モータ)で用いられるものであり、このような磁石式のモータは、燃費向上を目的とした電気自動車およびハイブリッド車などに搭載される。ロータコア1はリング状(環状)であり、軟磁性粒子を焼結することにより形成されている。ロータコア1および磁石2は、ロータコア1の中心を回転軸として所定方向に回転する。
【0014】
ロータコア1を構成する材料としては、たとえば、ニッケル−鉄合金が用いられる。これに、さまざまな添加物を添加することができる。
【0015】
磁石2は、永久磁石により構成される。この永久磁石として、たとえばネオジム−鉄−ボロン焼結型磁石、フェライト磁石または希土類ボンド磁石などを用いることができる。
【0016】
図2を参照して、ロータコア1は円筒状であり、その円筒の一部分に磁石2が埋込まれている。ロータコア1の長さと磁石2の長さは等しい。そのため、磁石2は、ロータコア1を貫通するように設けられる。ロータコア1で囲まれる空間内には、電動機の回転軸などが配置され、この回転軸を中心としてロータコア1および磁石2が回転する。
【0017】
次に、図1および図2で示す電動機ロータの製造方法を図3〜図8に従って説明する。なお、図3〜図8は、図1中のIII−III線に沿った断面図である。まず、図3を参照して、第1工程として、第1部材11、第2部材12、第3部材13および第4部材14を準備する。第1部材11と第2部材12とは接触している。第2部材12内に第4部材14が嵌め合わされている。第4部材14は、第2部材12に対して接触して摺動することが可能である。第2部材12に接触するように第3部材13が設けられている。
【0018】
図4を参照して、第2工程として、第2部材12を矢印で示す方向に移動させる。これにより、第1部材11と第3部材13とで囲まれた領域に空間が生じる。この空間内に、ロータコアとなる第1の粉末21を充填する。第1の粉末21としては、たとえばニッケル−鉄粉末を用いることができる。第1の粉末21は、第1部材11と第2部材13との間で囲まれた空間であって、かつ第4部材14を取り囲むように配置される。
【0019】
図5を参照して、第3工程として第1の粉末21を第5部材15で圧縮する。具体的には、第1部材11と第3部材13との間の距離を変えず、第5部材15を、第1部材11、第3部材13、および第4部材14と接触させながら第5部材15で第1粉末21を圧縮する。このとき、第4部材14は、第1部材11、第2部材12、第3部材13および第5部材15で囲まれた領域に残す。これにより、第1の粉末21が圧縮されてロータコア部25が成形される。ロータコア部25は、第1の粉末21の圧粉体である。
【0020】
図6を参照して、第4工程として、第5部材15をロータコア部25から離す。続いて、第4部材14を矢印で示す方向に移動させる。ロータコア部25から第4部材14が引抜かれることにより、ロータコア部25に孔21hが形成される。
【0021】
図7を参照して、第5工程として、ロータコア部25の孔21h内に第2の粉末22を充填する。第2の粉末22は、永久磁石となる粉末であり、たとえばネオジム−鉄−ホウ素粉末を用いることができる。また、フェライト粉末でもよい。
【0022】
図8を参照して、第6工程として、第1部材11、第2部材12、第3部材13および第5部材15を用いて、第1の粉末21と第2の粉末22とを圧縮する。このとき、第2部材12と第4部材14の頂面の高さを同一とする。このように、第1の粉末21と第2の粉末22を圧縮することにより、第1の粉末21により構成され、ロータコアとなるロータコア部25と、第1の粉末21に接触し、第2の粉末22を含み、磁石となる磁石部26とにより構成される圧粉体23を得ることができる。
【0023】
最後に、圧粉体23を温度800℃〜1300℃の条件で焼結することにより、図1および図2で示すロータコア1と磁石2により構成される電動機ロータ100を得ることができる。
【0024】
このような電動機ロータの製造方法に従えば、図3〜図8で示したように、第1の粉末21と第2の粉末22を接触させ、これらを圧縮することにより圧粉体23を成形する。この圧粉体23を焼結することでロータコア1と磁石2からなる電動機ロータ100を得ることができるため、第1の粉末21と第2の粉末22との界面では、第1の粉末21と第2の粉末22とが十分に噛み合う。
【0025】
すなわち、第1の粉末21により構成されるロータコア部25と、第2の粉末22により構成される磁石部26では、その界面で隙間がなくなり、ロータコア部25から磁石部26に近づくにつれて第1の粉末21の割合が減少し、第2の粉末22の割合が増加するようになる。そのため、ロータコアと磁石とが強固に結合するため、この部分での磁気抵抗が低減するとともに、均一な磁界を形成することができる。その結果、モータの効率が向上するとともに、トルク変動を減少させることができる。
【0026】
