JP4072584B2 - シートベルト装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等のシートに着座した乗員の身体を、例えば緊急時にシートに拘束するシートベルト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両の乗員等をシートに拘束するためのシートベルト装置として、連続ウェビングを用いた三点式シートベルト装置がある。
【0003】
図36を参照すると、シートベルト装置210において、ウェビング211は、一端部を、リトラクター212に引出し可能に巻回されるとともに、他端部を、センターピラー213の下部に軸支されたアンカープレート214に、ウェビングガイドであるスルーアンカ215を介して係止される。ウェビング211は、アンカープレート214及びスルーアンカ215間に配設されたスルータング216を、車体におけるシート217近傍に立設されたバックル218に係合される。これによりウェビング211は、乗員(図示しない)をシート217に拘束する。
【0004】
シートベルト装置210には、ウェビング211を案内するためのウェビングガイドとして、上記スルーアンカ215及びスルータング216の他に、図示しないスルーベルト、リトラクターの出口のウェビングガイド等が設けられる。
【0005】
ウェビングガイドにはそれぞれ、長孔状のベルトスロットが設けられており、ベルトスロットは、挿通されたウェビング211を摺接して案内する。
ウェビング211の良好な巻取り性、及びウェビング211引出し時の良好な操作感を確保するには、ベルトスロットとウェビング211との摺接部分における摩擦抵抗を可能な限り低く抑えることが必要である。そこで、被覆樹脂により表面形状を滑らかにしたり、表面処理を施したりしている。
【0006】
ウェビングガイドのうち、スルーアンカ215は、例えばインサート金具に被覆樹脂をモールド成形することにより、構成することができる。スルーアンカ215は、車両衝突時に荷重を負担しなければならない。このため、被覆樹脂には、荷重作用時に変形することがない十分な機械的強度が要求される。しかしながら、一般的に、機械的強度の高い樹脂材料では、ウェビング211との良好な摺動性を得られず、一方、摩擦係数が小さく摺動性の良い低摩擦材料では、十分な機械的強度が得られない。したがって、機械的強度を低下させることなく、ウェビング211との摺動性を改善することは困難であった。
【0007】
また、インサート金具に被覆樹脂をモールド成形することにより形成されたスルーアンカでは、モールド材料によっては市場でユーザーが繰り返し使用しているうちに、スルーアンカとウェビング間の摩擦抵抗が増加して、巻取り引出しが重くなり、極端に言えば、ベルトをしていないとき(スルータングを外した時)、ベルトを完全に巻取り装置に巻き取らないといった問題が発生する可能性があった。
【0008】
これらの問題を解消するため、例えば実公昭57−36209号公報には、ウェビングとの摺動抵抗を低減するウェビングガイドが開示されている。
すなわち、当該ウェビングガイドは、低摩擦材料からなるパイプの一辺を、切欠き幅が心金の外径よりも小さくなるように、パイプの軸線に沿って切欠き、当該パイプをその弾性力を利用して心金に被冠して構成される。ウェビングは、心金に被冠したパイプの外周に巻き掛けられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述した実公昭57−36209号公報に記載のウェビングガイドでは、パイプの心金への被冠作業、及び各部の寸法精度確保に多大の労力と時間を要し、コストを増大させるという問題があった。
また、ウェビングとの摺接に伴って大きな力がかかると、パイプが心金に対して相対回転したり、パイプが破損するおそれもあった。
【0010】
