JP4073195B2 - 水圧駆動式の防水装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、地下に配置されている防水板が地上に駆動されて大波、高潮等の海水の侵入を防ぐ、あるいは地上に配置され水平方向または観音開き的に駆動されて河川等の出入り開口部を閉鎖して大波、高潮等の侵入を防ぐ、さらには海水、河川水、雨水等の水が地下室のような低位置に建築されている室内へ浸水するのを防ぐ水圧駆動式の防水装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
津波、大潮等により海水が内陸部へ浸水するのを防ぐために、海岸には必要に応じて固定的な所定高さの防潮堤が建設されている。また、河川が海に注ぐ近傍には水門すなわち防潮用の開閉門扉が設けられている。この防潮用の開閉門扉は、電動モータからなる駆動装置により駆動されるようになっている。したがって、電動モータにより防潮用の開閉門扉を駆動して河川の出入り開口部を閉鎖して、海水の逆流を阻止することができる。
【0003】
また、海水、河川水、雨水等の水が地下室へ侵入するのを堰き止める防水板と、この防水板を地下から上方へ駆動する駆動装置とからなり、駆動装置が水圧式のピストンシリンダユニットからなる防水装置は、本出願人は特開2001−241261により提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来から必要な海岸には防潮堤が築かれ、また河川等の出入り開口部には防潮用の開閉門扉が設けられているので、海水の内陸部への進入は一応防ぐことはできる。しかしながら、改良すべき問題点もある。例えば、防潮堤は海岸の景観を損なっており、また海岸の散歩等の交通の障害にもなっている。このような障害は、大きな高潮あるいは津波を防ごうとすると、防潮堤はさらに高くなるので、より大きくなる。また、防潮堤が高くなれば、散歩道としても不適当なもとなってしまう。さらには、災害時のような非常時には、停電等により電力が得られないことがあるが、従来の防潮用の開閉門扉は、電動式のモータにより駆動されるようになっているので、必要時に防潮の役目を果たさないこともあり得る。もっとも、手動的に駆動することも考えられるが、防潮用の開閉門扉の重量等からみて、おおよそ実施不可能である。また、津波警報が発令されているようなときに、現場に赴いて操作することは危険でもある。
【0005】
また、本出願人が特開2001−241261により提案している防水装置によると、停電等の災害時にも確実に防水できるという効果が得ら、さらには駆動装置がピストン・シリンダユニットからなっているので、構造が極めて簡単で安価に提供できる効果も得られる。しかしながら、防水板を上方へ駆動するときの駆動抵抗が比較的大きいという問題はある。
【0006】
本発明は、上記したような従来の問題点を解消した防水装置を提供することを目的とし、具体的には海岸の風景を格別に損なわず、また停電時にも作動し、しかも遠隔的にも駆動することができる、水圧駆動式の防水装置を提供することを目的ている。また、防水板の駆動抵抗が小さく、しかも漏水の少ない水圧駆動式の防水装置を提供することも目的ている。また、他の発明は、地下室のような比較的低い位置に建設されている室内へ、海水、河川水、雨水等の水が侵入するのを堰き止める防水板の駆動抵抗が小さく、しかも確実に侵入を阻止することができる水圧駆動式の防水装置を提供することを目的ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、防水板の駆動に水道水を適用することにより達成される。また、一般に、ビル等の建物には貯水タンク、防災用タンク等が備わっているので、さらには離島などには雨水タンクが備わっているので、このようなタンク中の水を利用することにより、水道水が得られないような時にも防水板を駆動することができる。このように、駆動源に水道水あるいはタンクの水を適用すると、水圧が不足し、充分な駆動力が得られないこともあり得る。そこで、防水板の駆動抵抗を極力小さくして諸定位置まで駆動し、目的位置に達すると、その縁部分が枠状支柱体あるいは防潮堤の側部または地下室のような室内への出入り口開口部の側部に接するように構成される。あるいは、防水板を駆動するとき堆積物を除去するように構成される。