JP4075043B2 - 集積光学素子、光ヘッドおよび記録再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光記録媒体に対して各種情報の記録再生を行なう記録再生装置、この記録再生装置に設けられる光ヘッド、さらにその光ヘッドに設けられる集積光学素子に関する。
【0002】
【従来の技術】
光記録媒体に対して各種情報の記録再生を行なう記録再生装置の光ヘッドの小型化を図るために、光源、受光素子および処理回路を集積して構成される集積光学素子が用いられている。
図13(A)、(B)は従来の集積光学素子の構成例を示す斜視図であり、集積光学素子200Aは、光源、受光素子および処理回路を含む素子部202を収容した矩形板状のパッケージ204の一側に沿って複数の外部接続端子206を配設して構成されている。
図14(C)に示すように、前記素子部202は、リードフレーム208の部分で構成されるダイパッド上に設けられおり、前記ダイパッドを挟む両側には前記リードフレーム208の部分で構成される放熱部209がパッケージ204の外側に突設されている。
図14(A)、(B)に示すように、前記集積光学素子200Aは、光ピックアップのハウジング300に取着される際に、前記放熱部209がハウジング300の部分302に当接することにより、前記素子部202の熱がリードフレーム208から放熱部209を介してハウジング200に逃がされるように構成されている。
【0003】
図15は、従来の集積光学素子の他の構成例を示す斜視図であり、集積光学素子200Bは、素子部210を収容した矩形板状のパッケージ212の対向する2つの側部に沿って複数の外部接続端子214を配設して構成されている。
図16(C)に示すように、前記素子部210は、リードフレーム216の部分で構成されるダイパッド上に設けられおり、前記ダイパッドを挟む両側には前記リードフレーム216の部分で構成される放熱部217がパッケージ212の外側に突設されている。
図16(A)、(B)に示すように、前記集積光学素子200Bは、光ピックアップのハウジング300に取着される際に、前記放熱部217がハウジング300の部分302に当接することにより、前記素子部210の熱がリードフレーム216から放熱部117を介してハウジング300に逃がされるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
近年、前記集積光学素子の処理回路は、サーボ制御に必要な演算処理機能、ノイズ削減機能、A/D変換機能などを備えてきており、高性能化および省電力化を図るために、多ピン化され前記外部接続端子の個数が増える傾向にある。
前記外部接続端子の間隔(ピッチ)は半田付けの作業性からほぼ0.5mmが最小寸法である。
したがって、前記外部接続端子の個数が増加すると、図13に示した集積光学素子200Aでは、外部接続端子206の配列方向(長辺方向)の寸法が増大することにより、パッケージ204の外形が大型化し、図14に示した集積光学素子200Bでは、外部接続端子209の配列方向(短辺方向)の寸法が増大することにより、パッケージ212の外形が大型化してしまう欠点がある。したがって、光ピックアップの薄型化、小型化を図ることが困難になるおそれがある。
【0005】
また、図14(C)、図16(C)に示すように、各放熱部209、217の面積は、集積光学素子200A、200Bが小型化されるにつれて狭くなり、その放熱効果を確保することが難しくなる。また、リードフレームの部分によって構成される前記放熱部209、217の面積は、外部接続端子209、214の占有する面積との兼ね合いとなるため、容易に増加させることは難しく、この点からも放熱効果を確保することが難しかった。
【0006】
また、前記集積光学素子を前記光ピックアップに組み込むに先立って、集積光学素子の素子部を外部から保護するための部材をパッケージに取着する必要がある。このため、例えば、図17に示すように光ビームを通過させる光学部材220を前記集積光学素子200Bを覆うようにパッケージ212上に接着したり、図18に示すように、パッケージ212に環状の壁部と該壁部に囲まれた収容部とを設け、前記壁部の上部に光ブームを通過させる板状の光学部材222を接着したりしている。
このように光学部材をパッケージに取着する構成では、材料コストや組立コストがかさむばかりでなく、集積光学素子の外形寸法を増大させてしまう欠点がある。
【0007】
本発明は、このような実状に鑑みてなされたものであり、小型化、放熱効果の向上、コスト削減を図る上で有利な集積光学素子、光ヘッドおよび記録再生装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の集積光学素子は上記目的を達成するため、矩形に形成されたICチップが基板の表面に取着されて構成され、前記ICチップには光ビームを出射する光源と、前記光源から出射された光ビームが光記録媒体で反射された反射光ビームを受光する受光素子とが搭載されるとともに、前記受光素子の検出信号を処理する処理回路が設けられた集積光学素子であって、前記基板の表面で前記ICチップの互いに対向する2つの辺に臨む箇所にそれぞれこれらの辺に沿って複数の素子接続用端子が配設され、前記基板の表面において、前記複数の素子接続用端子と、前記光源の接続端子、受光素子の接続端子および処理回路の接続端子との間がワイヤによって接続され、前記基板の裏面で前記基板の表面の前記ICチップの互いに対向する2つの辺と該2つの辺で挟まれた1つの辺とに対応する箇所に、複数の外部接続用端子が配設され、前記基板には、該基板の内部を通り前記複数の素子接続用端子のそれぞれと前記複数の外部接続用端子のそれぞれとを一対一で接続する内部配線が設けられていることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の光ヘッドは、光ビームを出射する光源と、前記光源から出射された光ビームを集光して光記録媒体に照射する対物レンズと、前記照射された光ビームの前記光記録媒体での反射光ビームを前記対物レンズを介して受光する受光素子とを備えた光ヘッドであって、前記光ヘッドは、矩形に形成されたICチップが基板の表面に取着されて構成され、前記ICチップには前記光源と、前記受光素子とが搭載されるとともに、前記受光素子の検出信号を処理する処理回路が設けられた集積光学素子を有して構成され、前記集積光学素子は、前記基板の表面で前記ICチップの互いに対向する2つの辺に臨む箇所にそれぞれこれらの辺に沿って複数の素子接続用端子が配設され、前記基板の表面において、前記複数の素子接続用端子と、前記光源の接続端子、受光素子の接続端子および処理回路の接続端子との間がワイヤによって接続され、前記基板の裏面で前記基板の表面の前記ICチップの互いに対向する2つの辺と該2つの辺で挟まれた1つの辺とに対応する箇所に、複数の外部接続用端子が配設され、前記基板には、該基板の内部を通り前記複数の素子接続用端子のそれぞれと前記複数の外部接続用端子のそれぞれとを一対一で接続する内部配線が設けられていることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の記録再生装置は、光記録媒体を保持して回転駆動する駆動手段と、前記駆動手段によって回転駆動する光記録媒体に対し、光を照射し、前記光記録媒体からの反射光を検出する光ヘッドとを有して構成される記録再生装置であって、前記光ヘッドは、矩形に形成されたICチップが基板の表面に取着されて構成され、前記ICチップには光ビームを出射する光源と、前記光源から出射された光ビームが光記録媒体で反射された反射光ビームを受光する受光素子とが搭載されるとともに、前記受光素子の検出信号を処理する処理回路が設けられた集積光学素子と、前記光源から出射された光ビームを集光して光記録媒体に照射する対物レンズとを備え、前記集積光学素子は、前記基板の表面で前記ICチップの互いに対向する2つの辺に臨む箇所にそれぞれこれらの辺に沿って複数の素子接続用端子が配設され、前記基板の表面において、前記複数の素子接続用端子と、前記光源の接続端子、受光素子の接続端子および処理回路の接続端子との間がワイヤによって接続され、前記基板の裏面で前記基板の表面の前記ICチップの互いに対向する2つの辺と該2つの辺で挟まれた1つの辺とに対応する箇所に、複数の外部接続用端子が配設され、前記基板には、該基板の内部を通り前記複数の素子接続用端子のそれぞれと前記複数の外部接続用端子のそれぞれとを一対一で接続する内部配線が設けられていることを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、前記集光光学素子の基板の表面には、ICチップの互いに対向する2つの辺に臨む箇所にそれぞれこれらの辺に沿って複数の素子接続用端子が配設され、前記基板の裏面には、前記表面の端子配設箇所にさらに1つの辺を加えた広い領域に複数の外部接続用端子が配設される。
そのため、前記基板の表面において複数の素子接続用端子の相互の間隔を小さく、かつ、前記基板の裏面において複数の外部接続用端子の相互の間隔を大きくできる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図2は、本発明の実施の形態における集積光学素子および光ヘッドを組み込んだ記録再生装置の構成を示すブロック図である。
図2において、この記録再生装置101は、光ディスク102を回転駆動する駆動手段としてのスピンドルモータ103と、光ヘッド104と、その駆動手段としての送りモータ105とを備えている。
ここで、スピンドルモータ103は、システムコントローラ107及びサーボ制御回路109により駆動制御され、所定の回転数で回転される。
【0013】
また、光ディスク102としては、再生専用の「CD」、「CD−ROM」、記録再生可能な「CD−R/RW」「DVD−RAM」「DVD−R/RW」「DVD+RW」等を用いることができる。
【0014】
信号変復調部及びECCブロック108は、信号の変調、復調及びECC(エラー訂正符号)の付加を行う。光ヘッド104は、信号変調およびECCブロック108の指令に従って、回転する光ディスク102の信号記録面に対して、それぞれ光照射を行う。このような光照射により光ディスク102に対する記録、再生が行われる。
また、光ヘッド104は、光ディスク102の信号記録面からの反射光束に基づいて、後述するような各種の光ビームを検出し、各光ビームに対応する信号をプリアンプ部120に供給する。
【0015】
プリアンプ部120は、各光ビームに対応する信号に基づいてフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号、RF信号等を生成できるように構成されている。再生対象とされる記録媒体の種類に応じて、サーボ制御回路109、信号変調及びECCブロック108等により、これらの信号に基づく復調及び誤り訂正処理等の所定の処理が行われる。
これにより、復調された記録信号は、例えばコンピュータのデータストレージ用であれば、インタフェース111を介して外部コンピュータ130等に送出される。これにより、外部コンピュータ130等は光ディスク102に記録された信号を再生信号として受け取ることができるようになっている。
【0016】
また、オーディオ・ビジュアル用であれば、D/A,A/D変換器112のD/A変換部でデジタル/アナログ変換され、オーディオ・ビジュアル処理部113に供給される。そして、このオーディオ・ビジュアル処理部113でオーディオ・ビデオ信号処理が行われ、オーディオ・ビジュアル信号入出力部114を介して外部の撮像・映写機器に伝送される。