本発明はかかる事情に鑑み、簡易な構造でありながら、ウェビングガイドとウェビングとの優れた摺接性を確保することができ、ウェビングの良好な操作性及び優れた耐久性を確保することができるシートベルト装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、乗員の身体をシートに拘束するウェビングと、前記ウェビングと摺接して前記ウェビングを案内するウェビングガイドとを備えたシートベルト装置において、前記ウェビングガイドは、インサート金具に被覆樹脂をモールド成形してなり、かつ、前記ウェビングガイドにおける前記ウェビングと摺接する部位の少なくとも一部に、前記インサート金具に穿設される開口部の下縁に被せられる金属材が露出しており、該金属材は該開口部の下縁に被せるように嵌合可能な嵌合部と、ウェビング摺接面となる円弧状面とを有し、前記インサート金具のウェビング摺接面側には凹凸部が形成され、該凹凸部の凸部が前記金属材と当接することを特徴とするシートベルト装置により達成される。
また、本発明の上記目的は、乗員の身体をシートに拘束するウェビングと、前記ウェビングと摺接して前記ウェビングを案内するウェビングガイドとを備えたシートベルト装置において、前記ウェビングガイドは、金属板の打ち抜き加工により形成されたインサート金具に被覆樹脂をモールド成形してなり、かつ、前記ウェビングガイドにおける前記ウェビングと摺接する部位の少なくとも一部に、前記インサート金具の湾曲面が露出しており、湾曲加工された金属板が前記インサート金具と背中合わせに重ねられ、前記湾曲加工された金属板と前記インサート金具の湾曲面とが、略円弧状に連続した湾曲面を形成することを特徴とするシートベルト装置により達成される。
【0012】
本発明に係るシートベルト装置においては、ウェビングガイドと摺接して案内されたウェビングが、乗員の身体をシートに拘束する。ウェビングガイドにおけるウェビングと摺接する部位の少なくとも一部にインサート金具が露出しており、ウェビングとの優れた摺接性が確保される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図示実施形態により、本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態であるシートベルト装置のスルーアンカを示す正面図であり、図2は、図1のスルーアンカのA矢視断面図である。
【0014】
シートベルト装置において、ウェビングは、一端部を、リトラクターに引出し可能に巻回されるとともに、他端部を、車両のセンターピラーの下部に軸支されたアンカープレートに、ウェビングガイドであるスルーアンカを介して係止される。ウェビングは、アンカープレート及びスルーアンカ間に配設されたスルータングを、車体におけるシート近傍に立設されたバックルに係合させることにより、乗員をシートに拘束する。
【0015】
図1及び図2を参照すると、スルーアンカ10は、1枚の金属板12を所要形状に加工されてなるインサート金具11に、被覆樹脂13をモールド成形により一体化して構成される。スルーアンカ10におけるウェビングと摺接する部位には、金属面が露出される。 すなわちスルーアンカ10は、インサート金具11に穿設された開口部14下縁を、図1中手前側に湾曲加工されることにより、ウェビングとの摺接面15(以下、「ウェビング摺接面15」という。)を形成される。スルーアンカ10は、インサート金具11におけるウェビング摺接面15以外の部位を、図中想像線で示す形状にモールド成形される被覆樹脂13によって被覆される。
【0016】
インサート金具11の図1中上部には、スルーアンカ10をセンターピラーに回動自在に支持させるためのボルト等(図示しない)を嵌挿するボルト嵌挿孔16が穿設される。 インサート金具11は、例えば鋼板等の金属板12の打ち抜き加工により、所要形状に形成されており、スルーアンカ10の耐荷重性能を確保する。金属板12の材質としては、所定の荷重に耐えられるように、例えば所定の板厚の炭素鋼鋼材(JISSC材)が挙げられる。また、熱処理を施してもよい。
【0017】
被覆樹脂13は、インサート金具11の開口部14の周囲に、図中想像線で示すような所要形状となるように、モールド成形される。被覆樹脂13は、インサート金具11の開口部14内において、ウェビング摺接面15との間に、ウェビングを挿通される所定の間隙L(以下、「ウェビング挿通間隙L」という。)を形成する。被覆樹脂13は、インサート金具11のウェビング摺接面15以外の部位を被覆することにより、ウェビングの折り返し角度を大きくし、ウェビングとインサート金具11のウェビング摺接面15以外の部位との摺接を防止する。
被覆樹脂13は、機械的強度の高い樹脂からなる。被覆樹脂13の具体例としては、ポリアミド6等のポリアミド系樹脂、ポリアセタール及びポリプロピレンに強化剤を入れた樹脂、又はポリカーボネート等が挙げられる。