かくして、請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するために、地下に配置されている所定面積の防水板と、この防水板に対応地上に設けられている枠状支柱体と、前記防水板を地下から地上へ駆動する駆動装置とからなり、前記防水板が前記駆動装置により地上に駆動されると、前記防水板の縁部分が前記枠状支持体に接して該枠状支柱体の内側と外側とが津波、大潮等の海水に対して遮断されるようになっている防水装置であって、前記駆動装置は、水道水、貯水タンク中の水、雨水タンク中の水等の水圧で作動する水圧ピストン・シリンダユニットから構成され、前記防水板は、前記水圧ピストン・シリンダユニットにより所定位置まで駆動されると、その縁部分が前記枠状支柱体に接するように構成され、上端に切欠が形成された固定の受止部材と、防水板に上方端部がピンにより揺動自在に取付けられた係止部材とから成る自動ストッパ装置により防水板が閉鎖位置に保持されるように構成されている。請求項2に記載の発明は、地下に配置されている所定面積の防水板と、この防水板に対応して地下室等の室の出入り口近傍の地上に設けられている枠状支持体と、前記防水板を地下から地上へ駆動する駆動装置とからなり、前記防水板が前記駆動装置により地上に駆動されると、前記防水板の縁部分が前記枠状支持体に接して該枠状支持体の内側の室内から外側の海水、雨水等の水から保護されるようになっている防水装置であって、前記駆動装置は、水道水、貯水タンク中の水、雨水タンク中の水等の水圧で作動する水圧ピストン・シリンダユニットから構成され、前記防水板は、前記水圧ピストン・シリンダユニットにより所定位置まで駆動されると、その縁部分が前記枠状支持体に接するように構成され、上端に切欠が形成された固定の受止部材と、防水板に上方端部がピンにより揺動自在に取付けられた係止部材とから成る自動ストッパ装置により防水板が閉鎖位置に保持されるように構成されている。請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の防水板の、枠状支持体に接する部分にはパッキンが設けられ、前記請求項4に記載の発明は、請求項1または3に記載の防水板が、直列的に複数個設けられ、その水圧ピストン・シリンダユニットには、水道水、貯水タンク中の水、雨水タンク中の水等の水が順次供給されるようになっている。
【0008】
【発明の実施の形態】
初めに、本発明の実施の形態を防潮装置について説明する。第1の実施の形態に係わる防潮装置1は、防水板2からなっているが、この防水板2は後述する実施の形態から容易に理解されるように、複数枚を横方向に多少の遊びを持ってつなぎ合わせ、そして複数個の水圧式のピストン・シリンダユニットを適用することにより、幅方向に長い防潮堤あるいは河川等の出入り開口部にも適用できるが、以下1枚の防水板2を適用した実施の形態についてのみ説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態を模式的且つ概略的に示す図で、その(イ)は側断面図、その(ロ)は、(イ)において矢視ローロ方向に見た正面図であるが、これらの図に示されているように、第1の実施の形態に係わる水圧駆動式の防潮装置1は、防水板2、この防水板2をガイドするガイド装置10、20、前記防水板2を駆動する水圧式ピストン・シリンダユニット40等からなっている。
【0009】
防水板2は、所定面積の板状体から構成され、その一方の面すなわち図1の(イ)において右方の面の両側縁部と下縁部には、ゴム等の樹脂からなるシール材3、3および4が貼られている。したがって、これらのシール材3、3、4が後述する枠状支柱に接すると、防水板2により内外はシールされることになる。防水板2の下端部の両側部からは、一対の下方アーム5、5が斜め下方へ且つ両側へ広がるように延びている。これらの下方アーム5、5が斜め下方へ延びている状態が図1の(イ)に示され、両側へ広がるように延びている状態が、図1の(ロ)に示されている。下方アーム5、5の先端部には、ローラ6、6が回転自在に設けられている。これらのローラ6、6は、後述する第1のガイド部材10、10の溝14、14に入って転がる。また、防水板2の上端部の両側部からも、一対の上方アーム7、7が略水平方向で、且つ両側へ広がるように延びている。そして、その先端部にもローラ8、8が回転自在に設けられている。これらのローラ8、8は、同様に後述する第2のガイド部材20、20の溝24、24に入って転がる。このように構成されている防水板2は、地面あるいは通常の水面Tより下方に建設されている地下室Gに、その面が略垂直になるようにして配置されている。
【0010】