上記光ヘッド104には、例えば光ディスク102上の所定の記録トラックまで、移動させるための送りモータ105が接続されている。スピンドルモータ103の制御と、送りモータ105の制御と、光ヘッド104の対物レンズを保持する二軸アクチュエータのフォーカシング方向及びトラッキング方向の制御は、それぞれサーボ制御回路109により行われる。
また、レーザ制御部121は、光ヘッド104におけるレーザ光源を制御するものである。
【0017】
前記記録再生装置101のうち、前記スピンドルモータ103、前記光ヘッド104、前記送りモータ105を除く部分、すなわち前記サーボ制御部109、プリアンプ部120、レーザ制御部121、信号変調復調器108、システムコントローラ107、インタフェース111、D/A、A/D変換器112、オーディオビジュアル処理部113、オーディオビジュアル信号入出力部114は、前記光ヘッド104と別体に構成された不図示の前記基板に設けられている。そして、前記光ヘッド104と前記制御基板との間における各信号の授受は、光ヘッド104と制御基板の間を接続するフレキシブル基板30(図10参照)を介して行なわれるように構成されている。
なお、本実施の形態では、記録再生装置101が光記録媒体の記録および再生の双方を行なうものとして説明するが、記録再生装置は記録および再生のいずれか一方を行なうものであってもかまわない。また、本明細書において、記録再生装置とは、光記録媒体に対して記録および再生の少なくとも一方を行なうものをいう。
【0018】
図3は、本発明の実施の形態による光ヘッドの光学系を示す構成図である。
図3において、光ヘッド104は、対物レンズ2と、プリズム2Aと、集積光学素子10とを備えて構成されている。
前記集積光学素子10は、光源1002、受光素子1004、光分離手段1006(特許請求の範囲の光学部材に相当)、コリメートレンズ1008、処理回路1010を備えて構成されている。前記光源1002は、半導体レーザおよび該半導体レーザの光量検出用のフォトディテクタを含んで構成されている。
すなわち、この光ヘッド104では、上記光源1002から出射される光ビームを光分離手段1006に入射される。
そして、この光分離手段1006を通過した光ビームがコリメートレンズ108で平行光にされプリズム2Aで反射された後、対物レンズ2によって光ディスク102の信号記録層に集光される。
また、光ディスク102の記録層で反射した反射光ビームは、対物レンズ2、コリメートレンズ1008を介して前記光分離手段1006に入射され、ここで、前記光源2からの光ビームと分離され、受光素子1004に供給される。
この受光素子1004で検出された検出信号は、前記処理回路1010によって所定の演算処理やI/V変換処理などの必要な処理がなされ、これによりRF信号、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号等が取り出され、プリアンプ120へ出力される。
前記光源1002への駆動電流の供給は前記レーザ制御部121から処理回路1010を介してなされる。
【0019】
図4(A)は基板の表面方向から見た集積光学素子10の斜視図、(B)は基板の裏面方向から見た集積光学素子10の斜視図、(C)は集積光学素子10の分解斜視図である。
図4(A)乃至(C)に示すように、前記集積光学素子10は、基板1014、ICチップ1011、前記光源1002、受光素子1004、光分離手段1006、コリメートレンズ1008、処理回路1010などで構成されている。
前記基板1014は、縦方向よりも横方向の寸法が大きい矩形に形成されている。基板1014を構成する材料としては、例えば、セラミック材料やガラスエポキシ材料を用いることができる。また、板状の金属材料からなるシャーシ上にフレキシブル基板を構成する材料と同様の樹脂材料などを形成することによって構成されるCOC(サーキット・オン・シャーシ)材料を用いることもできる。
【0020】
前記ICチップ1011は矩形に形成され、前記基板1014の表面1014Aに取着されている。
前記光源1002、受光素子1004および光分離手段1006は前記ICチップ1011に取着され、また、前記処理回路1010はICチップ1011に形成されている。
前記基板1014の表面1014Aにはケース1018が取着され、このケース1018により前記ICチップ1011、光源1002、受光素子1004および光分離手段1006が覆われ、前記コリメートレンズ1008はこのケース1018に取着されている。
【0021】
前記ICチップ1011の基板1014への取着は、前記基板1014の表面1014Aで横方向の中央部に縦方向を基板の縦方向に平行させた状態でなされ、前記ICチップ1011の両側の基板箇所には、金属材料からなる矩形状の取付部1014Fが形成されている。
本実施の形態においては、前記基板1014の横方向で前記ICチップ1011の両側の基板箇所である、前記取付部1014Fおよび横方向でこの取付部1014Fの外側の前記基板1014の部分1014J(図6(A)、(B))によって、前記光源1002、受光素子1004、ICチップ1011で発生し基板1014に伝達された熱を放熱するための放熱部が構成されている。
【0022】
図1(A)に示すように、前記基板1014の表面で前記ICチップ1011の互いに対向する2つの辺に臨む箇所にそれぞれこれらの辺に沿って複数の素子接続用端子1014Dが第1の間隔P1で直線状に配設されている。すなわち、複数の素子接続用端子1014Dからなる2つの列が、ICチップ1011の横寸法よりも大きな間隔をおき互いに平行して延在するように形成されている。