【0018】
本実施形態の作用を説明する。
シートベルト装置において、乗員をシートに拘束するウェビングは、スルーアンカ10のウェビング挿通間隙Lに挿通され、ウェビング摺接面15との間で摺接されることにより、スルーアンカ10に案内される。スルーアンカ10は、ウェビングを金属面であるウェビング摺接面15との間で優れた摺接性を以て摺接させ、案内する。
【0019】
図3は、本発明の第2実施形態であるシートベルト装置のスルーアンカを示す断面図である。
【0020】
本実施形態では、スルーアンカ20のインサート金具21の開口部22下縁に、湾曲加工された金属板23が、インサート金具21と背中合わせに重ねられた状態で、リベット24等で連結されており、インサート金具21の湾曲面と略円弧状に連続した湾曲面を形成する。スルーアンカ20は、インサート金具21及び金属板23の周囲を、被覆樹脂13で図中想像線で示す形状にモールド成形され、インサート金具21及び金属板23の湾曲面をウェビング摺接面25として露出する。
その他の構成及び作用は、上記第1実施形態と同様である。
【0021】
図4は、本発明の第3実施形態であるシートベルト装置のスルーアンカを示す正面図であり、図5は、図4のスルーアンカのB矢視断面図である。
【0022】
本実施形態では、スルーアンカ30のインサート金具31が、図5中左右略対称となるように所要の湾曲形状に加工された2枚の金属板32を、厚み方向(図5中左右方向)に重ね合わせた状態で、図5中下端部近傍をリベット33等で連結されるとともに、ボルト嵌挿孔34に嵌挿されるボルト等(図示しない)により、車両のセンターピラーに共締めされてなる。
スルーアンカ30は、インサート金具31の各金属板32の湾曲面によって、断面視略円弧状のウェビング摺接面35を形成されており、当該ウェビング摺接面35を露出するように、被覆樹脂13を図中想像線で示す形状にモールド成形される。
その他の構成及び作用は、上記第1実施形態と同様である。
【0023】
図6は、本発明の第4実施形態であるシートベルト装置のスルーアンカを示す概略断面図であり、図7及び図8はそれぞれ、図6のスルーアンカの要部拡大断面図である。
【0024】
本実施形態では、スルーアンカ40のインサート金具41を構成する2枚の金属板42,43のうちの一方(図6中左側の金属板42)が、他方(図6中右側の金属板43)よりも薄く形成されている。これにより各金属板42,43は、図6中下端部近傍を、リベット等の別部品を用いずに連結される。
すなわち各金属板42,43は、図7に示すように、図7中右側の金属板43に突設された凸部43aを、図7中左側の金属板42に穿設された貫通孔42aに嵌挿されて先端を加締められることにより、連結される。
【0025】
また各金属板42,43は、図8に示すように、図8中右側の金属板43に突設された凸部43bを、図8中左側の金属板42に設けられた凹部42b(又は貫通孔)に嵌合されることにより、相対的に位置決めされることも可能である。
その他の構成及び作用は、上記第3実施形態と同様である。
【0026】
図9は、本発明の第5実施形態であるシートベルト装置のスルーアンカを示す正面図であり、図10は、図9のスルーアンカのC矢視断面図、図11は、図9のスルーアンカのインサート金具を構成する図10中左側の金属板の正面図である。
【0027】
本実施形態では、スルーアンカ50のインサート金具51を構成する2枚の金属板52,53が、左右対称形状でない。すなわち、図10中左側の金属板52の開口部54は、図10中右側の金属板53の開口部55の約1/4の上下方向寸法であり、開口部54の上下方向寸法がウェビング挿通間隙Lに略等しい。そして、図11に示すように、開口部54下縁を含む金属板52の下縁全体が、図11中手前側に湾曲加工されることにより、ウェビング摺接面35を形成される。
その他の構成及び作用は、上記第4実施形態と同様である。
【0028】
図12は、本発明の第6実施形態であるシートベルト装置のスルーアンカを示す正面図であり、図13は、図12のスルーアンカのD矢視断面図、図14は、図12のスルーアンカの右側面図である。
【0029】
本実施形態では、スルーアンカ60のインサート金具61の開口部62下縁を、絞り加工後に湾曲加工することにより、ウェビング摺接面63となる湾曲面を形成する。すなわち、絞り部63aが形成されていることが特徴的構成である。