ガイド装置は、防水板2を摩擦抵抗の小さい状態で上下方向に案内するもので、地下室Gに配置されている一対の第1のガイド部材10、10と、主として地上に配置されている一対の第2のガイド部材20、20とからなっている。これらの第1、2のガイド部材10、10、20、20は左右対称になっているので、以下主として一方のガイド部材10、20についてのみ説明する。第1のガイド部材10は、図1の(イ)に示されているように、下方の垂直部分11と、この垂直部分の上方に位置する傾斜部分12とからなっている。そして、これらの垂直部分11と傾斜部分12は、カーブ部分13で滑らかに連続し、溝型鋼から一体的に形成されている。このように構成されている第1のガイド部材10、10は、その溝14、14の面が互いに内側を向くようにして地下室Gの基礎に設けられている。この第1のガイド部材10、10の間隔は、防水板2の幅よりも大きく、この第1のガイド部材10、10により防水板2の下方部分が案内される。
【0011】
このような第1のガイド部材10、10は、前述したように所定高さまでは垂直部分11からなっているが、上方部分において図1の(イ)において右方向に向かって、すなわち後述する枠状支柱50の方へ向かって傾斜した傾斜部分12となっているので、防水板2は所定位置まで摩擦抵抗のない状態で駆動され、上方端に達すると、枠状支柱50に接してシール状態で防水することになる。
【0012】
第2のガイド装置20も、第1のガイド装置10と同様に下方の垂直部分21と、この垂直部分21の上方に位置する傾斜部分22とからなっている。そして、これらの垂直部分21と傾斜部分22は、カーブ部分23で滑らかに連続し、溝型鋼から一体的に形成されている。このように構成されている第2のガイド部材20、20は、その溝24、24の面が互いに内側を向くようにして地下室Gと地上にわたって図示されない支持部材により取り付けられている。この第2のガイド部材20、20の間隔も、防水板2の幅よりも大きく、この第2のガイド部材20、20により防水板2の上方部分が案内される。
【0013】
第1、2のガイド部材10、20は、図1の(イ)において左右方向に間隔をおいて、あるいは前後方向に間隔をおいて設けられている。一方、下方アーム5、5は長く、上方アーム7、7は短いので、防水板2はその面が略垂直になるように保たれて上方へ駆動されることになる。
【0014】
第1、2のガイド部材10、20のいずれか一方、望ましくは地下室に配置されている第1のガイド部材10の傾斜部12の上方端部に、自動スットパ装置30が設けられている。この自動ストッパ装置30により防水板2が上方へ駆動されるとき、その下降が自動的に防止される。自動ストッパ装置30は、望ましくは対となって2個設けられるが、その一方の自動ストッパ装置30が、図2の(イ)に拡大して示されている。本実施の形態によると、自動ストッパ装置30は、第1のガイド部材10にブラケット31を介して固定的に取り付けられている受止部材32と、重力により垂直方向を向くように、防水板2の下方アーム5に揺動自在に取り付けられている係止部材35とからなっている。受止部材32には、その上方端に切欠33が形成されている。一方、係止部材35は棒状体から構成され、その上方端部がピン36により下方アーム5に揺動自在に取り付けられている。
【0015】
防水板2は、後述するように、ピストン・シリンダユニット40により上方へ駆動されるが、このとき防水板2が水平を保って駆動されるように、防水板2の両側には、この防水板2と間隔をおいて、図1の(ロ)に示されているように、一対のラック37、37が設けられている。また、防水板2の下方には同調ロッド38が設けられ、その両端部に前記ラック37、37と噛み合うピニオン39、39が取り付けられている。ラック37、37は、地下室G内に位置し、第1のガイド部材10、10の垂直部11、11に対応した高さになっている。このようにカーブ部分13よりも上方位置にはラック37、37は設けられていないが、垂直部分11、11で同期して駆動されるので、短い上方部分で水平度が大きく狂い、駆動不可能になるようなことはない。このラック37、37とピニオン39、39は、単なる案内部材であるので、強度は要求されない。したがって腐食の問題のない、プラスチックから構成することもできる。なお、カーブ部分13より上方まで案内するときは、ラックの加工は難しいので、ローラチエーン等で案内するように実施することもできる。
【0016】