また、ロータコア1と磁石2との間の密着性を向上させるために金属箔を入れるような技術に比べて、製造工程を増加させることなくロータコア1と磁石2との間の隙間をなくすことができる。さらに、上述のような金属箔を入れる技術では、ロータコア1と磁石2との間の隙間をなくするために金属箔の厚み、ロータコアの磁石を挿入するための孔および磁石の厚みの寸法を精度よく管理する必要がある。これに対して、本発明では、上述のような金属箔を挿入しないため、寸法を厳密に管理する必要がなくなり、製造が容易となる。
【0027】
(実施の形態2)
図9は、この発明の実施の形態2に従った方法で製造された電動機ロータの平面図である。図10は、図9のXで囲んだ部分を拡大して示す平面図である。図9および図10を参照して、この発明の実施の形態2に従った電動機ロータ100では、ロータコア1の表面に凸部1aと凹部1bとが形成されている。この凸部1aと凹部1bで囲まれる領域に磁石2が埋込まれている。
【0028】
磁石2は凸部2aと凹部2bとを有し、ロータコア1の凸部1aが磁石2の凹部2bに嵌り合う。同様に、ロータコア1の凹部1bに磁石2の凸部2aが嵌り合う。なお、図10では、凸部1aおよび2aならびに凹部1bおよび2bの形状は円弧状としたが、これに限らず、三角形状、鋸状、四角形状の凸部1aおよび2aならびに凹部1bおよび2bを形成してもよい。
【0029】
図9および図10で示す電動機ロータ100の製造方法は、図3で示す第2および第4部材12および14の形状を実施の形態1と異ならせる。すなわち、第4部材14に図10で示すような凹部および凸部を形成する。これに対応して、第4部材14と接触する第2部材12の面にも、第4部材14の凹部および凸部と嵌り合う凹部および凸部を形成する。これにより、図4および図5で示す工程において所定の空間に第1の粉末21を充填し、この第1の粉末21を第5部材15で圧縮してロータコア部25を形成した場合に、このロータコア部25の表面に凸部および凹部が形成される。
【0030】
第4部材14をロータコア部25から引抜いて、孔21hを形成したときには、孔21hの表面には、凹部および凸部が形成されている。孔21h内に第2の粉末22を充填した後これらを圧縮することで、凸部および凹部を有する磁石部26と、ロータコア部25を備えた圧粉体23を得ることができる。
【0031】
その後、圧粉体23を焼結すれば図9および図10で示される電動機ロータを製造することができる。
【0032】
このように構成された、この発明の実施の形態2に従って電動機ロータでは、実施の形態1に従った電動機ロータと同様の効果がある。
【0033】
さらに、ロータコア1の凸部1aおよび凹部1bと、磁石2の凹部2bおよび凸部2aが互いに嵌り合っているため、磁石2の外周部とロータコア1の内周部との接触面積が増加する。そのため、圧粉体23を成形するときのロータコア部25と磁石部26との接触面積が大きくなってこれらの絡まりが強固になる。その結果、ロータコア部25と磁石部26の間の空間をさらに減少させることができる。
【0034】
以上、この発明の実施の形態について説明したが、ここで示した実施の形態はさまざまに変形することが可能である。まず、電動機ロータ100の形状として、実施の形態1および2では、円筒状のロータコアに磁石が円周上に配置されているものを示したが、これに限られるものではない。すなわち、磁石2がロータコア1の中心から放射線状に延びるように形成してもよい。この場合、磁石2はロータコア1の半径方向に延びるように形成される。
【0035】
さらに、磁石2の配置位置としては、実施の形態1および2ともロータコア1内に配置したが、これに限られるものではなく、ロータコア1の外周上に磁石2を配置して、磁石2の一部分をロータコア1の外側へ露出させてもよい。
【0036】
また、ロータコア1の表面に磁石2を接触させるように配置してもよい。また、ロータコア上の広い面積に磁石2を配置して、磁石2をパンケーキ型としてもよい。
【0037】
さらに、磁石2およびロータコア1の表面にさまざまな焼入れ、焼なましなどの熱処理を施してもよい。また、必要に応じて、ロータコア1および磁石2の表面にめっきなどの表面処理を施してもよい。
【0038】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0039】
【発明の効果】
この発明に従えば、ロータコア1と磁石2との間の隙間がほとんどない電動機ロータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に従って製造された電動機ロータの平面図である。
【図2】 図1中のII−II線に沿った断面図である。
【図3】 図1および図2で示す電動機ロータの製造方法の第1工程を示す断面図である。
【図4】 図1および図2で示す電動機ロータの製造方法の第2工程を示す断面図である。
【図5】 図1および図2で示す電動機ロータの製造方法の第3工程を示す断面図である。