その他の構成及び作用は、上記第1実施形態と同様である。
【0030】
図15は、本発明の第7実施形態であるシートベルト装置のスルーアンカのウェビング摺接面を有する金属材を示す要部斜視図である。
【0031】
本実施形態では、スルーアンカ70のインサート金具71の開口部下縁72を湾曲加工せず、引抜加工(又はロストワックス鋳型法)により所要形状に形成した金属材73を、前記開口部下縁72に被せるように嵌合させることにより、ウェビング摺接面74を形成する。すなわち金属材73は、ウェビング摺接面74となる円弧状面、及び開口部下縁72に嵌合可能な嵌合部75を有する。
その他の構成及び作用は、上記第1実施形態と同様である。
【0032】
図16は、本発明の第8実施形態であるシートベルト装置のスルーアンカのウェビング摺接面を有する金属材を示す要部断面図である。
【0033】
本実施形態では、金属材80を、引抜加工(又はロストワックス鋳型法)を利用せず、一枚の金属板を曲げ加工により所要形状とし、ウェビング摺接面74となる円弧状面を形成するとともに、金属材80の両端部81によって嵌合部75を形成した。
その他の構成及び作用は、上記第7実施形態と同様である。
【0034】
図17は、本発明の第9実施形態であるシートベルト装置のスルーアンカのウェビング摺接面を有する金属材を示す要部断面図である。
【0035】
本実施形態では、金属材90のウェビング摺接面74の図17中両端部91を、曲げ加工により内側上向きに折曲させ、嵌合部75を形成した。
その他の構成及び作用は、上記第7実施形態と同様である。
【0036】
図18は、本発明の第10実施形態であるシートベルト装置のスルーアンカのウェビング摺接面を有する金属材を示す要部断面図である。
【0037】
本実施形態では、金属材100のウェビング摺接面74の図18中両端部101を、曲げ加工により下向きに折曲させ、嵌合部75を形成した。また嵌合部75には、貫通孔102が設けられる。各貫通孔102はそれぞれ、インサート金具71の開口部下縁72に設けられた貫通孔103に連通された状態で、リベット等(図示しない)を嵌挿される。これにより金属材100は、インサート金具71に連結される。
その他の構成及び作用は、上記第7実施形態と同様である。
【0038】
図19は、本発明の第11実施形態であるシートベルト装置のスルーアンカのウェビング摺接面を有する金属材を示す要部斜視図である。
【0039】
本実施形態では、金属材110におけるウェビング摺接面74の長手方向端部111を、図中斜め上方にカールさせた形状とし、ウェビング端部を規制する面を形成した。
その他の構成及び作用は、上記第9実施形態と同様である。
【0040】
なお上記第7から第11実施形態において、金属材73,80,90,100,110におけるウェビング摺接面74以外の部位に、複数の貫通孔(図示しない)を穿設し、又はスリット(図示しない)を形成してもよい。これによると、被覆樹脂13のモールド成形時、樹脂を各部に満遍なく回り込ませることができる。
【0041】
図20は、本発明の第12実施形態であるシートベルト装置のスルーアンカを示す正面図である。
【0042】
本実施形態では、スルーアンカ120のインサート金具124のウェビング摺接面側122を、凹凸面として形成し、凸部122aを金属材121と当接させる。これにより、被覆樹脂123のモールド成形時、凹凸面の凹部に樹脂を回り込ませることができる。
また、金属材121とインサート金具124との連結位置(貫通孔102,103の図20中左右方向に沿う位置)を、強度を勘案してウェビング摺接面122の凸部122aの図20中下方位置とした。
その他の構成及び作用は、図18に示した第10実施形態と同様である。
【0043】
図21は、本発明の第13実施形態であるシートベルト装置のスルーアンカのウェビング摺接面を形成する過程を示す断面図であり、図21(a)は、予備的な曲げ加工を施された金属材を、スルーアンカのインサート金具の開口部に挿入した状態を、図21(b)は、挿入した金属材を、最終的な曲げ加工により所要形状とした状態をそれぞれ示す。
【0044】
本実施形態では、予備的な曲げ加工を施された金属材133を、スルーアンカ130のインサート金具131の開口部132に挿入した後(図21(a))、最終的な曲げ加工により所要形状とする(図21(b))。