ピストン・シリンダユニット40は、水圧シリンダ41と、この水圧シリンダ41内に往復動自在に設けられているピストンと、このピストンに取り付けられているピストンロッド42とから構成されている。そして、ピストンロッド42の上端部が、防水板2の上方端部のブラケット9にボルト等により揺動自在に取り付けられ、水圧シリンダ41は、その底部が地下室Gの床に固定されている基礎43に同様に揺動自在に取り付けられている。本実施の形態によると、ピストン・シリンダユニット40には、水道水が供給されるが、水道水の水圧はそれほど高くはない。したがって、ピストン・シリンダユニット40は、腐食の問題がなく、メインテナンスの容易な強化プラスチックから形成することもできる。なお、この水圧シリンダ41に水道水を給排する配管系には、開閉弁、方向切替弁、逆止弁等が設けられているが、図1には配管系も弁類も示されていない。
【0017】
本実施の形態によると、図1の(イ)に模式的に示されているように、カウンタウエイト45が設けられている。このカウンタウエイト45を吊り下げているチエーン等の紐体46は、遊びプーリー47に掛け回され、その終端が防水板2の下端に固定されている。したがって、防水板2は、カウンターウエイト45により持ち上げられる力が付勢されていることになる。なお、図1には示されていないが、滑車機構等を適用すると、カウンタウエイト45の短い下降距離に対して、防水板2の上方への移動距離を長くすることもできる。
【0018】
地上には、枠状支柱50が設けられている。この枠状支柱50は、図1の(ロ)に示されているように、地上の所定高さまで延びている一対の側枠51、51と、これらの側枠51、51の下端部を接続している下枠52とからなっている。下枠52は、交通の妨げにならないように、あるいは景観をなるだけ損なわないように地上には出ないように設けられている。これらの側枠51、51は、防水板2の側部のシール材3、3に対応した間隔に、そして下枠52は、下方のシール材4に対応している。このように構成されている枠状支柱50は、防水板2が上方へ駆動されて当接すると、水圧を受けるので、地盤の基礎に強固に固定されている。
【0019】
なお、図1には示されていないが、地下室Gの開口部は簡単には操作できない蓋体で閉鎖され、また防水板2に対応した部分は、防水板が上方へ駆動されるとき、その上昇力で開く蓋体で閉鎖されている。したがって、通常は地下室Gの上方も地上と同じように散歩道等として利用することができる。上記のように、本実施の形態によると、地下室Gには機械部品、電機部品等の精密部品はない。したがって、地下室が水没しても防水板2を駆動することができる。
【0020】
次に、上記実施の形態の作用について説明する。通常の状態では、図示されない弁の作用により、ピストン・シリンダユニット40の水圧シリンダ41内の水は排水溝に排水される。防水板2は、自重により、図1には示されていないが、支持部材あるいはストッパに当接するまで下がる。防水板2の上方端部は地上Tより下方へ退避する。この退避している状態が、図1の(イ)、(ロ)に示されている。防水板2の存在を意識することなく普通通りに交通等に利用できる。
【0021】
防潮の必要が生じたときには、水圧シリンダ41に水道水を供給する。ピストンロッド42が上方へ駆動され、したがって防水板2が上方へ駆動される。このとき、防水板2は第1、2のガイド部材10、10、20、20内を転がるローラ6、6、、8、8、により案内されるので、駆動抵抗は小さい。また、カウンタウエイト45が設けられているので、駆動力は小さくて済む。防水板2は、このような小さな力で上方へ駆動される。上記のようにして、垂直部分11、22を駆動されるときは、ラック37、37にピニオン39、39が噛み合っているので、防水板2は実質的に水平を保って、バランスして駆動される。
【0022】
傾斜部12、12には、ラックは設けられていないが、垂直部11、11で水平を保って駆動されているので、その慣性で傾斜部12、12も実質的に水平を保って駆動される。傾斜部12、12を所定量駆動されると、防水板2の前面が枠状支柱50に当接する。防水板2の前面にはシール材3、3、4が設けられているのでシール材3、3、4が枠状支柱50の側枠51、51と下枠52とに当接する。これにより、図1の(イ)に示されている内外IN、OUTが遮断され内陸部OUTへの水あるいは海水の侵入が防止される。
【0023】