前記基板1014の表面1014Aにおいて、前記複数の素子接続用端子1014Dと、前記光源1002の接続端子(図略)、受光素子1004の接続端子(図略)および処理回路1010の接続端子1010Aとの間がワイヤによって接続されている。なお、図1(A)、図6乃至図9においては、ICチップ1011のみ図示し、光源1002、受光素子1004、光分離手段1006の図示は省略している。
【0023】
図1(B)に示すように、前記基板1014の裏面1014Hで前記基板1014の表面1014Aの前記ICチップ1011の互いに対向する2つの辺と該2つの辺で挟まれた1つの辺とに対応する箇所に、複数の外部接続用端子1014Iが前記第1の間隔P1よりも大きな寸法の第2の間隔P2で配設されている。
本実施の形態では、前記基板1014の裏面1014Hで前記基板1014の表面1014Aの前記ICチップ1011の互いに対向する2つの辺に対応する箇所の外側領域と該2つの辺で挟まれた1つの辺に対応する箇所の外側領域に複数の外部接続用端子1014Iが配設されている。
【0024】
図5(A)に示すように、前記基板1014には、該基板1014の内部を通り前記複数の素子接続用端子1014Dのそれぞれと前記複数の外部接続用端子1014Iのそれぞれとを一対一で接続する内部配線1015が設けられている。
この内部配線1015は、前記素子接続用端子1014Dに接続されたスルーホール1015A、前記外部接続用端子1014Iに接続されたスルーホール1015B、これらスルーホール1015A、1015Bを接続する導電パターン1015Cから構成されている。
【0025】
図4(A)、(C)に示すように、前記ケース1018は、下方が矩形状に開口された箱状のケース本体1018Aと、ケース本体1018Aの上壁に形成された光ビーム通過用の開口1018Bと、ケース本体1018Aの互いに対向する側壁から外側に延出された2つの取付片1018Cとを備えて構成されている。このケース1018は、例えば金属材料を板金加工することで製作され、前記コリメートレンズ1018は前記開口1018Bに取着されている。
【0026】
前記ケース1018の前記基板1014への取付は次のように行なわれる。
図6(A)、(B)、図7(A)、(B)に示すように、基板1014の上方から前記ケース1018を被せ、前記各取付片1018Cが前記各取付部1014F上に位置するように位置決めする。この状態では、図6(B)に示すように、前記取付片1018Cは、前記基板1014の取付部1014Fの外側部分1014Jには位置していない。
次いで、図7(C)に示すように、抵抗溶接機を用いて各取付片1018Cを前記各取付部1014Fに抵抗溶接することにより、前記ケース1018を前記基板1014に取着する。
【0027】
また、前記ケース1018の前記基板1014への取付は次のように行なうこともできる。
すなわち、図8(A)に示すように、前記基板1014の各取付部1014F上に銀ペーストを塗布し、図8(B)に示すように、基板1014の上方から前記ケース1018を被せ、前記各取付片1018Cが前記各取付部1014F上に位置するように位置決めする。次いで、キュアーすることによって各取付片1018Cを前記各取付部1014Fに固着することにより、前記ケース1018を前記基板1014に取着する。
【0028】
前記コリメートレンズ1008の開口1018Bへの取付は、接着などにより行なわれ、このコリメートレンズ1008の取付は、前記ケース1018の基板1014への取付時に生じる熱の影響を受けないようにケース1018が基板1014に取着された後に行なわれることが好ましい。
このようにして、前記ケース1018が前記取付部1014Fに取着されることにより、前記光源1002、ICチップ1011で発生した熱は、基板1014から前記取付部1014F、取付片1018Cを介してケース本体1018Aに伝導され放熱される。
【0029】
前記光ヘッド104は、図9に示すように、前記ハウジング20に前記集積光学素子10を組み込むことで構成されている。
前記ハウジング20には、対物レンズ2、該対物レンズ2をフォーカス方向およびトラッキング方向に移動させる不図示の二軸アクチュエータ、光路形成用のプリズム2A(図10(A))などが組み込まれている。
前記ハウジング20は、アルミ合金などの熱伝導性に優れた金属材料から構成され、高さと幅と長さを有するブロック状に形成され、長さ方向の一端側の上面部分に前記対物レンズ2および二軸アクチュエータが取着されている。前記ハウジング20の内部には、前記対物レンズ2の光軸上に前記プリズム2Aが配設されている。
【0030】
前記ハウジング20の長さ方向の他端には、前記集積光学素子10を取り付ける取付凹部2002と、該取付凹部2002を挟む両側の取付部2004とが形成されており、前記取付凹部2002には、前記ハウジング20内部に連通する開口2006が形成され、この開口2006を介して前記プリズム2Aおよび対物レンズ2と、前記集積光学素子10との間に光路が形成されるように構成されている。
前記集積光学素子10の前記ハウジング20への取付は、前記集積光学素子10のコリメートレンズ1008を前記開口2006に臨ませた状態で、前記基板1014の部分1014Jを前記取付部2004に当接させ、その状態で前記基板1014の取付部1014Fをハウジング20の取付部2004にねじなどで取着することによってなされる。
これにより、図9(B)、(C)に示すように、前記光源1002、ICチップ1011で発生した熱は、基板1014から部分1014J、取付部2004を介してハウジング20に伝導され放熱される。
【0031】
図10(A)、(B)に示すように、ハウジング20に取り付けられた集積光学素子10の基板1014の裏面1014Hには、前記フレキシブル基板30が接続される。