その他の構成及び作用は、上記第9実施形態と同様である。
【0045】
図22は、本発明の第14実施形態であるシートベルト装置のスルーアンカを示す正面図であり、図23は、図22のスルーアンカの被覆樹脂を除いたE矢視断面図である。
【0046】
本実施形態では、スルーアンカ140のインサート金具141の開口部142下縁を湾曲加工せず、絞り加工により所要形状に形成した鉄製薄板等の絞り加工金属材143を、前記開口部142内縁に全周に渡って被せるように嵌合させ、端部143aを加締めることで、絞り加工金属材143の一部表面でウェビング摺接面144を形成する。
その他の構成及び作用は、上記第1実施形態と同様である。
【0047】
図24は、本発明の第15実施形態であるシートベルト装置のスルーアンカを示す正面図であり、図25は、金属板の平面図である。また図26は、図24のスルーアンカのウェビング摺接面を形成する過程を示す断面図であり、図26(a)は、金属材を加締める前の状態を、図26(b)は、金属材を加締めた状態をそれぞれ示す。
【0048】
本実施形態では、スルーアンカ150のインサート金具151の開口部152内縁に全周に渡って被せるように嵌合させる金属材153を、インサート金具151の開口部152への嵌挿後に加締めることにより、所要形状に形成する。
【0049】
すなわち図25に示すような加工前の金属材153を所要形状に曲げて、図26(a)に示すようにインサート金具151の開口部152に遊挿させた状態で、図26(b)に示すように、インサート金具151の開口部152内の図中上下にそれぞれ湾曲面を形成するように加締める。
その他の構成及び作用は、上記第14実施形態と同様である。
【0050】
図27は、本発明の第16実施形態であるシートベルト装置のスルーアンカを示す正面図であり、図28は、図27のスルーアンカのG矢視断面図である。
【0051】
本実施形態では、スルーアンカ160のインサート金具161の開口部162下縁を湾曲加工せず、被覆樹脂163をモールドした後、被覆樹脂163の周囲に鉄製薄板等の金属材164を、湾曲加工して巻回させることにより、金属材164の一部表面でウェビング摺接面165を形成する。被覆樹脂163の周囲を巻回した金属材164の両端部164a(図28中下端部)は、リベット又はネジ等166で連結され、カバー167で被覆される。カバー167は、図27中左右両端部の係止爪167aを、金属材164の爪部164bに係止されること等により、金属材164に保持される。
その他の構成及び作用は、上記第1実施形態と同様である。
【0052】
図29は、本発明の第17実施形態であるシートベルト装置のスルーアンカを示す正面図であり、図30は、図29のスルーアンカのH矢視断面図である。
【0053】
本実施形態のスルーアンカ170では、被覆樹脂163の周囲を巻回した金属材164の両端部164aにそれぞれ、円筒状部171が形成される。各円筒状部171はそれぞれ、図29中左右方向に連通された状態で、1本のピン172を嵌挿される。これにより、金属材164の図30中下端部が連結される。
その他の構成及び作用は、上記第16実施形態と同様である。
【0054】
図31は、本発明の第18実施形態であるシートベルト装置のスルーアンカを示す断面図である。
【0055】
本実施形態のスルーアンカ180では、被覆樹脂181の周囲に巻回させる金属材182を、被覆樹脂181の形状に合わせた形状記憶合金で形成した。
その他の構成及び作用は、上記第16実施形態と同様である。
【0056】
図32は、本発明の第19実施形態であるシートベルト装置のスルーアンカを示す断面図である。
【0057】
本実施形態のスルーアンカ190では、被覆樹脂191の一部に凸部191a、金属材192の一部に前記凸部191aに対応するように孔部192aを設け、凸部191aに孔部192aが挿入されるように金属材192を被せる。そして、凸部191aを超音波等で溶かして加締める。
その他の構成及び作用は、上記第16実施形態と同様である。
【0058】
図33は、本発明の第20実施形態であるシートベルト装置のスルーアンカを示す正面図であり、図34は、図33のスルーアンカのI矢視図、図35は、図33のスルーアンカのJ矢視断面図である。
【0059】