このようにして防水板2が駆動されるときの自動ストッパ装置30の作用が、図2の(ロ)〜(ハ)に示されている。すなわち、これらの図は、防水板2が上方へ駆動されているときの受止部材32と係止部材35との関係を示しているが、図2の(ロ)の状態では係止部材35は、受止部材32に接触していない。さらに、防水板2を上方へ駆動すると、防水板2は傾斜部12、12により前方へ駆動されるので、係止部材35のピン36が受止部材32の上方位置へ近づく。そうすると、係止部材35は受止部材32に接触して矢印で示されているように傾く。このような状態が図2の(ハ)に示されている。さらに上方へ駆動されると、受止部材32の上方には切欠33が設けられているので、係止部材35は接触から一時的に開放されて、図2の(ニ)において矢印aで示されている方向に自重により回動して、切欠33に落ち込む。このときが、防水板2が枠状支柱50に接するときで、水圧シリンダ41への水道水の供給停止時期である。防水板2は、自重により落下しようとするがストッパ装置30によりこの位置に保持される。これにより、大潮、高潮等の被害が防止される。このとき、設置されている防潮装置1から離れた遠隔地から水圧シリンダ41に水道水を供給できることは明らかである。また、係止部材35をドライバ等の工具で回動させ、受止部材32の切欠33から外して、防水板2を地下室Gの退避位置へ降ろすことができることも明らかである。
【0024】
図3に、複数枚例えば3枚の第1〜3番目の防水板2、2’、2”を1本の給水管Wで駆動する実施の形態が示されている。これらの防水板2、2’、2”をガイドするガイド部材、駆動装置、スットパ装置等は、上記した実施の形態に準じて構成できるので、説明はしないが、防水板2、2’、2”のそれぞれを駆動するピストン・シリンダユニット40、40’、40”の給水管路には第1〜3のシーケンスバルブV、V’、V”がそれぞれ介装されている。そして、これらのシーケンスバルブV、V’、V”には、第1〜3のパイロットラインP、P’、P”が図示されているように接続されている。したがって、給水管Wに水道水を供給すると、はじめに第1のパイロットラインPにより第1のシーケンスバルブVに水圧が作用する。そうすると、第1のシーケンスバルブVが開き1番目の防水板2が駆動される。1番目の防水板2が所定位置まで駆動されると、水圧が上昇し、この上昇した水圧が次の第2のパイロットラインP’により次の第2のシーケンスバルブV’が開く。これにより第2の防水板2’が駆動される。以下同様にして第3の防水板2”が駆動される。このように実施すると、流量の少ない水道水で複数枚の防水板を駆動できる利点が得られる。
【0025】
次に、図4により、本発明の第2の実施の形態を説明する。第1の実施の形態の構成要素と同じ要素には同じ参照文字を付けて、あるいは同じ参照文字にダッシュ「’」を付けて重複説明はしないが、本実施の形態によると、第2のガイド部材20’、20’は、第1のガイド部材10、10の実質的に真上に設けられている。防水板2と枠状支柱50との間隔は、防水板2が上方へ駆動されるとき、そのシール材3、3、4が枠状支柱50に接触しない極めて狭い間隔で、上方端部位置で接触すればよいので、第1、2のガイド部材10、20’の傾斜部分12、22’の傾斜角度は小さくてよい。したがって、アーム7’、7’の形状等に格別の工夫をすることなく、上記のように実施できる。また、第1、2のガイド部材10、20’の傾斜部分12、22’の傾斜量を、ローラ8’、8’の半径で吸収するように構成することによっても第2のガイド部材20’、20’を、第1のガイド部材10、10の実質的に真上に設けることもできる。このように実施すると、地下室Gが狭くなる利点が得られる。
【0026】
図5に、本発明の第3の実施の形態が示されている。本実施の形態は、防潮堤BTに設けられている河川等の出入り開口部Kに適用されるもので、水平方向にスライド的に駆動される防潮引扉60、この防潮引扉60を駆動する水圧式のピストン・シリンダユニット70、防潮引扉60を案内するガイドレール80等からなっている。防潮引扉60は、防潮堤BT側に面する防潮面61と、その後方の構造物62とからなっている。防潮面61は、出入り開口部Kを閉鎖できる大きさになっているが、後方の構造物62の大きさ等は任意で、全体として自立できる幅となっている。そして、図5の(ロ)に示されているように防潮堤BTの内側INに、その防潮面61が防潮堤BT側を向くようにして、ホイール85、85がガイドレール80に乗って駆動されるようになっている。上記のように構成されている防潮引扉60の下方の先端部に、水噴射ノズル63が設けられている。この水噴射ノズル63から噴射する水により川底あるいはガイドレール80に堆積した土砂等の堆積物を取り除くことができる。
【0027】
ピストン・シリンダユニット70は、水圧シリンダ71と、この水圧シリンダ71内に往復動自在に設けられているピストンとからなっている。一方、図5の(ロ)に示されているように、防潮堤BTの頂部Tには、防潮引扉60の上方空間の方へ張り出した片持梁75が取り付けられている。そして、この片持梁75に水圧シリンダ71が揺動可能に取り付けられている。また、ピストンに接続されているピストンロッド72が防潮引扉60の先端部にピン73により同様に揺動可能に接続されている。なお、防潮堤BTの上には、小型発電機、加圧ポンプ、補水タンク等からなるバックアップ装置76が設けられている。