フレキシブル基板30は、図10(A)に示すように、基板1014に接続される矩形板状の接続部3002と、該接続部3002の一辺から延出された帯状の配線部3004と、該配線部3004の端部に設けられ、前記制御基板に接続される接続部3006とを備えて構成されている。
図11(A)に示すように、前記矩形板状の接続部3002の一方の面には、前記接続部3002の一辺を除く三辺に沿って複数の接続端子3002Aが配設されている。
図10(A)に示すように、他方の接続部3006の一方の面には、複数の接続端子3006Aが配設されている。
前記配線部3004は、前記接続端子3002Aのそれぞれと接続端子3006Aのそれぞれとを接続する配線パターンを有して構成されている。
【0032】
図10(B)、図11(B)に示すように、前記基板1014の前記外部接続用端子1014Iのそれぞれと前記接続部3002の接続端子3002Aのそれぞれとを互いに一致させた状態で半田付けすることにより、各接続端子1014Iと各外部接続用端子3002Aとが接続される。
この状態で、前記配線部3004は前記接続部3002の一辺の箇所から基板1014の外方に向けて延在している。
前記フレキシブル基板30の接続部3006は、前記制御基板に設けられた接続部にコネクタなどを介して接続される。これにより、前記光ヘッド104の各信号が前記フレキシブル基板30を介して前記制御基板に対して入出力される。
【0033】
次に、本実施の形態の集積光学素子、光ヘッドおよび記録再生装置の動作について説明する。
光記録媒体102の再生時の動作について説明する。まず、前記レーザ制御部121から出力された駆動信号は、前記フレキシブル基板30から前記基板1014の外部接続端子1014G、素子接続用端子1014D、ワイヤを介して光源1002に供給される。これにより前記光源1002から出射された光ビームは、前記光分離手段1006、コリメートレンズ1008、プリズム2Aを介して対物レンズ2により前記光記録媒体102の記録層に集光される。
前記記録層で反射された反射光ビームは、上記と逆の光路をたどって前記光分離手段1006に導かれ、この光分離手段1006によって前記受光素子1004で検知される。受光素子1004から出力された検知信号は、前記処理回路1010によって所定の処理がなされ、前記素子接続用端子1014D、外部接続端子1014G、フレキシブル基板30を介して前記プリアンプ120に出力される。これにより、前記プリアンプ120、サーボ制御部109、レーザ制御部121に必要な信号が出力されることで、RF信号の再生、各種サーボ制御動作などがなされる。
光記録媒体102の記録時の動作は、前記光源1002に記録信号としての駆動電流が供給される点が異なり、他の動作は再生時と同様である。
【0034】
このような本実施の形態によれば、前記基板1014の表面1014Aには、ICチップ1011の互いに対向する2つの辺に臨む箇所にそれぞれこれらの辺に沿って複数の素子接続用端子1014Dを配設し、前記裏面1014Hには、前記基板1014の表面1014Aの前記ICチップ1011の互いに対向する2つの辺と該2つの辺で挟まれた1つの辺とに対応する箇所に、すなわち表面1014Aの端子配設箇所に前記1つの辺を加えた広い領域に複数の外部接続用端子1014Iを配設するように構成した。
そのため、前記裏面1014Hにおいて前記ICチップ1011の互いに対向する2つの辺と該2つの辺で挟まれた1つの辺とに対応する箇所に配設した複数の外部接続用端子1014Iの相互の間隔P2を、前記基板1014の表面1014AにおいてICチップ1011の互いに対向する2つの辺に臨む箇所にそれぞれこれらの辺に沿って配設した複数の素子接続用端子1014Dの相互の間隔P1よりも大きく確保できる。
【0035】
これにより、前記素子接続用端子1014Dの間隔P1を光源、受光素子、ICチップとのワイヤ接続可能な程度の小さい寸法にするとともに、前記外部接続用端子1014Iの間隔P2を半田付け接続可能な程度の大きい寸法にするという条件を満たした上で、前記外部接続用端子1014Iを狭い面積にレイアウトすることが可能となる。
したがって、前記基板1014の多ピン化と同時に外形寸法の小型化を実現することができ、集積光学素子、光ピックアップの高性能化、薄型化、小型化を図ることができる。また、このことにより、集積光学素子、光ピックアップおよび記録再生装置の部品コストの削減、消費電力の削減を実現する上で有利となる。
また、前記外部接続用端子1014Iを前記ICチップ1011の互いに対向する2つの辺と該2つの辺で挟まれた1つの辺とに対応する箇所に配設することができるため、基板内における配線設計の自由度を向上することができ、信号系と給電系に配線を分離することが容易となる利点がある。
【0036】
また、前記フレキシブル基板30に矩形板状の接続部3002と、該接続部3002の一辺から延出された帯状の配線部3004とを設け、前記接続部3002の一方の面に、前記一辺を除く三辺に沿って複数の接続端子3002Aを配設し、前記外部接続用端子1014Iのそれぞれと前記接続端子3002Aのそれぞれとを接続し、前記接続端子3002Aと前記外部接続用端子1014Iとが接続された状態で、前記配線部3004が前記一辺の箇所から基板1014の外方に向けて延在するように構成した。
そのため、フレキシブル基板30の接続部3002の外形を前記複数の外部接続用端子1014Iで囲まれる大きさとすることができるで、前記フレキシブル基板30を小型化する上で有利である。
【0037】