【図6】 図1および図2で示す電動機ロータの製造方法の第4工程を示す断面図である。
【図7】 図1および図2で示す電動機ロータの製造方法の第5工程を示す断面図である。
【図8】 図1および図2で示す電動機ロータの製造方法の第6工程を示す断面図である。
【図9】 この発明の実施の形態2に従って製造された電動機ロータの平面図である。
【図10】 図9中のXで囲んだ部分を拡大して示す平面図である。
【符号の説明】
1 ロータコア、2 磁石、11 第1部材、12 第2部材、13 第3部材、14 第4部材、15 第5部材、21 第1の粉末、21h 孔、22 第2の粉末、23 圧粉体、25 ロータコア部、26 磁石部、100 電動機ロータ。

Claims (3)

  1. 円筒状のロータコアと、そのロータコアに埋め込まれて接触する所定形状の磁石とを備えた電動機ロータの製造方法であって、
    前記ロータコアとなる第1の粉末と、前記第1の粉末に接触し、前記磁石となる第2の粉末とを含み、前記第1の粉末と前記第2の粉末とが接触した状態で圧縮されて成形された圧粉体を準備する工程と、前記圧粉体を焼結する工程とを備え、
    前記圧粉体を準備する工程は、
    前記円筒状のロータコアの内周形状を規定する外壁部を有する円柱状の第1部材と
    前記円筒状のロータコアの外周形状を規定する内壁部を有する円筒状の第3部材と、
    前記第1部材の外壁部と前記第3部材の内壁部との間の円環状空間に配置される円環状部材であって、前記磁石の所定形状に対応する孔を有し、前記第1部材の外壁部と前記第3部材の内壁部とに接触して前記円環状の軸方向に移動可能な第2部材と
    前記第2部材の前記孔に対応する外形形状を有し、前記孔に嵌め合わされ、前記孔の中で摺動可能な第4部材と、を準備する第1工程と、
    前記第1部材と前記第3部材とで囲まれた領域に前記円環状空間が生じるように、第4部材は移動させずそのままにして前記第2部材を前記円環状の軸方向に移動させ、前記円環状空間内に、前記ロータコアとなる前記第1の粉末を充填し、前記第1の粉末を、前記第1部材と前記第2部材との間で囲まれた前記円環状空間であって、かつ前記移動されていない前記第4部材を取り囲むように配置する第2工程と、
    前記円筒状のロータコアの外周形状と同じ形状の外壁部を有する円筒状の第5部材を準備し、前記第4部材を取り囲むようにして円環状に充填された前記第1の粉末の充填上面と、前記第1部材の上面とに、前記第5部材の底面を接触させ、前記第5部材の前記外壁部を前記第3部材の前記内壁部に接触させながら、前記第5部材をその円筒状の軸方向に移動させて前記第1の粉末を圧縮する工程であって、前記第1部材と前記第3部材との間の径方向の間隔距離を変えず、前記第5部材の前記底面で、前記充填上面と前記第1部材の上面と前記第4部材の上面とを、前記第5部材の円筒状の軸方向に押し下げ、前記第4部材は、前記第1部材、前記第2部材、前記第3部材および前記第5部材で囲まれた領域に残し、前記第1の粉末を圧縮して前記ロータコアを成形する第3工程と、
    前記第5部材を前記ロータコアから離して取り除き、続いて、前記第4部材を前記第2部材の前記孔の中で移動させて、前記第2部材と前記第4部材の頂面の高さを同一とするようにして、前記ロータコアから前記第4部材を引抜き、前記ロータコアに前記磁石の所定形状に対応する孔を形成する第4工程と、
    前記ロータコアに形成された孔内に前記第2の粉末を充填する第5工程と、
    再び前記第5部材を準備し、前記形成された孔に前記第2の粉末が充填された前記ロータコアの上面に、前記第5部材の底面を接触させ、前記第5部材の前記外壁部を前記第3部材の前記内壁部に接触させながら、前記第5部材をその円筒状の軸方向に移動させて、前記第2部材と前記第4部材の頂面の高さを同一としたまま、前記第1の粉末と前記第2の粉末とを圧縮し、前記圧粉体を得る第6工程と、
    を含む電動機ロータの製造方法。
  2. 前記第2工程は、前記第1の粉末として、ニッケル−鉄粉末を用い、前記第5工程は、前記第2の粉末として、ネオジム−鉄−ホウ素粉末を用いる請求項1に記載の電動機ロータの製造方法。
  3. 前記圧粉体を準備する工程は、前記第1工程において、外周部に凹部と凸部とが形成された前記第4部材と、前記第4部材に接触して前記第4部材の凹部と凸部とに嵌り合う凹部と凸部が内周部に形成された前記第2部材を準備し、前記第2工程から前記第6工程を行うことで、前記第1の粉末を含み、前記磁石の所定形状に対応する孔であって内周部の表面に凹凸が形成された孔を有する前記ロータコアと、前記第2の粉末を含み、前記凹凸に嵌り合う外周部の形状を有する前記磁石とを含む前記圧粉体を準備する請求項1または2に記載の電動機ロータの製造方法。
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