【0028】
上記防潮装置は次のように作用する。すなわち、出入り開口部Kを閉鎖するときは、ピストン・シリンダユニット70の水圧シリンダ71のヘッド側に水道水、タンク中の水等の圧力水を供給する。ピストン・シリンダユニット70のピストンロッド72が伸長して、防潮引扉60が図5の(イ)おいて左方へ駆動され、出入り開口部Kを塞ぐ。これにより、海水が河川の方へ逆流することがない。あるいは内陸部へ侵入することが防止される。このように駆動されるとき、堆積物は水噴射ノズル63から噴射される水により取り除かれる。水圧シリンダ71のロッド側に圧力水を供給して、防潮引扉60を、図5の(イ)に示されている位置へ退避させることができることは明らかである。
【0029】
上記第3の実施の形態では、防潮堤BTの側面と防潮引扉60の防潮面61との間には隙間があり、ある程度の海水は漏れる。そこで、防潮引扉60を駆動するときは、前記隙間が確保され、閉鎖位置に達すると隙間をなくすようにすることもできる。このように実施するときのガイドレールの例が図5の(ハ)に示されている。図5の(ハ)は、防潮引扉60、ガイドレール等を模式的に示す上面図であるが、この上面図に示されているように、本実施の形態によるガイドレールは、第1、2のガイドレール83、84からなっている。そして、これらのガイドレール83、84は、終端部近傍で防潮堤BTの方へ曲がっている。したがって、途中まで隙間をもって第1、2のガイドレール83、84に案内されながら駆動される防潮引扉60は、終点部に達すると、その防潮面61が防潮堤BTの側面に接する。これにより、海水の漏れが少なくなる。防潮面61の、防潮堤BTの側部に接する部分にシール材を設けることにより、漏れをより完全に防止できることは明らかである。なお、シール材は防潮引扉60に設ける代わりに、防潮堤BTの、防潮面61が接する部分に貼り付けても同様な効果が得られる。
【0030】
上記のような防潮堤の出入り開口部Kは、図には示されていないが観音開き的に駆動される開閉門扉でも実施できる。このとき開閉門扉の下端部を支持するガイドレールは円弧状に敷設される。また、堆積物を取り除く水噴射ノズルも開閉門扉の下端前方に設けられる。このように観音開き的に駆動される開閉門扉で実施しても、上記第3の実施の形態と同様な効果が得られることは明らかである。さらには、第1、2のガイド部材10、20にラックを形成し、ローラ6、8をラックと噛み合うピニオンから構成することもできる。このように実施すると、摩擦抵抗は多少増加することがあるが、構造が簡単になり安価に提供できるようになる。
【0031】
図6に、本発明の第4の実施の形態が示されている。本実施の形態は、地下室あるいは低地に建設されている室Rに、海水、雨水、河川水等の水が道路D側から浸水するのを防止するもので、本防水装置1’と、図1、2および図4に示されている防潮装置1と比較すると、室Rの出入り口の開口部に設けるか、防潮堤として設けるかの違いがあるのみで、構造的には同じであるので、本防水装置1’については同じ参照数字を付けて重複説明はしない。また、図には示されていないが、図5に示されているような防潮引扉60からなる防潮装置を室Rの出入り口開口部に適用できることは明らかである。
【0032】
【発明の効果】
以上のように、本発明によると、地下に配置されている所定面積の防水板が、水道水、貯水タンク中の水、雨水タンク中の水等の水圧で作動する水圧ピストン・シリンダユニットにより地上へ駆動されるようになっているので、停電時のような非常時にも津波、大潮等の災害を防止できる。このとき、防水板は水圧ピストン・シリンダユニットにより所定位置まで駆動されると、その縁部分が枠状支柱体に接するように構成されているので、駆動抵抗の小さい状態で所定位置まで駆動することができる、という本発明に特有の効果が得られる。また、駆動装置が水圧ピストン・シリンダユニットから構成されているので、防水板を遠隔操作もできるし、水道水が得られないような例えば離島のようなところでも雨水タンク中の水を利用することができる。さらには、防水板は地下に配置されているので、地上の外観を損なうことはない。また、地上は有効に利用できる効果も得られる。請求項2に記載の発明によると、水圧ピストン・シリンダユニットで駆動される防水板が室の出入り口の近傍に設けられているので、上記のような効果と共に、地下室内あるいは低地に建築されている室内への海水、河川水、雨水等の水の浸水が防止される。