また、前記基板1014の横方向で前記ICチップ1011の両側の基板箇所に放熱部を設けたので、前記基板1014の外形寸法の小型化を実現すると同時に、放熱部の大きさを確保することにより、放熱効果を向上させることができる。これにより、光源、受光素子、処理回路の動作の安定化と高性能化を図ることができる。また、放熱効果を上げることで光源、受光素子、処理回路の消費電力を抑制できる。
また、前記基板1014に設けた取付部1014Fからケース1018に熱が伝導されて放熱されるとともに、基板1014に設けた取付部1014Fの外側の部分1014Jからハウジング20に熱が伝導されて放熱されるため、放熱効果をより向上させることができる。
【0038】
また、前記基板1014の横方向で前記ICチップ1011の両側の基板箇所にに金属材料からなる取付部1014Fを設け、該取付部1014Fに金属製のケース1018を取着する構成とすることにより、前記ケース1018として安価な板金材料などを採用でき、また、組立コストがかからないので、コストを削減する上で有利である。
【0039】
次に、本発明に係る集積光学素子の放熱効果を測定した実験結果について説明する。
図12は、集積光学素子のドループ特性の測定結果の一例を示す線図である。図12は、横軸に時間T(sec)、縦軸に光源の出射パワーの劣化率R(%)をとっている。すなわち、T=0で光源をオンし、そのときの出射パワーを100%とし、以降、時間経過と共に劣化する出射パワーを測定している。
測定条件は下記の通りである。
A1は本発明の集積光学素子10(ケース1018取着)を単体で測定。
A2は従来の集積光学素子200Bを単体で測定(図15)。
B1は本発明の集積光学素子10をハウジング20に取着した状態で測定。
B2は従来の集積光学素子200Bをハウジングに取着した状態で測定。
【0040】
図12のA1、B1に示すように、集積光学素子を単体で測定した場合、本発明の集積光学素子10は従来の集積光学素子300Bに比較して小型化されているにも関わらず特性の劣化が少ない。
また、図12のA2、B2に示すように、集積光学素子をハウジングに取着した場合、本発明の集積光学素子10は従来の集積光学素子300Bに比較して放熱効果が大幅に向上しているため、特性の向上が図られていることがわかる。
【0041】
なお、本実施の形態では、集積光学素子10のICチップ1011および基板1014の形状を矩形として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その形状は任意である。
また、前記基板1014の表面1014Aに配置される前記素子接続用端子1014Dの間隔、および、裏面1014Hに配置される前記外部接続用接続端子1014Iの間隔は、実施の形態のようにそれぞれ等間隔である必要はない。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、集積光学素子、光ヘッドおよび記録再生装置の小型化、放熱効果の向上およびコスト削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の実施の形態における集積光学素子の基板を表面側から見た斜視図、(B)は集積光学素子の基板を裏面側から見た斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態における集積光学素子および光ヘッドを組み込んだ記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態による光ヘッドの光学系を示す構成図である。
【図4】(A)は基板の表面方向から見た集積光学素子の斜視図、(B)は基板の裏面方向から見た集積光学素子の斜視図、(C)は集積光学素子の分解斜視図である。
【図5】(A)は基板の内部配線を示す説明図、(B)は(A)の縦断面図である。
【図6】(A)、(B)は集積光学素子の組立を示す説明図である。
【図7】(A)、(B)、(C)はケースを基板に取着する手順を示す説明図である。
【図8】(A)、(B)はケースを基板に取着する他の手順を示す説明図である。
【図9】(A)は集積光学素子のハウジングへの取付を説明する説明図、(B)、(C)は基板からハウジングへの放熱を説明する説明図である。
【図10】(A)、(B)はフレキシブル基板の集積光学素子への接続を説明する説明図である。
【図11】(A)、(B)はフレキシブル基板の基板への接続を説明する説明図である。
【図12】集積光学素子のドループ特性の測定結果の一例を示す線図である。
【図13】(A)は従来の集積光学素子の構成例を示す斜視図、(B)は(A)の内部構成示す説明図である。
【図14】(A)は従来の集積光学素子とハウジングの構成を示す斜視図、(B)、(C)は放熱状態の説明図である。
【図15】従来の集積光学素子の他の構成例を示す斜視図である。
【図16】(A)は従来の集積光学素子とハウジングの構成を示す斜視図、(B)、(C)は放熱状態の説明図である。
【図17】(A)、(B)は従来の集積光学素子の組立説明図である。
【図18】(A)、(B)は従来の集積光学素子の組立説明図である。
【符号の説明】
10……集積光学素子、101……記録再生装置、104……光ヘッド、1002……光源、1004……受光素子、1010……処理回路、1011……ICチップ、1014……基板、1014A……表面、1014D……素子接続用端子、1014H……裏面、1014I……外部接続用端子、1015……内部配線。
Claims (33)
- 矩形に形成されたICチップが基板の表面に取着されて構成され、前記ICチップには光ビームを出射する光源と、前記光源から出射された光ビームが光記録媒体で反射された反射光ビームを受光する受光素子とが搭載されるとともに、前記受光素子の検出信号を処理する処理回路が設けられた集積光学素子であって、
前記基板の表面で前記ICチップの互いに対向する2つの辺に臨む箇所にそれぞれこれらの辺に沿って複数の素子接続用端子が配設され、