本実施形態では、スルーアンカ200のインサート金具201の開口部202下縁を湾曲加工せず、図33中想像線で示すインサート金具201の周囲に、被覆樹脂203を図33中実線で示すようにモールドした後、被覆樹脂203に図34中周方向に所定の間隔をあけて複数の孔204を穿設し、各孔204にそれぞれピン205を嵌挿させる。これにより、各ピンの前記開口部202に露出した外周面の一部で、ウェビング摺接面206を形成する。
【0060】
すなわち、被覆樹脂203の図33中左側部分203aの各孔204に嵌挿された各ピンはそれぞれ、インサート金具201の開口部202を被覆樹脂203表面に沿って図33中左から右に横断し、被覆樹脂203の図33中右側部分203bの各孔(図示しない)に嵌挿される。
また各ピンはそれぞれ、嵌挿方向後方側端部(図33中左端部)に潰し加工207を施されており、被覆樹脂203の各孔204への嵌挿時、被覆樹脂203を潰しながら嵌挿される。これにより各ピンはそれぞれ、各孔204からの抜け等を確実に防止される。
その他の構成及び作用は、上記第1実施形態と同様である。
【0061】
以上のように上記各実施形態によれば、ウェビングガイドであるスルーアンカ10,20,30,40,50,60,70,120,130,140,150,160,170,180,190,200は、インサート金具11,21,31,41,51,61,71,124,131,141,151,161,201に被覆樹脂13,123,163,181,191,203をモールド成形してなり、かつ、ウェビングと摺接する面の少なくとも一部には、金属面が露出される。
【0062】
すなわち上記第1〜第6実施形態によれば、スルーアンカ10,20,30,40,50,60のインサート金具11,21,31,41,51,61の開口部14,22,54,55,62下縁を湾曲加工することにより、ウェビング摺接面15,25,35,63を形成した。
また上記第7〜第13実施形態によれば、スルーアンカ70,120,130のインサート金具71,124,131の開口部下縁72を湾曲加工せず、引抜加工、ロストワックス鋳型法、又は曲げ加工により所要形状に形成した金属材73,80,90,100,110,121,133を、前記開口部下縁72に被せるように嵌合させることにより、ウェビング摺接面74,122を形成した。
上記第14及び第15実施形態によれば、スルーアンカ140,150のインサート金具141,151の開口部142,152下縁を湾曲加工せず、鉄製薄板等の金属材143,153を前記開口部142,152内縁に全周に渡って被せるように嵌合させ、金属材143,153の一部表面でウェビング摺接面144を形成した。
【0063】
上記第16〜第19実施形態によれば、スルーアンカ160,170,180,190のインサート金具161の開口部162下縁を湾曲加工せず、被覆樹脂163,181,191をモールドした後、被覆樹脂163,181,191の周囲に鉄製薄板等の金属材164,182,192を巻回或いは被せることにより、金属材164,182,192の一部表面でウェビング摺接面165を形成した。
上記第20実施形態によれば、スルーアンカ200のインサート金具201の開口部202下縁を湾曲加工せず、被覆樹脂203をモールドした後、被覆樹脂203に穿設された複数の孔204にそれぞれ、ピン205を嵌挿させることにより、各ピン205の前記開口部202に露出した外周面の一部で、ウェビング摺接面206を形成した。
【0064】
したがって、いずれの実施形態でも、簡易な構造でコスト低減を図ることができるものでありながら、スルーアンカ10,20,30,40,50,60,70,120,130,140,150,160,170,180,190,200とウェビングとの優れた摺接性を確保することができる。これにより、ウェビングの良好な操作性及び優れた耐久性を確保することができる。
【0065】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、ウェビングと摺接する部位の少なくとも一部は、金属面である。
したがって、簡易な構造でコスト低減を図ることができるものでありながら、ウェビングガイドとウェビングとの優れた摺接性を確保することができる。これにより、ウェビングの良好な操作性及び優れた耐久性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態であるシートベルト装置のスルーアンカを示す正面図である。