請求項3に記載の発明によると、防水板の、枠状支持体に接する部分にはパッキンが設けられているので、より完全に内外を遮断できる効果がさらに得られる。請求項4に記載の発明によると、防水板が、直列的に複数個設けられ、その水圧ピストン・シリンダユニットには、水道水、貯水タンク中の水、雨水タンク中の水等の水が順次供給されるようになっているので、少量の水で広い面積を津波、大潮等から守ることができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を模式的且つ概略的に一部断面にして示す図で、その(イ)は側面図、その(ロ)は、(イ)において矢視ローロ方向に見た図に相当する正面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係わるストッパの拡大図で、その(イ)は取り付け状態を、そして(ロ)〜(ニ)はその異なる作用状態を模式的にそれぞれ示す正面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係わる、複数個の水圧ピストンシリンダ・ユニットに水道水を供給するための配管図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を模式的且つ概略的に示す斜視図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態を模式的且つ概略的に一部断面にして示す図で、その(イ)は側面図、その(ロ)は断面図、その(ハ)はガイドレール部分を示す平面図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態を模式的且つ概略的に示す断面図である。
【符号の説明】
1 防潮装置 2 防水板
3、4 シール材 10 第1のガイド部材
20 第2のガイド部材 30 自動ストッパ装置
40 ピストン・シリンダユニット 50 枠状支柱
60 防潮引扉 63 水噴射ノズル
70 ピストン・シリンダユニット 83 第1のガイドレール
84 第2のガイドレール
Claims (4)
- 地下に配置されている所定面積の防水板と、この防水板に対応して地上に設けられている枠状支柱体と、前記防水板を地下から地上に駆動する駆動装置とからなり、
前記防水板が前記駆動装置により地上に駆動されると、前記防水板の縁部分が前記枠状支柱体に接して該枠状支柱体の内側と外側とが津波、大潮等の海水に対して遮断されるようになっている防水装置であって、
前記駆動装置は、水道水、貯水タンク中の水、雨水タンク中の水等の水圧で作動する水圧ピストン・シリンダユニットから構成され、
前記防水板は、前記水圧ピストン・シリンダユニットにより所定位置まで駆動されると、その縁部分が前記枠状支柱体に接するように構成され、
上端に切欠が形成された固定の受止部材と、防水板に上方端部がピンにより揺動自在に取付けられた係止部材とから成る自動ストッパ装置により前記防水板が閉鎖位置に保持されることを特徴とする水圧駆動式の防水装置。 - 地下に配置されている所定面積の防水板と、この防水板に対応して地下室等の室の出入り口近傍の地上に設けられている枠状支柱体と、前記防水板を地下から地上へ駆動する駆動装置とからなり、
前記防水板が前記駆動装置により地上に駆動されると、前記防水板の縁部分が前記枠状支柱体に接して該枠状支柱体の内側の室内が外側の海水、雨水等の水から保護されるようになっている防水装置であって、
前記駆動装置は、水道水、貯水タンク中の水、雨水タンク中の水等の水圧で作動する水圧ピストン・シリンダユニットから構成され、
前記防水板は、前記水圧ピストン・シリンダユニットにより所定位置まで駆動されると、その縁部分が前記枠状支柱体に接するように構成され、
上端に切欠が形成された固定の受止部材と、防水板に上方端部がピンにより揺動自在に取付けられた係止部材とから成る自動ストッパ装置により防水板が閉鎖位置に保持されることを特徴とする水圧駆動式の防水装置。 - 請求項1または2に記載の防水板の、枠状支柱体に接する部分にはパッキンが設けられている水圧駆動式の防水装置。
- 請求項1または3に記載の防水板が、直列的に複数個設けられ、その水圧ピストン・シリンダユニットには、水道水、貯水タンク中の水、雨水タンク中の水等の水が順次供給されるようになっている水圧駆動式の防水装置。
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