前記基板の表面において、前記複数の素子接続用端子と、前記光源の接続端子、受光素子の接続端子および処理回路の接続端子との間がワイヤによって接続され、
前記基板の裏面で前記基板の表面の前記ICチップの互いに対向する2つの辺と該2つの辺で挟まれた1つの辺とに対応する箇所に、複数の外部接続用端子が配設され、
前記基板には、該基板の内部を通り前記複数の素子接続用端子のそれぞれと前記複数の外部接続用端子のそれぞれとを一対一で接続する内部配線が設けられている、
ことを特徴とする集積光学素子。 - 前記基板の裏面にはフレキシブル基板が接続され、前記フレキシブル基板は矩形板状の接続部と、該接続部の一辺から延出された帯状の配線部とを有し、前記接続部の一方の面には、前記一辺を除く三辺に沿って複数の接続端子が配設され、前記基板とフレキシブル基板との接続は、前記外部接続用端子のそれぞれと前記接続部の接続端子のそれぞれとが接続されることによってなされることを特徴とする請求項1記載の集積光学素子。
- 前記接続部の接続端子と前記基板の外部接続用端子とが接続された状態で、前記配線部は前記一辺の箇所から基板の外方に向けて延在するように構成されていることを特徴とする請求項2記載の集積光学素子。
- 前記基板は縦方向よりも横方向の寸法が大きい矩形に形成され、前記ICチップは基板の表面で横方向の中央部に縦方向を基板の縦方向に平行させて配置され、前記横方向で前記ICチップの両側の基板箇所に前記ICチップで発生し前記基板に伝達された熱を放熱するための放熱部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の集積光学素子。
- 前記放熱部は、前記基板箇所に取着された金属材料で形成されている請求項4記載の集積光学素子。
- 前記放熱部は、前記光源、受光素子およびICチップを収容する金属製のケースを取り付けるための取付部として構成されていることを特徴とする請求項5記載の集積光学素子。
- 前記ケースの前記取付部への取着は銀ペーストを用いた接着あるいは抵抗溶接によって行なわれていることを特徴とする請求項6記載の集積光学素子。
- 前記基板は縦方向よりも横方向の寸法が大きい矩形に形成され、前記ICチップは基板の表面で横方向の中央部に縦方向を基板の縦方向に平行させて配置され、前記横方向で前記ICチップの両側の基板箇所に金属材料からなる取付部が設けられ、該取付部には前記光源、受光素子およびICチップを収容する金属製のケースが取着されていることを特徴とする請求項1記載の集積光学素子。
- 前記ケースの前記取付部への取着は銀ペーストを用いた接着あるいは抵抗溶接によって行なわれていることを特徴とする請求項5記載の集積光学素子。
- 前記ICチップには、前記光源からの光ビームを前記光記録媒体に導くとともに、前記反射光ビームを前記受光素子に導く光学部材が設けられていることを特徴とする請求項1記載の集積光学素子。
- 前記基板の裏面で前記基板の表面の前記ICチップの互いに対向する2つの辺と該2つの辺で挟まれた1つの辺とに対応する箇所にそれぞれ配設された複数の外部接続用端子の相互の間隔は、前記基板の表面で前記ICチップの互いに対向する2つの辺に臨む箇所にそれぞれこれらの辺に沿って配設された複数の素子接続用端子の相互の間隔よりも大きな寸法に形成されていることを特徴とする請求項1記載の集積光学素子。
- 光ビームを出射する光源と、前記光源から出射された光ビームを集光して光記録媒体に照射する対物レンズと、前記照射された光ビームの前記光記録媒体での反射光ビームを前記対物レンズを介して受光する受光素子とを備えた光ヘッドであって、
前記光ヘッドは、矩形に形成されたICチップが基板の表面に取着されて構成され、前記ICチップには前記光源と、前記受光素子とが搭載されるとともに、前記受光素子の検出信号を処理する処理回路が設けられた集積光学素子を有して構成され、
前記集積光学素子は、
前記基板の表面で前記ICチップの互いに対向する2つの辺に臨む箇所にそれぞれこれらの辺に沿って複数の素子接続用端子が配設され、
前記基板の表面において、前記複数の素子接続用端子と、前記光源の接続端子、受光素子の接続端子および処理回路の接続端子との間がワイヤによって接続され、
前記基板の裏面で前記基板の表面の前記ICチップの互いに対向する2つの辺と該2つの辺で挟まれた1つの辺とに対応する箇所に、複数の外部接続用端子が配設され、
前記基板には、該基板の内部を通り前記複数の素子接続用端子のそれぞれと前記複数の外部接続用端子のそれぞれとを一対一で接続する内部配線が設けられている、
ことを特徴とする光ヘッド。 - 前記基板の裏面にはフレキシブル基板が接続され、前記フレキシブル基板は矩形板状の接続部と、該接続部の一辺から延出された帯状の配線部とを有し、前記接続部の一方の面には、前記一辺を除く三辺に沿って複数の接続端子が配設され、前記基板とフレキシブル基板との接続は、前記外部接続用端子のそれぞれと前記接続部の接続端子のそれぞれとが接続されることによってなされることを特徴とする請求項12記載の光ヘッド。
- 前記接続部の接続端子と前記基板の外部接続用端子とが接続された状態で、前記配線部は前記一辺の箇所から基板の外方に向けて延在するように構成されていることを特徴とする請求項13記載の光ヘッド。
- 前記基板は縦方向よりも横方向の寸法が大きい矩形に形成され、前記ICチップは基板の表面で横方向の中央部に縦方向を基板の縦方向に平行させて配置され、前記横方向で前記ICチップの両側の基板箇所に前記ICチップで発生し前記基板に伝達された熱を放熱するための放熱部が設けられていることを特徴とする請求項12記載の光ヘッド。
- 前記放熱部は、前記基板箇所に取着された金属材料で形成されている請求項15記載の光ヘッド。