【図2】図1のスルーアンカのA矢視断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態であるシートベルト装置のスルーアンカを示す断面図である。
【図4】本発明の第3実施形態であるシートベルト装置のスルーアンカを示す正面図である。
【図5】図4のスルーアンカのB矢視断面図である。
【図6】本発明の第4実施形態であるシートベルト装置のスルーアンカを示す概略断面図である。
【図7】図6のスルーアンカの要部拡大断面図である。
【図8】図6のスルーアンカの要部拡大断面図である。
【図9】本発明の第5実施形態であるシートベルト装置のスルーアンカを示す正面図である。
【図10】図9のスルーアンカのC矢視断面図である。
【図11】図9のスルーアンカのインサート金具を構成する図10中左側の金属板の正面図である。
【図12】本発明の第6実施形態であるシートベルト装置のスルーアンカを示す正面図である。
【図13】図12のスルーアンカのD矢視断面図である。
【図14】図12のスルーアンカの右側面図である。
【図15】本発明の第7実施形態であるシートベルト装置のスルーアンカのウェビング摺接面を有する金属材を示す要部斜視図である。
【図16】本発明の第8実施形態であるシートベルト装置のスルーアンカのウェビング摺接面を有する金属材を示す要部断面図である。
【図17】本発明の第9実施形態であるシートベルト装置のスルーアンカのウェビング摺接面を有する金属材を示す要部断面図である。
【図18】本発明の第10実施形態であるシートベルト装置のスルーアンカのウェビング摺接面を有する金属材を示す要部断面図である。
【図19】本発明の第11実施形態であるシートベルト装置のスルーアンカのウェビング摺接面を有する金属材を示す要部斜視図である。
【図20】本発明の第12実施形態であるシートベルト装置のスルーアンカを示す正面図である。
【図21】本発明の第13実施形態であるシートベルト装置のスルーアンカのウェビング摺接面を形成する過程を示す断面図である。
【図22】本発明の第14実施形態であるシートベルト装置のスルーアンカを示す正面図である。
【図23】図22のスルーアンカの被覆樹脂を除いたE矢視断面図である。
【図24】本発明の第15実施形態であるシートベルト装置のスルーアンカを示す正面図である。
【図25】図24の金属板の平面図である。
【図26】図24のスルーアンカのウェビング摺接面を形成する過程を示す断面図である。
【図27】本発明の第16実施形態であるシートベルト装置のスルーアンカを示す正面図である。
【図28】図27のスルーアンカのG矢視断面図である。
【図29】本発明の第17実施形態であるシートベルト装置のスルーアンカを示す正面図である。
【図30】図29のスルーアンカのH矢視断面図である。
【図31】本発明の第18実施形態であるシートベルト装置のスルーアンカを示す断面図である。
【図32】本発明の第19実施形態であるシートベルト装置のスルーアンカを示す断面図である。
【図33】本発明の第20実施形態であるシートベルト装置のスルーアンカを示す正面図である。
【図34】図33のスルーアンカのI矢視図である。
【図35】図33のスルーアンカのJ矢視断面図である。
【図36】従来のシートベルト装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
10,20,30,40,50,60,70,120,130,140,150,160,170,180,190,200 スルーアンカ
11,21,31,41,51,61,71,124,131,141,151,161,201 インサート金具
12 金属板
13,123,163,181,191,203 被覆樹脂
14,22,54,55,62,72,142,152,162,192 開口部
15,25,35,63,74,122,144,165,206 ウェビングと摺接する部位(ウェビング摺接面)
Claims (16)
- 乗員の身体をシートに拘束するウェビングと、前記ウェビングと摺接して前記ウェビングを案内するウェビングガイドとを備えたシートベルト装置において、
前記ウェビングガイドは、インサート金具に被覆樹脂をモールド成形してなり、かつ、前記ウェビングガイドにおける前記ウェビングと摺接する部位の少なくとも一部に、前記インサート金具に穿設される開口部の下縁に被せられる金属材が露出しており、
該金属材は該開口部の下縁に被せるように嵌合可能な嵌合部と、ウェビング摺接面となる円弧状面とを有し、
前記インサート金具のウェビング摺接面側には凹凸部が形成され、該凹凸部の凸部が前記金属材と当接することを特徴とするシートベルト装置。 - 前記ウェビング摺接面の長手方向端部を上方にカールさせた形状としたことを特徴とする請求項1に記載のシートベルト装置。
- 前記金属材のウェビング摺接面以外の部位に、複数の貫通穴またはスリットが形成されることを特徴とする請求項1または2に記載のシートベルト装置。
- 前記金属材と前記インサート金具との連結位置を前記ウェビング摺接面の下方位置としたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のシートベルト装置。
- 請求項1から4のいずれかに記載のシートベルト装置の製造方法であって、前記金属材を予備的に曲げ加工しておき、前記インサート金具の開口部に前記金属材を挿入した後、前記金属材を最終的な所要形状とすることを特徴とするシートベルト装置の製造方法。
- 乗員の身体をシートに拘束するウェビングと、前記ウェビングと摺接して前記ウェビングを案内するウェビングガイドとを備えたシートベルト装置において、
前記ウェビングガイドは、金属板の打ち抜き加工により形成されたインサート金具に被覆樹脂をモールド成形してなり、かつ、前記ウェビングガイドにおける前記ウェビングと摺接する部位の少なくとも一部に、前記インサート金具の湾曲面が露出しており、
湾曲加工された金属板が前記インサート金具と背中合わせに重ねられ、前記湾曲加工された金属板と前記インサート金具の湾曲面とが、略円弧状に連続した湾曲面を形成することを特徴とするシートベルト装置。 - 前記インサート金具の開口部には、前記被覆樹脂と前記インサート金具によるウェビング摺接面との間に間隙が形成されることを特徴とする請求項6に記載のシートベルト装置。
- 前記被覆樹脂はポリアミド系樹脂、ポリアセタール、強化剤入りポリプロピレン、またはポリカーボネートのいずれかであることを特徴とする請求項6または7に記載のシートベルト装置。
- 前記インサート金具は左右略対称となるように2枚の金属板が厚み方向に重ね合わされることを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載のシートベルト装置。
- 前記2枚の金属板の湾曲面により断面視略円弧状のウェビング摺接面が形成されることを特徴とする請求項9に記載のシートベルト装置。
- 前記インサート金具は2枚の金属板が厚み方向に重ね合わされ、前記金属板の一方が他方よりも薄く形成されることを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載のシートベルト装置。
- 前記インサート金具は2枚の金属板が厚み方向に重ね合わされ、前記金属板の一方に凸部が設けられ、前記金属板の他方には貫通穴または凹部が設けられ、前記凸部と前記貫通孔または凹部とが嵌合され相対的に位置決めされることを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載のシートベルト装置。
- 前記インサート金具は2枚の金属板が厚み方向に重ね合わされ、前記金属板の一方の開口部が前記ウェビング挿通間隙に略等しいことを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載のシートベルト装置。
- 前記金具板の一方の下縁全体が湾曲加工されることによりウェビング摺接面が形成されることを特徴とする請求項13に記載のシートベルト装置。
- 前記インサート金具の開口部の下縁に絞り加工部を有することを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載のシートベルト装置。
- 絞り加工により所要形状に形成し、前記インサート金具の前記開口部内縁全周に渡り被せるように嵌合させる絞り加工金属材をさらに備え、当該絞り加工金属材の端部を加締めることでウェビング摺接面を形成することを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載のシートベルト装置。
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