- 前記放熱部は、前記光源、受光素子およびICチップを収容する金属製のケースを取り付けるための取付部として構成されていることを特徴とする請求項16記載の光ヘッド。
- 前記ケースの前記取付部への取着は銀ペーストを用いた接着あるいは抵抗溶接によって行なわれていることを特徴とする請求項17記載の光ヘッド。
- 前記基板は縦方向よりも横方向の寸法が大きい矩形に形成され、前記ICチップは基板の表面で横方向の中央部に縦方向を基板の縦方向に平行させて配置され、前記横方向で前記ICチップの両側の基板箇所に金属材料からなる取付部が設けられ、該取付部には前記光源、受光素子およびICチップを収容する金属製のケースが取着されていることを特徴とする請求項12記載の光ヘッド。
- 前記ケースの前記取付部への取着は銀ペーストを用いた接着あるいは抵抗溶接によって行なわれていることを特徴とする請求項16記載の光ヘッド。
- 前記ICチップには、前記光源からの光ビームを前記光記録媒体に導くとともに、前記反射光ビームを前記受光素子に導く光学部材が設けられていることを特徴とする請求項12記載の光ヘッド。
- 前記基板の裏面で前記基板の表面の前記ICチップの互いに対向する2つの辺と該2つの辺で挟まれた1つの辺とに対応する箇所にそれぞれ配設された複数の外部接続用端子の相互の間隔は、前記基板の表面で前記ICチップの互いに対向する2つの辺に臨む箇所にそれぞれこれらの辺に沿って配設された複数の素子接続用端子の相互の間隔よりも大きな寸法に形成されていることを特徴とする請求項12記載の光ヘッド。
- 光記録媒体を保持して回転駆動する駆動手段と、
前記駆動手段によって回転駆動する光記録媒体に対し、光を照射し、前記光記録媒体からの反射光を検出する光ヘッドとを有して構成される記録再生装置であって、
前記光ヘッドは、矩形に形成されたICチップが基板の表面に取着されて構成され、前記ICチップには光ビームを出射する光源と、前記光源から出射された光ビームが光記録媒体で反射された反射光ビームを受光する受光素子とが搭載されるとともに、前記受光素子の検出信号を処理する処理回路が設けられた集積光学素子と、前記光源から出射された光ビームを集光して光記録媒体に照射する対物レンズとを備え、
前記集積光学素子は、
前記基板の表面で前記ICチップの互いに対向する2つの辺に臨む箇所にそれぞれこれらの辺に沿って複数の素子接続用端子が配設され、
前記基板の表面において、前記複数の素子接続用端子と、前記光源の接続端子、受光素子の接続端子および処理回路の接続端子との間がワイヤによって接続され、
前記基板の裏面で前記基板の表面の前記ICチップの互いに対向する2つの辺と該2つの辺で挟まれた1つの辺とに対応する箇所に、複数の外部接続用端子が配設され、
前記基板には、該基板の内部を通り前記複数の素子接続用端子のそれぞれと前記複数の外部接続用端子のそれぞれとを一対一で接続する内部配線が設けられている、
ことを特徴とする記録再生装置。 - 前記基板の裏面にはフレキシブル基板が接続され、前記フレキシブル基板は矩形板状の接続部と、該接続部の一辺から延出された帯状の配線部とを有し、前記接続部の一方の面には、前記一辺を除く三辺に沿って複数の接続端子が配設され、前記基板とフレキシブル基板との接続は、前記外部接続用端子のそれぞれと前記接続部の接続端子のそれぞれとが接続されることによってなされることを特徴とする請求項23記載の記録再生装置。
- 前記接続部の接続端子と前記基板の外部接続用端子とが接続された状態で、前記配線部は前記一辺の箇所から基板の外方に向けて延在するように構成されていることを特徴とする請求項24記載の記録再生装置。
- 前記基板は縦方向よりも横方向の寸法が大きい矩形に形成され、前記ICチップは基板の表面で横方向の中央部に縦方向を基板の縦方向に平行させて配置され、前記横方向で前記ICチップの両側の基板箇所に前記ICチップで発生し前記基板に伝達された熱を放熱するための放熱部が設けられていることを特徴とする請求項23記載の記録再生装置。
- 前記放熱部は、前記基板箇所に取着された金属材料で形成されている請求項26記載の記録再生装置。
- 前記放熱部は、前記光源、受光素子およびICチップを収容する金属製のケースを取り付けるための取付部として構成されていることを特徴とする請求項27記載の記録再生装置。
- 前記ケースの前記取付部への取着は銀ペーストを用いた接着あるいは抵抗溶接によって行なわれていることを特徴とする請求項28記載の記録再生装置。
- 前記基板は縦方向よりも横方向の寸法が大きい矩形に形成され、前記ICチップは基板の表面で横方向の中央部に縦方向を基板の縦方向に平行させて配置され、前記横方向で前記ICチップの両側の基板箇所に金属材料からなる取付部が設けられ、該取付部には前記光源、受光素子およびICチップを収容する金属製のケースが取着されていることを特徴とする請求項23記載の記録再生装置。
- 前記ケースの前記取付部への取着は銀ペーストを用いた接着あるいは抵抗溶接によって行なわれていることを特徴とする請求項27記載の記録再生装置。
- 前記ICチップには、前記光源からの光ビームを前記光記録媒体に導くとともに、前記反射光ビームを前記受光素子に導く光学部材が設けられていることを特徴とする請求項23記載の記録再生装置。
- 前記基板の裏面で前記基板の表面の前記ICチップの互いに対向する2つの辺と該2つの辺で挟まれた1つの辺とに対応する箇所にそれぞれ配設された複数の外部接続用端子の相互の間隔は、前記基板の表面で前記ICチップの互いに対向する2つの辺に臨む箇所にそれぞれこれらの辺に沿って配設された複数の素子接続用端子の相互の間隔よりも大きな寸法に形成されていることを特徴とする請求項23記載の記録再生装置。
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